JPH06178074A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06178074A
JPH06178074A JP4331911A JP33191192A JPH06178074A JP H06178074 A JPH06178074 A JP H06178074A JP 4331911 A JP4331911 A JP 4331911A JP 33191192 A JP33191192 A JP 33191192A JP H06178074 A JPH06178074 A JP H06178074A
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JP
Japan
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voice signal
unit
voice
transfer
facsimile
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Application number
JP4331911A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Shimoji
達也 下地
Yoshiyuki Miyabe
義幸 宮部
Takahisa Mori
卓久 森
Masanao Minami
賢尚 南
Katsunori Kusumi
雄規 楠見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4331911A priority Critical patent/JPH06178074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正当性ある者が要求した場合だけファクシミ
リによる画像情報の取り出しが可能とする。 【構成】 音声信号入力部11から入力された音声信号
を音声信号認識部12が音声認識し、これから得られた
転送者識別番号と転送先ファクシミリ装置番号が転送先
正当性確認部14に渡される。転送先正当性確認部14
では、渡された転送者識別番号と記憶部13に登録済み
の転送可能者識別番号とを比較し、一致する場合のみこ
の旨を転送部15に通知する。転送部15では、記憶部
13が記憶しているファクシミリデータを取り出し、転
送先ファクシミリ番号あてに自動送信する。 【効果】 文書の機密性を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置、特に
音声による文書送信依頼に適切に対処しえるファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置がよく利用され
るようになってきている。ところで、ファクシミリ送信
では、本来データを受信すべき者がデータ送信者の送信
宛先にいない場合には、当初のデータ発信者の送信宛先
にいる第三者によりこのデータを自分の所在地へ転送し
てもらわなければならない。そしてかかる事態は、設計
の担当者が本来通勤している設計事務所を長期間留守に
して建設現場に長期出張する場合に、このことを知らな
い他部門の者や外部からのファクシミリを現場事務所に
転送する場合によくみられる。その他、勤務先に送信さ
れてきたものを自宅に転送する等、日常的にもみうけら
れることである。ところで、この場合、中継点となるフ
ァクシミリ装置の所在地の者が、このデータをただヤミ
クモに転送するのは、転送先が建設現場等では部外者が
出入りするため、秘密性保持の面からは好ましくない。
といって、受信者をいちいち電話で確認するのは、手間
がかかり、転送者本来の業務に差し障りが生じかねな
い。ことに、建設現場が海外の場合には、この手間は大
変なものとなる。
【0003】かかる場合のファクシミリ転送には、例え
ば特公開平01−062956号公報に開示されている
がごとく文字認識手段を用いて、中継点としてデータを
受信したファクシミリ装置から文書情報を取り出す方法
がある。図4にこの方法の概念を示す。転送要求者識別
番号と転送先番号が記述されたファクシミリデータを、
中継地のファクシミリ装置が受けとる。この際、図形信
号入力部41が受けとったデータを文字認識部42で文
字認識を行ない、転送要求者識別番号と転送先番号を抽
