JPH06184444A - 低いデュロメータ硬度及び高い引裂強さの鋳型用化合物 - Google Patents

低いデュロメータ硬度及び高い引裂強さの鋳型用化合物

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JPH06184444A
JPH06184444A JP5209116A JP20911693A JPH06184444A JP H06184444 A JPH06184444 A JP H06184444A JP 5209116 A JP5209116 A JP 5209116A JP 20911693 A JP20911693 A JP 20911693A JP H06184444 A JPH06184444 A JP H06184444A
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JP5209116A
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Robert A Smith
ロバート・オーグスチン・スミス
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Original Assignee
General Electric Co
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • C08K3/36Silica
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/14Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • C08G77/16Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups to hydroxyl groups

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低いデュロメータ硬度と、高い引裂強さとを
有し、従って、ポリエステル等の材料を成形する為の鋳
型として適したシリコーン組成物を提供する。 【構成】 鋳型用のシリコーン組成物中に、沈降シリカ
から成る主充填剤と、針状CaSiO3 充填剤、ヒュー
ムド酸化アルミニウム充填剤及び球状セラミック充填
剤、の内から選択された共充填剤と、を含有させる。こ
れらの共充填剤は大きい表面積及び小さい粒度を有す
る。該共充填剤は式(RO)4 Siのアルコキシシラン
架橋剤、特にn−プロピルシリケートと共に使用され
る。これらの組成物は長時間の熟成を必要とすることな
しに速やかに十分なBダイ引裂強さを与え得る二液系シ
リコーン硬化組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワックス、ポリエステル
及びポリウレタンの小寸成形体(figurines)の成形に使
用されるシリコーン鋳型(molds) として有用な、低いデ
ュロメータ硬度及び高い引裂強さをもつシリコーン組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワックス、ポリエステル及びポリウレタ
ンを材料として彫像及び新型の成形品を成形する場合に
はシリコーン鋳型が使用される。シリコーン鋳型の望ま
しい性質としては低いデュロメータ硬度及び高い引裂強
さが挙げられる。これらの性質をもつ材料は、不規則な
表面上に活字ロゴ(logo)を印刷する場合の所謂“プリン
トブロック(Print Blocks)”とし知られたシリコーン化
合物を使用する製造業者にとっても望ましいものであ
る。
【0003】製造業者はこれらの性質を示す組成物から
製造されるシリコーン鋳型を提供することを意図して研
究を行ってきたが、現在までのところ、廉価で簡単な組
成物の製造には成功していない。主たる補強用充填剤と
してヒュームドシリカ化合物を配合することによってシ
リコーンの引裂強さ及びデュロメータ硬度を改良する試
みが僅かに限られた程度の成功を収めたに過ぎない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は低いデュロメー
タ硬度及び高い引裂強さを示すシリコーン鋳型用の新規
なシリコーン組成物に関するものである。本発明は約
0.05ないし約25重量%の割合で補強用共充填剤(c
o-filler) 添加剤を含有するシリコーン組成物を提供す
る。
【0005】本発明の一実施態様によれば、約30重量
%までの割合の沈降シリカを含んでなる主充填剤を補強
用共充填剤と組み合わせて含有するシリコーン組成物が
提供される。別の実施態様によれば、本発明は、(1)
針状の形態(acicular morphology)をもつ補強用共充填
剤、特に針状の形態をもつCaSiO3 、(2)球状の
形態(spherical morphology)をもつ補強用共充填剤、た
とえば約1ないし1.5ミクロンのメジアン直径をもつ
シリカ−アルミナセラミック球状体、及び(3)20ナ
ノメーター未満の平均粒径をもつ酸化アルミニウム、及
びヒュームド二酸化チタンのようなヒュームド金属酸化
物充填剤から選んだ補強用共充填剤を含有するシリコー
ン鋳型としての使用に適するシリコーン組成物を提供す
る。これらの補強用共充填剤は特に0.05ないし25
重量%の割合で、沈降シリカ主充填剤と組み合わせて使
用される。
【0006】さらに本発明は式(RO)4 Si(式中、
Rは約20個までの炭素原子をもつ有機基である)のア
ルコキシシラン架橋剤を0.1ないし15重量%の割合
で含有するシリコーン組成物に関するものである。Rは
前記有機基の代わりに式(RO)4 Siの縮合型の基を
表わすこともできる。架橋剤は塩化アルミニウムの火炎
加水分解によって形成されたヒュームド酸化アルミニウ
ムを含んでなる共充填剤と組み合わせて使用することが
好ましい。一実施態様においては、架橋剤は式(RO)
4 Si(式中、Rはn−プロピル基である)をもつもの
である。
【0007】本発明の特定の一実施態様においては、n
−プロピルシリケートを架橋剤として、前述したごとき
酸化アルミニウム共充填剤と組み合わせて、使用する。
本発明の組成物は、ワックス、ポリエステル及びポリウ
レタンを小型成形品、彫像及びプリントブロックに成形
するために使用するに適当な低いデュロメータ硬度及び
高い引裂強さをもつシリコーン鋳型を製造するために
