JP3275004B2 - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP3275004B2
JP3275004B2 JP21195992A JP21195992A JP3275004B2 JP 3275004 B2 JP3275004 B2 JP 3275004B2 JP 21195992 A JP21195992 A JP 21195992A JP 21195992 A JP21195992 A JP 21195992A JP 3275004 B2 JP3275004 B2 JP 3275004B2
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康一 梶山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCCDリニアイメージ
センサーを用いて、光ディスクの傷、汚れ、異物等の欠
陥を光学的、電気的に検出する検査装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、CCDセンサーを用いてガラス
板、コンパクトディスク等の被検査物からの反射光また
は透過光により異物、ピンホール等を検出する装置が提
供されている。この装置にあっては、CCDセンサーか
らの波形信号に対するスレッショルドレベル波形を、該
波形信号から形成している。つまりCCDセンサーから
の波形信号に対するスレッショルドを絶対的な一定値と
した場合には、CCDセンサーの波形信号自体が変動す
るために、該波形信号と同様な変動を伴うスレッショル
ドを用いる必要がある。
【0003】そこで上記波形信号に所定の係数を掛けて
基準レベル波形(スレッショルドレベル波形)を、CC
Dセンサーからの波形信号に対するスレッショルドレベ
ルとしている。そしてCCDセンサーからの波形信号
は、被検査物に傷、ピンホール等を検出した場合にはシ
ャープエッジなパルスを含む信号となるために、このパ
ルスを鈍らせる必要から、基準レベル波形を形成する前
にパルスの高周波成分を除去するためにローパスフィル
タを介在させている。
【0004】このようにして形成したスレッショルド波
形とCCDセンサーからの波形信号とを比較して被検査
物の異物やピンホール等を検査するものであり、異物や
ピンホールを検出した波形信号はシャープエッジなパル
スを含んでいるために、その部分がスレッショルド波形
の上あるいは下に交差して、被検査物の欠陥を検出する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら被検査物
の表面に「しみ」や「むら」等の欠陥がある場合には、
波形信号はシャープエッジなパルスとはならず、波形信
号はレベルの変化が浅くて広い範囲にわたった信号とな
り、従来の方法ではこれらの「しみ」や「むら」等の欠
点を検出することができないという問題があった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、「しみ」や「む
ら」等の欠陥を検出することが可能な検査装置に提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の検査装
置は、被検査物(A)からの透過光または反射光を受光
するセンサー(8)と、このセンサー(8)からの第1
波形信号に、ある係数を掛けて該第1波形信号に追従さ
せる第1スレッショルド波形並びに上記第1波形信号及
び上記第1スレッショルド波形に対し、一定時間先行す
る第2波形信号及び第2スレッショルド波形を生成する
レベル設定部(15)と、上記第2スレッショルド波形
より上記第2波形信号が低くなったときにホールドパル
スを発生させ、このホールドパルスが発生した後、第1
スレッショルド波形に対する第2スレッショルド波形の
先行時間が経過した時に上記第1スレッショルド波形の
レベルをその値で維持すると共に、第1スレッショルド
波形より第1波形信号が高くなったときに第1スレッシ
ョルド波形のレベル値の維持を解除して第1波形信号に
追従させるレベル値制御部(42)と、上記レベル設定
部(15)からの第1スレッショルド波形とセンサー
