JPH06178757A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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Publication number
JPH06178757A
JPH06178757A JP4330763A JP33076392A JPH06178757A JP H06178757 A JPH06178757 A JP H06178757A JP 4330763 A JP4330763 A JP 4330763A JP 33076392 A JP33076392 A JP 33076392A JP H06178757 A JPH06178757 A JP H06178757A
Authority
JP
Japan
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substrate
cable
image pickup
sid
electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP4330763A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nakajima
中島  茂
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変形の自由度が高く、小型化可能で、且つ、
配線時の機械的耐性が容易に高められる撮像部を有する
コンパクトな電子内視鏡を得る。 【構成】 SID50は、フレキシブル基板54に設け
られたSID接続部53にバンプ52を介して電気的に
接続されている。また、前記フレキシブル基板54に
は、電子部品60がハンダ59及びバンプ63により実
装されている。尚、バンプ63により実装される電子部
品60は、樹脂(A)64により封止されている。前記
フレキシブル基板54は、必要に応じて折り曲げられ、
前記SIDホルダ51の開口部56内の所定の位置に立
体的に介挿され、フレキシブル基板54に設けられたケ
ーブル接続部57がフレキシブル基板54の外周面に位
置するように形成された後、樹脂(B)65により封止
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子と配線ケ
ーブルとをフレキシブル基板を介して接続する電子内視
鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡において、固体撮像素子と配
線ケーブルを接続する方法は、これまで種々の考案され
てきた。例えば、特開昭60−208726号等のよう
に、固体撮像素子のリードにリジッドな基板を接続し、
そのリジッドな基板に配線ケーブルを接続する手法が用
いられている。しかしながら、リジッドな基板は、組立
時の機械的強度、ハンダ時の耐熱性は高いものの、基板
の厚みが厚く、組立後の撮像部の大きさが大きくなり、
従って内視鏡が大きくなっていた。
【0003】内視鏡は患者の苦痛軽減という最大のメリ
ットを出すため、極力細く小型にすることが望まれる。
そのため、従来より、基板を薄肉のフレキシブル基板で
構成することにより、撮像部を細径、小型化を計ってい
る。
【0004】しかし、フレキシブル基板は、機械的強度
が弱く、耐熱性も低い。そこで、配線、組立後、変形に
よるショート等の電気的トラブルや破損、破断等の機械
的トラブルを回避するためフレキシブル基板を樹脂等で
封止することが望ましい。特に、フレキシブル基板は、
変形に対する自由度が高く、必要に応じて省スペースを
実現するため、任意に変形させて実装することが望まれ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、任意に変形させて実装すると、前述した変形
によるショート等の電気的トラブルや破損、破断等の機
械的トラブルが発生し易くなる。また、従来例では、樹
脂により封止することにより、組立後の耐性は確保でき
るが、組立途中の、つまり、フレキシブル基板を折り曲
げたり、あるいはその状態で配線するときの変形等をど
う回避するかについては、何等考慮されていない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、変形の自由度が高く、小型化可能で、且つ、配
線時の機械的耐性が容易に高められる撮像部を有するコ
ンパクトな電子内視鏡を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の電子内
視鏡は、体腔内または管内に挿入する挿入部の先端部に
設けられた対物光学系と、前記対物光学系からの観察像
を撮像する固体撮像素子とを有する電子内視鏡であっ
て、前記固体撮像素子を保持する筒状の保持部材と、前
記固体撮像素子に電気的に接続され、前記保持部材内に
立体的に配設された基板とを備え、前記基板の外周面
に、該基板を介して前記固体撮像素子に電気的に接続さ
れた接続部を設けており、前記基板の外周面の接続部を
介して前記固体撮像素子に電気的に接続できるので、撮
像部の変形の自由度が高く、小型化可能で、且つ、配線
時の機械的耐性が高い。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0009】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係
わり、図1は先端部の構成を示す断面図、図2は電子内
視鏡を備えた内視鏡装置の構成を示す構成図、図3は電
子内視鏡の断面を示す断面図、図4はシールド筒の図1
の矢印A方向から見た平面図である。
【0010】図2に示すように、本実施例の電子内視鏡
1は、細長で、例えば、可撓性の挿入部2を備え、この
挿入部2の後端に太径の操作部3が連接されている。前
記操作部3の後端部からは後方に可撓性のユニバーサル
コード4が延設され、このユニバーサルコード4の先端
