JPH06185224A - 仮設テントの揚重用つり金具 - Google Patents
仮設テントの揚重用つり金具Info
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- JPH06185224A JPH06185224A JP35585592A JP35585592A JPH06185224A JP H06185224 A JPH06185224 A JP H06185224A JP 35585592 A JP35585592 A JP 35585592A JP 35585592 A JP35585592 A JP 35585592A JP H06185224 A JPH06185224 A JP H06185224A
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- tent
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 仮設テントを構築しようとする建造物の上部
または建築用作業空間の上部に架構するに当たって使用
する特殊構造のフレーム部材に何等の損傷を与えること
なく所定位置に安全かつ迅速に揚重させることができる
ようにした専用の揚重用つり金具を提案する。 【構成】 テント用フレーム部材3を揚重するためのつ
り金具であって、垂木また母屋などの長尺なフレーム部
材を斜めまたは水平状に抱持できる断面鈎状の嵌合溝を
形成さえた抱持片を具備し、その上部の一端部を外側に
折曲形成させてワイヤ掛止め用フック部35を形成し、
嵌合溝の反対側に直立方向に固着させた一対のジョイン
ト取付板36を設けたつり金具主体部33と、2組のク
ランプ42をそれぞれコーナ部に外向きに開口したフレ
ーム部材に取付け、つり金具の主体部のジョイント取付
板36とクランプのクランプボディとの間にL型ジョイ
ント43を介置してボルトナットで着脱自在に係止し
た。
または建築用作業空間の上部に架構するに当たって使用
する特殊構造のフレーム部材に何等の損傷を与えること
なく所定位置に安全かつ迅速に揚重させることができる
ようにした専用の揚重用つり金具を提案する。 【構成】 テント用フレーム部材3を揚重するためのつ
り金具であって、垂木また母屋などの長尺なフレーム部
材を斜めまたは水平状に抱持できる断面鈎状の嵌合溝を
形成さえた抱持片を具備し、その上部の一端部を外側に
折曲形成させてワイヤ掛止め用フック部35を形成し、
嵌合溝の反対側に直立方向に固着させた一対のジョイン
ト取付板36を設けたつり金具主体部33と、2組のク
ランプ42をそれぞれコーナ部に外向きに開口したフレ
ーム部材に取付け、つり金具の主体部のジョイント取付
板36とクランプのクランプボディとの間にL型ジョイ
ント43を介置してボルトナットで着脱自在に係止し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル、その他各種建造
物の構築現場で使用され、降雨・降雪・風など天候に左
右されない空間を確保し、作業効率並びに作業環境の向
上をはかるために設置をする工事用仮設テントの揚重用
つり金具に関するものである。
物の構築現場で使用され、降雨・降雪・風など天候に左
右されない空間を確保し、作業効率並びに作業環境の向
上をはかるために設置をする工事用仮設テントの揚重用
つり金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、土木工事、建設工事はその
大部分が屋外で行われるので、降雨・降雪・風など自然
条件の影響を受け、降雨時、強風時または降雪時の工事
は、稼働率が極端に下がり、作業工程の遅延あるいは稼
働率の低下に伴う工事費の増大等の要因となっている。
また、上記のように自然条件の影響を受け易い屋外作業
は作業員の健康を損ねるばかりでなく、作業環境の悪化
によりスリップ、転落等人身事故が起こりやすく、一
方、コンクリートや鉄骨溶接の品質低下を招く原因とも
なっている。他方、都市部での土木建設工事では工事に
伴う粉塵、騒音の発生が避けられず、従ってこれに対す
る近隣周辺への配慮が不可欠となっている。
大部分が屋外で行われるので、降雨・降雪・風など自然
条件の影響を受け、降雨時、強風時または降雪時の工事
は、稼働率が極端に下がり、作業工程の遅延あるいは稼
働率の低下に伴う工事費の増大等の要因となっている。
また、上記のように自然条件の影響を受け易い屋外作業
は作業員の健康を損ねるばかりでなく、作業環境の悪化
によりスリップ、転落等人身事故が起こりやすく、一
方、コンクリートや鉄骨溶接の品質低下を招く原因とも
なっている。他方、都市部での土木建設工事では工事に
伴う粉塵、騒音の発生が避けられず、従ってこれに対す
る近隣周辺への配慮が不可欠となっている。
【0003】昨今、上述のような作業環境の向上を目的
として、建設工事の敷地全体または一部分をすっぽりと
取り囲むことのできる構造の仮設テントあるいはドーム
形式の仮設屋根装置等が開発され、その一部はすでに実
用に供されている。本出願人等も、先に、風雨や降雪が
あっても現場作業を可能とし、重機を用いた通常の建設
作業を屋根の下で進めることができるようにさせる目的
で、次のような内容の仮設テント及びその施工法を開発
している。すなわち、山形をした屋根部材と、その屋根
部材の両端に固定したローラ付き支柱部材とからなる仮
設テントのフレーム部材をあらかじめ用意しておき、こ
のフレームを足場に取り付けた桁の上にワン・フレーム
ずつ揚重して複数のフレームを所定間隔に固定した後、
高所作業車や自動足場等を用いて隣接するフレーム間に
母屋等を渡して接続することにより仮設テントのフレー
ムユニットを組み立てる(小屋組みする)とともに、そ
のフレームユニットの屋根上面にキャンバスを張設して
架構した仮設テント及びその施工法の発明を提案した
(特願平4−29924号)。
として、建設工事の敷地全体または一部分をすっぽりと
取り囲むことのできる構造の仮設テントあるいはドーム
形式の仮設屋根装置等が開発され、その一部はすでに実
用に供されている。本出願人等も、先に、風雨や降雪が
あっても現場作業を可能とし、重機を用いた通常の建設
作業を屋根の下で進めることができるようにさせる目的
で、次のような内容の仮設テント及びその施工法を開発
している。すなわち、山形をした屋根部材と、その屋根
部材の両端に固定したローラ付き支柱部材とからなる仮
設テントのフレーム部材をあらかじめ用意しておき、こ
のフレームを足場に取り付けた桁の上にワン・フレーム
ずつ揚重して複数のフレームを所定間隔に固定した後、
高所作業車や自動足場等を用いて隣接するフレーム間に
母屋等を渡して接続することにより仮設テントのフレー
ムユニットを組み立てる(小屋組みする)とともに、そ
のフレームユニットの屋根上面にキャンバスを張設して
架構した仮設テント及びその施工法の発明を提案した
