JPH0618438A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH0618438A
JPH0618438A JP21196092A JP21196092A JPH0618438A JP H0618438 A JPH0618438 A JP H0618438A JP 21196092 A JP21196092 A JP 21196092A JP 21196092 A JP21196092 A JP 21196092A JP H0618438 A JPH0618438 A JP H0618438A
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JP
Japan
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mode
pulse
defect
timer
waveform
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Application number
JP21196092A
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English (en)
Inventor
Koichi Kajiyama
康一 梶山
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ADOMON SCI KK
Original Assignee
ADOMON SCI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターンの境界と欠陥との区別を行い、誤検
出を防止すること。 【構成】 パターンの境界での立ち下がりを微分回路4
1が検出し、タイマー43を駆動する。タイマー43の
タイマー時間は予め定めた時間Tとしており、タイマ
ー時間T以上の検出信号の場合は、欠陥ではなくパタ
ーンとパターンとの間であると判定する。次に実際に欠
陥に応じて立ち下がりの微分パルスを微分回路41が発
生すると、タイマー43は上記と同様に動作を開始す
る。この場合、実際の欠陥の幅はパターンの境界より短
いので、ビデオ波形はすぐに立ち上がり、この立ち上が
りを微分回路42が検出して、立ち上がりの検出パルス
を発生し、この検出パルスにてタイマー43をリセット
する。微分回路42によるタイマー43のリセットされ
た時間はタイマー時間T以内なので、判定部20では
先の検出信号が実際の欠陥であると判定して処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCCDリニアイメージ
センサーを用いて、光ディスクの傷、汚れ、異物等の欠
陥を光学的、電気的に検出する検査装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、CCDセンサーを用いてガラス
板、コンパクトディスク等の被検査物からの反射光また
は透過光により異物、ピンホール等を検出する装置が提
供されている。上記被検査物の表面に液晶の配線パター
ンや、液晶用のカラーフィルタを構成するR、G、Bの
パターンが形成されている場合、以下のような問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち上記従来の装
置では、欠陥を検出する方法として、欠陥によるシャー
プエッジなパルスを検出してこれを欠陥として判定して
いた。しかしこの方法では、上記のパターンの境界でも
信号レベルが大きく変化するシャープエッジなパルスと
して検出されるため、パターンの境界とパターン上の欠
陥との区別がつかず、誤検出するという問題があった。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、パターンの境界
と欠陥との区別を行い、誤検出を防止することが可能な
検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の検査装
置は、表面にがターンを有する被検査物Aからの透過光
または反射光を受光するセンサー8と、このセンサー8
からの出力信号により被検査物Aのパターン上の欠陥を
検出する検査装置において、上記センサー8からの欠陥
検出信号が所定時間以内の場合に欠陥と判定する判定手
段20を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】通常、被検査物の表面に形成したパターンの境
界は欠陥の大きさよりも大きいので、センサー8からの
欠陥検出信号は実際の欠陥の場合よりも時間が長い。そ
こで判定手段20にて所定時間以内の検出信号の場合に
は、パターンの境界ではなく、実際の欠陥として判断す
る。したがってパターンの境界と欠陥との区別が容易に
でき、誤検出を防止することができる。
【0007】
【実施例】次にこの発明の検査装置の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず本発明
