JPH06178205A - スーパー文字検出方法、装置および自局スーパー自動切装置 - Google Patents

スーパー文字検出方法、装置および自局スーパー自動切装置

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JPH06178205A
JPH06178205A JP33048792A JP33048792A JPH06178205A JP H06178205 A JPH06178205 A JP H06178205A JP 33048792 A JP33048792 A JP 33048792A JP 33048792 A JP33048792 A JP 33048792A JP H06178205 A JPH06178205 A JP H06178205A
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Japan
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data
super
sampling
signal
station
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Application number
JP33048792A
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Inventor
Takao Goto
隆夫 後藤
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ある水平走査線上の自局スーパーの占有領域
に含まれる全部もしくは一部の水平走査線に関して1ビ
ットの量子化データを得、複数のフレームにわたって不
変のデータが有るときには、文字スーパー等が存在する
ものとして自動的に自局スーパーを消すことが可能とな
る。 【効果】 ローコストに構成でき、ハードウエアである
ために処理時間の短縮が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン映像中に
スーパー文字が含まれているか否かを検出するスーパー
文字検出方法、装置に関するものである。
【0002】また本発明は、テレビ画面上のスーパー文
字と、ローカル局特有の自局スーパー(例えば、「天気
予報マーク」)とが同一の画面位置に重複した場合、ス
ーパー文字を見易くするために自局スーパーを自動的に
消すことができる自局スーパー自動切装置に関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】テレビ画面上にあるスーパー文字を検出
する方法として、従来からパターン認識手法によるスー
パー文字検出方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、テレビ画面の変化速度に対して認識
速度が遅くなり、検出タイミングに不都合がみられた。
また、かかる認識速度を速めるためには、認識システム
自体が大型化して製造コストも上昇し、現実的ではない
という欠点がある。
【0005】例えば、テレビ画面の右上にローカル局特
有の「天気予報マーク」をスーパーしている時、総合テ
レビ画面の同一位置に文字スーパーが現われた場合に
は、その文字スーパーの存在を迅速に検知して上記「天
気予報マーク」を消さなければ、文字スーパーは非常に
見にくくなる。
【0006】そこで現状では、当該ローカル局の勤務者
の人手によって、TV操作卓の「上のせ」スイッチを、
「ON」,「OFF」しているが、朝など人手も少なく
忙しい中では、文字スーパーに重なっているのに気付か
ずに見過ごしてしまい、せっかくのローカルサービスが
逆効果になってしまうおそれがある。そこで、これを防
止するために自動的に「上のせ」スイッチの「ON」,
「OFF」を行う装置が期待されているところである。
【0007】よって本発明の第1の目的は上述の点に鑑
み、人手を介することなく自動的にかつ迅速に、スーパ
ー文字を検出することができるスーパー文字検出方法お
よび装置を提供することにある。
【0008】また本発明の第2の目的は、テレビ画面上
のスーパー文字と、ローカル局特有の自局スーパー(例
えば、「天気予報マーク」)とが同一の画面位置に重複
した場合、スーパー文字を見易くするために自局スーパ
ーを自動的に消すことができる自局スーパー自動切装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】スーパー文字検出方法 本発明に係るスーパー文字検出方法は、テレビジョン映
像信号を所定のサンプリング周期でサンプルして1ビッ
トの量子化データ列を得、前記1ビットの量子化データ
列を複数のフレームにわたって比較することにより、対
応する各データの一致あるいは不一致を検出し、前記比
較により同一のデータが所定個数以上検出されたとき、
テレビ画面上にスーパー文字が有ると判定するものであ
る。
【0010】ここで、前記テレビジョン映像信号として
所定の1水平走査期間あるいはN水平走査期間(N:2
以上の正の整数)の信号を用い、該信号のうち特定の部
分についてのみサンプルするのが好適である。
【0011】また、偶数フィールドまたは奇数フィール
