JPH06186165A - アナライト測定用の光誘導分析要素 - Google Patents
アナライト測定用の光誘導分析要素Info
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- JPH06186165A JPH06186165A JP5205996A JP20599693A JPH06186165A JP H06186165 A JPH06186165 A JP H06186165A JP 5205996 A JP5205996 A JP 5205996A JP 20599693 A JP20599693 A JP 20599693A JP H06186165 A JPH06186165 A JP H06186165A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/75—Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
- G01N21/77—Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
- G01N21/7703—Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator using reagent-clad optical fibres or optical waveguides
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- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】取り扱いおよび調整が容易で、簡便な方法で大
量生産品として入手できるアナライト測定用の光誘導分
析要素を提供する。さらに、その分析要素の作製方法並
びにそれを用いたアナライトの測定方法を提供する。 【構成】周囲表面領域および2つの本質的に平行な前面
を有する光誘導ピン1の形をしたアナライト測定用の分
析要素で、前面の1つはアナライトの存在下で光学的に
検出可能な反応に関与する試薬層2を有し、周囲表面領
域は突出部材3を保持する。
量生産品として入手できるアナライト測定用の光誘導分
析要素を提供する。さらに、その分析要素の作製方法並
びにそれを用いたアナライトの測定方法を提供する。 【構成】周囲表面領域および2つの本質的に平行な前面
を有する光誘導ピン1の形をしたアナライト測定用の分
析要素で、前面の1つはアナライトの存在下で光学的に
検出可能な反応に関与する試薬層2を有し、周囲表面領
域は突出部材3を保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナライト測定用の分析
要素に関するものであり、当該分析要素は周囲表面領域
およびその両端に2つの本質的に平行な前面を有する光
誘導ピンの形をしている。前記前面の1つにはアナライ
トの存在下で光学的に検出可能な反応に関与する試薬を
コーティングしてある。本発明はさらに、前記分析要素
の作製方法および前記分析要素を用いて試料中のアナラ
イトを測定する方法に関するものである。
要素に関するものであり、当該分析要素は周囲表面領域
およびその両端に2つの本質的に平行な前面を有する光
誘導ピンの形をしている。前記前面の1つにはアナライ
トの存在下で光学的に検出可能な反応に関与する試薬を
コーティングしてある。本発明はさらに、前記分析要素
の作製方法および前記分析要素を用いて試料中のアナラ
イトを測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体、特に血液、血漿、血清、尿または
唾液のような体液中に含まれる成分を検出するための市
販の分析要素は、一般に、多かれ少なかれ平らな不活性
担体材料から作られており、その上に試験領域が層状に
配置されている。これらの試験領域は単層または多層の
試験領域で、通常は帯片または小さい長方形や四角形の
プレート状である。このような分析要素の例は EP-A-0
045 476 、EP-A-0 262 445または EP-A-0 256 806 より
知られている。通常、大きさが0.5×0.5cmから
2×2cmの範囲内で、アナライト検出に必要な試薬を
含む試験領域が分析すべき試料と接触させられる。その
後、測定すべきアナライトの存在下で、アナライトの型
および/または量の指標となる検出可能な反応が試験領
域で起こる。このような試験、特に多層試験は比較的複
雑な作製手順を必要とする。というのは、個々の試験領
域層を大きい表面構造の形態で製造して、その後分析要
素への最終的な組み立て前に帯片や四角形に切断しなけ
ればならないからである。基本的に、この種の分析要素
は極端に少ないサンプル量の検査に対し限られた小型化
の可能性を提供するにすぎない。最後に、作製工程中の
この種の分析要素の簡単な管理チェックが全く不可能で
あるか、非常に制限されている。異なる材料から構成さ
れている分析要素の場合は、特にプロセス内管理が困難
である。
唾液のような体液中に含まれる成分を検出するための市
販の分析要素は、一般に、多かれ少なかれ平らな不活性
担体材料から作られており、その上に試験領域が層状に
配置されている。これらの試験領域は単層または多層の
試験領域で、通常は帯片または小さい長方形や四角形の
プレート状である。このような分析要素の例は EP-A-0
045 476 、EP-A-0 262 445または EP-A-0 256 806 より
知られている。通常、大きさが0.5×0.5cmから
2×2cmの範囲内で、アナライト検出に必要な試薬を
含む試験領域が分析すべき試料と接触させられる。その
後、測定すべきアナライトの存在下で、アナライトの型
および/または量の指標となる検出可能な反応が試験領
域で起こる。このような試験、特に多層試験は比較的複
雑な作製手順を必要とする。というのは、個々の試験領
域層を大きい表面構造の形態で製造して、その後分析要
素への最終的な組み立て前に帯片や四角形に切断しなけ
ればならないからである。基本的に、この種の分析要素
は極端に少ないサンプル量の検査に対し限られた小型化
の可能性を提供するにすぎない。最後に、作製工程中の
この種の分析要素の簡単な管理チェックが全く不可能で
あるか、非常に制限されている。異なる材料から構成さ
れている分析要素の場合は、特にプロセス内管理が困難
である。
【0003】もう1つの型の乾式化学分析要素はいわゆ
るファイバーオプティックセンサーである。これらのセ
ンサーには、通常、ガラスまたはプラスチック製の1本
または数本の光誘導ファイバーが使われている。ファイ
バーオプティック分析要素は例えば DE-A-3701833 から
知られている。薄い石英製の1本または束になったファ
イバー光ガイド (light guide)が検出すべきアナライト
の存在下で分光特性を変化させる酵素基質を一端に保有
している。この変化は光ガイドを経て記録され、酵素活
性測定のために利用される。例えば、反射励起光の量を
測定することが可能である。上記のファイバーは幅がお
よそ200μmである。
るファイバーオプティックセンサーである。これらのセ