の表面検査装置の全体の概略構成及び信号処理の原理に
ついて図3〜図5より説明する。
【0008】図3において、Aは被検査物であり、この
被検査物Aは、例えばコンパクトディスクである。この
被検査物Aは、例えばステップモータから成るモータ1
により回転駆動され、該モータ1はモータ駆動部2によ
り回転制御されるようになっている。本発明は上記被検
査物Aの表面に光を当てて、その反射光からディスク表
面の傷、汚れ、異物、ピンホール等の欠陥を光学的、電
気的に検出するものである。ランプ3からの光は投光用
光学系4を介して反射ミラー5により全反射して被検査
物Aの表面に投光している。そして被検査物Aの表面で
反射した光は反射ミラー6で全反射し、受光用光学系7
を介してCCDセンサー8にて受光される。ここで上記
ランプ3としては、例えばタングステンハロゲンランプ
が用いられ、光学系4、7には、例えばコンデンサレン
ズ系やコリメータレンズ系が用いられる。そしてCCD
センサー8には、高速駆動タイプのCCDリニアイメー
ジセンサーを用いている。
【0009】上記CCDセンサー8の出力はCCDドラ
イバ9により信号増幅されて、次段のA/Dコンバータ
10及びローパスフィルタ(LPF)13に入力されて
いる。CCDドライバ9の出力信号は、異物やピンホー
ル等を検出した場合には、基準レベルに対して信号が上
下に変動する。この上下に変動する信号を検出するのに
スレッショルドレベルを用いて検出するが、検出信号自
体が変動するため、上記スレッショルドレベルを絶対的
な一定値とした場合、誤検出するおそれがあるため、上
記スレッショルドレベルもCCDセンサー8からの検出
信号の変動に応じて変動させるようにしている。
【0010】上記変動するスレッショルドレベルを生成
するのにローパスフィルタ13を用いている。つまりC
CDセンサー8の出力は、ピンホールや異物を検出した
場合には上下に突出するパルス状の信号を含むので、こ
の急峻な変動を抑えるためにローパスフィルタ13を用
いて滑らかに変化するスレッショルドレベルを生成して
いる。
【0011】そしてスレッショルドレベルを生成すべく
ローパスフィルタ13を用いることにより、スレッショ
ルドレベルが時間的に遅れることになる。したがってC
CDセンサー8からの出力信号と、この出力信号と比較
するスレッショルドレベルとが対応できなくなる。
【0012】そこでA/Dコンバータ10の次段に遅延
回路(デジタル・ディレイ・ライン)11を設けて、C
CDセンサー8の出力信号とスレッショルドレベルとの
時間遅れをなくして、両者を正確に対応させている。ま
た上記遅延回路11の出力のデジタル信号をD/Aコン
バータ12にてアナログ信号に変換し、D/Aコンバー
タ12の出力信号とローパスフィルタ13からの信号を
信号処理回路14に送っている。なお上記各回路10〜
14で制御部31を構成している。
【0013】マイクロコンピュータ等で構成される信号
処理回路14は図4に示すような構成となっており、上
記スレッショルドレベルを所定の値のレベルに設定する
レベル設定部15と、レベル設定部15により設定され
たスレッショルドレベルとCCDセンサー8からの出力
信号とを比較するコンパレータ16〜19と、これらコ
ンパレータ16〜19の出力を得て被検査物Aの傷、ピ
ンホール、異物等に対応した2値化パルスを発生させる
判定部20と、判定部20の判定結果や被検査物の傷や
ピンホール等の位置を記憶しておくメモリ21と、パソ
コン23との間のデータの入出力を行う入出力インター
フェイス(I/O)22等で構成されている。
【0014】上記判定部20の判定結果の2値化パルス
列データはメモリ21に格納されると共に、逐次パソコ
ン23で読み出しながらデータの演算処理を行い、カラ
ーCRT24により上記判定結果とほぼ同時に欠陥部位
のマッピング表示を行って欠陥のイメージを瞬時に知る
ことができるようにしている。またプリンタ26により
上記判定結果等を出力可能なようにしている。25はキ
ーボードである。なお図3のは、図4のと対応
している。
【0015】次に図3、図4及び図5に基づいて傷、ピ
ンホール、異物等の欠陥を検出する2値化パルスの発生
の信号処理の原理について説明する。まず光学系にてC
CDセンサー8上に像が結ばれると、CCDドライバ9
内の処理によりビデオデータが出力される。このビデオ
データを基に制御部31にてコンピュータ処理できるレ
ベルまでリアルタイムで信号処理を行う。このビデオデ
ータを取り込んでから2値化パルス(傷2値化パルス)
発生までの原理を以下に説明する。
【0016】なお具体的な例として、被検査物Aとして
オーディオコンパクトディスクをモデルとした場合につ
いて説明する。図5(a)のSHパルス(源信号)は、
CCDセンサー8の1ライン分のスキャンタイミングを
示す信号であり、制御部31の入力端での波形である。
【0017】図5(b)に示すSHパルス(補正後)
は、各種の2値化パルス(傷2値化パルス)を取出す過
程でいろいろな波形処理を行う際に、処理するたびにど
