JPH0618920B2 - 多孔質膜の形成方法 - Google Patents

多孔質膜の形成方法

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JPH0618920B2
JPH0618920B2 JP22157889A JP22157889A JPH0618920B2 JP H0618920 B2 JPH0618920 B2 JP H0618920B2 JP 22157889 A JP22157889 A JP 22157889A JP 22157889 A JP22157889 A JP 22157889A JP H0618920 B2 JPH0618920 B2 JP H0618920B2
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polyamino acid
phase separation
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resin
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信夫 大川
義行 鈴木
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成皮革,人工皮革,天然皮革などの皮革類
の表面形成膜,各種セパレーター膜,医療分野などに用
いる連通孔を有する微多孔質膜の形成方法に関する。
[従来技術] 多孔質膜の形成方法は、従来から多くの方法が提案さ
れ、実用化されている。その方法を大別すると、ポリウ
レタン−ジメチルホルムアミド溶液の水浸抽出で代表さ
れる湿式法とポリウレタン−メチルエチルケトンスラリ
ーのW/O型エマルジョンの選択蒸発により乾式法とが
ある。これらの従来方法は、薄膜形成時の孔の大きさの
制御が困難であること、生産スピードが遅いことなどの
面から不満足な点が多く、多孔質膜の必要性がありなが
ら製造が実施されていないのが実情である。例えば、衣
料,家具シート,車輌シート,靴甲革,靴裏材などに用
いられる合成皮革,人工皮革,天然皮革などの皮革類の
表面仕上膜には、高透湿・通気性被覆が快適さの面から
望まれているが、まだこれを製造する満足すべき方法が
なく実施されていない。
[発明の目的] 本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、ポリア
ミノ酸成分を含有する樹脂を用いて高透湿,高通気性の
多孔質膜の形成方法を提案することにある。
[発明の構成] すなわち、本発明は、ポリアミノ酸成分を含有する樹脂
と相分離凝固核剤を含む有機溶剤溶液で支持体表面を被
覆した後、乾燥させて相分離を生じせしめ、多孔質膜を
形成する方法である。
本発明で使用するポリアミノ酸成分を含有する樹脂と
は、分子鎖中にアミノ酸がポリペプチド結合してなるセ
グメントを有する樹脂を意味し、合成物の代表として
は、ポリ−γ−メチル−L−グルタメートがあり、さら
にこの分子構造中にウレタン基などを導入したウレタン
変性ポリアミノ酸樹脂、あるいはエポキシ,アクリルな
どの変性樹脂などがある。この場合、ポリアミノ酸セグ
メントの分子鎖中における比率は、ポリアミノ酸の特性
を加工製品に反映させる目的から、5重量%以上、好ま
しくは20重量%以上である。なお、上記のポリアミノ酸
樹脂、あるいはポリアミノ酸成分含有する樹脂と他の高
分子重合体を混合した混合樹脂も本発明においては使用
できる。その場合の混合比率は、上記と同じ理由から、
ポリアミノ酸セグメントの混合樹脂中における比率が5
重量%以上、好ましくは20重量%以上である。混合溶解
される高分子重合体としては、ポリウレタン,ポリ塩化
ビニル,スチレン−ブタジエンラバー,アクリル酸エス
テル重合体など従来公知のものが使用できる。ポリアミ
ノ酸成分を含有する樹脂の有機溶剤溶液には溶解しない
高分子重合体粉末、あるいは有機物,無機物の粉末を分
散混合することもできる。これらの中には、乾燥によっ
て相分離を生じせしめた後の多孔維持効果が発揮される
ものもあるので本発明では有用である。これらの例とし
ては、ベンゾグアナミン樹脂粉末,シリコーン粉末,ポ
リアミノ酸粉末,皮革粉末などがある。
本発明で使用する有機溶剤とは、上記ポリアミノ酸成分
を含有する樹脂に対して溶解あるいは分散させうる溶剤
