JPH06178486A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH06178486A
JPH06178486A JP35042492A JP35042492A JPH06178486A JP H06178486 A JPH06178486 A JP H06178486A JP 35042492 A JP35042492 A JP 35042492A JP 35042492 A JP35042492 A JP 35042492A JP H06178486 A JPH06178486 A JP H06178486A
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cylindrical
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Tsuyoshi Miyawaki
津与志 宮脇
Tokukazu Oguchi
徳和 大口
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NAGANO NIPPON DENSAN KK
NIHON DENSAN NAGANO KK
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NAGANO NIPPON DENSAN KK
NIHON DENSAN NAGANO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ回転時の振動を全体としてより低レベ
ルに抑えることができる。 【構成】 筒状突部10aの内部及び環状突部10bの
内部を通じて、アルミニウムダイカスト製のハウジング
10を貫通孔12により貫通させる。下端外周部に鍔部
30aが張り出した鉄径材料製の固定支柱30を、貫通
孔12内に下方から圧入する。固定支柱30の下部にお
いて貫通孔12内にしまりばめにより嵌合固定させる。
固定支柱30の鍔部30aの環状上面は、筒状突部10
aの環状下端面に密接させる。軸線方向において、筒状
突部10aが固定支柱30の鍔部30aに連なった状態
となり、ハウジング10と固定支柱30との固定の強度
及び剛性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録用ディスク等の回
転駆動に用いられるスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】従来、ハウジ
ング或はブラケット等の基盤部材に突設された固定支柱
部材に対し、軸受手段を介してロータが回転自在に支持
されてなるスピンドルモータとして、図5に示すような
タイプのものがあった。このスピンドルモータでは、筒
状突部a1の内部を通って基盤部材aを貫通する貫通孔
c内に、固定支柱部材dの基部d1が、圧入等によるし
まりばめにより嵌合固定されている。
【0003】ところが、ハードディスクを始めとする記
録用ディスク等の回転駆動に用いられるスピンドルモー
タについては、記録密度が益々高くなるにつれて、より
一層の振動抑制対策が要請されつつある。
【0004】また、図5に示されるようにロータハブe
の周壁部e1の内周部に円筒状のロータヨークf等の内
嵌部材が圧入により固定されてなるロータgにおいて
は、例えばロータハブeがアルミニウム製でロータヨー
クfが鉄系材料製である場合のように両者の熱膨張率が
比較的大きく相違する場合、温度変化時の変形率の差に
よりロータハブeの形状が歪み、固定支柱部材dの振れ
が発生して、ロータハブeに固定される記録用ディスク
等の被駆動体の回転精度に悪影響を及ぼすことが生じ得
る。
【0005】これを防止する手段として、ロータハブe
とロータヨークfとのしまりばめを、ロータハブeの鍔
状部e2においてのみ行うことにより、両者の変形拘束
を少なくすることが考えられる。
【0006】ところがその場合、ロータハブeの鍔状部
e1に作用するはめ合い圧力によってロータハブeの周
壁部e1と鍔状部e2との境界部に大きな応力集中が生
じて変形や亀裂が発生するおそれがある。
【0007】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、モータ回転時の振動を全体としてより低レベル
に抑えることができるスピンドルモータ、及び、ロータ
ハブの周壁部と鍔状部との境界部に大きな応力集中が生
じて変形や亀裂が発生することを回避しつつロータハブ
と内嵌部材との間における温度変化時の変形率の差によ
りロータハブの形状が歪むことを効果的に防止すること
ができるスピンドルモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスピンドルモータは、基盤部材に突設され
た筒状突部の内部を通ってその基盤部材を貫通する貫通
孔内に、比較的剛性の高い材料により形成された固定支
柱部材の基部がしまりばめにより嵌合固定され、固定支
柱部材の先端側が前記筒状突部とは逆向きに基盤部材か
ら突出しており、その固定支柱部材に対し、軸受手段を
介してロータが回転自在に支持されてなるスピンドルモ
ータであって、前記固定支柱部材の基端部が、貫通孔の
外部に位置し、前記基端部に一体的に設けられた鍔部が
前記筒状突部の環状端面に密接したものとしている。
【0009】また本発明の別のスピンドルモータは、周
壁部とその周壁部の端部に位置する鍔状部とを有する第
1の円筒状部を備えたロータハブと、第2の円筒状部を
有する内嵌部材とを有してなり、第1の円筒状部に第2
の円筒状部が内嵌されしまりばめにより固定されたロー
タを備えたスピンドルモータであって、ロータハブと内
嵌部材との熱膨張係数が異なり、第1の円筒状部と第2
の円筒状部とのしまりばめが、第1の円筒状部の鍔状部
の内側においてのみなされており、第1の円筒状部のう
ち周壁部と鍔状部との境界をなす環状部分に、周方向溝
が設けられたものとしてる。
【0010】また本発明の更に別のスピンドルモータ
は、周壁部とその周壁部の端部に位置する第1の鍔状部
とを有する第1の円筒状部を備えたロータハブと、第2
の円筒状部を有する内嵌部材とを有してなり、第1の円
筒状部に第2の円筒状部が内嵌されしまりばめにより固
定されたロータを備えたスピンドルモータであって、ロ
ータハブと内嵌部材との熱膨張係数が異なり、第2の円
筒状部の端部に、第2の鍔状部を有し、第1の鍔状部の
端部内周側に、環状切欠部を有し、第1の円筒状部と第
2の円筒状部とのしまりばめが、環状切欠部とその環状
切欠部に嵌合した第2の鍔状部との間においてのみなさ
れたものとしている。
【0011】
【作用】請求項1の発明において、固定支柱部材の基部
は、基端部が貫通孔の外部に位置し、その基端部に一体
的に設けられた鍔部が筒状突部の環状端面に密接した状
態で、貫通孔内にしまりばめにより嵌合固定されてい
る。軸線方向において、基盤部材の筒状突部が、比較的
剛性の高い材料により形成された固定支柱部材の鍔部に
連なった状態であるため、基盤部材と固定支柱部材との
固定の強度及び剛性が高まり、全体としての固有振動数
が上昇する。
【0012】請求項2の発明において、第1の円筒状部
と第2の円筒状部とのしまりばめが、第1の円筒状部の
端部に位置する鍔状部の内側においてのみなされている
ので、ロータハブと内嵌部材とが相互に変形を拘束し合
う部分が少ない。そのため、両者の温度変化時の変形率
の差によりロータハブの形状が歪むことが効果的に防止
される。
【0013】第1の円筒状部のうち周壁部と鍔状部との
境界をなす環状部分に、周方向溝が設けられているの
で、円筒状部のうち鍔状部にのみ作用するしまりばめの
はめ合い圧力による応力が周壁部へ伝わることが抑えら
れ、周壁部と鍔状部との境界をなす環状部分における応
力集中が防がれる。
【0014】請求項3の発明において、第1の円筒状部
と第2の円筒状部とのしまりばめが、環状切欠部とその
環状切欠部に嵌合した第2の鍔状部との間においてのみ
なされているので、ロータハブと内嵌部材とが相互に変
形を拘束し合う部分が少ない。そのため、両者の温度変
化時の変形率の差によりロータハブの形状が歪むことが
効果的に防止される。
【0015】第2の鍔状部との間においてしまりばめが
行われる環状切欠部は、第1の鍔状部の端部内周側に位
置するから、第1の鍔状部は、しまりばめによるはめ合
い圧力に十分に耐える強度及び剛性を有している。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を、図1乃至図4を参照しつ
つ説明する。図1は、本発明の1実施例としてのハード
ディスク駆動用スピンドルモータの断面図、図2は、そ
の要部拡大図である。勿論、本発明のスピンドルモータ
は、ハードディスク以外の種々の記録媒体等の回転駆動
に用いることができる。
【0017】アルミニウムダイカスト製のハウジング1
0(基盤部材の一例)は、中央部下側に筒状突部10a
を有し、中央部上側に環状突部10bを有する。上下方
向の貫通孔12は、その筒状突部10aの内部及び環状
突部10bの内部を通ってハウジング10を貫通してい
る。ハウジング10における環状突部10bの外周側に
上方開口の環状凹部10cを有し、環状凹部10cの外
