JP7361523B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人工光型の植物工場で用いられる植物栽培装置に関する。
世界的な人口の増加による食料不足や、日本等の先進国における高齢化に伴う農村人口の減少による農作物の生産量の減少等の問題に対する解決策として植物工場が注目されている。
植物工場は、完全人工光型と太陽光利用型の2つの種類に大別される。完全人工光型は、閉鎖環境で太陽光を用いずに人工光源のみで栽培するものであり、太陽光利用型は、温室に近い環境で、太陽光の利用を基本とし、人工光による補光や夏季の高温抑制技術を用いて栽培するものである。
一般的な完全人工光型の植物工場では、人工光源を備える栽培チャンバが配置されている。栽培チャンバの内部は、人工光源により照明され、空調装置により空気が横方向に循環され、温度や湿度が所望の値に制御されることで、植物の生長効率が高められている(特許文献1参照)。
特開2002-291349号公報
しかし、植物の生長効率が高められると、例えばレタス等の葉菜類において、チップバーンが問題となる。チップバーンとは、急激な成長時のカルシウム不足を原因として発生する野菜の生育障害である。チップバーンが発生した野菜は、新芽の先が茶色く枯れ、商品価値が下がる。
本発明は、チップバーンの発生が抑制された植物栽培装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、内部を密閉可能な栽培チャンバを備える人工光型の植物栽培装置であって、前記栽培チャンバの内部に、植物を栽培する栽培室と、前記栽培室において上から下に流れる気流を発生させる気体循環システムと、を備える植物栽培装置を提供する。
前記栽培室を照明する照明装置を備え、前記気体循環システムは、前記栽培室から空気を排気する排気ファンと、前記栽培室に空気を供給する給気ファンと、前記栽培室の上部を延びるとともに、前記給気ファンより供給された空気を、前記栽培室の上方から下方に向かって噴出させる複数の送風口が設けられた複数の送風パイプと、を有していることが好ましい。
前記気体循環システムは、前記栽培チャンバの内部に設けられた、気体循環室を備え、前記排気ファンは、前記栽培室から前記気体循環室へ空気を排気し、前記給気ファンは、前記気体循環室から前記栽培室に空気を供給することが好ましい。
前記気体循環システムは、前記気体循環室の空気を調整する空調装置をさらに備え、前記排気ファンと、前記空調装置と、前記給気ファンとが、前記栽培室の一面側に配置されていることが好ましい。
前記照明装置と、前記送風パイプとは、同じ高さに配置されていることが好ましい。
前記排気ファンは、前記栽培室における、前記照明装置及び前記送風パイプよりも上部に設けられていることが好ましい。
前記栽培室には、複数の植物栽培穴が設けられた栽培プレートが配置され、前記送風口は、前記植物栽培穴のそれぞれに対応して、前記植物栽培穴の上部に配置されていることが好ましい。
前記栽培室には、栽培容器と、植物が栽培された状態の前記栽培容器の重量を測定する重量測定装置と、が配置されていることが好ましい。
前記栽培室に供給される液体を循環させる液体循環システムを備え、前記液体循環システムは、液体を前記栽培室へ流入される液体供給路と、前記栽培室から回収された液体を回収する液体回収路と、を有し、前記液体供給路と前記液体回収路とが、前記栽培室の一面側に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、チップバーンの発生が抑制された植物栽培装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の植物栽培装置1の、外壁5を一部切り欠いた状態を示す斜視図である。 外壁5の上面5Tを取り外した状態の植物栽培装置1の上面図である。 植物栽培装置1の構成を示すブロック図である。 養液循環システム40の模式図である。 栽培容器11の分解斜視図である。 植物栽培装置1の気体循環システム30に関係する部分の部分斜視図である。 植物栽培装置1の搬送機構80及び重量測定装置70とを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の植物栽培装置101の、外壁5を取り外した状態の概略図である。 本発明の第3実施形態の植物栽培装置201の、外壁5を取り外した状態の概略図である。
(第1実施形態)
(植物栽培装置1)
以下、本発明の第1実施形態の植物栽培装置1について説明する。図1は、外壁5を一部切り欠いた状態の植物栽培装置1の斜視図である。図2は、外壁5の上面5Tを取り外した状態の植物栽培装置1の上面図である。図3は、植物栽培装置1の構成を示すブロック図である。
植物栽培装置1は、人工光型の植物工場で用いられるものである。植物栽培装置1は、骨組みとなる枠体2を備え、全体として直方体に形成されている。植物栽培装置1は、下部に下部空間3が設けられ、上部に外壁5に囲まれた栽培チャンバ4が設けられている。以下、図示するように、植物栽培装置1における後述の養液循環室33Fが設けられている側を前、逆側を後、前から見たときの左側を左、右側を右として説明する。
(栽培チャンバ4)
