JPH06183205A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH06183205A JPH06183205A JP43A JP33720192A JPH06183205A JP H06183205 A JPH06183205 A JP H06183205A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33720192 A JP33720192 A JP 33720192A JP H06183205 A JPH06183205 A JP H06183205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- curvature
- carcass
- internal pressure
- radius
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C3/00—Tyres characterised by the transverse section
- B60C3/04—Tyres characterised by the transverse section characterised by the relative dimensions of the section, e.g. low profile
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/02—Carcasses
- B60C9/0292—Carcass ply curvature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 他性能に影響を与えることなく振動特性を向
上することのできる空気入りラジアルタイヤを提供する
こと。 【構成】 位置Ａに隣接した円弧１４Ａは曲率半径が大
きく、内圧充填によって曲率中心方向は内側のままで外
側に変形するのでカーカス張力は大きく、円弧１４Ｂは
内圧充填によって曲率中心の位置がタイヤ外側方向から
タイヤ内側方向へ変わるためカーカス張力は小さい。円
弧１４Ｃは内圧充填によって曲率中心方向は内側のまま
で内側に変形するのでカーカス張力は小さい。円弧１４
Ｄは内圧充填によって曲率中心の位置がタイヤ外側方向
からタイヤ内側方向へ変わるが、曲率半径が大きいた
め、カーカス張力はある程度大きい。即ち、ベルト１８
の幅端部付近のカーカス張力が大きく、相対的にサイド
ウォール部のカーカス張力は減少するため、サイドウォ
ールの剛性が低下し、タイヤ上下方向のばね定数が低減
されて振動特性が改善される。
上することのできる空気入りラジアルタイヤを提供する
こと。 【構成】 位置Ａに隣接した円弧１４Ａは曲率半径が大
きく、内圧充填によって曲率中心方向は内側のままで外
側に変形するのでカーカス張力は大きく、円弧１４Ｂは
内圧充填によって曲率中心の位置がタイヤ外側方向から
タイヤ内側方向へ変わるためカーカス張力は小さい。円
弧１４Ｃは内圧充填によって曲率中心方向は内側のまま
で内側に変形するのでカーカス張力は小さい。円弧１４
Ｄは内圧充填によって曲率中心の位置がタイヤ外側方向
からタイヤ内側方向へ変わるが、曲率半径が大きいた
め、カーカス張力はある程度大きい。即ち、ベルト１８
の幅端部付近のカーカス張力が大きく、相対的にサイド
ウォール部のカーカス張力は減少するため、サイドウォ
ールの剛性が低下し、タイヤ上下方向のばね定数が低減
されて振動特性が改善される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の自動車に用
いられる空気入りラジアルタイヤに係り、特に、振動特
性を向上させた空気入りラジアルタイヤに関する。
いられる空気入りラジアルタイヤに係り、特に、振動特
性を向上させた空気入りラジアルタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】空気入りラジアルタイヤの振動特性（例
えば、ロードノイズ）向上のために、タイヤ構造の変更
やゴム種の変更をすることが種々提案されている。
えば、ロードノイズ）向上のために、タイヤ構造の変更
やゴム種の変更をすることが種々提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の変更を実施すると他の性能に与える影響が懸念されて