にコネクタ5が設けられている。このコネクタ5は、光
源装置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプロセッサ
6のコネクタ受け8に接続されるようになっている。ま
た、前記ビデオプロセッサ6には、表示手段としてのカ
ラーモニタ7が接続されるようになっている。
【0011】前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部
9及びこの先端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲
部10が順次設けられている。また、前記操作部3に
は、湾曲操作スイッチ、例えば、ジョイスチック11が
設けられ、このジョイスチック11を操作することによ
り、前記湾曲部10を上下/左右方向に湾曲できるよう
になっている。さらに、前記操作部3には、前記ジョイ
スチック11による湾曲操作時に、ノイズ等により誤動
作等が生じ制御不能になった場合に、湾曲操作を強制的
に解除するための解除釦17が設けられている。
【0012】また、前記操作部3には、レリース等の画
像制御を指示するための制御スイッチ13、送気送水用
のスイッチ14及び患者データ等を入力するテンキー等
からなる入力部15を備えており、前記入力部15より
患者データ、観察日等のデータを入力することにより、
これらデータを内視鏡像と共に前記カラーモニタ7に表
示できるようになっている。さらに、前記操作部3に
は、挿入部2内に設けられた処置具チャンネルを通過す
る挿入口12が設けられている。
【0013】図3に示すように、前記先端部9内には固
体撮像素子等からなる撮像ユニット21が設けられてお
り、該先端部9の前方にある観察部位を対物レンズ20
を介して撮像するようになっている。
【0014】また、前記操作部3内には、前記ジョイス
チック11の操作により駆動される湾曲ケーブル22を
有するアングル電動機構部23が設けられており、前記
湾曲ケーブル22の先端は前記先端部9の基端部22a
に固着されている。前記ジョイスチック11が操作され
ると、操作信号が前記アングル電動機構部23を介して
信号線24を介して前記ビデオプロセッサ6に伝送さ
れ、前記ビデオプロセッサ6内に設けられた図示しない
湾曲制御部からの前記操作信号に基づいた制御信号によ
り、再び信号線24を介してアングル電動機構部23を
駆動制御し、前記湾曲ケーブル22を引っ張ったり緩め
たりすることにより、複数の湾曲駒10aより構成され
る前記湾曲部10を所望に向きに湾曲できるようになっ
ている。尚、湾曲制御部をビデオプロセッサ6内に設け
るとしたが、アングル電動機構部23内に設けて構成し
ても良い。このように、湾曲操作が電動で行うことによ
り、術者の疲労を軽減することができるという効果があ
るが、前記アングル電動機構部23あるいは前記ビデオ
プロセッサ6内に設けられた湾曲制御部がノイズ等によ
り誤動作したり、暴走したりすると人体に危険を及ぼ
す。そこで湾曲をフリー状態にする機構を前記アングル
電動機構部23あるいは前記ビデオプロセッサ6内に設
け、その操作を前記解除釦17により行うようにしてい
る。
【0015】一般に、術者は、薬指及び小指あるいは中
指と、手のひらとで操作部3のグリップ部3aをしっか
りと握って、前記の制御スイッチ13及び送気送水用の
スイッチ14の操作は人差し指あるいは中指で行い、前
記ジョイスチック11の操作は親指で行う。前記スイッ
チ14は、操作部3の指を握る方向に対し略垂直な面に
設けられており、指を握る方向に操作できるので、良好
な操作性を得ている。一方、前記ジョイスチック11
は、親指を握る方向にあてがい、比較的安定して操作が
できるようにしている。尚、前記スイッチ14の操作方
向Bと、指の操作方向Aとのずれは、図に示すように2
0゜ぐらいまでは、その操作性に遜色はない。
【0016】前記電子内視鏡1は、前記ビデオプロセッ
サ6内に設けられた図示しない光源装置からの照明光
を、前記挿入部2及び前記先端部9内を挿通した図示し
ないライトガイドにより、前記先端部9の前方の図示し
ない観察部位に照射するようになっている。
【0017】図1に示すように、前記先端部9は、筒状
の先端構成部9aにより構成されており、図示しない観
察部位からの戻り光を前記先端構成部9aの先端面に設
けられた対物レンズ系45により入射し、前記撮像ユニ
ット21内の固体撮像素子(以下、SIDと記す)50
の撮像面に観察像を結像するようになっている。尚、S
ID50の撮像面は、カバーガラス49により保護され
ている。また、前記挿入口12から挿入する図示しない
処置具を挿通するチャンネル46が前記挿入部2から前
記先端部9内に渡り配設されている。
【0018】先端構成部9a内に設けられた前記撮像ユ
ニット21は、円筒状のSIDホルダ51内に前記SI
D50を撮像面が光軸に対して垂直になるように保持し
ている。前記対物レンズ系45は、結像位置が前記SI
D50を撮像面に位置するようにピント調整された後
に、前記SIDホルダ51にビス固定され、さらにSI
Dホルダ51にビス固定された対物レンズ系45を先端
構成部9aにビス固定している。
【0019】前記先端部9の先端には、樹脂製の先端カ
バー47が設けられており、前記先端部9を保護すると
共に、前記先端構成部9aを電気的に絶縁している。ま
た、前記先端部9及び挿入部2は、周囲をシース9bに
より覆われている。前記先端カバー47の周方向の肉厚
t1は、ほぼ均一であり一定の強度を有するのに対し、
先端カバー47の先端面では、前記対物レンズ系45や
チャンネル46等にために、例えば、円形の穴が設けら
れており、この穴と穴の近傍での薄い肉厚のため先端カ
バー47の周方向に比べ強度が足りなくなるおそれがあ
るので、両者の耐強度を一定に保持したまま先端部9を
小型化するために、(周方向の肉厚t1)<(先端面の
肉厚t2)としている。
【0020】前記SID50は、フレキシブル基板54
に設けられたSID接続部53にバンプ52を介して電