栽培チャンバ4は、外壁5により内部が開閉可能に密閉され、外部に対して隔離されている。すなわち、栽培チャンバ4内の温度、気流、明るさは、外部に対して独立した制御が可能であり、植物栽培装置1が配置される植物工場の作業室の環境から独立した栽培環境を維持可能である。
なお、密閉とは、外壁5で栽培チャンバ4を閉じた場合、空気が外部に流出したり、外気が流入したりせず、虫等の混入も発生しない程度に閉鎖されている状態である。
外壁5の素材としては、外壁5の内部の栽培チャンバ4が外部の環境の影響を受けにくいように、光不透過性の断熱材を用いることが好ましい。
実施形態の植物栽培装置1の栽培チャンバ4は1段であるが、植物栽培装置1は、栽培チャンバ4を多段に備えてもよく、また1段に複数の栽培チャンバ4を備えてもよい。その場合、栽培チャンバ4ごとに隔離され、内部の温度、気流、明るさを独立して制御可能である。
外壁5で囲まれた栽培チャンバ4の内部には、植物を栽培する栽培室10が設けられている。実施形態で栽培室10は、前壁10Fと、右壁10Rと、後壁10Bと、外壁5の左面5Lと、外壁5の底面5Dと、外壁5の上面5Tとで6面が囲まれている。
外壁5の右面5Rと栽培室10の右壁10Rとの間の空間は、気体循環室33Rとなっている。外壁5の前面5Fと栽培室10の前壁10Fとの間の空間は、養液循環室33Fとなっている。
植物栽培装置1は、さらに、養液循環システム40と、気体循環システム30と、制御部60と、操作部61と、表示部62と、照明装置20と、重量測定装置70とを備える。
(養液循環システム40)
図4は養液循環システム40の模式図である。養液循環システム40は、植物の成長に必要な液体である養液を循環する装置である。実施形態においては植物の栽培に必要な栄養素を含む養液が循環するが、これに限らず、他の流体、例えば水であってもよい。
図1、2に示すように、養液循環システム40は、植物栽培装置1の一側である前側に配置されている。
養液循環システム40は、養液を貯留する養液貯留タンク41と、一端が養液貯留タンク41の側面の下部に連結され、養液貯留タンク41から水平方向に延び、他端が上方に湾曲した、養液供給路としての養液供給管42と、を備える。
養液循環システム40はさらに、養液回収路としての養液回収溝46、養液回収溝46に対して垂直前側に延びる溝延設部47と、養液回収タンク49と、を備える。
養液貯留タンク41は、例えば有底断面矩形の容器である。ただし、形状はこれに限らず、有底容器であれば、断面は円形等他の形状であってもよい。
養液貯留タンク41に収容されている養液は、植物の栽培に必要な栄養素を含み、例えば、養液には、カルシウムと、三要素と称される窒素、リン及びカリウム等の多量要素、さらに鉄やマグネシウム等の微量要素を成分として含む肥料を含む。
養液貯留タンク41内には、水位センサ41aが配置されている。水位センサ41aは、養液貯留タンク41に貯留されている養液の液面の位置、例えば養液貯留タンク41の底面からの高さH3を検知するもので、フロート式、超音波式、静電容量式または圧力式のいずれであってもよい。なお、以降、高さを説明する場合、養液貯留タンク41の底面からの高さとして説明する。水位センサ41aにより測定された水位の測定値は、制御部60に送信される。
なお、水位センサを用いず、養液貯留タンク41の側面において養液をオーバーフローさせることにより、養液の液位一定に保つようにしてもよい。オーバーフローの排水は、養液回収タンク49へ戻してもいいし、そのまま排水してもよい。
養液供給管42は、実施形態では丸管であるが、これに限らず、他の形状であってもよい。養液供給管42の一端は養液貯留タンク41の側面の底側に連結されているが、これに限らず、底面に連結されていてもよい。養液供給管42は、養液貯留タンク41から水平に延びる配液管42bと、配液管42bの他端側から、配液管42bに対して約90度折れ曲がって上方に延びる立ち上がり部42cとを備える。実施形態において配液管42bと立ち上がり部42cとは一本の養液供給管を折り曲げて形成されているが、これ限らず、別々の部材を接合したものであってもよい。
立ち上がり部42cは上部が開口し、内部の養液を大気側に開放する開放部である。立ち上がり部42cの上端の高さH5は、養液貯留タンク41の壁部の上端の高さH4よりも高い。すなわち、立ち上がり部42cは、養液貯留タンク41よりも上方に延びている。
養液貯留タンク41内に養液が貯留されたときに、養液貯留タンク41の上端を超えると溢れ出すので、養液貯留タンク41の養液の液面の高さH3が養液貯留タンク41の上端の高さH4よりも高くなることはない。
したがって、立ち上がり部42c内の養液の液面の高さH2は、養液貯留タンク41内の養液の液面の高さH3以下となる(同じか、圧損がある場合わずかに下回る)ので、立ち上がり部42cの上端から養液が溢れだすことはない。
配液管42bの管壁における、養液貯留タンク41内の養液の液面の高さH3よりも低い位置に、複数の吐出口44が同じ高さで設けられている。実施形態において複数の吐出口44は、下方に向って開口している所定径の穴である。吐出口44のそれぞれには、配液管42bに比べて小径の吐出管44aが斜め下方に向って取り付けられている。なお、吐出管44aを設けず、吐出口44から養液が直接吐出される形態であってもよい。