1:1比で使用し得る新規二液系硬化性シリコーン組成
物を与える。
【0008】
【実施例】本発明のシリコーン鋳型組成物に従うシリコ
ーン組成物は重合体系、充填剤、及び架橋剤及び触媒の
両者を含む触媒系を含有してなるものである。本発明に
従うシリコーン組成物の一群においては、25℃で約
2,000ないし約100,000センチポイズ(cp
s)の範囲の粘度をもつ少なくとも一種のジオルガノポ
リシロキサン流体を含有する重合体系を含んでなる配合
物が調製される。かゝるジオルガノポリシロキサン流体
は好ましくはそれぞれが25℃で約20,000ないし
約150,000cpsの粘度を有する。より好ましく
は、混合物が25℃で約30,000ないし約100,
000cps、さらにより好ましくは約30,000な
いし約50,000cps、一層好ましくは約35,0
00ないし約45,000cpsの粘度をもつようなジ
オルガノポリシロキサン流体成分の混合物が使用され
る。
【0009】該ジオルガノポリシロキサン流体又はそれ
らの混合物は(A)シラノール基を含まず及び/又は
(B)シラノール末端置換基をもつものであり得る。明
確を期するため、成分(A)及び(B)について以下に
より詳細に説明する。本発明に従うシリコーン組成物の
重合体系は該シリコーン組成物の全重量の約40ないし
約80重量%を構成することが好ましい。
【0010】該重合体系の50重量%までは成分
(A)、すなわちシラノール基を実質的に含まない25
℃で約20ないし約1,000cpsの粘度をもつオル
ガノポリシロキサン、であり得る。成分(A)はかゝる
オルガノポリシロキサンの混合物であることもできる。
好ましい重合体系は100重量%までの成分(B)、す
なわち鎖中シラノール基及び鎖中ビニル基を実質的に含
まない25℃で約20,000ないし約150,000
cpsの粘度をもつシラノール末端オルガノポリシロキ
サンを含んでなる。より好ましくは、成分(B)は重合
体系の全量を構成し、それは25℃で約30,000な
いし約120,000cpsの粘度をもつかゝるオルガ
ノポリシロキサン流体又はそれらの混合物を含有してな
る。成分(B)は好ましくは混合物が全体として25℃
で約30,000ないし約50,000cps、より好
ましくは25℃で約40,000cpsの粘度をもつか
ゝるオルガノポリシロキサン流体の混合物を含んでな
る。
【0011】好ましい一実施態様においては、重合体系
の少なくとも一種のゴムが成分(B)であり、それは好
ましくは式: HOSiOR1 2 (SiOR1 2 x (SiOR2 2
y SiR1 2 OH (式中、各R1 は独立的に脂肪族不飽和分を含まない1
ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水素基から選ば
れ、各R2 は独立的に1ないし約8個の炭素原子を含む
一価炭化水素基から選ばれ、そしてx及びyは粘度が2
5℃で約20,000ないし約150,000cpsで
あるように選んだ整数である)の構造をもつ。他の好ま
しい実施態様においては、x及びyは成分(B)が25
℃で約30,000ないし約120,000cpsの範
囲の粘度をもちかつ約0.06ないし約0.14重量
%、好ましくは約0.08ないし約0.11重量%の範
囲のヒドロキシル基含量をもつように選んだ整数であ
る。
【0012】本発明の組成物はさらに成分(C)として
本発明のシリコーン組成物の全重量に基づいて約30重
量%までの微細な無機充填剤、好ましくは沈降シリカ充
填剤を含有し得る。成分(C)は好ましくは約5ないし
約30重量%、より好ましくは約15ないし約25重量
%、さらにより好ましくは約18ないし約22重量%の
沈降シリカ充填剤を含有する。充填剤(C)は種々の処
理剤、たとえばLucasの米国特許第2,938,0
09号明細書に記載されるごときシクロポリシロキサン
で、及びSmithの米国特許第3,635,743号
明細書に記載されるごときシラザンであらかじめ又はそ
の場で処理し得る。シクロポリシロキサンはたとえば充
填剤(C)の約15ないし約20重量%の割合で存在す
るシクロテトラメチルシロキサンであり得る。
【0013】好ましい沈降シリカ充填剤は約80m2
gないし約300m2 /g、好ましくは約125m2
gないし約240m2 /gの表面積を有し得る。より高
い表面積をもつ充填剤はより良好な性質を与える傾向が
あるが、これらはより低い表面積をもつ充填剤よりも高
価であり、しかもそれらをゴム中に配合するために表面
処理又はより多量の加工助剤を必要とする。
【0014】本発明の組成物の性質又は加工処理を改善
するために、該組成物はさらに成分(D)として、該重
合体系の重量に基づいて約10重量%までの割合の、2
5℃で約3ないし約500cpsの粘度をもつ低粘度シ
ラノール末端シロキサン流体又はジメチルトリメトキシ
シロキサン重合体、又は他の粘度をもつシラノール又は
メトキシシロキサン流体のような同様のシロキサン流体
を含んでなる加工助剤を含有し得る。一実施態様によれ
ば、成分(D)はシラノール末端置換基をもつポリジメ
チルシロキサン流体を含んでなる。
【0015】成分(D)のほかに、又は成分(D)と組
み合わせて、又は成分(D)の代わりに、少量のヘキサ
メチルジシラザンを使用してシリカ充填剤を処理するこ
ともできる。この処理はシリカ充填剤を他の成分と混合
するに先立って又はその混合時点でその場で行うことが
できる。ヘキサメチルジシラザンを使用する場合、それ
は成分(C)100重量部に基づいて約20重量部まで
の量で添加される。
【0016】沈降シリカは本発明に従うシリコーン組成
物中に主充填剤として使用される。一実施態様によれ
ば、本発明は沈降シリカ主充填剤を該シリコーン組成物
の全重量に基づいて30重量%まで、好ましくは5−3
0重量%の範囲の割合で含有するシリコーン組成物を提
供する。より好ましくは、沈降シリカ充填剤は本発明の
シリコーン組成物の合計重量に基づいて15ないし25
重量%、より好ましくは18ないし22重量%の範囲の
割合で使用される。沈降シリカ充填剤はヒュームドシリ
カ充填剤よりもある種の性質の改善に一層優れた効果を
示す。沈降シリカ充填剤とともに補強用共充填剤を使用
する場合には、低いデュロメータ硬度及び高い引裂強さ
を両立的に示すシリコーン組成物のバッチが製造され
る。
【0017】好ましい一実施態様においては、高温でジ
メチルシリコーン流体で予備処理することによって疎水
性を付与された微細な沈降シリカを主充填剤として使用
