JP6526976B2 - 多段式栽培装置 - Google Patents
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Description
このような栽培方法では、太陽光に替えて人工光源を使用し、空調装置および自動灌水装置により、植物の栽培に適した環境を創出している。つまり、これらの装置を使用することにより、栽培空間の光量、温度、湿度、風速、灌水量などを人為的に最適状態に調節することが可能となるため、高品質で均一な苗を安定的に育成することができる。
しかし、このような装置では、太陽光に替えて、人工光源等を使用するため、この発熱による影響を受ける。また、植物の生育に伴う温湿度上昇による影響も受ける。よって、植物にとって最適な環境を創出することが必要である。
また、このような栽培方法においては、エネルギーの使用量が多く、このエネルギー使用量を低減することもまた課題である。
このような環境を創出し、エネルギーを効率良く使用する方法として、特許文献1のような技術が知られている。
この技術においては、空調装置の送風ダクトの先端部を、各栽培容器の上方に配置し、これに沿って延びる複数の容器対向部を形成している。そして、この各容器対向部において、各栽培容器に配置された各照明装置の上方側から各栽培容器に収容された植物へ向けて冷却空気を吹き出す構成とする。
このように、各照明装置を経由させて冷却空気を流動させることにより、冷却空気を各照明装置の発生する熱によって温めることができ、よって、空気の相対湿度を低下させた状態で、各栽培容器に収容された植物に到達させることができる。このような構成により植物の周辺空間の相対湿度が過度に高くならないように調整することができる。
一方、所謂植物工場においては、栽培室内の湿度環境は、照明条件により大きく変化する。つまり、明期と暗期により、栽培室内の湿度環境は大きく変化する。
具体的には、照明が点灯する明期には、熱負荷が上昇するため、空調装置が高出力で稼働して冷却及び除湿を行う結果低温度となり、逆に、照明が消灯する暗期には、熱負荷が無いため、空調装置の稼働が抑制気味となり、空調装置の除湿量が植物からの水分蒸散量を下回ることとなる。
この点を鑑みると、特許文献1に記載のような装置は、このような明暗期に対応するものではなく、特許文献1に係る装置では、この明暗期による問題点を解消することができない。
また、特許文献1に記載の技術で対応しようとすると、加湿器及び除湿器等の大がかりな機器が必要となり、イニシャルコスト及びランニングコストが増大するという問題点があった。
また、加湿時には、空調装置の除湿量を上回る加湿が必要となるため、大量の水を必要とし、効率が悪くなるという問題があった。
また、本発明の他の目的は、大掛かりな設備を必要とせず、簡易な通風設備によって、栽培環境中の湿度を更に均一化するとともに、エネルギー効率を良好なものとする多段式栽培装置を提供することにある。
これは、例えば、棚間に配置される栽培空間であれば、上方に配置される栽培トレーや照明装置の支持板などにより閉塞されるものであり、最上部に配置される栽培空間であれば、上方に配置される照明装置の支持板や蓋部材等で被覆を行えばよい。なお、最上部に配置される栽培空間においては、その上部(天井部)を反射板で閉塞することを排除するものではない。
そして、本発明においては、栽培空間の奥行き方向に対向する面のうち少なくとも一面側を反射板により仕切りとした。
これにより、外部の照明等の影響を最小限とするように、栽培空間を独立させることができる。
つまり、外部照明の影響や近接する栽培空間の照明の影響を受けることを最小限とすることができるため、多段式棚において、明期の栽培空間及び暗期の栽培空間を混在させることができる。
よって、明期と暗期とにより、空調を一斉に切り替える必要がなく、一日を通じて空調装置の負荷が平準化され、除湿量もまた一定となり湿度が平準化される。
このように、明暗期に影響されずに、湿度の均一化を図ることができる。
また、反射板の存在により、栽培空間における照明効率を上げることができる。
更に、明暗期が混在するため、明期における全体点灯が無くなるので、ピーク電力を抑えることができ、エネルギー的にも有利である。
なお、奥行き方向とは、枠状筐体として組まれる多段式棚の短手方向(幅の小さい側)を指し、後述する幅方向とは奥行方向と直交する方向であり長手方向(幅の大きい側)を指す。