うしても波形が遅延するため、最も遅延する遅延時間T
l相当分をシフトレジスタにて遅延させ、2値化パルス
位置との関係を補正したSHパルスである。
【0018】図5(c)はCCDドライバ9より出力さ
れるビデオ生波形を示し、同図(a)と同様に制御部3
1の入力端での波形である。図5(d)はサンプリング
区間パルスを示し、ビデオ波形のバックグラウンドレベ
ルに追従させるために、図5(c)のビデオ生波形をサ
ンプリングする場合に、このサンプリングする区間を決
めるパルスである。
【0019】また図5(e)はサンプリングビデオ波形
であり、各種のスレッショルド波形を生成する上で基本
となる波形である。そして図5(d)に示すサンプリン
グ区間パルスの出ていない区間は、ホールドレベル区間
として前回のスキャンのサンプリングテイル位置でサン
プリングしたレベルが次のスキャンのサンプリングヘッ
ド位置までホールドされるようになっている。
【0020】ここで本検査装置は、被検査物Aの傷やピ
ンホール等の種類に応じて検査方法を3つのモードを有
しており、その検査結果に対応した2値化パルスを発生
する上で3種類のモード(Aモード、Kモード、Dモー
ド)に分けて信号処理を行っている。なおこの3種類の
モードは各モード別に検査できると共に、各モード同時
に検査を行うことができるようにもなっている。
【0021】図5(f)に示す波形は、A・Kモード波
形であり、Aモード2値化パルス及びKモード2値化パ
ルスを生成する際に、コンパレータに入力される検査対
象となる波形である。そして上記(b)の場合と同様
に、最も遅延するスレッショルド波形の遅延時間Tl相
当分をデジタルディレイライン(遅延回路11)にて遅
延させ、2値化パルス位置との関係を補正したビデオ波
形である。
【0022】図5(g)はKモードスレッショルド波形
であり、Kモード2値化パルスを生成する際に、コンパ
レータ16に入力されるスレッショルドレベル波形であ
る。ここでこのKモードスレッショルド波形は、A・K
モードビデオ波形のバックグラウンドレベルに対して1
00%以上200%未満の範囲で使用している。このK
モードスレッショルド波形は、信号処理回路14のレベ
ル設定部15により生成される。そしてコンパレータ1
6で、A・Kモードビデオ波形とKモードスレッショル
ド波形とが比較されて、上述のKモード2値化パルスを
発生するようになっている。
【0023】また図5(h)はAモードスレッショルド
波形を示しており、Aモード2値化パルスを生成する際
に、コンパレータ17に入力されるスレッショルドレベ
ル波形である。またこのAモードスレッショルドレベル
は、A・Kモードビデオ波形のバックグラウンドレベル
に対して100%以下で使用する。このAモードスレッ
ショルド波形はレベル設定部15で生成され、コンパレ
ータ17でA・Kモードビデオ波形とAモードスレッシ
ョルド波形とが比較されて、上述のAモード2値化パル
スを発生するようになっている。
【0024】図5(i)はKモード2値化パルスを示
し、Kモードスレッショルドレベルに対してA・Kビデ
オ波形レベルが高くなったときにHレベルとなるパルス
である。被検査物Aの表面に傷などにより反射率が高い
部分ではこれか検出されて、Kモード2値化パルスが発
生する。なおコンパクトディスクの内外周の鏡面部のよ
うに、反射率の高い部分はKモードでは傷と見なすた
め、これを防ぐためにKモードのみサンプリング区間以
外の区間を強制的にマスク(ハードウエア強制的マス
ク)し、傷検査対象範囲より除外している。
【0025】図5(j)はAモード2値化パルスを示
し、Aモードスレッショルドレベルに対してA・Kビデ
オ波形レベルが低くなったときにHレベルとなるパルス
である。被検査物Aにピンホールが存在する場合には光
が反射しないので、このブロック2でA・Kビデオ波形
レベルが低くなるため、Aモード2値化パルスが発生す
る。
【0026】ここでDモードの2値化パルスを取り出す
際に、スレッショルド波形をホールドさせるが、ホール
ドパルスを発生させるため、Dモードよりも先行させた
D’モードというモードを設けている。したがって図5
(k)に示すD’モードビデオ波形は、ホールドパルス
を発生させるためにのみ使用されるものである。
【0027】また図5(1)に示すD’モードスレッシ
ョルド波形は、上記(k)と同様に、ホールドパルスを
発生させるために使用している。
【0028】図5(m)に示すD’モード2値化パルス
(ホールドパルス)は、D’モードスレッショルドレベ
ルに対して、D’モードビデオ波形レベルが低くなった
ときにHレベルとなるパルスである。この場合Dモード
スレッショルド波形を一時的にホールド状態にする。こ
のD’モードスレッショルドレベルはレベル設定部15
で生成され、コンパレータ18に入力されて比較され、
D’モードビデオ波形よりD’モードスレッショルドレ
ベルの方が高い場合に、D’モード2値化パルスを発生
する。
【0029】図5(n)に示すDモードビデオ波形のD
モードとは、Aモードでは検出が困難なビデオ波形の落