(特願平4−29924号)。
【0004】
【発明が解決しようとする技術的課題】本発明は、前記
先行発明をさらに発展させ改良を加えたものであって、
特にビル建設工事において、構築しようとする構造物の
上部を覆い、天候に左右されない作業空間を確保できる
ビル工事用仮設テントの架設方法と架設用治具を提示す
るものである。ところで、ビル工事用仮設テントはビル
工事の進行状態に合わせてこれを順次吊り上げて盛り替
えを行う必要がある。この場合、一般的にはテントフレ
ームを一度解体してから盛り替えのために足場を組み上
げ、ワンフレームごとに架け直す方法が採られていた。
またフレームを架け直す場合において、母屋の架設や玉
掛けワイヤの取り外しを高所作業車を使用して行ってい
た。しかし高所作業車が入れないに場所での盛り替え作
業をいかに安全にかつ手際よく行うかが現在の課題とな
っていた。
先行発明をさらに発展させ改良を加えたものであって、
特にビル建設工事において、構築しようとする構造物の
上部を覆い、天候に左右されない作業空間を確保できる
ビル工事用仮設テントの架設方法と架設用治具を提示す
るものである。ところで、ビル工事用仮設テントはビル
工事の進行状態に合わせてこれを順次吊り上げて盛り替
えを行う必要がある。この場合、一般的にはテントフレ
ームを一度解体してから盛り替えのために足場を組み上
げ、ワンフレームごとに架け直す方法が採られていた。
またフレームを架け直す場合において、母屋の架設や玉
掛けワイヤの取り外しを高所作業車を使用して行ってい
た。しかし高所作業車が入れないに場所での盛り替え作
業をいかに安全にかつ手際よく行うかが現在の課題とな
っていた。
【0005】また、この種の仮設テントの盛り替え方法
としては、別に、マストを利用してテント全体をいっぺ
んにクライミングさせることによりリフトアップする工
法も提案されている。しかし、この工法は、マストを建
てたりクライミングを同調させたりする為のコストが非
常にかかるという実用面での問題があった。
としては、別に、マストを利用してテント全体をいっぺ
んにクライミングさせることによりリフトアップする工
法も提案されている。しかし、この工法は、マストを建
てたりクライミングを同調させたりする為のコストが非
常にかかるという実用面での問題があった。
【0006】
【発明の概要】本発明者らは、上記した従来の問題点を
解決するため種々の研究検討した結果、下記のような工
法を完成した。すなわち本発明では、従来工法と全く着
想を変えワンフレームごとに架け直したり、マストを建
ててテント全体をリフトアップする方法ではなく、4フ
レーム3スパンを1ブロックとして一体に構成されたテ
ントフレームの中央スパンの母屋のみを外して、2つの
ユニットに分離し、構造物の工事進行状態に合わせて、
すでに施工の終わったところより盛り替え用の足場を組
み上げ、その上に前記のユニットをワンユニット毎に揚
重して盛り替えを行い、盛り替え後に、隣あった2つの
ユニット間に母屋を渡して4フレーム3スパンを1ブロ
ックとするように一体化して、盛り替えの工数を減らし
たものである。
解決するため種々の研究検討した結果、下記のような工
法を完成した。すなわち本発明では、従来工法と全く着
想を変えワンフレームごとに架け直したり、マストを建
ててテント全体をリフトアップする方法ではなく、4フ
レーム3スパンを1ブロックとして一体に構成されたテ
ントフレームの中央スパンの母屋のみを外して、2つの
ユニットに分離し、構造物の工事進行状態に合わせて、
すでに施工の終わったところより盛り替え用の足場を組
み上げ、その上に前記のユニットをワンユニット毎に揚
重して盛り替えを行い、盛り替え後に、隣あった2つの
ユニット間に母屋を渡して4フレーム3スパンを1ブロ
ックとするように一体化して、盛り替えの工数を減らし
たものである。
【0007】そしてさらにこの工法では、仮設テントで
構造物の最上部を覆うに当たって、その仮設テントで構
造物の最上部全体をカバーせず、一部を資材の取り込み
スペースまた盛り替えの為の仮置きスペースとして残
し、かつテントフレームはブロックごとに移動台車を介
して水平に移動自在となして、盛り替え位置が任意に設
定できるようにしたことを特徴としている。ここにおい
て、本発明が解決しようとする技術的課題は、上記仮設
テントを構築しようとする建造物の上部または建築用作
業空間の上部に架構するに当たって使用する特殊構造の
フレーム部材を単独で、またはフレーム部材を小屋組し
て形成させたユニットを、フレーム部材に何等の損傷を
与えることなく所定位置に安全かつ迅速に揚重させるこ
とができるようにした専用の揚重用つり金具を提案する
ものである。
構造物の最上部を覆うに当たって、その仮設テントで構
造物の最上部全体をカバーせず、一部を資材の取り込み
スペースまた盛り替えの為の仮置きスペースとして残
し、かつテントフレームはブロックごとに移動台車を介
して水平に移動自在となして、盛り替え位置が任意に設
定できるようにしたことを特徴としている。ここにおい
て、本発明が解決しようとする技術的課題は、上記仮設
テントを構築しようとする建造物の上部または建築用作
業空間の上部に架構するに当たって使用する特殊構造の
フレーム部材を単独で、またはフレーム部材を小屋組し
て形成させたユニットを、フレーム部材に何等の損傷を
与えることなく所定位置に安全かつ迅速に揚重させるこ
とができるようにした専用の揚重用つり金具を提案する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明が提案す
る揚重用つり金具は、垂木また母屋などの長尺なフレー
ム部材を斜めまたは水平状に抱持できる断面鈎状の嵌合
溝を形成させた抱持片を具備し、その上部の一端部にを
外側に折曲形成させてワイヤ掛止め用フック部を形成
し、前記嵌合溝の反対側に直立方向に固着させた一対の
ジョンイント取付板を設けたつり金具主体部と、クラン
プボデイの上部にL型をした固定クランプ片を備え、ま
た前記クランプ片と対向するように配置されたL型の可
動クランプ片および前記両クランプ片と螺合して両クラ
ンプ片を接離可能に進退させる締着ボルトを備え、かつ
両クランプ片の先端部には一対の凹溝に嵌合挿入される
ように形成された雄型突条を備えている2組のクランプ
を用意し、このクランプをそれぞれコーナ部に外向きに
開口した少なくとも一対の凹溝を備えた断面角型フレー
ム部材に取付け、前記つり金具の主体部のジョンイント
取付板と前記クランプのクランプボデイとの間にL型ジ
ョイントを介置してボルトナットで着脱自在の係止した
ことを特徴とする仮設テントの揚重用つり金具である。
る揚重用つり金具は、垂木また母屋などの長尺なフレー
ム部材を斜めまたは水平状に抱持できる断面鈎状の嵌合
溝を形成させた抱持片を具備し、その上部の一端部にを
外側に折曲形成させてワイヤ掛止め用フック部を形成