(8)からの第1波形信号とを比較する比較手段(4
1)と、この比較手段(41)からの信号により被検査
物(A)の異常を判定する判定手段(20)とを設けた
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】図1に示すように、レベル値制御部42により
第2スレッショルド波形より第2波形信号が低くなった
ときにホールドパルスを発生させ、このホールドパルス
が発生した後、第1スレッショルド波形に対する第2ス
レッショルド波形の先行時間が経過した時に第1スレッ
ショルド波形のレベルをその値で維持することで、それ
以降は第1波形信号が第1スレッショルド波形より低く
なっていることを検出できると共に、タイムラグの発生
を防止することができ、また第1波形信号が第1スレッ
ショルド波形より高くなったときには、第1スレッショ
ルド波形の維持の状態を解除して第1波形信号に追従さ
せることで第1スレッショルド波形を元の状態に復帰し
て、その解除の時点まで被検査物Aに欠陥があったこと
を検出できる。したがって波形信号のレベルの変化が浅
くて広い範囲にわたっている「しみ」や「むら」等の欠
陥を正確かつ確実に検出することができる。
【0009】
【実施例】次にこの発明の検査装置の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず本発明
の表面検査装置の全体の概略構成及び信号処理の原理に
ついて図3〜図5より説明する。
【0010】図3において、Aは被検査物であり、この
被検査物Aは、例えばコンパクトディスクである。この
被検査物Aは、例えばステップモータから成るモータ1
により回転駆動され、該モータ1はモータ駆動部2によ
り回転制御されるようになっている。本発明は上記被検
査物Aの表面に光を当てて、その反射光からディスク表
面の傷、汚れ、異物、ピンホール等の欠陥を光学的、電
気的に検出するものである。ランプ3からの光は投光用
光学系4を介して反射ミラー5により全反射して被検査
物Aの表面に投光している。そして被検査物Aの表面で
反射した光は反射ミラー6で全反射し、受光用光学系7
を介してCCDセンサー8にて受光される。ここで上記
ランプ3としては、例えばタングステンハロゲンランプ
が用いられ、光学系4、7には、例えばコンデンサレン
ズ系やコリメータレンズ系が用いられる。そしてCCD
センサー8には、高速駆動タイプのCCDリニアイメー
ジセンサーを用いている。
【0011】上記CCDセンサー8の出力はCCDドラ
イバ9により信号増幅されて、次段のA/Dコンバータ
10及びローパスフィルタ(LPF)13に入力されて
いる。CCDドライバ9の出力信号は、異物やピンホー
ル等を検出した場合には、基準レベルに対して信号が上
下に変動する。この上下に変動する信号を検出するのに
スレッショルドレベルを用いて検出するが、検出信号自
体が変動するため、上記スレッショルドレベルを絶対的
な一定値とした場合、誤検出するおそれがあるため、上
記スレッショルドレベルもCCDセンサー8からの検出
信号の変動に応じて変動させるようにしている。
【0012】上記変動するスレッショルドレベルを生成
するのにローパスフィルタ13を用いている。つまりC
CDセンサー8の出力は、ピンホールや異物を検出した
場合には上下に突出するパルス状の信号を含むので、こ
の急峻な変動を抑えるためにローパスフィルタ13を用
いて滑らかに変化するスレッショルドレベルを生成して
いる。
【0013】そしてスレッショルドレベルを生成すべく
ローパスフィルタ13を用いることにより、スレッショ
ルドレベルが時間的に遅れることになる。したがってC
CDセンサー8からの出力信号と、この出力信号と比較
するスレッショルドレベルとが対応できなくなる。
【0014】そこでA/Dコンバータ10の次段に遅延
回路(デジタル・ディレイ・ライン)11を設けて、C
CDセンサー8の出力信号とスレッショルドレベルとの
時間遅れをなくして、両者を正確に対応させている。ま
た上記遅延回路11の出力のデジタル信号をD/Aコン
バータ12にてアナログ信号に変換し、D/Aコンバー
オエーの出力信号とローパスフィルタ13からの信号を
