JPH06183697A - 高所作業車の転倒防止機構 - Google Patents

高所作業車の転倒防止機構

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JPH06183697A
JPH06183697A JP35502992A JP35502992A JPH06183697A JP H06183697 A JPH06183697 A JP H06183697A JP 35502992 A JP35502992 A JP 35502992A JP 35502992 A JP35502992 A JP 35502992A JP H06183697 A JPH06183697 A JP H06183697A
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JP
Japan
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vehicle body
fixing mechanism
telescopic boom
aerial work
vehicle
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JP35502992A
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Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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Original Assignee
Japanic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業車の伸縮ブーム体を作動させている
最中における転倒事故を防ぐため、機械的な簡単な構造
でありながら伸縮ブーム体の旋回による重心の変動を補
正するように車体を左右に移動させる。 【構成】 自走できる車体2と、この車体の上部に搭載
されて伸縮、俯仰、旋回できる伸縮ブーム体20と、こ
の伸縮ブーム体20の先端に取り付けられて人員が搭載
できるバケット21と、車体2の前後に設けられてこの
車体2を持ち上げると共に左右方向に移動させることが
できる前固定機構6及び後固定機構7と、伸縮ブーム体
20の旋回に連動して伸縮ブーム体20が向いた方向と
は逆方向に車体2を横方向に移動させる連動機構とを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の作業中に
おける転倒事故を防ぐための機構に関し、特に簡易な構
成でありながら高所作業車が重心の変動から発生する転
倒事故を確実に防止することができる高所作業車の転倒
防止機構の関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高所作業車には、ブーム式高所作
業車、シザース式高所作業車、X式高所作業車等の各種
の構造のものが提供されていた。それぞれの高所作業車
はその持ち上げ能力や上昇可能高さの特徴があり、その
機能に応じてそれぞれの用途に適応した条件に用いられ
ていた。
【0003】これらの高所作業車のうち、ブーム式高所
作業車では移動できるトラックの車体上に上下に俯仰で
き、その長さ方向に伸縮できる伸縮ブーム体を搭載した
構造である。この伸縮ブーム体の先端には人員が乗り降
りできる程度のバケットを連結してあり、この伸縮ブー
ム体をを上下に揺動させたり、その長さを伸縮させるこ
とにより、人員や資材を搭載したバケットを必要とする
高い位置に移動させることができるものである。このブ
ーム式高所作業車の構造では、バケットが小さく、支持
手段に細長い伸縮ブーム体を使用しているため、重量物
の持ち上げや、多人数の人員を移動させる作業には向か
ない。しかし、空中においてバケットを目的とする位置
にまで容易に移動させることができ、操作が容易なため
送電線や電話回線の配線、点検、修理の作業、看板の取
付け作業、ビルの外壁塗装の作業などにに広く使用され
ているものであった。
【0004】このブーム式高所作業車では、バケットに
作業員が搭乗し、バケット内に設けてある制御装置を操
作することにより、伸縮ブーム体を伸縮、俯仰及び旋回
の運動を行わせ、この運動によりバケットを高いビルの
壁面や電柱の頂部等の目的とする位置に移動させること
ができるものである。このようなブーム式高所作業車を
利用することにより、従来のように作業現場で足場を組
み立てる必要もなく、高所での作業を迅速に完了させる
ことができて効率化を図ることができるものであった。
しかしながら、ブーム式高所作業車は細長い伸縮ブーム
体の先端でバケットを支持しており、重心位置が比較的
高い位置にあり、伸縮ブーム体の伸び量と俯仰角度など
の設定条件によってその重心位置が移動する欠点があっ
た。ブーム式高所作業車を操作している作業員は常に注
意を払い、重心の移動する変化を考慮しなければなら
