JPH0618130U - 気圧式倍力装置 - Google Patents

気圧式倍力装置

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JPH0618130U
JPH0618130U JP5756892U JP5756892U JPH0618130U JP H0618130 U JPH0618130 U JP H0618130U JP 5756892 U JP5756892 U JP 5756892U JP 5756892 U JP5756892 U JP 5756892U JP H0618130 U JPH0618130 U JP H0618130U
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negative pressure
grommet
shell
diameter
fitting
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JP5756892U
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Inventor
眞二 神代
Original Assignee
トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 グロメット18の係止部20の嵌合先端側の
外周部に、嵌合方向に沿って縮径するテーパ凸面27を
設け、フロントシェル1の負圧導入穴16の周囲の外面
23側に、該外面23との境界部28aの径が係止部2
0の外径より大径であってグロメット18の嵌合方向に
沿って縮径するテーパ凹面28を設けてなる。 【効果】 フロントシェル1の負圧導入穴16にグロメ
ット18を嵌合する際に、グロメット18のテーパ凸面
27とフロントシェル1のテーパ凹面28の傾斜によっ
てガイドされてグロメット18の係止部20は容易に縮
径し、フロントシェル1を乗り越えて負圧導入穴16を
通過することになる。したがって、嵌合力を低減でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車両のブレーキおよびクラッチ等を助成する気圧式倍力装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気圧式倍力装置としては、負圧源に接続するホースに一端側で接続しシ ェルの負圧導入穴に他端側で接続して負圧源とシェルの内部とを連通させる継手 部材と、シェルの外側から負圧導入穴に嵌合されて該シェルの内側に係止する、 負圧導入穴より大径の係止部が設けられるとともに、内周側に継手部材の他端側 を嵌合させる、弾性材料からなるグロメットとを有するものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した気圧式倍力装置は、グロメットの係止部の先端部を、シェルの負圧導 入穴の周囲の外面に当接させた後、シェルの内側に係止するように、これより小 径の負圧導入穴に嵌合するようになっており、前記した負圧導入穴の周囲の外面 およびこれに当接する係止部の先端部は、ほぼ平面状をなしているため、嵌合に 大きな力が必要であるという問題があった。
【0004】 したがって、本考案の目的は、グロメットの負圧導入穴への嵌合力を低減する ことができる気圧式倍力装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の気圧式倍力装置は、負圧源に接続するホ ースに一端側で接続しシェルの負圧導入穴に他端側で接続して前記負圧源と前記 シェルの内部とを連通させる継手部材と、前記シェルの外側から前記負圧導入穴 に嵌合されて前記シェルの内面側に係止する、前記負圧導入穴より大径の係止部 が設けられるとともに、内周側に前記継手部材の他端側を嵌合させる弾性材料か らなるグロメットとを有するものであって、前記係止部の嵌合先端側の外周部に 、嵌合方向に沿って縮径するテーパ凸面を設け、前記シェルの負圧導入穴の周囲 の外面側に、該外面との境界部の径が前記係止部の外径より大径であって前記グ ロメットの嵌合方向に沿って縮径するテーパ凹面を設けてなることを特徴として いる。
【0006】
【作用】
本考案の気圧式倍力装置によれば、シェルの負圧導入穴にグロメットを嵌合す る際に、グロメットの係止部の嵌合先端側の外周部に設けられたテーパ凸面が、 シェルの負圧導入穴の周囲の外面側に設けられた、グロメットの嵌合方向に沿っ て縮径するテーパ凹面に当接する。そして、この状態で嵌合力を加えることによ り、これらテーパ凸面とテーパ凹面の傾斜によってガイドされてグロメットの係 止部は容易に縮径し、シェルを乗り越えて負圧導入穴を通過することになる。 しかも、テーパ凹面は、外面との境界部の径が係止部の外径より大径であるた め、テーパ凸面のシェルを乗り越える部分を全面にわたってガイドすることがで き、より縮径のために要する力を低減できる。これに加えて、当接時において、 テーパ凹面がテーパ凸面より外側まで位置していて目視が可能であるため、これ らの位置決めが行いやすい。
【0007】
【実施例】
本考案の第1実施例による気圧式倍力装置について図1〜図3を参照して以下 に説明する。
【0008】 図1は、第1実施例の気圧式倍力装置を示しており、この気圧式倍力装置は、 フロントシェル1とリアシェル2とから構成されるシェル3と、シェル3内をフ ロントシェル1側の負圧室4とリアシェル2側の作動圧室5とに区画するダイア フラム6およびパワーピストン7とを有している。 パワーピストン7は、このダイアフラム6の内周側を支持するとともに、リア シェル2の端部開口に嵌合された支持部材8に摺動自在に支持されるバルブボデ ィ部9と、このバルブボディ部9の外周部に固定され、負圧室4と作動圧室5と の差圧を受けるピストン部10とを有しており、バルブボディ部9内には、図示 せぬブレーキペダルに連結されるオペレーティングロッド11の操作等により作 動圧室5と大気または負圧室4との連通を制御する弁機構12が設けられている 。また、パワーピストン7のフロントシェル1側には、該パワーピストン7によ り助勢されたブレーキペダルの入力を図示せぬマスタシリンダに出力する出力軸 13がリアクションディスク14を介して設けられており、またパワーピストン 7をリアシェル2側に付勢するリターンスプリング15が設けられている。
