JPH0617931Y2 - 壁層機構 - Google Patents
壁層機構Info
- Publication number
- JPH0617931Y2 JPH0617931Y2 JP1986130444U JP13044486U JPH0617931Y2 JP H0617931 Y2 JPH0617931 Y2 JP H0617931Y2 JP 1986130444 U JP1986130444 U JP 1986130444U JP 13044486 U JP13044486 U JP 13044486U JP H0617931 Y2 JPH0617931 Y2 JP H0617931Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetized
- magnet sheet
- wall
- magnetic
- wall layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はマグネットシートを用いた壁面において、壁の
表面に不要な磁気が漏洩することのない壁層機構に関す
るものである。
表面に不要な磁気が漏洩することのない壁層機構に関す
るものである。
従来の技術 従来のマグネットシートを用いた壁層機構は例えば第２
図に示すように、壁面ベース５の表面に鉄板６を貼着
し、あらかじめ、着磁されていない面に着色あるいは装
飾を施したマグネットシート７の着磁面側を前記鉄板６
の表面に磁力によって密着固定することにより構成され
ている。
図に示すように、壁面ベース５の表面に鉄板６を貼着
し、あらかじめ、着磁されていない面に着色あるいは装
飾を施したマグネットシート７の着磁面側を前記鉄板６
の表面に磁力によって密着固定することにより構成され
ている。
考案が解決しようとする問題点 一面側にのみ着磁したマグネットシートは着磁されてい
ない他面側にも漏洩磁束が認められる。しかし、その数
値は例えば厚さ０．８ｔ、着磁ピッチ３Ｐ、着磁面が３
３０Ｇのマグネットシートの場合、他面側の漏洩磁束は
２０Ｇ程度であり、磁気カード等に影響を与える数値が
約１００Ｇ以上である点からみると、上記の２０Ｇ程度
の漏洩は磁気カードに影響しない漏洩量である。ところ
が、この片面着磁のマグネットシートの着磁面を上記従
来の壁層機構のように鉄板に密着させると、磁石長が約
２倍になる特性を有するため、第２図点線矢印のように
壁表面から室内側に磁気が漏れ、室内側壁面に接した磁
気カードや磁気テープ等に磁場の乱れを生じ悪影響を及
ぼすことがあった。
ない他面側にも漏洩磁束が認められる。しかし、その数
値は例えば厚さ０．８ｔ、着磁ピッチ３Ｐ、着磁面が３
３０Ｇのマグネットシートの場合、他面側の漏洩磁束は
２０Ｇ程度であり、磁気カード等に影響を与える数値が
約１００Ｇ以上である点からみると、上記の２０Ｇ程度
の漏洩は磁気カードに影響しない漏洩量である。ところ
が、この片面着磁のマグネットシートの着磁面を上記従
来の壁層機構のように鉄板に密着させると、磁石長が約
２倍になる特性を有するため、第２図点線矢印のように
壁表面から室内側に磁気が漏れ、室内側壁面に接した磁
気カードや磁気テープ等に磁場の乱れを生じ悪影響を及
ぼすことがあった。
本考案は壁表面から室内側への磁気漏れを防ぎ、漏洩し
た磁気による不測の事故を防止できる壁層機構を提供し
ようとするものである。
た磁気による不測の事故を防止できる壁層機構を提供し
ようとするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成するため、片面着磁したマグ
ネットシートの着磁面を、該マグネットシート固定用の
介在層を介して壁面ベースに貼着固定し、前記マグネッ
トシートの表面に着磁されていない磁性体から成る装飾
板を貼着した壁層機構とした。
ネットシートの着磁面を、該マグネットシート固定用の
介在層を介して壁面ベースに貼着固定し、前記マグネッ
トシートの表面に着磁されていない磁性体から成る装飾
板を貼着した壁層機構とした。
作用 本考案は上記のような構成を採ったので、壁面ベース表
面に設けた介在層を介してマグネットシートの着磁面を
吸着した時、マグネットシートの表面から室内側へ若干
磁気が漏れようとするが、この面に更に着磁されていな
い磁性体としての装飾板を被覆貼着しているため、室内
側への磁気漏れを確実に防ぐことができる。
面に設けた介在層を介してマグネットシートの着磁面を
吸着した時、マグネットシートの表面から室内側へ若干
磁気が漏れようとするが、この面に更に着磁されていな
い磁性体としての装飾板を被覆貼着しているため、室内
側への磁気漏れを確実に防ぐことができる。
実施例 １は木または合板等任意の素材で形成した壁面ベース、
２は鉄板で、壁面ベース１を覆うように貼着固定されて
いる。３は軟質合成樹脂にフェライト粉末を混入してな
るマグネットシートで、片面着磁の着磁面に鉄板２を密
着して固定されている。４は着色または装飾を施したス
チール板で、鉄板２に吸着固定したマグネットシートの
表面全体を覆うように貼着されている。
２は鉄板で、壁面ベース１を覆うように貼着固定されて
いる。３は軟質合成樹脂にフェライト粉末を混入してな
るマグネットシートで、片面着磁の着磁面に鉄板２を密
着して固定されている。４は着色または装飾を施したス
チール板で、鉄板２に吸着固定したマグネットシートの
表面全体を覆うように貼着されている。
マグネットシート３は片面着磁であるが、鉄板２に密着
させることにより、磁気が本来、着磁されていない表面
側に漏れようとするが、着色または装飾を施したスチー
ル板で表面側が覆われているので、微少な漏れ磁気もこ
のスチール板を通ることとなり、室内側への磁気漏れを
防止することができる。
させることにより、磁気が本来、着磁されていない表面
側に漏れようとするが、着色または装飾を施したスチー
ル板で表面側が覆われているので、微少な漏れ磁気もこ
のスチール板を通ることとなり、室内側への磁気漏れを
防止することができる。
例えば厚さ０．８ｔ 着磁ピッチ３Ｐの片面着磁したマ
グネットシートを用いた壁層機構の従来構造と本考案と