いる。
の変更を実施すると他の性能に与える影響が懸念されて
いる。
【０００４】本発明は上記事実を考慮し、他の性能に影
響を与えることなく振動特性を向上することのできる空
気入りラジアルタイヤを提供することが目的である。
響を与えることなく振動特性を向上することのできる空
気入りラジアルタイヤを提供することが目的である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のビード
部間に跨がってトロイド状をなすコードプライよりなる
ラジアルカーカスを、前記ビード部と連なるサイドウォ
ール部及びトレッド部に対するボディ補強として備え、
このラジアルカーカスはそのうちの少なくとも１つのコ
ードプライを前記ビード部のビードコアまわりにタイヤ
の内側から外側へ向けて巻き上げたターンアップ構造と
して、このラジアルカーカスのクラウン部のまわりに沿
う複数のコードプライよりなるベルトをトレッド補強と
して備えている空気入りラジアルタイヤであって、前記
空気入りラジアルタイヤの正規リムへの組み付けと、標
準内圧の５％に相当する内圧の充填とによる無負荷の自
立姿勢におけるタイヤ放射方向断面におけるカーカスラ
インが、最大幅ベルトの幅端と対応する位置をＡ、正規
リムのリム幅に対応する位置をＢとして、位置ＡＢ間に
て少なくとも３個以上の変曲点を有して、位置Ａ近傍で
は曲率中心がタイヤ内側にあり、かつ、位置Ｂ近傍を含
める少なくとも２箇所で曲率半径がタイヤ外側に有ると
共に、曲率中心がタイヤ内側にある曲率半径のうち位置
Ａ近傍にある半径を最大とし、曲率中心がタイヤ外側に
ある曲率半径のうち位置Ｂ近傍にある半径を最大とした
ことを特徴としている。
部間に跨がってトロイド状をなすコードプライよりなる
ラジアルカーカスを、前記ビード部と連なるサイドウォ
ール部及びトレッド部に対するボディ補強として備え、
このラジアルカーカスはそのうちの少なくとも１つのコ
ードプライを前記ビード部のビードコアまわりにタイヤ
の内側から外側へ向けて巻き上げたターンアップ構造と
して、このラジアルカーカスのクラウン部のまわりに沿
う複数のコードプライよりなるベルトをトレッド補強と
して備えている空気入りラジアルタイヤであって、前記
空気入りラジアルタイヤの正規リムへの組み付けと、標
準内圧の５％に相当する内圧の充填とによる無負荷の自
立姿勢におけるタイヤ放射方向断面におけるカーカスラ
インが、最大幅ベルトの幅端と対応する位置をＡ、正規
リムのリム幅に対応する位置をＢとして、位置ＡＢ間に
て少なくとも３個以上の変曲点を有して、位置Ａ近傍で
は曲率中心がタイヤ内側にあり、かつ、位置Ｂ近傍を含
める少なくとも２箇所で曲率半径がタイヤ外側に有ると
共に、曲率中心がタイヤ内側にある曲率半径のうち位置
Ａ近傍にある半径を最大とし、曲率中心がタイヤ外側に
ある曲率半径のうち位置Ｂ近傍にある半径を最大とした
ことを特徴としている。
【０００６】
【作用】内圧充填によるタイヤの変形と、それに伴うカ
ーカスライン方向での歪みは、次のように考えられる。
ーカスライン方向での歪みは、次のように考えられる。
【０００７】カーカスラインで曲率中心がタイヤ外側に
ある部分で、かつ曲率半径の小さいものは、内圧充填前
において変形に対する余裕があるため、内圧充填後のカ
ーカスライン方向の歪みは小さく、その結果、カーカス
張力も小さい。
ある部分で、かつ曲率半径の小さいものは、内圧充填前
において変形に対する余裕があるため、内圧充填後のカ
ーカスライン方向の歪みは小さく、その結果、カーカス
張力も小さい。
【０００８】また、カーカスラインで曲率中心がタイヤ
外側にある部分で、かつ曲率半径の大きいものは、内圧
充填前において変形に対する余裕があるが、この余裕
は、曲率半径の小さいものに比較しては少ない。このた
め、内圧充填後のカーカスライン方向の歪みは曲率半径
の小さいものに比較しては大きく、その結果、カーカス
張力はある程度大きい。
外側にある部分で、かつ曲率半径の大きいものは、内圧
充填前において変形に対する余裕があるが、この余裕
は、曲率半径の小さいものに比較しては少ない。このた
め、内圧充填後のカーカスライン方向の歪みは曲率半径
の小さいものに比較しては大きく、その結果、カーカス
張力はある程度大きい。
【０００９】一方、カーカスラインで曲率中心が内圧充