する。特に有用な沈降シリカは“タラノックス(Tullano
x)HM250D”[ヘキサメチルジシラザン(HMDZ)で処理され
た予備処理後の表面積250m2 /gをもつ沈降シリ
カ;米国、マサチューセッツ州、エイアー在、タラノッ
クス オブ タルコ社製品]、“FK160或いはFK
160(米国、オハイオ州、アクロン在、デグサ社製
品)、HMDZで処理された“サイロックス(Sylox) 2”
(米国、メリーランド州、バルチモア在、ダビッドソン
ケミカル ディビジョン製品)及び“デュマシル(Dum
acil) 100又はデュマシル300”(米国、ウィスコ
ンシン州、ミルウォーキー在、デュマール ケミカル社
製品)である。デュマシル100は180m2 /gの平
均表面積をもち、そして約50センチストークス(ctks)
の粘度及びトリメチル末端基をもつ非反応性PDMS流
体で予備処理されたものである。デュマシル300は同
様に予備処理された100ないし120m2 /gの平均
表面積及びより低いpH値をもつものである。
【0018】好ましい一実施態様においては、n−プロ
ピルシリケートを架橋剤として、前述したタラノックス
HM250D主充填剤と組み合わせて、使用する。沈降
シリカ充填剤の形態は本発明に従って使用される補強用
共充填剤の形態ほど重要ではない。本発明の補強用共充
填剤は低いデュロメータ硬度及び高い引裂強さをもつシ
リコーン組成物中に典型的に使用される種々の他の充填
剤と組み合わせて使用し得る。本発明において使用され
る補強用充填剤は微細分状でかつ意図された特定の形態
を有するものである。
【0019】針状の形態をもつ微細分状の無機共充填剤
が本発明に従う使用に好ましい。好ましい針状形態の充
填剤の一例は酸化カルシウム(CaO)及びシリカ(S
iO 2 )を含有してなるものである。かゝる充填剤は一
般式CaSiO3 をもち、たとえば米国、ニューヨーク
州、ウイルスボロー在、NYCO社から“10ウォラストカ
ップ(Wollastokup)"として入手可能である。10ウォラ
ストカップはCaO及びSiO2 を主成分としかつ約3
μmのメジアン粒径を有する。
【0020】本発明に従う補強用共充填剤の別の一群は
球状充填剤である。セラミック球状充填剤が特に好まし
い。かゝる充填剤の一例はシリカ−アルミナセラミック
を含む球状体からなる。本発明に従う使用に好ましい球
状体のメジアン直径は約1.0ないし1.5ミクロン
(μm)である。“ジオスフィアーズ(Zeospheres)20
0”は米国、ミネソタ州、セントポール在、ズィーラン
(Zeelan)インダストリーズ社から入手可能であり、母平
均で1.3ミクロンのメジアン粒径をもつシリカ−アル
ミナセラミック球状体からなる。
【0021】好ましくは、球状充填剤は種々の直径をも
つセラミック球状体の混合物を含んでなる。直径の仕分
け(assortment)は最大の充填度を可能にし、そして球状
の形態は該充填剤を含む組成物により低い粘度及び改善
された流動性を与える。本発明に従ってデュロメータ硬
度を低下させかつ引裂強さを高めるために有用な補強用
共充填剤の別の一群は微細分状ヒュームド酸化アルミニ
ウムを含有してなる充填剤である。ヒュームドAlO充
填剤は無水塩化アルミニウムの火炎加水分解によって製
造されることが好ましい。微細分状であるかゝる充填剤
の一例はデグサ社から“アルミニウムオキシド−C(A
lO−C)”として入手可能である。AlO−Cは20
ナノメーターの平均粒径及び100+/−15m2 /g
の平均表面積をもつ。AlO−Cは充填剤として特に好
ましいものである。これは大多数のシリコーン組成物が
十分なB型ダイ引裂強さを達成するのに約一か月間熟成
(aging) しなければならないのに、本発明に従う二液系
シリコーン組成物は配合後直ちに十分なB型ダイ引裂強
さを達成し得るからである。
【0022】本発明に従う別のヒュームド酸化金属共充
填剤はヒュームド二酸化チタンである。特定のヒューム
ドTiO2 の一例はデグサ社から入手し得る“チタンジ
オキシド(Titandioxid) P- 25”又は米国、ニュージ
ャージー州、ハイズタウン在、NLインダストリーズ社
から“チタノックス(Titanox) 2090”として入手し
得るものである。
【0023】前述した針状、球状セラミック及び酸化ア
ルミニウム充填剤は本発明のシリコーン組成物の合計重
量に基づいて0ないし約25重量%、好ましくは0.0
5ないし約10重量%の範囲の割合で使用される。より
好ましくは、これらの共充填剤はシリコーン組成物の合
計重量に基づいて0.2ないし5重量%、さらにより好
ましくは0.3ないし1.0重量%の割合で使用され
る。該共充填剤は沈降シリカを含んでなる主充填剤と共
に使用することが好ましい。
【0024】本発明の触媒系は架橋剤及び触媒の両者を
含んでなる。架橋剤及び触媒は重合体系に添加する前に
マスターバッチとして予備混合されることが好ましい。
本発明に従う二液系においては、触媒系は該二液の一方
に含有され、そして重合体系は該二液の他方に含有され
る。1:1比で使用される二液系においては、非反応性
シロキサン流体を触媒系に添加して該触媒系含有液の容
量を増加させる。
【0025】顔料、少量の充填剤、ビニル基含有重合体
及びアルコール、特にn−プロピルアルコールのような
希釈剤を包含する他の成分を触媒系に添加し得る。好ま
しい一実施態様においては、触媒系はシロキサン基成分
を該触媒系の約20ないし約60重量%を構成し得る割
合で含有する。好ましいシロキサン基成分は25℃で約
100,000cpsの粘度をもつビニル末端重合体で
ある。
【0026】本発明のアルコキシシラン架橋剤は式(R
O)4 Si(式中、Rは約20個までの炭素原子をもつ
有機基である)をもつ。架橋剤は式(RO)4 Siのア
ルコキシシランの縮合体であることもできる。一実施態
様によれば、架橋剤は式(RO)4 Si(式中、Rはn
−プロピル基である)をもつ。本発明の好ましい一実施
態様によれば、架橋剤は塩化アルミニウムの火炎加水分
解によって製造されたヒュームド酸化アルミニウムを含
んでなる共充填剤とともに使用される。特に好ましい一
実施態様によれば、架橋剤としてn−プロピルシリケー
トを前記した“アルミニウムオキシド−C”共充填剤と
組み合わせて使用する。
【0027】架橋剤は0.1ないし15重量%の割合で
使用することが好ましい。より好ましくは、架橋剤の使
用割合はシリコーン組成物の合計重量に基づいて約1.
