JPH06182789A - スラッシュ成型方法およびパウダリング装置 - Google Patents
スラッシュ成型方法およびパウダリング装置Info
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- JPH06182789A JPH06182789A JP35542592A JP35542592A JPH06182789A JP H06182789 A JPH06182789 A JP H06182789A JP 35542592 A JP35542592 A JP 35542592A JP 35542592 A JP35542592 A JP 35542592A JP H06182789 A JPH06182789 A JP H06182789A
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Abstract
ッシュ型との隙間から外部へ漏出、散逸することのない
スラッシュ成型方法とパウダリング装置を提供する。 【構成】 開口面にスラッシュ型を被せ、粉体樹脂を収
容したリザーバタンクを載置架台上に旋回可能に設置
し、スラッシュ型の成型面をリザーバタンクの内部に位
置させるとともにリザーバタンクに対してスラッシュ型
を着脱かつ固定可能とし、リザーバタンクおよびスラッ
シュ型を反転させて粉体樹脂を成型する方法において、
パウダリング中、リザーバタンク内を減圧状態とする。
Description
めのスラッシュ成型方法とパウダリング装置に関し、特
に、粉体樹脂の散逸を防止可能とした成型方法とパウダ
リング装置に関するものである。
を樹脂によって製作する場合、スラッシュ成型によるこ
とが行われている。これは、加熱したスラッシュ成型面
に粉体樹脂を付着させ、樹脂を熱溶解させて所定の肉厚
を有し、成型面の形状を有する成型品を形成するもので
ある。
ダリング装置の一例を示すものであり、この装置Aはリ
ザーバタンクaとスラッシュ型bとを基本構成としてい
る。粉体樹脂cを収容可能な四角形の箱状容器であるリ
ザーバタンクaは、立設した載置架台d上に旋回可能に
支持されている。即ち、リザーバタンクaの両側を、載
置架台d上に設置した軸受eを貫通する回転軸fに連結
し、一方の駆動側回転軸fは軸継手gを介して正逆転可
能なモータMに直結している。モータMによって回転軸
fを回転駆動することによりリザーバタンクaは180
°あるいは360°旋回可能となっている。
吊り下げられているリザーバタンクaは、上面が開口し
ており、この開口部には前記のスラッシュ型bが嵌め込
むように被せられて設置され、リザーバタンクaの内側
に面する外面が成型面hとなる。リザーバタンクaに対
してスラッシュ型bは着脱可能であり、把持軸iによっ
て持ち上げることができ、また成型時には固定可能とな
っている。リザーバタンクaにスラッシュ型bを固定す
るには、リザーバタンクaの上部両側に設けた流体シリ
ンダjにより押圧板kをスラッシュ型bの上部外周面l
に押し付ければよい。
を行う場合には、スラッシュ型bを加熱した状態でリザ
ーバタンクa、スラッシュ型b全体を旋回させて上下を
反転させれば、タンクa内の粉体樹脂cは落下してスラ
ッシュ型bの成型面hに付着する。粉体樹脂cは熱によ
って溶融され、成型面hに付着することになる。
て図示の常態位置に復帰させれば、未溶融の原料粉体は
リザーバタンクaの底部に貯留される。その後、スラッ
シュ型bをリザーバタンクaから取り外して冷却し、成
型面hから樹脂膜を剥がせば成型品が得られる。
置Aにおいて、リザーバタンクa内は加熱されたスラッ
シュ型bの熱により、内部空気が加熱膨張し、内部圧が
外気圧より高くなるために、リザーバタンクaとスラッ
シュ型bとの隙間から粉体樹脂c噴出する。隙間から漏
れた粉体樹脂cは、外部に散逸して無駄な消費となる。
また、外部に漏れた粉体樹脂cは、スラッシュ型bの周
辺外部で溶融して付着、固化し、これの除去作業とパウ
ダリング装置A周辺の清掃作業に時間と手数を要し、無
駄な労力を使用していた。
めに、リザーバタンクaとスラッシュ型bとの接合部
に、図示の如く弾性チューブからなるシール材mを設け
ることが行われているが、シール材mによる密閉も充分
なものではなく、粉体樹脂cが隙間から漏れ出るもので
あった。
の塊状化を防ぎ、流動性を維持するためにリザーバタン
クaの底部から圧縮空気を送風し、粉体樹脂c間に空気
をバブリングすることが行われている。しかし、この圧
縮空気とスラッシュ型bの熱によりリザーバタンクa内
の圧力が外気圧よりも高くなるため、成型面hへのパウ
ダリング中に相当量の粉体樹脂cが外部に漏出すること
があり、前記と同じ問題を生じていた。
ダリングを行っている間、粉体樹脂cは圧縮空気の噴き
出し口よりも下方に位置するため、粉体樹脂cは流動さ
れず塊状になり易い問題点を有していた。
のパウダリング装置の種々の問題点に鑑み、粉体樹脂が
リザーバタンクとスラッシュ型との隙間から外部に、漏
出かつ散逸することのないスラッシュ成型方法およびパ
ウダリング装置を提供することを目的とする。また本発
明は、パウダリング作業中にも粉体樹脂に流動性を与