【0009】 フロントシェル1には負圧導入穴16が形成されており、この負圧導入穴16 には負圧室4を図示せぬ負圧源に連通させるための継手部材17およびグロメッ ト18が取り付けられている。
【0010】 グロメット18は、概略円筒形状の弾性材料からなるもので、その中間部19 が負圧導入穴16より気密保持のための締め代分大径をなし、その一端側に負圧 導入穴16より所定量大径の係止部20が、その他端側に負圧導入穴16より所 定量大径のフランジ部21が設けられている。そして、中間部19が負圧導入穴 16に締め代をもって嵌合された状態において、グロメット18は、係止部20 でフロントシェル1の内面22に係止されフランジ部21でフロントシェル1の 外面23の係止され、これら係止部20およびフランジ部21により締め代をも ってフロントシェル1を挾持するようになっている。
【0011】 継手部材17は、概略円筒形状をなすもので、フロントシェル1の外側に位置 する一端側に、負圧源に接続する図示せぬホースに接続される接続部24が設け られており、他端側に、グロメット18の内周部に気密保持のための締め代をも って嵌合する嵌合部25が設けられていて、これら接続部24と嵌合部25との 間にはグロメット18のフランジ部21に当接するフランジ部26が設けられて いる。ここで、グロメット18からの抜け止めのため、嵌合部25の外周部は複 数段状に突出する形状をなしている。なお、継手部材17を嵌合させることによ りグロメット18の中間部19は締め代分拡径するため、フロントシェル1とグ ロメット18の中間部19との締め代がさらに大きくなって気密性が増すことに なる。
【0012】 そして、図2に示すように、第1実施例においては、グロメット18の係止部 20の嵌合先端側の外周部に、嵌合方向に沿って縮径する環状のテーパ凸面27 が形成されており、フロントシェル1の負圧導入穴16の周囲の外面23側に、 グロメット18の嵌合方向に沿って縮径する環状のテーパ凹面28が形成されて いる。ここで、図3に示すように、フロントシェル1のテーパ凹面28の外面2 3との境界部28aの径Aは、係止部20の外径Bより所定量大径となっており 、また、テーパ凸面27の傾斜角度Cとテーパ凹面28の傾斜角度Dとは等しく 形成されている。
【0013】 以上のような構成の第1実施例の気圧式倍力装置によれば、フロントシェル1 の負圧導入穴16にグロメット18を嵌合して取り付ける際に、グロメット18 の係止部20の嵌合先端側のテーパ凸面27が、フロントシェル1の負圧導入穴 16の周囲に設けられたテーパ凹面28に当接する。そして、この状態で嵌合力 を加えることにより、これらテーパ凸面27とテーパ凹面28との傾斜によって ガイドされてグロメット18の係止部20は容易に縮径し、フロントシェル1を 乗り越えて負圧導入穴16を通過することになる。したがって、嵌合力を低減す ることができる。
【0014】 しかも、テーパ凹面28は、外面23との境界部28aの径Aが係止部20の 外径Bより大径であるため、テーパ凸面27の、フロントシェル1を乗り越える 部分を全面にわたってガイドすることができ、より縮径のために要する力を低減 できる。これに加えて、当接時においてテーパ凹面28がテーパ凸面27より外 側まで位置していて目視が可能であるため、これらの位置決めが行いやすく、テ ーパ凹面28とテーパ凸面27との角度が等しいことからも、これらの位置決め がさらに行いやすくなる。
【0015】 さらに、グロメット18をフロントシェル1に取り付けた状態において、図2 に示すように、フロントシェル1のテーパ凹面28によりグロメット18のフラ ンジ部21とフロントシェル1との間にクリアランスCが形成されることになる ため、このクリアランスCの存在により、継手部材17の嵌合時にグロメット1 8が弾性変形しやすくなって、継手部材17の組付性も向上することになる。
【0016】 次に、本考案の第2実施例による気圧式倍力装置を、第1実施例との相違部分 を中心に以下に説明する。なお、第1実施例と同様の部分には同一の符号を付し その説明は略す。
【0017】 第2実施例のフロントシェル1は、図4に示すように、負圧導入穴29が、フ ロントシェル1の内方に垂直に突出する円筒状のリブ30の内周面により構成さ れている。ここで、この環状のリブ30は、フロントシェル1から絞り加工によ り一体成形されるもので、その突出根元部分がアール状に絞られ、この部分がグ ロメット33の嵌合方向に沿って縮径するテーパ凹面31を構成している。なお 、テーパ凹面31とフロントシェル外面23との境界部31aの径は上記第1実 施例と同様、係止部35の外径より大径となっている。
【0018】 そして、グロメット33は、中間部34がリブ30の内周面の負圧導入穴29 に締め代をもって嵌合されるとともに、該中間部34の一端側に設けられた係止 部35でリブ30の突出内面36に係止され、他端側のフランジ部37でフロン トシェル1の外面23に係止されて、これら係止部35およびフランジ部37に より締め代をもってフロントシェル1を挾持するようになっている。
【0019】 このような構成の第2実施例の気圧式倍力装置によれば、上記第1実施例と同 様の効果を奏することは勿論、継手部材17に、その軸線方向に対し直交方向に 外力が加わることがあっても、円筒状のリブ30の存在により、継手部材17お よびグロメット33が、フロントシェル1に対して通常の取付位置から傾斜し難 くなるため、この傾斜に起因する気密漏れを防止することができる。