5ないし約6.0重量%、さらにより好ましくは約2.
5ないし約4.0重量%の範囲である。該触媒系は本発
明のシリコーン組成物の全重量に基づいて触媒量のオル
ガノ錫触媒を含有することが好ましい。該触媒系は好ま
しくは該シリコーン組成物の全重量に基づいて約0.1
ないし約1.5重量%の錫触媒を含有する。本発明のシ
リコーン組成物に使用されるべき好ましい錫触媒は、触
媒系に架橋剤とは別個に添加されるか又は架橋剤と共に
マスターバッチの形で添加されるかのいずれの場合で
も、ジブチル錫ジラウレート(DBTL)、 及び特定のペース
ト組成物を包含する。第一のペースト組成物、以下ペー
スト1と呼ぶ、は25℃で約10,000cpsの粘度
をもつM−末端PDMS流体27.00重量%、“ノバ
キュライト(Novaculite)L207A”粉砕石英[米国、
イリノイ州、ホィーリング在、マルバーン ミネラルズ
エイジェント アグスコ コーポレーション(Malvern
Minerals Agent Agsco Corp.)製品]58.00重量
%、“チタノックス2090”(NLインダストリーズ
製品)の形の二酸化チタン10.00重量%、及びジブ
チル錫ジラウレート5.00重量%を含有してなるもの
である。2種の他のペースト組成物、以下ペースト2及
びペースト3と呼ぶ、は下表に示す成分を含有してなる
ものである。すべての成分は重量%で表示される。
【0028】 成 分 ペースト2 ペースト3 M−末端PDMS流体 4.69 2.69 (粘度10,000cps) ノバキュライトL207A石英 10.07 5.78 ミニュシル石英、5ミクロン 38.79 42.52 M−末端PDMS流体 42.57 46.77 (粘度50cps) AlO−Cアルミナ 1.28 0.73 二酸化チタン 1.74 1.00 ジブチル錫ジラウレート 0.87 0.50 ペースト2触媒は重合体系1.74部当たり1部の割合
で使用した。ペースト3触媒は重合体系1部当たり1部
の割合で使用した。
【0029】触媒としてDBTLを使用する場合、DB
TLは本発明のシリコーン組成物の全重量に基づいて好
ましくは約0.5ないし約1.0重量%、より好ましく
は約0.1ないし約1.0重量%、さらにより好ましく
は約0.5重量%の割合で存在させる。本発明で使用す
る前述した共充填剤はつぎに示す理論の一又はそれ以上
に従って生ずる効果によってデュロメータ硬度及び引裂
強さの性質に影響を与えるものと考えられる。沈降シリ
カ充填剤及び補強用共充填剤の両者を使用する場合に
は、沈降シリカの網状構造は(1)共充填剤からの静電
荷、(2)架橋剤の極性アルコキシ基からの双極子相互
作用、(3)アルコキシシラン又は共充填剤又は両者の
添加に基づくレオロジーの変化、それは充填剤/重合体
網状構造をより良好に分散、制御する作用を果たす、又
は(4)これらの効果の組み合わせ、によって有利に再
構成されると考えられる。
【0030】本発明の組成物は1:1比で使用して低い
デュロメータ硬度及び高い引裂強さをもつシリコーンを
製造し得る新規な二液系硬化性シリコーン系を提供す
る。本発明の一実施態様によれば、二液系室温硬化性シ
リコーン硬化組成物は重合体及び充填剤を含有する第一
の部分及び触媒、充填剤及び非反応性シリコーン流体を
含有する第二の部分を含んでなる。
【0031】非反応性シリコーン流体は第二の部分に、
第一の部分対第二の部分の容量比1:1が達成され得る
まで第二の部分の容量を増加するように、添加され得
る。非反応性シリコーン流体は好ましくはトリメチル末
端基をもちかつ約10ないし約100センチストークス
の粘度をもつものである。トリメチル末端基をもちかつ
約50センチストークスの粘度をもつポリジメチルシロ
キサンが好ましい。
【0032】本発明を当業者によりよく実施せしめ得る
ように、以下実施例を挙げて本発明をより具体的に説明
するが、これらは何等本発明を限定するものではない。
多数の物質を選別(スクリーニング)するために、手動
混合組成物及び機械混合組成物の両方を試験した。両方
の型の組成物の間に認め得る差異はなかった。試験した
組成物は低いデュロメータ硬度及び高い引裂強さをもつ
組成物を与えるので特に商業的に重要なものであった。実施例I 5ガロンのドウミキサー中で、つぎの組成をもつ投入添
加用の基礎マスターバッチを製造した。
【0033】(A1)全体として40,000cpsの
粘度を与えるように混合された120,000ないし3
0,000cpsの粘度をもつシラノール末端置換ポリ
ジメチルシロキサン(PDMS)重合体の混合物、45.20
重量%; (C1)タラノックスHM250D充填剤、すなわち約
250m2 /gの予備処理後の平均粒子表面積をもつヘ
キサメチルジシラザン(HMDZ)で処理された沈降シリカ、
20.00重量%; (E)トリメチル末端基をもちかつ約50センチストー
クスの粘度をもつ非反応性PDMS流体、33.59重
量%; (F)20ないし30センチストークスの範囲の粘度を
もつシラノール末端PDMS流体、0.92重量%;及
び (G)WERMI06113と称された二酸化チタン(NLインダ
ストリーズ社製チタノックス2090)、0.30重量
%。
【0034】このマスターバッチをついで下記の成分と
混合した。 重 量 部 投入添加順序 マスターバッチ 68.14 1 ミニュシル、5ミクロン 15.19 2 成分(E) 16.67 3 アルミニウムオキシド−C 0.50 4 (デグサ社製) 触媒1 10.00 5 ミニュシル(Minusil) はシリコーン組成物に使用される
典型的な充填剤であり、平均粒径5μmをもつ結晶性二
酸化ケイ素を含んでなる。触媒1はビニル末端シロキサ
ン流体中のn−プロピルシリケートから実質的になるも
のである。触媒1の精確な組成は次表のとおりである。
【0035】 重量% 10,000cpsの粘度をもつビニル末端 PDMS重合体 40.0 HMDZで処理されたキャブ−オ−シル(Cab− O−Sil)MS−7等級又はM7D等級 5.0 X−1134クロムオキシドグリーン顔料 (WERMI 06362) 1.6 フェロ社(Ferro Corp.) 製F-9279 C.I.ブルー顔料(WERMI 06856)、 Co、Al2 3 、Zn型の顔料 2.4 n−プロピルシリケート(WERMI 06580)、 架橋剤(x−linker) 35.0 n−プロピルアルコール 6.0 ジブチル錫ジラウレート(WERMI 0682) 10.0 実施例Iの試験組成物を紙コップ中で前記した添加順序
で手動で混合し、又は機械的に混合した。この試験組成
物を機械混合した場合には、AlO−Cは最後に添加し