え、塊状化を防止可能なパウダリング装置を提供するも
のである。
めに本発明は、粉体樹脂を収容したリザーバタンクを載
置架台上に旋回可能に設置し、リザーバタンクの開口面
にスラッシュ型を被せ、スラッシュ型の成型面をリザー
バタンクの内部に位置させ、リザーバタンクに対してス
ラッシュ型を着脱かつ固定可能とし、リザーバタンクお
よびスラッシュ型を反転させてスラッシュ型により粉体
樹脂を成型する方法において、パウダリング中、リザー
バタンク2内の空気を外部へ吸引し、リザーバタンク2
内を減圧状態に保つようにしてある。
バタンクを載置架台上に旋回可能に設置し、リザーバタ
ンクの開口面にスラッシュ型を被せ、スラッシュ型の成
型面をリザーバタンクの内部に位置させ、リザーバタン
クに対してスラッシュ型を着脱かつ固定可能としたパウ
ダリング装置において、リザーバタンク2の下部内全面
にエアフイルター5を張設して底板6間に送風空間7を
形成し、送風空間7は送風ブロワー11に連結してあ
る。
転可能に支持する回転軸のうち、片側の中空状とした従
動軸8aにスリップリング10を介して連結し、従動軸
8aと送風空間とはパイプ9によって連結してある。ま
た、送風空間7と送風ブロワー11とはパイプ9により
直結してある。
することにより粉体樹脂12は流動状態であり、塊状化
を防止している。パウダリングのためにリザーバタンク
2とスラッシュ型3とを反転させた時、リザーバタンク
2内の空気を外部へ吸引することによりリザーバタンク
2内は減圧状態とされ、粉体樹脂12はリザーバタンク
2とスラッシュ型3との隙間から外部へ漏出することが
ない。
細に説明する。載置架台1上には粉体樹脂を収容したリ
ザーバタンク2を旋回可能に設置し、リザーバタンク2
の開口面にスラッシュ型3を被せて嵌め込み、スラッシ
ュ型3の成型面4をリザーバタンク2の内部に位置さ
せ、リザーバタンク2に対してスラッシュ型3を着脱か
つ固定可能とすることは従来のパウダリング装置と同じ
である。
気圧変化を生じさせることを特徴とするものである。こ
のために、リザーバタンク2には外部から空気を吹き込
み、あるいはリザーバタンク2内の空気を外部へ吸引可
能としてある。次に、気圧変化を生じさせるための構成
について説明する。リザーバタンク2の下部内全面にエ
アフイルター5を張設し、リザーバタンク2の底板6と
エアフイルター5間に空気の送風空間7を形成する。
0°で旋回させるためにモータMによって駆動される回
転軸8の内、モータMと直結しない一方の従動軸8aは
中空でありパイプ9によって前記の空間7に連通してい
る。従動軸8aは、スリップリング10を介して正逆転
可能な送風ブロワー11と密に連結しておく。
中の図示の常態位置では送風ブロワー11は正転し、こ
れによって圧送された空気は、従動軸8a内を通りパイ
プ9を介して送風空間7に送り込まれ、更にエアフイル
ター5を通してリザーバタンク2内に吹き込まれる。従
って、リザーバタンク2内の粉体樹脂12は流動状態が
保たれて塊状化を防ぐとともにリザーバタンク2内は外
気圧より高圧に保たれている。
ンク2およびスラッシュ型3を旋回させて上下を反転さ
せる。これと同時に送風ブロワー11を逆転させれば、
リザーバタンク2内の空気は外部へ吸引されて外気圧よ
りも低圧状態となり、従って、リザーバタンク2内は減
圧状態が保持される。従動軸8aと送風ブロワー11と
はスリップリング10を介して連結してあるので、リザ
ーバタンク2の回転力は送風ブロワー11に伝わること
はない。
1は中空状の従動軸8aにスリップリング10を介して
連結した場合を説明したが、これに限定されるものでは
なく、送風空間7と送風ブロワー11とはパイプ9によ
り直結するようにしても同じ作動をすることができる。
ク2内はエアフイルター5によって仕切られて送風空間
7が形成され、送風ブロワー11により供給された空気
は送風空間7からエアフイルター5を通ってリザーバタ
ンク2に吹き込まれるので、粉体樹脂12には流動性が
与えられ、塊状化を防止している。
よびスラッシュ型3を反転させた時、送風ブロワー11
を逆転させれば、リザーバタンク2内の空気はエアフイ
ルター5を通して外部に吸引される。これによりリザー
バタンク2内は減圧状態となるので、粉体樹脂12はリ
ザーバタンク2とスラッシュ型3との隙間から外部に漏
出することがなくパウダリング作業を行うことが可能と
なる。従って、粉体樹脂12を無駄に散逸することがな
く、粉体樹脂12を有効に使用して経済的である。更
に、漏出した粉体樹脂12によりパウダリング装置の外
部や周辺を汚すことがなく、清掃作業の必要がないもの
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 粉体樹脂を収容したリザーバタンクを載
置架台上に旋回可能に設置し、リザーバタンクの開口面
にスラッシュ型を被せ、スラッシュ型の成型面をリザー
バタンクの内部に位置させ、リザーバタンクに対してス
ラッシュ型を着脱かつ固定可能とし、リザーバタンクお
よびスラッシュ型を反転させてスラッシュ型により粉体
樹脂を成型する方法において、パウダリング中、リザー
バタンク2内の空気を外部へ吸引し、リザーバタンク2