出した上転送先正当性確認部44に通知する。そして、
転送先正当性確認部44では、この通知された転送要求
者識別番号が、あらかじめ記憶部43に登録されている
転送可能者識別番号と一致する場合には、別途記憶部4
3に記憶しているファクシミリデータを取り出した上
で、これを転送先番号と共に転送部45に通知する。転
送部45では通知された転送先番号あてにファクシミリ
データを転送することにより、遠隔地から文書情報を取
り出すことが可能となる。
【0004】次に、出張先で長期間滞在する場合には、
当該地にあらかじめ持参するわけにはいかない書類が多
々ある。かかる書類は、その必要が生じた都度、別途電
話で送信を依頼した上でファクシミリで取り寄せるよう
なことがされている。また、自宅で仕事をするような場
合にも、必要と思われる書類をあらかじめ全て自宅に持
って帰るのは、荷物となり、置き場所にも困る。かかる
場合にも、同様なことがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなデータの転送若しくは送信方法では、以下の
ような問題点がある。本来の受信者へ転送する際の転送
要求者の正当性の確認を、中継受信地のファクシミリ装
置の文字認識をもとに行なう場合には、転送要求をファ
クシミリ送信する際や送信後に、その要求を記載した用
紙が第三者の目にふれ易い。このため、送信時や送信後
の転送要求に使用した用紙の管理、廃却に余程注意を払
わないと、識別番号そのものが第三者に知得されること
となる。そして、これは言うは易しく行なうのはなかな
か難しい。ひいては他人の識別番号を盗用して文書情報
を取り出すような悪用、不正に無防備に近くなる。しか
も、いったん識別番号を知得されると盗用され続けかね
ない。特に、他社との共同でプラント物を建設する現場
等では、外部の者も多数出入りするため、この危険性が
大きい。
【0006】次に、長期出張先から電話等で送信要求の
あった都度、必要な書類をファクシミリ送信する場合、
書類所在地の中継送信を担当する者の手間が煩雑とな
る。また、書類によっては、たとえ部内の者に対しても
なるべく目にふれられたくないものも多い。本発明は、
かかる課題に鑑みなされたものであり第1に、データの
転送要求者の正当性を直接若しくは間接的に音声で確認
することにより、正当な者が転送を要求した場合のみデ
ータを転送するファクシミリ装置を提供することを目的
とする。
【0007】第2に、複数の送信すべきデータがあらか
じめ登録された上で記憶されている場合に、正当な送信
要求者が所望する特定のデータのみを送信可能とするフ
ァクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、外部からの音声信号を受信す
る音声信号入力部と、前記音声信号入力部で受信した音
声信号から必要な情報を認識する音声信号認識部と、転
送すべきファクシミリデータと、音声信号主の転送要求
の正当性の有無の判断に使用する識別番号若しくは該識
別番号及びそれに相応する転送先番号を記憶する記憶部
と、前記音声信号認識部で認識した音声信号中の識別番
号と前記記憶部に記憶されている識別番号を比較するこ
とにより、音声信号主の転送要求の正当性の有無を判断
する転送先正当性確認部と、前記転送先正当性確認部か
らの正当性が有る旨の判断通知があったときのみ前記音
声信号認識部が認識した識別番号に相応する転送先番号
宛に、前記記憶部で記憶しているファクシミリデータを
転送する転送部とを有していることを特徴とするファク
シミリ装置としている。
【0009】請求項2の発明では、外部からの音声信号
を受信する音声信号入力部と、前記音声信号入力部で受
信した音声信号から必要な情報を認識する音声信号認識
部と、転送すべきファクシミリデータと、音声信号主の
転送要求の正当性の有無の判断に使用する音声若しくは
該音声及びそれに相応する転送先番号を記憶する記憶部
と、前記音声信号認識部で認識された音声そのものと前
記記憶部に記憶されている音声信号との声紋を比較する
ことにより、音声信号主の転送要求の正当性の有無を判
断する転送者正当性確認部と、前記転送者正当性確認部
からの正当性が有る旨の判断通知があったときのみ前記
音声信号認識部が認識した転送要求者の音声に相応する
転送先番号宛に、前記記憶部で記憶しているファクシミ
リデータを転送する転送部とを有していることを特徴と
