JPH06185696A - 低温液化ガスの気化装置 - Google Patents
低温液化ガスの気化装置Info
- Publication number
- JPH06185696A JPH06185696A JP34030692A JP34030692A JPH06185696A JP H06185696 A JPH06185696 A JP H06185696A JP 34030692 A JP34030692 A JP 34030692A JP 34030692 A JP34030692 A JP 34030692A JP H06185696 A JPH06185696 A JP H06185696A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- vaporizer
- source water
- liquefied gas
- heat source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気化した低温液化ガスを加熱するための設備
を簡素化したい。 【構成】 排水ピット8内に第2熱交換器12を組み込
み、気化器1内の熱交換器2で気化した低温液化ガスを
この第2熱交換器12により加熱してから消費側に送り出
す。
を簡素化したい。 【構成】 排水ピット8内に第2熱交換器12を組み込
み、気化器1内の熱交換器2で気化した低温液化ガスを
この第2熱交換器12により加熱してから消費側に送り出
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海水、井戸水、河川
水、排水等を熱源水として低温液化ガス、例えばLN
G、LPG等を気化する装置に関し、詳しくは気化器内
に熱交換器を組み込み、この熱交換器内に低温液化ガス
を通し、気化器内で蒸発した熱源水で低温液化ガスを気
化すると共に気化器内で蒸発した熱源水蒸気が低温液化
ガスの冷熱で凝縮した際の減圧作用で熱源水を気化器内
に導入する構成の低温液化ガスの気化装置に関する。
水、排水等を熱源水として低温液化ガス、例えばLN
G、LPG等を気化する装置に関し、詳しくは気化器内
に熱交換器を組み込み、この熱交換器内に低温液化ガス
を通し、気化器内で蒸発した熱源水で低温液化ガスを気
化すると共に気化器内で蒸発した熱源水蒸気が低温液化
ガスの冷熱で凝縮した際の減圧作用で熱源水を気化器内
に導入する構成の低温液化ガスの気化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気化装置としては特開平3−2090
98号公報に掲載されているものが公知である。この気化
装置は、気化器内に熱交換器を組み込むと共にこの気化
器内と熱源水源間を吸水管で連通し、前記熱交換器内に
低温液化ガスを通して熱源水の保有熱により低温液化ガ
スを気化すると共に気化器内で蒸発した熱源水を低温液
化ガスの冷熱で凝縮させることにより気化器内を減圧し
て前記吸水管を経由して熱源水を気化器内に導入し、気
化器よりも下方に排水ピットを設け、更にこの排水ピッ
トに底部で連通している大気開放ピットを設けると共に
この大気開放ピット内の熱源水を排水ポンプを利用して
排水する構成である。
98号公報に掲載されているものが公知である。この気化
装置は、気化器内に熱交換器を組み込むと共にこの気化
器内と熱源水源間を吸水管で連通し、前記熱交換器内に
低温液化ガスを通して熱源水の保有熱により低温液化ガ
スを気化すると共に気化器内で蒸発した熱源水を低温液
化ガスの冷熱で凝縮させることにより気化器内を減圧し
て前記吸水管を経由して熱源水を気化器内に導入し、気
化器よりも下方に排水ピットを設け、更にこの排水ピッ
トに底部で連通している大気開放ピットを設けると共に
この大気開放ピット内の熱源水を排水ポンプを利用して
排水する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知例に
おいては次のような問題がある。 a.気化器内で熱源水は自己の保有する顕熱によりその
一部が蒸発し、熱交換により熱源水の温度は低下する。
この場合、発生する蒸気温度は、実用上熱源水の低下後
の温度より低温である。従って、原理上、熱源水と低温
液化ガスの熱交換において、ガス出温を熱源水排水温度
に近づけることが困難である。このため、気化したガス
の温度が低すぎることから、一旦加熱用の熱交換器内に
通す必要があり、この加熱設備に経費がかかる。
おいては次のような問題がある。 a.気化器内で熱源水は自己の保有する顕熱によりその
一部が蒸発し、熱交換により熱源水の温度は低下する。
この場合、発生する蒸気温度は、実用上熱源水の低下後
の温度より低温である。従って、原理上、熱源水と低温
液化ガスの熱交換において、ガス出温を熱源水排水温度
に近づけることが困難である。このため、気化したガス
の温度が低すぎることから、一旦加熱用の熱交換器内に
通す必要があり、この加熱設備に経費がかかる。
【0004】本発明の目的は、低温液化ガス気化装置に
おいて、上記した問題点を解決することである。
おいて、上記した問題点を解決することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る低温液化ガ
スの気化装置の構成は次のとおりである。
