JPH06181012A - Emi抑制ケーブル - Google Patents
Emi抑制ケーブルInfo
- Publication number
- JPH06181012A JPH06181012A JP33394692A JP33394692A JPH06181012A JP H06181012 A JPH06181012 A JP H06181012A JP 33394692 A JP33394692 A JP 33394692A JP 33394692 A JP33394692 A JP 33394692A JP H06181012 A JPH06181012 A JP H06181012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- cable
- emi
- outside
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【構成】信号線の外側のシールド層の外側に、フェライ
トを含有したラバー等のフレキシブルな材質の磁性体層
を設ける。 【効果】 形状を小さくし重量を軽くし、かつ衝撃に強
く、また使用し易くでき、使用範囲が限定されない。更
に、磁性体の部分が突出しないため、優れた外観が得ら
れる。
トを含有したラバー等のフレキシブルな材質の磁性体層
を設ける。 【効果】 形状を小さくし重量を軽くし、かつ衝撃に強
く、また使用し易くでき、使用範囲が限定されない。更
に、磁性体の部分が突出しないため、優れた外観が得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号を伝達するためのケ
ーブルに関し、特に、電磁波の干渉を抑制する作用を有
するEMI抑制ケーブルに関する。
ーブルに関し、特に、電磁波の干渉を抑制する作用を有
するEMI抑制ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のEMI抑制ケーブルの一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【0003】信号を伝達するためのケーブルのうち、特
に電磁波の干渉を抑制する作用を持たせるための従来の
EMI抑制ケーブルは、図4に示すように、信号を伝達
するための信号線35と、信号線35をシールドするシ
ールド層33と、信号線35およびシールド層33の全
体をを被覆する被覆体31とを備えており、このケーブ
ルをフェライトコア等で形成した磁性体36でクランプ
することによって電磁波の干渉(Electromagnetic Inte
rference:EMI)を抑制している。
に電磁波の干渉を抑制する作用を持たせるための従来の
EMI抑制ケーブルは、図4に示すように、信号を伝達
するための信号線35と、信号線35をシールドするシ
ールド層33と、信号線35およびシールド層33の全
体をを被覆する被覆体31とを備えており、このケーブ
ルをフェライトコア等で形成した磁性体36でクランプ
することによって電磁波の干渉(Electromagnetic Inte
rference:EMI)を抑制している。
【0004】ケーブルからのEMIの発生の原因は、シ
ールド層33に不要な高周波電流が流れることによる。
上述の従来のEMI抑制ケーブルは、被覆体31の外側
を磁性体36でクランプすることにより、シールド層3
3のインピーダンスを高くして高周波電流を流れにくく
し、EMIの発生を抑制している。
ールド層33に不要な高周波電流が流れることによる。
上述の従来のEMI抑制ケーブルは、被覆体31の外側
を磁性体36でクランプすることにより、シールド層3
3のインピーダンスを高くして高周波電流を流れにくく
し、EMIの発生を抑制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のEMI抑制ケーブルは、EMIの発生を抑制するた
め、ケーブルを磁性体でクランプするように構成してい
るが、この磁性体は、形状が大きく、重量も重く、固い
ものである、更に、インピーダンスの調整が不可能であ
り、しかも衝撃に弱いため使用しにくく、また使用範囲
も限定されるという欠点を有している。また、磁性体の
部分だけ突出した形状となるため、外観上も好ましくな
いという問題点も有している。
のEMI抑制ケーブルは、EMIの発生を抑制するた
め、ケーブルを磁性体でクランプするように構成してい
るが、この磁性体は、形状が大きく、重量も重く、固い
ものである、更に、インピーダンスの調整が不可能であ
り、しかも衝撃に弱いため使用しにくく、また使用範囲
も限定されるという欠点を有している。また、磁性体の
部分だけ突出した形状となるため、外観上も好ましくな
いという問題点も有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一のEMI抑
制ケーブルは、中心部に設けた信号を伝達するための1
本の信号線と、前記信号線の外側に設けた誘電体層と、
前記誘電体層の外側に設けたシールド層と、前記シール
ド層の外側に設けられてフェライトを含有したラバー等
のフレキシブルな材料で形成した磁性体層と、前記磁性
体層を被覆する被覆体とを備えたものである。
制ケーブルは、中心部に設けた信号を伝達するための1
本の信号線と、前記信号線の外側に設けた誘電体層と、
前記誘電体層の外側に設けたシールド層と、前記シール
ド層の外側に設けられてフェライトを含有したラバー等
のフレキシブルな材料で形成した磁性体層と、前記磁性
体層を被覆する被覆体とを備えたものである。
【0007】本発明の第二のEMI抑制ケーブルは、信
号を伝達するための複数本の信号線と、前記信号線の外
側に設けたシールド層と、前記シールド層の外側に設け
られてフェライトを含有したラバー等のフレキシブルな
材料で形成した磁性体層と、前記磁性体層を被覆する被
覆体とを備えたものである。
号を伝達するための複数本の信号線と、前記信号線の外
側に設けたシールド層と、前記シールド層の外側に設け
られてフェライトを含有したラバー等のフレキシブルな
