JPH06183504A - 廃油処理容器 - Google Patents

廃油処理容器

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JPH06183504A
JPH06183504A JP35601792A JP35601792A JPH06183504A JP H06183504 A JPH06183504 A JP H06183504A JP 35601792 A JP35601792 A JP 35601792A JP 35601792 A JP35601792 A JP 35601792A JP H06183504 A JPH06183504 A JP H06183504A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper bag
waste oil
container
paperboard
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP35601792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Hayashi
正保 林
Masayuki Kawajiri
正幸 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP35601792A priority Critical patent/JPH06183504A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、かつ、容器用の成形素材の節
減が計れる廃油処理容器を提供する。 【構成】 上方が開口してなる紙袋10と、該紙袋を収
納する板紙製の収納容器20とを有し、板紙製の収納容
器20の側壁部と前記紙袋の下方側外周とが貼着されて
おり、しかも、前記板紙製の収納容器は前記紙袋を被覆
する蓋部を有さない廃油処理容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃油処理容器に関し、特
に一般家庭や飲食店等で生ずる使用済みの食用廃油や自
動車のオイル交換の際に出る廃油等を容器内に収容し、
そのまま焼却用のゴミとして廃棄することのできる廃油
処理容器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、環境保護の観点から、一般家庭や
飲食店等で生ずる使用済みの廃油や自動車のオイル交換
の際に出る廃油等をそのまま下水道に流すことを防止す
るために、廃油を容器内の廃油吸収剤に吸収させ、容器
と共に焼却用のゴミとして処理することのできる廃油処
理容器が市販されている。
【0003】この廃油処理容器は、内周面に樹脂層が積
層されている紙袋内に廃油吸収材を収納し、これを板紙
製の容器内に装填させたものである。これを図8及び図
9を参照して説明する。
【0004】図8に示される従来の廃油処理容器は、折
り曲げ可能な蓋部41を有する板紙製の収納容器42
と、該板紙製の収納容器42内に収容されている大きめ
の紙製の紙袋10とからなる。
【0005】紙袋10は、その内面が樹脂層でコーティ
ングされており、廃油が外部に洩れないようになってい
る。
【0006】紙袋10内には、例えば、おがくずや裁断
した紙屑のような廃油吸収材(図示省略)が収容されて
おり、紙袋10内に注がれた廃油は廃油吸収材に吸収さ
れる。
【0007】紙袋10は、板紙製の収納容器42内にて
一点鎖線で示す折り目に沿ってV字状に折り曲げられた
後に、口縁部が図9に示される矢印方向に折り曲げら
れ、収納容器42の蓋部41で閉塞される構成からなっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の廃油処理容器は、板紙製の収納容器に蓋部が設
けられていることから、板紙製の収納容器と紙袋とを別
々に製造して、その後に板紙製の収納容器内に紙袋を収
納する必要があり、製造のための手間が煩雑である。
【0009】そこで、本発明の技術的課題は上記欠点に
鑑み、製造が容易で、しかも、板紙製の収納容器の成形
素材の節減が計れる廃油処理容器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の廃油処理容器
は、廃油を吸収する廃油吸収材と、該廃油吸収材を収容
し、上方に開口してなる紙袋と、該紙袋を収納する板紙
製の収納容器とを具備しており、前記紙袋の内周面には
樹脂層が積層されている。
【0011】また、板紙製の収納容器は、前記紙袋を上
載する底部と、該底部の外縁より延在して前記紙袋の下
方側外周を囲む側壁部とを有し、該側壁部は前記紙袋の
下方側外周に貼着されており、しかも、この板紙製の収
納容器は、前記紙袋を被覆する蓋部を有さない構成から
なっている。
【0012】
【作用】本発明の廃油処理容器によれば、板紙製の収納
容器が蓋部を有していなくても、紙袋の上方を折り畳む
ことで、廃油吸収材に吸収された廃油が収容されている
紙袋が閉塞されることから、板紙製の収納容器内に収容
することができる。
【0013】しかも、本発明の廃油処理容器において
は、板紙製の収納容器における側壁部があらかじめ紙袋
の下方側外周に貼着されており、かつ、蓋部を有さない