を意味し、例えば、エチレンジクロライド、メチルエチ
ルケトン、テトラヒドロフラン、N,N′−ジメチルホ
ルムアミド、ジオキサンなどが挙げられる。また、蒸発
乾燥度の調整、あるいは相分離凝固核剤の相分離性の調
整の意味から、上記の有機溶剤の2種以上の混合溶剤を
選択使用することが可能である。
次に、本発明で使用する相分離凝固核剤とは、高分子重
合体(A)と、その有機溶剤(B)との関係において、
該有機溶剤(B)に一定範囲で可溶であり、且つ該高分
子重合体(A)とは相溶性が小さく、且つ結晶性が大き
く、有機溶剤(B)の蒸発時に該高分子重合体(A)よ
りも速く粒子状に析出する剤である。このような剤とし
ては、例えばマレイン酸,マレイン酸ソーダ,尿素,塩
化亜鉛,硫酸ナトリウム,ヒドロキノン,セルロースア
セテート・ブチレートエステル,セルロースアセテート
・プロピオネートエステル,ウレタン変性ポリ塩化ビニ
ルなどがある。これらの相分離凝固核剤の選択において
は、使用するポリアミノ酸成分を含有する樹脂の種類と
これを溶解する有機溶剤の種類によって決定されるべき
である。例えば、ウレタン変形ポリアミノ酸樹脂のジメ
チルホルムアミド溶液では、このウレタン変形ポリアミ
ノ酸樹脂との相溶性がなく、ジメチルホルムアミドへの
溶解度が32%であり、且つ結晶性が大きく、ジメチルホ
ルムアミドの蒸発時にウレタン変形ポリアミノ酸樹脂よ
りも速く粒子状に析出する尿素が特に、好ましく用いら
れる。このような相分離凝固核剤を用いることによっ
て、乾燥するだけて多孔質膜が得られるが、相分離凝固
核剤が水に対して易溶性である場合には、乾燥多孔質膜
中に残存する相分離凝固核剤を水あるいは温水で抽出除
去して、より多孔密度を低下させることができる利点が
ある。前述の例として挙げた尿素は、水に対して溶解性
が高いことから、成形乾燥後、温水によって成形品から
尿素を抽出除去することができ、より密度の低い多孔質
を得ることが出来る。
また、ポリアミノ酸成分を含有する樹脂の有機溶剤溶液
の濃度は、任意に決定できるが、高沸点有機溶剤を用い
る場合には乾燥性を速めるために、高濃度で使用するこ
とが好ましく、なお稀釈する場合は低沸点有機溶剤を用
いる方が良い。また、使用する相分離凝固核剤の種類、
及び有機溶剤の種類によって、相分離を生じせしめる適
正な濃度範囲があるので、これらを考慮した上、決定す
べきである。あまりにも低濃度で使用すると、乾燥が遅
くなるばかりか、場合によっては得られる多孔質膜の強
度が小さくなり、好ましくない。逆に、あまりにも高濃
度で使用すると、溶液安定性が得られにくい。これらの
ことから、ポリアミノ酸成分を含有する樹脂の有機溶剤
溶液の濃度は、5重量%から50重量%であり、好ましく
は7重量%から25重量%である。
また、ポリアミノ酸成分を含有する樹脂の有機溶剤溶液
中に混合する相分離凝固核剤の量は、基本的には使用さ
れるポリアミノ酸を主体とする樹脂,有機溶剤,相分離
凝固核剤の種類によって決定されるべきであるが、ポリ
アミノ酸成分を含有する樹脂固形100重量部に対して2
重量部から200重量部の範囲で用いるものが好ましい。
2重量部に満たない量では相分離を生じても多孔質膜が
得られ難く好ましくない。200重量部を越えると得られ
た多孔質膜は本発明の目的とするポリアミノ酸の特性を
生かした多孔質膜が得られ難く、相分離凝固核剤をポリ
アミノ酸成分を含有する樹脂の有機溶剤溶液に混合する
方法は、直接添加してかき混ぜる方法でも良いが、一般
的には溶解し難いため、稀釈用として用いる有機溶剤に
予め溶解した溶液を混合して用いる方法が好ましい。
このように調合された配合液に、着色剤,安定剤,医療
品、その他機能剤などを添加混合することも可能であ
り、これにより用途によって要求されるアミノ酸樹脂の
多孔質膜の特性をさらに特徴ずけることが出来る。例え
ば、医療品を混合した配合液から得られた多孔質フイル
ムは皮膚障害患部に貼ることによって呼吸を伴った治療
膜として利用することが出来る。
このようにして得られた配合液は支持体と被覆して、乾
燥することによって多孔質膜となる。支持体は目的とす
る用途によって選択される。例えば、フイルムとして得
ようとするならば、離型紙,ポリエチレンテレフタレー
トなどのプラスチックフイルム,剥離処理のなされた織
布などが基体として使用でき、合成皮革,人工皮革,天