ず、重心位置が安全な範囲内での操作を心がけている。
しかし、作業員がその操作を誤り、伸縮ブーム体の伸長
量や重量配分によっては重心位置が安全範囲から外れる
と転倒などの事故となり、場合によっては人身事故とな
る原因となっていた。
【0005】このような転倒事故を防止するために、従
来のブーム式高所作業車では車体の両側面にアウトリガ
ーを張り出し、アウトリガーによって車体を地表に固定
することで転倒を防止できるようにしていた。しかし、
伸縮ブーム体の伸縮量、俯仰角度、旋回位置などの条件
によっては、アウトリガーによっても安全に支えきれ
ず、最悪の場合には転倒する事故が発生していた。この
ような転倒事故は物的な損傷ばかりではなく、人的な損
傷も招くことになるため、転倒防止には万全の対策を講
じなければならないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような転倒防止の
対策のために、従来からブーム式高所作業車のための転
倒防止の機構は各種のものが提案されていた。例えば、
特開昭62年111898号、特開昭62年11189
9号等のように、伸縮ブーム体の伸縮量、俯仰角度をセ
ンサーで検知し、伸縮ブーム体の重心位置が安全範囲か
ら外れると自動的に車体が伸縮ブーム体が向いている方
向とは逆方向に移動する機構もある。この構成では、セ
ンサーからの信号を演算回路で計算し、危険範囲に重心
が移動すると確実に安全な範囲に車体自体を移動させ、
重心位置がアウトリアーの外側に移動するのを防止して
転倒を確実に防止できるものである。また、重心位置が
危険領域に突入する前の段階で作業員による伸縮ブーム
体の操作機能を停止させ、それ以上に制御させないよう
にして事故の防止を図ることができるものである。この
構成では、転倒防止のための制動能力は優れているが、
各種のセンサーや演算回路を必要とするため、電子機器
による価格が高くなり欠点があり、広く利用されないも
のであった。このような実情から、価格が安価でありな
がら伸縮ブーム体の重心の動きに追従して車体を反対方
向に移動させ、確実に転倒防止ができる高所作業車の転
倒防止機構の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自走できる車
体と、この車体の上部に搭載されて伸縮、俯仰、旋回で
きる伸縮ブーム体と、この伸縮ブーム体の先端に取り付
けられて人員が搭載できるバケットとから成る高所作業
車において、車体の前後に設けられてこの車体を持ち上
げると共に左右方向に移動させることができる前固定機
構及び後固定機構と、伸縮ブーム体の旋回に連動して伸
縮ブーム体が向いた方向とは逆方向に車体を横方向に移
動させる連動機構とを設けたことを特徴とする高所作業
車の転倒防止機構を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明では、作業する前にアウトリガーを車体
の左右に張出しておき、アウトリガーに対して車体が横
方向に移動できる自由度を保たせておく。そして、伸縮
ブーム体の旋回する動きに自動的に連動し、その伸縮ブ
ーム体による重心移動の方向とは逆方向に車体全体を移
動させ、この動作により伸縮ブーム体の重心位置が張出
したアウトリガーの内側に位置するように補正させる。
このため、バケットに搭乗した作業員が伸縮ブーム体を
どの方向に向けても、その旋回方向とは逆の方向に車体
は必ず移動し、作業員は重心の変動を考慮しなくとも重
心が移動したのに対応するだけの長さを車体が移動し、
車体の重量で重心移動の補正を自動的に行うことができ
る。そして、伸縮ブーム体の旋回と車体の移動の連動
は、伸縮ブーム体が旋回する力を機械的に転用してお
り、装置の構造が極めて簡単となり、製造が安価とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の高所作業車の転倒防止機構の一実施
例であるブーム式高所作業車を示すもので、高所作業車
の背面斜め上方から見た状態を示す斜視図、図2は高所
作業車の側面図、図3は高所作業車の背面図である。
【0010】この実施例の高所作業車1の外観は従来の
ブーム式高所作業車と同一であり、車体2内に収納した
エンジンによって自走することができ、道路上を走行す
ることにより目的とする作業現場まで自由に移動するこ
とができるものである。この高所作業車1の車体2は従
来から周知のフレーム構造であり、フレームの骨組みの
上下の面は鉄板で覆ってある。この車体2の前側の左右
には前輪3が軸支してあり、後側の左右には後輪4が軸
支せてあり、前輪3は図示しないハンドルによて操舵で
きるものであり、後輪4は搭載したエンジンによって駆
動され、前輪3、後輪4によって高所作業車1は自由に
移動できる。この車体2の前部(図1において左方向)
であって前輪3の上方には、作業員が搭乗して操縦する
ためのキャビン5が載置してある。また、車体2の後部
上面の中央であって、後輪4に接近した位置には水平方
向に360度回転できるターンテーブル18が載置して
あり、このターンテーブル18の上面には一対の支持体