そしてこのミキサーを“機械混合”と表示する。
【0036】種々の組成物を試験した結果、これらの組
成物の物理的性質を後記の第I表、A欄ないしAB欄に
示す。A欄はAlO−Cを添加することなしに良好な引
裂強さを与える唯一の試験例を示すものである。その他
の添加剤又はプロセス関連変数は混合直後及び再現性あ
る引裂強さを与えるようなものを探索した。後記の実施
例において、添加剤Al2 3 は微粉砕状アルミナを表
わし、添加剤“クァット(Quat)188”は水中6
5%濃度のN−(3−クロル−2−ヒドロキシプロピ
ル)トリメチルアンモニウムクロライドであり、添加剤
T2909.7はヒュルスアメリカ(Huls America)のメ
タノール中50%濃度のN−(3−トリメトキシシリル
プロピル)−N−メチル−N,N−ジアリルアンモニウ
ムクロライドであり、そして添加剤GMBSはガラス球
(Scotchlike glass bubbles)A16/500(米国、ミ
ネソタ州、セントポール在、3M社、ストラクチュラル
プロダクツ デパートメントから入手し得る)であ
る。添加剤(ポリ−1)はつぎの成分:粘度30,00
0cpsのシラノール末端PDMS流体51.72%、
HMDZで処理されたM7Dキャブ−オ−シル17.8
5%、粘度50cpsのM末端PDMS流体29.45
%、及び粘度20−30cpsのシラノール末端シロキ
サン流体0.98%を含有してなるものであった。
【0037】 第I−A表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 手動混合 機械混合 機械混合 混合物の熟成度: 混合直後 1日熟成 7日熟成 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 10 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: ―― ―― ―― 性質 ショアA 16 13 14 平均引張強さ、psi 416 339 400 平均伸び、% 334 306 370 Bダイ引裂強さ1) 116 24 23 Bダイ引裂強さ2) 111 26 24 Bダイ引裂強さ3) 131 28 23 平均引裂強さ 119 26 23 平均シート厚(ミル) 56 71 35 第I−B表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 手動混合 手動混合 手動混合 混合物の熟成度: 混合直後 2日熟成 混合直後 混合物の温度: 低温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 8.3 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: ―― ―― ―― 性質 ショアA 17 12 8 平均引張強さ、psi 415 360 407 平均伸び、% 339 253 295 Bダイ引裂強さ1) 28 234 29 Bダイ引裂強さ2) 29 32 36 Bダイ引裂強さ3) 30 31 31 平均引裂強さ 29 32 32 平均シート厚(ミル) 37 37 38 第I−C表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 機械混合 機械混合 手動混合 混合物の熟成度: 8日熟成 8日熟成 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 8.3 5 10 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: ―― ―― 8時間湿潤 させたミニュ シル 性質 ショアA 11 11 14 平均引張強さ、psi 412 376 397 平均伸び、% 317 376 293 Bダイ引裂強さ1) 24 29 30 Bダイ引裂強さ2) 27 29 30 Bダイ引裂強さ3) 26 29 32 平均引裂強さ 26 29 31 平均シート厚(ミル) 38 68 33 第I−D表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 手動混合 手動混合 手動混合 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 12 使用鋳型: 3/8″鋳型 圧縮硬化 テフロン鋳型 添加剤: ―― ―― +0.5% PDMS 性質 ショアA 16 17 16 平均引張強さ、psi 372 401 377 平均伸び、% 298 329 301 Bダイ引裂強さ1) 122K 30 27 Bダイ引裂強さ2) 36 32 27 Bダイ引裂強さ3) 33 30 28 平均引裂強さ 64 31 27 平均シート厚(ミル) 118 71 92 第I−E表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 手動混合 手動混合 手動混合 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 10 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: +0.5% PDMS +0.5% AlO-C +0.8% GMBS 性質 ショアA 16 15 17 平均引張強さ、psi 413 371 328 平均伸び、% 318 339 318 Bダイ引裂強さ1) 27 35 24 Bダイ引裂強さ2) 29 104K 27 Bダイ引裂強さ3) 28 104K 23 平均引裂強さ 28 81 25 平均シート厚(ミル) 91 82 38 第I−F表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 手動混合 手動混合 手動混合 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 10 使用鋳型: テフロン鋳型 圧縮硬化 テフロン鋳型 添加剤: Al2 3 +0.5% AlO-C +0.5% AlO-C 性質 ショアA 13 15 14 平均引張強さ、psi 374 425 412 平均伸び、% 344 333 361 Bダイ引裂強さ1) 26 38 34 Bダイ引裂強さ2) 25 121K 127K Bダイ引裂強さ3) 25 125K 122K 平均引裂強さ 25 95 94 平均シート厚(ミル) 56 69 56 第I−G表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 機械混合 機械混合 機械混合 