また、このように構成されていると、簡易な構成により、反射板で覆われた空間となる栽培空間に空調装置からの低湿冷気を効率よく供給することができるため好適である。
また、請求項4に記載のように、前記給気箱部の内部には、整流板が形成されていると好適である。
これらのように構成されていると、栽培空間内に効率良く空調装置からの低湿冷気を送ることができる。
このように構成されていると、給気ユニットから栽培空間内に送り込まれた低湿冷気を排気ユニット側へと引くことができるため、栽培空間内に効率良く空調装置からの低湿冷気を送ることができる。
また、更には、請求項7に記載のように、閉鎖空間である閉鎖型構造体の内部に植物を栽培するための多段式棚が配置された多段式栽培装置であって、前記多段式棚は、複数の段各々に対応する複数の立体状の栽培空間に仕切られ、該栽培空間において、前記栽培空間のそれぞれの上面に、下方に配設される栽培トレーに対し光を上方から照射可能な照明装置を備え、奥行き方向に対向する面のうちの少なくとも一面が、反射板により仕切られることにより、明期である前記栽培空間と暗期である前記栽培空間とが混在可能となり、前記栽培空間は、複数の前記段各々に対応して上下方向に並列しており、前記栽培空間において、奥行方向と直交する幅方向に対面する両側の前記側面のうちの一方の前記側面に面するように、給気ユニットが備えられており、該給気ユニットは、一方の前記側面を覆う中空筐体である給気箱部と、該給気箱部と上端において連通し、内部にファンが装着されたファンボックスと、を有して構成されており、前記給気箱部の面のうち一方の前記側面と対面している面には、給気孔が形成されており、前記閉鎖型構造体の内部側面壁上端部には、空調装置が配設されており、該空調装置の冷気吐出口は、前記ファンボックス方向に向けられていて、前記栽培空間の幅方向に対面する両側面のうちの他方の前記側面に面するように、排気ユニットが備えられており、該排気ユニットは、他方の前記側面を覆う中空筐体である排気箱部を有して構成されており、前記排気箱部の、他方の前記側面と対面する面は、通気性ボードにより被覆されるとともに、他方の前記側面と外側において対向する面には排気ファンが備えられており、前記閉鎖型構造体の内部側面壁上端部には、複数の空調装置の冷気吐出口が対向するように配置されており、前記ファンボックスは、対向する前記空調装置から吐出される冷気が衝突する位置の直下に配置されると好適である。
なお、これらの際には、多段式棚の個数や栽培空間の配置は限定されるものではない。つまり、栽培空間を、給気ユニットを中心として幅方向両側に配置してもよく、この場合には、給気ユニットの幅方向に対向する両面に給気孔及び整流板が配置される構成となる。
特に、自己を照射する以外の照明の影響を受けることを最小限とすることができるため、多段式棚において、明期の栽培空間及び暗期の栽培空間を混在させることができる。
よって、明期と暗期とにより、空調を一斉に切り替える必要がなく、一日を通じて空調装置の負荷が平準化され、除湿量もまた一定となり湿度が平準化される。つまり、明暗期に影響されずに、湿度の均一化を図ることができる。
また、反射板の存在により、栽培空間における照明効率を上げることができる。
更に、明暗期が混在するため、明期における全体点灯が無くなるので、ピーク電力を抑えることができ、エネルギー的にも有利である。
また、簡易な装置である給気ユニットや排気ユニットを備えることで、簡易な構成で栽培空間に通風することができ、温度ムラが解消され、適度な気流が形成されるため、光合成速度が向上し、植物の収量が増大する。
更に、反射板が栽培空間の外側を覆うため、この反射板が通風を行う際のガイドとなり、栽培空間(特に、栽培面付近)を効率的に冷却でき、余計な箇所の冷却が不要となる。
このように、本発明によると、明期及び暗期に影響されず、栽培環境中の湿度を均一化することができる。また、大掛かりな設備を必要とせず、簡易な通風設備によって、栽培環境中の湿度を更に均一化するとともに、エネルギー効率を良好なものとすることができる。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、明期及び暗期に影響されず、栽培環境中の湿度を均一化することができる多段式棚及びこれを備えた多段式栽培装置に関するものである。また、栽培環境中の湿度を均一化するにあたって、特別な設備を必要とせず、簡易な構成をもって、エネルギー効率を良好なものとすることができるよう改良がくわえられた多段式棚及びこれが配置された多段式栽培装置に関するものである。