を比較すると漏洩磁束は次のようになる。
グネットシートを用いた壁層機構の従来構造と本考案と
を比較すると漏洩磁束は次のようになる。
従来例 厚さ０．１９ｔの鉄板上にマグネットシートを
吸着したとき 室内側壁面の漏洩磁束 １３０Ｇ 本考案 ０．１９ｔの鉄板にマグネットシートを吸着
し、着磁されていない面に厚さ６０μの鉄板を貼着した
とき 室内側壁面の漏洩磁束 ９Ｇ 磁気カード等への影響は１００Ｇ以上の場合に生じる点
から考えると、本考案による壁層機構では室内側への磁
気漏れを完全に近く防止することができる。
吸着したとき 室内側壁面の漏洩磁束 １３０Ｇ 本考案 ０．１９ｔの鉄板にマグネットシートを吸着
し、着磁されていない面に厚さ６０μの鉄板を貼着した
とき 室内側壁面の漏洩磁束 ９Ｇ 磁気カード等への影響は１００Ｇ以上の場合に生じる点
から考えると、本考案による壁層機構では室内側への磁
気漏れを完全に近く防止することができる。
上記実施例では最上面の着色、装飾を施した装飾板とし
てスチール板を用いたが、着磁されていない磁性体であ
れば他の材質のものを用いてもよい。
てスチール板を用いたが、着磁されていない磁性体であ
れば他の材質のものを用いてもよい。
考案の効果 本考案は上記のような構成及び作用を有するので、壁層
の一部をなすマグネットシートからの磁気が室内に漏れ
ることを防止することができ、磁気カードや磁気テープ
等が壁面に接触しても磁場が乱されることがなく、磁気
カードが利用できない等の不測の事故を生ずることがな
い。また、マグネットシートは比重３．５〜３．８と重
いので、壁層機構に用いることにより防音効果も増すこ
とができる等の実用的効果を有する。
の一部をなすマグネットシートからの磁気が室内に漏れ
ることを防止することができ、磁気カードや磁気テープ
等が壁面に接触しても磁場が乱されることがなく、磁気
カードが利用できない等の不測の事故を生ずることがな
い。また、マグネットシートは比重３．５〜３．８と重
いので、壁層機構に用いることにより防音効果も増すこ
とができる等の実用的効果を有する。
第１図は本考案による壁層機構の一実施例を示した断面
図、第２図は従来例を示す断面図である。 １…壁面ベース、２…鉄板 ３…マグネットシート、４…スチール板
図、第２図は従来例を示す断面図である。 １…壁面ベース、２…鉄板 ３…マグネットシート、４…スチール板
Claims (1)
- 【請求項１】片面着磁したマグネットシートの着磁面
を、該マグネットシート固定用の介在層を介して壁面ベ
ースに貼着固定し、前記マグネットシートの表面に着磁
されていない磁性体から成る装飾板を貼着したことを特
徴とする壁層機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986130444U JPH0617931Y2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 壁層機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986130444U JPH0617931Y2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 壁層機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6334842U JPS6334842U (ja) | 1988-03-05 |
| JPH0617931Y2 true JPH0617931Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=31027948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986130444U Expired - Lifetime JPH0617931Y2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 壁層機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617931Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0635040Y2 (ja) * | 1988-06-02 | 1994-09-14 | フジマル工業株式会社 | 着脱自在な壁面被覆板 |
| JP2002128429A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-09 | Kyodo Printing Co Ltd | エレベータ内装材 |
| JP5682071B2 (ja) * | 2012-04-04 | 2015-03-11 | ニチレイマグネット株式会社 | 磁性防火壁装材及びそれを用いた磁性防火壁 |
| JP6705391B2 (ja) * | 2017-01-31 | 2020-06-03 | 住友ベークライト株式会社 | 化粧材 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS554421A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-12 | Osaka Soda Co Ltd | Ornamental wall |
| JPS55165021U (ja) * | 1979-05-16 | 1980-11-27 | ||
| JPS59192492U (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-20 | 西出 博行 | 表装材取付構造 |
-
1986
- 1986-08-26 JP JP1986130444U patent/JPH0617931Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6334842U (ja) | 1988-03-05 |
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