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 10 使用鋳型: 圧縮硬化 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: +0.5% AlO-C +0.5% Al0-C +1.0% クァット 188 性質 ショアA 15 14 13 平均引張強さ、psi 420 437 411 平均伸び、% 359 326 368 Bダイ引裂強さ1) 130K 116K 29 Bダイ引裂強さ2) 127K 27 29 Bダイ引裂強さ3) 117K 30 31 平均引裂強さ 125 58 30 平均シート厚(ミル) 60 32 57 第I−H表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 機械混合 手動混合 手動混合 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒1の%: 10 10 10 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: +1% T2909.7 性質 ショアA 16 10 15 平均引張強さ、psi 399 277 390 平均伸び、% 315 303 321 Bダイ引裂強さ1) 29 45K 33 Bダイ引裂強さ2) 26 60K 30 Bダイ引裂強さ3) 25 51K 32 平均引裂強さ 27 52 32 平均シート厚(ミル) 53 70 59 第I−I表 ラ ベ ル 使用ミキサー: 機械混合 手動混合 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 触媒1の%: 10 10 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: ポリ-1/AlO-C 性質 ショアA 12 21 平均引張強さ、psi 415 358 平均伸び、% 335 298 Bダイ引裂強さ1) 26 26 Bダイ引裂強さ2) 28 28 Bダイ引裂強さ3) 37 31 平均引裂強さ 30 28 平均シート厚(ミル) 38 56 第I−J表 ラ ベ ル AA AB 使用ミキサー: 機械混合 機械混合 混合物の熟成度: 15か月熟成 15か月熟成 混合物の温度: 室温 室温 触媒1の%: 10 10 使用鋳型: 圧縮硬化 圧縮硬化 添加剤: +0.5% Al0-C ―― 性質 ショアA 15 15 平均引張強さ、psi 406 443 平均伸び、% 291 322 Bダイ引裂強さ1) ― ― Bダイ引裂強さ2) ― ― Bダイ引裂強さ3) ― ― 平均引裂強さ 108 111 平均シート厚(ミル) ― ― 第I−I表に示したZ欄において、ポリ−1添加剤にお
けるM7D-HMDZで処理された充填剤(キャボット社製)は
引裂強さを改善する添加剤としてAlO−Cに感応しな
い。実際、第IV−C表のG欄はM7D-HMDZで処理された
充填剤を含むコンパウンドIII がタラノックス及びAl
O−C充填剤系と同様に引裂強さの値に寄与しないこと
を示している。
【0038】第II表も2種の試料のT試験を示し、それ
は新たに製造したベース(基剤)中に添加剤としてAl
O−Cを使用する場合の統計的に有意な効果を示す実例
である。第I表及び第II表はともに、手動混合又は機械
混合によって新たに製造された基剤にAlO−Cを添加
するとBダイ引裂強さ値が改善されることを実証してい
る。
【0039】 第II−A表 組成物の型: AlO−Cを含まない機械混合組成物 標本No. ショアA 引張強さ,psi 伸び,% Bダイ引裂強さ,psi 1 ― 451 385 127 2 11 442 323 109 3 ― 453 326 34 4 ― 468 307 120 5 14 440 328 116 6 ― 417 399 49 7 ― 425 292 31 8 14 438 300 132 9 ― 406 264 33 10 ― ― ― 29 11 14 ― ― 122 12 ― ― ― 117 13 ― ― ― 30 14 ― ― ― 35 15 ― ― ― 90 標本の数 4 9 9 15 平均値,m 13 438 325 78 標準偏差,s 15 19 43 44 引張強さ,psi 伸び,% 引裂強さ,psi プール分散 Sp 19.51 35.53 31.5 T表から T16,0.05 1.746 1.746 ― T表から T28,0.05 ― ― 1.701 実測T T16,0.05 −7.4 2.75 ― 実測T T28,0.05 ― ― 2.17 有意性 ― あり あり あり 第II−B表 組成物の型: AlO−Cを0.05%を含む機械混合組成物 標本No. ショアA 引張強さ,psi 伸び,% Bダイ引裂強さ,psi 1 ― 402 281 105 2 15 367 264 117 3 ― 358 258 107 4 ― 374 276 106 5 13 381 282 91 6 ― 357 336 92 7 ― 377 263 98 8 15 332 251 99 9 ― 380 297 104 10 ― ― ― 105 11 10 ― ― 110 12 ― ― ― 101 13 ― ― ― 106 14 ― ― ― 104 15 ― ― ― 102 標本の数 4 9 9 15 平均値,m 13 370 279 103 標準偏差,s 2 20 26 7 第III 表は第II表からの二つの標本群について行った熟
成試験を示す。第II−A表に示した標本はAlO−C添
加剤を含有せず、一方第II−B表に示した標本はAlO
−C添加剤を含有するものである。
【0040】 第III 表 1日熟成 引張強さ,psi 伸 び% Bダイ引裂強さ,psi 観察標本数 9 9 15 標本群II−A 平均値 438 325 78 標準偏差 19 43 44 標本群II−B 平均ベース 370 297 103 ベースに対する 標準偏差 20 26 7 SP(プール分散) 19.51 35.53 31.5 T16,95%信頼限界 −7.4 −2.8 ― T28,95%信頼限界 ― ― 2.17 有意性 あり あり あり 19日熟成 引張強さ,psi 伸 び% Bダイ引裂強さ,psi 観察標本数 9 9 15 標本群II−A 平均値 423 293 90 標準偏差 29.5 23.8 41.9 標本群II−B 平均ベース 398 290 101 ベースに対する 標準偏差 70.3 45.3 34.8 SP(プール分散) 54.07 36.17 38.49 T16,95%信頼限界 −0.981 −0.176 ― T28,95%信頼限界 ― ― 0.783 有意性 なし なし なし 42日熟成 引張強さ,psi 伸 び% Bダイ引裂強さ,psi 観察標本数 9 9 15 標本群II−A 平均値 410 319 42.7 標準偏差 44.7 51.5 2.9 標本群II−B 平均ベース 430 323 87 ベースに対する 標準偏差 31.7 27.7 37.2 SP(プール分散) 38.78 41.34 26.38 T16,95%信頼限界 1.09 0.24 ― T28,95%信頼限界 ― ― 4.59 有意性 なし なし あり実施例II 第IV表はタラノックスで補強されたマスターバッチ中