ドのいずれか一方についてのみサンプルするのが好適で
ある。
【0012】スーパー文字検出装置 本発明に係るスーパー文字検出装置は、テレビジョン映
像信号を所定のサンプリング周期でサンプルして1ビッ
トの量子化データ列を得るサンプル手段と、前記1ビッ
トの量子化データ列を複数のフレームにわたって比較す
ることにより、対応する各データの一致あるいは不一致
を検出する比較手段と、前記比較手段により同一のデー
タが所定個数以上検出されたとき、テレビ画面上にスー
パー文字が有ると判定する判定手段とを具備したもので
ある。
【0013】ここで、前記テレビジョン映像信号として
所定の1水平走査期間あるいはN水平走査期間(N:2
以上の正の整数)の信号を用い、該信号のうち特定の部
分についてのみサンプルするのが好適である。
【0014】また、偶数フィールドまたは奇数フィール
ドのいずれか一方についてのみサンプルするのが好適で
ある。
【0015】さらに、前記比較手段では3フレーム分の
データを一度に比較し、前記判定手段からは合計11フ
レームのデータの比較が完了した後に判定結果を出力す
るのが好適である。
【0016】さらに、前記サンプル手段は80IREの
映像レベルを上側レベルの量子化しきい値とし、10I
REの映像レベルを下側レベルの量子化しきい値とする
ヒステリシス特性を有するのが好適である。
【0017】さらに、前記判定手段から判定出力が得ら
れたときには、当該スーパー文字と重複する他の表示を
消失させるのが好適である。
【0018】自局スーパー自動切装置 本発明に係る自局スーパー自動切装置は、所定の広範囲
にわたるサービスエリアに対して放映されるテレビ画像
を、特定放送局内のサービスエリアに中継して放映する
に際し、当該特定放送局内における自局スーパーをテレ
ビ画面の一部に挿入して放映するか否かを制御するため
の装置であって、前記自局スーパーが挿入される領域内
を通過する特定水平走査線の1H信号を抽出する抽出手
段と、前記抽出手段から出力された1H信号のうち、前
記自局スーパーが挿入される水平領域の全部もしくはそ
の一部の領域に関してのみ、当該1H信号を所定間隔で
サンプルして所定のしきい値データと比較し、1ビット
のサンプルデータ列を出力するサンプル手段と、前記サ
ンプル手段により得られたサンプルデータ列をNフレー
ム(N:2以上の正の整数)にわたって導入し、同一の
サンプル位置に同一のサンプルデータが少なくとも1個
以上存在することを検出する比較手段と、前記比較手段
の検出出力に応答して、前記自局スーパーの挿入を一時
中止させる制御手段とを具備したものである。
【0019】ここで、前記サンプル手段は予め決められ
た偶数フィールドもしくは奇数フィールドのいずれか一
方の1H信号についてサンプルを行うのが好適である。
【0020】また、前記サンプル手段は80IREの映
像レベルを上側レベルの量子化しきい値とし、10IR
Eの映像レベルを下側レベルの量子化しきい値とするヒ
ステリシス特性を有するのが好適である。
【0021】さらに、前記自局スーパーが挿入されるテ
レビ画面上の複数の水平走査線のサンプリングをそれぞ
れ行い、いずれかの水平走査信号について前記比較手段
から検出出力が得られたときには、前記制御手段を作動
させるのが好適である。
【0022】さらに、前記自局スーパーとして、ローカ
ルサービスのための天気予報マークを用いるのが好適で
ある。
【0023】
【作用】本発明に係るスーパー文字検出方法および装置
では、次に〜として列挙するスーパー文字特有の特
徴に着目して、水平走査信号をサンプルし、スーパー文
字の有無を判別するものである。
【0024】すなわち、一般にスーパー文字には次のよ
うな特徴がある。
【0025】 スーパー文字の走査線上における映像
波形は図2,図3に見られるように、パルス状に存在す
る。
【0026】 そのパルスの振幅は、ほぼ黒レベルか
ら白レベルに至るまでの大きな振幅のパルスである。
【0027】 スーパーの文字は黒の縁どりで囲まれ
ているためパルスの前後が深く切れ込んでおり、他の映
像がどのように変化してもその影響を受けることなく安
定している。
【0028】以上のようなスーパー文字の特徴を利用し
て、本発明では、ある一定時間以上、位置とパルス幅が
変化しないパルス(立ち上がりと立ち下がりを有する正
のパルス)が存在した場合に、スーパー文字の存在を検
出する。
【0029】また、本発明に係る自局スーパー自動切装
置の上記構成によれば、特有の水平走査線上の信号の一
部をサンプルすることにより、自局スーパー(例えば、
「天気予報マーク」)の占有領域に存在するスーパー文
字等を検出し、その検出時には自局スーパーを消すこと
ができる。
【0030】すなわち、スーパー文字等は、 一般的な動画あるいは背景画と異なって、時間的に
不変である。
【0031】 映像レベルが一般に100IREと高
く、走査線上でパルス状に存在し、しかもその前後に黒
のエッジがみられる。
【0032】といった性質を有していることに着目し
て、本発明では、ある水平走査線上の自局スーパーの占
有領域に含まれる全部もしくは一部の水平走査線に関し
て1ビットの量子化データを得、複数のフレームにわた
って不変のデータが有るときには、文字スーパー等が存
在するものとして自動的に自局スーパーを消すことが可