ち込みが浅くて広い傷、例えは通称シルバーなどのよう
な傷を検出するためのモードである。この浅くて広い傷
の成分のみを取出すために、図5(f)のA・Kモード
ビデオ波形に対して、ローパスフィルタ32(図4)を
通した波形をビデオ波形としている。
【0030】このローパスフィルタ32を通したDモー
ドビデオ波形とレベル設定部15で形成したDモードス
レッショルド波形とがコンパレータ19で比較され、D
モードスレッショルド波形の方がDモードビデオ波形よ
り高い場合に、図5(p)に示すDモード2植化パルス
を発生する。
【0031】また図5(o)はDモードスレッショルド
波形を示し、Dモードビデオ波形の浅くて広い落ち込み
にスレッショルドを掛けるために、ビデオ波形よりも位
相を遅延させたスレッショルド波形を使用している。他
のスレッショルド波形と異なる点は、一旦ビデオ波形の
落ち込みがスレッショルドレベルより低くなったとき
に、上記のD’モードのホールドパルスによりスレッシ
ョルド波形レベルのヒデオ波形の追従動作を一時的に中
止し(ホールド)、水平なレベルに維持させる(図5
(n)(o)参照)。そしてビデオ波形の落ら込みが終
わり、スレッショルドレベルより高くなると、次に説明
するホールド解除パルスにより再びスレッショルドレベ
ルはビデオ波形に追従する。なおDモードスレッショル
ド波形は、Dモードビデオ波形のバックグラウンドレベ
ルに対して100%以下で使用する。
【0032】図5(p)はDモード2値化パルス(ホー
ルド解除パルス)を示し、Dモードスレッショルドレベ
ルに対して、Dモードビデオ波形レベルが低くなったと
きにHレベルとなるパルスである。またパルスの立ち上
がりが、上記のスレッショルドレベルのホールド解除の
役目をしている。
【0033】ここで図5に示したソフトウエア強制的マ
スクについて説明する。CCDセンサー8のビデオ出力
には、ダミー画素といってSHパルスの前後にビデオ波
形の全く現れない部分及び現れても信頼できない部分が
必ず存在する。このダミー画素の数はCCDの形式によ
り異なるため、ソフトウエアにより自動的にCCD型式
を読み取り、型式に応じたダミー画素の区間を強制的に
マスクを掛けている。なおこのマスクエリアは、Kモー
ド、Aモード、Dモードに共通している。
【0034】またユーザーマスクは、以下のマスクをい
う。すなわちディスクの検査対象範囲とする内径寸法及
び外径寸法を、パソコンのキーボードにより入力するこ
とにより、検査対象外のエリアが自動的にマスクされる
ようになっており、これをユーザーマスクという。また
このマスクエリアは、上記と同様にKモード、Aモー
ド、Dモードに共通している。
【0035】なお図3に示すブロック図において、被検
査物Aの光による検査は、いわゆる反射型の場合を示し
ているが透過型で構成してもよい。また被検査物Aへの
入射角を垂直に対して傾斜させているが(例えば、垂直
に対して10°)、入射角を垂直にして反射型あるいは
透過型で検査をする構成としてもよい。
【0036】次に本発明の要旨についてさらに詳述す
る。上記の各モードによる欠陥の検出方法の他に、本発
明の要旨こあるSモードを備えている。このSモードと
いうのは、被検査物Aの表面に形成されたパターンの境
界と、パターン上の欠陥とを区別するためのモードであ
る。
【0037】すなわち液晶の配線パターンや液晶用のカ
ラーフィルタのR、G、Bのパターンを形成した場合
に、パターンの境界では信号レベルが大きく変化するの
で、シャープエッジとして、処理回路では欠陥として判
定してしまう。しかし通常パターンの境界の幅は欠陥よ
り大きく、パターンとパターンとの間の幅より大きい欠
陥はほとんど存在しないので、この特性を利用してパタ
ーンの境界と欠陥とを検出時に区別して欠陥の誤検出を
防止するようにしたものである。
【0038】図1は要部ブロック図を示し、コンパレー
タ45の入力側において、CCDセンサー8からのビデ
オ波形とレベル設定部15からのスレッショルド波形と
は時間的に整合がとれているものとする。またCCDセ
ンサー8からの信号はビデオ波形の立ち下がりを検出す
る微分回路41と、ビデオ波形の立ち上がりを検出する
微分回路42とが設けられている。
【0039】上記微分回路41の出力にてタイマー43
を始動(セット)させ、微分回路42の出力にてタイマ
ー43をリセットさせるようにしている。そしてタイマ
ー43の出力はタイマー時間判定回路44に入力されて
おり、予め定めたタイマー時間内か否かを判定し、その
出力を判定手段である判定部20に送っている。
【0040】次に図1及び図2に基づいて動作を説明す
る。図2(a)はCCDセンサー8からのビデオ波形と
レベル設定部15からのスレッショルド波形とを示し、
これらはコンパレータ45で比較される。そして上述の
ようにビデオ波形がスレッショルド波形より低い場合に
は欠陥として判定されるものであるが、本発明では以下
のようにパターンの境界における誤検出を防いでいる。
【0041】パターンとパターンとの間の境界は、実際