信号処理回路14に送っている。なお上記各回路10〜
14で制御部31を構成している。
【0015】マイクロコンピュータ等で構成される信号
処理回路14は図4に示すような構成となっており、上
記スレッショルドレベルを所定の値のレベルに設定する
レベル設定部15と、レベル設定部15により設定され
たスレッショルドレベルとCCDセンサー8からの出力
信号とを比較するコンパレータ16〜19と、これらコ
ンパレータ16〜19の出力を得て被検査物Aの傷、ピ
ンホール、異物等に対応した2値化パルスを発生させる
判定部20と、判定部20の判定結果や被検査物の傷や
ピンホール等の位置を記憶しておくメモリ21と、パソ
コン23との間のデータの入出力を行う入出力インター
フェイス(I/O)22等で構成されている。
【0016】上記判定部20の判定結果の2値化パルス
列データはメモリ21に格納されると共に、逐次パソコ
ン23で読み出しながらデータの演算処理を行い、カラ
ーCRT24により上記判定結果とほぼ同時に欠陥部位
のマッピング表示を行って欠陥のイメージを瞬時に知る
ことができるようにしている。またプリンタ26により
上記判定結果等を出力可能なようにしている。25はキ
ーボードである。なお図3のは、図4のと対応
している。
【0017】次に図3、図4及び図5に基づいて傷、ピ
ンホール、異物等の欠陥を検出する2値化パルスの発生
の信号処理の原理について説明する。まず光学系にてC
CDセンサー8上に像が結ばれると、CCDドライバ9
内の処理によりビデオデータが出力される。このビデオ
データを基に制御部31にてコンピュータ処理できるレ
ベルまでリアルタイムで信号処理を行う。このビデオデ
ータを取り込んでから2値化パルス(傷2値化パルス)
発生までの原理を以下に説明する。
【0018】なお具体的な例として、被検査物Aとして
オーディオコンパクトディスクをモデルとした場合につ
いて説明する。図5(a)のSHパルス(源信号)は、
CCDセンサー8の1ライン分のスキャンタイミングを
示す信号であり、制御部31の入力端での波形である。
【0019】図5(b)に示すSHパルス(補正後)
は、各種の2値化パルス(傷2値化パルス)を取出す過
程でいろいろな波形処理を行う際に、処理するたびにど
うしても波形が遅延するため、最も遅延する遅延時間T
1相当分をシフトレジスタにて遅延させ、2値化パルス
位置との関係を補正したSHパルスである。
【0020】図5(c)はCCDドライバ9より出力さ
れるビデオ生波形を示し、同図(a)と同様に制御部3
1の入力端での波形である。図5(d)はサンプリング
区間パルスを示し、ヒデオ波形のバックグラウンドレベ
ルに追従させるために、図5(c)のビデオ生波形をサ
ンプリングする場合に、このサンプリングする区間を決
めるパルスである。
【0021】また図5(e)はサンプリングビデオ波形
であり、各種のスレッショルド波形を生成する上で基本
となる波形である。そして図5(d)に示すサンプリン
グ区間パルスの出ていない区間は、ホールドレベル区間
として前回のスキャンのサンプリングテイル位置でサン
プリングしたレベルが次のスキャンのサンプリングヘッ
ド位置までホールドされるようになっている。
【0022】ここで本検査装置は、被検査物Aの傷やピ
ンホール等の種類に応じて検査方法を3つのモードを有
しており、その検査結果に対応した2値化パルスを発生
する上で3種類のモード(Aモード、Kモード、Dモー
ド)に分けて信号処理を行っている。なおこの3種類の
モードは各モード別に検査できると共に、各モード同時
に検査を行うことができるようにもなっている。
【0023】図5(f)に示す波形は、A・Kモード波
形であり、Aモード2値化パルス及びKモード2値化パ
ルスを生成する際に、コンパレータに入力される検査対
象となる波形である。そして上記(b)の場合と同様
に、最も遅延するスレッショルド波形の遅延時間T1相
当分をデジタルディレイライン(遅延回路11)にて遅
延させ、2値化パルス位置との関係を補正したビデオ波
形である。
【0024】図5(g)はKモードスレッショルド波形
であり、Kモード2値化パルスを生成する際に、コンパ
レータ16に入力されるスレッショルドレベル波形であ