能となる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0034】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。図示した実施例は、ローカル放送局におい
て、上位局から送られてきた映像信号に自局スーパー
(例えば、「天気予報マーク」を施して放送するとき、
もともとの映像に文字等のスーパーがあれば自局スーパ
ーを自動的に禁止するようにしたものである。
【0035】図1において、2は同期分離回路であり、
テレビジョン映像信号を入力して同期信号成分のみを抽
出する。4は水平同期カウンタ、6はクロック信号発生
回路、8はクロックカウンタ回路であり、1水平走査期
間の特定範囲内において映像信号をサンプルするための
サンプリングパルスをクロックカウンタ回路8から出力
する。具体的には、6MHzのサンプルクロックを出力
することにより、1水平走査線を400の画素としたサ
ンプルを行う。ただし、このサンプルクロックは1H
(水平走査期間)の全期間にわたって出力されるのでは
なく、画面の一部分(例えば、右上の一部分)に対応す
る期間中のみ出力される。
【0036】10はサンプリング用映像増幅回路、12
はデータサンプリング回路であり、上記サンプルパルス
の出力に応答して、1ビットの量子化データ列がデータ
サンプリング回路12から出力される。本実施例では、
1フレームにつき特定の水平走査線のある一部分のみを
サンプルするものとする。
【0037】14は比較回路であり、データサンプリン
グ回路12から出力された一連の量子化データ列(1ビ
ット)を各フレーム毎に取り込み、3フレームのデータ
が入力された時点で、同一のサンプル位置に同一のサン
プルデータ(“0”か“1”)が存在するか否かを検出
する。すなわち、図4に例示したような場合には、第1
フレーム〜第3フレームについての比較処理(Ι)にお
いて、一致したデータがあることが検出される。その他
の詳細な動作については、後に詳述する。そして、自局
スーパーを画面上に表示させるか否か(すなわち、自局
スーパーの上のせをONするかOFFするか)を指示す
るための制御出力を発生する。
【0038】16は自局スーパーON/OFF回路であ
り、比較回路14からの制御出力ON/OFFに応答し
て、自局スーパーの上のせをON/OFFする。換言す
れば、制御出力がOFFのときは、自局スーパーの画面
上での表示を禁止する。
【0039】18は検出位置モニタであり、データサン
プリング回路12によってサンプルされる水平走査線上
の特定領域を可視化する。
【0040】また、図2および図3は、それぞれスーパ
ー文字が存在する場合の映像信号を例示したものであ
る。ここで、図2に例示した映像信号では、スーパー文
字を表わすパルス状の高レベル(100IRE程度)信
号が1個だけ描かれており、そのパルス状信号(白色)
の前後には黒のエッジ部(黒レベル5IRE程度)が存
在している。このように、スーパー文字は黒エッジ部
(5IRE程度)で挾まれたパルス状の信号(100I
RE程度)となり、しかも、一定の時間内では不変であ
る。また図3に示した映像信号では、3個のパルス状信
号が描かれており、各々のパルス状信号の前後には図2
の場合と同じく黒エッジ部が存在している。
【0041】このように、スーパー文字の信号は、一般
に映像レベルが100IREに近く、前後に黒のエッジ
があり、図2,図3に示したように走査線上でパルス状
に存在する。なお、背景の映像にもパルス状の信号が含
まれるケースが多いが、背景画の場合にはその位置が時
間的に動くのに対し、スーパー文字のパルスはその位置
が安定していることから、このスーパー信号の特性を利
用して検出することができるものである。
【0042】本実施例では、目的の位置にあるスーパー
文字によるパルスのみを取り出すために、デジタルIC
の特性を利用して映像レベルが80IRE程度を境に
し、それ以上を“1”としそれ以下を“0”としてデジ
タル的にサンプリングする。つまり量子化を1ビットで
行い、そのサンプリングデータを比較回路14にメモリ
する。
【0043】なお、デジタルICの特性を利用し、映像
レベルが図2においてAのレベル(例えば80IRE程
度)を境にして、それ以上を“1”とし、Bのレベル
(例えば10IRE程度)を境にして、それ以下を
“0”とするヒステリシス特性を有するA/D変換器を
通し量子化1ビットのサンプリングデータをメモリする
ことが好適である。
【0044】クロックカウンタ回路8から出力されるサ
ンプルパルスのサンプリング周波数は、水平走査線の画
素数を400とした場合に約6MHzとなり、その周波
数でサンプリングすると水平走査線一本分のデータ量は
約400ビットとなる。
【0045】検出目的の範囲は、水平走査線上の自局ス
ーパー、例えば「天気予報マーク」の横幅の範囲が対象
であるから、その占有領域のサンプリングデータのみを
メモリする。本実施例においては、40ビットとした。
これは「天気予報マーク」の横幅より少し狭い範囲であ
るが、機能上支障のない範囲である。
【0046】また、偶数フィールドと奇数フィールドと
ではデータが違うため、各フレームについてどちらか一
方のデータのみをサンプリングする。
【0047】ただし、映像データがコンポジット信号の
ときは、クロマ信号による誤動作を防止するために3.