スの気化装置の構成は次のとおりである。
【0006】気化器内に熱交換器を組み込むと共にこの
気化器内と熱源水間を吸水管で連通し、前記熱交換器内
に低温液化ガスを通して熱源水の保有熱により低温液化
ガスを気化すると共に気化器内で蒸発した熱源水を低温
液化ガスの冷熱で凝縮させることにより気化器内を減圧
して前記吸水管を経由して熱源水を気化器内に導入し、
気化器よりも下方に排水ピットを設け、更にこの排水ピ
ットに底部で連通している大気開放ピットを設けると共
にこの大気開放ピット内の熱源水を排水ポンプを利用し
て排水するように構成した低温液化ガスの気化装置にお
いて、排水ピット内に気化器内の熱交換器と連通してい
る第2熱交換器を組み込み、気化器内の熱交換器で気化
した低温液化ガスをこの第2熱交換器内に導入して加熱
するように構成して成る低温液化ガスの気化装置。
気化器内と熱源水間を吸水管で連通し、前記熱交換器内
に低温液化ガスを通して熱源水の保有熱により低温液化
ガスを気化すると共に気化器内で蒸発した熱源水を低温
液化ガスの冷熱で凝縮させることにより気化器内を減圧
して前記吸水管を経由して熱源水を気化器内に導入し、
気化器よりも下方に排水ピットを設け、更にこの排水ピ
ットに底部で連通している大気開放ピットを設けると共
にこの大気開放ピット内の熱源水を排水ポンプを利用し
て排水するように構成した低温液化ガスの気化装置にお
いて、排水ピット内に気化器内の熱交換器と連通してい
る第2熱交換器を組み込み、気化器内の熱交換器で気化
した低温液化ガスをこの第2熱交換器内に導入して加熱
するように構成して成る低温液化ガスの気化装置。
【0007】
【作用】気化器内下部には熱源水が貯蔵されており、熱
交換器には低温液化ガスが通される。気化器内の熱源水
は自己の保有する顕熱でその一部が蒸発し、この蒸発し
た熱源水は熱交換器で低温液化ガスにより冷却されて凝
縮する。この結果、気化器内は減圧し、この減圧により
熱源水が気化器内に導入される。一方、熱交換器で気化
した低温液化ガスはガス体となって第2熱交換器内を通
り、ここで排水ピット内の熱源水により加熱され、昇温
して消費側に送り出される。排水ピット内の熱源水は排
水ポンプにより排水される。
交換器には低温液化ガスが通される。気化器内の熱源水
は自己の保有する顕熱でその一部が蒸発し、この蒸発し
た熱源水は熱交換器で低温液化ガスにより冷却されて凝
縮する。この結果、気化器内は減圧し、この減圧により
熱源水が気化器内に導入される。一方、熱交換器で気化
した低温液化ガスはガス体となって第2熱交換器内を通
り、ここで排水ピット内の熱源水により加熱され、昇温
して消費側に送り出される。排水ピット内の熱源水は排
水ポンプにより排水される。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。1は気化器、
2はこの気化器1内の上部に組み込まれた熱交換器、2
aは凝縮水承け、3は熱源水、4は熱源水3と気化器1
内を結ぶ吸水管、5は制御弁、6は抽気ライン、7は抽
気ポンプ、8は排水ピットにして、この排水ピット8は
気化器1よりも一段低い位置に構成され、更に大気開放
ピット9と底部で連通している。10は大気開放ピット9
内から排水を行うための排水ライン、11は排水ポンプで
ある。
2はこの気化器1内の上部に組み込まれた熱交換器、2
aは凝縮水承け、3は熱源水、4は熱源水3と気化器1
内を結ぶ吸水管、5は制御弁、6は抽気ライン、7は抽
気ポンプ、8は排水ピットにして、この排水ピット8は
気化器1よりも一段低い位置に構成され、更に大気開放
ピット9と底部で連通している。10は大気開放ピット9
内から排水を行うための排水ライン、11は排水ポンプで
ある。
【0009】12は排水ピット8内に組み込まれた第2熱
交換器にして、前記熱交換器2で気化した低温液化ガス
は、この第2熱交換器12を経由する間に排水ピット8内
の熱源水により加熱されて送出ライン13から消費側に送
り出される。
交換器にして、前記熱交換器2で気化した低温液化ガス
は、この第2熱交換器12を経由する間に排水ピット8内
の熱源水により加熱されて送出ライン13から消費側に送
り出される。
【0010】図2は、排水ピット8内にたて方向のピッ
ト仕切壁14を設けて排水ピット8内を熱源水が入る第1
室15と凝縮水が流入する第2室16に区画し、この第1室
15と第2室16間を仕切壁14の下部で連通させ、第1室15
側に第2交換器12を組み込んでできるだけ高温側の熱源
水で加熱するように工夫した例である。
ト仕切壁14を設けて排水ピット8内を熱源水が入る第1
室15と凝縮水が流入する第2室16に区画し、この第1室
15と第2室16間を仕切壁14の下部で連通させ、第1室15
側に第2交換器12を組み込んでできるだけ高温側の熱源
水で加熱するように工夫した例である。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のように排水ピット内に第
2熱交換器を組み込み、気化した低温液化ガスをこの排
水ピット内の熱源水(排水)で加熱し、昇温させるよう
にした。この結果従来のように気化した低温液化ガスを
加熱する設備を別に設ける必要がない。
2熱交換器を組み込み、気化した低温液化ガスをこの排
水ピット内の熱源水(排水)で加熱し、昇温させるよう