周側に、フランジ部10dを有する。なお、基盤部材
は、例えばハードディスク駆動装置の基盤等であっても
差し支えない。
【0018】ハウジング10における環状突部10bの
外周上部に、ステータコイル16が捲回されたステータ
コア18が、その内周下部において外嵌固定されてい
る。ハウジング10の下面には、筒状突部10aの上端
外周部との間に若干の径方向距離を隔てて環状平板状の
回路基板20が固定されている。筒状突部10aの上端
外周部には押さえリング22が外嵌され、その押さえリ
ング22によって回路基板20の内周縁部がハウジング
10の下面に押し付けられている。筒状突部10aの上
端外周部とハウジング10の下面との角部24は、肉盛
りされて湾曲形状に形成されている。
【0019】ステータコイル16の引出し線26は、ハ
ウジング10に設けられた引出し孔28を通じてハウジ
ング10の下方へ引出され、回路基板20の回路に電気
的に接続されている。
【0020】下端外周部に鍔部30aが張り出した略中
空円柱状の鉄径材料製の固定支柱30が、貫通孔12内
に下方から圧入され、固定支柱30の下部において貫通
孔12内にしまりばめにより嵌合固定されている。固定
支柱30のうち嵌合固定された部分よりも上方部の外径
は、貫通孔12よりも縮径され、圧入過程において固定
支柱30の外周面が損傷を受けて上下玉軸受32・34
の取り付け精度に悪影響を与えることを防止している。
固定支柱30の上半部は、環状突部10bの上方へ突出
している。固定支柱30の鍔部30aの環状上面は、筒
状突部10aの環状下端面に密接している。固定支柱3
0の中空部の上部には、ねじ孔36が設けられ、下部に
は、密封用のゴム球38がはめ込まれている。固定支柱
30の上部の外周面には、玉軸受固定用の接着剤を保持
するための接着剤保持溝40が全周に亙って設けられて
いる。
【0021】ロータハブ42は、有底二重円筒状をな
し、その内周壁42aの内周部において、固定支柱30
の上半部の外周部に、上下玉軸受32・34を介して回
転自在に支持されている。
【0022】上玉軸受32の上方において、ロータハブ
42の内周壁42aの内周面と固定支柱30の外周面と
の間が磁性流体シール44により密封されている。内周
壁42aの下端部はハウジング10の環状突部10bの
外周上端部と軸線方向の若干の空隙を隔てて相対してお
り、内周壁42aの外周面は、ステータコア18の内周
面の内側に、わずかな径方向空隙を隔てて位置してい
る。
【0023】ロータハブ42の上部に位置する底部42
bには、ロータハブ42の外周壁42cに外嵌されるハ
ードディスクを鍔状部42dの上面との間に挟圧固定す
るためのクランパの固定に用いる螺子孔46が設けられ
ている。
【0024】鍔状部42dは、ロータハブ42の外周壁
42cの下方に連設され、その軸線方向7割方が環状凹
部10c内に挿入された状態となっている。鍔状部42
dは外周壁42cよりも外方へ張り出しており、鍔状部
42dの内径は外周壁42cのそれと等しい。鍔状部4
2dと外周壁42cにより、第1の円筒状部が構成され
ている。外周壁42cと鍔状部42dとの境界をなす環
状部分の内周側には、周方向溝48が設けられている。
【0025】ロータマグネット50は円筒状をなし、鉄
系材料製のロータヨーク52(内嵌部材の一例)の内周
部に固定保持されている。ロータヨーク52は、下端部
に全周に亙る外方突部52aを有する略円筒状をなす。
この実施例では、ロータヨーク52全体が第2の円筒状
部を構成している。このロータヨーク52は、ロータハ
ブ42内に圧入され、外方突部52aにおいて、鍔状部
42dの内周側にしまりばめにより固定されている。ロ
ータヨーク52のうち外方突部52aの上方の部分は、
ロータハブ42の外周壁42c及び底部42bとの間
に、それぞれ径方向及び軸線方向の空隙を隔てている。
ステータコア18とロータマグネット50とは、径方向
ギャップを隔てて内外に相対している。
【0026】以上のようなスピンドルモータにおいて、
固定支柱30における鍔部30aの環状上面が筒状突部
10aの環状下端面に密接した状態で、固定支柱30の
下部が貫通孔12内にしまりばめにより嵌合固定されて
いるので、軸線方向において、アルミニウム製のハウジ
ング10の筒状突部10aが、鉄系材料、すなわち比較
的剛性の高い材料により形成された固定支柱30の鍔部
30aに連なった状態となる。そのため、ハウジング1
0と固定支柱30との固定の強度及び剛性が高まり、全
体としての固有振動数が上昇する。
【0027】また、ロータハブ42内に圧入されること
によるロータヨーク52のしまりばめが、ロータハブ4