気的に接続されている。また、前記フレキシブル基板5
4には、電子部品60がハンダ59及びバンプ63によ
り実装されている。尚、バンプ63により実装される電
子部品60は、樹脂(A)64により封止されている。
前記フレキシブル基板54は、必要に応じて折り曲げら
れ、前記SIDホルダ51の開口部56内の所定の位置
に立体的に介挿され、フレキシブル基板54に設けられ
たケーブル接続部57がフレキシブル基板54の外周面
に位置するように形成された後、樹脂(B)65により
封止されている。
【0021】フレキシブル基板54の自由端58は、前
記樹脂(B)65により封止されており、このように自
由端58を固定することにより、従来不安定であったフ
レキシブル基板54をU字状に形成することができその
強度を向上させることができる。このようにすることに
より、前記ビデオプロセッサ6に接続されたケーブル7
0の芯線67をハンダ68を介して前記ケーブル接続部
57に配線するときの機械的強度、耐熱性を向上させる
ことができ、ケーブル70の配線作業性を著しく向上さ
せることができる。
【0022】さらに、前記撮像ユニット21の電気的、
磁気的シールド性を高めるため、シールド筒71が前記
SIDホルダ51の後部に嵌挿されており、その内側に
位置するケーブル70とケーブル接続部57との接続を
補強するため、シールド筒71内を樹脂(C)66によ
り封止している。シールド筒71には、矢印A方向より
見た平面図である図4に示すように、切り欠き部71a
が設けてられており、一部のケーブル70とケーブル接
続部57との接続部分が径方向に飛び出す場合において
も、シールド筒71をその部分で太くすることがない。
【0023】このように構成された第1実施例の電子内
視鏡1によれば、撮像ユニット21においてフレキシブ
ル基板54を用い、このフレキシブル基板54を立体的
に形成したので、撮像ユニット21を小型化でき、電子
内視鏡を細くすることができ、患者の苦痛を軽減させる
ことができる。
【0024】また、ケーブル接続部57をフレキシブル
基板54の外周面に位置するように形成したので、フレ
キシブル基板54とケーブル70との配線作業性を著し
く向上させることができる。
【0025】さらに、本実施例のSID50は、素子単
体であり、この単体のSID50がフレキシブル基板5
4のSID接続部53にバンプ52を介して電気的に接
続されているが、樹脂(B)65により封止されている
ので、接続部分の機械的強度、耐熱性を向上させること
ができ、断線を防止できる。
【0026】また、フレキシブル基板54の自由端58
は、前記樹脂(B)65により封止しているので、治具
等により精度良くフレキシブル基板54を立体形状に成
形することができる。
【0027】次に第2実施例について説明する。
【0028】図5は第2実施例に係る撮像ユニット内部
の構成を説明する説明図である。
【0029】第2実施例は、撮像ユニット内部の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0030】図5(a)に示すように、第2実施例のS
ID50を接続するフレキシブル基板54aは、電子部
品60を実装した2つの部品実装面75と、ケーブル7
0を接続する接続面76とから構成されており、接続面
76の接続部77a、77b、77cは、接続面76の
長手方向に複数のランド列として形成されている。接続
部77a、77b、77cの各ランド幅t3、t4、t5
は、ケーブル70側から順次t5<t4<t3としてい
る。
【0031】図5(b)、(c)に示すように、フレキ
シブル基板54aは、電子部品60の実装、ケーブル7
0の配線の後、フレキシブル基板54aを先端部9の長
手方向に対して略平行に折り曲げて、部品実装面75と
接続面76と重ねて立体形成している。このとき、フレ
キシブル基板54aの一部または全部を図示しない樹脂
により封止している。
【0032】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0033】このように構成された第2実施例によれ
ば、部品実装面75と接続面76と重ねて立体形成して
いるいるので、第1実施例に比べさらに高密度実装が出
来、電子内視鏡を小型化できる。
【0034】また、フレキシブル基板54aを立体形成
する前に、電子部品60の実装、ケーブル70の配線を
行っているので、組立作業を効率的に行うことができ
る。
【0035】さらに、ケーブル70の配線時の熱が2つ
の部品実装面75に伝達しないので、SID50や電子
部品60のコンタクトオープンを防止することができ、
信頼性が向上する。
【0036】また、フレキシブル基板54aを折り曲
げ、筒状に形成して樹脂封止しているので、フレキシブ
ル基板54aの剛性を高めることが出来、耐性向上を計
ることができる。
【0037】さらに、接続面76の各接続部77a、7
7b、77cは、複数のランド列により形成されている
ので、ケーブル70の配線時の配線密度を高めることが
でき、これによりさらに電子内視鏡を小型化できる。
【0038】また、ケーブル70の配線は、配線作業
上、接続部77c、77b、77aより順に行うことに
なるが、だんだんケーブル70の自由度がなくなり、配
線しずらくなるが、接続部77a、77b、77cの各
ランド幅t3、t4、t5は、ケーブル70側から順次t5
<t4<t3となっており、従って接続部側の自由度を高
めているので作業効率を向上させることができる。
【0039】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0040】次に第3実施例について説明する。
【0041】図6は第3実施例に係る撮像ユニット内部
の構成を説明する説明図である。
【0042】第3実施例は、撮像ユニット内部の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0043】図6(a)に示すように、第3実施例のS
ID50を接続するフレキシブル基板54bは、電子部