内を減圧状態とすることを特徴とするスラッシュ成型方
法。 - 【請求項2】 粉体樹脂を収容したリザーバタンクを載
置架台上に旋回可能に設置し、リザーバタンクの開口面
にスラッシュ型を被せ、スラッシュ型の成型面をリザー
バタンクの内部に位置させ、リザーバタンクに対してス
ラッシュ型を着脱かつ固定可能としたパウダリング装置
において、リザーバタンク2の下部内全面にエアフイル
ター5を張設して底板6間に送風空間7を形成し、送風
空間7は送風ブロワー11に連結して成ることを特徴と
するパウダリング装置。 - 【請求項3】 送風ブロワー11は、リザーバタンク2
を回転可能に支持する回転軸のうち、片側の中空状とし
た従動軸8aにスリップリング10を介して連結し、従
動軸8aと送風空間7とはパイプ9によって連結して成
ることを特徴とする請求項2に記載するパウダリング装
置。 - 【請求項4】 送風空間7と送風ブロワー11とはパイ
プ9により直結して成ることを特徴とする請求項2に記
載するパウダリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35542592A JP3433237B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | パウダリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35542592A JP3433237B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | パウダリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06182789A true JPH06182789A (ja) | 1994-07-05 |
JP3433237B2 JP3433237B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=18443878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35542592A Expired - Fee Related JP3433237B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | パウダリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433237B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002337172A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Nishikawa Kasei Co Ltd | パウダースラッシュ成形方法 |
WO2004060630A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Nakata Coating Co.,Ltd. | パウダースラッシュ成形機およびパウダースラッシュ成形方法 |
KR100709452B1 (ko) * | 2005-08-31 | 2007-04-18 | 현대모비스 주식회사 | 파우더 슬러쉬 몰딩에 의한 표피재의 성형방법 |
JP2007098670A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Inoac Corp | シート状成形品の成形方法及び成形装置 |
EP2439037A1 (fr) * | 2010-10-08 | 2012-04-11 | Compagnie Plastic Omnium | Moule muni d'un bloc mobile |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP35542592A patent/JP3433237B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1318200C (zh) * | 2002-12-26 | 2007-05-30 | 仲田涂覆株式会社 | 粉末搪塑成形机及粉末搪塑成形方法 |
KR100709452B1 (ko) * | 2005-08-31 | 2007-04-18 | 현대모비스 주식회사 | 파우더 슬러쉬 몰딩에 의한 표피재의 성형방법 |
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FR2965745A1 (fr) * | 2010-10-08 | 2012-04-13 | Plastic Omnium Cie | Moule muni d’un bloc mobile |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3433237B2 (ja) | 2003-08-04 |
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