JPH06187027A - 軌跡制御装置 - Google Patents

軌跡制御装置

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JPH06187027A
JPH06187027A JP35607992A JP35607992A JPH06187027A JP H06187027 A JPH06187027 A JP H06187027A JP 35607992 A JP35607992 A JP 35607992A JP 35607992 A JP35607992 A JP 35607992A JP H06187027 A JPH06187027 A JP H06187027A
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JP35607992A
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Takao Yoneda
孝夫 米田
Katsuhiro Komuro
克弘 小室
Yoshiji Yamamoto
吉二 山本
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工時に、確認モードでの軌跡と同じ軌跡を
描くよう制御し得る軌跡制御装置を提供する。 【構成】 RAM30に、移動軌跡を確認するための動
作時(確認モード)の速度における内回り量を記憶する
(ステップ7)。そして、確認モードよりも高速度であ
る加工時(自動モード)に、CPU11が、一方向への
速度成分を減少させているとき、該一方向の残り移動量
がRAM30に記憶された該内回り量に等しくなったと
判断すると(判断ステップ14がYes)、他方への速
度成分の増大を開始させることにより前述の確認モード
での移動軌跡と同じ軌跡を描かせる(ステップ19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットのハンド部等
の物体の移動軌跡を制御するための軌跡制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の軌跡制御技術として、第1回日
本ロボット学会技術講演会予稿集第165頁に記載のC
P( Continuous Pass )制御が知ら
れている。この技術では、図3に例示するように、ま
ず、物体を移動させたい軌跡に沿った各点をPi-1 、P
i 、Pi+1 ・・のように定める。そして、例えば、点P
i-1 と点Pi が与えられると、点Pi-1 から点Pi に向
かう方向(Pi-1 →Pi 方向と示す。他も同様である)
が決定される。次に、点Pi-1 からPi に向かう図4
(a)に示す速度パターンが決定される。即ち、P i-1
→Pi 方向に先ず加速度αO で増速して、定速度VO
達したらその定速度VO で移動させ、そして、−αO
いう加速度(減速度としてはαO となる)で減速させて
速度ゼロまで減速されたとき(この速度ゼロの点をタイ
ミングt’とする)にちょうど点Pi に達するような減
速開始点AO (タイミングt)を求め、この減速開始点
O (タイミングt)から減速を開始させる速度パター
ンを求める。ここで、定速度VO はロボット等、軌跡を
制御したい物体の予め定められた最高速度であり、加速
度αO は該被制御物体の最高加速度である。
【0003】このタイミングtが決定されると、今度は
i →Pi+1 方向の速度成分Vi+1に関し、図4(b)
に示すようなタイミングtから加速度αO で増速し、速
度VO に達した時以後定常速度とする速度パターンを算
出する。これら2つの速度パターンが決定されると、そ
れぞれの速度成分をベクトル加算することにより、実際
の移動方向と速度成分が算出される。なお、ベクトル加
算された速度は最高速度VO 以上となることはない。図
4(a)、(b)から明らかなように、Pi-1 →Pi
向の速度成分Vi が減少すると同時に点Pi から点P
i+1 に向かう速度成分Vi+1 が増大し、タイミングtと
t’において、いずれか一方の速度成分は最高速度VO
となり、他方の速度成分はゼロとなる。
【0004】このため、ベクトル加算された方向と速度
とに従って物体を移動させると、タイミングt以前には
i-1 →Pi 方向に速度VO で定速度で移動する。タイ
ミングtからt’の間は、Pi-1 →Pi 方向の速度成分
i が小さくなりつつPi →Pi+1 方向の速度成分が大
きくなる。ここで、タイミングt’でPi-1 →Pi の速
度成分がゼロになるため、タイミングt’で物体は点P
i と点Pi+1 とを結ぶ直線上にいることになる。なお、
上記の計算が点Pi-1 →点Pi に引き続き、点Pi →点