し、前記嵌合溝の反対側に直立方向に固着させた一対の
ジョンイント取付板を設けたつり金具主体部と、クラン
プボデイの上部にL型をした固定クランプ片を備え、ま
た前記クランプ片と対向するように配置されたL型の可
動クランプ片および前記両クランプ片と螺合して両クラ
ンプ片を接離可能に進退させる締着ボルトを備え、かつ
両クランプ片の先端部には一対の凹溝に嵌合挿入される
ように形成された雄型突条を備えている2組のクランプ
を用意し、このクランプをそれぞれコーナ部に外向きに
開口した少なくとも一対の凹溝を備えた断面角型フレー
ム部材に取付け、前記つり金具の主体部のジョンイント
取付板と前記クランプのクランプボデイとの間にL型ジ
ョイントを介置してボルトナットで着脱自在の係止した
ことを特徴とする仮設テントの揚重用つり金具である。
【0009】
【実施例】本発明を図面に基づいて説明する。図1は本
発明で使用する小屋ユニットの斜視図であって、構築し
ようとする建造物の外部足場の上に2基設置した状態を
示す図、図2は小屋ユニットをビル構築現場に取り付け
た状態の説明図、図3は小屋ユニットの屋根を専用のシ
ート材で覆設した状態を示す説明図である。また図4は
小屋ユニットを構成する単位のフレーム部材の詳細図で
ある。本発明による仮設テントは、図からもわかるよう
に、単位のフレーム部材3を2本使用して、2本並べし
たフレーム部材間を母屋4やブレース5を含んだサポー
ト部材で一体に連結することにより組み立てられた小屋
ユニット6,6a,6b…(以下単にユニットというこ
とがある)を構築しようとする建造物の外部又はその建
築用作業空間の両側に設けた一対の外部足場7の上に揚
重して並設させ、並設した複数のユニット6a,6b…
の屋根及びフレーム部材のサイド面を、テント用キャン
バス(以下単にシート材という)10で開閉自在に覆設
して構成されている。
発明で使用する小屋ユニットの斜視図であって、構築し
ようとする建造物の外部足場の上に2基設置した状態を
示す図、図2は小屋ユニットをビル構築現場に取り付け
た状態の説明図、図3は小屋ユニットの屋根を専用のシ
ート材で覆設した状態を示す説明図である。また図4は
小屋ユニットを構成する単位のフレーム部材の詳細図で
ある。本発明による仮設テントは、図からもわかるよう
に、単位のフレーム部材3を2本使用して、2本並べし
たフレーム部材間を母屋4やブレース5を含んだサポー
ト部材で一体に連結することにより組み立てられた小屋
ユニット6,6a,6b…(以下単にユニットというこ
とがある)を構築しようとする建造物の外部又はその建
築用作業空間の両側に設けた一対の外部足場7の上に揚
重して並設させ、並設した複数のユニット6a,6b…
の屋根及びフレーム部材のサイド面を、テント用キャン
バス(以下単にシート材という)10で開閉自在に覆設
して構成されている。
【0010】ここで単位のフレーム部材の構造を説明す
ると、このフレーム部材3は、小屋組みする際に山形に
固定されて屋根部を構成する一対の垂木1,1と、その
垂木の軒側端部に固定した支柱2,2とで構成されてい
る。前記の垂木1および支柱2は何れも高強度軽量構造
材より形成され、具体的には図5のごときアルミ合金製
の断面ほぼ長方形または正方形の中空長尺型材11から
形成されている。また同図にも示すように、前記中空長
尺型材11における相対向する2側壁11a、11aの
上下端部に、外向きに開口する欠円状の凹溝13、13
が形成されている。この凹溝13は図5にも示したよう
にシート材10を挿入して、押さえビード16を押入固
定するスライド溝として使用できるように構成してい
る。
ると、このフレーム部材3は、小屋組みする際に山形に
固定されて屋根部を構成する一対の垂木1,1と、その
垂木の軒側端部に固定した支柱2,2とで構成されてい
る。前記の垂木1および支柱2は何れも高強度軽量構造
材より形成され、具体的には図5のごときアルミ合金製
の断面ほぼ長方形または正方形の中空長尺型材11から
形成されている。また同図にも示すように、前記中空長
尺型材11における相対向する2側壁11a、11aの
上下端部に、外向きに開口する欠円状の凹溝13、13
が形成されている。この凹溝13は図5にも示したよう
にシート材10を挿入して、押さえビード16を押入固
定するスライド溝として使用できるように構成してい
る。
【0011】なお前記一対の垂木1,1相互間及び垂木
1と支柱2相互間は、図4に示されるように、いずれも
それらの端部に設けたインサート連結金具12または1
4を用いてボルト止め15される。また支柱2は後記の
ように外部足場7の上に設置した移動台車18のベース
プレート上にピンジョイント20を使用して自立させ固
定する。ユニット6,6a,6b…を組み立てるには、
地組み方式によって、まず山形に組み立てられた一対の
垂木1,1とその下部両端に固定される支柱2,2とか
ら形成した単位のフレーム部材3を2本使用して、2本
並べした単位のフレーム部材間に、母屋8を架設して一
体に接続することにより小屋組みする。このように本発
明のユニットは、地下工事や鉄筋工事あるいは型枠工事
等の影響を受けないグランドまたはスラブの上で簡易迅
速に地組みすることを大きな特徴としている。なお前記
フレーム部材3を構成する垂木1には、地組の際に、後
記のように予めつり足場をセットしておくことがよい。
1と支柱2相互間は、図4に示されるように、いずれも
それらの端部に設けたインサート連結金具12または1
4を用いてボルト止め15される。また支柱2は後記の
ように外部足場7の上に設置した移動台車18のベース
プレート上にピンジョイント20を使用して自立させ固
定する。ユニット6,6a,6b…を組み立てるには、
地組み方式によって、まず山形に組み立てられた一対の
垂木1,1とその下部両端に固定される支柱2,2とか
ら形成した単位のフレーム部材3を2本使用して、2本
並べした単位のフレーム部材間に、母屋8を架設して一
体に接続することにより小屋組みする。このように本発
明のユニットは、地下工事や鉄筋工事あるいは型枠工事
等の影響を受けないグランドまたはスラブの上で簡易迅
速に地組みすることを大きな特徴としている。なお前記
フレーム部材3を構成する垂木1には、地組の際に、後
記のように予めつり足場をセットしておくことがよい。
【0012】すなわち図6と図7に垂木1に取り付けら
れるつり足場用ハンガー取付ピース21とそれにより支
持されたつり足場30を示している。ハンガー取付ピー
ス21は、クランプボデイ22の上部にL型をした固定
クランプ片23aを備え、また前記クランプ片23aと
対向するように配置されたL型の可動クランプ片23b
および前記両クランプ片23a、23bと螺合して両ク
ランプ片を接離可能に進退させる締着ボルト24を備え
ている。両クランプ片の先端部には、図8に拡大示した
ように垂木における前記一対の凹溝13に嵌合挿入され