また、図10乃至図12は、上記実施形態の第一改変例を示すものであり、図10は第一改変例に係る多段式栽培装置を示す斜視図、図11は第一改変例に係る給気ユニットの前面図・側面図・背面図、図12は第一改変例に係る多段式栽培装置における気流を示す説明図である。
なお、各図は、本発明の主要構成である気流の状態と、気流調整のための部材の動きを主として説明するためのものであり、その他の公知の周辺部材については省略等簡略化して図示してある。
そして、図1、図2、図10等は、説明のため内部構成が視認しやすくなるよう、反射板を1枚省略して図示している。
また、図6においては、本来、パンチングボードを通して内部は視認し難いが、説明のため、内部を図示している。
更に、図1におけるように、長手方向(つまり、後述する両側面枠体21A,21Aに亘る方向)を幅方向とし、この幅方向と直交する方向を奥行方向とする。
本実施形態に係る閉鎖型構造体1は、公知のものが使用されていればよく、詳しい図示は省略するが、断熱性壁面で囲繞された空間を形成する大型の筐体として構成されており、その内部は太陽光を含む外部光から完全遮光されている。
これにより、閉鎖型構造体1内部は、外気、外湿、外光等の外部状況の影響を受けることのない空間となる。
なお、本実施形態においては、閉鎖型構造体1の外形として直方体形状のものを例示したが、これに限られることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、どのような形状を選択することもできる。多段式棚2の設置個数についても同様である。
照明装置は、公知の照明装置が使用されており、例えば、蛍光灯等の人口光源が使用されている。具体的には、光源が支持具に支持された状態で、適宜位置にて固定されており、下方に配設される栽培トレーに対し、光を上方から照射可能となっている。
なお、本実施形態においては、一段の棚は、後述する中央枠体21Cを境界に半分に分けられており、一段の棚の約半分が一つの栽培のための単位となるよう構成されている。この一つの単位を総称して「単位栽培空間M1」と記す。
つまり、本実施形態においては、一段に対応する栽培空間Mは、幅方向に並列する2個の単位栽培空間M1,M1により構成されている。
また、側面枠体21Aは、上下方向に延びて奥行方向に並列する2個の側面上下方向バー21aと、これら2個の側面上下方向バー21a,21aの上端面を架橋する側面上方バー21bと、この側面上方バー21bの下方において側面上下方向バー21a,21aを架橋する側面段差形成バー21cと、を有して構成されている。
これら複数の側面段差形成バー21cは、上下方向に等間隔にて5本配置されている。
なお、本例では、側面上下方向バー21a,21aの下端は、最下方に配置される側面段差形成バー21cよりも下方に各々突出しており、その2個の突出部を「側面脚部21d,21d」と記す。
前後面段差形成バー21Bは、本実施形態においては、12本使用されており、中央枠体21C及び側面枠体21A,21Aの奥行方向前後を架橋する。
つまり、各々の側面枠体21A,21Aにおいて、側面上下方向バー21aと側面上方バー21bの両側交点及び中央上下方向バー21eと中央上方バー21fの交点、の3交点を架橋するように1本の前後面段差形成バー21Bが渡され、同様に、各交点を架橋するように、前後面段差形成バー21Bが渡されていく。
これにより、天面を除き、栽培ラック21には、5段の棚が設置可能となる。
また、4個の側面脚部21dの下端と、2個の中央脚部21hの下端と、が床面に接地され、これにより、栽培ラック21が床面に対して設置される。
また、この栽培空間Mを中央段差形成バー21gの位置で区切った単位が、単位栽培空間M1であるが、本実施形態においては、説明のため、各単位栽培空間M1を区別し、図9のように、単位栽培空間M11〜M20の記号を付すこととする。
反射板22は複数配置されており、前後面においては、各前後面段差形成バー21B、各側面上下方向バー21a、各中央上下方向バー21eで囲まれた各空間(本実施形態では、前面に10個及び後面に10個の計20個存在する)を閉塞するように配置される。
なお、双方の側面枠体21A,21Aの矩形空間(側面上下方向バー21a、側面上方バー21b、側面段差形成バー21cで囲まれた空間:各々に5個ずつ存在)には、反射板22は配置されていない。