i+1 →点Pi+2 ・・・についても行われる(なお、点
i+2 は図示されていない)。このようにして、物体の
移動方向と速度とが決定されると、物体は図3の軌跡に
示すように、点Pi-1 →点Pi →点Pi+1 を結ぶ直線に
ほぼ沿って、これをなならかめに内回りしながら移動す
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実際の作業現場におい
て、ロボットに工具等を送らせる移動軌跡は前述したよ
うに複数の点(教示点)により指示されている。例え
ば、車両に塗布剤をシーリングするシーラーを送るロボ
ットに、車両のシーリング箇所に沿って軌跡を描かせる
とき(なお、ここでは車両のシーリング箇所が図3に示
す点Pi-1 から点A1 を経て曲線M1 を通る形状であっ
たとする)、オペレータは、複数の教示点(点Pi-1
点Pi 、点Pi+1 、点Pi+2 ・・・)を入力することに
より移動軌跡を指示する。これに対してロボットは、軌
跡制御装置により指示された教示点を上記のCP処理を
行い、教示点の内側を滑らかに結ぶ移動軌跡を描くよう
にシーラーを送る。このように、軌跡は直接教示される
訳でなく、点により教示されて軌跡制御装置がこの教示
された点を基に移動軌跡を作成するため、オペレータの
入力した教示点に従いロボットが所望の軌跡(前述のシ
ーリング箇所)に沿って正確な軌跡を描くかをチェック
することが必要になる。このチェックは、オペレータの
安全のために、教示モードと呼ばれる実際の加工時より
も低い速度で行われている。しかし従来は、この教示モ
ードで描かれた軌跡と実際の加工時(自動モード)に描
かれる軌跡とは異なるものになっていた。
【0006】即ち、このCP処理により移動軌跡が制御
されるロボット等では動作時の最高速度VO と最高加速
度αO とが予め設定されている。このようにVO とαO
とが決定されると、例えば、点Pi-1 から点Pi に向か
って直線的に移動しているところから点Pi+1 に向かっ
て向きを変える点、すなわち図3での速度成分Vi の減
速を開始する点AO は、最高速度VO から加速度−αO
で減速を開始して点Pi で速度成分Vi がゼロとなる点
として定まる。そして、この点AO と点Pi との距離L
(これを内回り量ということとする)は、図4(a)の
斜線部分の面積で表され、次の(1)式で表される。 L=VO 2 /(2αO ) ・・・(式1) このようにCP制御技術によると、内回り量Lの値は動
作時の最高速度VO に依存した固有のものとなる(これ
を固有内回り量LO ということにする)。
【0007】一方、教示モードでは、上述したように実
際の加工時(自動モード)の最高速度VO よりも遅い速
度Vcでロボットが制御される。しかし、このように低
い動作速度Vcによりロボットを動作させると、図6に
示すPi-1 →Pi 方向の速度成分Vi の速度パターンの
ように、減速を開始する時点(タイミングt1 )が図4
(a)に示す自動モードでのタイミングtに比べて遅く
なる。これは、教示モードでは、自動モードでの最高速
度VO よりも低い速度Vcから減速を開始するが、減速
度αO は自動モードと同一であるため、速度Vcから速
度成分Vi がゼロに達するのに要する時間が短くなるた
めである。そしてこのタイミングt1 から点Pi からP
i+1 に向かう速度成分Vi+1 の加算が開始される。即
ち、図3において、点AO よりも点Pi に近い点A1
ら速度成分Vi+1 の加算が開始され、内回り量Lk(図
6の斜線部分の面積)は自動モードでの内回り量LO
りも小さくなる。したがって、従来技術においては、加
工時の内回り量LO と確認運転時の内回り量Lkとが異
なり、例え、教示モードで正確に所望の曲線M1 を描き
前述のシーリング箇所に沿って塗布剤のシーリングが行
い得たとしても、加工時には異なる曲線MO をロボット
が描き、シーリング箇所と異なる位置にシーリング用の
ノズルを送っていた。
【0008】これに対応するためには、オペレータが内
回り量の教示モードと自動モードとにおける変化を見越
して教示点を指示する必要があり、ロボットへのティー
チングは熟練を要した。また、このティーチングを適正
に行うことは熟練度の高いオペレータにとっても困難な
作業であった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、その目的とするところは、加工時に、確認
運転時の軌跡と同じ軌跡を描くよう制御し得る軌跡制御
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、一方向への速度成分を減少させながら
他方への速度成分を増大させることによって、前記一方
向から前記他方向へ向かう移動軌跡を作る軌跡制御装置