複数の吐出口44及び吐出管44aの下方には、矩形の養液流入プレート45の前側が配置されている。養液流入プレート45の後端は、栽培容器11の前側の上方に位置し、穴45aが設けられている。吐出管44aから吐出された養液は、養液流入プレート45を流れて、穴45aから、栽培容器11内に流入する。養液流入プレート45は、植物栽培装置1に対して着脱可能であり、取り外して清掃が可能である。実施形態において養液流入プレート45は、後端が前端より下になるように傾斜して配置されている。
なお、養液流入プレート45を設けず、吐出管44aから直接栽培容器11内に流入させてもよい。
養液回収溝46は、栽培室10の前側における、後述する栽培容器11の下部トレイ13の長穴13eの下方を長手方向に延びる溝である。養液回収溝46長手方向の両端は塞がれている。
溝延設部47は、養液回収溝46の下流側である右端から前方に延びている溝であり、養液回収溝46から流れ出た余剰の養液を前方に導き、前端の底部に開口した穴47aから下方に延びる養液回収筒48に流出させる。
なお、これら養液回収溝46と、溝延設部47と、養液回収筒48とは、植物栽培装置1に対して着脱可能であり、取り外して清掃が可能である。
養液回収溝46及び溝延設部47は、養液が流れる上流側から下流側に向ってわずかに傾いていることが好ましい。
また、これらの養液回収溝46や溝延設部47等は、照明装置20からの光が入射しないように蓋等が被せられ、藻等の発生が抑制されている。
養液回収タンク49は、例えば有底断面矩形の容器である。ただし、形状はこれに限らず、断面は円形等他の形状であってもよい。養液回収タンク49は、養液回収筒48の下方に配置され、養液回収筒48より流れた養液が流入する。
養液回収タンク49は、養液貯留タンク41よりも低い位置に配置されるので、例えば図1に示すように、植物栽培装置1の下部の下部空間3に配置される。
養液回収タンク49と養液貯留タンク41との間にはポンプ50が配置され、養液回収タンク49内の養液を養液貯留タンク41へと送水することが可能となっている。ポンプ50は、遠心ポンプや軸流ポンプ等の所定の方式のポンプであり、養液回収タンク49に回収された養液を汲み上げて養液貯留タンク41へと送り、養液を循環させる。ポンプ50は、制御部60によって養液貯留タンク41における養液の液面の高さH3が所定の高さとなるように、養液を養液貯留タンク41に供給するように動作する。
(栽培容器11)
図5は栽培容器11の分解斜視図である。栽培容器11は、上部トレイ12と、下部トレイ13と、2枚の栽培プレート14と、2枚の仕切り板15とを備える。
栽培容器11は、両側に仕切り板15が取り付けられた上部トレイ12を下部トレイ13の上に重ねた状態で、上部トレイ12の中に栽培プレート14をはめ込み、短手方向が栽培室10の左右方向に沿うように、栽培室10内に4枚(図1参照)、水平に配置されている。ただし、4枚に限定されない。また、栽培容器11の形状は、実施形態では、短手方向の長さ:長手方向の長さ=1:5であるが、これに限定されない。
下部トレイ13は、長方形の底面13aと、その底面13aの側辺を囲む、2枚の側壁部13b、前壁部13c、後壁部13dとを備える。前壁部13cは後壁部13dより高い。側壁部13bは、前側が高く、後側が低くなる台形形状である。底面13aの前側には、長穴13eが設けられている。栽培容器11が栽培室10に配置されると、底面13aは、前側が後ろ側よりも、角度θ(θは0.5度~1度)で、徐々に低くなる傾斜面となる。
底面13aの上面には、底面13aの長手方向(前後方向)に沿って、互いに平行なリブ13fが複数立設されている。リブ13fは底面13aの長手方向において、断続的に設けられている。底面13aを、後述するように後側から前側に養液が流れる場合、養液は、それぞれのリブ13fの間をリブ13fに沿って流れるため、養液が底面13aの短手方向の一方に溜まらずに、均一に流れることができる。
下部トレイ13の下部には、断面L字形で、短手方向に延びるローラスライド部13gが設けられている。
上部トレイ12は、下部トレイ13と同様に長方形の底面12aと、その底面12aの側辺を囲む、2枚の側壁部12bと、前壁部12cと、後壁部12dとを備える。上部トレイ12は下部トレイ13と外径が略同様で、下部トレイ13の壁部上に、上部トレイ12の壁部が載置されると下部トレイ13内に流液空間が確保される。前壁部12cは後壁部12dより高い。側壁部12bは、前側が低く、後側が高くなる台形形状である。
底面12aの後側には、長穴12eが設けられている。栽培容器11が栽培室10に配置されると、底面12aは、前側が後ろ側よりも、角度θ(θは0.5度~1度)で、徐々に高くなる傾斜面となる。
底面12aの上面には、底面13aと同様に底面12aの長手方向(前後方向)に沿って、互いに平行なリブ12fが複数立設されている。リブ12fは底面13aの長手方向において、断続的に設けられている。
底面12aを、後述するように前側から後側に養液が流れる場合、養液は、それぞれのリブ12fの間を流れるため、養液が底面12aの短手方向の一方に溜まらずに、均一に流れることができる。
また、両側の側壁部12bの内面側の前と後に、上下に延びる仕切り板保持溝12gが設けられている。
仕切り板15は、その両側の側壁部12bの内面側の前と後に前後に設けられた仕切り板保持溝12gに挿入されて立設されている。仕切り板15と底面12aとは当接せずに、間に隙間が設けられ、養液がその隙間を流れることが可能となっている。仕切り板15は、植物が成長したときの、他部材との接触を防止する。