するファクシミリ装置としている。
【0010】請求項3の発明では、外部からの音声信号
を受信する音声信号入力部と、前記音声信号入力部で受
信した音声信号から必要な情報を認識する音声信号認識
部と、ファクシミリ送信すべきデータとその管理情報と
音声信号主の送信要求の正当性の有無の判断に使用する
識別番号若しくは音声の少なくとも一方又は該識別番号
若しくは音声の少なくとも一方とそれに対応する送信先
番号を記憶する記憶部と、前記音声信号認識部で認識し
た音声信号中の識別番号と前記記憶部に記憶されている
識別番号又は前記音声信号認識部で抽出された音声の声
紋と前記記憶部に記憶されている音声の声紋の少なくと
も一方を比較することにより音声信号主の送信要求の正
当性の有無を判断する送信先正当性確認部と、前記送信
先正当性確認部からの正当性がある旨の判断通知があっ
たときのみ前記音声信号認識部で抽出したファクシミリ
送信すべきデータの管理情報に相応するデータを記憶部
から取り出す送信データ取り出し部と、同じく前記送信
先正当性確認部からの正当性がある旨の判断通知があっ
たときのみ前記送信データ取り出し部が取り出したデー
タを前記音声信号認識部で認識した送信要求者に相応す
る番号宛に送信する送信部とを有していることを特徴と
するファクシミリ装置としている。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、音声信号入力部が外部か
らの音声信号を受信する。音声信号認識部は音声信号入
力部が受信した音声信号中から、必要な情報を認識す
る。記憶部は転送すべきファクシミリデータと転送要求
者の正当性の有無判断に使用する識別番号若しくは該識
別番号と転送先番号を記憶している。転送先確認部が音
声認識部で認識した転送要求者識別番号と、記憶部にあ
らかじめ登録された転送可能者識別番号を比較すること
により、転送要求を行なってきた人間が正当性を有する
か否かを判断する。そして、正当性有りと判断した場合
に限り、転送部が音声信号認識部で認識した識別番号に
相応する転送先番号宛に、記憶部で記憶しているファク
シミリデータを自動的に転送する。
【0012】請求項2の発明では、音声信号入力部が外
部からの音声信号を受信する。音声信号認識部は音声信
号入力部が受信した音声信号から、必要な情報を認識す
る。記憶部14が送信すべきファクシミリデータと転送
可能者の音声、又は該音声及びそれに相応する転送先番
号を記憶する。転送者正当性確認部が音声信号入力部か
らおくられてきた音声と記憶部の記憶する音声の声紋を
比較照合して、転送要求を行なった人間が、データの転
送を行なってもよい人間か否かを判断する。そして、正
当性有りと判断したときのみ、転送部が記憶部の記憶し
ているファクシミリデータを音声信号認識部で認識した
転送要求者に相応する転送先番号宛に転送する。
【0013】請求項3の発明では、音声信号入力部が外
部からの音声信号を受信する。音声信号認識部は、音声
信号入力部で受信した音声信号から、必要な情報を認識
する。記憶部がファクシミリ送信するデータとその管理
情報と転送先の正当性の有無の判断に使用する識別番号
又は音声の少なくとも一方と、又はこれらの少なくも一
方と共に更にこれらに対応する送信先番号を記憶する。
送信者正当性確認部が、音声信号認識部で抽出した音声
そのもの又はその中から認識した識別番号と記憶部に記
憶されている音声又は識別番号の少なくとも一方を比較
して、送信要求者の正当性の有無を判断する。もし、正
当性があると判断した場合に限り、この旨を送信データ
取り出し部と送信部に通知する。この通知により、送信
データ取り出し部は、前記音声信号認識部で認識したフ
ァクシミリ送信すべきデータの管理情報を前記音声信号
認識部から入手した上で、相応するデータを記憶部から
取り出し送信部に送る。同じくこの旨の通知により、送
信部は送信データ取り出し部が取り出したデータを、音
声信号認識部で認識した送信要求者に相応する送信先番
号宛に送信する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。な
お、音声認識そのものやこれに関連する技術について
は、例えば古井 貞煕 著 東海大学出版会刊(198
5年) 「ディジタル音声処理」、等の専門書若しくは
多少専門的な書物は勿論のこと、例えば情報処理学会編
オーム社刊(1989年)「情報処理ハンドブック」