にした。この結果従来のように気化した低温液化ガスを
加熱する設備を別に設ける必要がない。
【図1】本発明に係る気化装置の説明図。
【図2】排水ピット内を仕切壁で仕切って熱源水が入る
側に第2熱交換器を組み込んだ実施例の説明図。
側に第2熱交換器を組み込んだ実施例の説明図。
1 気化器 2 熱交換器 2a 凝縮水承け 3 熱源水 4 吸水管 8 排水ピット 12 第2熱交換器 14、18 仕切壁 17 副室
Claims (2)
- 【請求項1】 気化器内に熱交換器を組み込むと共にこ
の気化器内と熱源水間を吸水管で連通し、前記熱交換器
内に低温液化ガスを通して熱源水の保有熱により低温液
化ガスを気化すると共に気化器内で蒸発した熱源水を低
温液化ガスの冷熱で凝縮させることにより気化器内を減
圧して前記吸水管を経由して熱源水を気化器内に導入
し、気化器よりも下方に排水ピットを設け、更にこの排
水ピットに底部で連通している大気開放ピットを設ける
と共にこの大気開放ピット内の熱源水を排水ポンプを利
用して排水するように構成した低温液化ガスの気化装置
において、排水ピット内に気化器内の熱交換器と連通し
ている第2熱交換器を組み込み、気化器内の熱交換器で
気化した低温液化ガスをこの第2熱交換器内に導入して
加熱するように構成して成る低温液化ガスの気化装置。 - 【請求項2】 排水ピット内にたて方向の仕切壁を設け
て気化器内の熱源水が入っている第1室と凝縮水が流下
する第2室に区画すると共にこの仕切壁の下部で2室を
互いに連通させて第2熱交換器を第1室側に組み込んで
成る請求項1記載の低温液化ガスの気化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34030692A JPH06185696A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 低温液化ガスの気化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34030692A JPH06185696A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 低温液化ガスの気化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185696A true JPH06185696A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18335685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34030692A Pending JPH06185696A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 低温液化ガスの気化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185696A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340297A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Nippon Sanso Corp | 高圧ガス供給設備 |
JP2002340484A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Nippon Sanso Corp | 蒸発器 |
WO2016002592A1 (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 液化ガス気化装置および液化ガス気化システム |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP34030692A patent/JPH06185696A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340484A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Nippon Sanso Corp | 蒸発器 |
JP2002340297A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Nippon Sanso Corp | 高圧ガス供給設備 |
JP4731042B2 (ja) * | 2001-05-18 | 2011-07-20 | 大陽日酸株式会社 | 高圧ガス供給設備 |
WO2016002592A1 (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 液化ガス気化装置および液化ガス気化システム |
JP2016027272A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-02-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 液化ガス気化装置および液化ガス気化システム |
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