であって、前記移動軌跡を確認するための動作時の速度
における内回り量を記憶する記憶手段と、前記移動軌跡
を確認するための動作時の速度よりも高い速度におい
て、前記一方向への速度成分を減少中に、該一方向の残
り移動量が前記記憶手段に記憶された内回り量に等しく
なったときに、前記他方への速度成分の増大を開始させ
るよう前記移動軌跡を制御する移動軌跡制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の手段によれば、記憶手段が移動軌跡を確
認するための動作時(教示モード)の速度における内回
り量を記憶する。そして、教示モードより高い速度であ
る加工時(自動モード)に、移動軌跡制御手段が、一方
向への速度成分を減少しているとき、該一方向の残り移
動量が該記憶手段に記憶された内回り量に等しくなった
と判断すると、他方への速度成分の増大を開始させるこ
とにより前述の教示モードでの移動軌跡と同じ軌跡を描
かせる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の軌跡制御装置の一実施例に
ついて図を参照して説明する。先ず、本実施例の軌跡制
御装置により制御される6関節を有するロボット10に
ついて、図1を参照して説明する。ロボット10は、ベ
ース13に固定された脚柱12に旋回自在に取り付けら
れたコラム14と、第1アーム15と、第2アーム16
と、第3アーム17と、塗布剤をシーリングするシーラ
ーのノズル19とから構成されている。そして、第1関
節a、第2関節b、第3関節c、第4関節d、第5関節
e、第6関節fにより、6自由度で自在にノズル19を
送るようにされている。
【0013】次に、本実施例の軌跡制御装置50の構成
を図2を参照して説明する。図1に示したロボット10
の位置制御のための演算を行うCPU11には、CP
( Continuous Pass )制御を行うた
めの制御情報を記憶したROM20及びRAM30と、
制御指令を入力するオペレーティングボックス27及び
操作盤26と、該CPU11の作成した制御情報等を保
持する外部記憶装置29と、サーボ制御部40とが接続
されている。このサーボ制御部40は、ロボット10の
第1関節aを駆動するサーボモータM1乃至第6関節f
を駆動するサーボモータM6までが接続され、そして、
各々のサーボモータM1乃至M6に取り付けられたエン
コーダE1乃至E6からのフィードバック信号が帰還さ
れるように構成されている。この軌跡制御装置50は、
入力された教示点を基にCPU11が移動軌跡を演算し
てサーボ制御部40に出力を送り、該サーボ制御部40
はサーボモータM1乃至M6を制御してロボット10を
駆動し、シーリングを行うノズル19に所望の移動軌跡
を描かせるよう構成されている。
【0014】次に、本発明の実施例に係る軌跡制御装置
50への教示点の入力、及び、教示モードにおける軌跡
制御装置50の移動軌跡の確認について、図7に示すフ
ローチャートを参照して説明する。ここでは、オペレー
タが図3に示すシーリング箇所(ここではシーリング箇
所が、点Pi-1 と点A1 とを結ぶ直線を通り曲線M1
経てB1 から点Pi+1 へ向かう直線を通る形状であると
する)に沿ってシーラーのノズル19を送らせるために
移動軌跡を教示する際の処理について説明する。
【0015】先ず、オペレータは、オペレーティングボ
ックス27から複数の教示点(点Pi-1 、点Pi 、点P
i+1 、点Pi+2 )を入力することによりシーリング箇所
に沿った移動軌跡を指示する(ステップ1)。これに応
じて、軌跡制御装置50のCPU11は、ロボット10
を制御するためのプログラムを作成すると共にこれをR
AM30に格納する(ステップ2)。そして、オペレー
タが教示モードによる軌跡確認のための運転を該操作盤
26から指示すると(判断ステップ3がYes)、軌跡
制御装置50は、教示点(点Pi-1 、点Pi 、点Pi
点Pi+1 、点Pi+2 )に基づいて作成したプログラムに
従いロボット10を制御して、シーラーのノズル19を
送る軌跡確認運転を行う(ステップ4)。この軌跡確認
運転について図6を参照して更に詳しく説明する。ま
ず、図3に示す点Pi-1 を起点としてPi-1 →Pi 方向
(速度成分Vi )へ加速度αO で加速を開始し、後述す
る自動モードでの最高速度より低い教示モードでの定速
度Vcに達すると該定速度速度Vcでの送りを続ける。
そして、加速度−αO で減速することにより点Pi での
速度成分Vi がゼロになるタイミングt1 (減速開始点
1 )を求め、そのタイミングt1 から速度成分Vi
減速を開始すると共に合成処理、即ち、P i-1 →Pi
方向の速度成分Vi 成分に加えて、点Pi から点Pi+1
に向かう速度成分Vi+1 を加える処理を開始し、これに