栽培プレート14は、発泡スチロールまたはスポンジ等で製造され、所定間隔で植物栽培穴14aが設けられ、その植物栽培穴14aに植物が植設される。栽培プレート14は、上部トレイ12の仕切り板保持溝12gに仕切り板15が取り付けられたときに、前後の仕切り板15の間に配置される大きさで、2枚に分離されている。ただし、1つの上部トレイ12に配置される栽培プレート14は、2枚でなくてもよく、1枚でもよく、他の枚数に分割してもよい。
(気体循環システム30)
図6は植物栽培装置1の気体循環システム30に関係する部分の部分斜視図である。右壁10Rと外壁5の右面5Rとの間には気体循環室33Rが設けられている。
栽培室10の右壁10Rの上部には、前後方向に一定の間隔で設けられた複数の開口部が形成され、その開口部にはそれぞれ排気ファン32Aが取り付けられている。また、外壁5の右面5Rには、実施形態ではペルチェ式の冷却器である空調装置34が取り付けられている。さらに、気体循環室33Rの前よりの下部には給気ファン32Bが取り付けられている。
このように、気体循環システム30に含まれる排気ファン32A、空調装置34、給気ファン32Bが全て気体循環室33R側に設けられている。したがって、気体循環システム30のこれらの部分のメンテナンス等を行う場合、外壁5の右面5を一か所取り外すだけで作業が可能となる。
給気ファン32Bから上方に送風管31が延びている。送風管31は上部で約90°折れ曲がり、右壁10Rに設けられた穴を貫通して栽培室10内に入り、栽培室10の前側の上部を左右に延びている。送風管31の左側の端部は閉じている。
送風管31から、後方に向かって複数の送風パイプ31Aが延び、送風管31からそれぞれの送風パイプ31Aに空気が送られる。送風パイプ31Aは、栽培室10の後端まで延びて端部は閉じている。それぞれの送風パイプ31Aは、栽培プレート14に設けられた植物栽培穴14aの前後に並ぶ列に対応してその列の上方を延びている。
また、図3に示すように、それぞれの送風パイプ31Aの下側には、送風穴31Bが設けられている。送風穴31Bは、植物栽培穴14aの位置に対応しており、実施形態においては1つの植物栽培穴14aの上方に1つの送風穴31Bが設けられている。
これらの排気ファン32A、気体循環室33R、空調装置34、給気ファン32B、送風管31、送風パイプ31A、送風穴31Bによって気体循環システム30が構築される。
気体循環システム30による第1の空気流路として、排気ファン32Aによって栽培室10より気体循環室33Rに空気が排気され、気体循環室33Rに排気された空気は、空調装置34によって冷却される。冷却された空気は、給気ファン32Bによって栽培室10内の送風管31に供給される。送風管31に供給された空気は、送風管31を流れて、送風管31から送風パイプ31Aに送られる。送風パイプ31Aに送られた空気は、送風穴31Bより下方に噴出される。噴出された空気は、真下の植物Vに上から吹き付けられる。
実施形態では空調装置34としてペルチェ式の冷却器を用いているので、冷却効果のばらつきが小さく、また、空調装置34が小型である。
(照明装置20)
照明装置20は、栽培室10の上部に配置された人工光源である。本実施形態で照明装置20は、栽培室10の前後に延びるように、送風パイプ31Aと平行に複数本が並列配置され、栽培室10に植設されている植物に光を照射する。照明装置20としては、消費電力が少なく薄型に構成できるLED(light emitting diode)が好適に用いられる。また、人工光源として蛍光灯を用いてもよい。照明装置20は制御部60によって制御され、操作部61に設けられたスイッチでON/OFFされる。
照明装置20は、栽培室10の上側であって、送風パイプ31Aと略同じ高さに配置され、実施形態では、照明装置20と送風パイプ31Aとは、互いに平行且つ略交互に配置されている。
ただし、これに限定されず、照明装置20と送風パイプ31Aとは、交差するように配置されていてもよい。
実施形態で排気ファン32Aは、右壁10Rにおける送風パイプ31A及び照明装置20よりも上側に取り付けられている。ただし、排気ファン32Aは、右壁10Rの上部以外の、例えば中央部や下部に取り付けられていてもよい。
(制御部60)
植物栽培装置1の動作は、制御部60により制御される。制御部60は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータまたはファクトリーオートメーション用のコンピュータやプログラマブルコントローラ等により構成されている。
操作部61は、栽培室10内が所定の栽培環境となるように設定するためのボタンやキーボード等で構成され、栽培室10の外壁5に配置される。
表示部62は、栽培室10において後述の重量測定装置70を含む各種センサによりモニタされた測定結果や、操作部61により設定された所定の栽培環境等を表示するためのもので、液晶パネル等により構成され、栽培室10の外壁5に配置される。
なお、操作部61、制御部60及び表示部62は、植物栽培装置1と一体で構成することなく、別体で構成してもよい。その場合、操作部、制御部及び表示部を備える制御盤を植物工場の所定箇所に配置し、この制御盤により複数の植物栽培装置1の栽培チャンバ4のそれぞれの栽培環境を集中して管理してもよい。
(搬送機構80、重量測定装置70)