填前後でタイヤ内側のままの部分で、かつ内圧充填時に
内側に変形するものは、変形に対する余裕があるため内
圧充填後のカーカスライン方向の歪みは小さく、その結
果、カーカス張力は小さい。
填前後でタイヤ内側のままの部分で、かつ内圧充填時に
内側に変形するものは、変形に対する余裕があるため内
圧充填後のカーカスライン方向の歪みは小さく、その結
果、カーカス張力は小さい。
【００１０】また、カーカスラインで曲率中心が内圧充
填前後でタイヤ内側のままの部分で、かつカーカスライ
ンが内圧充填時に外側に変形するものは、内圧充填前に
おいて変形に対する余裕がないため、内圧充填時にはあ
る程度の大きいカーカス張力となる。
填前後でタイヤ内側のままの部分で、かつカーカスライ
ンが内圧充填時に外側に変形するものは、内圧充填前に
おいて変形に対する余裕がないため、内圧充填時にはあ
る程度の大きいカーカス張力となる。
【００１１】本発明の空気入りラジアルタイヤは、正規
リムへの組み付け、標準内圧の５％に相当する内圧の充
填した際の無負荷の自立姿勢におけるタイヤの放射方向
断面におけるカーカスラインが、最大幅ベルトの幅端と
対応する位置をＡ、正規リムのリム幅に対応する位置を
Ｂとして、位置ＡＢ間にて少なくとも３個以上の変曲点
を有して、位置Ａ近傍では曲率中心がタイヤ内側にあ
り、かつ、位置Ｂ近傍を含める少なくとも２箇所で曲率
半径がタイヤ外側に有ると共に、曲率中心がタイヤ内側
にある曲率半径のうち位置Ａ近傍にある半径を最大と
し、曲率中心がタイヤ外側にある曲率半径のうち位置Ｂ
近傍にある半径を最大としたため、内圧充填後のカーカ
スの張力分布をみると、位置Ａに隣接し曲率中心がタイ
ヤ内側に有り、曲率半径が大いカーカスラインは、内圧
充填によって曲率中心方向は内側のままで外側に変形す
るためカーカス張力が大きい。一方、位置Ｂに隣接し曲
率中心がタイヤ外方にあり、曲率半径が大きいカーカス
ラインは内圧充填後のカーカスライン方向の歪みが大き
く、カーカス張力も大きい。
リムへの組み付け、標準内圧の５％に相当する内圧の充
填した際の無負荷の自立姿勢におけるタイヤの放射方向
断面におけるカーカスラインが、最大幅ベルトの幅端と
対応する位置をＡ、正規リムのリム幅に対応する位置を
Ｂとして、位置ＡＢ間にて少なくとも３個以上の変曲点
を有して、位置Ａ近傍では曲率中心がタイヤ内側にあ
り、かつ、位置Ｂ近傍を含める少なくとも２箇所で曲率
半径がタイヤ外側に有ると共に、曲率中心がタイヤ内側
にある曲率半径のうち位置Ａ近傍にある半径を最大と
し、曲率中心がタイヤ外側にある曲率半径のうち位置Ｂ
近傍にある半径を最大としたため、内圧充填後のカーカ
スの張力分布をみると、位置Ａに隣接し曲率中心がタイ
ヤ内側に有り、曲率半径が大いカーカスラインは、内圧
充填によって曲率中心方向は内側のままで外側に変形す
るためカーカス張力が大きい。一方、位置Ｂに隣接し曲
率中心がタイヤ外方にあり、曲率半径が大きいカーカス
ラインは内圧充填後のカーカスライン方向の歪みが大き
く、カーカス張力も大きい。
【００１２】また、前記２つのカーカスラインの間で、
曲率中心がタイヤ外側にあるカーカスライン及び曲率中
心がタイヤ内側にあるカーカスラインは、共に前記２つ
のカーカスラインの曲率半径に比較して小さい曲率半径
であるため、内圧充填前において変形に対する余裕があ
るため、内圧充填後のカーカスライン方向の歪みは小さ
く、カーカス張力は小さい。
曲率中心がタイヤ外側にあるカーカスライン及び曲率中
心がタイヤ内側にあるカーカスラインは、共に前記２つ
のカーカスラインの曲率半径に比較して小さい曲率半径
であるため、内圧充填前において変形に対する余裕があ
るため、内圧充填後のカーカスライン方向の歪みは小さ
く、カーカス張力は小さい。
【００１３】したがって、本発明の空気入りラジアルタ
イヤでは、ベルトの幅端部付近のカーカス張力が大きい
ので、内圧及びカーカス張力とベルト張力の合計に関す
る力の釣合いから、ベルト張力が増加した分、サイドウ
ォール部のカーカス張力は相対的に減少することとな
る。このため、サイドウォールの剛性が従来よりも低く
なり、空気入りラジアルタイヤの１次固有値が下がると
共に２次以降の固有値も同時に下がり、振動特性、特に
ロードノイズが改善される。
イヤでは、ベルトの幅端部付近のカーカス張力が大きい
ので、内圧及びカーカス張力とベルト張力の合計に関す
る力の釣合いから、ベルト張力が増加した分、サイドウ
