JPH0617835Y2 - フォークリフトの油圧装置 - Google Patents

フォークリフトの油圧装置

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JPH0617835Y2
JPH0617835Y2 JP15873388U JP15873388U JPH0617835Y2 JP H0617835 Y2 JPH0617835 Y2 JP H0617835Y2 JP 15873388 U JP15873388 U JP 15873388U JP 15873388 U JP15873388 U JP 15873388U JP H0617835 Y2 JPH0617835 Y2 JP H0617835Y2
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oil
pump
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sub
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Inventor
保治 岡田
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,フォークリフトの2スピードホイスト用油圧
装置に関する。
〔従来技術〕
フォークリフトのリフトシリンダを昇降させる油圧装置
として,昇降速度を2段階(2スピード)に調整するこ
とができる,2スピードホイスト用油圧装置がある。
該油圧装置は,第2図に示すごとく,リフトシリンダ9
5と,メインポンプ5と,両者の間に配設したオイルコ
ントロールバルブ7と,サブポンプ6の吐出側とオイル
タンク91との間に配設した2スピードバルブ8とより
なると共に,該2スピードバルブ8の入口側とメインポ
ンプ5の出口回路52との間にはチェック弁89を介し
て連結パイプ88を接続してなるものである。
しかして,該油圧装置においては,メインポンプ5はフ
ォークリフトのエンジンによって常時作動している。そ
して,該メインポンプ5の吐出パイプ51から送出され
たオイルは,リフトシリンダ95が非作動状態(停止状
態)にあるときには,常に第2図に示すごとく,出口回
路52,オイルコントロールバルブ7を経て,排出パイ
プ74よりオイルタンク91に戻されている。また,サ
ブポンプ6も常にエンジンによって作動されており,オ
イルを2スピードバルブ8に送出している。
そして,リフトシリンダ95を上昇させる場合には,オ
イルコントロールバルブ7を作動させて,メインポンプ
5からのオイルをパイプ94を経てリフトシリンダ95
に圧入する。しかして,このリフトシリンダ95上昇持
において,上記出口回路52の圧力が低い場合(即ち,
フォークリフトの荷役物が軽く,リフトシリンダの上昇
負荷が小さい場合)には,上記サブポンプ6の吐出オイ
ルは,吐出パイプ61,連結パイプ88,チェック弁8
9を介して上記メインポンプ5の吐出オイルと合流し
て,リフトシリンダ95に送られる。
一方,上記出口回路52の圧力が高い場合(即ち,フォ
ークリフトの荷役物が重く,リフトシリンダの上昇負荷
が大きい場合)には,2スピードバルブ8が作動して,
上記サブポンプ6の吐出オイルは2スピードバルブ8を
経て,排出パイプ83よりオイルタンク91に戻され
る。
しかして,上記において2スピードバルブ8の切替え
は,圧力センサ85により出口回路52内の油圧を検出
して行われる。そして,上記のごとく2スピードバルブ
8の作動によって,リフトシリンダ95の上昇速度を2
段階に行なうのである。即ち,低負荷の場合にはリフト
シリンダ95の上昇速度を大きくするように,メインポ
ンプ5及びサブポンプ6からの全吐出オイルをリフトシ
リンダ95に送る。一方,高負荷時には,メインポンプ
5のみより,オイル量は少ないが高い圧力のオイルをリ
フトシリンダ95に送る。この後者の場合には,前者の
場合に比してリフトシリンダ95の上昇速度は遅い。
なお,第2図において,符号81は2スピードバルブ8
の入口パイプ,71及び73はオイルコントロールバル
ブ7の入口パイプ,及びリフトシリンダ用送出パイプで
ある。
〔解決しようとする課題〕
ところで,フォークリフト使用中においては,フォーク
リフトは荷役物を上昇,降下させる荷役時間よりも,走
行時間の方が長い。そして,走行時においては,オイル
コントロールバルブ7は,第2図に示すごとく中立位置
にあって,メインポンプ5の吐出オイルはオイルコント
