JPH0618332A - ストークス・パラメータ測定方法及び装置 - Google Patents

ストークス・パラメータ測定方法及び装置

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JPH0618332A
JPH0618332A JP17455792A JP17455792A JPH0618332A JP H0618332 A JPH0618332 A JP H0618332A JP 17455792 A JP17455792 A JP 17455792A JP 17455792 A JP17455792 A JP 17455792A JP H0618332 A JPH0618332 A JP H0618332A
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optical signal
polarization
branched
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stokes parameter
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JP17455792A
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Toshio Kawasawa
俊夫 川澤
Yoshitaka Namihira
宜敬 波平
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KDDI Corp
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Kokusai Denshin Denwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容易に校正可能な測定装置を組み込んだ、光雑
音中に於いてもストークス・パラメータを正確に実時間
で測定することが可能な方法及び装置を提供する。 【構成】測定対象物εから出力される被測定光信号L1
をハーフ・ミラー等6a〜6cにより複数に分岐し、当
該複数に分岐された光信号L1a〜L1dにそれぞれ相
違する偏光及び移相を与えて、各々相違する偏光及び移
相を与えられた光信号L2a〜L2dの光成分を光電変
換して、当該光電変換された光成分E1〜E4において
電気的に演算することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号等の偏光測定に
おけるストークス・パラメータの測定方法及びその実施
に直接使用する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストークス・パラメータとは、偏光状態
を表したパラメータであるが、従来、光ファイバ等の偏
光特性の測定を行う場合には、半波長板等の偏光素子及
び1/4波長板等の位相素子を、機械的に又は電気的に
回転することにより、物理的に4方位点以上の組合せに
おいて光強度を測定することにより、4方位点以上の光
強度の組合せから、偏光状態(ストークス・パラメー
タ)を求め、そこから偏光特性を求めてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法を用いた場合、被測定光信号が高速で変
化する場合には、機械的な(若しくは電気的な)回転で
偏光面を回転させることによる時分割処理的な方法を用
いて4方位点以上の光強度を測定するには、測定点が時
間的に不一致となるために、変動の激しい偏光特性を正
確に測定することは不可能であった。また、4分岐する
ことにより、特性の異なる光学素子や受光素子を用いる
ために、校正をとることが困難であった。
【0004】さらに、伝送中の光信号の減衰を回復する
ために光増幅器等を被測定物中に組み込んだ場合、若し
くは当該被測定物中に当初から光増幅器等が含まれてい
るシステムを測定する場合には、光増幅器等に起因する
光雑音を取り除いて光信号だけの変化を測定する必要が
ある。
【0005】ところが、従来の測定方法では、光雑音と
光信号を区別することなく同時に測定するために、光信
号のみの偏光変動を測定することは、不可能であった。
ここに於いて本発明は、前記従来の技術の課題を鑑みて
なされたもので、容易に校正可能な、光雑音中に於いて
も偏光状態(ストークス・パラメータ)を正確に実時間
で測定することが可能な方法及び装置を提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が、次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を採
