JPH06187674A - 光ディスク成形方法及び成形装置 - Google Patents

光ディスク成形方法及び成形装置

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JPH06187674A
JPH06187674A JP35595592A JP35595592A JPH06187674A JP H06187674 A JPH06187674 A JP H06187674A JP 35595592 A JP35595592 A JP 35595592A JP 35595592 A JP35595592 A JP 35595592A JP H06187674 A JPH06187674 A JP H06187674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
substrate
optical disk
disk substrate
recording layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP35595592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
健治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH06187674A publication Critical patent/JPH06187674A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク基板の冷却を速く正確に行うこと
を可能とし、記録層用の有機色素の塗布むらをなくして
歩留りの向上を図る。 【構成】 ポリカーボネート(PC)やアモルファスポ
リオレフィン(APO)などの樹脂材料で射出成形機を
使ってディスク基板2を成形する。成形された基板2を
取り出し機によって金型から取りはずし、図(b)のよ
うにディスク基板2を基板搬送用アーム1でチャッキン
グしたままの状態で容器4の液体3に数秒から数十秒間
漬ける。その後、スピナーを使用してディスク基板2上
に記録層用の有機色素、たとえばシアニン系色素などを
塗布してメディア化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、光ディスク成形方法及び成形装
置に関し、より詳細には、光ディスク基板の冷却を速く
正確に行うことを可能とし、生産性の向上を図るように
した光ディスク成形方法及び成形装置に関する。
【0002】
【従来技術】本発明に係る従来技術を記載した公知文献
としては、例えば、特開平1−292641号公報に
「光ディスク基板の製造方法」がある。従来、射出成形
直後の光ディスク基板の保管方法によると、基板の自重
により基板の反りが大きくなったり、また、射出成形直
後の基板の有する熱によって局所的に変形するなどの欠
点がある。この点を解決するために、上記公報のもの
は、射出成形直後の基板のストック位置にクリーンエア
の流れを設け、基板を強制的に冷却することにより、基
板の変形を抑え、効率良く冷却できるようにしたもので
ある。
【0003】図5及び図6(a),(b)は、従来の光
ディスク成形方法を説明するための図で、図中、11は
ビット及びグルーブ、12は記録層用の有機色素膜、1
3はディスク基板、14,16は塗布むら、15はゴミ
である。通常、記録層が有機色素である光ディスクは、
図5に示すように、射出成形によって作られたディスク
基板13上に、有機色素の溶液を塗布して作製される。
塗布方法としてはスピナーを使用する。成形直後のディ
スク基板13は、70〜80℃と高温であるため、有機
色素をスピナーでコートする前にエアーを使用して基板
を冷却している。ここでディスク基板の冷却が不充分で
あると、図6(a)のようにスピナーでつくられた有機
色素の膜厚が内周部と外周部で大きく異なるという塗布
むら14が発生する。また、ディスク基板の冷却を充分
行うと、エアーによる冷却工程の時間が長くなり生産の
能率が低下する。
【0004】また、上記の問題を解決するために、成形
直後のディスク基板13を液体につけることにしたが、
該ディスク基板13の熱を液体が取り込むため、液体の
温度が上昇し、冷却機能が低下するという問題が発生す
る。さらに、成形直後のディスク基板13を液体につけ
て冷却する場合、液体中にゴミが存在すると、該ゴミが
液体から引き上げたディスク基板13上に付着し、記録
層用の有機色素をスピンコートした時、このゴミのため
に図6(b)のような塗布むら16が生じてしまうとい
う欠点がある。
【0005】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、光ディスク基板の冷却を速く正確に行うことを
可能とし、記録層用の有機色素の塗布むらをなくして歩
留りの向上を図るようにした光ディスク成形方法及び成
形装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
有機色素を記録層とする光ディスク成形方法において、
射出成形によって作られたディスク基板を成形直後に液
体に漬けること、更には、(2)前記液体にディスク基
板は溶解しないが、記録層用の有機色素は溶解可能な有
機溶媒を使用すること、或いは、(3)有機色素を記録
層とする光ディスク成形装置において、射出成形によっ
て作られた成形されたディスク基板を液体に漬けるため
の容器を有し、該容器が液体冷却機能を備えているこ
と、更には、(4)前記(3)において、前記容器を複
数個設けたこと、更には、(5)前記(3)において、
前記容器の液面側の上側部に液体取込口を有する循環路
を設け、液体の循環によってごみを取り除くようにした
ことを特徴としたものである。以下、本発明の実施例に
基づいて説明する。
【0007】図1(a),(b)は、本発明による光デ
ィスク成形方法の一実施例を説明するための工程図で、
図中、1は基板搬送用アーム、2はディスク基板、3は
光ディスク基板の冷却用液体、4は容器である。ポリカ
ーボネート(PC)やアモルファスポリオレフィン(A
PO)などの樹脂材料で射出成形機を使ってディスク基
板2を成形する。成形された基板2を取り出し機によっ
て金型から取りはずし、図(b)のようにディスク基板
2を基板搬送用アーム1でチャッキングしたままの状態
で容器4の液体3に数秒から数十秒間漬ける。その後、
スピナーを使用してディスク基板2上に記録層用の有機
色素、例えばシアニン系色素などを塗布してメディア化
する。また、容器4に入れておく液体3として、ディス
ク基板は溶解しないが記録層用の有機色素は溶解可能を
有機溶媒とする。例えば、基板材料がPCで有機色素に
シアニン系を使用すると液体3はメタノール、ブタノー
ル、イソプロビルアルコールなどのアルコール類を使用
する。
【0008】図2は、本発明による光ディスク成形装置