材料で形成した磁性体層と、前記磁性体層を被覆する被
覆体とを備えたものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1は本発明の第一の実施例を示す断面図
である。
である。
【0010】図1の実施例は、本発明を同軸ケーブルに
適用した例である。
適用した例である。
【0011】図1において、中心部分に設けてある信号
線5の外側に誘電体層4が設けてあり、その外側にシー
ルド層3が設けてある。これによって特定のインピーダ
ンスを有する同軸線路が形成されている。シールド層3
の外側には、磁性体層2が連続的に設けてあり、更にそ
の外側を、被覆体1で被覆している。磁性体層2の材料
としては、フェライトを含有したラバー等のフレキシブ
ルな材質のものを使用する。
線5の外側に誘電体層4が設けてあり、その外側にシー
ルド層3が設けてある。これによって特定のインピーダ
ンスを有する同軸線路が形成されている。シールド層3
の外側には、磁性体層2が連続的に設けてあり、更にそ
の外側を、被覆体1で被覆している。磁性体層2の材料
としては、フェライトを含有したラバー等のフレキシブ
ルな材質のものを使用する。
【0012】このように構成することにより、磁性体層
2によってシールド層3の外皮の部分のインピーダンス
を高くすることができるため、シールド層3に流れる不
要な高周波電流を抑制することができる。従ってケーブ
ルからのEMIの発生を抑制できる。
2によってシールド層3の外皮の部分のインピーダンス
を高くすることができるため、シールド層3に流れる不
要な高周波電流を抑制することができる。従ってケーブ
ルからのEMIの発生を抑制できる。
【0013】図2は本発明の第二の実施例を示す断面図
である。
である。
【0014】図2の実施例は、本発明を同軸ケーブルに
適用した他の例である。
適用した他の例である。
【0015】図2において、中心部分に設けてある信号
線15の外側に誘電体層14が設けてあり、その外側に
シールド層13が設けてある。これによって特定のイン
ピーダンスを有する同軸線路が形成されている。シール
ド層13の外側には、磁性体層12が設けてある。磁性
体層12は、所定の長さのものを一定の間隔で配置した
ものである。磁性体層12の外側は、被覆体1で被覆し
ている。
線15の外側に誘電体層14が設けてあり、その外側に
シールド層13が設けてある。これによって特定のイン
ピーダンスを有する同軸線路が形成されている。シール
ド層13の外側には、磁性体層12が設けてある。磁性
体層12は、所定の長さのものを一定の間隔で配置した
ものである。磁性体層12の外側は、被覆体1で被覆し
ている。
【0016】このように構成することにより、磁性体層
2によってシールド層3の外皮の部分のインピーダンス
を高くすることができるため、シールド層3が流れる不
要な高周波電流を抑制することができる。従ってケーブ
ルからのEMIの発生を抑制できる。各磁性体層12の
長さと間隔とを変えることによってインピーダンスの値
を調整することができる。インピーダンスの値の調整に
より、過剰な高周波電流が流れるのを防止し、EMIの
発生を適正に抑制することが可能となる。
2によってシールド層3の外皮の部分のインピーダンス
を高くすることができるため、シールド層3が流れる不
要な高周波電流を抑制することができる。従ってケーブ
ルからのEMIの発生を抑制できる。各磁性体層12の
長さと間隔とを変えることによってインピーダンスの値
を調整することができる。インピーダンスの値の調整に
より、過剰な高周波電流が流れるのを防止し、EMIの
発生を適正に抑制することが可能となる。
【0017】図3は本発明の第三の実施例を示す断面図
である。
である。
【0018】図3の実施例は、本発明を多信号ケーブル
に適用した例である。
に適用した例である。
【0019】図3において、中心部分に設けてある信号
を伝達するための複数本の信号線25の外側に、シール
ド層23が設けてある。これによって信号の外部への漏
洩と外部からの不要な信号の侵入とを防止している。シ
ールド層23の外側には、磁性体層22が設けてあり、
更にその外側を、被覆体21で被覆している。
を伝達するための複数本の信号線25の外側に、シール
ド層23が設けてある。これによって信号の外部への漏
洩と外部からの不要な信号の侵入とを防止している。シ
ールド層23の外側には、磁性体層22が設けてあり、
更にその外側を、被覆体21で被覆している。
【0020】このように構成することにより、磁性体層
22によってシールド層23の外皮の部分のインピーダ
ンスを高くすることができるため、シールド層23に流
れる不要な高周波電流を抑制することができる。従って
ケーブルからのEMIの発生を抑制できる。
22によってシールド層23の外皮の部分のインピーダ
ンスを高くすることができるため、シールド層23に流
れる不要な高周波電流を抑制することができる。従って
ケーブルからのEMIの発生を抑制できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のEMI抑
制ケーブルは、信号線の外側のシールド層の外側に、フ
ェライトを含有したラバー等のフレキシブルな材質の磁
性体層を設けることにより、形状を小さくし重量を軽く
し、かつ衝撃に強く、また使用し易くでき、使用範囲が
限定されないという効果がある。更に、磁性体の部分が
突出しないため、優れた外観が得られるという効果もあ
る。
制ケーブルは、信号線の外側のシールド層の外側に、フ
ェライトを含有したラバー等のフレキシブルな材質の磁
性体層を設けることにより、形状を小さくし重量を軽く
し、かつ衝撃に強く、また使用し易くでき、使用範囲が
限定されないという効果がある。更に、磁性体の部分が
突出しないため、優れた外観が得られるという効果もあ
る。
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示す断面図である。
【図4】従来のEMI抑制ケーブルの一例を示す断面図
である。
である。
