JPH06183797A - セメント硬化体及びその製造方法 - Google Patents

セメント硬化体及びその製造方法

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Publication number
JPH06183797A
JPH06183797A JP34223592A JP34223592A JPH06183797A JP H06183797 A JPH06183797 A JP H06183797A JP 34223592 A JP34223592 A JP 34223592A JP 34223592 A JP34223592 A JP 34223592A JP H06183797 A JPH06183797 A JP H06183797A
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JP
Japan
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asbestos
cement
surface area
specific surface
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP34223592A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Yabu
貞男 薮
Motoyuki Mizuno
素行 水野
Yasuhiro Sakamoto
康宏 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP34223592A priority Critical patent/JPH06183797A/ja
Publication of JPH06183797A publication Critical patent/JPH06183797A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B20/00Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
    • C04B20/02Treatment
    • C04B20/08Defibrillating asbestos

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度を確保しつつ石綿の使用量を低減する。 【構成】 解繊して比表面積を15000〜30000
g/cm2 にした石綿を含むセメント組成物を押出成形
してセメント硬化体を作成する。解繊して石綿の比表面
積を大きくすることによってセメントとの密着表面積を
増大させて石綿による補強効果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材等として使用され
るセメント硬化体及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】セメント硬化体は様々な分野で利用され
ているが、特に建材等において需要が著しく多く、セメ
ント組成物を押出成形することによって異形断面の成形
品を効率良く製造することがおこなわれている。そして
セメント硬化体の補強材として、石綿が従来から広く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】石綿は6〜7クラスの
ものをセメント組成物の固形物に対して10数%配合し
て使用されているが、石綿は人体に害を与えるおそれが
あることが指摘されて以来、石綿の使用をなくす方向に
ある。しかし石綿の代替繊維としてコスト的に有効なも
のがないのが現状であり、できる限り石綿の使用量を低
減することが望まれている。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、強度を確保しつつ石綿の使用量を低減することが
できるセメント硬化体及びその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセメント硬
化体は、解繊して比表面積を15000〜30000g
/cm2 にした石綿が含有されて成ることを特徴とする
ものである。また本発明に係るセメント硬化体の製造方
法は、解繊して比表面積を15000〜30000g/
cm2 にした石綿を含むセメント組成物を押出成形し、
この成形物を養生・硬化することを特徴とするものであ
る。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。セメント
組成物は、セメントに必要に応じて骨材、石綿、繊維、
着色剤等を配合して水と混練することによって調製され
るものであり、セメントとしては普通ポルトランドセメ
ント、早強セメント、アルミナセメント、スラグセメン
ト、フライアッシュセメントなど任意のものを用いるこ
とができる。また骨材としては、フライアッシュ、スラ
グ、砕石砂、珪砂、珪石粉等を用いることができる。石
綿以外の繊維としてはポリプロピレン繊維、ビニロン繊
維、アクリル繊維、パルプ、カーボン繊維、綿、麻、金
属繊維等を用いることができる。さらに着色剤としては
鉄黒、カーボンブラック、酸化クロム等を用いることが
できる。
【0007】そして本発明では石綿として、予め解繊し
て比表面積を15000〜30000g/cm2 に大き
くしたものを用いるものである。このように解繊して石
綿の比表面積を大きくすることにより、セメントとの密
着表面積を増大させて石綿による補強効果を高めること
ができ、石綿の使用量を低減してもセメント硬化体の強
度を保持することが可能になるものである。石綿の比表
面積が15000g/cm2 未満では解繊した石綿を用
いることによる補強効果の向上が不十分であり、また石
綿の比表面積が30000g/cm2 を超えるまで解繊
すると石綿自体の強度が低下するために、セメント硬化
体の強度を却って低下させるおそれがある。石綿の使用
量は特に制限されるものではないが、従来の1/3程度
に使用量を低減することができ、例えばセメント組成物
の固形物に対して5重量%程度の配合で十分な強度を得
ることができる。石綿の解繊は、ターボミル、自由ミル
等の解繊機を使用したり、粉砕機等の処理機械を使用し
たりしておこなうことができる。処理機械を使用して解
繊すると繊維長が短くなるので、原綿が4〜5クラスの
石綿を用いるのが好ましい。
【0008】しかして、セメントその他の骨材、石綿、
繊維、着色剤等の固形物を混合すると共にさらに必要に
応じてヒドロキシプロピルメチルセルロース等のメチル
セルロース(MC)を配合して混合し、次に水等の液体
を添加して混練機で混練することによって、押出成形用
のセメント組成物を調製し、そしてこのセメント組成物
を押出成形機で押出成形した後に、蒸気養生、オートク
レーブ養生して硬化させることによって、セメント硬化
体を製造することができるものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例によって例証する。 (実施例1〜6、比較例1〜2)表1及び表2の配合で
各成分を混合・混練してセメント組成物を調製し、これ
を押出成形した後、蒸気養生、オートクレーブ養生して
セメント硬化体を製造した。
【0010】このように押出成形するにあたって成形性
を評価した。また得られたセメント硬化体について曲げ
強度及び絶乾比重を測定した。結果を表1及び表2に示
す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】表1及び表2にみられるように、解繊して
比表面積を15000〜30000g/cm2 にした石
綿を使用した各実施例のものでは、石綿の使用量を5重
量%に低減しても、石綿の使用量が15重量%の比較例
1とほぼ同等の強度が得られることが確認される。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明は、解繊して比表面
積を15000〜30000g/cm 2 にした石綿を使
用するようにしたので、解繊して石綿の比表面積を大き
くすることによってセメントとの密着表面積を増大させ
て石綿による補強効果を高めることができ、石綿の使用
量を低減してもセメント硬化体の強度を保持することが
可能になるものである。またこのように石綿の使用量を
低減できる結果、材料コストを低減することもできるも
のである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解繊して比表面積を15000〜300
    00g/cm2 にした石綿が含有されて成ることを特徴
    とするセメント硬化体。
  2. 【請求項2】 解繊して比表面積を15000〜300
    00g/cm2 にした石綿を含むセメント組成物を押出
    成形し、この成形物を養生・硬化することを特徴とする
    セメント硬化体の製造方法。
JP34223592A 1992-12-22 1992-12-22 セメント硬化体及びその製造方法 Pending JPH06183797A (ja)

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JP34223592A JPH06183797A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 セメント硬化体及びその製造方法

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JPH06183797A true JPH06183797A (ja) 1994-07-05

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ID=18352164

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JP34223592A Pending JPH06183797A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 セメント硬化体及びその製造方法

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JP (1) JPH06183797A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997002865A1 (en) * 1995-07-10 1997-01-30 Petracem S.R.L. Process for rendering inert and harmless asbestos and solid waste obtained therewith

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997002865A1 (en) * 1995-07-10 1997-01-30 Petracem S.R.L. Process for rendering inert and harmless asbestos and solid waste obtained therewith

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010529