ンサーには、通常、ガラスまたはプラスチック製の1本
または数本の光誘導ファイバーが使われている。ファイ
バーオプティック分析要素は例えば DE-A-3701833 から
知られている。薄い石英製の1本または束になったファ
イバー光ガイド (light guide)が検出すべきアナライト
の存在下で分光特性を変化させる酵素基質を一端に保有
している。この変化は光ガイドを経て記録され、酵素活
性測定のために利用される。例えば、反射励起光の量を
測定することが可能である。上記のファイバーは幅がお
よそ200μmである。
【0004】DE-A-3617763は、好ましい態様において1
本または数本のオプティカルファイバーから成る光ガイ
ドを開示している。これらのファイバーは、それらの第
1端の表面(第1前面)に、検出すべきサンプル抗原と
反応する固定化抗体を有している。反応は、オプティカ
ルファイバーの第2端(第2前面)に衝突し、その後フ
ァイバーを通って誘導されて、光誘導ファイバーの第1
前面に到達する光を用いて測定される。この端を横切る
光により、サンプル中に含まれる抗原を測定することが
可能である。この刊行物は、光が反射される第1前面に
ファイバーを横切って誘導される光の測定も開示してい
る。
本または数本のオプティカルファイバーから成る光ガイ
ドを開示している。これらのファイバーは、それらの第
1端の表面(第1前面)に、検出すべきサンプル抗原と
反応する固定化抗体を有している。反応は、オプティカ
ルファイバーの第2端(第2前面)に衝突し、その後フ
ァイバーを通って誘導されて、光誘導ファイバーの第1
前面に到達する光を用いて測定される。この端を横切る
光により、サンプル中に含まれる抗原を測定することが
可能である。この刊行物は、光が反射される第1前面に
ファイバーを横切って誘導される光の測定も開示してい
る。
【0005】現在知られているファイバーオプティカル
センサーは取り扱いが難しい。特に目立つ欠点は、測定
装置内の発光素子と受光素子に対する光ガイドの厄介な
位置決定である。これは、光が光カップリング前面(つ
まり、光が光誘導ファイバーに入る方の前面)に到達す
る際の限定された角度を必要とする。もう1つの重要な
点は、光が光ガイドから出て受光素子に到達する際の角
度である。いくつかの光誘導分析要素を同一の測定装置
内で使用するときに生ずる、測定値比較の際の広範な変
動係数を避けるために、光ガイドの面倒な位置決定や調
整手順を実施することが必要である。正確かつ比較可能
な光の入射量および放射量のために、現在入手しうる光
誘導ファイバーは複雑なアダプターを必要とする。光誘
導ファイバーを限定された位置に保つために用意される
アダプターの内腔は、光誘導ファイバーの直径および横
断面にできる限り調整して、光ファイバーと内腔との遊
びをできる限り少なくしなければならない。このような
アダプターでは、滑らかで円筒形の従来技術の光誘導フ
ァイバーを、このために用意されたスクリューによって
希望の位置でアダプターに取り付け、調整する。従っ
て、アダプター中の光誘導ファイバーを取り替えること
が非常に面倒であった。相互の正確な調整のために、ア
ダプターと光誘導分析要素は実際上は別個の単一ユニッ
トと見なされる。既知の光誘導分析要素を使用した場合
は、訓練を受けていないスタッフが迅速に、経済的に、
連続して何回も実験を行うことはこれまで不可能であっ
た。
センサーは取り扱いが難しい。特に目立つ欠点は、測定
装置内の発光素子と受光素子に対する光ガイドの厄介な
位置決定である。これは、光が光カップリング前面(つ
まり、光が光誘導ファイバーに入る方の前面)に到達す
る際の限定された角度を必要とする。もう1つの重要な
点は、光が光ガイドから出て受光素子に到達する際の角
度である。いくつかの光誘導分析要素を同一の測定装置
内で使用するときに生ずる、測定値比較の際の広範な変
動係数を避けるために、光ガイドの面倒な位置決定や調
整手順を実施することが必要である。正確かつ比較可能
な光の入射量および放射量のために、現在入手しうる光
誘導ファイバーは複雑なアダプターを必要とする。光誘
導ファイバーを限定された位置に保つために用意される
アダプターの内腔は、光誘導ファイバーの直径および横
断面にできる限り調整して、光ファイバーと内腔との遊
びをできる限り少なくしなければならない。このような
アダプターでは、滑らかで円筒形の従来技術の光誘導フ
ァイバーを、このために用意されたスクリューによって
希望の位置でアダプターに取り付け、調整する。従っ
て、アダプター中の光誘導ファイバーを取り替えること
が非常に面倒であった。相互の正確な調整のために、ア
ダプターと光誘導分析要素は実際上は別個の単一ユニッ
トと見なされる。既知の光誘導分析要素を使用した場合
は、訓練を受けていないスタッフが迅速に、経済的に、
連続して何回も実験を行うことはこれまで不可能であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取り
扱いおよび調整が容易で、簡便な方法で大量生産品とし
て入手できるアナライト測定用の光誘導分析要素を提供
することにある。この目的は特許請求の範囲において特
徴づけられる本発明の主題により達成される。
扱いおよび調整が容易で、簡便な方法で大量生産品とし
て入手できるアナライト測定用の光誘導分析要素を提供
することにある。この目的は特許請求の範囲において特
徴づけられる本発明の主題により達成される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の主題は、周囲表
面領域およびその両端に2つの本質的に平行な前面を有
する光誘導ピンの形をしたアナライト測定用の分析要素
である。これらの前面の1つはアナライトの存在下で光
学的に検出可能な反応に関与する試薬を保有し、前記の
周囲表面領域は突出部を保持する。
面領域およびその両端に2つの本質的に平行な前面を有
する光誘導ピンの形をしたアナライト測定用の分析要素
である。これらの前面の1つはアナライトの存在下で光
学的に検出可能な反応に関与する試薬を保有し、前記の
周囲表面領域は突出部を保持する。
【0008】また、本発明の主題はこのような分析要素
の作製方法であり、前記ピンを射出成形によりプラスチ
ックから作製し、前記試薬を前面の1つに供給して、そ
の後必要ならば乾燥させる。本発明のもう1つの主題
は、上記の分析要素の1つを用いて液体試料中のアナラ
イトを測定する方法であり、その場合試薬を保有する光
誘導ピンの前面を分析すべき試料と接触させ、そしてア
ナライトの型および/または量の指標として役立つ光学
的変化を、試薬を保有しない光誘導ピンの前面を通して
測定する。
の作製方法であり、前記ピンを射出成形によりプラスチ
ックから作製し、前記試薬を前面の1つに供給して、そ
の後必要ならば乾燥させる。本発明のもう1つの主題
は、上記の分析要素の1つを用いて液体試料中のアナラ
イトを測定する方法であり、その場合試薬を保有する光
誘導ピンの前面を分析すべき試料と接触させ、そしてア
ナライトの型および/または量の指標として役立つ光学
的変化を、試薬を保有しない光誘導ピンの前面を通して
測定する。