また、各反射板22は、上下方向や手前方向に移動、開閉するような構成であると、作業性に際して良好となる。一例を挙げると、例えば、上方の前後面段差形成バー21Bにヒンジ等を取付けて、このヒンジに反射板22を当該前後面段差形成バー21Bに対して回動可能に固定し、開閉可能となるような構成とすることができる。
ダクトフレーム23Aは、その平面形状(図4(a)参照)が、側面枠体21Aの平面形状とほぼ同一となるように形成された箱状の部材であり、箱状の給気箱部23aと、この給気箱部23aの下方底面頂点部分から下方へと各々延出する給気側脚部23bと、を有して構成されている。
そして、この給気孔23cの下辺には、内部上方へと給気面N1と鋭角を成して延びる整流板23dが配設されている。
この整流板23dは、給気箱部23aに吸引された低湿冷気が、上段から下段にかけて均一に給気されるように角度調整されており、この角度は手動で変更可能となるよう構成されている。
ファンボックス23Bは、矩形筒状のファン支持筒23eの内部に3個の給気ファン23fが固定された部材であり、図示しない外部電源より給電されてファン23fが稼働するよう構成されている。
このように構成されているため、ファン23fが稼働すると、外気がファンボックス23Bから給気箱部23a内部へと導かれるとともに、この導かれた空気は、整流板23dにより整流されて、各給気孔23cより吐出する。
本実施形態に係る排気フレーム24Aは、その平面形状(図7(a)参照)が、側面枠体21Aの平面形状とほぼ同一となるように形成された箱状の部材であり、箱状の排気箱部24aと、この排気箱部24aの下方底面頂点部分から下方へと各々延出する排気側脚部24bと、を有して構成されている。
排気箱部24aの内側面N2(側面枠体21Aの平面形状とほぼ同一となる二面のうちの一方の面)には、パンチングパネル24cが配設されている(本実施形態では、当該一方の面が全体的にパンチングパネル24cにて形成された例を示している)。
この排気ファン24dは、上下方向に等間隔で並列するように配置されており、本実施形態においては、3個の排気ファン24dが配置された例を示した。
なお、排気箱部24aの上面及び底面は閉じられている。
なお、図1においては、内部状態が視認できるように、1枚の反射板22(給気ユニット23側の前面最上部に配設される反射板22)を外した状態を示している。
また、上端面部分には、最上段の単位栽培空間M1,M1(栽培空間M)において、植物に光を照射するための照明装置が備えらており、本来においては閉塞されているが、内部の状況が視認できるように、当該照明装置の図示を省略している。
このとき、5個の給気孔23cは、各々の段間(つまり、側面上方バー21bと最上方に位置する側面段差形成バー21cとの間、及び上下方向に隣接する各側面段差形成バー21c,21c間)に配置されるよう設計されている。
これにより、全ての各栽培空間M(水平方向に隣接する単位栽培空間M1,M1)に対して、送風することができる。
これにより、各栽培空間M(水平方向に隣接する単位栽培空間M1,M1)を通過した空気は、排気箱部24aに集められるとともに、外側面N3に形成された排気ファン24dにより、外側へと吐出される。
図8に示すように、多段式棚2は、排気ユニット24が空調装置3の下方に配置されるように設置される。好ましくは、排気ユニット24に配置された排気ファン24dの吐出口が、空調装置3の吸気口の直下付近に配設されることが望ましい。
また、空調装置3の冷気吐出口は、給気ユニット23のファンボックス23Bに向かっていると好適である。
このように構成されているため、空調装置3から吐出した低湿冷気P1は、ファンボックス23Bに配置されたファン23fにより吸引されて、給気箱部23a内部へと導かれる(低湿冷気P2)とともに、この導かれた低湿冷気P2は、整流板23dにより整流されて、給気孔23cより吐出される。そして、5個の給気孔23cから、全ての各栽培空間M(全ての水平方向に隣接する単位栽培空間M1,M1)に対して、低湿冷気P2が送風される。
なお、このとき、前後面に配置された複数の反射板22もまた、空気通路形成の一助となり(通過する空気が外側へ拡散しないようにガイドとなり)、空気移動の指向性を高めることができる。
図9に示すように、本実施形態においては、多段式棚2において、明期と暗期とを混在させて育成を行う。
図9に示す例は、育成タイムスケジュール分画範囲の一例であるが、本例では、幅方向(水平方向)に並設される2個の単位栽培空間M1,M1(つまり、一つの栽培空間M)は同グループとなるように、明期及び暗期が管理される。