用することにより達成される。即ち、本発明方法の特徴
は、あらかじめ被測定光信号に対して偏光及び移相等の
補償校正を行い、測定対象から出力される被測定光信号
を複数に分岐し、当該複数に分岐された各光信号にそれ
ぞれ相違する偏光及び移相を与えて、各々相違する偏光
及び移相を与えられた各光信号の光成分を光電変換し
て、当該光電変換された各光成分において電気的に演算
してなるストークス・パラメータ測定方法である。
【0007】本発明装置の第1の特徴は、測定対象に光
信号を入力する送信側に於いては、レーザ・ダイオード
等の光源手段と、必要に応じて光源を変調する変調手段
とを具備し、測定対象からの光信号を受信測定する受信
側に於いては、挿抜自在な入射光信号の校正用補償手段
と、測定対象から出射する光信号を少なくとも4分岐す
る手段と、当該少なくとも4分岐された光信号のそれぞ
れを順次第1分岐光信号,第2分岐光信号,第3分岐光
信号,第4分岐光信号として、各々の光信号にそれぞれ
相違する偏光及び移相を与える手段と、当該各分岐され
た光信号の光成分を電気変換する光電変換手段と、各光
電変換された電気成分を演算してストークス・パラメー
タたる光強度成分と水平直線偏光成分と45°直線成分
と右偏光成分とを得る演算手段とを具備してなるストー
クス・パラメータ測定装置である。
【0008】本発明装置の第2の特徴は、前記装置の第
1の特徴に於ける各分岐された光信号に偏光及び移相を
与える手段が、第1分岐光信号に対しては何等設けられ
ないとともに、第2分岐光信号の透過に対しては偏光方
位軸が0°の偏光素子を、かつ第3分岐光信号の透過に
対しては偏光方位軸が45°の偏光素子を、第4分岐光
信号の透過に対しては偏光方位軸45°の偏光素子と位
相素子をそれぞれ採用されてなるストークス・パラメー
タ測定装置である。
【0009】本発明装置の第3の特徴は、前記装置の第
1の特徴に於ける各分岐された光信号に偏光及び移相を
与える手段が、第1分岐光信号の透過に対しては偏光方
位軸が90°の偏光素子を、かつ第2分岐光信号の透過
に対しては偏光方位軸が0°の偏光素子を、かつ第3分
岐光信号の透過に対しては偏光方位軸が45°の偏光素
子を、かつ第4分岐光信号の透過に対しては偏光方位軸
45°の偏光素子と位相素子を、それぞれ採用されてな
るストークス・パラメータ測定装置である。
【0010】本発明装置の第4の特徴は、前記装置の第
1,第2又は第3の特徴に於いて、受信側における入射
光信号の校正用補償手段が、位相素子と偏光素子の組合
せであるストークス・パラメータ測定装置である。
【0011】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第1,第2,第3又は第4の特徴に於ける光電変換
手段が、光電変換された各電気成分の検知部分に、同期
検波手段を配してなるストークス・パラメータ測定装置
である。
【0012】本発明装置の第6の特徴は、前記装置の第
1,第2,第3又は第4の特徴に於ける光電変換手段
が、光電変換された各電気成分の検知部分に、ヘテロダ
イン検波手段を配してなるストークス・パラメータ測定
装置である。
【0013】
【作用】本発明は、前記のような手法及び手段を講じた
ので、従来の時分割処理的偏光(ストークス・パラメー
タ)測定から、被測定光信号を少なくとも4つに分岐す
ることにより、同時刻の光信号の偏光状態(ストークス
・パラメータ)を測定可能とし、光雑音を含む光信号を
検出することを可能とする。
【0014】
【実施例】
(装置例1)本発明の第1の装置例を図面につき説明す
る。図1は本装置例の構成を示す図、図2(a),
(b)はそれぞれ本装置例中の光学系部品の一部である
校正用偏光補償部の動作挙動を示す図、図3は本装置例
中の光学系部品の一部である偏光解析光学部の構成を示
す図、図4は本装置例中の電気系部品の一部である受光
同調回路部の構成を示す図、図5は本装置例のストーク
ス・パラメータ測定装置を測定系に組み込んだブロック
・ダイアグラムである。
【0015】図中、αは本装置例のストークス・パラメ
ータ測定装置、Aはストークス・パラメータ測定装置α
中の光学系部品、Bはストークス・パラメータ測定装置
α中の電気系部品、A1は校正用偏光補償部、A2は偏
光解析光学部、B1は受光同調回路部、B2は演算回路
部、B3はA/D変換回路部、B4はアナログ出力回路
部、1は例えばレセプタクル等の入力部、2は例えばG
P−IB等のディジタル・データ出力部、3a〜3dは
例えばBNCコネクタ等のアナログ・データ出力部であ
る。
【0016】4は1/4波長板等の位相素子、5は半波
長板等の偏光素子、6a〜6cはハーフ・ミラー、7a