植物栽培装置1は、栽培容器11を搬送するための搬送機構80と、栽培中の植物Vの重量を測定する重量測定装置70とをさらに備えている。図7は植物栽培装置1の搬送機構80及び重量測定装置70を示す斜視図であり、搬送機構80が見えるように、一部切り欠いて示す。
栽培室10の底面5D上に、例えばロードセル等の重量測定装置70が4か所(図中1箇所のみ図示)に設けられている。それらの4つの重量測定装置70の上に、1枚の矩形の板部材71が載置されている。重量測定装置70は、板部材71の上に載置されたものの重量を測定することができ、測定された重量の情報は制御部60に送られて、表示部62によって表示可能である。板部材71上の前後の縁部には、左右に延びるローラ保持部81が取り付けられている。ローラ保持部81上には複数のローラ82が一列に配置されている。それぞれのローラ82の回転軸は前後を向いている。ローラ82の列の上に、前述の下部トレイ13のローラスライド部13gが載置される。
これによりローラスライド部13gが固定されている下部トレイ13、すなわち栽培容器11は、ローラ82の並ぶ左右方向にスライド可能となる。ゆえに、図1に示す外壁5の左面5Lを取り外して、成長した植物Vを栽培容器11ごと栽培室10の左側から取り出すことができる。
また、植物Vが栽培されている栽培容器11は、ローラ82及びローラ保持部81を介して板部材71上に載置されているので、栽培容器11ごと植物Vの重量を重量測定装置70によって測定することができる。
実施形態の植物栽培装置1は以下のように動作する。
(照明装置20)
制御部60は、光束や照度、または照射する光の波長の分布等を所定の値とするように、照明装置20による植物への光の照射を行う。
(養液循環システム40)
制御部60は、水位センサ41aから供給される、養液貯留タンク41に溜められている養液の液面の高さを示す信号により、養液貯留タンク41における養液の液面が所定の高さとなるように、ポンプ50による養液貯留タンク41への養液の供給を行う。
養液貯留タンク41に貯留されている養液が、水平に延びる養液供給管42内に流入する。
実施形態によると、ポンプにより圧送されている場合と比べて、養液供給管42内の養液の、上流側と下流側とでの圧力差が小さく、大気に開放している立ち上がり部42cでの養液の液面の高さH2が養液貯留タンク41における養液の液面の高さH3と略等しくなる。
配液管42b内においては、養液の圧力が略一定であるので、複数の吐出口44のそれぞれにおいて、養液貯留タンク41における養液の高さH3との水位差により、等圧で養液を吐出することができる。したがって、養液の流量を容易に略一定とすることができる。
また、養液の養液供給管42内への流入の際に、養液供給管42内の空気は、管端へと追いやられるが、立ち上がり部42cが大気への開放しているため、養液供給管42内の空気が管端に溜まることがない。
したがって、養液の養液供給管42内への流入と同時に、それぞれの吐出口44において、均一に養液を流出させることができる。
ポンプ50は養液を汲み上げるために用い、養液供給管42内への養液の圧送は行わないので、植物栽培装置1においてより少ないエネルギーで養液供給が可能となる。
また、制御部60は、ポンプ50の動作タイミングを制御し、養液貯留タンク41における養液の液面の高さH3を調整することが可能である。そして、高さH3を調整することにより、吐出口44のそれぞれから単位時間当たりに吐出される養液の量を変えることが可能である。
なお、吐出口44の内径または吐出管44aの内径のうちの小さい方の径を変えることによっても、単位時間当たりに吐出される養液の量を変えることもできる。
吐出管44aから吐出された養液は、それぞれ、養液流入プレート45に流入する。そして、1つの吐出管44aから吐出された養液は、養液流入プレート45を流れて、穴45aから栽培容器11内に流入する。
栽培容器11に流入した養液は、上部トレイ12の傾斜した底面12aに沿って、前側から後側に流れつつ、栽培プレート14に植設された植物Vによって吸収される。この際、養液は、それぞれのリブ12fの間を流れるため、養液が底面12aの短手方向の一方に溜まらずに、均一に流れることができる。ゆえに養液が滞留しない。
植物Vによって吸収されなかった余剰の養液は、上部トレイ12の長穴12eから、下部トレイ13上に流出する。下部トレイ13に流入した養液は、下部トレイ13の傾斜した底面13aに沿って、後側から前側に流れる。この際、養液は、それぞれのリブ13fの間をリブ13fに沿って流れるため、養液が底面13aの短手方向の一方に溜まらずに、均一に流れることができる。
そして、養液は、下部トレイ13の長穴13eから養液回収溝46へと流出する。これにより、養液が栽培容器11に滞留することがない。
また、栽培容器11の前後に仕切り板15が立設されているため植物Vが成長してサイズが大きくなった場合、仕切り板15により、植物が成長したときの、他部材との接触が防止される。
養液回収溝46に流出した余剰の養液は、対応する溝延設部47を通って前方に流れ、穴47aから下方の養液回収筒48内に流入する。そして養液回収筒48を流れて、養液回収筒48の下流側から流出して養液回収タンク49内に回収される。養液回収タンク49に回収された養液は図示しないセンサによって養液濃度が測定され、制御部によって適宜最適な濃度となるように養液濃度調整が行われる。