ォール部のカーカス張力は相対的に減少することとな
る。このため、サイドウォールの剛性が従来よりも低く
なり、空気入りラジアルタイヤの１次固有値が下がると
共に２次以降の固有値も同時に下がり、振動特性、特に
ロードノイズが改善される。
【００１４】
【実施例】本発明の空気入りラジアルタイヤ１０の一実
施例を図１にしたがって説明する。
施例を図１にしたがって説明する。
【００１５】本実施例の空気入りラジアルタイヤ１０
は、一対のビード部１２間に跨がってトロイド状をなす
コードプライよりなるラジアル配列とされたカーカス１
４を備えおり、カーカス１４のタイヤ幅方向（矢印Ｗ方
向）両端部は、それぞれビードコア１６の回りにタイヤ
内側からタイヤ外側に向かって折り返されている。
は、一対のビード部１２間に跨がってトロイド状をなす
コードプライよりなるラジアル配列とされたカーカス１
４を備えおり、カーカス１４のタイヤ幅方向（矢印Ｗ方
向）両端部は、それぞれビードコア１６の回りにタイヤ
内側からタイヤ外側に向かって折り返されている。
【００１６】カーカス１４のタイヤ半径方向外側には、
クラウン部のまわりに沿う複数のコードプライよりなる
ベルト１８がトレッド補強として設けられている。ま
た、ベルト１８のタイヤ半径方向外側には、トレッド２
０が配設されており、トレッド２０には、図示されない
トレッドパターンが形成されている。
クラウン部のまわりに沿う複数のコードプライよりなる
ベルト１８がトレッド補強として設けられている。ま
た、ベルト１８のタイヤ半径方向外側には、トレッド２
０が配設されており、トレッド２０には、図示されない
トレッドパターンが形成されている。
【００１７】この空気入りラジアルタイヤ１０を正規リ
ム２２へ組み付けて標準内圧の５％に相当する内圧を充
填した際のカーカスラインは、最大幅ベルトの幅端から
回転軸へ下ろした垂線Ｐ１がカーカス１４と交わる位置
をＡ、正規リム２２のリム幅位置で回転軸と直交する直
線Ｐ２がカーカス１４と交わる位置をＢとしたときに、
ＡＢ間が複数個の円弧で形成されて少なくとも３個以上
の変曲点を有し、位置Ａ近傍では、円弧の曲率中心がタ
イヤ内側にあり、かつ、位置Ｂ近傍を含める少なくとも
２箇所で円弧の曲率中心がタイヤ外側にある。ここで、
曲率中心がタイヤ内側にある曲率半径のうち位置Ａに近
傍にある円弧の半径を最大とし、曲率中心がタイヤ外側
にある曲率半径のうち位置Ｂ近傍にある円弧の半径を最
大とすることが好ましい。
ム２２へ組み付けて標準内圧の５％に相当する内圧を充
填した際のカーカスラインは、最大幅ベルトの幅端から
回転軸へ下ろした垂線Ｐ１がカーカス１４と交わる位置
をＡ、正規リム２２のリム幅位置で回転軸と直交する直
線Ｐ２がカーカス１４と交わる位置をＢとしたときに、
ＡＢ間が複数個の円弧で形成されて少なくとも３個以上
の変曲点を有し、位置Ａ近傍では、円弧の曲率中心がタ
イヤ内側にあり、かつ、位置Ｂ近傍を含める少なくとも
２箇所で円弧の曲率中心がタイヤ外側にある。ここで、
曲率中心がタイヤ内側にある曲率半径のうち位置Ａに近
傍にある円弧の半径を最大とし、曲率中心がタイヤ外側
にある曲率半径のうち位置Ｂ近傍にある円弧の半径を最
大とすることが好ましい。
【００１８】本実施例の空気入りラジアルタイヤ１０
を、正規リム２２へ組み付け、標準内圧の５％に相当す
る内圧を充填した際に、カーカス１４は、位置Ａのビー
ド側近傍にタイヤ内側に曲率中心を有する円弧１４Ａを
有し、この円弧１４Ａのビード側にタイヤ外側に曲率中
心を有する円弧部１４Ｂを有している。さらに、カーカ
ス１４は、円弧部１４Ｂのビード部側にタイヤ内側に曲
率中心を有する円弧１４Ｃを有し、この円弧１４Ｃと位
置Ｂとの間に、タイヤ外側に曲率中心を有する円弧１４
Ｄを有している。
を、正規リム２２へ組み付け、標準内圧の５％に相当す
る内圧を充填した際に、カーカス１４は、位置Ａのビー
ド側近傍にタイヤ内側に曲率中心を有する円弧１４Ａを
有し、この円弧１４Ａのビード側にタイヤ外側に曲率中
心を有する円弧部１４Ｂを有している。さらに、カーカ
ス１４は、円弧部１４Ｂのビード部側にタイヤ内側に曲
率中心を有する円弧１４Ｃを有し、この円弧１４Ｃと位
置Ｂとの間に、タイヤ外側に曲率中心を有する円弧１４
Ｄを有している。
【００１９】ここで、円弧１４Ａの曲率半径をＲ2 、円
弧１４Ｂの曲率半径をＲV 、円弧１４Ｃの曲率半径をＲ