19が間隔を置いて固定してある。両支持体19の間に
は、細長い形状をしており、その長さ方向に伸縮できる
伸縮ブーム体20の基部が挿入してあり、この伸縮ブー
ム体20は支持体19と揺動自在にピン連結してある。
そして、支持体19と伸縮ブーム体20との間には油圧
シリンダー23が介在させてあり、この油圧シリンダー
23によって伸縮ブーム体20は上下に揺動させられる
ことができる。また、伸縮ブーム体20の先端には作業
員が搭乗する箱型のバケット21を連結してある。
【0011】次に、車体2の前側であってキャビン5の
少し後方には前固定機構6が設けてあり、車体2の後端
には後固定機構7が設けてある。この前固定機構6と後
固定機構7の構成は同一であり、両者は車体2全体を地
面から持ち上げてその場所に固定することにより車体2
が荷重の変化によって傾斜しないように保持するもので
ある。この前固定機構6の外周は車体2とは直角方向に
向けられたガイドパイプ8によって構成されており、こ
のガイドパイプ8はその内部が中空で断面が四角形状を
しており、車体2の左右両側で開口したそれぞれの両端
からスライド梁9と10が伸縮自在に挿入させてある。
そして、スライド梁9の先端にはアウトリガー11が下
方に向けて固定してあり、スライド梁10の先端にはア
ウトリガー12が下方に向けて固定してある。同様に、
後固定機構7の外周は車体2とは直角方向に向けられた
ガイドパイプ13によって構成されており、このガイド
パイプ13はその内部が中空で断面が四角形状をしてお
り、車体2の左右両側で開口したそれぞれの両端からス
ライド梁14と15が伸縮自在に挿入させてある。そし
て、スライド梁14の先端にはアウトリガー16が下方
に向けて固定してあり、スライド梁15の先端にはアウ
トリガー17が下方に向けて固定してある。
【0012】このような自走できる構造により、高所作
業車1は道路を走行でき、運転者が高所作業車1を作業
現場まで操縦してきたならば、その場所に高所作業車1
を停車させる。次に、前固定機構6、後固定機構7を作
動させ、ガイドパイプ8の両側端よりスライド梁9、1
0を左右に張り出させ、同時にガイドパイプ13の両側
端よりスライド梁14、15を左右に張り出させる。そ
して、スライド梁9、10、14、15の両端が所定の
長さだけ高所作業車1の車幅より広くなった状態でその
伸び動作を終了させ、次いでアウトリガー11、12、
16、17を作動させてそれぞれの下端を地面に接触さ
せる。このアウトリガー11、12、16、17の作動
力により、車体2全体は少し持ち上げられ、前輪3、後
輪4の下面は地面から離れるため車体2は揺動すること
なく地面上に固定されることになる。
【0013】次に、前記車体2の内部及び上部に設けら
れた同期手段について説明する。図4は車体2の中央で
その長さ方向に切断した状態を示す断面図、図5は車体
2を上面から視た平面図、図6は同期機構の主要部分を
示す分解斜視図である。
【0014】前記車体2のやや後部における中央には伸
縮ブーム体20を支えるための軸支台25が固定してあ
り、この軸支台25の上面には軸支台25に対して水平
方向に自由に回転できるターンテーブル18が載置して
ある。このターンテーブル18の外周には大歯車26が
リング状に固着してあり、大歯車26の外周には油圧モ
ーター28によって回転させられる駆動歯車27が噛み
合わせてある。油圧モーター28は車体2の内部に収納
してあり、その回転軸のみが車体2の上面に突出してお
り、この回転軸に駆動歯車27が固着してある。この油
圧モーター28が作動することにより駆動歯車27が回
転し、その回転力が大歯車26に伝えられるためにター
ンテーブル18、支持体19及び伸縮ブーム体20が車
体2上で水平方向に旋回させられる。そして、車体2の
上面であってターンテーブル18の前後の位置にはピン
29、30がそれぞれ固定してあり、このピン29には
中間歯車31が軸支してあり、ピン30には中間歯車3
2が軸支してあり、両中間歯車31、32はそれぞれ大
歯車26の外周に噛み合わせてある。さらに、車体2の
ターンテーブル18の前後の位置には中間軸33、34
が回転自在に軸支してあり、両中間軸33、34は車体
2の内部から上部に貫通させてある。この中間軸33の
上端には従動歯車35が固着してあり、従動歯車35の
外周は中間歯車31に噛み合わせてある。また、中間軸
34の上端には従動歯車36が固着してあり、従動歯車
36は中間歯車32の外周に噛み合わせてある。
【0015】そして、車体2の内部における中間軸33
にはスプロケットホイール37が固着してあり、車体2
の内部における中間軸34にはスプロケットホイール3
8が固着してある。また、車体2の前側(前固定機構6
に接近した位置)の内部には制御軸39が回転自在に軸
支してあり、この制御軸39の下部にはスプロケットホ
イール41が固着してあり、前記スプロケットホイール
37とスプロケットホイール41とはチェーン43で巻
き廻されている。同様に、車体2の後部(後固定機構7
に接近した位置)の内部には制御軸40が回転自在に軸
支してあり、この制御軸40の下部にはスプロケットホ