特に第13編第5章 音声処理、渡辺 茂 他著 オ
ーム社刊(1985年)「マイクロコンピュータハンド
ブック」 特に第2編第8章 周辺端末処理及び第5編
第5章 音声システム技法、等のハンドブックにまで記
載されている技術であるため、この内容についての説明
は省略する。更に、ファクシミリ装置そのもの及びこれ
に採用される通信規約についても、例えば 安田 靖彦
編著電子通信学会刊(1982年9月)「ファクシミ
リの基礎と応用」等に記載されているいわば周知の技術
であるため、その内容の説明も省略する。 (第1実施例)図1は、請求項1の発明に係るファクシ
ミリ装置の一実施例の構成図である。本図において、1
1は音声信号入力部であり、12は音声信号認識部であ
り、13は記憶部であり、14は転送先正当性確認部で
あり、15は転送部である。
【0015】以上の他、通常のファクシミリ装置と同じ
くファクシミリ文書のダイヤル受信を行なうオートダイ
ヤラ、回線制御を行なうNCU、変復調をなすモデム、
印字装置、画像形成用紙及びその搬送装置、文字読み取
り装置、発信先を一時記憶する際に使用されるRAM、
基本的プログラムやCCITT(国際電信電話諮問委員
会)T30の通信規約を格納したROM、テンキー等を
有し、更にこれらの一部は上記本願発明に係る構成要部
(要素、要件)とハード的、ソフト的に共通若しくは共
用関係となっているが、これはいわば自明の技術、事項
であるため、その図示や説明等は省略する。そして、こ
のことは後に説明する他の実施例でも同じである。
【0016】以下に、本実施例のファクシミリ装置の受
信及び転送に際しての動作処理の様子を図を参照しつつ
説明する。図5はこの際の動作、処理のフロー図であ
る。さて、本ファクシミリ装置でのデータの受信及び転
送に先立って、ファクシミリデータの転送を行なう必要
がある者若しくはこれを希望する者は、記憶部13にあ
らかじめ転送可能者識別番号を登録しておく。なお、記
憶部13は複数の転送可能者が登録可能である。
【0017】まず、本ファクシミリ装置に対して、外部
からの呼があった場合(a1)、発呼端からのファクシ
ミリ回線の接続後、発呼端からのCCITT(国際電信
電話諮問委員会)の通信規約T30に基づいたCNG信
号(Calling tone, コーリングトーン)の有無等によ
り、発呼端がファクシミリ装置によるものか人によるも
のかを判断する(a2)。もし、発呼がファクシミリ装
置によりなされていると判断されたならば、同じくCC
ITT T30にのっとってのCED信号(被呼端末識
別信号)等を発呼端へ発信する等所定の手順にのっとっ
ての、通常のファクシミリ受信を行なう。更に、この受
信内容を全て、一旦メモリへ自動記憶する(a3)。し
かる後、データの宛先の者が不在者か否かが判断され
(a4)、登録済不在者ならば、記憶部13に登録済の
識別番号と対応づけて記憶される(a6)。そうでない
ならば、用紙へ画像形成される(a5)。なお、この場
合の判断及び登録は、送信されてきたデータがあらかじ
めの発呼者と本発明に係るファクシミリ装置の所有者た
る被呼者との取り極め等により、データの受信者を特定
する識別番号とこの識別番号の所在を示すためその前に
「〔」、後に「〕」の記号を付してある等、図形情報と
して定型のものであるため、ファクシミリ装置自身でデ
ータの宛先の者を認識できる場合や専用のファクシミリ
装置であるため宛先の者を特定できる場合にはファクシ
ミリ装置の判断で自動的になされる。もしそうでない場
合には、この受信したファクシミリ装置の所在する室内
の従業員がCRT(図示せず)に表示された画像を読み
取った上での操作によりなされる。またこれらの際、受
信した単一のデータが複数の登録済識別番号に相応する
こともありえるのは勿論である。以上の手順の後、本フ
ァクシミリ装置は転送要求者からの転送要求に対して待
機状態となる。
【0018】さて、ファクシミリデータを本来受信すべ
き者が、データ発信者のデータ送信宛先(被呼端)でな
く、その転送先となるところに存在する場合に、この本
来データを受信すべき者は、電話回線を通じて本ファク
シミリ装置の音声信号入力部11に転送要求者識別番
号、転送先ファクシミリ装置番号を音声で入力する。す
ると本ファクシミリ装置は発呼が人によりなされたと判
断し(a2)、a7以下のステップを実行する。即ち、