品60を実装した2つの部品実装面78と、ケーブル7
0を接続する接続面80とから構成されており、部品実
装面78の実装パターン及び接続面80の配線パターン
が形成された面以外の面にはシールドパターンが形成さ
れている。
【0044】図6(b)、(c)に示すように、フレキ
シブル基板54bは、電子部品60の実装、ケーブル7
0の配線の後、フレキシブル基板54bを折り曲げて、
部品実装面75と接続面76とにより立体形成し、図示
しない樹脂により封止している。尚、第3実施例におい
ては、フレキシブル基板54bのシールドパターンでシ
ールドしているので、シールド筒71はもちいないで構
成している。
【0045】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0046】このように構成された第3実施例によれ
ば、フレキシブル基板54bのシールドパターンでシー
ルドしているので、シールド筒71等にシールド部材を
必要としないので、さらに電子内視鏡を小型化できる。
【0047】尚、第3実施例の電子内視鏡では、シール
ド筒71はもちいないで構成しているとしたが、第1実
施例と同様にシールド筒71用いて構成しても良く、こ
の場合、第1実施例に比べシールド効果を向上させこと
ができる。
【0048】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0049】次に第4実施例について説明する。
【0050】図7は第4実施例に係る撮像ユニット内部
の構成を説明する説明図である。
【0051】第4実施例は、撮像ユニット内部の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0052】図7(a)に示すように、第4実施例のS
ID50を接続するフレキシブル基板54cは、TAB
(Tape Automated Bonding)テープであり、主基板面8
5と電子部品60を実装する部品実装面86と、ケーブ
ル70を接続する接続面87とから構成されている。S
ID50は主基板面85のインナーリード91に、ま
た、部品実装面86に実装される電子部品60は部品実
装面86のインナーリード91に、それぞれ図示しない
バンプにより実装されている。尚、主基板面85及び部
品実装面86のインナーリード91は、図面横方向に並
べられている。部品実装面86のインナーリード91
は、実装される電子部品60により左右でリードの数が
異なっており、数の多い方のインナーリード91の幅t
6は、数の少ない方のインナーリード91の幅t7より狭
くなっており、インナーリード91の左右一辺当たりの
トータルの面積あるいはトータルの曲げ剛性を略同一に
している。
【0053】主基板面85には、電子部品60を実装す
るためのランド90が設けられており、このランド90
にハンダ等により電子部品60を実装している。また、
接続面87には、ケーブル70を接続するためのランド
92が設けられており、このランド92にハンダ等によ
りケーブル70を接続している。尚、ランド92はケー
ブル70を接続するためだけでなく、電子部品をハンダ
等により(バンプ接続以外)実装するために用いるよう
に形成しても良い。
【0054】図7(b)に示すように、フレキシブル基
板54cは、電子部品60の実装、ケーブル70の配線
の後、折り曲げ部88にて、部品実装面86は縦折りさ
れ、接続面87は横折りされて立体形成され、図示しな
い樹脂により封止され、補強、絶縁される。このとき、
接続面87は長手方向に対して斜めに配置され、主基板
面85との間隔が左右で異なっており、(右側の間隔t
8)<(左側の間隔t9)としている。
【0055】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0056】このように構成された第4実施例の電子内
視鏡によれば、主基板面85及び部品実装面86のイン
ナーリード91は、図面横方向に並べられているので、
横折りに対する機械的ストレスには弱いが、電子部品6
0のTAB実装を部品実装面86に行っており、この部
品実装面86は折り曲げ部88にて縦折りされるので、
耐強度を有した高密度実装が実現できる。
【0057】また、接続面87が主基板面85及び部品
実装面86のインナーリード91から離れているので、
接続面87にケーブル70を配線する際の熱ストレスが
インナーリード91に伝わりにくいので、コンタクトオ
ープンを防止できる。
【0058】さらに、接続面87と主基板面85との間
隔を(右側の間隔t8)<(左側の間隔t9)としている
ので、ケーブル70が密となる接続面70の左側の間隔
を広くとることができるため、撮像ユニット21を小型
化できる。
【0059】また、部品実装面86のインナーリード9
1の左右一辺当たりのトータルの面積あるいはトータル
の曲げ剛性を略同一にしているので、ギャングボンディ
ング(一括ボンディング)時に、電子部品60が傾いて
実装されることなく、また、実装後のストレスが均一
(部分的に弱い接続部がない)であり、寸法精度の向上
や耐性の向上を計ることができる。
【0060】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0061】次に第5実施例について説明する。
【0062】図8は第5実施例に係る撮像ユニット内部
の構成を説明する説明図である。
【0063】第5実施例は、撮像ユニット内部の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0064】電子内視鏡はその用途に応じて、大きさや
解像度の異なる種々の固体撮像素子が用いられ、その固
体撮像素子に応じた電子部品が撮像ユニット内に実装さ
れる。第5実施例は、このような種々の固体撮像素子に
対して実装される電子部品を簡単にマッチングできるフ
レキシブル基板を用いて構成した電子内視鏡であり、図
8(a)に示すように、第5実施例のSID50を接続
するフレキシブル基板54dは、主基板面95と、副基