イール42が固着してあり、前記スプロケットホイール
38とスプロケットホイール42とはチェーン44で巻
き廻してある。これらの制御軸39、40の中央には電
気信号で作動させられる電磁クラッチ45、46がそれ
ぞれ固着してあり、両電磁クラッチ45、46の上面に
は制御軸39、40とは自由に回転できるピニオン4
7、48が固着してある。このピニオン47は制御軸3
9とは遊嵌してあり、電磁クラッチ45が作動しない時
にはスプロケットホイール41、制御軸39は回転する
が、この回転はピニオン47には伝わらず、電磁クラッ
チ45が作動するとスプロケットホイール41、制御軸
39、ピニオン47が一体となって回転することができ
る。同様に、ピニオン48は制御軸40とは遊嵌してあ
り、電磁クラッチ46が作動しない時にはスプロケット
ホイール42、制御軸40は回転するが、この回転はピ
ニオン48には伝わらず、電磁クラッチ46が作動する
とスプロケットホイール42、制御軸40、ピニオン4
8が一体となって回転することができる。そして、ピニ
オン47の外側には後述するラック49が噛み合わせて
あり、ピニオン48の外周には後述するラック50が噛
み合わせてある。
【0016】次に、図7乃至図10は前記後固定機構7
の内部構造を示すものであり、図7は後固定機構7を車
体2の後部斜め上方から視た外観図、図8は後固定機構
7を車体2の前部斜め上方から一部を取り外した構造
図、図9は後固定機構7を水平に切断して内部を示した
平面図、図10は図9中におけるAーA矢視した断面図
である。
【0017】ここでの説明は後固定機構7の構成に付い
てのみ説明を進めるが、内部の構造は前固定機構6も同
一である。このため、前固定機構6の構成の説明は省略
してある。
【0018】前記ガイドパイプ13は薄肉鋼板を折り曲
げて断面をややコ字形とし、その対向した両端をさらに
内側に折り曲げて一側を長さ方向に開口させた細長い中
空の形状をしている。この内部はやや正方形の断面空間
を形成してあり、コ字形となった側面の開口を車体2の
後端に向けて固着してあり、ガイドパイプ8の側面の開
口はターンテーブル18の方向を向けられている。この
ガイドパイプ13の両側にある開口にはそれぞれスライ
ド梁14、15が摺動自在に挿入させてあり、このスラ
イド梁14は内部が空洞で断面形状が四角形をしてお
り、その外径はガイドパイプ13の内径とほぼ同一に設
定してある。また、スライド梁15は同様に内部が空洞
で断面形状が四角形をしており、その外径は前記スライ
ド梁14の内径とほぼ同一に設定してある。このため、
ガイドパイプ13、スライド梁14、15を組合せるこ
とにより、スライド梁14はガイドパイプ13の内部空
間に摺動自在に挿通され、スライド梁15はスライド梁
14の内部空間に摺動自在に挿通されことになる。この
ようにして、三段に伸縮自在のブームが形成されてこと
になる。そして、スライド梁14、15の内部空間には
油圧シリンダー52が収納してあり、油圧シリンダー5
2の基部はスライド梁14に連結してあり、油圧シリン
ダー52のシリンダーロッドの先端はスライド梁15に
連結してある。この油圧シリンダー52により、スライ
ド梁14、15はその長さ方向に伸縮させられることに
なり、同時にスライド梁14はガイドパイプ13に対し
ても自在に摺動することができる。
【0019】次に、図8はガイドパイプ13を車体2の
前方から視たものであり、図9はガイドパイプ13、ス
ライド梁14、15を水平に切断して内部を視た状態を
示す平面図である。このガイドパイプ13はその前側の
側面がその長さ方向に沿って開放されており、この開放
された側面からは内部に収納したスライド梁14の側面
が露出している。このため、スライド梁14の側面に固
着したラック50がガイドパイプ13の側面開口に突出
しており、このラック50には前記ピニオン48が噛み
合わせてある。また、車体2の後端にはソレノイド53
が固着してあり、このソレノイド53はスライド梁1
4、15をガイドパイプ13に対して特定の位置に設定
する位置決めの機構に用いるものであり、このソレノイ
ド53のストッパー54は前記ガイドパイプ13の側面
開口に対向して出没できるように設置してある。そし
て、ストッパー54が突出した時には、ストッパー54
の側面にラック50の一端が接触できるようにその作動
位置が設定してある。
【0020】また、図10は図9におけるAーAを矢視
した断面図である。車体2の内部には下方に向けてL字
形をした保持体55が固着してあり、この保持体55の
下端には電磁クラッチ46の固定側が連結してある。そ
して、車体2の内部には制御軸39が回転自在に軸支さ
れており、制御軸39の下部にはスプロケットホイール
42が固着してある。このスプロケットホイール42と
制御軸39は同軸で回転するが、電磁クラッチ46が作
動していない時には制御軸39に遊嵌してあるピニオン
47は回転しない。そして、このピニオン47には、ガ
イドパイプ13の側面の開口に固着してあるラック50
が噛み合わせてある。
【0021】次に、図11は本実施例における制御系を
