JPH0618453Y2 - 植物育成装置 - Google Patents

植物育成装置

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JPH0618453Y2
JPH0618453Y2 JP1988164445U JP16444588U JPH0618453Y2 JP H0618453 Y2 JPH0618453 Y2 JP H0618453Y2 JP 1988164445 U JP1988164445 U JP 1988164445U JP 16444588 U JP16444588 U JP 16444588U JP H0618453 Y2 JPH0618453 Y2 JP H0618453Y2
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JP
Japan
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air
plant growing
house
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growing house
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JP1988164445U
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JPH0287439U (ja
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良男 太田
繁 半田
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、植物の育種又は栽培など、農学の研究、実験
に使用する植物育成装置に係り、特に冷却負荷の大きな
植物育成装置における植物育成舎内の温度及び湿度を制
御した空気の空気吹出部の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
植物育成装置は、植物の環境因子である温度、湿度、光
など人為的に制御した環境下で植物を育成するために使
用する装置であり、その植物育成舎内の温度及び湿度の
制御は、植物育成舎内部又は外部に配置された冷却コイ
ル、電気ヒータ、加湿ノズル等の空気調和装置を用い
て、所望の温度や湿度に制御した空気を送風機によって
循環させ、空気吹出部から植物育成舎内に吹き出すこと
により行っていた。
また、植物育成装置は、植物育成舎内における植物の育
成を目的とするものであり、常時照明器具等の人工光源
によって植物育成舎内を、例えば40,000ルクス以
上の高照度に保持する構造に成っている。したがって、
植物育成舎内には上記照明器具が放出する膨大な熱量が
蓄積されるため該熱量を除去べく冷却空気を循環させる
必要がある。この冷却用の空気は、通常の恒湿槽よりも
数倍乃至数十倍の風量によって循環させる必要がある。
一方、植物を育成するための適正は風速は、0.5m/
s以下であると解されており、そのため、吹出面積を大
きくとれる側面全面吹出方式や、床全面吹出方式によっ
て、吹出風速を小さく抑えていた。第10図は上記側面
全面吹出方式を示すものであり、空気吹出部を構成する
植物育成舎の一側側壁51に多数の吹出口52を穿設し
成るものである。なお、この側面全面吹出方式は、吹出
口52の開口径を大小に変化させることによって吹出風
速を調整して均一に保つことができるものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記構成の植物育成装置に置ける植物育成舎の
空気吹出部は、吹出口52からの吹出風速が大きく成
り、第11図に示すように、植物育成舎内に吹き出す空
気Xにより二次気流Yが発生し、吹出面から30cm位の
離れた位置で実測した場合でも次のような計算式で得ら
れる風速以上となり、植物育成舎内における適正風速で
ある0.5m/s以下に納まり難い欠点があった。
そのために、吹出風速を植物育成舎内の植物にとっての
適正風速以下に抑えると、風量が限定され、同時に冷却
能力も低下するため、温度又は湿度の制御範囲が狭くな
り、植物育成舎内を適正温度に冷却維持することができ
ないという問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもので、植物育
成舎内に対する空気吹出部における簡単な構造によって
該植物育成舎内の風速を高めることなく、適度に冷却す
ることができる植物育成装置を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る植物育成装置
は、植物育成舎を形成すべく対向配設した少なくとも2
側壁の一側に空気吹出部を、また他側に空気吸込部を構
成すると共に、植物育成舎外に有って空気吸込部から排
気された空気を空気吹出部側へ循環させる空気通路を構
成し、該空気通路内には冷却コイル、電気ヒータ、送風
機及び加湿ノズル等を配設して成り、上記空気吹出部を
構成する側壁を横方向又は縦方向に配列する複数の凹段
部により形成し、吹出方向を対向させるべく該凹段部の
対向面に多数の吹出口を配列穿設したことを要旨とする
ものである。
〔作用〕
而して、上記構成によれば、空気吹出部に穿設してある
多数の吹出口の吹出方向が対向しているため、該吹出口
から植物育成舎内に吹き出される空気が互いに衝突して
乱流し、風速を弱めるため緩やかな気流となって植物育
成舎内を流通する。
また、該植物育成舎内における二次気流の発生を防止す
る。
〔実施例〕 以下、本考案に係る植物育成装置の実施例を図面に従っ
て説明する。
第1図は植物育成装置を示すものであり、植物育成舎1
は本体2内において底板3及び側壁4,4によって仕切
られると共に、天井部分に透明なガラス板5を装着して
その上部に形成されるランプ室6とは遮断された構造に
成る。また植物育成舎1を形成する少なくとも対向する
2側壁4,4の一側には空気吹出部7を、また他側には
空気吸込部8を構成し、該植物育成舎1の下部に形成さ
れた機械室9を介して連通する空気通路10を形成して
ある。而して、ランプ室6内には照明器具等の人工光源
11,11・・を配置して常時植物育成舎1内を照明す