板面96とより構成されている。主基板面95には種々
のSID50に対して共通の電子部品60が実装され、
また副基板面96には種々のSID50に対応した電子
部品60が実装される。副基板面96に実装されるSI
D50は、フレキシブル基板54dの複数の連結部93
a、93b、93c、93d上に設けられたパターン9
4a、94b、94c、94dにより主基板面95と電
気的に接続されている。
【0065】図8(b)に示すように、フレキシブル基
板54dは、電子部品60の実装、ケーブル70の配線
の後、フレキシブル基板54dを折り曲げて、主基板面
95と副基板面96とより立体形成し、副基板面96に
実装されるSID50に応じて複数の連結部93a、9
3b、93c、93dから所定の連結部、例えば、連結
部93cを選択し符号97に示すように切断することに
より、SID50と電子部品60とのマッチングをし
て、図示しない樹脂により封止している。
【0066】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0067】このように構成された第5実施例の電子内
視鏡によれば、フレキシブル基板54dに電子部品60
を実装し立体形成した後、SID50と電子部品60と
のマッチングため所定の連結部を選択し切断するので、
組立効率が向上すると共に、所定の連結部を選択、切断
することにより、種々のSID50に応じた電子部品6
0に対し1種類のフレキシブル基板54eで対応するこ
とができ、汎用性の高いフレキシブル基板54dを用い
た電子内視鏡を実現できる。
【0068】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0069】次に第6実施例について説明する。
【0070】図9は第6実施例に係る撮像ユニット内部
の構成を説明する説明図である。
【0071】第6実施例は、撮像ユニット内部の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0072】図9(a)に示すように、第6実施例のS
ID50を接続するフレキシブル基板54eは、電子部
品60を実装する部品実装面99a、99bと、この部
品実装面99a、99bを連結すると共にケーブル70
を配線する接続部101を有する連結面100とから構
成され、部品実装面99aにはSID50が接続されて
いる。また、部品実装面99bに実装される電子部品6
0は実装密度を高めるために一部が面取りされている。
【0073】図9(b)に示すように、フレキシブル基
板54eは、電子部品60の実装、ケーブル70の配線
の後、連結面100の折り曲げ部98にて折り曲げて、
部品実装面99a、99bとより連結面100の一部ま
たは全部が斜面となるように立体形成し、図示しない樹
脂により封止している。
【0074】その他の構成は第1実施例例と同じであ
る。
【0075】このように構成された第6実施例の電子内
視鏡によれば、連結面100の折り曲げ部98にて折り
曲げて、部品実装面99a、99bとより連結面100
の一部または全部が斜面となるように立体形成している
ので、立体形成されたフレキシブル基板54eの容量を
最小にすることができ、撮像ユニットを小型化した電子
内視鏡を得ることができる。また、図9(b)に示すよ
うに立体形成しているので、折り曲げ部98の剛性が第
1実施例に比べ強いため耐性を向上させることができ
る。
【0076】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0077】次に第7実施例について説明する。
【0078】図10は第7実施例に係る撮像ユニット内
部の構成を説明する説明図である。
【0079】第7実施例は、撮像ユニット内部の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0080】図10(a)に示すように、SID50a
を接続するフレキシブル基板54fは、3つの基板面よ
りなり、この3つの基板面を略三角形に立体成形してい
る。SID50aを矢印A方向からみると、図10
(b)に示すように、リード線105が略三角形に配列
されており、略三角形に立体成形した3つの基板面には
リード線105に対応した接続部106と、ケーブル7
0を配線する接続部107とが設けられている。従っ
て、3つの基板面を略三角形に立体成形し、接続部10
6にリード線105を接続し、接続部107にケーブル
70を配線し撮像ユニットを構成している。
【0081】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0082】このように構成された第7実施例の電子内
視鏡によれば、フレキシブル基板54fを3つの基板面
から構成することにより、SID50aとケーブル70
との配線面積を広げ、SID50のリード線105及び
ケーブル70の配線数を増やすことができ、リード線1
05ケーブル70の配線数が増えても撮像ユニットをコ
ンパクトに構成することができ、電子内視鏡を小型化で
きる。また、フレキシブル基板54fを略三角形に立体
成形したので、剛性を高めることができ撮像ユニットの
耐性を向上させることができる。
【0083】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0084】次に第8実施例について説明する。
【0085】図11は第8実施例に係るフレキシブル基
板の構成を説明する説明図である。
【0086】第8実施例は、フレキシブル基板の構成の
み異なり、その他の構成は第1実施例と同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0087】電子内視鏡はその用途に応じて、大きさや
解像度の異なる種々の固体撮像素子が用いられ、その固
体撮像素子に応じた電子部品がフレキシブル基板に実装
される。第8実施例は、このような種々の固体撮像素子
に対して実装される電子部品を簡単にマッチングできる