る。ここでこのKモードスレッショルド波形は、A・K
モードビデオ波形のバックグラウントレベルに対して1
00%以上200%未満の範囲で使用している。このK
モードスレッショルド波形は、信号処理回路14のレベ
ル設定部15により生成される。そしてコンパレータ1
6で、A・Kモードビデオ波形とKモードスレッショル
ド波形とが比較されて、上述のKモード2値化パルスを
発生するようになっている。
【0025】また図5(h)はAモードスレッショルド
波形を示しており、Aモード2値化パルスを生成する際
に、コンパレータ17に入力されるスレッショルドレベ
ル波形である。またこのAモードスレッショルドレベル
は、A・Kモードビデオ波形のバックグラウンドレベル
に対して100%以下で使用する。このAモードスレッ
ショルド波形はレベル設定部15で生成され、コンパレ
ータ17でA・Kモードビデオ波形とAモードスレッシ
ョルド波形とが比較されて、上述のAモード2値化パル
スを発生するようになっている。
【0026】図5(i)はKモード2値化パルスを示
し、Kモードスレッショルドレベルに対してA・Kビデ
オ波形レベルが高くなったときにHレベルとなるパルス
である。被検査物Aの表面に傷などにより反射率が高い
部分ではこれが検出されて、Kモード2値化パルスが発
生する。なおコンパクトディスクの内外周の鏡面部のよ
うに、反射率の高い部分はKモードでは傷と見なすた
め、これを防ぐためにKモードのみサンプリング区間以
外の区間を強制的にマスク(ハードウエア強制的マス
ク)し、傷検査対象範囲より除外している。
【0027】図5(j)はAモード2値化パルスを示
し、Aモードスレッショルドレベルに対してA・Kビデ
オ波形レベルが低くなったときにHレベルとなるパルス
である。被検査物Aにピンホールが存在する場合には光
が反射しないので、このブロック2でA・Kビデオ波形
レベルが低くなるため、Aモード2値化パルスが発生す
る。
【0028】ここでDモードの2値化パルスを取り出す
際に、スレッショルド波形をホールドさせるが、ホール
ドパルスを発生させるため、Dモードよりも一定時間だ
先行させたD'モードというモードを設けている。し
たがって図5(k)に示すD'モードビデオ波形は、ホ
ールドパルスを発生させるためにのみ使用されるもので
ある。
【0029】また図5(l)に示すD'モードスレッシ
ョルド波形は、上記(k)と同様に、ホールドパルスを
発生させるために使用している。
【0030】図5(m)に示すD'モード2値化パルス
(ホールドパルス)は、D'モードスレッショルドレベ
ルに対して、D'モードビデオ波形レベルが低くなった
ときにHレベルとなるパルスである。このホールドパル
スが発生した後、先行時間が経過した時、Dモードスレ
ッショルド波形を一時的にホールド状態にする。この
D'モードスレッショルドレベルはレベル設定部15で
生成され、コンパレータ18に入力されて比較され、
D'モードビデオ波形よりD'モードスレッショルドレベ
ルの方が高い場合に、D'モード2値化パルスを発生す
る。
【0031】図5(n)に示すDモードビデオ波形のD
モードとは、Aモードでは検出が困難なビデオ波形の落
ち込みが浅くて広い傷、例えば通称シルバーなどのよう
な傷を検出するためのモードである。この浅くて広い傷
の成分のみを取出すために、図5(f)のA・Kモード
ビデオ波形に対して、ローパスフィルタ32(図4)を
通した波形をビデオ波形としている。
【0032】このローパスフィルタ32を通したDモー
トビデオ波形とレベル設定部15で形成したDモードス
レッショルド波形とがコンパレータ19で比較され、D
モードスレッショルド波形の方がDモードビデオ波形よ
り高い場合に、図5(p)に示すDモード2値化パルス
を発生する。
【0033】また図5(o)はDモードスレッショルド
波形を示し、Dモードビデオ波形の浅くて広い落ち込み
にスレッショルドを掛けるために、ビデオ波形よりも位
相を遅延させたスレッショルド波形を使用している。他
のスレッショルド波形と異なる点は、一旦ビデオ波形の
落ち込みがスレッショルドレベルより低くなったとき
に、上記のD'モードのホールドパルスによりスレッシ