1・11・21・31 被覆体 2・12・22 磁性体層 3・13・23・33 シールド層 4・14 誘電体層 5・15・25・35 信号線 36 磁性体
Claims (2)
- 【請求項1】 中心部に設けた信号を伝達するための1
本の信号線と、前記信号線の外側に設けた誘電体層と、
前記誘電体層の外側に設けたシールド層と、前記シール
ド層の外側に設けられてフェライトを含有したラバー等
のフレキシブルな材料で形成した磁性体層と、前記磁性
体層を被覆する被覆体とを備えることを特徴とするEM
I抑制ケーブル。 - 【請求項2】 信号を伝達するための複数本の信号線
と、前記信号線の外側に設けたシールド層と、前記シー
ルド層の外側に設けられてフェライトを含有したラバー
等のフレキシブルな材料で形成した磁性体層と、前記磁
性体層を被覆する被覆体とを備えることを特徴とするE
MI抑制ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33394692A JPH06181012A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | Emi抑制ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33394692A JPH06181012A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | Emi抑制ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181012A true JPH06181012A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18271749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33394692A Pending JPH06181012A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | Emi抑制ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181012A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2911490A2 (en) | 2014-02-19 | 2015-08-26 | Hitachi Metals, Ltd. | Noise suppression cable, core assembly, and electrical device |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33394692A patent/JPH06181012A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2911490A2 (en) | 2014-02-19 | 2015-08-26 | Hitachi Metals, Ltd. | Noise suppression cable, core assembly, and electrical device |
US9508468B2 (en) | 2014-02-19 | 2016-11-29 | Hitachi Metals, Ltd. | Noise suppression cable, core assembly, and electrical device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4871883A (en) | Electro-magnetic shielding | |
KR101127252B1 (ko) | 불연속 케이블 차폐 시스템 및 방법 | |
US5329064A (en) | Superior shield cable | |
JP3277854B2 (ja) | ノイズ抑制機能付き絶縁被覆電線 | |
KR100790420B1 (ko) | 전자파 차폐 케이블 | |
GB2369727A (en) | Reducing radio frequency interference from signal lines on a PCB | |
KR100470799B1 (ko) | 광섬유케이블 | |
KR20020040678A (ko) | 케이블 등에 쉽게 부착될 수 있는 고주파 전류 억제체 및이를 사용하는 이어폰 시스템 | |
JPH06181012A (ja) | Emi抑制ケーブル | |
JP2008181818A (ja) | 信号伝送ケーブル接続構造 | |
JPH06176823A (ja) | 通信用シールドケーブル | |
JP3712846B2 (ja) | 通信ケーブル | |
JPH11250743A (ja) | シールドケーブル | |
JPH11185542A (ja) | 薄膜磁性体シ−ルド付きケ−ブル | |
JP2000082620A (ja) | Emi対策用コア及びノイズ防止装置 | |
JP2912130B2 (ja) | ケーブル用電磁遮へい構造 | |
JP3412123B2 (ja) | ケーブル | |
JPH1064353A (ja) | 複合磁性体チューブとその製造方法、および電磁干渉抑制チューブ | |
US20230230718A1 (en) | Intermittent tape | |
JPH09259656A (ja) | 信号伝送用ケーブル | |
JPH02130000A (ja) | ノイズ低減装置 | |
JPH11177258A (ja) | 信号ケーブルの固定構造および電子機器 | |
JP2593213Y2 (ja) | ケーブル | |
JPS6134813Y2 (ja) | ||
JPH11329089A (ja) | 電磁シールドケーブル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990406 |