構成とされているため、展開状態から組み立てる際にお
いて、紙袋と板紙製の収納容器とを同時に製袋,製函す
ることができ、生産効率を高めることができる。
【0014】さらに、本発明の廃油処理容器は、板紙製
の収納容器に蓋部が付いていないため、板紙製の収納容
器の成形素材の節減が計れる。
【0015】また、本発明の廃油処理容器は、板紙製の
収納容器に蓋部が付いていなくても、板紙製の収納容器
の側壁部と紙袋の下方側外周とが貼着されているため
に、廃油吸収材が内部に収容されている紙袋が板紙製の
収納容器から脱落するようなことが無い。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の廃油処理容
器の実施例について説明する。
【0017】図1に示される廃油処理容器は、蓋部を有
さない板紙製の収納容器20内に、これより大きめの紙
袋10が収納され、これらの両者はその接触領域、特に
側壁部分で貼着されている。
【0018】紙袋10は、その内面にポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン系の樹脂層が積層され
ており、紙袋10内の廃油が洩れないようにされてい
る。
【0019】紙袋10の内面に積層されているポリオレ
フィン系の樹脂層は、溶融樹脂の押出しコーティング層
であっても、あるいは、既製のポリオレフィン系フィル
ムを貼着させたものであっても良い。
【0020】紙袋10内には、例えば、おがくず,パル
プ繊維,綿繊維,パルプ屑,裁断下紙屑のような廃油吸
収材(図示せず)が、板紙製の収納容器20の容積より
やや少なめに収容されている。
【0021】図2は、図1に示される廃油処理容器に組
立てられる前の状態を示すもので、扁平状に折り畳まれ
ている状態を示している。
【0022】符号21及び22は、板紙製の収納容器2
0の底壁を形成するための底板であり、符号23で示す
箇所で切り離されている。このような底板21及び22
は、板紙製の収納容器20の短辺側側壁の下端と長辺側
側壁の下端にそれぞれ一対宛設けられている。なお、図
2における一点鎖線は、折り曲げ用の罫線を示す。
【0023】側壁部はあらかじめ紙袋10の下方側外周
に貼着されているから、展開状態において、紙袋10の
底部(図示せず)を折り曲げて、その後、底板21及び
22を折り曲げることにより、紙袋10と板紙製の収納
容器20とが同時に組み立てられる。したがって、板紙
製の収納容器20内に紙袋10を収納する工程が不要と
なる。
【0024】なお、図2のように折り畳まれている状態
の容器を組み立てて、収納容器20を図1に示すように
広げると共に、紙袋10を広げて廃油吸収材を収容す
る。そして、紙袋10の口縁部を開いた状態にしてから
廃油を注ぐようにする。
【0025】廃油が廃油吸収材に十分に吸収されてか
ら、紙袋10の短辺側側壁をV字状に内側に折曲げ、口
縁部を折り畳み、接着テープ等で止めた後に、焼却用の
ゴミとして処理すれば良い。
【0026】このようにして、紙袋10が平坦な底面を
有する板紙製の収納容器20に収納されていることによ
り、紙袋10は倒れることが無く、従って、廃油を注ぐ
ときには紙袋10の口縁部を指先で開いた状態にして行
うだけで良い。
【0027】図3は、本発明の廃油処理容器の他の実施
例を示すもので、廃油を注ぐ際に紙袋10の口縁部を指
先で開いた状態にする必要が無いようにした例である。
【0028】本実施例では、紙袋10の口縁部の外側
に、比較的厚めの板紙による枠体30が貼着されてい
る。板紙による枠体30の形状は、紙袋10の口縁部を
広げたときの形状と同じ長四角形であり、その短辺の外
側にはそれぞれ円弧状の舌片31が設けられている。
【0029】この枠体30は、舌片31が下方に延ばさ
れて枠体30の主面と同一面になるようにされている。
そして、図2で説明したのと同様な扁平形状に折り畳ま
れている。
【0030】折り畳みは次のような方法で行なわれる。
すなわち、枠体30は、図3にて示されている一点鎖線
に沿って内側にV字状に折り曲げられ、紙袋10の口縁
部と共に図4に示すように扁平形状に折り畳まれる。一
方、板紙製の収納容器20については、図2で説明した
ように底板21及び22が下方に延ばされた状態で、短
辺側側壁及び底板21を図3にて一点鎖線で示す罫線に
沿って、紙袋10と同様に内側にV字状に折り曲げられ
て扁平形状に折り畳まれている。
【0031】組み立ては、折り畳み状態にある紙袋10
と枠体30とを開き、舌片31を枠体30の主面に対し
て直角になるように折り曲げて図3に示される状態にす
る。この状態では、枠体30は一点鎖線の箇所で内側に
変形しようとしても舌片31があるため、元の折り畳み
状態に戻ることは無く、従って一旦開いてしまえば、指
先で紙袋10の口縁部を開いた状態に保持する必要が無
い。かくして、舌片31は枠体30が元の折り畳み状態
に戻ることを防止するために設けられている。
【0032】なお、枠体30は、紙袋10の口縁部の内
側に貼着されていても良く、この場合には舌片31は枠
体30の短辺の内側に設けられる。
【0033】これに対して、図5に示される枠体30
は、紙袋10の口縁部の内側に係止させるだけで、接着
しなくても、紙袋10の口縁部に保持させることができ
る。すなわち、図5において実線で示す山折り側罫線C
2とC4、あるいはC2とC3により画定される枠体3