なお、養液回収筒48は栽培チャンバ4の密閉性を保つためにU字管を用いており、養液回収筒48から外気等が流入しないようになっている。
水位センサ41aによって養液貯留タンク41内の養液の液面の高さが適宜測定される。制御部60は、その液面高さを示す信号を基に、養液貯留タンク41における養液の液面が所定の高さとなるように、ポンプ50による養液貯留タンク41への養液の供給を制御する。
養液貯留タンク41に供給された養液は、再度、養液供給管42内に流入し、循環される。
実施形態では、養液供給路42と養液回収路46,47,48とは、栽培室10の一面側(実施形態では前面側)に配置されている。したがって、養液の流れの点検、電気系統の点検等のメンテナンスを行う場合、前側の外壁5を外すだけで作業が可能となる。
これに対して植物栽培装置1の前面だけでなく、背面や側面に養液循環システム40の配管の一部が配置されている場合、植物栽培装置1のメンテナンスを行う場合、前面以外の外壁5も取り外すことが必要となり、またメンテナンスの時間もかかる。
しかし、実施形態ではメンテナンスを行う場合、前側の外壁5を外すだけでよい。したがってメンテナンスが容易となる。
(気体循環システム30)
制御部60により、排気ファン32Aが作動されると、気体循環システム30の第1の空気流路として、栽培室10内の空気は、排気ファン32Aにより気体循環室33Rへ排気される。
不図示の温度センサ、湿度センサが栽培室10の所定箇所に取り付けられ、流体循環室33内の空気の温度等をモニタする。制御部60は、植物の周囲の空気の温度等をもとに、空調装置34を制御し、流体循環室33内の空気の温度を適切に調整する。
適切な温度に調整された空気は、給気ファン32Bによって栽培室10内の送風管31に供給され、送風管31より送風パイプ31Aに送られる。送風パイプ31Aに送られた空気は、送風穴31Bより下方に噴き出される。噴き出された空気は、真下の植物Vに上から吹き付けられる。
実施形態では、排気ファン32Aや給気ファン32Bを含む気体循環システム30が、栽培室10の一面側(実施形態では右面側)の気体循環室33R内に配置されている。
したがって、外壁5の右面5Rを外すだけで、空気の流れの点検、気体循環システム30の電気系統の点検等のメンテナンスといった、気体循環システム30に関連する全ての作業が可能となるのでメンテナンスが容易となる。
また、一般的な植物栽培装置においては、本実施形態と異なり、栽培室10内に横方向の気流を発生されており、植物には横方向から風が当たる。そうすると、植物の外葉に風が当たって外葉からの水分の蒸散が多くなり、植物の根から吸収された溶液は、外葉に多く送られ、ゆえに、養液に含まれるカルシウムも外側の葉に多く分配される。
しかし、特に、ハクサイ、キャベツ、レタス等のように葉が一枚一枚巻きながら重なり、球状になる結球野菜や、リーフレタスのように葉の巻きがゆるく、完全に結球せず半結球となる半結球野菜は、中央から新しい葉が育っていくが、これらの新しい葉は外葉に覆われている。
したがって、横方向の気流を発生させる一般的な植物発生装置では、中央の葉に風が当たらない。そうすると、中央の新しい葉は、外葉に比べて蒸散が少なくなり、養液が行き渡らないためにカルシウムが不足し、細胞の壊死が生じてチップバーンが生じ、心腐れを招く可能性が高くなる。
特に、植物栽培装置においては、栽培室内の温度や照明、供給される養液、植物の生長を助長するようにコントロールされている。このため、植物栽培装置においては自然状態よりも植物の生長が早まり、中央の葉に十分に養分が行き渡らない可能性がより高くなる。
しかし、実施形態では、植物Vの真上から空気を吹き付ける。そうすると、中央部の成長中の新しい葉に風を当てることができ、成長中の葉からの蒸散が促進され、養液が多く供給される。これにより、成長中の葉に十分なカルシウムが供給される。ゆえに成長中の葉の葉先までカルシウムが行き渡り、チップバーンが発生しにくくなる。
また、実施形態において排気ファン32Aは、右壁10Rにおける送風パイプ31A及び照明装置20よりも上側に取り付けられている。送風パイプ31Aの送風穴31Bから、下方に送られた空気は、植物Vに吹き付けられた後、上方に方向転換し、照明装置20の間を通って、照明装置20よりも上方に上昇して、排気ファン32Aによって排気される。
照明装置20は、照明中に発熱するが、空気が照明装置20の間を通るので、照明装置20を冷却することができる。
さらに、照明装置20と送風パイプ31Aとは、略同じ高さに配置されている、したがって、送風パイプ31Aによって照明装置20からの照明が遮られることがない。
また、照明装置20の冷却は、すでに植物Vに吹き付けられた後の空気によって行われ、送風パイプ31Aから送風された植物Vに吹き付けられる前の空気の、照明装置20からの発熱による加熱の影響が少ないので、植物Vに吹き付ける空気の温度制御が容易である。
(重量測定装置70)
また、植物Vが栽培されている栽培容器11は、ローラ82及びローラ保持部81を介して板部材71上に載置されているので、栽培容器11ごと、植物Vの重量を重量測定装置70によって測定することができる。
重量測定装置70の測定結果は制御部60に送られて、連続的な重量測定が可能であるので、植物Vの生育状態を重量によって管理することができ、適切な収穫時期を把握することができる。