より図3に示す曲線M1 を通るようノズル19を送る。
【0016】オペレータは、このノズル19が、図3に
示すシーリング箇所に沿って正しく送られているかをチ
ェックする。ここで、ノズル19がシーリング箇所と異
なる軌跡を描くとき(判断ステップ5がNo)には、ス
テップ1の処理に戻り教示点を補正して再度入力を行
う。他方、軌跡が正確にシーリング箇所に沿っており、
この軌跡で加工作業を開始できる場合には(判断ステッ
プ5がYes)、オペレータは操作盤26を操作して確
定モードを指令する(ステップ6)。これにより、軌跡
制御装置50は、確定モードを実行して、各教示点(点
i 、点Pi+1 、点Pi+2 ・・・)に関するそれぞれの
内回り量Lk、Lk’(点Pi+1 についての内回り
量)、Lk’’(点Pi+2 についての内回り量)・・・
をRAM30へ格納する(ステップ7)。これにより教
示モードでの全処理が終了する。
【0017】次に、シーラーによりワークである車両に
シーリングを行う自動モードにおける軌跡制御装置50
の動作について図8のフローチャートを参照して説明す
る。
【0018】軌跡制御装置50に動作開始が命じられる
と、まず、CPU11が、RAM30に保持されたプロ
グラムを呼び出してこれを解釈し(ステップ11)、そ
して、動作(moves)処理タスクを起動する(ステ
ップ12)。次に、補間パターン変数を計算する、ここ
では、移動量Lt、残り移動量Lr、減速開始移動量L
p等が計算される(ステップ13)。この移動量Ltと
は、例えば、図3に示す点Pi-1 を出発してノズル19
が点A’(以下便宜上移動点A’ということとする)上
にあるときの、点Pi-1 から点A’までの距離を意味
し、また、残り移動量Lrとは点A’から次の教示点の
点Pi までの距離を意味する(なお、CPU11は、こ
の残り移動量Lrを教示点Pi-1 から次の教示点Pi
での距離から該移動量Ltを減算することにより求め
る)。そして、減速開始移動量Lpとは減速を開始する
点AO から点Pi までの距離を指す。なお、減速開始点
O は、最高速度VO での送りを、加速度−αO で減速
して点Pi でPi-1 →Pi 方向の速度成分Vi をゼロに
するために減速を開始する点を意味する。
【0019】そして次に、計算された残り移動量Lrに
ついて前述の教示モードにおいて取得された内回り量L
kとの比較をおこなう(判断ステップ14)。即ち、こ
の判断ステップ14では、ステップ15以降の一方の速
度成分のみの単独処理を行うか、ステップ18以降の該
一方の速度成分に他方の速度成分を合成する合成処理を
行うかを決定する。動作開始時には移動量Ltがゼロ
で、残り移動量Lrが内回り量Lkよりも大きいため、
判断ステップ14がNoとなりステップ15以降の速度
成分の単独処理に進む。
【0020】次に、ステップ15以降の速度成分の単独
処理について、本実施例の自動モードにおける各速度成
分Vi 、Vi+1 の変化のパターンを示す図5を参照して
述べる。先ずステップ15では、点Pi-1 から点Pi
向かう速度成分Vi についての単独処理を行うため、単
独補間周期毎にノズル19を送る目標値を計算し、そし
て、この目標値を基にサーボ制御部40に出力を発しロ
ボット10を制御する(ステップ16)。これよりロボ
ット10は、ノズル19を点Pi-1 から加速度αO で図
5に示すようにPi-1 →Pi 方向へ増速させ、自動モー
ドでの定速度VO に達すると該定速度速度VO で送り続
ける。そして、ノズル19が減速開始点AO に到達し残
り移動量Lrが上記の減速開始移動量Lpと等しくなっ
た時点で(図5のタイミングt)、加速度−αO による
減速を開始する。
【0021】そして、ノズル19が内回り開始点A1
到達し、残り移動量Lrが内回り量Lkに等しくなると
判断ステップ14がYesとなり、ステップ18以下の
合成処理が開始される。まず、ステップ18で、CPU
11が合成パターン変数を作成する、即ち、図5に示す
ように点Pi-1 から点Pi に向かう速度成分Vi に加え
て、点Pi から点Pi+1 に向かう速度成分Vi+1 をベク
トル加算してこの区間における移動方向と速度成分とを
算出する。そして、ステップ19では、算出された合成
パターン変数に従い合成補間周期毎の目標値を計算し、
この目標値を基にサーボ制御部40に出力を発しロボッ
ト10を制御して(ステップ20)、ノズル19を点A
1 と点B1 とを結ぶ曲線M1 上を送る。ノズル19が点
1 (点Pi-1 から点Pi に向かう速度成分Vi が加速
度−αO により減速されゼロになった点)に到達すると
合成が終了し(判断ステップ21がYes)、ステップ
13の処理に戻る。以後、判断ステップ14を経てステ