【0009】本発明の分析要素は2つの本質的に平行な
前面を有する透明材料製のピンである。「本質的に平行
な」とは1°より小さい偏差を意味する。2つの平坦で
平行な前面が好ましい。特に、ピンの縦軸に対して直角
に配置された平坦で平行な前面が好ましい。周囲表面領
域(すなわち、2つの前面を除いた分析要素の表面)上
には、突出部が存在する。この突出部は例えばペグ、マ
ンドレル、ノブまたはフィンの形であり得る。フィン
(すなわち、薄い板または翼のような構造で、その小さ
い方の面が本発明の分析要素の周囲表面領域に取り付け
られる)が特に好ましい。透明なピンの周囲表面領域か
ら突出する本発明に従う構造は、ピンの最大直径(突出
部を含まない)のおよそ1−250%だけ突き出てお
り、5−50%が好ましい。
前面を有する透明材料製のピンである。「本質的に平行
な」とは1°より小さい偏差を意味する。2つの平坦で
平行な前面が好ましい。特に、ピンの縦軸に対して直角
に配置された平坦で平行な前面が好ましい。周囲表面領
域(すなわち、2つの前面を除いた分析要素の表面)上
には、突出部が存在する。この突出部は例えばペグ、マ
ンドレル、ノブまたはフィンの形であり得る。フィン
(すなわち、薄い板または翼のような構造で、その小さ
い方の面が本発明の分析要素の周囲表面領域に取り付け
られる)が特に好ましい。透明なピンの周囲表面領域か
ら突出する本発明に従う構造は、ピンの最大直径(突出
部を含まない)のおよそ1−250%だけ突き出てお
り、5−50%が好ましい。
【0010】ピンの横断面は円形、楕円形、角のある
形、長方形、正方形、骨のような形、ダンベル (dumb-b
ell)形、または他の希望の対称もしくは非対称形であり
得る。本発明の分析要素は0.1mm2 以上の横断面積
を有する。好ましくは、横断面積は約1−20mm2 で
ある。光誘導ピンの2つの前面間の距離は約2−100
mmに達し、3−30mmが好ましい。ピンの横断面積
と長さには上限がない。ここに示した上限および下限の
目安は実際的および経済的考察の結果である。
形、長方形、正方形、骨のような形、ダンベル (dumb-b
ell)形、または他の希望の対称もしくは非対称形であり
得る。本発明の分析要素は0.1mm2 以上の横断面積
を有する。好ましくは、横断面積は約1−20mm2 で
ある。光誘導ピンの2つの前面間の距離は約2−100
mmに達し、3−30mmが好ましい。ピンの横断面積
と長さには上限がない。ここに示した上限および下限の
目安は実際的および経済的考察の結果である。
【0011】突出部を考慮に入れないと、好ましい分析
要素はシリンダーまたは円錐台の形をしている。従っ
て、ピンと両前面を通る縦断面は正方形、長方形または
台形を示すことができる。どんな光誘導材料も透明ピン
に適している。光学的に透明なプラスチックは特に好適
であることがわかった。使用可能なプラスチック類には
ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリスチレン、酢酸セルロー
ス、またはポリエステルが含まれる。ピンにとって特に
好ましい材料はポリメチルメタクリレートまたはポリカ
ーボネートである。
要素はシリンダーまたは円錐台の形をしている。従っ
て、ピンと両前面を通る縦断面は正方形、長方形または
台形を示すことができる。どんな光誘導材料も透明ピン
に適している。光学的に透明なプラスチックは特に好適
であることがわかった。使用可能なプラスチック類には
ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリスチレン、酢酸セルロー
ス、またはポリエステルが含まれる。ピンにとって特に
好ましい材料はポリメチルメタクリレートまたはポリカ
ーボネートである。
【0012】本発明によれば、光線は全ての電磁波を含
み、可視、UVおよびIR範囲の波長のものが好まし
い。可視波長の光線が特に好ましい。材料の屈折率が周
囲の屈折率よりも大きく、かつ入射角が全反射の必要条
件を満たすならば、光はこの材料の内側に誘導されるだ
ろう。光の誘導を改善するために、本発明の分析要素の
周囲表面領域に完全なまたは部分的な金属薄膜を施すこ
とができる。かくして、全反射の条件を満たさなくても
光が誘導されるように、入射角をもっと自由に選ぶこと
ができる。金属化にはアルミニウムや銀が特に適してい
る。
み、可視、UVおよびIR範囲の波長のものが好まし
い。可視波長の光線が特に好ましい。材料の屈折率が周
囲の屈折率よりも大きく、かつ入射角が全反射の必要条
件を満たすならば、光はこの材料の内側に誘導されるだ
ろう。光の誘導を改善するために、本発明の分析要素の
周囲表面領域に完全なまたは部分的な金属薄膜を施すこ
とができる。かくして、全反射の条件を満たさなくても
光が誘導されるように、入射角をもっと自由に選ぶこと
ができる。金属化にはアルミニウムや銀が特に適してい
る。
【0013】本発明の分析要素の前面の1つはアナライ
トの存在下で光学的に検出可能な反応に関与する試薬を
保有している。光学的に検出可能な反応は特に比色定量
法や蛍光定量法で測定し得る反応である。本発明の試薬
層は従来の分析要素から知られている試薬層である。そ
れらには、とりわけ、スクレーパで塗布できる粘度をも
つ試薬組成物、あるいは浸漬、スクリーン印刷、吹付け
によって、または個々に液滴を塗布してその後乾燥する
ことによって供給できるような性質の試薬組成物が含ま
れる。また、本発明の分析要素の前面にアナライト測定
に必要な試薬を含むフリース、ティッシュ、フォイルま
たは膜のようなマトリックス材料を試薬層として施すこ
とも可能である。これらの層または初めに述べた「純
粋」な試薬層は、プロピオファン (Propiofan)のような
接着助剤を用いて本発明の分析要素の前面に固着するこ
とができる。さらに、試験片の分野でやはり知られてい
る多層試薬構造も可能である。試薬構造を構成する1つ
または複数の層は顔料を含むことができる。試薬層に均
質に分配される二酸化チタンのような反射粒子の使用が
好ましい。光誘導ピンを通って到達する光が試薬層の中
を通るような特殊な反射層を使用することが特に好まし
い。その後、この光は次の反射層で反射されて光誘導ピ
ンを戻ってくる。反射層は、例えば二酸化チタンのよう
な反射粒子を含む層であり得る。しかしながら、それは
蒸発によって被覆された非常に薄い金属層、例えば銀ま
たはアルミニウム層であってもよい。試薬層内での反射
粒子の使用、および光を反射するが同時に試薬層に液体
が入り込めるよう十分に薄い金属層で試薬層を覆うこと
が特に好ましい。
トの存在下で光学的に検出可能な反応に関与する試薬を
保有している。光学的に検出可能な反応は特に比色定量
法や蛍光定量法で測定し得る反応である。本発明の試薬
層は従来の分析要素から知られている試薬層である。そ
れらには、とりわけ、スクレーパで塗布できる粘度をも
つ試薬組成物、あるいは浸漬、スクリーン印刷、吹付け
によって、または個々に液滴を塗布してその後乾燥する
ことによって供給できるような性質の試薬組成物が含ま
れる。また、本発明の分析要素の前面にアナライト測定
に必要な試薬を含むフリース、ティッシュ、フォイルま