るように形成された雄型突条25a、25bを備えてい
る。クランプボデイ22の下部には、ハンガー26が一
体に固着されている。このハンガーは、図6に示すごと
く一例として3角形状に組み立てられており、該ハンガ
ーの下部には片側に手すりつき足場30が一体に固着さ
れている。なおこの取付ピース21を垂木1に取り付け
る際には、締着ボルト24を緩めて固定クランプ片23
aと、可動クランプ片23bを分離して、別々にクラン
プ片先端部の雄型突条25a、25bをそれぞれ垂木1
の凹溝13に挿入して固定する。しかる後前記両クラン
プ片23a、23bが開かないように締着ボルト24を
締め付けることにより取り付ける。なお図中符号30a
は足場板を示している。
れるつり足場用ハンガー取付ピース21とそれにより支
持されたつり足場30を示している。ハンガー取付ピー
ス21は、クランプボデイ22の上部にL型をした固定
クランプ片23aを備え、また前記クランプ片23aと
対向するように配置されたL型の可動クランプ片23b
および前記両クランプ片23a、23bと螺合して両ク
ランプ片を接離可能に進退させる締着ボルト24を備え
ている。両クランプ片の先端部には、図8に拡大示した
ように垂木における前記一対の凹溝13に嵌合挿入され
るように形成された雄型突条25a、25bを備えてい
る。クランプボデイ22の下部には、ハンガー26が一
体に固着されている。このハンガーは、図6に示すごと
く一例として3角形状に組み立てられており、該ハンガ
ーの下部には片側に手すりつき足場30が一体に固着さ
れている。なおこの取付ピース21を垂木1に取り付け
る際には、締着ボルト24を緩めて固定クランプ片23
aと、可動クランプ片23bを分離して、別々にクラン
プ片先端部の雄型突条25a、25bをそれぞれ垂木1
の凹溝13に挿入して固定する。しかる後前記両クラン
プ片23a、23bが開かないように締着ボルト24を
締め付けることにより取り付ける。なお図中符号30a
は足場板を示している。
【0013】以上のように組み立てられたユニットを外
部足場7の上に図2のように設置するには、足場7の上
に予め敷桁17を乗せた後、その敷桁の上に移動台車1
8を登載し、この移動台車の上に後記する本発明の揚重
用つり金具33を使用してクレーンにより揚重して設置
する。移動台車18上にはユニット固定用のベースプレ
ート19が所定間隔で設けられているから、これらベー
スプレート上にピンジョイント20を使用して、ユニッ
ト6,6a,6b…の支柱2を自立させ固定する(図
4)。なお図9において、符号31は台車足場を、また
符号32は台車18とつり足場30との間に取り付けた
タラップをそれぞれ示している。
部足場7の上に図2のように設置するには、足場7の上
に予め敷桁17を乗せた後、その敷桁の上に移動台車1
8を登載し、この移動台車の上に後記する本発明の揚重
用つり金具33を使用してクレーンにより揚重して設置
する。移動台車18上にはユニット固定用のベースプレ
ート19が所定間隔で設けられているから、これらベー
スプレート上にピンジョイント20を使用して、ユニッ
ト6,6a,6b…の支柱2を自立させ固定する(図
4)。なお図9において、符号31は台車足場を、また
符号32は台車18とつり足場30との間に取り付けた
タラップをそれぞれ示している。
【0014】ここで移動台車の詳細について説明する。
この移動台車は既に説明したように、構築しようとする
構造物Bの外側に設置される外部足場の上に取り付けら
れ、かつまたテントの架設位置を盛り替える際に、構造
物の工事進行状態に合わせて組み上げた外部足場の上に
設置して使用される。本実施例の移動台車を図10〜1
3を参照して具体的に説明する。図12にも示すように
移動台車は、外向きに開口するように対向配置された一
対のチャンネル型主材46、前記両主材のウエブ間に所
定の間隔を置いて回転可能に軸支された駆動車輪47及
び従動車輪48と、対向配置した主材を相互に連結する
にように固定された連結材49と、台車の上面に固定し
たベースプレート19から構成されている。ベースプレ
ートは既に説明したように山形をしたフレーム部材3の
支柱2を等間隔に架設するためのものであって、前記の
台車主材に跨るようにその上面に所定の間隔をおいて4
枚のベースプレートが水平に固定され、この4枚のベー
スプレートの上に全部で4本のフレーム部材3がピンジ
ョイント20を介して等間隔に架設されるようになって
いる。そしてこの構成により前述した4本のフレーム部
材が一体化されて、これをワンブロックとして後記する
ように外部足場の上に設けた敷桁の上を走行する。
この移動台車は既に説明したように、構築しようとする
構造物Bの外側に設置される外部足場の上に取り付けら
れ、かつまたテントの架設位置を盛り替える際に、構造
物の工事進行状態に合わせて組み上げた外部足場の上に
設置して使用される。本実施例の移動台車を図10〜1
3を参照して具体的に説明する。図12にも示すように
移動台車は、外向きに開口するように対向配置された一
対のチャンネル型主材46、前記両主材のウエブ間に所
定の間隔を置いて回転可能に軸支された駆動車輪47及
び従動車輪48と、対向配置した主材を相互に連結する
にように固定された連結材49と、台車の上面に固定し
たベースプレート19から構成されている。ベースプレ
ートは既に説明したように山形をしたフレーム部材3の
支柱2を等間隔に架設するためのものであって、前記の
台車主材に跨るようにその上面に所定の間隔をおいて4
枚のベースプレートが水平に固定され、この4枚のベー
スプレートの上に全部で4本のフレーム部材3がピンジ
ョイント20を介して等間隔に架設されるようになって
いる。そしてこの構成により前述した4本のフレーム部
材が一体化されて、これをワンブロックとして後記する
ように外部足場の上に設けた敷桁の上を走行する。
【0015】図10〜11において符号17で示すもの
は、前記の駆動車輪47及び従動車輪48を載置する敷
桁である。このものはH型鋼またはI型鋼によって構成
されていて、車輪が走行するフランジ面が水平となるよ
うに足場の上に敷設されている。なお符号51で示した
ものは駆動ハンドルであって、チェーンとスプロケット
群とからなる減速巻き掛け機構52を介して駆動車輪4
7を手動で動かすことができるように構成されている。
ちなみに駆動車輪47は手動に限らず電動機構を利用し
て走行させることも可能であるが図示を省略している。
また、図12に示すように前記敷桁のフランジ面に喰い
つくように、複数個の振れ止めローラ53と、同じく複
数個の風による吹き上げ防止金具54とが台車主材49
に取り付けられ、これにより本台車をサイドと下側から
保持している。ちなみに符号55は台車固定金具を示し
ている。
は、前記の駆動車輪47及び従動車輪48を載置する敷
桁である。このものはH型鋼またはI型鋼によって構成
されていて、車輪が走行するフランジ面が水平となるよ