1 、円弧１４Ｄの曲率半径をＲL とすると、１≧ＲV ／
ＲL≧０．１とすることが好ましい。
弧１４Ｂの曲率半径をＲV 、円弧１４Ｃの曲率半径をＲ
1 、円弧１４Ｄの曲率半径をＲL とすると、１≧ＲV ／
ＲL≧０．１とすることが好ましい。
【００２０】本実施例では、円弧１４Ａの曲率半径Ｒ2
が６０mm、円弧１４Ｂの曲率半径Ｒ V が３５mm、円弧１
４Ｃの曲率半径Ｒ1 が３３mm、円弧１４Ｄの曲率半径Ｒ
L が５５mmであり、ＲV ／ＲL が０．６４である。
が６０mm、円弧１４Ｂの曲率半径Ｒ V が３５mm、円弧１
４Ｃの曲率半径Ｒ1 が３３mm、円弧１４Ｄの曲率半径Ｒ
L が５５mmであり、ＲV ／ＲL が０．６４である。
【００２１】なお、ＲL をＲV よりも小さくすると、サ
イドウォールのカーカス張力が上がり、ビード部１２近
傍のカーカス張力が低下する場合があるため好ましくな
い。
イドウォールのカーカス張力が上がり、ビード部１２近
傍のカーカス張力が低下する場合があるため好ましくな
い。
【００２２】また、Ｒ2 をＲ1 よりも小さくすると、ベ
ルト端部近傍のカーカス張力が上がらず、サイドウォー
ルのカーカス張力が上がる場合があるため好ましくな
い。
ルト端部近傍のカーカス張力が上がらず、サイドウォー
ルのカーカス張力が上がる場合があるため好ましくな
い。
【００２３】また、ＲV ／ＲL が０．１未満の場合に
は、サイドウォールのカーカス張力を低下させることが
出来なくなる場合があり好ましくない。
は、サイドウォールのカーカス張力を低下させることが
出来なくなる場合があり好ましくない。
【００２４】〔試験例〕本発明の空気入りラジアルタイ
ヤ２種、及び従来の空気入りラジアルタイヤ１種をそれ
ぞれリム組みして正規内圧を充填し、振動試験を実施し
た結果を以下の表１に示す。
ヤ２種、及び従来の空気入りラジアルタイヤ１種をそれ
ぞれリム組みして正規内圧を充填し、振動試験を実施し
た結果を以下の表１に示す。
【００２５】ここで、実施例１とは前述した図１に示す
空気入りラジアルタイヤであり、実施例２とは、図２に
示すように、円弧１４Ａの曲率半径Ｒ2 を３０mm、円弧
１４Ｂの曲率半径ＲV を３５mm、円弧１４Ｃの曲率半径
Ｒ1 を１４mm、円弧１４Ｄの曲率半径ＲL を２４０mmと
したものである。
空気入りラジアルタイヤであり、実施例２とは、図２に
示すように、円弧１４Ａの曲率半径Ｒ2 を３０mm、円弧
１４Ｂの曲率半径ＲV を３５mm、円弧１４Ｃの曲率半径
Ｒ1 を１４mm、円弧１４Ｄの曲率半径ＲL を２４０mmと
したものである。
【００２６】また、従来例では、図３に示すように、カ
ーカス１４が位置Ａに隣接して曲率中心がタイヤ内側で
ある円弧１４Ｅ、円弧１４Ｆを有し、円弧１４Ｆのタイ
ヤ回転軸側にはタイヤ外側に曲率中心がある円弧１４Ｇ
を有している。ここで、円弧１４Ｅの曲率半径Ｒ3 は４
０mm、円弧１４Ｆの曲率半径Ｒ4 は４５mm、円弧１４Ｇ
の曲率半径Ｒ5 は１０５mmである。なお、タイヤサイズ
はいずれのタイヤも２２５／５５Ｒ１６である。
ーカス１４が位置Ａに隣接して曲率中心がタイヤ内側で
ある円弧１４Ｅ、円弧１４Ｆを有し、円弧１４Ｆのタイ
ヤ回転軸側にはタイヤ外側に曲率中心がある円弧１４Ｇ
を有している。ここで、円弧１４Ｅの曲率半径Ｒ3 は４
０mm、円弧１４Ｆの曲率半径Ｒ4 は４５mm、円弧１４Ｇ
の曲率半径Ｒ5 は１０５mmである。なお、タイヤサイズ
はいずれのタイヤも２２５／５５Ｒ１６である。
【００２７】
【表１】
【００２８】上記表１の試験結果からも本実施例の空気
入りラジアルタイヤは従来例の空気入りラジアルタイヤ
に比較して上下一次固有値が低下していることは明らか
である。
入りラジアルタイヤは従来例の空気入りラジアルタイヤ
に比較して上下一次固有値が低下していることは明らか
である。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
ラジアルタイヤは上記のようにカーカスラインの形状を
最適化したので、他の性能に影響を与えることなく振動
特性を向上できるという優れた効果を有する。
ラジアルタイヤは上記のようにカーカスラインの形状を
最適化したので、他の性能に影響を与えることなく振動
特性を向上できるという優れた効果を有する。
【図１】本発明の一実施例に係る空気入りラジアルタイ
ヤのカーカスラインを示す断面図である。