〜7cはミラー、8は例えば0°の偏光方位角度を持つ
偏光素子、9は例えば45°の偏光方位角度を持つ偏光
素子、10は例えば主軸方位を0°に持つ1/4波長板
等の位相素子、11a〜11dは例えばフォト・ダイオ
ード等の光電変換受光素子、12a〜12dは増幅調整
可能な増幅器、13a〜13hはスイッチ部、14a〜
14dはフィルタである。
【0017】βはLD等の光源、β1は必要に応じて光
源βに変調を与える発振器、γは光ファイバ、εは測定
対象物、ω1はコンピュータ等のディジタル・データ処
理装置、ω2は目で見て確認できるオシロスコープ等の
アナログ・データ処理装置である。
【0018】(方法例)本装置例に適用する、本発明方
法の実施例につき図面を参照しながら説明する。まず、
最初に、測定対象物εを測定系に挿入しない状態で、光
源βからの光信号L1をそのまま4分岐させ、ストーク
ス・パラメータ測定装置α中の位相素子10や偏光素子
8,9の損失劣化や増幅器12a〜12dの増幅度のば
らつきを増幅器12a〜12dの増幅度により調整す
る。
【0019】たとえば、前記[課題を解決するための手
段]中で述べた、本発明装置の第2の特徴を備えた光学
系を考えた場合、光路中に校正用偏光補償部A1を挿入
した後、増幅器12aによる第1分岐光の電圧値とその
他の増幅器12b〜12dによる分岐光のうちの最大電
圧値とが等しくなるように適当に調整する。その後、第
1分岐光の増幅器12aによる増幅率を適当な大きさに
調整し、校正用偏光補償部A1中の位相素子4及び偏光
素子5を光路中に挿入したまま回転して偏光状態を変化
させ、増幅器12bによる第2分岐光の電圧値が最大に
なるようにし、その結果が増幅器12aによる第1分岐
光の電圧値と等しくなるように増幅器12bを調整す
る。以下、同様にして、増幅器12c,12dを順次調
整する。
【0020】図6はストークス・パラメータの基本的な
測定方法の概念を示す図である。図中、Cは位相素子、
Dは偏光素子、L1は入射する光信号、L2は出射する
光信号、C1は位相素子Cの速軸、C2は位相素子Cの
遅軸、D1は偏光素子Dの主軸である。
【0021】位相素子Cと偏光素子Dとの組み合わせに
より、被測定光信号に変化を与えることにより、偏光状
態を示すストークス・パラメータが測定可能である理由
を以下に説明する。入射した光信号L1は、位相差δを
もつ方位角θRの位相素子C及び方位角θPの偏光素子
Dに作用を受け、出射する光信号L2の透過光強度I
(δ,θR,θP)は、次の式により与えられる。
【0022】
【数1】 ここで、S0,S1,S2,S3は当該光信号の偏光状
態を示すストークス・パラメータであり、それぞれ、S
0は光強度,S1は水平直線偏光成分,S2は45度直
線偏光成分,S3は右円偏光成分である。
【0023】前式(1)より位相素子Cの位相差δと方
位角θR,及び偏光素子Dの方位角θPを任意に組み合
わせることにより、偏光状態を知ることができる。ま
た、ストークス・パラメータS0,S1,S2,S3か
ら、次式(2)に従って、偏光度を表すP,偏光方位角
度θ及び楕円率角φを求めることが出来る。
【数2】
【0024】図7は、前記第1装置例の中の偏光解析光
学部A2を示した図である。即ち、図3を理解し易くす
るため、ストークス・パラメータの測定の基本概念を示
した図6に即して書き直した図である。
【0025】図中、L1a〜L1dはそれぞれ分岐され
た入射光信号、L2a〜L2dはそれぞれL1a〜L1
dに対応する出射光、Da,Dbは偏光素子、D1a,
D1bはそれぞれ偏光素子Da,Dbの主軸である。な
お、前記基本的な原理の説明図である図6と同じ部材に
は同一符号を付し、以下の説明中では、図3と同一の部
材箇所には[]つきで符号を付す。
【0026】前記第1装置例に適用される本発明方法を
図につき説明する。位相素子C[10]と偏光素子D
a,Db[8,9]の組合せは、次の式(3)より求め
る。
【数3】
【0027】ここで、光強度Iは位相素子C[10]
及び偏光素子Da,Db[8,9]を作用させない状態
の受信光信号の強度、I,I45,IQ45はそれぞ
れ前式(1)におけるI(0,0,0),I(0,0,
45),I(45,0,45)を意味する。第1の4分
岐光信号L1aは、位相素子C[10]及び偏光素子D
a,Db[8,9]を作用させずに通過させ、そのまま
出射させて出射光信号L2aの光成分Iを得る。
【0028】第2の4分岐光信号L1bは、主軸D1a
を0°にもつ偏光素子Da[8]を用いて、偏光方位軸
をX軸から0°の方位に設置して出射させ、出射光信号
L2bの光成分Iを得る。同様にして、第3の4分岐
光信号L1cは、45°偏光素子Db[9]を用いて、