うに足場の上に敷設されている。なお符号51で示した
ものは駆動ハンドルであって、チェーンとスプロケット
群とからなる減速巻き掛け機構52を介して駆動車輪4
7を手動で動かすことができるように構成されている。
ちなみに駆動車輪47は手動に限らず電動機構を利用し
て走行させることも可能であるが図示を省略している。
また、図12に示すように前記敷桁のフランジ面に喰い
つくように、複数個の振れ止めローラ53と、同じく複
数個の風による吹き上げ防止金具54とが台車主材49
に取り付けられ、これにより本台車をサイドと下側から
保持している。ちなみに符号55は台車固定金具を示し
ている。
【0016】次に図14〜17を参照して揚重用つり金
具(盛り替え治具)33の構成を説明する。図14はつ
り金具の斜視図であり、つり金具主体部37とフレーム
部材に組み付け固定する2組のクランプ42と前記つり
金具主体部と2組のクランプとを連結するL型ジョイン
ト43とから構成されている。
具(盛り替え治具)33の構成を説明する。図14はつ
り金具の斜視図であり、つり金具主体部37とフレーム
部材に組み付け固定する2組のクランプ42と前記つり
金具主体部と2組のクランプとを連結するL型ジョイン
ト43とから構成されている。
【0017】図15はつり金具の側面図、図16は正面
図、図17はクランプとクランプボデイにとりつけたL
型ジョイントの正面図である。図において、符号34は
垂木また母屋などの長尺なフレーム部材を斜めまたは水
平状に抱持できる断面鈎状の嵌合溝を形成させた抱持片
であって、その上部の一端部にを外側に折曲形成させて
ワイヤ掛止め用フック部35を形成し、前記嵌合溝の反
対側に直立方向に固着させた一対のジョイント取付板3
6を設けてつり金具主体部37を構成している。一方、
クランプ42は図17のようにクランプボデイ38の上
部にL型をした固定クランプ片39aを備え、また前記
クランプ片39aと対向するように配置されたL型の可
動クランプ片39bおよび前記両クランプ片と螺合して
両クランプ片を接離可能に進退させる締着ボルト41を
備えている。両クランプ片の先端部には、図17に拡大
示したように垂木における前記一対の凹溝13に嵌合挿
入されるように形成された雄型突条40a、40bを備
えている。このように構成した2組のクランプ42,4
2を用意し、このクランプをそれぞれコーナ部に外向き
に開口した少なくとも一対の凹溝13を備えた断面角型
フレーム部材に取付け、前記つり金具の主体部のジョン
イント取付板と前記クランプのクランプボデイ38との
間にL型ジョイント42を介置してボルトナット43で
着脱自在の係止する。ちなみに前記一対のジョイント取
付板36、クランプボデイ38及びL型ジョイント42
にはそれぞれ相対応する係止ボルトを挿入できるボルト
穴が設けられていて、このボルト穴を介して図14のよ
うに仮止め固定する。
図、図17はクランプとクランプボデイにとりつけたL
型ジョイントの正面図である。図において、符号34は
垂木また母屋などの長尺なフレーム部材を斜めまたは水
平状に抱持できる断面鈎状の嵌合溝を形成させた抱持片
であって、その上部の一端部にを外側に折曲形成させて
ワイヤ掛止め用フック部35を形成し、前記嵌合溝の反
対側に直立方向に固着させた一対のジョイント取付板3
6を設けてつり金具主体部37を構成している。一方、
クランプ42は図17のようにクランプボデイ38の上
部にL型をした固定クランプ片39aを備え、また前記
クランプ片39aと対向するように配置されたL型の可
動クランプ片39bおよび前記両クランプ片と螺合して
両クランプ片を接離可能に進退させる締着ボルト41を
備えている。両クランプ片の先端部には、図17に拡大
示したように垂木における前記一対の凹溝13に嵌合挿
入されるように形成された雄型突条40a、40bを備
えている。このように構成した2組のクランプ42,4
2を用意し、このクランプをそれぞれコーナ部に外向き
に開口した少なくとも一対の凹溝13を備えた断面角型
フレーム部材に取付け、前記つり金具の主体部のジョン
イント取付板と前記クランプのクランプボデイ38との
間にL型ジョイント42を介置してボルトナット43で
着脱自在の係止する。ちなみに前記一対のジョイント取
付板36、クランプボデイ38及びL型ジョイント42
にはそれぞれ相対応する係止ボルトを挿入できるボルト
穴が設けられていて、このボルト穴を介して図14のよ
うに仮止め固定する。
【0018】なお上記の吊り金具(盛り替え治具)33
を使用してユニットを吊り上げるときは、各垂木1の側
面外側に抱持片34をセットした後、フック35を介し
てスリングロープRを掛け、ワイヤWで4点吊りして揚
重するのがよい。図18にフレームユニットを揚重して
外部足場に設置する状態を示している。上に述べた仮設
テントの架設手順を整理して箇条書きすると、次の通り
である。
を使用してユニットを吊り上げるときは、各垂木1の側
面外側に抱持片34をセットした後、フック35を介し
てスリングロープRを掛け、ワイヤWで4点吊りして揚
重するのがよい。図18にフレームユニットを揚重して
外部足場に設置する状態を示している。上に述べた仮設
テントの架設手順を整理して箇条書きすると、次の通り
である。
【0019】(a)構築しようとする構造物の外側に設
置された相対する足場の上に、一対の桁を水平に敷設
し、かつその桁上に足場付き移動台車をそれぞれ移動自
在に取付ける。
置された相対する足場の上に、一対の桁を水平に敷設
し、かつその桁上に足場付き移動台車をそれぞれ移動自
在に取付ける。
【0020】(b)一方、一対の垂木とその垂木の下部
両端に固定される支柱とによって構成した山形のフレー
ムを2本使用して、2つのフレーム間を母屋桁やブレス
からなるサポート部材で連結して小屋組みしたユニット
を地組方式で組み立てるとともに、その地組みしたユニ
ットに予め吊り足場を取り付ける。
両端に固定される支柱とによって構成した山形のフレー
ムを2本使用して、2つのフレーム間を母屋桁やブレス
からなるサポート部材で連結して小屋組みしたユニット
を地組方式で組み立てるとともに、その地組みしたユニ
ットに予め吊り足場を取り付ける。
【0021】(c)前記ユニットを2個1組として用い
て、これらを揚重して前記台車の上に並設されるように
設置した後、並設されたユニットの対向するフレーム相
互間に地組みの際に取り付けた吊り足場を利用して母屋
を渡して、4フレーム3スパンを1ブロックとして一体
に構成されたテント用上屋を、前記足場上に複数棟設け
る。
て、これらを揚重して前記台車の上に並設されるように
設置した後、並設されたユニットの対向するフレーム相
互間に地組みの際に取り付けた吊り足場を利用して母屋
を渡して、4フレーム3スパンを1ブロックとして一体
に構成されたテント用上屋を、前記足場上に複数棟設け
る。
【0022】(d)これらの複数棟のテント用上屋の屋