ョルド波形レベルのビデオ波形の追従動作を一時的に中
止し(ホールド)、水平なレベルに維持させる(図5
(n)(o)参照)。そしてビデオ波形の落ち込みが終
わり、スレッショルドレベルより高くなると、次に説明
するホールド解除パルスにより再びスレッショルドレベ
ルはビデオ波形に追従する。なおDモードスレッショル
ド波形は、Dモードビデオ波形のバックグラウンドレベ
ルに対して100%以下で使用する。
【0034】図5(p)はDモード2値化パルス(ホー
ルド解除パルス)を示し、Dモードスレッショルドレベ
ルに対して、Dモードビデオ波形レベルが低くなったと
きにHレベルとなるパルスである。またパルスの立ち下
がりが、上記のスレッショルドレベルのホールド解除の
役目をしている。
【0035】ここで図5に示したソフトウエア強制的マ
スクについて説明する。CCDセンサー8のビデオ出力
には、ダミー画素といってSHパルスの前後にビデオ波
形の全く現れない部分及び現れても信頼できない部分が
必ず存在する。このダミー画素の数はCCDの形式によ
り異なるため、ソフトウエアにより自動的にCCD型式
を読み取り、型式に応じたダミー画素の区間を強制的に
マスクを掛けている。なおこのマスクエリアは、Kモー
ド、Aモード、Dモードに共通している。
【0036】またユーザーマスクは、以下のマスクをい
う。すなわちディスクの検査対象範囲とする内径寸法及
び外径寸法を、パソコンのキーボードにより入力するこ
とにより、検査対象外のエリアが自動的にマスクされる
ようになっており、これをユーザーマスクという。また
このマスクエリアは、上記と同様にKモード、Aモー
ド、Dモードに共通している。
【0037】なお図3に示すブロック図において、被検
査物Aの光による検査は、いわゆる反射型の場合を示し
ているが透過型で構成してもよい。また被検査物Aへの
入射角を垂直に対して傾斜させているが(例えば、垂直
に対して10)、入射角を垂直にして反射型あるいは透
過型で検査をする構成としてもよい。
【0038】次に本発明の要旨についてさらに詳述す
る。図1は要部ブロック図を示し、レベル設定部15に
は、上述のD'モードスレッショルド波形を生成するD'
モードスレッショルド波形生成部15bと、Dモードス
レッショルド波形を生成するDモードスレッショルド波
形生成部15aとを設けている。
【0039】そしでD'モードスレッショルド波形生成
部15bの出力は比較手段41を構成するコンパレータ
18に入力され、またDモードスレッショルド波形生成
部15aの出力はコンパレータ19に入力されている。
コンパレータ18では、上述のようにD'モードビデオ
波形とD'モードスレッショルド波形とを比較し、コン
パレータ19はDモードビデオ波形とDモードスレッシ
ョルド波形とを比較している。
【0040】コンパレータ18、19の出力は、レベル
設定部15に設けたレベル制御部42に入力されるよう
になっており、コンパレータ18、19の出力に応じて
Dモードスレッショルド波形生成部15aを制御して、
Dモードスレッショルド波形のレベルを維持したり、該
維持の状態を解除するように制御している。
【0041】図2は図5の(k)(p)の部分を拡大し
た書き出したものであり、以下、図1及び図2に基づい
てCCDセンサー8からの波形信号のレベルの変化が浅
くて広い範囲にわたっている「しみ」や「むら」等の欠
陥の検出方法について説明する。
【0042】まず図2(a)は上述で説明したように
D'モードビデオ波形とD'モードスレッショルド波形を
示しており、両者の波形はコンパレータ18で比較され
る。D'モードビデオ波形が時間的に少し遅延させたD'
モードスレッショルド波形より低くなると、図2(b)
に示すようにD'モード2値化パルスが発生し、このD'
モード2値化パルスがスレッショルド波形をその値で維
持するホールドパルスとなる。すなわちコンパレータ1
8よりD'モード2値化パルス(ホールドパルス)が発
生すると、このホールドパルスがレベル設定部15のレ
ベル値制御部42に入力され、該レベル制御部42がD
モードスレッショルド波形生成部15aを制御し、その
ときのDモードスレッショルド波形のDモードビデオ波
形に対する追従を一旦停止する。なお(c)の破線はD