示すものであり、この制御系では前固定機構6、後固定
機構7によって車体2を地面に固定する動作を行わせる
ものである。このため、図11では高所作業車1におけ
る伸縮ブーム体20の制御系の構成は省略してある。
【0022】この図で、指示スイッチ57は車体2を作
業現場に停車させた後、車体2全体をアウトリガー1
1、12、16、17により持ち上げて固定させる指示
とその解除を行わせるものである。この指示スイッチ5
7の出力は制御回路58に接続してあり、この制御回路
58が演算した制御信号は電磁クラッチ45、46及び
ソレノイド53、56(ソレノイド56は図示されてい
ないが、車体2のガイドパイプ8に接近した位置に固定
され、そのストッパーはラック49に接触できるように
設定してある)に出力されている。また、油圧系の機器
の制御を行う信号は制御回路58より油圧制御回路59
に伝えられており、この油圧制御回路59には油圧ポン
プ60から吐出された圧力油が供給され、供給された圧
力油は油圧シリンダー52、61〜65に接続されてい
る。このうち油圧シリンダー61は図示しないが、前記
前固定機構6におけるスライド梁9、10の内部に収納
されているものであり、油圧シリンダー62、63、6
4、65はそれぞれアウトリガー11、12、16、1
7の内部に収納されていて、固定脚を上下動させるため
に用いるものである。
【0023】次に、本実施例の作用を説明する。
【0024】この高所作業車1で道路を走行する場合に
はキャビン5に作業員が搭乗し、アウトリガー11、1
2、16、17をそれぞれ縮小させた状態でこの高所作
業車1を操縦して行う。この場合には、従来から周知の
ように後輪4の駆動によって車体2を移動させ、前輪3
により車体2の方向を転換することで高所作業車を運転
することができる。こうして、高所作業車1による作業
現場にまで移動させ、その場所で停車させる。
【0025】次いで、この高所作業車1を地面に固定さ
せるが、この作動は図12におけるフローチャートと共
にその動きを説明する。先ず、指示スイッチ57を始動
して高所作業車1をその場所に設置する指示を制御回路
58に伝える。この時、制御回路58は電磁クラッチ4
5、46には制御信号を伝えず、制御軸39とピニオン
47は連結しておらず、制御軸40とピニオン48は連
結していない。しかし、ソレノイド53、56には制御
信号を伝えるために、ソレノイド53、56は作動して
ストッパー54をガイドパイプ13の方向に突出させ
る。すると、ストッパー54の先端ははガイドパイプ1
3の側面の開口にまで移動し、ラック49の一端が接触
できる位置にまで突出する。その後、制御回路58は油
圧制御回路59に前固定機構6、後固定機構7を作動さ
せる制御信号を伝えるため、油圧制御回路59は油圧ポ
ンプ60から供給された圧力油を油圧シリンダー52、
61に供給する。すると、油圧シリンダー52、61は
伸縮してスライド梁14、15の全長を左右方向に伸縮
させることになる。同様にして、油圧シリンダー61も
スライド梁9、10の両端の長さを伸ばすことになる。
【0026】この動作において、ガイドパイプ13はそ
の位置を停止しているが、内部に収納したスライド梁1
4、15及びスライド梁9、10がそれぞれ伸長するこ
とになる。同時に、スライド梁14、9に固着してある
ラック49、50がスライド梁14、9の動きに従って
水平方向に移動し、ラック50の一端がストッパー54
の側面に接触するためにスライド梁15はストッパー5
4によってその移動が停止させられる。このため、油圧
シリンダー52、61はスライド梁14、10のみをガ
イドパイプ13に対して移動させることになる。こうし
て、ガイドパイプ13に対するスライド梁14の位置が
決められ、ガイドパイプ13の中央線は両側に伸長した
スライド梁14、15の中心線と一致するように設定さ
れる。同様に、伸長したスライド梁9、10の中心線も
ガイドパイプ8の中心線と一致するように設定される。
このようにして、図5で示すようにガイドパイプ8、1
3の両端からそれぞれ同一の長さだけスライド梁9、1
0、14、15が伸長し、アウトリガー11、12、1
6、17は車体2の中心から等間隔に離れることにな
る。このようにして、スライド梁9、10、14、15
が全伸長したならば、制御回路58は油圧制御回路59
への制御信号を停止し、油圧シリンダー52、61によ
る伸長動作を停止する。この状態は、図1、図3で示さ
れる。
【0027】次に、制御回路58は油圧制御回路59に
制御信号を出力し、油圧ポンプ60からの圧力油を油圧
シリンダー62〜65に供給する。このためアウトリガ
ー11、12、16、17の内部にある油圧シリンダー
62〜65が伸長し、各アウトリガー11、12、1
6、17の下部に設けた固定脚を下方に押し下げさせ
る。この固定脚により車体2全体が持ち上げられ、所定
の高さまでに持ち上げられたならば制御回路58がその
状況を判断し、油圧制御回路59による圧力油の供給を
停止する。こうして、車体2はアウトリガー11、1
2、16、17の固定脚によって持ち上げられた状態と