58メガヘルツのトラップを挿入するか、または4フィ
ールド飛び(1,5,9,14…フィールド)にサンプ
リングする。
【0048】このようにしてサンプリングした40ビッ
トのデータを3フレーム分メモリし、この3フレーム分
のデータを比較する。そして、パルスの幅とその位置が
変化していないデータが1個以上(1〜8個可変)存在
する状態が、その後の8フレームの間連続して検出され
た時、比較回路14は制御出力OFFを出力する。つま
り、合計11フレームを比較した後に、制御出力OFF
が出力されることになる。
【0049】図4は、この制御出力ON/OFFを得る
過程をより具体的に例示したものである。本図は、40
個のサンプルデータのうち、第11サンプルデータ〜第
15サンプルデータが“1”であり、その他のサンプル
データは全て“0”である場合をモデル的に示してあ
る。既述のとおり、比較回路14のメモリ(図示せず)
は3フレームぶんのサンプルデータを順次連続して記憶
する形態となっているので、図中の(Ι)の比較処理に
おいて同一データの存在が検知される。ここで、(Ι)
の比較処理とは、第1,第2,第3フレームのサンプル
データにおける比較処理をいう。以下同様に、第2,第
3,第4フレームにおける比較処理(II)、第3,第
4,第5フレームにおける比較処理(III)、第4,
第5,第6フレームにおける比較処理(IV)、第5,
第6,第7フレームにおける比較処理(V)、第6,第
7,第8フレームにおける比較処理(VI)、第7,第
8,第9フレームにおける比較処理(VII)、第8,
第9,第10フレームにおける比較処理(VIII)、
第9,第10,第11フレームにおける比較処理(I
X)、においても同一サンプル位置に同一データが有る
か否かが調べられる。そして、第1フレーム〜第11フ
レームにわたって連続的に同一データの検知がなされた
場合に、はじめて、比較回路14の制御出力はONから
OFFに切替わる。すなわち、上記「天気予報マーク」
がスーパー文字に重複して表示されることになるので、
制御出力をOFFにすることにより、「天気予報マー
ク」のスーパーを禁止するものである。
【0050】また、図4に示した例では、比較処理
(A)においても同一データが検知されることになるの
で制御出力はOFFのままであるが、次の比較処理
(B)では第13フレームにサンプルデータが存在しな
いので、制御出力はONに戻ることになる。
【0051】上述した「3フレーム」および「11フレ
ーム」は、確実な動作をさせるため、実際の映像に対し
て実験した結果、得られた値である。
【0052】ただし、スーパー文字の映像レベルが検出
レベルのしきい値近辺にある場合には、制御出力の「O
N」,「OFF」を繰り返すことになる。そのため一度
スーパー文字を検出して制御出力「OFF」を出力した
時は、検出範囲内に一個のパルスも存在しなくなるまで
一定時間ロックすることにより、短時間内で「天気予報
マーク」のON,OFFを繰り返して見苦しい画面にな
ることを防止している。
【0053】なお、比較回路14が検出情報を出力した
時は、検出範囲内に一個のパルスも存在しなくなるまで
比較回路でロックしてしまい、頻繁な検出動作を繰り返
して見苦しい画面になることを防止するよう構成するこ
とも可能である。
【0054】以上の方法により画面の縦方向にスーパー
された文字等を検出する場合は、水平走査線上にはパル
スが図2に示したように1個しか立たないことがある。
1個でも検出した場合でも制御出力をOFFとするの
で、誤って検出する確率が高い。一方、横方向にスーパ
ーされた文字等を検出する場合は、水平走査線上のパル
スは図3に示したように少なくても数個立つので、2〜
3個以上を検出した場合のみ制御出力を出力するように
することにより誤って検出する確率は非常に低くなり、
縦方向のスーパー文字を検出する場合より検出精度は高
くなる。
【0055】さらに、本実施例による回路を複数用い、
数本の走査線についてそれぞれのフレームに対応する検
出データの論理和を出力すれば、画面縦方向の検出範囲
を拡大することができる。すなわち、図6の(A)に示
すように検出位置が文字と文字との間にある時は検出で
きないが、同図(B)に示すように数本の走査線を用い
ることにより、検出が可能となる。
【0056】なお、電子映像や、風景の映像等の中には
パルス状の映像も多く含まれており、静止映像では安定
したパルスとなって現われるため誤って検出する原因と
なる。
【0057】そのために垂直ブランキングに近い部分
(この部分にはスーパーの映像は無いため)の映像をサ
ンプリングし静止映像の判断を行い、誤って検出するこ
とを防止することできる。
【0058】このようにして、スーパー文字検出装置か
ら出力された検出情報によって、天気予報マークスーパ
ー装置の制御(ON−OFF)を行う。しかし、スーパ
ー文字検出装置が短時間内(数秒)に頻繁に検出動作を
繰り返し、それによって天気予報マークスーパーのON
−OFFが繰り返されて見苦しくなることを防止するた
めに、天気予報マークスーパーOFF保持回路によっ
て、天気予報マークスーパーがOFFに成った時点から
約7時間(TV番組におけるワンカットのおおよその時