偏光方位軸D1bをX軸から45°の方位に設置し、出
射光信号L2cの光成分I45を得る。
【0029】第4の4分岐光信号L1dは、位相素子C
[10]として速軸C1,遅軸C2が伝搬方向に対して
それぞれX軸,Y軸から0°の方位の1/4波長板等の
位相素子C[10]と、45°偏光素子Db[9]を用
い、出射光信号L2dの光成分IQ45を得る。
【0030】上記のような現象が、偏光解析光学部A2
内で行われ、その後、受光同調回路部B1へと出射光信
号L2a〜L2dは入力される。当該入力された光信号
L2a〜L2dの光成分I,I,I45,IQ45
は、おのおのフォト・ダイオード等の光電変換受光素子
11a〜11dによって光電変換され、増幅調整可能な
増幅器14a〜14dにより、校正時に調整を行う。
【0031】当該校正時に於いては、校正用偏光補償部
A1においても、位相素子4及び偏光素子5を挿入して
回転し、光信号L1を任意の偏光状態である補償用光信
号に変換して、各出力ポート3a〜3dの調整を行う。
【0032】受光同調回路部B1に於いては、光源βが
無変調の場合には、スイッチ部13a〜13hを切り替
えて、そのまま演算回路部B2に電気信号E1〜E4と
して伝送される。また、光源βが発振器β1により変調
されている場合には、同期検波方式とするために、スイ
ッチ部13a〜13hを切り替えて、フィルタ14a〜
14dを通過させて、演算回路部B2に電気信号E1〜
E4として伝送される。そして、演算回路部B2で演算
すると、入射光信号L1のストークス・パラメータを得
ることが可能となる。
【0033】(装置例2)本発明の第2の装置例を図面
につき説明する。図8は、図7と同様に、本発明の第2
の装置例の概念を図6に即して理解し易く表した図であ
る。図中、Dcは偏光素子、D1cは偏光素子Dcの主
軸である。なお、図6及び図7と同一の部材には同一の
符号を付した。
【0034】位相素子Cと偏光素子Da,Db及びDc
の組合せは、次式(4)より求める。
【数4】
【0035】ここで、光強度I,I,I45及びI
Q45は、それぞれ前式(1)における、I(0,0,
90),I(0,0,0),I(0,0,45)及びI
(45,0,45)を意味する。
【0036】第1の4分岐光信号L1aは、偏光素子と
して90°偏光素子Dcを用い、偏光方位軸をX軸から
90°の方位に設置し、出射光信号L2aとして出射さ
れ、光成分Iを得る。以下同様にして、第2成分の4
分岐光信号L1bは、0°偏光素子Daを用い光成分I
を得、第3の4分岐光信号L1cは、45°偏光素子
Dbを用い、光成分I45を得る。
【0037】第4の4分岐光信号L1dは、位相素子C
として、速軸C1,遅軸C2がそれぞれ伝搬方向に対し
てX軸及びY軸から0°の方位の1/4波長板と、偏光
素子として45°偏光子Dbを用い、光成分IQ45
得る。その後、前記第1装置例と同様に、各光成分
,I,I45,IQ45を電気変換し、演算する
と、ストークス・パラメータを得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被測定
光を複数に分岐することにより、光ファイバの出射光に
おいて、実時間で正確にストークス・パラメータの測定
をすることを可能とする。また、校正用偏光補償部を挿
抜可能な構成とすることにより、複数に分岐した場合に
生じる各受光素子の電気的なばらつき及び光学的な損失
特性によるばらつきを正確に、しかも容易に、補正する
ことが可能である。
【0039】さらに、光増幅器等の光雑音を含んだ被測
定物を正確に測定するために、光信号を変調して、電気
信号に変換した後に同調回路により信号成分のみを取り
出すことで、光成分が雑音にうもれた光信号でも正確に
測定可能となる等、優れた有用性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の装置例の構成を示す図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ本発明の第1の装置
例の光学系部品の一部である校正用偏光補償部の動作挙
動を示す図である。
【図3】同上、本発明の第1の装置例の光学系部品の一
部である偏光解析光学部の構成を示す図である。
【図4】同上、本発明の第1の装置例の電気系部品の一
部である受光同調回路部の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の装置例のストークス・パラメー
タ測定装置を、測定系に組み込んだブロック・ダイアグ
ラムである。
【図6】ストークス・パラメータの基本的な測定方法の
概念を示す図である。
【図7】図3を、理解し易くするため、ストークス・パ