なり、前輪3、後輪4は地面から少し浮き上がり、車体
2は振動や揺動によって傾くことなく固定脚によって地
面に固定される。
【0028】この後、制御回路58はソレノイド53、
56への制御信号を停止し、ストッパー54をソレノイ
ド53、56の内部に引き込め、ストッパー54とラッ
ク50の接触を解除させる。スライド梁9、10、1
4、15はガイドパイプ8、13に対して水平方向に自
由に移動できるようになる。この解除と同時に、制御回
路58は電磁クラッチ45、46に制御信号を出力し、
電磁クラッチ45、46を作動させる。このため、電磁
クラッチ45、46は回転力を伝達することができ、ス
プロケットホイール41の回転は制御軸39に伝えら
れ、この制御軸39の回転は電磁クラッチ45を介して
ピニオン47に伝えられる。こうして、制御軸39、ス
プロケットホイール41、ピニオン47は同一の回転角
度で回転することになる。同様に、スプロケットホイー
ル42に固定してある制御軸40は電磁クラッチ46の
作動力によってピニオン48と一体となり、制御軸4
0、スプロケットホイール42、ピニオン48はそれぞ
れ同一の回転角度で回転することになる。
【0029】このような初期設定になったならば、高所
作業車1の上面に搭載してあるバケット21に作業員が
乗り、バケット21の操縦装置を操作することで伸縮ブ
ーム体20を俯仰、伸縮、旋回させることにより、バケ
ット21を目的とする場所にまで移動させることができ
る。この操作において、伸縮ブーム体20、バケット2
1を旋回させるためには、油圧モーター28に圧力油を
供給して駆動歯車27を回転させ、駆動歯車27と噛み
合った大歯車26を従動させる。すると、大歯車26は
ターンテーブル18とともに回転し、ターンテーブル1
8の上面に載置してある伸縮ブーム体20を車体2に対
して水平方向に旋回させることができる。
【0030】このターンテーブル18と大歯車26が油
圧モーター28によって旋回させられると、その回転力
は中間歯車31、32に伝えられ、次いで従動歯車3
5、36を回転させる。この従動歯車35が回転する
と、中間軸33、スプロケットホイール37が回転し、
スプロケットホイール37の回転はチェーン43を介し
てスプロケットホイール41に伝えられる。このため、
スプロケットホイール41の回転は制御軸39、電磁ク
ラッチ45を介してピニオン47に伝えられ、ピニオン
47に噛み合っているラック49を直線方向に移動させ
ることになる。同様に、従動歯車36の回転は中間軸3
4、スプロケットホイール38が回転し、スプロケット
ホイール38の回転はチェーン44を介してスプロケッ
トホイール42に伝えられる。そして、スプロケットホ
イール42の回転はチェーン44を介してスプロケット
ホイール42に伝えられる。このため、スプロケットホ
イール42の回転は制御軸40、電磁クラッチ46を介
してピニオン48に伝えられ、ピニオン48に噛み合っ
ているラック50を直線方向に移動させることになる。
このラック49、50の移動の時にはソレノイド53、
56は作動を停止しており、ストッパー54はラック5
0と接触していないために両ラック49、50は自由に
その長さ方向に移動できる。このラック49の移動に伴
い、ガイドパイプ8の内部に収納されているスライド梁
9、10は移動することとなり、両スライド梁9、10
の先端にあるアウトリガー11、12が地面に固定され
ているため相対的にガイドパイプ8(すなわち、車体
2)が移動させられることになる。同様にして、ラック
50の移動に伴い、ガイドパイプ13の内部に収納され
ているスライド梁14、15は移動することとなり、両
スライド梁14、15の先端にあるアウトリガー16、
17が地面に固定されているため相対的にガイドパイプ
13(すなわち、車体2)が移動させられることにな
る。
【0031】こうして、車体2全体はスライド梁9、1
0、14、15の長さ方向に従って、左右に移動させら
れ、しかもその移動方向は伸縮ブーム体20が旋回した
方向とは逆の方向となる。この車体2のスライド梁9、
10、14、15の長さ方向の移動において、車体2の
移動量はターンテーブル18、大歯車26が旋回した角
度に比例している。このため、車体2の移動はターンテ
ーブル18が旋回した角度量、すなわち伸縮ブーム体2
0の角度量に比例するため、伸縮ブーム体20の重心が
車体2の側面に変移して重心位置が移動した量に見合う
分だけ車体2が反対側に移動することになる。こうし
て、伸縮ブーム体20の重心位置が変移して、危険範囲
(高所作業車1が転倒するおそれのあるアウトリガー1
1、12、16、17の外側に重心があること)に移ろ
うとすると、同時に車体2はその重心位置が変移したの
とは反対の方向に移動し、伸縮ブーム体20の重量と車
体2の重量が釣り合うように補正することになる。この
ような連動により、車体2は伸縮ブーム体20の重心が
移動する方向と反対方向に常時車体2を移動させ、重心
位置を転倒する危険範囲外には出ないように修正してい
る。
【0032】これら一連の連動による動作を図13、図