フレキシブル基板を用いて構成した電子内視鏡であり、
図11に示すように、第8実施例のSID50を接続す
るフレキシブル基板54gは、主基板面110と複数の
部品実装面111a、111b、111c、111d、
111eとからなり、主基板面110にはSID50と
種々のSID50に対して共通の電子部品60が実装さ
れ、複数の部品実装面111a、111b、111c、
111d、111eには所定の電子部品60a、60
b、60c、60d、60eが実装される。次に、SI
D50の種類に応じて電子部品60a、60b、60
c、60d、60eを選択し、不要な電子部品は部品実
装面ごと切断し取り除いた後、フレキシブル基板54d
を折り曲げて、主基板面95と副基板面96とより立体
形成し、樹脂により封止している。
【0088】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0089】このように構成された第8実施例の電子内
視鏡によれば、予めSID50の種類に応じて電子部品
選択し実装したフレキシブル基板をSID50の種類毎
に用意する必要がなく、組立効率を向上させることがで
きる。また、不要な部品実装面を確実に切断することが
できるので、部品実装面内のパターンがバラ状になり突
出し、ショート等を起こす虞がない。
【0090】その他の効果は第1実施例と同じである。
【0091】ところで、図12(a)に示すように、S
ID50と電子部品60を実装した基板124との電気
的な接続をボンディングワイヤ123で行う方法におい
て、SID50をベース部材120に搭載し、ベース部
材120と基板124とをフレキシブル連結部材122
に連結した状態で、ベース部材120と基板124を水
平にしてワイヤボンディングを行って、電気的接続を行
った後、図12(b)に示すように、フレキシブル連結
部材12を軸に回転させる。このようにすることによ
り、従来の2次元ボンダを使用することができ、安価に
製造することができる。また、ボンディング後、基板1
21を任意の形状に変えられるので、撮像ユニットをコ
ンパクトに形成することができる。
【0092】次に、基板がTAB基板の場合の電子部品
の実装例を説明する。第1の実装例は、図13(a)に
示すように、TAB基板130のベースフィルムの厚み
内に半導体チップ131を納め、バンプ133によりT
AB基板130のインナーリード132と半導体チップ
131とをTAB実装した後に、樹脂134により封止
する。その後、インナーリード132の反対面に厚膜印
刷して配線パターン135を形成し、TAB基板130
の裏面に回路を設けたものである。また、第2の実装例
は、図13(b)に示すように、第1の実装例と同じ
く、TAB基板130のベースフィルムの厚み内に半導
体チップ131を納め、バンプ133によりTAB基板
130のインナーリード132と半導体チップ131と
をTAB実装した後に、インナーリード132の反対面
の配線パターン135にバンプ136により半導体チッ
プ137をクリップチップ接続し、樹脂134により封
止したものである。従来TAB実装裏面は回路として利
用されなかったが、これらの実装例によれば、TAB実
装裏面を回路として利用でき高密度実装できるので、撮
像ユニット等を小型化することができる。
【0093】続いて、図14(a)に示すように、TA
B基板130にバンプ133によりTAB基板130の
インナーリード132に接続され、TAB実装される半
導体チップ131として、内部に複数の回路を構成した
ものがある。このような半導体チップ131において、
内部の複数の回路を選択できるように、回路毎に接続パ
ッドを設けることにより、この接続パッドを選択してボ
ンディングすることにより、1つの半導体チップ131
に汎用性を持たせることができ、コストダウン、組立効
率向上、部品管理が容易といった様々な効果を得ること
ができる。
【0094】このような半導体チップ131の2、3の
例を説明する。図14(b)に示すように、第1の例と
しての半導体チップ131は、半導体チップ131の一
面の対向する辺を1組とし、それぞれの組に接続パッド
140、141を設けており、半導体チップ131を回
転させてTAB実装することにより接続パッド140、
141を選択し、所望の内部回路を選択できるようにな
っている。対向する辺を1組とするとしたが、接続パッ
ドの組み合わせは任意に設定しても良い。
【0095】また、図14(c)に示すように、第2の
例としての半導体チップ131aは、半導体チップ13
1の一面の対向する辺に組の接続パッド142を設け、
接続パッド142に対して所定距離だけ平行移動した接
続パッド143を設けて、半導体チップ131を所定距
離だけ平行移動させてTAB実装することにより接続パ
ッド142、143を選択し、所望の内部回路を選択で
きるようになっている。
【0096】さらに、図14(d)に示すように、第3
の例としての半導体チップ131bは、第1の例を半導
体チップ131bの6面全てに適用したものであり、各
面の対向する辺を1組とし、各面のそれぞれの組に接続
パッド145、146、147、148、…を設けてい
る。そして、面を選択し、半導体チップ131bを回転
させてTAB実装することにより接続パッド145、1
46、147、148、…を選択し、所望の内部回路を
選択できるようになっている。尚、第3の例としての半
導体チップ131bは6面体としたが、これに限らず他
の多面体であっても良い。さらに、第1ないし第3の例
では、接続パッドを半導体チップ側に設けるとしたが、
基板側に設けても良い。
【0097】一方、ワイヤボンディングにより電子部品
60を実装する方法として、従来は、図15(a)に示
すように、電子部品60の図示しないボンディングパッ
ドと、基板150の図示しないボンディングパッドをそ
れぞれボンディングワイヤ151によりワイヤボンディ
ングし、基板150上に別に設けた図示しない配線用ラ
ンドにケーブル70を配線していた。電子部品60とケ
ーブル70との接続は基板150を介しているので、ス