音声信号認識部12は内蔵するROM(図示せず)にあ
らかじめ格納されたプログラムに従ってあらかじめ録音
テープ(図示せず)に録音された音声信号入力手順を発
呼側の電話装置に音声で送信する(a7)。転送要求者
たる発呼者は、この音声信号入力手順に従って転送要求
者識別番号と転送先ファクシミリ装置番号を音声(肉
声)で返答(入力)する(a8)。なお、この際のハー
ド面、ソフト面の詳細は、例えば不在者用の留守番電話
等極く日常的に使用されている技術であるため、説明を
省略する。この音声は音声信号認識部12で音声認識さ
れ、転送要求者識別番号と転送先ファクシミリ装置番号
が抽出された上で、転送先正当性確認部14に通知され
る(a9)。この際、音声の入力は音声信号入力手順に
従ってなされており、かつ抽出の上認識すべき信号は数
字のみであるため、簡易なハード、ソフトで容易になし
得る。転送先正当性確認部14では、通知された転送要
求者識別番号に一致するものが記憶部13に登録されて
いる転送可能者の識別番号中に有るか否かを記憶部13
内の記憶位置の順に調べる(a10)。もし記憶されて
いる転送可能者識別番号中に一致するものがない場合に
は、転送を行わない(a11)。登録されていた場合に
は、転送要求者は正当性が有るものと判断し、この上で
正当性が有るとの通知を兼ねて転送先ファクシミリ装置
番号を転送部15に送る。転送部15では転送すべきフ
ァクシミリデータの有無を調査し(a12)、若し有る
ならばこれを記憶部13から取りだし、転送先ファクシ
ミリ装置番号宛に自動的に転送する(a14)。なお、
もともと、転送要求先宛のデータを受信しておらず、こ
のため転送すべきデータがないならば、同じくこの旨を
自動的に通知する(a13)。
【0019】以上、請求項1の発明を実施例に基づき説
明してきたが、本発明は何も上記実施例に限定されな
い。すなわち、 識別番号は単に番号としているが、転送者が確認でき
るものであれば、例えば暗号化されたかつ識別容易な母
音のみからなる文字列等その他のものでもよい。また、
転送要求者の近傍に所在する外部の者に知得されないよ
う、識別番号の数字の順番を所定の手順で変更の上発っ
するよう要求する若しくは逆にその番号が音声信号入力
部から発せられたときその番号が該当する旨返事する等
他の機能が付加されていてもよい。
【0020】転送要求者は、音声で転送要求者識別番
号と共に転送先ファクシミリ装置番号を入力するものと
したが、同一地点に長期にわたり滞在する若しくは自宅
へ転送する等のため転送先ファクシミリ装置番号を特定
の数値となしえる場合には、これをもあらかじめ転送要
求識別番号と併せて登録しておくようにしてもよい。こ
れにより、転送要求者の転送先ファクシミリ装置番号の
言い間違いによる誤転送の防止となり、併せて転送先が
限定されるため、全く別の地域に存在する第三者からの
転送要求によるファクシミリ文書の不正取得に対しての
安全性もそれだけ向上する。
【0021】音声信号入力部は通常は電話機として使
用され、海外出張者用に夜間等特定の時間帯のみ本願発
明に係るファクシミリ装置の音声信号入力部として作用
するものとされていてもよい。なお、この場合には、本
願発明に係るファクシミリ装置の回線番号としては、フ
ァクシミリ装置としての受信に使用される本来の番号と
通常時は電話機として使用される音声信号入力部のため
の電話用の番号の2種必要なこととなるであろう。
【0022】高性能の音声信号認識部を採用可能な場
合及び転送要求者に正確な音声信号の入力手順の順序を
期待しえる場合には本ファクシミリ装置からの音声信号
入力手順の発信は必ずしも必要でない。 音声信号中に転送先番号が含まれているときにはその
番号に、含まれていないときには、記憶部に記憶してい
る転送先番号へ転送する機能が付加されていてもよい。
【0023】転送要求者の正当性が有るとされたとき
には、この旨の通知として音声信号認識部より通知のあ
った転送先ファクシミリ番号が転送先正当性確認部から
転送部に送られるとしてあるが、転送先正当性確認部が
音信号認識部に転送部へ当該ファクシミリ番号を通知す
べしという指示をなす等、転送部の転送先ファクシミリ
番号の入手ルートは問わない。 (第2実施例)図2は請求項2の発明に係るファクシミ
リ装置の一実施例の構成図である。本図において、11
は音声信号入力部である。12は音声信号認識部であ
り、13は記憶部であり、24は転送者正当性確認部で