根部及び支柱間の一部にキャンバスを張設させる。この
キャンバスはその両端部が前記フレーム部材の凹溝に差
し込まれていて、その上に押さえビードを押入して、該
キャンバスがフレームから脱落しないように、またフレ
ームに沿って膜が開閉できるように構成させる。
根部及び支柱間の一部にキャンバスを張設させる。この
キャンバスはその両端部が前記フレーム部材の凹溝に差
し込まれていて、その上に押さえビードを押入して、該
キャンバスがフレームから脱落しないように、またフレ
ームに沿って膜が開閉できるように構成させる。
【0023】以上の手順で本発明の仮設テントが組み立
てられるものである。ところで、構造物の工事進展状態
に合わせて上記のテントを盛り替えるときは、次のよう
な手順でこれを行う。図19〜22を参照し説明する。
図中斜線で示した部分はつり足場を示している。
てられるものである。ところで、構造物の工事進展状態
に合わせて上記のテントを盛り替えるときは、次のよう
な手順でこれを行う。図19〜22を参照し説明する。
図中斜線で示した部分はつり足場を示している。
【0024】(e)まず前記フレーム間に張ったキャン
バスを撤去した後、構築しようとする構造物の工事進展
状態に合わせて組み上げた足場の上に、一対をなす桁を
水平に敷設する。
バスを撤去した後、構築しようとする構造物の工事進展
状態に合わせて組み上げた足場の上に、一対をなす桁を
水平に敷設する。
【0025】(f)次に、4フレーム3スパンを1ブロ
ックとして一体に構成された各テント用上屋における吊
り足場に登り中央スパンの母屋を取り外して、2つのユ
ニットとに分離する(図19参照)。
ックとして一体に構成された各テント用上屋における吊
り足場に登り中央スパンの母屋を取り外して、2つのユ
ニットとに分離する(図19参照)。
【0026】(g)しかるのち、ワンユニット毎に前記
ガイドレール上に取り付けた台車上に揚重して盛り替え
を行う。ユニットの吊り上げは、前記した揚重用つり金
具(盛り替え治具)33を使用してクレーンにより行い
(図20参照)、構築しようとする構造物の外側に設置
された相対する外部足場の上に揚重し、外部足場に取り
付けた移動台車の所定位置に支柱の下部とを固定する。
ガイドレール上に取り付けた台車上に揚重して盛り替え
を行う。ユニットの吊り上げは、前記した揚重用つり金
具(盛り替え治具)33を使用してクレーンにより行い
(図20参照)、構築しようとする構造物の外側に設置
された相対する外部足場の上に揚重し、外部足場に取り
付けた移動台車の所定位置に支柱の下部とを固定する。
【0027】(h)盛り替え後、並設された2個1組の
ユニットの対向するフレーム相互間に母屋を渡して小屋
組することにより一体に構成されたテント用上屋を前記
足場上に複数棟組立てる。母屋の架設は、ユニットに地
組の際に取り付けたつり足場を利用して、隣あうユニッ
ト間に母屋を渡す。この場合において、本発明の仮設テ
ントは、図22を参照して示したように、構造物Bの最
上部を覆うに当たって、その仮設テントで構造物の最上
部全体をカバーせず、一部を資材の取り込みスペースま
た盛り替えの為の仮置きスペースSとして残し、かつテ
ントフレームはブロックごとに移動台車を介して水平に
移動自在となして、盛り替え位置が任意に設定できるよ
うにしている。
ユニットの対向するフレーム相互間に母屋を渡して小屋
組することにより一体に構成されたテント用上屋を前記
足場上に複数棟組立てる。母屋の架設は、ユニットに地
組の際に取り付けたつり足場を利用して、隣あうユニッ
ト間に母屋を渡す。この場合において、本発明の仮設テ
ントは、図22を参照して示したように、構造物Bの最
上部を覆うに当たって、その仮設テントで構造物の最上
部全体をカバーせず、一部を資材の取り込みスペースま
た盛り替えの為の仮置きスペースSとして残し、かつテ
ントフレームはブロックごとに移動台車を介して水平に
移動自在となして、盛り替え位置が任意に設定できるよ
うにしている。
【0028】以上に詳しく述べたように本発明の仮設テ
ントは、ビルの建設現場で使用され、構築しようとする
構造物の外部足場の上に簡単、安全に盛り替え架設する
ことがでwきる。これによって、構造物の上部を覆い、
降雨・降雪・風など天候に左右されない作業空間を確保
して作業効率並びに作業環境の向上をはかることができ
る。
ントは、ビルの建設現場で使用され、構築しようとする
構造物の外部足場の上に簡単、安全に盛り替え架設する
ことがでwきる。これによって、構造物の上部を覆い、
降雨・降雪・風など天候に左右されない作業空間を確保
して作業効率並びに作業環境の向上をはかることができ
る。
【0029】本発明によると、前記したようにすでに施
工の終わったところより足場を組み上げ、高所作業車を
全く使わずに盛り替えることが可能になる。また盛り替
えの方式もワンフレームごとに架け直すのではなく、ま
たマストを建ててテント全体をリフトアップする方法で
はなく、2つのユニットに分け、そのユニットを吊り上
げ盛り替えを行なことにより、盛り替えの工数を減らす
ことができる。さらにまた本発明は、テントで構造物の
上部全体を覆わず、一部を盛り替えスペースとして残
し、かつテント自体は移動台車を介してガイドレール上
を移動自在となして、盛り替え位置が任意に設定できる
ようにしたので、屋根のシートを開けて材料を搬出入す
る固定式のテントと異なり、開口部のスペースの制約が
少ないというメリットがある。
工の終わったところより足場を組み上げ、高所作業車を
全く使わずに盛り替えることが可能になる。また盛り替
えの方式もワンフレームごとに架け直すのではなく、ま
たマストを建ててテント全体をリフトアップする方法で
はなく、2つのユニットに分け、そのユニットを吊り上
げ盛り替えを行なことにより、盛り替えの工数を減らす
ことができる。さらにまた本発明は、テントで構造物の
上部全体を覆わず、一部を盛り替えスペースとして残
し、かつテント自体は移動台車を介してガイドレール上
を移動自在となして、盛り替え位置が任意に設定できる
ようにしたので、屋根のシートを開けて材料を搬出入す
る固定式のテントと異なり、開口部のスペースの制約が
少ないというメリットがある。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明の揚重用
つり金具によれば、仮設テントを架構するに当たって使
用する特殊構造のフレーム部材を単独またはフレーム部
材を小屋組して形成させたユニットを、フレーム部材に
何等の損傷を与えることなく確実に固定でき、しかもシ
ャックルを介して玉掛けできるので所定位置に安全かつ
迅速に揚重させることができるとともに、ピース自体は
構造がきわめてシンプルであるので耐久性もあり、仮設
テントを架構するに当たり極めて有用性が高いものであ
る。
つり金具によれば、仮設テントを架構するに当たって使