たは膜のようなマトリックス材料を試薬層として施すこ
とも可能である。これらの層または初めに述べた「純
粋」な試薬層は、プロピオファン (Propiofan)のような
接着助剤を用いて本発明の分析要素の前面に固着するこ
とができる。さらに、試験片の分野でやはり知られてい
る多層試薬構造も可能である。試薬構造を構成する1つ
または複数の層は顔料を含むことができる。試薬層に均
質に分配される二酸化チタンのような反射粒子の使用が
好ましい。光誘導ピンを通って到達する光が試薬層の中
を通るような特殊な反射層を使用することが特に好まし
い。その後、この光は次の反射層で反射されて光誘導ピ
ンを戻ってくる。反射層は、例えば二酸化チタンのよう
な反射粒子を含む層であり得る。しかしながら、それは
蒸発によって被覆された非常に薄い金属層、例えば銀ま
たはアルミニウム層であってもよい。試薬層内での反射
粒子の使用、および光を反射するが同時に試薬層に液体
が入り込めるよう十分に薄い金属層で試薬層を覆うこと
が特に好ましい。
【0014】「本質的に平行な前面」という用語は、光
誘導ピンの前面の1つがくぼみとして構成される可能性
をも含めることを意味する。ただし、前記くぼみはもう
1つの前面に本質的に平行な底面を有する。試薬を入れ
るのに特に適するくぼみは20−1000μm、好まし
くは30−200μmの深さを有するだろう。好ましい
態様において、くぼみの深さはピンの直径の30%未満
である。対応する具体例は例えば EP-A-0 234 928 から
知られている。
誘導ピンの前面の1つがくぼみとして構成される可能性
をも含めることを意味する。ただし、前記くぼみはもう
1つの前面に本質的に平行な底面を有する。試薬を入れ
るのに特に適するくぼみは20−1000μm、好まし
くは30−200μmの深さを有するだろう。好ましい
態様において、くぼみの深さはピンの直径の30%未満
である。対応する具体例は例えば EP-A-0 234 928 から
知られている。
【0015】本発明の分析要素の一方の前面はアナライ
ト測定に必要な試薬を保有するが、他方の前面は試薬を
含まない。それは光が分析系に入るのを可能にし、それ
故「カップリング面」としても知られている。必要に応
じて、このカップリング面にピンに使用した材料とは異
なる透明なポリマー層をコーティングすることができ
る。
ト測定に必要な試薬を保有するが、他方の前面は試薬を
含まない。それは光が分析系に入るのを可能にし、それ
故「カップリング面」としても知られている。必要に応
じて、このカップリング面にピンに使用した材料とは異
なる透明なポリマー層をコーティングすることができ
る。
【0016】本発明の分析要素の周囲表面領域から突き
出ている部材は、周囲表面領域上の希望するどのような
部位に取り付けてもよい。しかし、好ましい態様では、
それは試薬保有前面から離れた周囲表面領域の半分のと
ころに配置される。特に好ましい配置では、突出部分が
試薬不含前面(カップリング面)と整合している。周囲
表面領域に接続される突出部分の領域は、好ましくは周
囲表面領域の10%未満で、特に好ましい態様では5%
未満である。
出ている部材は、周囲表面領域上の希望するどのような
部位に取り付けてもよい。しかし、好ましい態様では、
それは試薬保有前面から離れた周囲表面領域の半分のと
ころに配置される。特に好ましい配置では、突出部分が
試薬不含前面(カップリング面)と整合している。周囲
表面領域に接続される突出部分の領域は、好ましくは周
囲表面領域の10%未満で、特に好ましい態様では5%
未満である。
【0017】突出部材が薄いプレート状部材である場
合、周囲表面領域とプレート状突出部との接触面が本発
明の分析要素の縦軸と整合するように突出部材を配置す
ることが好ましい。しかし、接触面の長さは縦軸の1/
3以上を越えることはない。このように有利な本発明の
分析要素は図1に示してある。光誘導ピン(1)は試薬
層(2)とフィンの形をした突出部材(3)を有する。
光を入れるカップリング面(4)が試薬層(2)の反対
側に存在する。本発明の分析要素では周囲表面領域上に
複数の突出部材を設置することができる。有利には、こ
のような態様の突出部材は周囲表面領域の相反する面に
設置される。このタイプの分析要素を図2に示す。本発
明のこの分析要素は、それが光誘導ピン(1)の周囲表
面領域上に設置されたフィンの形状の突出部(3)を2
個もっている点で、図1に示したものと区別される。
合、周囲表面領域とプレート状突出部との接触面が本発
明の分析要素の縦軸と整合するように突出部材を配置す
ることが好ましい。しかし、接触面の長さは縦軸の1/
3以上を越えることはない。このように有利な本発明の
分析要素は図1に示してある。光誘導ピン(1)は試薬
層(2)とフィンの形をした突出部材(3)を有する。
光を入れるカップリング面(4)が試薬層(2)の反対
側に存在する。本発明の分析要素では周囲表面領域上に
複数の突出部材を設置することができる。有利には、こ
のような態様の突出部材は周囲表面領域の相反する面に
設置される。このタイプの分析要素を図2に示す。本発
明のこの分析要素は、それが光誘導ピン(1)の周囲表
面領域上に設置されたフィンの形状の突出部(3)を2
個もっている点で、図1に示したものと区別される。
【0018】用いる材料に応じて、本発明の分析要素の
光誘導ピンは異なる方法で作製される。好ましい態様で
は、用いる光誘導ピンが光学的に透明なプラスチック製
である。かかるピンは射出成形により作製することが有
利であり、その際ピンの周囲表面領域上の突出部は金型
内に含まれる。特に好適な態様では、この突出部分が射
出成形用金型の開口部に設けられる。射出成形法には熱
で溶融しうる材料のみを使用できることが理解されよ
う。従って、熱可塑性プラスチックを使用することが有
利である。
光誘導ピンは異なる方法で作製される。好ましい態様で
は、用いる光誘導ピンが光学的に透明なプラスチック製
である。かかるピンは射出成形により作製することが有
利であり、その際ピンの周囲表面領域上の突出部は金型
内に含まれる。特に好適な態様では、この突出部分が射
出成形用金型の開口部に設けられる。射出成形法には熱
で溶融しうる材料のみを使用できることが理解されよ
う。従って、熱可塑性プラスチックを使用することが有
利である。
【0019】光誘導ピンを射出成形法で作製する場合
は、一般的に前面を磨く必要がない。しかし、必要なら
ば、このような研磨手順を成形部品に施してもよい。本
発明の分析要素を射出成形によって作製する場合、ピン
は円錐台の形であることが特に有利であるとわかった。
なぜなら、このような成形品はその後金型から取り出し
やすいからである。金型から成形品を取り出すのに好適
な傾斜は1°を越えない。このような場合は、通常、分
析要素の小さい方の前面が試薬を保有するための前面と
なる。
は、一般的に前面を磨く必要がない。しかし、必要なら
ば、このような研磨手順を成形部品に施してもよい。本
発明の分析要素を射出成形によって作製する場合、ピン
は円錐台の形であることが特に有利であるとわかった。
なぜなら、このような成形品はその後金型から取り出し
やすいからである。金型から成形品を取り出すのに好適