2の下端部に位置する鍔状部42dの内周側とロータヨ
ーク52の下端部に位置する外方突部52aの外周側と
の間においてのみなされており、ロータヨーク52のう
ち外方突部52aの上方の部分は、径方向間隙を隔てて
ロータハブ42の外周壁42cの内側に位置している。
このようにロータハブ42とロータヨーク52とが相互
に変形を拘束し合う部分が少ないので、両者の温度変化
時の変形率の差によりロータハブ42の形状が歪むこと
が効果的に防止される。
【0028】そして、ロータハブ42の外周壁42cと
鍔状部42dとの境界をなす環状部分の内周側に周方向
溝48が設けられているので、鍔状部42dにのみ作用
するしまりばめのはめ合い圧力による応力が外周壁42
cへ伝わることが抑えられ、外周壁42cと鍔状部42
dとの境界をなす環状部分に応力集中が生じてこの部分
に変形や亀裂等が発生することが効果的に防がれる。そ
れゆえ、外周壁42cの肉厚を、例えば0.8mmと、
きわめて薄く形成することにより小型・軽量化を図るこ
とが可能である。
【0029】更に、ロータハブ42の内周壁42aの下
端部とハウジング10の環状突部10bの外周上端部、
内周壁42aの外周面とステータコア18の内周面、並
びにロータハブ42の鍔状部42dの下面及び外周面と
ハウジング10の環状凹部10cの上面及び内周面等に
より、下玉軸受34の潤滑剤等がスピンドルモータの外
部へ飛散することを防ぐラビリンスシール状の効果を発
揮する。
【0030】図3は、本発明の別の実施例としてのハー
ドディスク駆動用スピンドルモータの要部拡大断面図で
ある。
【0031】アルミニウム製のロータハブ60の外周壁
60cの下方に連設された第1鍔状部60dは、外周壁
60cよりも外方へ張り出している。鍔状部60dと外
周壁60cにより、第1の円筒状部が構成されている。
第1鍔状部60dの下端部内周側に、軸線方向厚み及び
径方向幅が何れもその第1鍔状部60dの2分の1程度
である環状切欠部62を有する。
【0032】ロータマグネット64を内周部に固定保持
した略円筒状の鉄系材料製のロータヨーク66(内嵌部
材の一例)は、その下端部に、環状切欠部62の径方向
幅よりやや大きく張り出した第2鍔状部66aを有す
る。この実施例では、ロータヨーク66全体が第2の円
筒状部を構成している。
【0033】このロータヨーク66は、ロータハブ60
内に圧入され、環状切欠部62の内周面とその環状切欠
部62に嵌合した第2鍔状部66aの外周面との間にお
いてのみしまりばめにより固定されている。ロータヨー
ク66のうち第2鍔状部66aの上方の部分は、ロータ
ハブ60の外周壁60cとの間に径方向の空隙を隔てて
いる。従って、ロータハブ60とロータヨーク66とが
相互に変形を拘束し合う部分が少ないので、両者の温度
変化時の変形率の差によりロータハブ60の形状が歪む
ことが効果的に防止される。
【0034】また、第2鍔状部66aとの間においてし
まりばめが行われる環状切欠部62は、第1鍔状部60
dの下端部内周側に位置し、その軸線方向厚み及び径方
向幅が何れも第1鍔状部60dの2分の1程度であるか
ら、第1鍔状部60dは、しまりばめによるはめ合い圧
力に十分に耐える強度及び剛性を有している。そのた
め、ロータハブ60の外周壁60cと第1鍔状部60d
との境界部に大きな応力集中が生じて変形や亀裂が発生
することが効果的に防がれる。
【0035】図4は、本発明の更に別の実施例としての
ハードディスク駆動用スピンドルモータの要部拡大断面
図である。
【0036】この実施例は、図3に示した実施例とほぼ
同様の構成であるが、次のような点が相違する。すなわ
ち、図3に示した実施例においては、ロータハブ60の
第1鍔状部60dにおける環状切欠部62とロータヨー
ク66の第2鍔状部66aとの嵌合固定に、実際には接
着剤を併用しており、環状切欠部62の内周面又は第2
鍔状部66aの外周面に接着剤保持溝が形成されている
が、図4の実施例では、嵌め合い部と接着部とを完全に
分離している。また、環状切欠部70の軸線方向厚み及
び径方向幅は何れも第1鍔状部72dの5分の2程度で
ある。また、ロータヨーク74における第2鍔状部74
dの上方は、第1鍔状部72dのやや上方に至るまで、
外方へ盛り上がった外方盛り上り部74eに形成されて
おり、その外方盛り上り部74eとロータハブ72の外
周壁72c及び第1鍔状部72dとの間が、ゴム系接着
剤等の弾性を有する接着材料76により接着されてい
る。このような構成により、上部が自由端となっている
ロータヨーク72の振動を防止するものである。
【0037】なお、以上の実施例についての記述におけ