間)保持し続けるよう構成することも可能である。図5
は、この状態を例示したものである。
【0059】さらに、検出しようとする位置にスーパー
文字が有る場合に比較回路出力によってフレームが変化
する度にトリガーされて約500mS出力を保持する回
路を設けることも可能である。原理的には、スーパー文
字がなくなるまで比較回路の出力は途切れることは無い
が、装置自身の誤動作等によって1フレームの検出ミス
が発生したとき、比較回路はもう一度11フレームの比
較を行った結果出力するために、比較回路出力は12フ
レームに対応する時間だけ途切れることになる。そこ
で、これを防止するために、1〜4フレームの検出ミス
が発生しても出力が途切れることがないように、15フ
レーム(4+11フレーム)に対応する時間、比較回路
の出力を保持する回路を設けることも可能である。
【0060】運用結果 本実施例を用いたこれまでの運用結果は、80〜90%
の確率で検出できた。スーパー文字のように映像レベル
が高く安定したものに対しての検出はほとんど問題はな
い。しかし映像レベルが80IRE以下のものもあり、
設定値を下げることにより検出できるが、誤って検出す
ることが多くなるため80IRE程度が適切である。
【0061】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、水平
走査線上の信号のうち特定の領域についてサンプリング
を行い、そのデータを逐次比較することによりスーパー
文字を検出する簡易な構成としてあるので、迅速な処理
が可能なスーパー文字検出方法、装置および自局スーパ
ー自動切装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例全体を示すブロック図であ
る。
【図2】スーパー文字が存在する場合の映像信号を例示
した波形図である。
【図3】スーパー文字が存在する場合の映像信号を例示
した波形図である。
【図4】図1に示した実施例の動作説明図である。
【図5】図1に示した実施例の動作説明図である。
【図6】図1に示した実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
2 同期分離回路 4 水平同期カウンタ 6 クロック信号発生回路 8 クロックカウンタ回路 10 サンプリング用映像増幅回路 12 データサンプリング回路 14 比較回路 16 自局スーパーON/OFF回路 18 検出位置モニタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。図示した実施例は、ローカル放送局におい
て、上位局から送られてきた映像信号に自局スーパー
(例えば、「天気予報マーク」)を施して放送すると
き、もともとの映像に文字等のスーパーがあれば自局ス
ーパーを自動的に禁止するようにしたものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】このようにして、スーパー文字検出装置か
ら出力された検出情報によって、天気予報マークスーパ
ー装置の制御(ON−OFF)を行う。しかし、スーパ
ー文字検出装置が短時間内(数秒)に頻繁に検出動作を
繰り返し、それによって天気予報マークスーパーのON
−OFFが繰り返されて見苦しくなることを防止するた
めに、天気予報マークスーパーOFF保持回路によっ
て、天気予報マークスーパーがOFFに成った時点から
約7秒(TV番組におけるワンカットのおおよその時
間)保持し続けるよう構成することも可能である。図5
は、この状態を例示したものである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン映像信号を所定のサンプリ
    ング周期でサンプルして1ビットの量子化データ列を
    得、 前記1ビットの量子化データ列を複数のフレームにわた
    って比較することにより、対応する各データの一致ある
    いは不一致を検出し、 前記比較により同一のデータが所定個数以上検出された
    とき、テレビ画面上にスーパー文字が有ると判定するこ
    とを特徴とするスーパー文字検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記テレビジョン映
    像信号として所定の1水平走査期間あるいはN水平走査
    期間(N:2以上の正の整数)の信号を用い、該信号の
    うち特定の部分についてのみサンプルすることを特徴と
    するスーパー文字検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、偶数フィールドまた
    は奇数フィールドのいずれか一方についてのみサンプル
    することを特徴とするスーパー文字検出方法。
  4. 【請求項4】 テレビジョン映像信号を所定のサンプリ
    ング周期でサンプルして1ビットの量子化データ列を得
    るサンプル手段と、 前記1ビットの量子化データ列を複数のフレームにわた
    って比較することにより、対応する各データの一致ある
    いは不一致を検出する比較手段と、 前記比較手段により同一のデータが所定個数以上検出さ