ロールバルブ7を経て排出パイプ74よりオイルタンク
91に戻されている。そのため,出口回路52の圧力が
低く,その結果前記のごとくサブポンプ6の吐出オイル
も連結パイプ88より出口回路52内に流れ込む。
それ故,出口回路52内は,メインポンプ5及びサブポ
ンプ6の両者から合流したオイルが流れ,その結果該出
口回路52の配管抵抗が大きくなり,パイプ内及びオイ
ルコントロールバルブ内の摩擦熱によってオイル温度が
上昇する。
また,そのためにフォークリフトの燃費が悪化し,また
両ポンプの耐久性が低下し,更にはオイルの劣化も促進
される。
本考案は,かかる問題点に鑑み,ポンプの耐久性を向上
させると共にオイルの熱劣化を防止することができる,
フォークリフトの油圧装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題の解決手段〕
本考案は,前記2スピードホイスト用油圧装置おいて,
サブポンプの吐出側と2スピードバルブの入口側との間
に,リフトシリンダ非作動時においてメインポンプの出
口回路が低圧力となったときにサブポンプの吐出油をオ
イルタンクに戻す,切替バルブを配設したことを特徴と
するフォークリフトの油圧装置にある。
本考案において,上記切替バルブの切替えは,例えば出
口回路中に圧力センサーを配置し,該圧力センサーから
の信号に基づき行なう。即ち,リフトシリンダの上昇作
動を行っていない場合(非作動時)において,メインポ
ンプの出口回路のオイル圧力が一定の圧力以下となった
ときに,切替バルブを切り替え,サブポンプからのオイ
ルをオイルタンクに返戻する。
しかして,上記において,リフトシリンダを上昇作動さ
せているときのメインポンプ出口回路のオイル圧力は,
リフトシリンダを作動させていないときのオイル圧力よ
りかなり高い(例えば,前者は低負荷時30〜100kg
/cm2,高負荷時100kg/cm2以上,後者の非作動は1
0〜15kg/cm2)。したがって,この圧力差を利用し
て,リフトシリンダの上昇作動時,非作動時における,
切替バルブの作動を選択する。
かかる切替バルブとしては,例えばアンロードバルブを
用いる。
〔作用〕
本考案の油圧装置においては,リフトシリンダを上昇さ
せるときには,前記従来技術で説明したごとくリフトシ
リンダの上昇負荷が小さいときにはメインポンプ及びサ
ブポンプからの吐出オイルが,出口回路内に送られる。
即ち,サブポンプの吐出オイルは,切替バルブを通りメ
インポンプの出口回路に送りこまれる。
また,上記上昇負荷が大きいときには,メインポンプの
みからの吐出オイルが出口回路内に送られる。即ち,こ
の場合には,2スピードバルブが作動して,サブポンプ
の吐出オイルは切替バルブを通り,2スピードバルブを
経てオイルタンクに戻される。
一方,リフトシリンダを上昇させてないときにおいて,
メインポンプ出口回路のオイル圧力が低くなったときに
は,切替バルブが作動して,サブポンプの吐出オイルは
該切替バルブよりオイルタンクに返戻される。つまり,
この場合にはサブポンプの吐出オイルは出口回路に流れ
込まない。
〔効果〕
上記のごとく,本考案によれば,リフトシリンダの上昇
作動時には,従来と同様に2スピードバルブを活用し,
一方リフトシリンダを上昇作動させないときには切替バ
ルブによってサブポンプの吐出オイルをオイルタンクに
返戻することができる。
しがたって,本考案によれば,オイル温度の上昇を防止
し,ポンプの耐久性を向上させると共に,オイルの熱劣
化を防止することができるフォークリフトの油圧装置を
提供することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例にかかる,フォークリフトの油圧装置に
つき第1図を用いて説明する。
本例の油圧装置は,前記従来技術に示した油圧回路(第
2図)において,サブポンプ6の吐出パイプ61と2ス
ピードバルブ8の入口パイプ81との間に,切替バルブ
としてのアンロードバルブ1を介設したものである。
該アンロードバルブ1の入口パイプ11は,サブポンプ
6の吐出パイプ61に,その出口パイプ12は2スピー
ドバルブ8の入口パイプ81に接続されている。また,
アンロードバルブ1の排出パイプ13は,オイルタンク
91に接続してある。
また,メインポンプ5の出口回路52には圧力センサ1
5を配置し,該圧力センサ15は電気回路16によりア
ンロードバルブ1に接続してある。その他は,前記従来
技術(第2図)と同様である。
本例の油圧装置は上記のごとく構成されているので,次
の作用効果を有する。