具体的には、例えば、単位栽培空間M11,M12及び単位栽培空間M13,M14は、明期を0時〜16時とし、単位栽培空間M15,M16は、明期を8時〜0時とした。また、単位栽培空間M17,M18及び単位栽培空間M19,M20は、明期を16時〜8時とした。その他の時間は、暗期である。
つまり、例えば、本タイムスケジュールにおいては、午前2時の時点では、単位栽培空間M11,M12,13,M14,M19,M20が明期となり、単位栽培空間M15,M16は暗期となる。
よって、本実施形態のような構成であると、多段式棚2において、明期と暗期とを混在させて育成を行うことが可能となる。
よって、一日を通して、空調装置3の負荷を平準化することができ、これにより、除湿量もまた一定となり湿度が平準化される。
更に、照明が全点灯する場合よりも、ピーク電力を抑えることが可能となるため、コスト的にも有利である。
また、反射板22を備えることで、各単位栽培空間M1内部においては、照明効率が高まることとなる。これにより、照明器具の削減も可能であり、コスト的にも有利である。
なお、このタイムスケジュール等は一例であり、単位栽培空間M1(栽培空間M)の個数及び段数、明暗時間、明暗時間各々に属する単位栽培空間M1(栽培空間M)の組合せパターン等は、必要に応じて適宜変更可能なものである。
このように、各単位栽培空間M1(栽培空間M)に通風することによって、温湿度ムラがより有効に解消されるとともに、適度な気流を発生させることで、光合成速度を上昇させ、収量増加につながる。
また、栽培面付近を効率的に冷却できるため、通路などの余計は箇所の冷却が不要となり、省エネルギーの観点においても有効である。
次いで、図10乃至図12により、改変例について説明する。
本実施形態においては、多段式棚2を長手方向に2個並列に並べ、その境界部分に、第2給気ユニット123を配置し、その両端部には2個の排気ユニット24,24を各々配置した。
なお、多段式棚2や排気ユニット24の構成は、上記実施形態と同様であるため、変更部分の説明に留める。
しかし、改変例に係る第2給気ユニット123においては、図10及び図11に示すように、側面枠体21Aの平面形状とほぼ同一となる面の他方にもまた、第2給気面N11を設けた。
第2給気面N11の構成は、給気面N1の構成と同一である。
上記実施形態と改変例を区別するため、第2給気面N11との文言を用いたが、簡単に言うと、側面枠体21Aの平面形状とほぼ同一となる両面に給気面N1の構成を形成したものである。
この空調装置3,3の吸気口の直下付近には、双方の排気ユニット24,24に配置された排気ファン24d,24dの各吐出口が、配置されると望ましい。
また、これら空調装置3,3は、閉鎖型構造体1内壁の上端において、双方が対向するように備えられており、その対向線の中央部(つまり、吐出風が衝突する地点)の直下に、第2給気ユニット123が配置されていることが望ましい。
このように構成されていると、図12に示すように、衝突した低湿冷風P1は、上方には閉鎖型構造体1の天井があるため、直下、つまり、第2給気ユニット123方向に進む。よって、第2給気ユニット123は効率的に低湿冷風P1を給気することができる。
その後の風の流れは、図8におけるものと同様である。つまり、図8の状態が、第2給気ユニット124を挟んで対称に両側に形成されるものである。
次いで、第二改変例を示す。
上記第一改変例は、第一改変例を更に改変した例である。
上記第一改変例においては、栽培ラック21,21に対し、第2給気ユニット123、排気ユニット24,24を備えた構成を示したが、給気ユニット23及び排気ユニット24は、任意にその配設の有無を選択することが可能である。
一例として、図12(b)に示すように、給気ユニット23を備えない構成であってもよい。
このような構成の場合であっても、第2給気ユニット123が配設されていた位置、つまり、並列する2個の栽培ラック21,21間に形成される空隙Kは、2個の空調装置3,3からの吐出風が衝突する地点の直下であり、よって、衝突した低湿冷風P1は、この空隙Kに流れ込み、各栽培空間Mへと供給される。
このため、上記第一改変例と同様の機能を実現することが可能となる。
つまり、上記のように、並列する2個の栽培ラック21,21間に形成される空隙Kは、2個の空調装置3,3からの吐出風が衝突する地点の直下であり、よって、衝突した低湿冷風P1は、この空隙Kに流れ込むのであるから、ファンボックス23Bが存在しない状態であっても、給気箱部23aに低湿冷気P1を取り込め、第2給気面N11,N11より、栽培空間Mへと低湿冷気P1を送り込める。