    れたとき、テレビ画面上にスーパー文字が有ると判定す
    る判定手段とを具備したことを特徴とするスーパー文字
    検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記テレビジョン映
    像信号として所定の1水平走査期間あるいはN水平走査
    期間(N:2以上の正の整数)の信号を用い、該信号の
    うち特定の部分についてのみサンプルすることを特徴と
    するスーパー文字検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、偶数フィールドまた
    は奇数フィールドのいずれか一方についてのみサンプル
    することを特徴とするスーパー文字検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記比較手段では3
    フレーム分のデータを一度に比較し、前記判定手段から
    は合計11フレームのデータの比較が完了した後に判定
    結果を出力することを特徴とするスーパー文字検出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、前記サンプル手段は
    80IREの映像レベルを上側レベルの量子化しきい値
    とし、10IREの映像レベルを下側レベルの量子化し
    きい値とするヒステリシス特性を有することを特徴とす
    るスーパー文字検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項4において、前記判定手段から判
    定出力が得られたときには、当該スーパー文字と重複す
    る他の表示を消失させることを特徴とするスーパー文字
    検出装置。
  10. 【請求項10】 所定の広範囲にわたるサービスエリア
    に対して放映されるテレビ画像を、特定放送局内のサー
    ビスエリアに中継して放映するに際し、当該特定放送局
    内における自局スーパーをテレビ画面の一部に挿入して
    放映するか否かを制御するための装置であって、 前記自局スーパーが挿入される領域内を通過する特定水
    平走査線の1H信号を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段から出力された1H信号のうち、前記自局
    スーパーが挿入される水平領域の全部もしくはその一部
    の領域に関してのみ、当該1H信号を所定間隔でサンプ
    ルして所定のしきい値データと比較し、1ビットのサン
    プルデータ列を出力するサンプル手段と、 前記サンプル手段により得られたサンプルデータ列をN
    フレーム(N:2以上の正の整数)にわたって導入し、
    同一のサンプル位置に同一のサンプルデータが少なくと
    も1個以上存在することを検出する比較手段と、 前記比較手段の検出出力に応答して、前記自局スーパー
    の挿入を一時中止させる制御手段とを具備したことを特
    徴とする自局スーパー自動切装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記サンプル手
    段は予め決められた偶数フィールドもしくは奇数フィー
    ルドのいずれか一方の1H信号についてサンプルを行う
    ことを特徴とする自局スーパー自動切装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記サンプル手
    段は80IREの映像レベルを上側レベルの量子化しき
    い値とし、10IREの映像レベルを下側レベルの量子
    化しきい値とするヒステリシス特性を有することを特徴
    とする自局スーパー自動切装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、前記自局スーパ
    ーが挿入されるテレビ画面上の複数の水平走査線のサン
    プリングをそれぞれ行い、いずれかの水平走査信号につ
    いて前記比較手段から検出出力が得られたときには、前
    記制御手段を作動させることを特徴とする自局スーパー
    自動切装置。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし13のいずれかの項
    において、前記自局スーパーとして、ローカルサービス
    のための天気予報マークを用いることを特徴とする自局
    スーパー自動切装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63233679A (ja) * 1987-03-20 1988-09-29 Sanyo Electric Co Ltd 映像処理装置
JPH03135283A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Yomiuri Tv Hoso Kk 文字情報のスーパーインポーズ装置

Patent Citations (2)

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