用する特殊構造のフレーム部材を単独またはフレーム部
材を小屋組して形成させたユニットを、フレーム部材に
何等の損傷を与えることなく確実に固定でき、しかもシ
ャックルを介して玉掛けできるので所定位置に安全かつ
迅速に揚重させることができるとともに、ピース自体は
構造がきわめてシンプルであるので耐久性もあり、仮設
テントを架構するに当たり極めて有用性が高いものであ
る。
【図1】本発明で使用する小屋ユニットの概略斜視図で
ある。
ある。
【図2】小屋ユニットをビル構築現場に取り付けた状態
を示した説明図である。
を示した説明図である。
【図3】小屋ユニットの屋根をキャンバスで覆設した状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図4】小屋ユニットを構成する単位のフレーム部材の
詳細図である。
詳細図である。
【図5】フレーム部材の材料たる中空型材の説明図であ
る。
る。
【図6】垂木に取り付けたつり足場用ハンガー取付ピー
スとつり足場を示した正面図である。
スとつり足場を示した正面図である。
【図7】同上側面図である。
【図8】同上ハンガー取付ピースの取付部拡大断面図で
ある。
ある。
【図9】ユニットと外部足場の取付関係を示した側面図
である。
である。
【図10】移動台車の側面図である。
【図11】移動台車の平面図である。
【図12】移動台車の縦断面図である。同上斜視図であ
る。
る。
【図13】移動台車と台車足場を示した平面図である。
【図14】フレーム部材の揚重用つり金具の斜視図であ
る。
る。
【図15】同上側面図である。
【図16】同上正面図である
【図17】クランプとクランプボデイにとりつけたL型
ジョイントの正面図である。
ジョイントの正面図である。
【図18】ユニットを外部足場の上に揚重する状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図19】4フレーム3スパンを1ブロックとして一体
に構成されたテント用上屋をユニットごとに解体する方
法を示した説明図である。
に構成されたテント用上屋をユニットごとに解体する方
法を示した説明図である。
【図20】ユニットを一個ずつ揚重する方法を示した説
明図である。
明図である。
【図21】2つのユニットを連結する方法を示した説明
図である。
図である。
【図22】仮設テントで構造物の最上部全体をカバーせ
ず、一部を資材の取り込みスペースまた盛り替えの為の
仮置きスペースSとして残した状態を示した側面図であ
る。
ず、一部を資材の取り込みスペースまた盛り替えの為の
仮置きスペースSとして残した状態を示した側面図であ
る。
1:垂木, 2:支柱, 3:フレーム部材, 4:母屋, 5:ブレース, 6,6a,6b:小屋ユニット, 7:足場, 10:テント用キャンバス(シート材), 11:長尺型材, 12:連結金具, 13:凹溝, 14:連結金具, 15:ボルト, 16:押さえビード, 17:敷桁, 18:移動台車, 19:ベースプレート, 20:ピンジョイント, 21:ハンガー取付ピース, 22:クランプボデイ, 23a,23b:クランプ片, 24:締着ボルト, 25a,25b:雄型突条, 26:ハンガー, 30:つり足場, 30a:足場板, 31:足場, 32:タラップ, 33:つり金具, 34:抱持片, 35:フック部, 36:ジョイント取付板 37:つり金具主体部, 42:クランプ, 43:L型ジョイント
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする技術的課題】本発明は、前記
先行発明をさらに発展させ改良を加えたものであって、
特にビル建設工事において、構築しようとする構造物の
上部を覆い、天候に左右されない作業空間を確保できる
ビル工事用仮設テントの架設方法と架設用治具を提示す
るものである。すなわち、ビル工事用仮設テントはビル
工事の進行状態に合わせてこれを順次吊り上げて盛り替
えを行う必要がある。この場合、一般的にはテントフレ
ームを一度解体してから盛り替えのために足場を組み上
げ、ワンフレームごとに架け直す方法が採られていた。
またフレームを架け直す場合において、母屋の架設や玉
掛けワイヤの取り外しを高所作業車を使用して行ってい
た。しかし高所作業車が入れないような場所での盛り替
え作業をいかに安全にかつ手際よく行うかが現在の課題
となっていた。
先行発明をさらに発展させ改良を加えたものであって、
特にビル建設工事において、構築しようとする構造物の
上部を覆い、天候に左右されない作業空間を確保できる
ビル工事用仮設テントの架設方法と架設用治具を提示す
るものである。すなわち、ビル工事用仮設テントはビル
工事の進行状態に合わせてこれを順次吊り上げて盛り替
えを行う必要がある。この場合、一般的にはテントフレ
ームを一度解体してから盛り替えのために足場を組み上
げ、ワンフレームごとに架け直す方法が採られていた。
またフレームを架け直す場合において、母屋の架設や玉
掛けワイヤの取り外しを高所作業車を使用して行ってい
た。しかし高所作業車が入れないような場所での盛り替
え作業をいかに安全にかつ手際よく行うかが現在の課題
となっていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】なお前記一対の垂木1,1相互間及び垂木
1と支柱2相互間は、図4に示されるように、いずれも
それらの端部に設けたインサート連結金具12または1
4を用いてボルト止め15される。また支柱2は後記の
ように外部足場7の上に設置した移動台車18のベース
プレート上にピンジョイント20を使用して自立させ固
定する。ユニット6,6a,6b…を組み立てるには、
地組み方式によって、まず山形に組み立てられた一対の
垂木1,1とその下部両端に固定される支柱2,2とか
ら形成した単位のフレーム部材3を2本使用して、2本
並べした単位のフレーム部材間に、母屋4を架設して一
体に接続することにより小屋組みする。このように本発
明のユニットは、地下工事や鉄筋工事あるいは型枠工事
等の影響を受けないグランドまたはスラブの上で簡易迅
速に地組みすることを大きな特徴としている。なお前記
フレーム部材3を構成する垂木1には、地組の際に、後
記のように予めつり足場をセットしておくことがよい。
1と支柱2相互間は、図4に示されるように、いずれも
それらの端部に設けたインサート連結金具12または1
4を用いてボルト止め15される。また支柱2は後記の
ように外部足場7の上に設置した移動台車18のベース
プレート上にピンジョイント20を使用して自立させ固
定する。ユニット6,6a,6b…を組み立てるには、
地組み方式によって、まず山形に組み立てられた一対の
垂木1,1とその下部両端に固定される支柱2,2とか
ら形成した単位のフレーム部材3を2本使用して、2本
並べした単位のフレーム部材間に、母屋4を架設して一
体に接続することにより小屋組みする。このように本発