の一実施例を説明するための構成図である。容器4の内
側壁と外側壁の間に冷却水の循環路を設け、容器4の一
方の上方端部に流入口を設け、容器4の他方の上方端部
に流出口を設けている。すなわち、液体3を入れる容器
4は内部に冷水5などを流すことが可能で、液体3の温
度がディスク基板から熱を受け取って上昇するのを防ぐ
機構を持っている。
【0009】図3は、本発明による光ディスク成形装置
の他の実施例を示す図である。容器4の壁面に温度セン
サ6を設け、該温度センサ6を設けた容器を複数個設け
る。温度センサ6で液体3の温度を監視し、液体3がデ
ィスク基板から熱を受け取って、ある程度以上になると
使用する容器4を交換し、ディスク基板の冷却機能を低
下させないようなシステムとする。
【0010】図4は、本発明による光ディスク成形装置
の更に他の実施例を示す図で、図中、7は液体循環用モ
ータ、8はフィルタ、9は液体循環用の取込口、10は
液体循環用の排出口である。容器4の液面側の上側部に
液体循環用の取込口9を設け、底面側の側部に液体循環
用の排出口10を設ける。前記取込口9と排出口10と
の間には循環路を設け、該循環路中に液体循環用モータ
7とフィルタ8を設けている。このような構成により、
ディスク基板の冷却用の液体3を液体循環用モータ7で
循環させ、フィルタ8を通して液体中のゴミを取り除
く。
【0011】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:ディスク基板の冷却を
速く正確に行うことが可能となり、記録層用の有機色素
の塗布むらがなくなり、歩留りが向上する。また、基板
の冷却に時間が取られないため生産性が上がる。 (2)請求項2に対応する効果:有機色素の溶媒に漬け
るため、基板と有機色素のぬれ性が良くなり、有機色素
の塗布むらが少なくなる。 (3)請求項3に対応する効果:液体を入れる容器に冷
却機能があるため、ディスク基板からディスク冷却用液
体が熱を受け取っても温度が上昇することなく安定して
ディスク基板を冷却できる。 (4)請求項4に対応する効果:液体を入れる容器を数
個まとめて使用するため液体の温度を一定範囲内に保つ
ことが可能となり、安定してディスク基板を冷却でき
る。また、使用中以外の容器中の液体は放冷状態となる
ため、容器に冷却機構を設ける必要がなく、コンパクト
化かつ低コスト化が図れる。 (5)請求項5に対応する効果:ディスク基板を液体か
らひき上げるとき、特に基板に付きやすかった液体浮遊
中のゴミを確実につかまえることが可能となり、有機色
素の塗布むらがなくなり、歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光ディスク成形方法の一実施例
を説明するための工程図である。
【図2】 本発明による光ディスク成形装置の一実施例
を説明するための構成図である。
【図3】 本発明による光ディスク成形装置の他の実施
例を示す図である。
【図4】 本発明による光ディスク成形装置の更に他の
実施例を示す図である。
【図5】 従来の光ディスク成形方法を説明するための
図である。
【図6】 従来の光ディスク成形方法を説明するための
図である。
【符号の説明】
1…基板搬送用アーム、2…光ディスク基板、3…光デ
ィスク基板の冷却用液体、4…容器、5…冷水、6…温
度センサ、7…液体循環用モータ、8…フィルタ、9…
液体循環用の取込口、10…液体循環用の排出口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機色素を記録層とする光ディスク成形
    方法において、射出成形によって作られたディスク基板
    を成形直後に液体に漬けることを特徴とする光ディスク
    成形方法。
  2. 【請求項2】 前記液体にディスク基板は溶解しない
    が、記録層用の有機色素は溶解可能な有機溶媒を使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク成形方
    法。
  3. 【請求項3】 有機色素を記録層とする光ディスク成形
    装置において、射出成形によって作られた成形されたデ
    ィスク基板を液体に漬けるための容器を有し、該容器が
    液体冷却機能を備えていることを特徴とする光ディスク
    成形装置。
  4. 【請求項4】 前記容器を複数個設けたことを特徴とす
    る請求項3記載の光ディスク成形装置。
  5. 【請求項5】 前記容器の液面側の上側部に液体取込口
    を有する循環路を設け、液体の循環によってごみを取り
    除くようにしたことを特徴とする請求項3記載の光ディ
    スク成形装置。
JP35595592A 1992-12-18 1992-12-18 光ディスク成形方法及び成形装置 Pending JPH06187674A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1100080A2 (en) * 1999-11-10 2001-05-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Information recording medium and method of manufacturing same

Cited By (4)

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EP1100080A2 (en) * 1999-11-10 2001-05-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Information recording medium and method of manufacturing same
EP1100080A3 (en) * 1999-11-10 2004-03-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Information recording medium and method of manufacturing same
US6887403B1 (en) 1999-11-10 2005-05-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Information recording medium and method of manufacturing same
US7347959B2 (en) 1999-11-10 2008-03-25 Fujifilm Corporation Information recording medium and method of manufacturing same

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