然皮革の表面意匠膜として使用する場合は上記で得られ
た着色多孔フイルムを貼り合わせるか、あるいは直接こ
れらの皮革類の表面に配合液を被覆、乾燥して着色多孔
膜を形成することによって達成できる。また、織布,編
布,不織布なの繊維集合基布などに直接被覆、乾燥した
多孔質膜を表面に要する繊維集合体も医療分野,衣料分
野,家具シート,靴材料などの広い分野に利用すること
ができる。
前記のような支持体に配合液をひ被覆した後の乾燥は、
公知の方法で実施できるが、乾燥時の温度と風速条件
は、相分離凝固核剤の相分離速度,分離粒子径などに影
響を与えるため、一定の制御することが好ましい。乾燥
温度は、使用される有機溶剤,ポリアミノ酸成分を含有
する樹脂の種類,相分離凝固核剤の種類,目標とする多
孔構造などによって決定されるべきであるが、一般的に
は50℃〜150℃である。乾燥温度が使用されるポリアミ
ノ酸成分を含有する樹脂の軟化温度、及び相分離凝固核
剤の融点よりも高い場合は、相分離によって形成された
多孔が有機溶剤の蒸発がすすむにつれて再融着を生じ、
結果的には目的とする多孔質膜が得られ難いので注意す
べきである。乾燥温度が40℃に満たない低い温度では、
乾燥速度が遅すぎて生産性が悪くなるので好ましくな
い。この乾燥により、ポリアミノ酸成分を含有する樹脂
は多孔質化される。また使用した相分離凝固剤が水易溶
性である場合は、水によって抽出除去することができ
る。抽出方法,抽出時間は被覆量によって異なるが、一
般的にはラミネート方式で得られた被覆の場合はジッカ
ー,工業用洗濯機などで5〜20分程度、グラビア塗布機
などで得られた薄膜の場合は1〜5分の水浸漬で抽出で
きる。この場合の洗浄水の温度は、使用された相分離凝
固剤の種類によって決定すれば良い。
以上の方法で得られたポリアミノ酸成分を含有する樹脂
の多孔質膜は、その特徴を生かし皮革類の表面化粧膜,
医療分野に利用できる呼吸膜,各種セパレータなどの広
い分野に利用できる有効なものである。
以下、具体的に実施例によって本発明を詳細に説明す
る。
なお、文中「部」「%」とあるのは、いずれも重量基準
であり、特性測定値は下記の方法で得られたものであ
る。
イ.通気度 JIS P8117の方法に準じ、ガーレのデンソメー
タを使用して測定した値で、50mlの空気が通過するのに
要する時間(秒)で表す。
ロ.透湿度 JIS L1099 A−1の方法に準じ、透湿度(g
/m2・day)で表す。
ハ.耐水圧 JIS L1092 A法の方法に準じ、耐水圧水柱
(mm)で表す。
(配合液の作成) 配合液−1 ウレタン変性ポリアミノ酸樹脂(ポリアミノ酸重量比率
約35%:三菱化成(株)製 PAU WF−800)の24
%ジメチルホルムアミド溶液100部に、18部の尿素を60
部のジメチルホルムアミドに溶解した溶液を加えてかき
まぜ、均一な溶液を作成した。
配合液−2 ウレタン変性ポリアミノ酸樹脂(ポリアミノ酸重量比率
約30%:三菱化成(株)製 PAU WF−400)の24
%ジメチルホルムアミド溶液100部に、12部の尿素を60
部のジメチルホルムアミドに溶解した溶液を加えてかき
まぜ、均一な溶液を作成した。
配合液−3 ウレタン変性ポリアミノ酸樹脂(ポリアミノ酸重量比率
約65%:大日本インキ化学工場(株)製 EXP−10
0)の17%ジメチルホルムアミド液 100部に、25部の
尿素−ジメチルホルムアミド溶液75を加えてかきまぜ、
均一な溶液を作成した。
配合液−4 ウレタン変性ポリアミノ酸樹脂(ポリアミノ酸重量比率
約35%:三菱化成(株)製 PAU WF−800)の24
%ジメチルホルムアミド溶液 100部に、18部のマレイ
ン酸を60部のジメチルホルムアミドに溶解した溶液を加
えてかきまぜ、均一な溶液を作成した。
配合液−5 ウレタン変性ポリアミノ酸樹脂(ポリアミノ酸重量比率
約35%:三菱化成(株)製 PAU WF−800)の24
%ジメチルホルムアミド溶液100部に、15部の塩化第二
鉄を60部のメチルエチルケトンに溶解した溶液を加えて
かきまぜ、均一な溶液を作成した。
配合液−6 ウレタン変性ポリアミノ酸樹脂(ポリアミノ酸重量比率
約35%:三菱化成(株)製 PAU WF−800)の24
%ジメチルホルムアミド溶液70部と、30%ポリウレタン
−ジメチルホルムアミド溶液(大日本インキ化学(株)
製:クリスボンTF−50P)を混合し、この中に20%