【0020】 なお、第2実施例において、テーパ凹面31を、リブ30の根元部分をアール 状に絞って形成するのではなく、図5に示すように、傾斜した直線状に絞って形 成することも可能である。
【0021】 さらに、図6に示すように、グロメット33の継手部材17嵌合側の内周面に テーパ面38を形成することにより、継手部材17の嵌合性をさらに向上させる こともできる。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の気圧式倍力装置によれば、シェルの負圧導入穴 にグロメットを嵌合する際に、グロメットの係止部の嵌合先端側の外周部に設け られたテーパ凸面が、シェルの負圧導入穴の周囲の外面側に設けられた、グロメ ットの嵌合方向に沿って縮径するテーパ凹面に当接し、そして、この状態で嵌合 力を加えることにより、これらテーパ凸面とテーパ凹面の傾斜によってガイドさ れてグロメットの係止部は容易に縮径し、シェルを乗り越えて負圧導入穴を通過 することになる。したがって、嵌合力を低減することができる。 しかも、テーパ凹面は、外面との境界部の径が係止部の外径より大径であるた め、テーパ凸面のシェルを乗り越える部分を全面にわたってガイドすることがで き、より嵌合力を低減できる。これに加えて、当接時において、テーパ凹面がテ ーパ凸面より外側まで位置していて目視が可能であるため、これらの位置決めが 行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による気圧式倍力装置の全
体構成を示す断面図である。
【図2】本考案の第1実施例による気圧式倍力装置の、
シェルにグロメットを嵌合した状態を示す部分断面図で
ある。
【図3】本考案の第1実施例による気圧式倍力装置の、
シェルにグロメットを嵌合する前の状態を示す部分断面
図である。
【図4】本考案の第2実施例による気圧式倍力装置の、
シェルにグロメットおよび継手部材を嵌合した状態の一
例を示す部分断面図である。
【図5】本考案の第2実施例による気圧式倍力装置の、
シェルにグロメットおよび継手部材を嵌合した状態の別
の例を示す部分断面図である。
【図6】本考案の第2実施例による気圧式倍力装置の、
シェルにグロメットおよび継手部材を嵌合した状態のさ
らに別の例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
3 シェル 16 負圧導入穴 17 継手部材 18,33 グロメット 20,35 係止部 22 内面 23 外面 27 テーパ凸面 28,31 テーパ凹面 28a,31a 境界部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧源に接続するホースに一端側で接続
    しシェルの負圧導入穴に他端側で接続して前記負圧源と
    前記シェルの内部とを連通させる継手部材と、前記シェ
    ルの外側から前記負圧導入穴に嵌合されて前記シェルの
    内面側に係止する、前記負圧導入穴より大径の係止部が
    設けられるとともに、内周側に前記継手部材の他端側を
    嵌合させる弾性材料からなるグロメットとを有する気圧
    式倍力装置において、 前記係止部の嵌合先端側の外周部に、嵌合方向に沿って
    縮径するテーパ凸面を設け、 前記シェルの負圧導入穴の周囲の外面側に、該外面との
    境界部の径が前記係止部の外径より大径であって前記グ
    ロメットの嵌合方向に沿って縮径するテーパ凹面を設け
    てなることを特徴とする気圧式倍力装置。
JP5756892U 1992-08-17 1992-08-17 気圧式倍力装置 Pending JPH0618130U (ja)

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JP5756892U JPH0618130U (ja) 1992-08-17 1992-08-17 気圧式倍力装置

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JP5756892U JPH0618130U (ja) 1992-08-17 1992-08-17 気圧式倍力装置

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JPH0618130U true JPH0618130U (ja) 1994-03-08

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ID=13059446

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JP5756892U Pending JPH0618130U (ja) 1992-08-17 1992-08-17 気圧式倍力装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022514205A (ja) * 2018-11-29 2022-02-10 オエティカ シュヴァイツ アーゲー コネクタソケット、コネクタアセンブリ、コネクタソケットを含む冷却プレートおよび冷却システム

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JP2022514205A (ja) * 2018-11-29 2022-02-10 オエティカ シュヴァイツ アーゲー コネクタソケット、コネクタアセンブリ、コネクタソケットを含む冷却プレートおよび冷却システム

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