にn−プロピルシリケート(WERMI06580)を熟成使用する
場合を要約するものである。コンパウンドIIは成分
(C)20重量%を含む“マスターバッチ2”と命名し
た同様のマスターバッチ300部及びn−プロピルシリ
ケート10.5部を含有してなる。コンパウンドIIは新
たに製造した混合物(混合直後と表示してD欄に示す)
及びこの混合物にAlO−Cを手動混合によって配合す
る前に2か月熟成した混合物(B欄及びC欄に示す)の
両者であった。AlO−Cをn−プロピルシリケートと
共に使用することによって引裂強さ値が改善される。さ
らに、F欄の1:1のA:B硬化比は優れた引裂強さ値
を示す。
【0041】下記の触媒はジブチル錫ジラウレート(DBT
L)、 及び上記したペースト1、2及び3である。コンパ
ウンドIII は成分(C)の代わりにHMDZで処理され
たヒュームドシリカを使用しかつ少量の二酸化チタンを
添加した以外はコンパウンドIIと同様のものであった。
【0042】表中、ポンド/インチで表わした引裂強さ
値の後に付した記号“K”は“結節強さ(knotty)" とし
て定義された引裂強さを意味する。結節引裂強さは供試
ゴム中に形成されるカット部位に直角な位置で測定され
た引裂強さである。 第IV−A表 ラ ベ ル 組成物の型: コンパウンドII コンパウンドII コンパウンドII 混合物の熟成度: 混合直後 2か月熟成 2か月熟成 混合物の温度: 室温 室温 室温 触媒の%: 0.5%DBTL ペーストI ペーストII 使用鋳型: テフロン鋳型 テフロン鋳型 テフロン鋳型 添加剤: ―― ―― +0.4% Al0-C 性質 ショアA 22 24 18 平均引張強さ,psi 439 549 463 平均伸び,% 309 377 352 Bダイ引裂強さ1) 151K 27 144K Bダイ引裂強さ2) 47 177K 154K Bダイ引裂強さ3) 50 178K 156K 平均引裂強さ 83 127 151 平均シート厚(ミル) ― 38 70 第IV−B表 ラ ベ ル 組成物の型: コンパウンドII コンパウンドII 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 触媒の%: ペースト1 ペースト2 使用鋳型: 圧縮硬化 テフロン鋳型 添加剤: +0.4% AlO−C +0.6% AlO−C 性質 ショアA 21 14 平均引張強さ,psi 521 381 平均伸び,% 392 396 Bダイ引裂強さ1) 170K 99K Bダイ引裂強さ2) 114K 121K Bダイ引裂強さ3) 152K 113K 平均引裂強さ 145 111 平均シート厚(ミル) 70 76 第IV−C表 ラ ベ ル 組成物の型: コンパウンドII コンパウンドIII 混合物の熟成度: 混合直後 混合直後 混合物の温度: 室温 室温 触媒の%: ペースト3 0.5%DBTL 使用鋳型: テフロン注形 テフロン注形 添加剤: +0.4% AlO−C ―― 性質 ショアA 7 33 平均引張強さ,psi 360 694 平均伸び,% 520 348 Bダイ引裂強さ1) 87K 41 Bダイ引裂強さ2) 80K 41 Bダイ引裂強さ3) 91K 47 平均引裂強さ 86 43 平均シート厚(ミル) 80 ―実施例 III 共充填剤として10ウォラストカップ10738を使用
する及びゼオスフィァーズ200を使用する実験を図1
及び図2にグラフとして示す。平均Bダイ引裂強さ値と
タラノックス対共充填剤の比との関係を表わすこれらの
グラフはさらに共充填剤の極めて低い含量における引裂
強さに対する共充填剤の強い影響についても示してい
る。タラノックス対10ウォラストカップの14:1の
比及びタラノックス対ゼオスフィァーズの15:1又は
16:1の比において、高い引裂強さ(>100ps
i)が得られる。実施例IV 下記の第V表は実施例Iにおける基剤組成物と同様の基
剤組成物にAlO−C添加剤を添加した又は添加しない
場合の熟成試験を示す。
【0043】 第V−A表 基剤の熟成度 4日 4日 4日 18日 18日 AlO−C% 0 0.5 0.5 0 0.5 ショアA 12 14 14 13 10 引張強さ,psi 431 407 413 441 356 伸び,% 354 331 333 341 350 Bダイ引裂 強さ,psi 29 34 35 33 99 第V−B表 基剤の熟成度 3日 3日 16日 16日 AlO−C% 0 0.5 0 0.5 ショアA 11 11 10 5 引張強さ,psi 346 337 370 312 伸び,% 296 224 240 362 Bダイ引裂強さ,psi 19 24 22 53 第V−C表 基剤の熟成度 7日 7日 16日 16日 AlO−C% 0 0.5 0 0.5 ショアA 11 11 12 6 引張強さ,psi 404 380 412 358 伸び,% 323 281 279 381 Bダイ引裂強さ,psi 28 30 24 69実施例V 共充填剤としてヒュームド二酸化チタンを試験するため
に第三のマスターバッチを調製した。マスターバッチ3
はつぎの成分を含有するものであった。
【0044】 粘度40,000cpsをもつ 重合体(A1) 45.21% タラノックス充填剤(C1) 20.00% 非反応性PDMS流体(E) 33.87% シラノール末端PDMS流体(F) 0.92% 合計 100.00% マスターバッチ3は二酸化チタン(06113)を使用
しなかった以外は実施例Iで使用したマスターバッチと
本質的に同一であった。P−25の使用を実証するため
に下記の成分を含む材料を製造した。
【0045】 マスターバッチ3 67.79重量部 水 0.10重量部 ミニュシル、5ミクロン 15.14重量部 成分(G) 16.57重量部 デグサP−25 0.40重量部 触媒1 10.00重量部 下記の第VI表に示す試験結果はヒュームド二酸化チタ
ンを含有する組成物が優れた引裂強さ性能を示すことを
実証している。