つまり、上記のように、並列する2個の栽培ラック21,21間に形成される空隙Kは、2個の空調装置3,3からの吐出風が衝突する地点の直下であり、よって、衝突した低湿冷風P1は、この空隙Kに流れ込み、そして、空調装置3,3の吸気口に向かう空気流路が形成されることから、排気ユニット24を使用しない構成としても、図12と同様の空気流路を形成することが可能となる。
以上のように、給気ユニット23及び排気ユニット24の使用は、どのように組み合わせて使用することも可能である。
換言すると、給気ユニット23のみを使用しない構成、排気ユニット24のみを使用しない構成、給気ユニット23のファンボックス23Bのみを使用せず排気ユニット24を使用する構成、給気ユニット23のファンボックス23Bのみを使用せず排気ユニット24を使用しない構成、給気ユニット23及び排気ユニット24双方を使用しない構成、の5種の構成が第二改変例として実現可能である。
なお、最適な実施形態としては、上記実施形態及び第一改変例に示したように、給気ユニット23及び排気ユニット24双方を使用する構成である。
また、反射板22を備えることで、単位栽培空間M1(栽培空間M)内における照明効率が高まる。
この際、反射板22設置による通風性の若干の低下を補うために、給気ユニット23及び排気ユニット24を設置した。
よって、空調装置3の負荷を平準化するため、除湿量が平準化し、その結果として湿度状態もまた平準化される。更に、温度ムラが解消され、適度な気流が形成されるため、光合成速度が向上する。
また、明期において、照明装置を全点灯する必要がないため、ピーク電力を抑えられる。
更に、反射板22が単位栽培空間M1(栽培空間M)の外側を覆うため、この反射板22が通風を行う際のガイドとなり、単位栽培空間M1(栽培空間M)の、特に栽培面付近を効率的に冷却でき、余計な箇所の冷却が不要となる。
1 閉鎖型構造体
2 多段式棚
21 栽培ラック
21A 側面枠体
21a 側面上下方向バー
21b 側面上方バー
21c 側面段差形成バー
21d 側面脚部
21B 前後面段差形成バー
21C 中央枠体
21e 中央上下方向バー
21f 中央上方バー
21g 中央段差形成バー
21h 中央脚部
22 反射板
23 給気ユニット
23A ダクトフレーム
23a 給気箱部
N1 給気面
23c 給気孔
23d 整流板
23b 給気脚部
23B ファンボックス
23e ファン支持筒
23f ファン
23C 給気口
24 排気ユニット
24A 排気フレーム
24a 排気箱部
N2 内側面
24c パンチングパネル(通気性ボード)
N3 外側面
24d 排気ファン
24b 排気脚部
3 空調装置
M 栽培空間
M1(M11〜M20) 単位栽培空間
H1 単位枠体
123 第2給気ユニット
N11 第2給気面
P1,P2 低湿冷気
P3 加温湿風
P4 加温湿風
Claims (7)
- 閉鎖空間である閉鎖型構造体の内部に植物を栽培するための多段式棚が配置された多段式栽培装置であって、
前記多段式棚は、複数の段各々に対応する複数の立体状の栽培空間に仕切られ、
該栽培空間において、前記栽培空間のそれぞれの上面に、下方に配設される栽培トレーに対し光を上方から照射可能な照明装置を備え、奥行き方向に対向する面のうちの少なくとも一面が、反射板により仕切られることにより、
明期である前記栽培空間と暗期である前記栽培空間とが混在可能となり、
前記栽培空間は、複数の前記段各々に対応して上下方向に並列しており、
前記栽培空間において、奥行方向と直交する幅方向に対面する両側の側面のうちの一方の前記側面に面するように、給気ユニットが備えられており、
該給気ユニットは、一方の前記側面を覆う中空筐体である給気箱部と、該給気箱部と上端において連通し、内部にファンが装着されたファンボックスと、を有して構成されており、
前記給気箱部の面のうち一方の前記側面と対面している面には、給気孔が形成されており、
前記閉鎖型構造体の内部側面壁上端部には、空調装置が配設されており、
該空調装置の冷気吐出口は、前記ファンボックス方向に向けられていることを特徴とする多段式栽培装置。 - 前記多段式棚は、前記栽培空間において、奥行き方向に対面する前面部と後面部とが、双方前記反射板で被覆されており、