ペースを大きくとっていた。そこで、図15(b)に示
すように、電子部品60のパッドに直接ケーブル70を
配線(配線はハンダ付け、圧着、バンプ接続等)するこ
とにより、基板150を介した電子部品60とケーブル
70との接続部を省くことができ、硬質部長を短くする
ことができ、小型化できる。さらに、ワイヤボンディン
グ等の配線箇所を少なくすることができるので、コンタ
クトオープン等のトラブルを低減できる。
【0098】図15(b)に示したように、電子部品6
0のパッドに直接ケーブル70を配線する方法におい
て、図16(a)に示すように、バンプ162により電
子部品60のパッド161とケーブル70の芯線67を
接続する。このとき、ケーブル70の芯線67が、図1
6(b)に示すように単線の場合、芯線67の先端に平
打ち部165を設け、平打ち部165を電子部品60の
パッド161に接続することにより、ケーブル70の接
続部が丸型でなく、平型である平打ち部165であるの
で、位置ずれすることなく、安定して接続することがで
きる。また、図16(c)に示すように、ケーブル70
aの芯線67aが複数の単線からなる場合は、予め芯線
67a先端にハンダプレコート施した後、平打ち部16
5aを設ければ良い。
【0099】ここで、図15に示したワイヤボンディン
グにより電子部品60を実装する場合の詳細を説明す
る。図17(a)は電子部品60と基板150とをボン
ディングワイヤ151によりワイヤボンディングした状
態を説明する拡大図である。図17(a)に示すよう
に、ボンディングワイヤ151の第1接続部171を電
子部品60上のボンディングパッド170に接続し、ボ
ンディングワイヤ151の第2接続部172を基板15
0に接続する。ボンディングワイヤ151の第2接続部
172が接続される基板150は、図17(b)に示す
ように、パターン177、178、179を選択的にボ
ンディングできるようになっており、いずれか1つ、例
えば、パターン177を選択してボンディングし、これ
により自動的にパターン173とパターン174が電気
的に接続される。同様にパターン178を選択してボン
ディングすると、これにより自動的にパターン173と
パターン175が電気的に接続され、パターン179を
選択してボンディングすると、これにより自動的にパタ
ーン173とパターン176が電気的に接続される。つ
まり、ワイヤボンディングを行うと同時に、基板150
のパターンのスイッチッグを行う。この構成を電子部品
60側に設けても良い。このようにすることにより、ワ
イヤボンディングを行うと同時に回路のスイッチングも
行うことができるので、作業効率が向上する。また、配
線箇所を少なくすることができるので、コンタクトオー
プン等のトラブルを低減できる。さらに、パターン17
7、178、179にはパターンエッジが多く存在する
ので、ボンディングワイヤ151の第2接続部172の
喰い付きが良く信頼性が向上する。
【0100】ところで、電子内視鏡1の操作部に設けら
れた解除釦17は、図3に示すように、その操作方向は
その取付面の垂直方向より傾けてあるので、指で容易に
押すことができす、操作部3を持ち変えるか、もう一方
の手、もしくは他人の手を借りなければならず、その他
の操作釦に比べ操作性を悪くしている。
【0101】図18(a)に示すように、解除釦17は
矢印Aに示す方向のみ往復する操作レバー30を操作す
ることにより、スイッチ本体31のON/OFFを操作
できる。付勢部材32は、操作レバー30の復帰用であ
る。尚、付勢部材32は図のようなバネでなくてもゴム
等により構成しても良い。操作方向Aが取付面の垂線に
対して20゜以上傾けられているので、親指では容易に
押すことができない解除釦17としている。したがって
不用意に解除釦17が押されることはない。
【0102】図18(b)から図18(f)に解除釦の
変形例を示す。図18(c)は、傾け角をさらに傾け、
解除釦17cをスライドスイッチで構成し、矢印C方向
に操作するようになっている。
【0103】図18(d)は、解除釦17dの操作力量
を他の釦に比べ重くしたものであり、この場合の解除釦
17dは、例えば、1500g以上の力量が加わらない
とONしないようになっている。尚、解除釦17dの操
作力量を電子内視鏡1の重量より重くしても良い。さら
に、解除釦17dの操作力量を2kg以上としても良
い。
【0104】図18(e)は、操作部3に指の入らない
凹部38を設け、その凹部38内に解除釦17eを設け
たものである。図18(f)は、解除釦17fを2アク
ションスイッチで構成したものであり、2つの操作F
1、F2により操作できるようにしたものである。
【0105】一方、図2で説明したように、カラーモニ
タ7には患者データと内視鏡像を表示する。ところで、
カラーモニタ7に表示する内容には2つのモードがあ
り、図19(a)に示すように、通常観察時では、カラ
ーモニタ7に患者データ41と内視鏡像40を表示する
が、観察中、スイッチの切り換え、もしくはレリーズ時
に連動する等して、図19(b)に示すように、内視鏡
像の拡大像40aを表示するようにしている。尚、拡大
像40aの表示時には、患者データ41は表示されな
い。
【0106】また、挿入口12より挿入される処置具が
細径処置具、特にラフロンシースの場合、シースが軟ら
かく挿入口12で座屈してしまうことがある。そこで、
図20(b)に示すように、処置具挿通可能な挿通口を
有する管体202であって、一端がテーパ状に形成され
たテーパ部203であり、もう一端が処置具シース外径
より細径に構成された弾性部材よりなる丸穴204を有
する処置具挿入補助具200を図20(a)に示すよう
に挿入口12に突き差し、処置具挿入補助具200内に
処置具201をチャンネル46内に挿通させるようにし
ている。この場合、処置具201をチャンネル46内に
挿通させた後、挿入口12より処置具挿入補助具200
を取り外しても丸穴204が置具201に喰い付き移動
しない。尚、図20(c)に示すように、丸穴及び管体