14、図15によって説明する。先ず、図13はターン
テーブル18、大歯車26が回転しておらず、バケット
21が車体2の前方向に向いている状態を示したもので
ある。この場合では、ガイドパイプ8はスライド梁9、
10の中央に位置し、ガイドパイプ13はスライド梁1
4、15の中央に位置しており、車体2は各アウトリガ
ー11、12、16、17の中央に位置し、車体2、伸
縮ブーム体20のいずれも左右の重心のバランスがとれ
ている。
【0033】次に、この図13の状態からターンテーブ
ル18、大歯車26を図中B方向に旋回させると、その
旋回の回転は大歯車26を介して前述のように前後のラ
ック49、50に伝えられ、ガイドパイプ8、13はス
ライド梁9、10、14、15の長さ方向に移動させら
る。図13の状態から図14で示すように、伸縮ブーム
体20が車体2に対して45度旋回した場合には、車体
2は伸縮ブーム体20が旋回した方向とは逆方向に移動
することになる。図14では、ガイドパイプ8、13は
上方に移動し、その移動量は図13でガイドパイプ8、
13の先端より飛び出したスライド梁10、15の飛び
出し量の半分程度となっている。
【0034】この図14の状態からさらに、図14中C
方向に伸縮ブーム体20を旋回させると、その旋回の運
動は前述のようにラック49、50に伝えられるため、
ガイドパイプ8、13はスライド梁9、10、14、1
5に対して相対的に移動する。そして、伸縮ブーム体2
0がさらに45度旋回し、伸縮ブーム体20の長さ方向
が車体2の長さ方向とは直角になるまで旋回した状態が
図15に示されている。この状態であっては、ガイドパ
イプ8、13はスライド梁10、15の最先端(図15
で上側)にまで移動し、アウトリガー11、16を中心
にして車体2の重心の位置を伸縮ブーム体20の重心の
位置の反対方向に位置させる。このため、伸縮ブーム体
20が車体2の側方に向いていて、その重心位置が車体
2とは一番遠い位置に変移していても、伸縮ブーム体2
0の重心と釣り合うように車体2がアウトリガー11、
16とは反対側に移動して支えることになる。こうし
て、伸縮ブーム体20が旋回して重心位置が高所作業車
1の転倒の危険範囲に入ろうとすると、車体2が変移し
た重心位置とは反対の方向に移動し、転倒を自動的に防
ぐことができる。
【0035】また、図15の状態から伸縮ブーム体20
を図中D方向に旋回させると、前述とは逆にガイドパイ
プ8、13はそれぞれスライド梁9、10、14、15
の中央方向に移動し、伸縮ブーム体20の重心の移動に
追従して車体2がスライド梁9、10、14、15の中
心に復帰する。なお、図16は図15における状態を背
面から示した状態を示すものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、簡
単な構成でありながら伸縮ブーム体が旋回する動き連動
して、車体は地面に固定したアウトリガーの方向に移動
し、重心移動による変移を補正している。この車体の移
動は、伸縮ブーム体が旋回した方向とは反対の方向であ
り、車体の重量によって伸縮ブーム体の荷重を保持して
均衡を保ち、高所作業車の転倒を防止するこができる。
こうして、伸縮ブーム体の重心位置がアウトリガーより
も外方に変移するのを防止し、伸縮ブーム体の先端に取
り付けたバケットが長く伸びて重心位置が移動したとし
ても、その位置は常にアウトリガーの範囲以内に収まる
ように均衡を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるブーム式高所作業車を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である高所作業車の側面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例である高所作業車の背面図で
ある。
【図4】本実施例における転倒防止のための連動機構を
示すため、車体の内部の構成を示す縦断面図である。
【図5】本実施例における転倒防止のための連動機構を
示すため、車体の上面に配置した機構を示す平面図であ
る。
【図6】本実施例における転倒防止のための連動機構を
示すため、駆動機構を詳しく示す分解斜視図である。
【図7】本実施例における車体の後部側に設けた後固定
機構の構成を示すため、斜め後方より視た斜視図であ
る。
【図8】本実施例における車体の後部側に設けた後固定
機構の構成を示すため、一部を取り除いて斜め前方から
視た斜視図である。
【図9】本実施例における車体の後部側に設けた後固定
機構の構成を示すため、後固定機構の一部を破断した平
面図である。
【図10】本実施例における車体の後部側に設けた後固
定機構の構成を示すため、図9中におけるAーA矢視の
断面図である。
【図11】本実施例における前固定機構と後固定機構の
制御系統を示す回路図である。
【図12】本実施例における前固定機構と後固定機構の
アウトリガーを張り出すための動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図13】本実施例における動作を示すため、車体と伸