な傾斜は1°を越えない。このような場合は、通常、分
析要素の小さい方の前面が試薬を保有するための前面と
なる。
【0020】周囲表面領域には光反射物質をコーティン
グすることができ、その際対応する反射物質の溶液また
は懸濁液を浸漬または吹付けにより、あるいは金属層を
作ろうとする場合は蒸発またはスパッタリングにより施
す。周囲表面領域のコーティングに先立って、前面また
は少なくとも試薬不含前面を覆うか、あるいはコーティ
ング後に薄層を(切断または研磨により)取り除くこと
によって前記前面を得ることができる。
グすることができ、その際対応する反射物質の溶液また
は懸濁液を浸漬または吹付けにより、あるいは金属層を
作ろうとする場合は蒸発またはスパッタリングにより施
す。周囲表面領域のコーティングに先立って、前面また
は少なくとも試薬不含前面を覆うか、あるいはコーティ
ング後に薄層を(切断または研磨により)取り除くこと
によって前記前面を得ることができる。
【0021】試薬は、周囲表面領域に光反射物質をコー
ティングする前または後で、光誘導ピンの前面の1つに
供給される。必要ならば、反射物質を周囲表面領域にコ
ーティングすると同時に試薬層の上に反射層を配置する
ことができる。その他については、既知の方法に従って
試薬を溶液または懸濁液の形で光誘導ピンの前面に供給
する。可能な手法としては浸漬、浸漬とそれに続くスピ
ニング、スクリーン印刷、吹付け、液滴の塗布などがあ
る。このようにして供給される物質には酵素や指示薬が
含まれる。しかし、別の工程でこれらまたは他の試薬成
分を含めることも考えられる。これも浸漬、斑点付け
(dot-spotting) 、インクジェット法などによって行う
ことができる。試薬が十分な粘度をもつ場合には、柔軟
なブレードを使って層を形成することもできる。この方
法は特に試薬を受容する前面がこの試薬を保持するため
のくぼみを有する場合に適用される。この種のくぼみは
旋盤で削るか、フライス盤にかけるか、または対応する
射出成形法により形成することができる。
ティングする前または後で、光誘導ピンの前面の1つに
供給される。必要ならば、反射物質を周囲表面領域にコ
ーティングすると同時に試薬層の上に反射層を配置する
ことができる。その他については、既知の方法に従って
試薬を溶液または懸濁液の形で光誘導ピンの前面に供給
する。可能な手法としては浸漬、浸漬とそれに続くスピ
ニング、スクリーン印刷、吹付け、液滴の塗布などがあ
る。このようにして供給される物質には酵素や指示薬が
含まれる。しかし、別の工程でこれらまたは他の試薬成
分を含めることも考えられる。これも浸漬、斑点付け
(dot-spotting) 、インクジェット法などによって行う
ことができる。試薬が十分な粘度をもつ場合には、柔軟
なブレードを使って層を形成することもできる。この方
法は特に試薬を受容する前面がこの試薬を保持するため
のくぼみを有する場合に適用される。この種のくぼみは
旋盤で削るか、フライス盤にかけるか、または対応する
射出成形法により形成することができる。
【0022】さらに、光誘導ピンの前面に、別々に作製
された試薬含有層を配置することも可能である。このよ
うな層はプロピオファン (Propiofan)のような接着助剤
を用いて固着される。このようにして作製される試薬含
有層は、試薬を含浸および/またはコーティングしたフ
リース、ティッシュ、フォイルまたは膜である。光誘導
ピンの前面に溶液または懸濁液の形で試薬を直接供給し
た後には、通常乾燥工程を行う手順が続く。試薬の組成
に応じて、温度は最高70℃にすることができる。
された試薬含有層を配置することも可能である。このよ
うな層はプロピオファン (Propiofan)のような接着助剤
を用いて固着される。このようにして作製される試薬含
有層は、試薬を含浸および/またはコーティングしたフ
リース、ティッシュ、フォイルまたは膜である。光誘導
ピンの前面に溶液または懸濁液の形で試薬を直接供給し
た後には、通常乾燥工程を行う手順が続く。試薬の組成
に応じて、温度は最高70℃にすることができる。
【0023】分析要素はそれぞれの工程で組み立てるこ
とができる。しかしながら、個々の分析要素を並列して
製造することが好ましい。このために、多数の個々の分
析要素はいくつかの、対応する相互に連結された射出成
形用金型で製造される。例えば、本発明の多数の分析要
素を製造するために、このような射出成形用金型が用い
られる。その後、1つの分析要素の周囲表面領域上の突
出部が別の光誘導ピンの周囲表面領域上の突出部に接続
される。その後、これらの構造は、個々の分析要素を得
るために、突出部間で分離される。これは、本発明によ
る分析要素の安価で簡便な大量生産を可能にする。
とができる。しかしながら、個々の分析要素を並列して
製造することが好ましい。このために、多数の個々の分
析要素はいくつかの、対応する相互に連結された射出成
形用金型で製造される。例えば、本発明の多数の分析要
素を製造するために、このような射出成形用金型が用い
られる。その後、1つの分析要素の周囲表面領域上の突
出部が別の光誘導ピンの周囲表面領域上の突出部に接続
される。その後、これらの構造は、個々の分析要素を得
るために、突出部間で分離される。これは、本発明によ
る分析要素の安価で簡便な大量生産を可能にする。
【0024】試料中のアナライトを測定するための本発
明方法では、試薬をコーティングしてある光誘導ピンの
前面を分析すべき試料と接触させる。分析すべき試料は
液体試料、特に血液、血漿、血清、尿または唾液のよう
な体液が好ましい。検査すべき液体試料を分析要素の試
薬保有前面に供給するか、あるいは試薬を保有する本発
明分析要素の前面を分析すべき液体中に浸漬する。本発
明分析要素の試薬不含前面から光が入るようにする。そ
の後、光は反対側の前面に含まれる試薬と相互作用す
る。光学的変化がアナライトの型および/または量の指
標となる。それは試薬を保有しない光誘導ピンの前面を
通る反射光において測定される。試薬保有前面の側で試
薬層を横切る光を測定することも可能である。また、蛍
光もしくはルミネッセンスの測定も可能である。しか
し、従来技術からそれ自体すでに知られている方法を用
いて、反射光の量を測定することが好ましい。
明方法では、試薬をコーティングしてある光誘導ピンの
前面を分析すべき試料と接触させる。分析すべき試料は
液体試料、特に血液、血漿、血清、尿または唾液のよう
な体液が好ましい。検査すべき液体試料を分析要素の試
薬保有前面に供給するか、あるいは試薬を保有する本発
明分析要素の前面を分析すべき液体中に浸漬する。本発
明分析要素の試薬不含前面から光が入るようにする。そ
の後、光は反対側の前面に含まれる試薬と相互作用す
る。光学的変化がアナライトの型および/または量の指
標となる。それは試薬を保有しない光誘導ピンの前面を
通る反射光において測定される。試薬保有前面の側で試
薬層を横切る光を測定することも可能である。また、蛍
光もしくはルミネッセンスの測定も可能である。しか
し、従来技術からそれ自体すでに知られている方法を用
いて、反射光の量を測定することが好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明の分析要素は、それが意図された