尿素−ジメチルホルムアミド溶液75部を加えてかきま
ぜ、均一な溶液を作成した。
実施例−1 ポリエチレンテレフタレートフイルムのフイルム(支持
体)上に配合液−1を約150g/m2の目付量でコート
し、110℃の温風で乾燥した。得られた多孔質膜の特性
を第1表に示す。
さらに、この多孔質を70℃の温水中に2分間浸漬した
後、100℃で乾燥した。得られた多孔質膜の特性を第1
表に併せて示す。
実施例−2 実施例−1と同様の操作で、配合液−2を用いて多孔質
膜を得た。温水浸漬前と温水浸漬後の多孔質膜の特性を
第1表に示す。
実施例−3 実施例−1と同様の操作で、配合液−3を用いて多孔質
膜を得た。温水浸漬前と温水浸漬後の多孔質膜の特性を
第1表に示す。
実施例−4 実施例−1と同様の操作で、配合液−4を用いて多孔質
膜を得た。温水浸漬前と温水浸漬後の多孔質膜の特性を
第1表に示す。
実施例−5 実施例−1と同様の操作で、配合液−5を用いて多孔質
膜を得た。温水浸漬前と温水浸漬後の多孔質膜の特性を
第1表に示す。
実施例−6 実施例−1と同様の操作で、配合液−6を用いて多孔質
膜を得た。温水浸漬前と温水浸漬後の多孔質膜の特性を
第1表に示す。
実施例−7 ポリエステル繊維からなる目付量200g/m2の付織布を
10%ポリウレタン−ジメチルホルムアミド溶液で含浸さ
せ、その表面に20%ポリウレタン−ジメチルホルムアミ
ド溶液を750g/m2の目付量でコーティングし、水浸す
ることによって湿式凝固させ、乾燥させて人工皮革の支
持体を得た。次いで、配合液−1の中に顔料を混合して
着色し、この液を型押し離側紙上に130g/m2の目付量
でコーティングして、110℃の温風で1分間乾燥させて
相分離を生じせしめ、この表面に先に得た人工皮革の支
持体の表面側に張り合せてさらに110℃の温風で5分間
乾燥させた。離型紙を剥離してポリアミノ酸成分を含有
する樹脂の多孔質膜を表面に有する着色人工皮革を得
た。得られた人工皮革の外観は多孔質膜を表面に有する
ため、落ち着いた艶感があり、また、ポリアミノ酸成分
を含有する樹脂で表面が形成されているため、肌に触れ
た時にベトツキ感がないものであり、さらには、高い通
気性,高い透湿性を有していた。この特性を第1表に示
す。
実施例−8 配合液−2の中にフッ素系の撥水剤を添加混合したもの
を、110メッシュのグラビアロールで、実施例−7で用
いた人工皮革の支持体の表面に塗布して110℃の温風で
2分間させた。次いで、70℃の温水の中に1分間浸漬し
た後、110℃の温風で乾燥させた。得られた人工皮革は
表面が肌に触れた時にベトツキ感がなく、さらには、高
い通気性,高い透湿性,高い防水性を有するものであ
り、靴アッパー用材料,家具シート材料などとして有用
なものであった。この特性を第1表に示す。
実施例−9 配合液−1の中にベンゾグアナミン樹脂粉末(日本触媒
(株)製エポスター)を6部添加して均一に分散させた液
に顔料を添加して着色し、この液を型押し離型紙上に13
0g/m2の目付量でコーティングして、110℃の温風で
1分間乾燥させた相分離を生じせしめ、この表面に0.4
デニールのポリエステル繊維からなる編物(支持体)を
張り合せてさらに110℃の温風で5分間乾燥させた。離
型紙を剥離してポリアミノ酸成分を含有する樹脂の多孔
質膜を表面に有する着色人工皮革を得た。得られた人工
皮革の外観は多孔質膜を表面に有するため、落ち着いた
艶感があり、また、ポリアミノ酸成分を含有する樹脂で
表面が形成されているため、肌に触れた時にベトツキ感
がないものであり、高い通気性,高い透湿性を有し、衣
料用素材,家具・車輌用シートとして有用なものであっ
た。この特性を第1表に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミノ酸成分を含有する樹脂および相
    分離凝固核剤を含む有機溶剤溶液で支持体表面を被覆し
    た後、乾燥して相分離を生じせしめることを特徴とする
    多孔質膜の形成方法。
  2. 【請求項2】相分離凝固核剤が水易溶性である請求項
    (1)の方法。
  3. 【請求項3】有機溶剤がN,N′−ジメチルホルムアミ
    ドであり、相分離凝固核剤が尿素である請求項(1)の方
    法。
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