さらに、実施形態の栽培チャンバ4は外部に対して密閉されているので、植物工場の内部の温度及び湿度に影響されることなく栽培チャンバ4(栽培室10)内の温度及び湿度を管理できる。ゆえに、栽培チャンバ4内と作業室とは独立した環境とすることができる。よって、従来の植物工場における作業室のように植物と人とを共存させる必要がない。ゆえに、例えば、栽培チャンバ4内の環境を人体にとっては適切とはいえないが、植物にとっては最適な栽培条件とすることができる。
(変形形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、実施形態では養液貯留タンク41と養液回収タンク49とを別々に設けたが、これらのタンクを1つにしてもよい。
また、実施形態では、ポンプ50によって養液回収タンク49から養液貯留タンク41へと養液を循環する構成であったが、養液回収タンクを設けずに回収後の養液は排液し、養液貯留タンクだけが設けられている構成であってもよい。
例えば、栽培容器が上部トレイと下部トレイとを有する構造でなく、1枚のトレイで構成されていてもよい。その場合、例えば1枚のトレイの内部を左右に分離し、一方を養液が前側から後側に流れるように傾斜させ、他方を養液が後側から前側に流すような構成にすることもできる。また、中央部と端部で仕切って、丁字型にトレイを往復して流す構造にすることもできる。
さらに、実施形態においてはトレイに傾斜を設けることにより養液の流れが促進される構造としたが、トレイの底面に傾斜を設けない構造であってもよい。
また、養液貯留タンクは、栽培容器との間で液体が循環するものであれば、流し方に関わらない。実施形態では養液貯留タンクを大気に開放し、大気圧で養液を流す構造であったが、これ限定されず、大気に開放せずにポンプで養液を流すものであってもよい。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態の植物栽培装置101の概略図である。第2実施形態の植物栽培装置101は、気体循環システムとして、第1実施形態で説明したような植物Vへ上から空気を流す第1の空気流路に加えて、栽培室10内で横方向に空気を流す第2の空気流路を備える。 なお、それ以外の構成は第1実施形態と同様であるので、同様な部分の説明および図示は省略し、共通する部分には同一の符号を付す。
なお、第1の空気流路における給気ファン32Bは、第1実施形態と同様に右側気体循環室33Rに配置してもよく、また養液循環室33Fに配置してもよい。
第2の空気流路は、栽培室10の前壁10Fと外壁5の前面5Fとの間の養液循環室33Fと、栽培室10の右壁10Rと外壁5の右面5Rとの間の右側気体循環室33Rと、栽培室10の上壁10Tと外壁5の上面5Tとの間の上側気体循環室33Tとの3つの循環室を備える。複数の排気ファン32Aは、栽培室10の前壁10Fに取り付けられている。
養液循環室33Fと右側気体循環室33Rとは連通しており、右側気体循環室33Rと上側気体循環室33Tとは連通している。
栽培室10の上壁10Tは、後壁10Bと当接するまで延びておらず、上壁10Tと後壁10Bとの間には、上下方向に貫通した隙間Sが設けられている。隙間Sは、空気が栽培室10へと流入する空気流入口となっている。
また、右側気体循環室33Rに、植物の周囲の空気の温度、湿度、二酸化炭素や酸素の量等を管理する第2空調装置34Bが配置されている。ただし、第1実施形態と同様に、第2空調装置34Bを備えずに、冷却を行う空調装置34をのみを備える構成であってもよい。
制御部60により、排気ファン32Aが作動されると、栽培室10内の空気は、排気ファン32Aにより養液循環室33Fへ流出される。流出された空気は右側気体循環室33Rへと流れ、右側気体循環室33Rに配置された空調装置34Bによって空気の温度、湿度、二酸化炭素や酸素の量等が調整され、上側気体循環室33Tへ送られる。上側気体循環室33Tへ送られた空気は、隙間Sを通って栽培室10へと流入する。栽培室10内で空気は横方向に流れ、排気ファン32Aにより養液循環室33Fへ流出されて循環する。
第2実施形態によると、第1実施形態の効果に加えて以下の効果を有する。
第2の空気流路は、第1実施形態のような送風穴31Bのような径の小さな穴を通過しないので、第1の空気よりも大量に空気を循環させることができ、栽培室10内の空気をより早く循環させることができる。ゆえに、植物の周囲の環境の制御をより迅速に所望の状態に保つことができる。よって、栽培室10内の環境変化(温度や湿度の変化)を低減することができる。その結果、植物の生長にとって最適かつ均質な栽培環境が保持され、植物工場の生産性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図9は第3実施形態の植物栽培装置201の概略図である。第3実施形態は、栽培室10内で横方向に空気を流す第2の空気流路の方向が異なる以外は第2実施形態と同様であるので、同様な部分の説明および図示は省略する。
第2の空気流路は、第2実施形態と異なり、栽培室10の右壁10Rと外壁5の右面5Rとの間の右側気体循環室33Rを備えず、空気循環室は、前壁10Fと外壁5の前面5Fとの間の養液循環室33Fと、栽培室10の上壁10Tと外壁5の上面5Tとの間の上側気体循環室33Tとの2つの循環室を備える。そして、栽培室10の前壁10Fに排気ファン32Aが取り付けられている。