奥行方向と垂直な方向である幅方向に対面する両側の前記側面には、開口が存在し該開口を塞ぐ前記反射板が配設されていないことを特徴とする請求項1に記載の多段式栽培装置。 - 前記給気孔は、前記棚毎に備えられており、該棚各々に対応して上下方向に分画されて配置される複数の前記栽培空間内全てに対し、幅方向に空気を吐出することを特徴とする請求項1又は2に記載の多段式栽培装置。
- 前記給気孔の下端部からは、前記給気箱部の内部には、整流板が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の多段式栽培装置。
- 前記栽培空間の幅方向に対面する両側面のうちの他方の前記側面に面するように、排気ユニットが備えられており、
該排気ユニットは、他方の前記側面を覆う中空筐体である排気箱部を有して構成されており、
前記排気箱部の、他方の前記側面と対面する面は、通気性ボードにより被覆されるとともに、他方の前記側面と外側において対向する面には排気ファンが備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の多段式栽培装置。 - 閉鎖空間である閉鎖型構造体の内部に植物を栽培するための多段式棚が配置された多段式栽培装置であって、
前記多段式棚は、複数の段各々に対応する複数の立体状の栽培空間に仕切られ、
該栽培空間において、前記栽培空間のそれぞれの上面に、下方に配設される栽培トレーに対し光を上方から照射可能な照明装置を備え、奥行き方向に対向する面のうちの少なくとも一面が、反射板により仕切られることにより、
明期である前記栽培空間と暗期である前記栽培空間とが混在可能となり、
前記栽培空間は、複数の前記段各々に対応して上下方向に並列しており、
前記栽培空間において、奥行方向と直交する幅方向に対面する両側の側面のうちの一方の前記側面に面するように、給気ユニットが備えられており、
該給気ユニットは、一方の前記側面を覆う中空筐体である給気箱部と、該給気箱部と上端において連通し、内部にファンが装着されたファンボックスと、を有して構成されており、
前記給気箱部の面のうち一方の前記側面と対面している面には、給気孔が形成されており、
前記栽培空間の幅方向に対面する両側面のうちの他方の前記側面に面するように、排気ユニットが備えられており、
該排気ユニットは、他方の前記側面を覆う中空筐体である排気箱部を有して構成されており、
前記排気箱部の、他方の前記側面と対面する面は、通気性ボードにより被覆されるとともに、他方の前記側面と外側において対向する面には排気ファンが備えられており、
前記閉鎖型構造体の内部側面壁上端部には、空調装置が配設されており、
該空調装置の冷気吐出口は、前記ファンボックス方向に向けられており、前記排気ファンからの空気吐出部直上には、前記空調装置の吸気口が配置されていることを特徴とする多段式栽培装置。 - 閉鎖空間である閉鎖型構造体の内部に植物を栽培するための多段式棚が配置された多段式栽培装置であって、
前記多段式棚は、複数の段各々に対応する複数の立体状の栽培空間に仕切られ、
該栽培空間において、前記栽培空間のそれぞれの上面に、下方に配設される栽培トレーに対し光を上方から照射可能な照明装置を備え、奥行き方向に対向する面のうちの少なくとも一面が、反射板により仕切られることにより、
明期である前記栽培空間と暗期である前記栽培空間とが混在可能となり、
前記栽培空間は、複数の前記段各々に対応して上下方向に並列しており、
前記栽培空間において、奥行方向と直交する幅方向に対面する両側の側面のうちの一方の前記側面に面するように、給気ユニットが備えられており、
該給気ユニットは、一方の前記側面を覆う中空筐体である給気箱部と、該給気箱部と上端において連通し、内部にファンが装着されたファンボックスと、を有して構成されており、
前記給気箱部の面のうち一方の前記側面と対面している面には、給気孔が形成されており、
前記栽培空間の幅方向に対面する両側面のうちの他方の前記側面に面するように、排気ユニットが備えられており、
該排気ユニットは、他方の前記側面を覆う中空筐体である排気箱部を有して構成されており、
前記排気箱部の、他方の前記側面と対面する面は、通気性ボードにより被覆されるとともに、他方の前記側面と外側において対向する面には排気ファンが備えられており、
前記閉鎖型構造体の内部側面壁上端部には、複数の空調装置の冷気吐出口が対向するように配置されており、
前記ファンボックスは、対向する前記空調装置から吐出される冷気が衝突する位置の直下に配置されることを特徴とする多段式栽培装置。
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