縮ブーム体が同じ方向を向いている状態を示す平面図で
ある。
【図14】本実施例における動作を示すため、車体に対
し伸縮ブーム体が45度旋回した状態を示す平面図であ
る。
【図15】本実施例における動作を示すため、車体に対
し伸縮ブーム体が90度旋回した状態を示す平面図であ
る。
【図16】本実施例における動作を示すため、車体に対
し伸縮ブーム体が90度旋回した状態を示す背面図であ
る。 1 高所作業車 2 車体 6 前固定機構 7 後固定機構 8 ガイドパイプ 9 スライド梁 10 スライド梁 11 アウトリガー 12 アウトリガー 13 ガイドパイプ 14 スライド梁 15 スライド梁 16 アウトリガー 17 アウトリガー 20 伸縮ブーム体 21 バケット 23 油圧シリンダー 25 軸支台 28 油圧モーター 47 ピニオン 48 ピニオン 49 ラック 50 ラック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走できる車体と、この車体の上部に搭
    載されて伸縮、俯仰、旋回できる伸縮ブーム体と、この
    伸縮ブーム体の先端に取り付けられて人員が搭載できる
    バケットとから成る高所作業車において、車体の前後に
    設けられてこの車体を持ち上げると共に左右方向に移動
    させることができる前固定機構及び後固定機構と、伸縮
    ブーム体の旋回に連動して伸縮ブーム体が向いた方向と
    は逆方向に車体を横方向に移動させる連動機構とを設け
    たことを特徴とする高所作業車の転倒防止機構。
  2. 【請求項2】 前固定機構及び後固定機構は、車体に直
    角に固定されたその内部が中空のガイドパイプと、ガイ
    ドパイプの両側の開口より摺動自在に挿入されたスライ
    ド梁と、各スライド梁の先端に固着されたアウトリガー
    と、左右のスライド梁の間に介在された油圧シリンダー
    とから構成されたことを特徴とする請求項1記載の高所
    作業車の転倒防止機構。
  3. 【請求項3】 連動機構は、車体上に回転自在に載置さ
    れて伸縮ブーム体を保持するターンテーブルと、前固定
    機構及び後固定機構のスライド梁に固定されたラック
    と、車体の前後にそれぞれ軸支されてラックと噛み合う
    ピニオンと、ターンテーブルの回転を各ピニオンにまで
    伝達するチェーンとから構成されたことを特徴とする請
    求項1、2記載の高所作業車の転倒防止機構。
  4. 【請求項4】 ターンテーブルに固定された大歯車と、
    この大歯車に噛み合う駆動歯車と、車体に固定されて駆
    動歯車を回転させる油圧モーターとから構成されたこと
    を特徴とする請求項1、2、3記載の高所作業車の転倒
    防止機構。
  5. 【請求項5】 ターンテーブルに固定された大歯車と、
    この大歯車に噛み合う従動歯車と、従動歯車により回転
    されるスプロケットと、ピニオンを回転させるスプロケ
    ットと、両スプロケットの間に巻き廻されたチェーンと
    から構成されたことを特徴とする請求項1、2、3、4
    記載の高所作業車の転倒防止機構。
  6. 【請求項6】 スプロケットとピニオンの間に電磁クラ
    ッチを介在させ、前固定機構及び後固定機構の油圧シリ
    ンダーを作動させてスライド梁を伸縮させている時には
    電磁クラッチを停止させてスプロケットとピニオンの連
    動を解除させることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5記載の高所作業車の転倒防止機構。
  7. 【請求項7】 本体の固定機構及び後固定機構に接近し
    た位置に設けられたソレノイドと、スライド梁に対向し
    て出没の作動を行うことによりその停止位置を決定する
    ソレノイドのストッパーとを設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6記載の高所作業車の転倒防
    止機構。
JP35502992A 1992-12-17 1992-12-17 高所作業車の転倒防止機構 Pending JPH06183697A (ja)

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JP (1) JPH06183697A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327807A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Toyota Industries Corp 物品移載装置
CN113929027A (zh) * 2021-09-29 2022-01-14 国网河南省电力公司沁阳市供电公司 一种基于多液压顶升的供电线路检修平台

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