通りに使用されるとき、特別の利点を示す。周囲表面領
域から突き出る部材は、光誘導ピンを挿入しその後突出
部の助けを借りてねじ込む際に、差込みキャッチを有す
るアダプター中での良好かつ非常に簡単な位置決定を可
能にする。当該要素は停止器具として作用する突出部材
により位置づけられる。特に、カップリング面と発光器
との距離および、反射率の測定を行う場合は、受光系と
の距離を突出部材によってコントロールすることができ
る。この点で、突出部材は保持および位置決定部材とし
て役立ち、かくして簡便、迅速、かつ再現性のあるやり
方で液体中のアナライトの測定が可能となる。
通りに使用されるとき、特別の利点を示す。周囲表面領
域から突き出る部材は、光誘導ピンを挿入しその後突出
部の助けを借りてねじ込む際に、差込みキャッチを有す
るアダプター中での良好かつ非常に簡単な位置決定を可
能にする。当該要素は停止器具として作用する突出部材
により位置づけられる。特に、カップリング面と発光器
との距離および、反射率の測定を行う場合は、受光系と
の距離を突出部材によってコントロールすることができ
る。この点で、突出部材は保持および位置決定部材とし
て役立ち、かくして簡便、迅速、かつ再現性のあるやり
方で液体中のアナライトの測定が可能となる。
【0026】その簡便で迅速な位置決定のために、本発
明分析要素の構造的組立ては、それぞれの作製工程の間
でさえプロセスを続行しながらその精度を調整できると
いう利点を有している。従って、試薬をコーティングし
てない光誘導ピンの前面を介して個々の層の反射および
透過特性を測定することによって、作製工程中に1以上
の層の湿潤適用の特性を100%制御することが可能で
ある。当該要素を乾燥させた後で、1以上の乾燥した層
の反射および透過特性のオンライン測定がプロセス制御
として再度役立つだろう。かくして、これはプロセス内
制御も可能にする。
明分析要素の構造的組立ては、それぞれの作製工程の間
でさえプロセスを続行しながらその精度を調整できると
いう利点を有している。従って、試薬をコーティングし
てない光誘導ピンの前面を介して個々の層の反射および
透過特性を測定することによって、作製工程中に1以上
の層の湿潤適用の特性を100%制御することが可能で
ある。当該要素を乾燥させた後で、1以上の乾燥した層
の反射および透過特性のオンライン測定がプロセス制御
として再度役立つだろう。かくして、これはプロセス内
制御も可能にする。
【0027】
【実施例】以下の実施例は本発明をより詳細に例示する
ためのものである。実施例1 円形の横断面を有し、直径3.05mm、長さ30mm
のポリメチルメタクリレート製の図1に従う5本の光誘
導ピンを射出成形法で作製し、磨いた。前面は縦軸に対
して直角をなしていた。前面の1つはラップ仕上げ研磨
機(Joke II-M型、ドイツ、Bergisch-Gladbach 、Joist
en and Kettenbaum製)を使って磨いた。
ためのものである。実施例1 円形の横断面を有し、直径3.05mm、長さ30mm
のポリメチルメタクリレート製の図1に従う5本の光誘
導ピンを射出成形法で作製し、磨いた。前面は縦軸に対
して直角をなしていた。前面の1つはラップ仕上げ研磨
機(Joke II-M型、ドイツ、Bergisch-Gladbach 、Joist
en and Kettenbaum製)を使って磨いた。
【0028】白色分散染料と濃い青色染料の染料分散液
を、以下の色が肉眼で識別できるように混合した: 1.白色 2.淡い青色 3.明るい青色 4.中間の青色 5.濃い青色 このような染料分散液1滴を磨いた前面に塗布し、室温
で一夜乾かした。減衰(remission)光度計のウルブリヒ
ト球 (Ulbricht's sphere)を使って、光(λ=660n
m)を分析要素の試薬不含前面を通してピンにカップリ
ングさせ、減衰光を測定した。減衰光の量の減少は光学
的印象に一致した。実施例2 円形の横断面を有し、直径3.05mm、長さ30mm
のポリメチルメタクリレート製の射出成形ピンの前面
に、この前面を磨いた後、試薬組成物を供給して図2に
示した分析要素を作製した。前記試薬組成物は次の方法
により調製した:以下の物質を混合した: 0.2 M クエン酸緩衝液 (pH5.0)中の 2%ケルトロールF(Keltrol F) 溶液 ( ベルギー、ブリュッセル、Kelco 製のキサンタンガム) 2.7 g 硫酸ノニルの15% 水溶液 0.154 g 水 8.7 g ポリビニルピロリドン 0.3 g タートラジン 0.05 g 塩化テトラメチルアンモニウム 0.129 g N,N-ビス- ヒドロキシエチル-p- ニトロソアニリン 0.06 g および水 3.0 g を混合し、そして プロピオファン 70 D (ドイツ、Ludwigshafen、BASF) 3.5 g グルコースオキシダーゼ (184 U/mg) 0.586 g 水 2.4 g を混合した。続いて、3つの混合物を合わせて均質にな
るまで攪拌した。
を、以下の色が肉眼で識別できるように混合した: 1.白色 2.淡い青色 3.明るい青色 4.中間の青色 5.濃い青色 このような染料分散液1滴を磨いた前面に塗布し、室温
で一夜乾かした。減衰(remission)光度計のウルブリヒ
ト球 (Ulbricht's sphere)を使って、光(λ=660n
m)を分析要素の試薬不含前面を通してピンにカップリ
ングさせ、減衰光を測定した。減衰光の量の減少は光学
的印象に一致した。実施例2 円形の横断面を有し、直径3.05mm、長さ30mm
のポリメチルメタクリレート製の射出成形ピンの前面
に、この前面を磨いた後、試薬組成物を供給して図2に
示した分析要素を作製した。前記試薬組成物は次の方法
により調製した:以下の物質を混合した: 0.2 M クエン酸緩衝液 (pH5.0)中の 2%ケルトロールF(Keltrol F) 溶液 ( ベルギー、ブリュッセル、Kelco 製のキサンタンガム) 2.7 g 硫酸ノニルの15% 水溶液 0.154 g 水 8.7 g ポリビニルピロリドン 0.3 g タートラジン 0.05 g 塩化テトラメチルアンモニウム 0.129 g N,N-ビス- ヒドロキシエチル-p- ニトロソアニリン 0.06 g および水 3.0 g を混合し、そして プロピオファン 70 D (ドイツ、Ludwigshafen、BASF) 3.5 g グルコースオキシダーゼ (184 U/mg) 0.586 g 水 2.4 g を混合した。続いて、3つの混合物を合わせて均質にな
るまで攪拌した。
【0029】グルコースとの反応の結果として、試薬層
は既知の方法で鮮明な黄色から緑色または青色に変化す
る。コーティングを乾かした(45℃、60分)後、層
をグルコース水溶液1滴で湿らせた。コーティングは3
0秒以内に青色を帯びた。対応して作製した分析要素お
よび異なる濃度のグルコース溶液を用いた試験では、光
ガイドを通して実施例1に記載した減衰光度測定(λ=
660nm)を行うことによって曲線を得た。この曲線
はグルコース濃度が増加するにつれて減衰光の量が減少
することを示す。実施例3 実施例2の実験を改変して、グルコース水溶液の代わり