0の短辺側の寸法L1を、紙袋10の口縁部の短辺側の
寸法L3よりやや大きくし、更に山折り側罫線C1とC
2、あるいはC2とC3により画定される枠体30の長
辺側の寸法L2は、紙袋10の口縁部の長辺側の寸法L
4よりやや小さくする。
【0034】図6はこの枠体を使用した例を示してい
る。図6に示されるように、前述の枠体30を利用した
場合には、枠体のコーナと紙袋のコーナとが完全に一致
するようなことがなく、枠体が紙袋の内側に係止され
る。かくして、紙袋10の口縁部が枠体30に対して縮
もうとする力が作用し、その結果、紙袋10の口縁部と
枠体30とが密着する。このため、枠体30と紙袋10
の口縁部との間を接着しなくても、枠体30は紙袋10
の口縁部の内側に保持される。
【0035】図7は、枠体30の折り畳み状態を示し、
C1〜C4はそれぞれ図5に示した枠体30の各コーナ
部との対応関係を示している。
【0036】
【発明の効果】本発明の廃油処理容器によれば、紙袋の
上方を折り畳むことで、板紙製の収納容器に蓋部が無く
ても、廃油処理をした廃油吸収材が収容されている紙袋
を収容することができ、側壁部はあらかじめ紙袋の下方
側外周に貼着されているから、展開状態から組み立てる
際において、紙袋と板紙製の収納容器とを、同時に組み
立てることができ、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃油処理容器の1実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す廃油処理容器に組み立てる前の折り
畳んである状態を示す正面図である。
【図3】本発明の廃油処理容器の他の実施例を示す斜視
図である。
【図4】図3に示す廃油処理容器に利用されている枠体
を折り畳んだ状態の平面図である。
【図5】廃油処理容器に利用される枠体の別の例を示す
斜視図である。
【図6】図5に示されている枠体を使用した廃油処理容
器の実施例を示す斜視図である。
【図7】図5の枠体を折り畳んだ状態を示す側面図であ
る。
【図8】従来の廃油処理容器を示す斜視図である。
【図9】紙袋の口縁部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 紙袋 20 板紙製の収納容器 30 枠体 31 枠体30に延設されている舌片 41 蓋部 42 従来の廃油処理容器における板紙製の収納容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃油吸収材が内部に収容されており、上
    方が開口してなる紙袋と、該紙袋を収納する板紙製の収
    納容器とを有し、前記紙袋はその内周面に樹脂層が積層
    されており、また、板紙製の収納容器は、前記紙袋を上
    載する底部と、該底部の外縁より延在して前記紙袋の下
    方側外周を囲む側壁部とを有し、該側壁部は前記紙袋の
    下方側外周に貼着されており、しかも、前記板紙製の収
    納容器は前記紙袋を被覆する蓋部を有さないことを特徴
    とする廃油処理容器。
JP35601792A 1992-12-18 1992-12-18 廃油処理容器 Pending JPH06183504A (ja)

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JP35601792A JPH06183504A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 廃油処理容器

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JP35601792A JPH06183504A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 廃油処理容器

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JPH06183504A true JPH06183504A (ja) 1994-07-05

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JP (1) JPH06183504A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2401850A (en) * 2003-04-09 2004-11-24 Tina Offield Disposal of waste materials such as cooking oil
JP6178954B1 (ja) * 2016-06-27 2017-08-09 拓馬 野口 ゴミ箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2401850A (en) * 2003-04-09 2004-11-24 Tina Offield Disposal of waste materials such as cooking oil
JP6178954B1 (ja) * 2016-06-27 2017-08-09 拓馬 野口 ゴミ箱
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