即ち,まずメインポンプ5及びサブポンプ6はエンジン
によって常時作動している。そして,リフトシリンダ9
5を上昇作動させているときには,メインポンプ5の出
口回路52の圧力が高いので,アンロードバルブ1は通
常位置にあり,サブポンプ6の吐出オイルはアンロード
バルブ1を通って2スピードバルブ8の入口パイプ81
に入る。
そして,前記従来技術で示したと同様に,リフトシリン
ダ95の上昇負荷が小さい場合(例えば30〜100kg
/cm2)には上記出口回路52に流れ込む。
また,上記上昇負荷が大きいとき(例えば100kg/cm
2以上)には,圧力センサ85により2スピードバルブ
8が作動して,サブポンプ6の吐出オイルは排出パイプ
83よりオイルタンク91に戻される。
次に,リフトシリンダ9を上昇作動させていないときに
は,メインポンプ5の出口回路52のオイル圧力が低い
(例えば15kg/cm2以下)ので,その圧力を圧力セン
サ15が検知し,アンロードバルブ1が第1図のスプー
ル位置に切り替わる。この切替えは例えばソレノイドに
よって行なう。
そのため,サブポンプ6の吐出オイルは,アンロードバ
ルブ1の排出パイプ13よりオイルタンク91に戻され
る。
それ故,サブポンプ6の吐出オイルはメインポンプ5の
出口回路52に流れ込まない。即ち,リフトシリンダ9
5の非上昇作動時においては,メインポンプ5の吐出オ
イルのみが出口回路52に入るのみである。
なお,リフトシリンダ95を上昇させるときには,出口
回路52内の圧力が上昇するので,圧力センサ15から
の信号によってアンロードバルブ1が切替わり,サブポ
ンプ6の吐出オイルは2スピードバルブ8の入口パイプ
81の方向に流れる。
したがって,本例によれば,前記出口回路内の配管抵抗
が大きくなることが防止され,摩擦熱によるオイル温度
の上昇を招くことがない。また,そのためにポンプの耐
久性も向上し,オイルの劣化も防止できる。
なお,本例では圧力センサー15とソレノイドによりア
ンロードバルブ1の切替えを行なう構成としたが,パイ
ロット圧とアンロードバルブ内のスプリング力とのバラ
ンスにより,切替え制御する構成とすれば,より簡易な
構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の油圧装置の回路図,第2図は従来の油
圧装置の回路図である。 1……切替バルブとしてのアンロードバルブ, 15,85……圧力センサ, 5……メインポンプ, 52……出口回路, 6……サブポンプ, 8……2スピードバルブ, 91……オイルタンク, 95……リフトシリンダ,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフトシリンダと,メインポンプと,両者
    間に配設したオイルコントロールバルブと,サブポンプ
    の吐出側とオイルタンクとの間に配設した2スピードバ
    ルブと,該2スピードバルブの入口側とメインポンプの
    出口回路との間にチェック弁を介して配設した連結パイ
    プとよりなるフォークリフトの2スピードホイスト用油
    圧装置において, 上記サブポンプの吐出側と2スピードバルブの入口側と
    の間に,リフトシリンダ非作動時においてメインポンプ
    の出口回路が低圧力となったときにサブポンプの吐出オ
    イルをオイルタンクに戻す,切替バルブを配設したこと
    を特徴とするフォークリフトの油圧装置。
JP15873388U 1988-12-06 1988-12-06 フォークリフトの油圧装置 Expired - Lifetime JPH0617835Y2 (ja)

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JPH0280699U JPH0280699U (ja) 1990-06-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120072748A (ko) * 2010-12-24 2012-07-04 두산인프라코어 주식회사 건설중장비의 유압시스템 및 비상 운전 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20120072748A (ko) * 2010-12-24 2012-07-04 두산인프라코어 주식회사 건설중장비의 유압시스템 및 비상 운전 방법

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