ラメータの測定の基本概念を示した図6に即して書き直
した図である。
【図8】図7と同様に、本発明の第2の装置例の概念を
図6に即して理解し易く表した図である。
【符号の説明】
α…ストークス・パラメータ測定装置 β…光源 β1…発振器 γ…光ファイバ ε…測定対象物 ω1…ディジタル・データ処理装置 ω2…アナログ・データ処理装置 A…光学系部品 B…電気系部品 A1…校正用偏光補償部 A2…偏光解析光学部 B1…受光同調回路部 B2…演算回路部 B3…A/D変換回路部 B4…アナログ出力回路部 C,4,10…位相素子 C1…位相素子の速軸 C2…位相素子の遅軸 D,Da,Db,Dc,5,8,9…偏光素子 D1,D1a,D1b,D1c…偏光素子の主軸 L1…入射光信号 L1a〜L1d…分岐された入射光信号 L2,L2a〜L2d…出射光信号 1…入力部 2…ディジタル・データ出力部 3a〜3d…アナログ・データ出力部 6a〜6c…ハーフ・ミラー 7a〜7c…ミラー 11a〜11d…光電変換受光素子 12a〜12d…増幅器 13a〜13h…スイッチ部 14a〜14d…フィルタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ被測定光信号に対して偏光及び
    移相等の補償校正を行い、 測定対象から出力される被測定光信号を複数に分岐し、 当該複数に分岐された各光信号にそれぞれ相違する偏光
    及び移相を与えて、 各々相違する偏光及び移相を与えられた各光信号の光成
    分を光電変換して、 当該光電変換された各光成分において電気的に演算する
    ことを特徴とするストークス・パラメータ測定方法。
  2. 【請求項2】測定対象に光信号を入力する送信側に於い
    ては、 レーザ・ダイオード等の光源手段と、 必要に応じて光源を変調する変調手段とを具備し、 測定対象からの光信号を受信測定する受信側に於いて
    は、 挿抜自在な入射光信号の校正用補償手段と、 測定対象から出射する光信号を少なくとも4分岐する手
    段と、 当該少なくとも4分岐された光信号のそれぞれを順次第
    1分岐光信号,第2分岐光信号,第3分岐光信号,第4
    分岐光信号として、各々の光信号にそれぞれ相違する偏
    光及び移相を与える手段と、 当該各分岐された光信号の光成分を電気変換する光電変
    換手段と、 各光電変換された電気成分を演算してストークス・パラ
    メータたる光強度成分と水平直線偏光成分と45°直線
    成分と右偏光成分とを得る演算手段とを具備することを
    特徴とするストークス・パラメータ測定装置。
  3. 【請求項3】各分岐された光信号に偏光及び移相を与え
    る手段は、 第1分岐光信号に対しては何等設けないとともに、 第2分岐光信号の透過に対しては、偏光方位軸が0°の
    偏光素子を、かつ第3分岐光信号の透過に対しては、偏
    光方位軸が45°の偏光素子を、かつ第4分岐光信号の
    透過に対しては偏光方位軸45°の偏光素子と位相素子
    をそれぞれ採用することを特徴とする請求項2記載のス
    トークス・パラメータ測定装置。
  4. 【請求項4】各分岐された光信号に偏光及び移相を与え
    る手段は、 第1分岐光信号の透過に対しては偏光方位軸が90°の
    偏光素子を、かつ第2分岐光信号の透過に対しては偏光
    方位軸が0°の偏光素子を、かつ第3分岐光信号の透過
    に対しては偏光方位軸が45°の偏光素子を、かつ第4
    分岐光信号の透過に対しては偏光方位軸45°の偏光素
    子と位相素子をそれぞれ採用することを特徴とする請求
    項2記載のストークス・パラメータ測定装置。
  5. 【請求項5】受信側における入射光信号の校正用補償手
    段は、位相素子と偏光素子の組合せであることを特徴と
    する請求項2,3又は4記載のストークス・パラメータ
    測定装置。
  6. 【請求項6】光電変換手段は、光電変換された各電気成
    分の検知部分に、同期検波手段を配してなる請求項2,
    3,4又は5記載のストークス・パラメータ測定装置。
  7. 【請求項7】光電変換手段は、光電変換された各電気成
    分の検知部分に、ヘテロダイン検波手段を配してなる請
    求項2,3,4又は5記載のストークス・パラメータ測
    定装置。
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Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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