明のユニットは、地下工事や鉄筋工事あるいは型枠工事
等の影響を受けないグランドまたはスラブの上で簡易迅
速に地組みすることを大きな特徴としている。なお前記
フレーム部材3を構成する垂木1には、地組の際に、後
記のように予めつり足場をセットしておくことがよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(d)これらの複数棟のテント用上屋の屋
根部及び支柱間の一部にキャンバスを張設させる。この
キャンバスはその両端部が前記フレーム部材の凹溝に差
し込まれていて、その上に押さえビードを押入して、該
キャンバスがフレームから脱落しないように、またフレ
ームに沿ってキャンバスが開閉できるように構成させ
る。
根部及び支柱間の一部にキャンバスを張設させる。この
キャンバスはその両端部が前記フレーム部材の凹溝に差
し込まれていて、その上に押さえビードを押入して、該
キャンバスがフレームから脱落しないように、またフレ
ームに沿ってキャンバスが開閉できるように構成させ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】(h)盛り替え後、並設された2個1組の
ユニットの対向するフレーム相互間に母屋を渡して小屋
組することにより一体に構成されたテント用上屋を前記
足場上に複数棟T1〜T3 組立てる。母屋の架設は、ユ
ニットに地組の際に取り付けたつり足場を利用して、隣
あうユニット間に母屋を渡す。この場合において、本発
明の仮設テントは、図22を参照して示したように、構
造物Bの最上部を覆うに当たって、その仮設テントで構
造物の最上部全体をカバーせず、一部を資材の取り込み
スペースまた盛り替えの為の仮置きスペースSとして残
し、かつテントフレームはブロックごとに移動台車を介
して水平に移動自在となして、盛り替え位置が任意に設
定できるようにしている。
ユニットの対向するフレーム相互間に母屋を渡して小屋
組することにより一体に構成されたテント用上屋を前記
足場上に複数棟T1〜T3 組立てる。母屋の架設は、ユ
ニットに地組の際に取り付けたつり足場を利用して、隣
あうユニット間に母屋を渡す。この場合において、本発
明の仮設テントは、図22を参照して示したように、構
造物Bの最上部を覆うに当たって、その仮設テントで構
造物の最上部全体をカバーせず、一部を資材の取り込み
スペースまた盛り替えの為の仮置きスペースSとして残
し、かつテントフレームはブロックごとに移動台車を介
して水平に移動自在となして、盛り替え位置が任意に設
定できるようにしている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】以上に詳しく述べたように本発明の仮設テ
ントは、ビルの建設現場で使用され、構築しようとする
構造物の外部足場の上に簡単、安全に盛り替え架設する
ことができる。これによって、構造物の上部を覆い、降
雨・降雪・風など天候に左右されない作業空間を確保し
て作業効率並びに作業環境の向上をはかることができ
る。
ントは、ビルの建設現場で使用され、構築しようとする
構造物の外部足場の上に簡単、安全に盛り替え架設する
ことができる。これによって、構造物の上部を覆い、降
雨・降雪・風など天候に左右されない作業空間を確保し
て作業効率並びに作業環境の向上をはかることができ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】移動台車の縦断面図である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図12】
【図5】
【図7】
【図8】
【図15】
【図16】
【図17】
【図20】
【図9】
【図10】
【図11】
【図14】
【図13】
【図18】
【図19】
【図21】
【図22】
Claims (1)
- 【請求項1】 テント用フレーム部材を揚重するための
つり金具であって、垂木また母屋などの長尺なフレーム
部材を斜めまたは水平状に抱持できる断面鈎状の嵌合溝
を形成させた抱持片を具備し、その上部の一端部を外側
に折曲形成させてワイヤ掛止め用フック部を形成し、前
記嵌合溝の反対側に直立方向に固着させた一対のジョイ
ント取付板を設けたつり金具主体部と、クランプボデイ
の上部にL型をした固定クランプ片を備え、また前記ク
ランプ片と対向するように配置されたL型の可動クラン
プ片および前記両クランプ片と螺合して両クランプ片を
接離可能に進退させる締着ボルトを備え、かつ両クラン
プ片の先端部には一対の凹溝に嵌合挿入されるように形
成された雄型突条を備えている2組のクランプを用意
し、このクランプをそれぞれコーナ部に外向きに開口し
た少なくとも一対の凹溝を備えた断面角型フレーム部材
に取付け、前記つり金具の主体部のジョンイント取付板
と前記クランプのクランプボデイとの間にL型ジョイン
トを介置してボルトナットで着脱自在に係止したことを
特徴とする仮設テントの揚重用つり金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35585592A JP2764363B2 (ja) | 1992-12-19 | 1992-12-19 | 仮設テントの揚重用つり金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35585592A JP2764363B2 (ja) | 1992-12-19 | 1992-12-19 | 仮設テントの揚重用つり金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185224A true JPH06185224A (ja) | 1994-07-05 |
JP2764363B2 JP2764363B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18446078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35585592A Expired - Lifetime JP2764363B2 (ja) | 1992-12-19 | 1992-12-19 | 仮設テントの揚重用つり金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764363B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-19 JP JP35585592A patent/JP2764363B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2764363B2 (ja) | 1998-06-11 |
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