の欠陥と同様なシャープエッジとなる。そこでパターン
の境界においては、図2(a)に示すようにビデオ波形
がシャープエッジな立ち下がりを微分回路41で検出
し、図2(b)に示すような立ち下かりの微分パルスを
得る。この立ち下がりの微分パルスによりタイマー43
か駆動されて、図2(d)に示すようにタイマー動作を
開始する。
【0042】このタイマー43のタイマー時間は予め定
めた時間T、としており、このタイマー時間Tは、
実際の欠陥の時間幅以上で、かつパターンとパターンの
境界の幅以内の時間に設定している。したがってタイマ
ー時間T以上の検出信号が存在する場合は、欠陥では
なくパターンとパターンとの間であると判定する。この
タイマー時間Tはタイマー時間判定回路44で判定さ
れ、判定部20へ信号が送られて、この信号に基づいて
判定部20ではパターンの境界か実際の欠陥がどうかを
判定する。
【0043】上記のようにタイマー43が動作してタイ
マー時間Tが経ち、ビデオ波形の立ち上がりに応じた
微分回路42による微分パルスが発生しても、この微分
パルスの発生前にはタイマー43がタイムアップしてい
るので、タイマー時間判定回路44からの信号により判
定部20では欠陥とは判定せず、パターンの境界と判定
する。
【0044】次に図2(a)に示すような実際に欠陥に
応じて立ち下がりの微分パルスを微分回路41か発生す
ると、タイマー43は上記と同様に動作を開始する。こ
の場合、実際の欠陥の幅はパターンの境界より短いの
で、ビデオ波形はすぐに立ち上がり、この立ち上がりを
微分回路42が検出して、図2(c)に示すように立ち
上がりの検出パルスを発生し、この検出パルスにてタイ
マー43のタイマー時間Tが経過する前にタイマー4
3をリセットする(図2(d))。
【0045】微分回路42によるタイマー43のリセッ
トされた時間はタイマー時間T以内なので、これをタ
イマー時間判定回路44か判定し、判定部20に信号を
送り、この信号に基づいて判定部20では先の検出信号
が実際の欠陥であると判定して処理を行う。
【0046】なお図1のブロック図は一例を示すもので
あり、CCDセンサー8からの検出信号の時間幅を判定
して、パターンの境界と欠陥とを区別できる構成であれ
ば、図1に示すものに限定はされない。
【0047】
【発明の効果】この発明の検査装置によれば、被検査物
の表面に形成したパターンの境界は欠陥の大きさよりも
大きいので、センサーからの欠陥検出信号は実際の欠陥
の場合よりも時間が長いという特性を利用し、判定手段
にて所定時間以内の検出信号の場合には、パターンの境
界ではなく、実際の欠陥として判断している。したがっ
てパターンの境界と欠陥との区別が容易にでき、誤検出
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部ブロック図である。
【図2】実施例の動作波形図である。
【図3】実施例の本検査装置の全体の概略システム構成
図である。
【図4】実施例の信号処理回路のブロック図である。
【図5】実施例の2値化パルス発生の信号処理の原理を
説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
8 CCDセンサー 20 判定部(判定手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にパターンを有する被検査物(A)
    からの透過光または反射光を受光するセンサー(8)
    と、このセンサー(8)からの出力信号により被検査物
    (A)のパターン上の欠陥を検出する検査装置におい
    て、上記センサー(8)からの欠陥検出信号が所定時間
    以内の場合に欠陥と判定する判定手段(20)を設けた
    ことを特徴とする検査装置。
JP21196092A 1992-06-30 1992-06-30 検査装置 Pending JPH0618438A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21196092A JPH0618438A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 検査装置

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JPH0618438A true JPH0618438A (ja) 1994-01-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671265B1 (ko) * 2005-09-09 2007-01-19 보은군 어도 기능을 갖는 만수위 조절이 용이한 수중보
JP2009133730A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Ulvac Japan Ltd 表面形状測定用触針式段差計を用いた段差測定方法及び装置

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