あり、15は転送部である。
【0024】この構成のファクシミリ装置の動作を説明
する。ただし、本ファクシミリ装置は、転送要求者の正
当性の有無を識別番号でなく音声(声紋)で行なうこと
の他は、先の第1実施例と異なるところがないため、主
にこの異なる部分のみを説明する。ファクシミリデータ
の転送を希望する者は、記憶部13にあらかじめ、自分
の肉声を照合用の音声として入力しておく。この際、声
紋の比較照合に便利なように、照合用の音声は「あいう
えおきすてのはみゆらわん」という一定の文言とされ
る。なお、記憶部13は複数の人間の音声の登録が可能
である。
【0025】また、このファクシミリの装置で受信した
ファクシミリデータは、先の第1実施例と同じ手順で記
憶部13に記憶される。ファクシミリデータを本来受信
すべきであった者が、当初のデータ発信者のデータ発信
宛先でなく異なる場所に存在する場合、本来の受信者は
電話回線を通じて本ファクシミリ装置の音声信号入力部
11に転送先のファクシミリ装置番号を第1実施例と同
じく所定の手順で音声として肉声で入力する。入力され
た音声信号は転送者正当性確認部24で、記憶部13に
あらかじめ記憶されている音声信号と同一人物のもので
あるか否かを、声紋を用いての比較照合がなされた上で
判断される。なお、この場合、照合用の文言が一定かつ
日本語で通常使用される全ての母音と主なる子音を含ん
でいるため、容易に照合される。同一人物でないと判断
された場合には転送は行なわれない。同一人物のもので
あると判断した場合には、音声信号認識部12で抽出の
上認識された音声中の転送先ファクシミリ番号が転送部
に取り出される。
【0026】転送部15では転送すべきファクシミリデ
ータを記憶部13から取りだし、送信先ファクシミリ装
置番号宛に自動送信する。以上、請求項2の発明を実施
例をもとに説明してきたが、本発明は何も上記実施例に
限定されないのは勿論である。すなわち、例えば、 転送先ファクシミリ番号が特定しえる場合には、記憶
部13にこれも転送可能者の音声(声紋)と関連づけて
記憶していてもよい。この場合には、送信先番号の言い
誤りによる誤転送の防止となり、また高価複雑な声紋照
合装置を使用しえない場合には、異なった場所からの第
三者の声色を使用しての文書の不正取得に対する安全性
も向上する。
【0027】記憶部に記憶される照合用の音声は、音
声そのものでなく、それと均等なもの、具体的にはあら
かじめその特徴を抽出したものであってもよい。これに
より、音声による転送要求があった場合には、この要求
者の音声のみ声紋の特徴の抽出をなせばよいため、即応
性が多少なりとも向上する。これは通話料の高い国際電
話の場合に便利であろう。
【0028】本発明にいう声紋の照合とは、犯罪捜査
や犯人の特定に採用される厳格なものに限定されず、周
波数スペクトルの時間と空間パターンを利用した比較的
簡単な音韻認識の後特定の音韻の他の音韻に対する強弱
や周波数の高低や音韻全体の周波数の高低やその分布等
からある確率で正当性を判断するもの等、その手法内容
は問わない。要は、文書の秘密保持の重要性と照合に使
用する装置のコストを勘案して適宜最適のものが使用さ
れる。その他、先の第1実施例と同様な変形、付加機能
を有するようにしてもよい。 (第3実施例)図3は請求項3の発明に係るファクシミ
リ装置の実施例の構成図である。本図において、11は
音声信号入力部であり、12は音声信号認識部であり、
13は記憶部であり、34は送信先正当性確認部であ
り、35は送信部であり、16は送信データ取り出し部
である。
【0029】以下に、以上のように構成された本ファク
シミリ装置の動作を説明する。なお、本実施例では、フ
ァクシミリ送信の内容が、受信した不在者宛のファクシ
ミリデータでなくあらかじめ記憶されている文書データ
及びその管理番号であることの他は先の第1、第2実施
例と異ならないため、主にこの異なる部分について説明
する。
【0030】あらかじめ、ファクシミリにより文書デー
タの送信を希望する者は、記憶部13に転送可能者識別
番号を登録しておく。ここに、記憶部13には複数の送
信可能者の登録が可能である。また、このファクシミリ
装置では、ファクシミリ送信の対象となるデータはその
管理情報と対応づけて記憶部13にあらかじめ記憶され
ている。
【0031】データのファクシミリ送信を希望する者
が、電話回線を通じて本ファクシミリ装置の音声信号入