ヤのカーカスラインを示す断面図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る空気入りラジアルタ
イヤのカーカスラインを示す断面図である。
イヤのカーカスラインを示す断面図である。
【図３】従来の空気入りラジアルタイヤのカーカスライ
ンを示す断面図である。
ンを示す断面図である。
１０ 空気入りラジアルタイヤ １２ ビード部 １４ カーカス １６ ビードコア １８ ベルト ２０ トレッド
Claims (1)
- 【請求項１】 一対のビード部間に跨がってトロイド状
をなすコードプライよりなるラジアルカーカスを、前記
ビード部と連なるサイドウォール部及びトレッド部に対
するボディ補強として備え、このラジアルカーカスはそ
のうちの少なくとも１つのコードプライを前記ビード部
のビードコアまわりにタイヤの内側から外側へ向けて巻
き上げたターンアップ構造として、このラジアルカーカ
スのクラウン部のまわりに沿う複数のコードプライより
なるベルトをトレッド補強として備えている空気入りラ
ジアルタイヤであって、 前記空気入りラジアルタイヤの正規リムへの組み付け
と、標準内圧の５％に相当する内圧の充填とによる無負
荷の自立姿勢におけるタイヤ放射方向断面におけるカー
カスラインが、 最大幅ベルトの幅端と対応する位置をＡ、正規リムのリ
ム幅に対応する位置をＢとして、位置ＡＢ間にて少なく
とも３個以上の変曲点を有して、位置Ａ近傍では曲率中
心がタイヤ内側にあり、かつ、位置Ｂ近傍を含める少な
くとも２箇所で曲率半径がタイヤ外側に有ると共に、曲
率中心がタイヤ内側にある曲率半径のうち位置Ａ近傍に
ある半径を最大とし、曲率中心がタイヤ外側にある曲率
半径のうち位置Ｂ近傍にある半径を最大としたことを特
徴とする空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP43A JPH06183205A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP43A JPH06183205A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06183205A true JPH06183205A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18306393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP43A Pending JPH06183205A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06183205A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0914973A2 (en) * | 1997-11-04 | 1999-05-12 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Pneumatic tyre for passenger cars and method of manufacture thereof |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP43A patent/JPH06183205A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0914973A2 (en) * | 1997-11-04 | 1999-05-12 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Pneumatic tyre for passenger cars and method of manufacture thereof |
| EP0914973A3 (en) * | 1997-11-04 | 2001-10-10 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Pneumatic tyre for passenger cars and method of manufacture thereof |
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