ると共に、機械室9内には冷却コイル12、電気ヒータ
13、送風機14及び加湿ノズル15等を配置して空気
通路10内を流通する空気の温度条件や湿度条件を制御
し、上記空気吹出部7から制御された空気を植物育成舎
1内に吹き出させ、植物育成舎1内を流通させた後、空
気吸込部8から空気通路10内へ排出させる構造に成
る。本考案において、該空気吹出部7には植物育成舎1
内に吹き出す空気の風速を弱めるために後述する風速制
御構造が構成されており、植物育成舎1内に流通する空
気が植物育成に好適な適正風速に成るように構成してあ
る。
16,16は、人工光源11,11・・から発生した熱
を換気するための通風孔であり、ランプ室6内の蓄熱を
防止する。本考案において、人工光源11に代え、太陽
光を利用するように構成することも可能である。また、
冷却コイル12、電気ヒータ13、送風機14及び加湿
ノズル15等の空気調和装置を本体2の外部に配置構成
することも可能である。
第2図及び第3図は、本考案に係る植物育成装置におい
て植物育成舎1の空気吹出部7に構成する風速制御構造
に関する第一の実施例を示すものであり、空気吹出部7
を構成する植物育成舎1の側壁4を横方向に配列する複
数の凹段部17,17により形成し、該凹段部17,1
7の対向面17a,17aに多数の吹出口18,18・
・を相互に対向するように穿設したものである。したが
って、これらの吹出口18,18・・の吹出方向が凹段
部17の対向面17a,17a方向に向き、該吹出口1
8,18・・から植物育成舎1内に吹き出す空気が互い
に衝突して凹段部17で乱流し、その風速を弱めるよう
に成っている。
この凹段部17は、一般的には板材を横断面形状略コ字
状に曲折し、これを複数個連続する形状に構成するが、
必ずしも厳格な意味で略コ字状に成る必要はなく、第4
図及至第8図に示すように凹段部17の底面が凹状又は
凸状に曲成され、また凹段部17の対向面17a,17
aが凹段部17の外側又は内側へ傾斜する形状であって
もよい。
上記の如く風速制御構造に構成する凹段部17の構造を
変様することにより、所定植物に必要な植物育成舎1内
の風速を適宜選択可能に構成することができ、植物に対
する適用範囲を広げることができる。
第9図は、縦方向に配列する凹段部17,17により植
物育成舎1の側壁4,4を構成した他の実施例を示すも
のであり、作用効果において上記した第一の実施例と異
なる所はない。
また、本体2自体の構造、本体2に装置される冷却コイ
ル12、電気ヒータ13、送風機14及び加湿ノズル1
5等の空気調和装置その他の器具や装置についても上記
実施例に限定されず、本考案の目的の範囲内で適宜変容
し、かつ植物育成舎1内に棚板を配設してこれに載置す
る構造にすることもできる。
尚、上記実施例におて、温風を植物育成舎1内に送風す
るような場合には、温度の高い空気が直接植物Sに当た
らないので、植物Sの過昇温による悪影響を防止するこ
とも可能になり温度及び湿度制御についても好適な構造
と成る。
〔考案の効果〕
本考案に係る植物育成装置は、以上のように構成したか
ら、簡単な構造により植物育成舎内の制御条件を低下さ
せることなく、送風空気の風速を低下させることができ
る。
また、送風空気を緩やかな気流として循環させることが
できるので植物育成舎内に二次気流を発生させることが
なく、安定した状態でその温度及び湿度条件等の制御を
確実に為し得る等、本考案実施後の実用的効果は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る植物育成装置の実施例を示す正断
面、 第2図は空気吹出部の第一の実施例を示す斜視図、 第3図は同じく要部平断面図、 第4図乃至第8図は凹段部の他の実施例を示す要部平断
面図 第9図は側壁に凹段部を縦方向に配列した他の実施例を
示す斜視図、 第10図は従来の植物育成装置における空気吹出部を示
す斜視図、 第11図は同じく要部平断面図である。 1…植物育成舎、4…側壁 7…空気吹出部、8…空気吹込部 10…空気通路、12…冷却コイル 13…電気ヒータ、14…送風機 15…加湿ノズル、17…凹段部 18…吹出口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物育成舎を形成すべく対向配設した少な
    くとも2側壁の一側に空気吹出部を、また他側に空気吸
    込部を構成すると共に、植物育成舎外に有って空気吸込
    部から排気された空気を空気吹出部側へ循環させる空気
    通路を構成し、該空気通路内には冷却コイル、電気ヒー
    タ、送風機及び加湿ノズル等を配設して成り、 上記空気吹出部を構成する側壁を横方向に配列する複数
    の凹段部により形成し、吹出方向を対向させるべく該凹
    段部の対向面に多数の吹出口を配列穿設したことを特徴
    とする植物育成装置。
  2. 【請求項2】上記空気吹出部を構成する側壁を、横方向
    に配列する凹段部により形成したものに代えて、側壁を
    縦方向に配列する凹段部により形成したものを備えたこ
    とを特徴とする請求項1の植物育成装置。
JP1988164445U 1988-12-21 1988-12-21 植物育成装置 Expired - Lifetime JPH0618453Y2 (ja)

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JPH0287439U JPH0287439U (ja) 1990-07-11
JPH0618453Y2 true JPH0618453Y2 (ja) 1994-05-18

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ID=31450058

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JPS6211409U (ja) * 1985-07-05 1987-01-23
JPS6229917A (ja) * 1985-07-30 1987-02-07 株式会社島津製作所 遺伝子組換え種植物育成装置

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