養液循環室33Fと上側気体循環室33Tとは連通している。また、栽培室10の上壁10Tは、後壁10Bまで延びておらず、上壁10Tと後壁10Bとの間には、上下方向に貫通した隙間Sが設けられている。その隙間Sは、空気が栽培室10へと流入する空気流入口となっている。
(第2の空気流路の空気の流れ)
制御部60により、排気ファン32Aが作動されると、栽培室10内の空気は、排気ファン32により養液循環室33Fへ流出される。養液循環室33Fへ流出された空気は空調装置34Bによって空気の温度、湿度、二酸化炭素や酸素の量等が調整されて上側気体循環室33Tへ送られる。
上側気体循環室33Tへ送られた空気は、隙間Sを通って栽培室10へと流入する。栽培室10内で空気は横方向に流れ、排気ファン32Aにより養液循環室33Fへ流出されて循環する。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2の空気流路は、送風穴31Bのような径の小さな穴を通過しないので、第1の空気よりもより大量の空気を循環させることができ、栽培室10内の空気をより早く循環させることができる。ゆえに、植物の周囲の環境の制御をより正確且つより迅速に所望の状態に保つことができる。
V 植物
1,101,201 植物栽培装置
4 栽培チャンバ
5 外壁
5D 底面
5F 前面
5L 左面
5R 右面
5T 上面
10 栽培室
10B 後壁
10F 前壁
10R 右壁
11 栽培容器
14 栽培プレート
14a 植物栽培穴
20 照明装置
30 気体循環システム
31 送風管
31A 送風パイプ
31B 送風穴
32A 排気ファン
32B 給気ファン
33F 養液循環室
33R 気体循環室
34 空調装置
34B 第2空調装置
40 養液循環システム
41 養液貯留タンク
49 養液回収タンク
50 ポンプ
60 制御部
70 重量測定装置
80 搬送機構

Claims (9)

  1. 内部を密閉可能な栽培チャンバを備える人工光型の植物栽培装置であって、
    前記栽培チャンバの内部に、
    植物を栽培する栽培室と、
    前記栽培室において気流を発生させる気体循環システムと、
    を備え、
    前記気体循環システムは、
    前記栽培室の上部を延びる複数の送風パイプに設けられた複数の送風口から、前記栽培室の上方から下方に向かって空気を噴出させて、前記栽培室において上から下に向かう第1の空気流路を流れる気流を発生させる機構と、
    前記栽培室の上壁と後壁との間に設けられた、上下方向に貫通した隙間より前記栽培室内に空気を流入させて、前記栽培室において横方向に向かう第2の空気流路を流れる気流を発生させる機構と、を含む植物栽培装置。
  2. 前記栽培室を照明する照明装置を備え、
    前記気体循環システムは、
    前記栽培室から空気を排気する排気ファンと、
    前記栽培室に空気を供給する給気ファンと、を有し、
    前記送風パイプには、前記給気ファンより空気が供給される、
    請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 前記気体循環システムは、
    前記栽培チャンバの内部に設けられた、気体循環室を備え、
    前記排気ファンは、前記栽培室から前記気体循環室へ空気を排気し、
    前記給気ファンは、前記気体循環室から前記栽培室に空気を供給する、
    請求項2に記載の植物栽培装置。
  4. 前記気体循環システムは、
    前記気体循環室の空気を調整する空調装置をさらに備え、
    前記排気ファンと、前記空調装置と、前記給気ファンとが、前記栽培室の一面側に配置されている、
    請求項3に記載の植物栽培装置。
  5. 前記照明装置と、前記送風パイプとは、同じ高さに配置されている、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の植物栽培装置。
  6. 前記排気ファンは、前記栽培室における、前記照明装置及び前記送風パイプよりも上部に設けられている、
    請求項5に記載の植物栽培装置。
  7. 前記栽培室には、複数の植物栽培穴が設けられた栽培プレートが配置され、
    前記送風口は、前記植物栽培穴のそれぞれに対応して、前記植物栽培穴の上部に配置されている、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の植物栽培装置。
  8. 前記栽培室には、
    栽培容器と、
    植物が栽培された状態の前記栽培容器の重量を測定する重量測定装置と、が配置されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の植物栽培装置。
  9. 前記栽培室に供給される液体を循環させる液体循環システムを備え、
    前記液体循環システムは、
    液体を前記栽培室へ流入される液体供給路と、
    前記栽培室から回収された液体を回収する液体回収路と、を有し、
    前記液体供給路と前記液体回収路とが、前記栽培室の一面側に配置されている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の植物栽培装置。
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