ップ15以降の点Pi から点Pi+1 方向に向かう速度成
分Vi+1 の単独処理を行い、点Pi から点Pi+1 に向か
う直線上にノズル19を送る。そして、以上の処理を点
i →点Pi+1 →Pi+2 →・・・と繰り返し、サーボへ
の出力が最終出力になる、即ち、入力された教示点が最
終のものに到達すると、判断ステップ17がYesとな
り全ての処理が終了する。このようにして、教示モード
で取った曲線M1 と同じ曲線M1 を自動モードにおいて
もロボット10に描かせることができる。
【0022】なお、この実施例においては、軌跡制御装
置50をシーラー用のロボット10に適用した例につい
て説明したが、本発明はロボットのハンド等の物体の移
動軌跡を制御する一般の装置に適用できることは言うま
でもない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ており、高速度である加工時に、低速度である確認運転
時に教示した軌跡と同じ軌跡を描くよう制御し得るた
め、教示モードでの運転時に確認された軌跡と同じ軌跡
を、実際の作業時にロボットに描かせることができる。
従って、ティーチング時に確認した軌跡が、そのまま加
工時の軌跡となるため、従来熟練を要したロボットへの
ティーチングを、誰でもが簡単に行うことを可能にし、
従来行われていた軌跡制御装置へのティーチングのため
の教育を不要にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る軌跡制御装置により制
御されるロボットの機械的構成を示す構成図。
【図2】本発明の一実施例に係る軌跡制御装置の構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の実施例及び従来の軌跡制御方式におけ
る軌跡を示す図である。
【図4】従来技術の軌跡制御方式における各速度成分V
i 及びVi+1 の大きさを示す図である。
【図5】本発明の実施例の自動モードにおける各速度成
分Vi 及びVi+1 の大きさを示す図である。
【図6】本発明の実施例及び従来技術に係る教示モード
における各速度成分Vi 及びVi+1 の大きさを示す図で
ある。
【図7】本実施例に係る軌跡制御装置の教示モードにお
ける動作を示すフローチャートである。
【図8】本実施例に係る軌跡制御装置の自動モードにお
ける動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ロボット 11 CPU 19 ノズル 26 操作盤 30 RAM Lt 移動量 Lr 残り移動量 Lp 減速開始移動量 Lk 内回り量 AO 減速開始点 A1 内回り開始点 A’ 移動点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向への速度成分を減少させながら他
    方への速度成分を増大させることによって、前記一方向
    から前記他方向へ向かう移動軌跡を作る軌跡制御装置で
    あって、 前記移動軌跡を確認するための動作時の速度における内
    回り量を記憶する記憶手段と、 前記移動軌跡を確認するための動作時の速度よりも高い
    速度において、前記一方向への速度成分を減少中に、該
    一方向の残り移動量が前記記憶手段に記憶された内回り
    量に等しくなったときに、前記他方への速度成分の増大
    を開始させるよう前記移動軌跡を制御する移動軌跡制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする軌跡制御装置。
JP35607992A 1992-12-18 1992-12-18 軌跡制御装置 Pending JPH06187027A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06180605A (ja) * 1992-10-16 1994-06-28 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の早送り制御方法及び装置
JP2010092142A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Mori Seiki Co Ltd 自動プログラミング装置及びこれを備えたnc工作機械の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06180605A (ja) * 1992-10-16 1994-06-28 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の早送り制御方法及び装置
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