モードスレッショルド波形が追従しない場合を示してい
る。
【0043】そしてDモードビデオ波形がDモードスレ
ッショルド波形より高くなった場合には、コンパレータ
19の出力がレベル値制御部42に信号を送り、レベル
値制御部42によりDモードスレッショルド波形生成部
15aを制御して、上記のレベル維持を解除し、Dモー
ドスレッショルド波形はDモードビデオ波形に再度追従
するように制御する。
【0044】ここで図2(c)に示すように、Dモード
ビデオ波形がDモードスレッショルド波形より落ち込ん
だときから、Dモードビデオ波形とDモードスレッショ
ルド波形とが交差するまでを欠陥と判定し、図2(d)
に示すようなDモード2値化パルスを発生し、このDモ
ード2値化パルスが「しみ」や「むら」等の欠陥として
判定部20で判定を行う。
【0045】また図2(d)に示すDモード2値化パル
スの立ち下がりの時点でホールド解除パルスとして、上
述のDモードスレッショルド波形のホールドを解除する
ようにしている。以後、上記の動作を行った後は、Dモ
ードスレッショルド波形はDモードビテオ波形に追従し
ながら、上記と同様に欠陥を探す。
【0046】このように上記検査装置によれば、信号レ
ベルの変化が浅くて広い範囲にわたっている「しみ」や
「むら」等の欠陥を正確かつ確実に検出することができ
る。
【0047】
【発明の効果】この発明の検査装置によれば、波形信号
レベルの変化が浅くて広い範囲にわたっている「しみ」
や「むら」等の欠陥を検出することかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部ブロック図である。
【図2】実施例の動作波形図である。
【図3】実施例の本検査装置の全体の概略システム構成
図である。
【図4】実施例の信号処理回路のブロック図である。
【図5】実施例の2値化パルス発生の信号処理の原理を
説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
8 CCDセンサー 15 レベル設定部 41 比較手段 42 レベル制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物(A)からの透過光または反射
    光を受光するセンサー(8)と、このセンサー(8)か
    らの第1波形信号に、ある係数を掛けて該第1波形信号
    に追従させる第1スレッショルド波形並びに上記第1波
    形信号及び上記第1スレッショルド波形に対し、一定時
    間先行する第2波形信号及び第2スレッショルド波形
    生成するレベル設定部(15)と、上記第2スレッショ
    ルド波形より上記第2波形信号が低くなったときにホー
    ルドパルスを発生させ、このホールドパルスが発生した
    後、第1スレッショルド波形に対する第2スレッショル
    ド波形の先行時間が経過した時に上記第1スレッショル
    ド波形のレベルをその値で維持すると共に、第1スレッ
    ショルド波形より第1波形信号が高くなったときに第1
    スレッショルド波形のレベル値の維持を解除して第1
    形信号に追従させるレベル値制御部(42)と、上記レ
    ベル設定部(15)からの第1スレッショルド波形とセ
    ンサー(8)からの第1波形信号とを比較する比較手段
    (41)と、この比較手段(41)からの信号により被
    検査物(A)の異常を判定する判定手段(20)とを設
    けたことを特徴とする検査装置。
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WO1994008793A1 (en) 1992-10-19 1994-04-28 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet head having improved jet port surface, and ink jet apparatus equipped with the ink jet head

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