【0046】 第VI表 物 理 的 性 質 試 料 1 試 料 2 ブルックフィ−ルド粘度 38,400 32,800 HBF 4 ,10RPM (cps) 比重 1.16 1.14 10%ベータ1硬化 可使時間、分 203 242 不粘着時間、分 363 360 改良ASTM2240* 24時間、ショアAトップ 9 8 改良ASTM2240* 24時間、ショアAボトム 5 5 3日後の性質 ショアA 12 11 平均引張強さ、psi 375 361 平均伸び、% 340 326 平均Bダイ引裂強さ、psi 81 84 引裂強さ1 110 99 引裂強さ2 109 123 引裂強さ3 25 31 注:*はショアA型A−2デュロメータを使用する 1/4″厚みの試験片 以上、本発明を好ましい実施態様について説明してきた
が、特許請求の範囲に規定した本発明の技術思想及び範
囲を逸脱することなしに、上記に特定的には記載しなか
った付加、修正、置換及び削除をなし得ることは当業者
には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】沈降シリカ主充填剤(タラノックス=Tullano
x)と共充填剤との比が平均Bダイ引裂強さの値に及ぼ
す影響を示す実験データのグラフである。
【図2】図1と同様であるが、図1とは異なる共充填剤
を用いた場合の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83/06 LRZ 8319−4J

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)100重量%までの割合の、25
    ℃で約20,000ないし約150,000センチポイ
    ズの粘度をもちシラノール基を実質的に含まないオルガ
    ノポリシロキサン流体又はかゝるオルガノポリシロキサ
    ン流体の混合物;及び (B)100重量%までの割合の、25℃で約20,0
    00ないし約150,000センチポイズの粘度をもち
    鎖中シラノール基及び鎖中ビニル基を実質的に含まない
    シラノール末端オルガノポリシロキサン又はかゝるオル
    ガノポリシロキサンの混合物;から成る重合体系を含む
    シリコーン組成物であって、 (C)当該シリコーン組成物の全重量に基づいて約30
    重量%までの割合の、微細な沈降シリカ充填剤と;当該
    シリコーン組成物の全重量に基づいて約0.1ないし約
    15重量%の割合の、アルコキシシラン架橋剤と;約2
    5重量%までの割合の、針状CaSiO3 充填剤、球状
    セラミック充填剤及びヒュームド金属酸化物充填剤から
    なる群から選んだ少なくとも一種の微細な補強用共充填
    剤と;触媒量の付加触媒と;から成る成分(C)、 を更に含んで成る、シリコーン組成物。
  2. 【請求項2】 前記成分(C)が約100m2 /gない
    し約300m2 /gの表面積をもつ請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記架橋剤が式(RO)4 Si(式中、
    Rはアルキル基である)のアルコキシシリケート架橋剤
    である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 Rがn−プロピル基である請求項3記載
    の組成物。
  5. 【請求項5】 前記成分(C)が当該シリコーン組成物
    の全重量に基づいて約5ないし30重量%の割合で存在
    する請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記補強用共充填剤は、ヒュームド酸化
    アルミニウム、球状シリカ−アルミナセラミック充填
    剤、又は、針状酸化カルシウム及びシリカを含んでな
    り、且つ、 上記補強用共充填剤は、当該シリコーン組成物の全重量
    に基づいて約0.05ないし約25重量%の割合で存在
    する、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記補強用共充填剤がヒュームド二酸化
    チタンを含んでなる請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 (F)少量の、25℃で約3ないし約5
    00センチポイズの粘度をもつシラノール末端シロキサ
    ン流体;を更に含有する請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 (A)100重量%までの割合の、25
    ℃で約20,000ないし約150,000センチポイ
    ズの粘度をもちシラノール基を実質的に含まないオルガ
    ノポリシロキサン流体又はかゝるオルガノポリシロキサ
    ン流体の混合物;及び (B)100重量%までの割合の、25℃で約20,0
    00ないし約150,000センチポイズの粘度をもち
    鎖中シラノール基及び鎖中ビニル基を実質的に含まない
    シラノール末端オルガノポリシロキサン又はかゝるオル
    ガノポリシロキサンの混合物;から成る重合体系を含む
    二液系室温硬化性シリコーン硬化組成物であって、 該シリコーン硬化組成物は、 (C)該シリコーン組成物の全重量に基づいて約30重
    量%までの割合の、微細沈降シリカ充填剤と;該シリコ
    ーン組成物の全重量に基づいて約0.1ないし約15重
    量%の割合の、アルコキシシラン架橋剤と;約25重量
    %までの割合の、針状CaSiO3 充填剤、球状セラミ
    ック充填剤及びヒュームド金属酸化物充填剤からなる群
    から選んだ少なくとも一種の微細な補強用共充填剤と;
    触媒量の付加触媒と;から成る成分(C)、 を更に含んで成り、且つ、 上記成分(A)及び(B)が当該二液系の一方の系中に
    存在し、且つ、上記架橋剤及び触媒は該二液系の他方の
    系中に存在する、二液系室温硬化性シリコーン硬化組成
    物。
  10. 【請求項10】 前記架橋剤及び触媒を含有する側の前
    記系に対し、該系の体積を増加させるべく該系に添加さ
    れた所定量の非反応性シリコーン流体を更に含む、請求
    項9記載の組成物。
JP5209116A 1992-08-24 1993-08-24 低いデュロメータ硬度及び高い引裂強さの鋳型用化合物 Withdrawn JPH06184444A (ja)

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