に異なるグルコース濃度のクエン酸緩衝化全血を用い
た。
は既知の方法で鮮明な黄色から緑色または青色に変化す
る。コーティングを乾かした(45℃、60分)後、層
をグルコース水溶液1滴で湿らせた。コーティングは3
0秒以内に青色を帯びた。対応して作製した分析要素お
よび異なる濃度のグルコース溶液を用いた試験では、光
ガイドを通して実施例1に記載した減衰光度測定(λ=
660nm)を行うことによって曲線を得た。この曲線
はグルコース濃度が増加するにつれて減衰光の量が減少
することを示す。実施例3 実施例2の実験を改変して、グルコース水溶液の代わり
に異なるグルコース濃度のクエン酸緩衝化全血を用い
た。
【0030】血液の赤い色は、血中グルコース濃度の許
容される測定が採用した波長ではもはや不可能となる程
度に入射光(λ=660nm)の減衰に影響を及ぼし
た。2種類の波長、564および660nmで光ガイド
からの減衰を交互に測定する測定装置を用いると、計算
手順において測定結果に対する赤色の影響を排除し、か
つ血中グルコース濃度の増加につれて測定シグナルの減
少を示す曲線をプロットすることができた。実施例4 実施例2の実験を改変して、次の成分: ケルトロールF 4.30 g (ベルギー、ブリュッセル、Kelco 製のキサンタンガム) 二酸化チタン 0.71 g ノニル硫酸ナトリウム水溶液 (150g/l) 2.44 g ポリビニルピロリドン 0.47 g タートラジン 0.08 g 塩化テトラエチルアンモニウム 0.20 g 2,18- ホスホモリブデン酸 0.95 g N,N-ビス- ヒドロキシエチル-p- ニトロソアニリン 0.09 g セラトン (Celatom) 9.97 g (MW25、米国シンチナティ、Eagle-Picher) プロピオファン(ドイツ、Ludwigshafen、BASF) 5.46 g グルコースオキシダーゼ (184 U/mg) 0.93 g 再蒸留水 24.39 g から成る二酸化チタン含有試薬組成物をスクリーン印刷
法で塗布した図2の分析要素を使用した。試薬組成物は
45℃で60分間乾燥させた。乾燥した層に異なるグル
コース濃度のグルコース水溶液またはクエン酸緩衝化全
血試料を湿らせた後、光ガイドからの減衰光度測定(λ
=660nm)により曲線を作成し、この曲線はグルコ
ース濃度が増加するにつれて減衰光の量が減少すること
を示した。
容される測定が採用した波長ではもはや不可能となる程
度に入射光(λ=660nm)の減衰に影響を及ぼし
た。2種類の波長、564および660nmで光ガイド
からの減衰を交互に測定する測定装置を用いると、計算
手順において測定結果に対する赤色の影響を排除し、か
つ血中グルコース濃度の増加につれて測定シグナルの減
少を示す曲線をプロットすることができた。実施例4 実施例2の実験を改変して、次の成分: ケルトロールF 4.30 g (ベルギー、ブリュッセル、Kelco 製のキサンタンガム) 二酸化チタン 0.71 g ノニル硫酸ナトリウム水溶液 (150g/l) 2.44 g ポリビニルピロリドン 0.47 g タートラジン 0.08 g 塩化テトラエチルアンモニウム 0.20 g 2,18- ホスホモリブデン酸 0.95 g N,N-ビス- ヒドロキシエチル-p- ニトロソアニリン 0.09 g セラトン (Celatom) 9.97 g (MW25、米国シンチナティ、Eagle-Picher) プロピオファン(ドイツ、Ludwigshafen、BASF) 5.46 g グルコースオキシダーゼ (184 U/mg) 0.93 g 再蒸留水 24.39 g から成る二酸化チタン含有試薬組成物をスクリーン印刷
法で塗布した図2の分析要素を使用した。試薬組成物は
45℃で60分間乾燥させた。乾燥した層に異なるグル
コース濃度のグルコース水溶液またはクエン酸緩衝化全
血試料を湿らせた後、光ガイドからの減衰光度測定(λ
=660nm)により曲線を作成し、この曲線はグルコ
ース濃度が増加するにつれて減衰光の量が減少すること
を示した。
【0031】実施例5 a)実施例2を改変して、前面に実施例2の試薬組成物
をコーティングし45℃で60分間乾燥させた図2の分
析要素を使用した。その後、試薬層には厚さ60−80
nmの金属銀層をスパッタリング法で施した。
をコーティングし45℃で60分間乾燥させた図2の分
析要素を使用した。その後、試薬層には厚さ60−80
nmの金属銀層をスパッタリング法で施した。
【0032】異なるグルコース濃度の異なるクエン酸緩
衝化全血試料を塗布した後に、光ガイドからの減衰光度
測定(λ=660nm)は40秒以内に安定したシグナ
ルをもたらした。これにより血中グルコース濃度の増加
につれて減衰光の量の一定した減少を示す曲線が得られ
た。 b)金属銀層を金属アルミニウム層と置き換えた場合も
結果はほとんど同じであった。実施例6 実施例2を改変して、第1工程で試薬層が有機溶液から
多孔性膜層として転相法により形成された分析要素を使
用した。緩衝剤および指示薬はすでにその中に含まれて
おり、第2工程でこの層に必要な酵素を含浸させた。
衝化全血試料を塗布した後に、光ガイドからの減衰光度
測定(λ=660nm)は40秒以内に安定したシグナ
ルをもたらした。これにより血中グルコース濃度の増加
につれて減衰光の量の一定した減少を示す曲線が得られ
た。 b)金属銀層を金属アルミニウム層と置き換えた場合も
結果はほとんど同じであった。実施例6 実施例2を改変して、第1工程で試薬層が有機溶液から
多孔性膜層として転相法により形成された分析要素を使
用した。緩衝剤および指示薬はすでにその中に含まれて
おり、第2工程でこの層に必要な酵素を含浸させた。
【0033】試薬層を作製するための工程および物質は
次の通りである: 7.9 g 酢酸セルロース27型ドレキセルクリスタル (Drexel's Crystal) (英国、ダービー、Courtauld Speciality Plastics )および 79.0 g 分析用アセトン(ドイツ、ダルムシュタット、Merck ) をKPGブレードスターラーで攪拌しながら三つ口フラ
スコ中に50℃で3時間以内に溶解した。
次の通りである: 7.9 g 酢酸セルロース27型ドレキセルクリスタル (Drexel's Crystal) (英国、ダービー、Courtauld Speciality Plastics )および 79.0 g 分析用アセトン(ドイツ、ダルムシュタット、Merck ) をKPGブレードスターラーで攪拌しながら三つ口フラ
スコ中に50℃で3時間以内に溶解した。
【0034】約100ミリバールの低圧をかけることに
よって冷却後にガス抜きを行った。その後、ゆっくり攪
拌しながら以下の物質を一度にあるいは液滴として加え
た: 0.04 g Brij 56 (ドイツ、ハイデルベルグ、Serva より供給されたポリオキ シエチレンモノセチルエーテル) 0.2 g テトラメチルベンジジン(ドイツ、マンハイム、Boehringer Mannheim GmbH ) 19.75 g 分析用イソプロパノール(ドイツ、シールズ、Riedel) 45.0 g 再蒸留水 透明なポリマー溶液2μlを、長さ30mm、直径3.