に長手方向に処置具201シース外径より細径のスリッ
トを有する処置具挿入補助具205としても良く、この
場合、処置具201をチャンネル46内に挿通させた
後、挿入口12より処置具挿入補助具205を取り外す
と共に、スリットによって処置具201より処置具挿入
補助具205を取り外す。
【0107】また、図21(a)に示すように、処置具
挿入補助具211を備えた処置具210としても良く、
この処置具挿入補助具211は処置具210の基端側に
固定されており、先端にはテーパ状に形成されたテーパ
部213が設けられ、さらに処置具挿入補助具211の
中央部にはミシン目部212が設けられている。したが
って、ミシン目部212より切り放された補助具先端部
214を、図21(b)に示すように挿入口12に突き
差し、処置具210をチャンネル46内に挿通させるよ
うにしている。この処置具210は処置具挿入補助具2
11と一体に構成されているので使い捨てとなってお
り、処置具挿入補助具単体の場合、処置具挿入補助具が
小さいため紛失しやすかったがそのような問題が解決さ
れる。
【0108】ところで、このような内視鏡を体腔内に挿
入する場合、挿入補助具としてガイドワイヤが用いられ
るが、胆道系、特に胆のう管内は、内腔がスパイラル状
のヒダになっているために、ガイドワイヤが挿通できな
いという問題があるが、図22に示すように、先端がス
パイラル状の軟性部221の胆道系用ガイドワイヤ22
0を用いることにより上記問題が解決できる。この軟性
部221はカテーテル及びチャンネル内ではストレート
状に変形可能となっている。尚、通常、軟性部221は
ストレートまたはJ型であるが、形状記憶合金あるいは
樹脂により構成することにより加熱によってスパイラル
状に変形するようにしても良い。
【0109】さて、上述したように電子内視鏡は、アン
グル電動機構を備え、この誤動作を防止するために解除
釦を有するとしたが、このようなアングル電動機構を有
する内視鏡は、電子内視鏡に限らず、図23に示すよう
に、イメージガイド230により観察像を接眼部231
に伝送し、接眼レンズ232を介して観察像を観察す
る、アングル電動機構23を有する通常のイメージスコ
ープ1aに対しても、誤動作を防止するために解除釦1
7を設けて構成しても良い。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子内視
鏡によれば、体腔内または管内に挿入する挿入部の先端
部に設けられた対物光学系と、前記対物光学系からの観
察像を撮像する固体撮像素子とを有する電子内視鏡であ
って、前記固体撮像素子を保持する筒状の保持部材と、
前記固体撮像素子に電気的に接続され、前記保持部材内
に立体的に配設された基板とを備え、前記基板の外周面
に、該基板を介して前記固体撮像素子に電気的に接続さ
れた接続部を設けており、前記基板の外周面の接続部を
介して前記固体撮像素子に電気的に接続できるので、変
形の自由度が高く、小型化可能で、且つ、配線時の機械
的耐性が高くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る先端部の構成を示す断面図で
ある。
【図2】第1実施例に係る電子内視鏡を備えた内視鏡装
置の構成を示す構成図である。
【図3】第1実施例に係る電子内視鏡の断面を示す断面
図である。
【図4】第1実施例に係るシールド筒の図1の矢印A方
向から見た平面図である。
【図5】第2実施例に係る撮像ユニット内部の構成を説
明する説明図である。
【図6】第3実施例に係る撮像ユニット内部の構成を説
明する説明図である。
【図7】第4実施例に係る撮像ユニット内部の構成を説
明する説明図である。
【図8】第5実施例に係る撮像ユニット内部の構成を説
明する説明図である。
【図9】第6実施例に係る撮像ユニット内部の構成を説
明する説明図である。
【図10】第7実施例に係る撮像ユニット内部の構成を
説明する説明図である。
【図11】第8実施例に係るフレキシブル基板の構成を
説明する説明図である。
【図12】SIDと基板との電気的な接続をボンディン
グワイヤで行う方法を説明する説明図である。
【図13】基板がTAB基板の場合の電子部品の実装例
を説明する説明図である。
【図14】TAB基板にTAB実装する電子部品を説明
する説明図である。
【図15】ワイヤボンディングにより電子部品を基板に
実装する方法を説明する説明図である。
【図16】図15における電子部品に接続されるケーブ
ル先端を説明する説明図である。
【図17】図15における電子部品と基板のワイヤボン
ディングを説明する説明図である。
【図18】解除釦の構成を説明する説明図である。
【図19】カラーモニタの表示例を説明する説明図であ
る。
【図20】処置具挿入補助具の構成を示す構成図であ
る。
【図21】処置具挿入補助具と一体に構成の処置具の構
成を示す構成図である。
【図22】胆道系用ガイドワイヤの構成を示す構成図で
ある。
【図23】アングル電動機構を有するイメージスコープ
の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1…電子内視鏡 9…先端部 21…撮像ユニット 50…SID 53…SID接続部 54…フレキシブル基板 57…ケーブル接続部 60…電子部品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内または管内に挿入する挿入部の先
    端部に設けられた対物光学系と、前記対物光学系からの
    観察像を撮像する固体撮像素子とを有する電子内視鏡で
    あって、 前記固体撮像素子を保持する筒状の保持部材と、 前記固体撮像素子に電気的に接続され、前記保持部材内
    に立体的に配設された基板とを備え、 前記基板の外周面に、該基板を介して前記固体撮像素子
    に電気的に接続された接続部を設けたことを特徴とする
    電子内視鏡。
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