る上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のため
のものであって、実際の使用状態等を限定するものでは
ない。
【0038】
【発明の効果】請求項1のスピンドルモータでは、基盤
部材と固定支柱部材との固定の強度及び剛性を高めて、
全体としての固有振動数を上昇させることができるの
で、それによってモータ回転時の共振による振動を防止
し、全体として振動を低レベルに抑えることができる。
【0039】請求項2のスピンドルモータでは、円筒状
部のうち鍔状部にのみ作用するはめ合い圧力により、周
壁部と鍔状部との境界をなす環状部分に応力集中が生
じ、この部分に変形や亀裂等が発生することが効果的に
防がれ、而も、ロータハブと内嵌部材との間における温
度変化時の変形率の差によりロータハブの形状が歪むこ
とが効果的に防止され、ロータハブに固定される記録用
ディスク等の被駆動体の回転精度を向上させることがで
きる。
【0040】請求項3のスピンドルモータでは、第2の
鍔状部が嵌合してしまりばめが行われる環状切欠部を有
する第1の鍔状部は、しまりばめによるはめ合い圧力に
十分に耐える強度及び剛性を有するので、第1の円筒状
部の周壁部と第1の鍔状部との境界部に大きな応力集中
が生じて変形や亀裂が発生することが効果的に防がれ、
而も、ロータハブと内嵌部材との間における温度変化時
の変形率の差によりロータハブの形状が歪むことが効果
的に防止され、ロータハブに固定される記録用ディスク
等の被駆動体の回転精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードディスク駆動用スピンドルモータの断面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】別のハードディスク駆動用スピンドルモータの
要部拡大断面図である。
【図4】更に別のハードディスク駆動用スピンドルモー
タの要部拡大断面図である。
【図5】従来のスピンドルモータの断面図である。
【符合の説明】
10 ハウジング 10a 筒状突部 10c 環状突部 12 貫通孔 30 固定支柱 30a 鍔部 32 上玉軸受 34 下玉軸受 42 ロータハブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤部材に突設された筒状突部の内部を通
    ってその基盤部材を貫通する貫通孔内に、比較的剛性の
    高い材料により形成された固定支柱部材の基部がしまり
    ばめにより嵌合固定され、固定支柱部材の先端側が前記
    筒状突部とは逆向きに基盤部材から突出しており、その
    固定支柱部材に対し、軸受手段を介してロータが回転自
    在に支持されてなるスピンドルモータであって、 前記固定支柱部材の基端部が、貫通孔の外部に位置し、
    前記基端部に一体的に設けられた鍔部が前記筒状突部の
    環状端面に密接していることを特徴とするスピンドルモ
    ータ。
  2. 【請求項2】周壁部とその周壁部の端部に位置する鍔状
    部とを有する第1の円筒状部を備えたロータハブと、第
    2の円筒状部を有する内嵌部材とを有してなり、第1の
    円筒状部に第2の円筒状部が内嵌されしまりばめにより
    固定されたロータを備えたスピンドルモータであって、 ロータハブと内嵌部材との熱膨張係数が異なり、 第1の円筒状部と第2の円筒状部とのしまりばめが、第
    1の円筒状部の鍔状部の内側においてのみなされてお
    り、 第1の円筒状部のうち周壁部と鍔状部との境界をなす環
    状部分に、周方向溝が設けられていることを特徴とする
    スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】周壁部とその周壁部の端部に位置する第1
    の鍔状部とを有する第1の円筒状部を備えたロータハブ
    と、第2の円筒状部を有する内嵌部材とを有してなり、
    第1の円筒状部に第2の円筒状部が内嵌されしまりばめ
    により固定されたロータを備えたスピンドルモータであ
    って、 ロータハブと内嵌部材との熱膨張係数が異なり、 第2の円筒状部の端部に、第2の鍔状部を有し、 第1の鍔状部の端部内周側に、環状切欠部を有し、 第1の円筒状部と第2の円筒状部とのしまりばめが、環
    状切欠部とその環状切欠部に嵌合した第2の鍔状部との
    間においてのみなされていることを特徴とするスピンド
    ルモータ。
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