05mmのポリカーボネート製の射出成形ピンの上部前
面に加えた。21℃、相対湿度45%で転相により15
分以内に膜層を形成させた。続いて、50℃で15分間
乾燥させた。 9.5 mg グルコースオキシダーゼ (211.9 U/mg) (ドイツ、マンハイム、 Boehringer Mannheim GmbH) 54.7 mg ペルオキシダーゼ (2118 U/mg)(ドイツ、マンハイム、 Boehringer Mannheim GmbH) 100 g 再蒸留水 から成る溶液2μlを乾燥した膜層に点在させた。乾燥
キャビネット内で50℃、15分間乾燥後、実施例2で
用いたものに類似するグルコース溶液を用いて実施した
試験は同様の結果をもたらした。実施例7 円形の横断面を有し、直径3.05mm、長さ30mm
のポリメチルメタクリレート製の射出成形ピンから図2
に示した分析要素を作製した。前面の1つに、直径2.
8mm、深さ0.2mmのくぼみを中央に作った。実施
例4に示した試薬組成物を硬質ゴムブレードを使ってく
ぼみの中に入れ、その後50℃で30分間乾燥させた。
続いて、試薬層の上に厚さ60−80nmの金属銀層を
スパッタリングにより、あるいは試薬層の上に厚さ60
−80nmの金属アルミニウム層を蒸発法により配置し
た。
よって冷却後にガス抜きを行った。その後、ゆっくり攪
拌しながら以下の物質を一度にあるいは液滴として加え
た: 0.04 g Brij 56 (ドイツ、ハイデルベルグ、Serva より供給されたポリオキ シエチレンモノセチルエーテル) 0.2 g テトラメチルベンジジン(ドイツ、マンハイム、Boehringer Mannheim GmbH ) 19.75 g 分析用イソプロパノール(ドイツ、シールズ、Riedel) 45.0 g 再蒸留水 透明なポリマー溶液2μlを、長さ30mm、直径3.
05mmのポリカーボネート製の射出成形ピンの上部前
面に加えた。21℃、相対湿度45%で転相により15
分以内に膜層を形成させた。続いて、50℃で15分間
乾燥させた。 9.5 mg グルコースオキシダーゼ (211.9 U/mg) (ドイツ、マンハイム、 Boehringer Mannheim GmbH) 54.7 mg ペルオキシダーゼ (2118 U/mg)(ドイツ、マンハイム、 Boehringer Mannheim GmbH) 100 g 再蒸留水 から成る溶液2μlを乾燥した膜層に点在させた。乾燥
キャビネット内で50℃、15分間乾燥後、実施例2で
用いたものに類似するグルコース溶液を用いて実施した
試験は同様の結果をもたらした。実施例7 円形の横断面を有し、直径3.05mm、長さ30mm
のポリメチルメタクリレート製の射出成形ピンから図2
に示した分析要素を作製した。前面の1つに、直径2.
8mm、深さ0.2mmのくぼみを中央に作った。実施
例4に示した試薬組成物を硬質ゴムブレードを使ってく
ぼみの中に入れ、その後50℃で30分間乾燥させた。
続いて、試薬層の上に厚さ60−80nmの金属銀層を
スパッタリングにより、あるいは試薬層の上に厚さ60
−80nmの金属アルミニウム層を蒸発法により配置し
た。
【0035】異なるグルコース濃度のクエン酸緩衝化全
血試料を塗布した後に、光ガイドからの減衰光度測定
(λ=660nm)は実施例5の結果に匹敵する結果を
もたらしたが、相対減衰値 (relative remission valu
e) はおよそ15%高かった。
血試料を塗布した後に、光ガイドからの減衰光度測定
(λ=660nm)は実施例5の結果に匹敵する結果を
もたらしたが、相対減衰値 (relative remission valu
e) はおよそ15%高かった。
【図1】本発明の分析要素を示した透視図である。
【図2】本発明の分析要素の別の具体例を示した透視図
である。
である。
1 光誘導ピン 2 試薬層 3 フィンの形の突出部材 4 カップリング面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ マーホ オーストリア国 64658 フューエルス オルトシュトラーセ 42
Claims (9)
- 【請求項1】 周囲表面領域およびその両端に2つの本
質的に平行な前面を有する光誘導ピンの形をしたアナラ
イト測定用の分析要素であって、当該前面の1つがアナ
ライトの存在下で光学的に検出可能な反応に関与する試
薬を保有し、当該周囲表面領域が少なくとも1つの突出
部を有することを特徴とする、上記の分析要素。 - 【請求項2】 光誘導ピンの周囲表面領域が光反射物質
で部分的にまたは完全に覆われていることを特徴とす
る、請求項1記載の分析要素。 - 【請求項3】 突出部がマンドレル、ノブまたはフィン
の形であることを特徴とする、請求項1記載の分析要
素。 - 【請求項4】 周囲表面領域が複数の突出部を有するこ
とを特徴とする、請求項1または3記載の分析要素。 - 【請求項5】 光誘導ピンが熱可塑性材料で作られてい
ることを特徴とする、請求項1−4のいずれか1つに記
載の分析要素。 - 【請求項6】 光誘導ピンの試薬保有前面がピン材料に
配置された中央くぼみを含み、当該くぼみがピンの直径
の30%未満の深さを有しかつ試薬を含むことを特徴と
する、請求項1−5のいずれか1つに記載の分析要素。 - 【請求項7】 熱可塑性材料製のピンを射出成形により
作製し、前面の1つに試薬を供給することを特徴とす
る、請求項1記載の分析要素の作製方法。 - 【請求項8】 浸漬、印刷、吹付け、斑点付けまたは塗
布により前面の1つに試薬を供給することを特徴とす
る、請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 光誘導ピンの試薬保有前面と分析すべき
試料とを接触させ、光学的変化を、アナライトの型およ
び/または量の指標として、光誘導要素の試薬不含前面
を介して測定することを特徴とする、請求項1−6のい
ずれか1つに記載の分析要素を用いて試料中のアナライ
トを測定する方法。
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