力部11に送信要求者識別番号、送信先ファクシミリ装
置番号、ファクシミリ送信を希望するデータの管理情報
を音声で入力する。この音声は音声信号認識部12で抽
出の上認識される。具体的には、所定の手順で送信要求
者識別番号、送信先ファクシミリ番号及び送信するデー
タの管理情報が抽出されその内容が理解される。この上
で、送信先正当性確認部34に送信要求者識別番号が渡
される。送信先正当性確認部34では、渡された送信要
求者識別番号と一致するものが、記憶部13に登録され
ている送信可能者の識別番号中に存在するか否かを調べ
ることにより、送信要求者の正当性の有無を判断する。
もし一致する送信要求者識別番号が存在しない場合に
は、送信を行なわない。存在する場合には、送信先正当
性確認部34がこの旨の通知と送信先ファクシミリ番号
を送信部35に送る。また、ファクシミリ送信するデー
タの管理情報を送信データ取り出し部16に送る。送信
データ取り出し部16は記憶部13から該当するデータ
を取り出し、これを送信部35に送る。送信部35で
は、自動的にこのデータを送信先番号宛にファクシミリ
送信する。
【0032】以上、請求項3の発明を実施例にもとづき
説明したが、本請求項の発明は何も上記実施例に限定さ
れないのは勿論である。すなわち、例えば、 送信要求者の正当性の確認は声紋でなしてもよいし、
声紋を併用してもよい。 この声紋に対応して、送信先ファクシミリ番号が記憶
装置に記憶されていてもよい。
【0033】送信要求者識別番号は、データ毎に登録
可能としていてもよい。これにより、秘密性の高いデー
タは、極く限定された者にのみ送信可能とされる。 文書データの量が多い場合には、別途専用のディスク
等を有していてもよい。 本ファクシミリ所在地においても記憶部の文書データ
の取り出しは、所定のキーワードを知っているものしか
取り出せないようにして、内部の者に対しても秘密保持
をなしえる機能が付加されていてもよい。その他、第
1、第2実施例と同様の変形や付加機能を採用したり、
請求項1、2の発明に係る機能をも有していてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にお
いては、転送要求者の正当性の判断に使用する識別番号
の認識に音声を用いることで、転送要求の際やその要求
後にファクシミリ送信に使用した文書の秘密管理を行な
うことが不必要となり、ファクシミリデータの転送に際
して、非常に高い機密性が得られる。
【0035】請求項2の発明においては、転送要求者の
正当性の有無を送信要求者の音声と記憶部に記憶された
音声の声紋の比較を用いて行なうため、転送要求をなす
際に第三者の盗聴等を心配する必要がなく、このため請
求項1の発明以上に高い機密性が得られる。請求項3の
発明においては、送信要求者の正当性の有無を、送信要
求者の音声と記憶部に記憶されている音声の声紋の比較
を用いて行なうため、文書の秘密性が高くなる。また、
長期出張や自宅勤務に際しての書類の持参が少なくてす
み、またその管理性も向上する。更に、各請求項の発明
においては、転送をなすファクシミリ装置所在地の作業
者の負担も減少しえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係るファクシミリ装置の一実
施例の構成図である。
【図2】請求項2の発明に係るファクシミリ装置の一実
施例の構成図である。
【図3】請求項3の発明に係るファクシミリ装置の一実
施例の構成図である。
【図4】従来技術に係るファクシミリ装置の構成図であ
る。
【図5】請求項1の発明の実施例におけるファクシミリ
データの受信から転送までの動作処理のフロー図であ
る。
【符号の説明】
11 音声信号入力部 12 音声信号認識部 13 記憶部 14 転送先正当性確認部 15 転送部 16 送信データ取り出し部 24 転送者正当性確認部 34 送信先正当性確認部 35 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 賢尚 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 楠見 雄規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの音声信号を受信する音声信号
    入力部と、 前記音声信号入力部で受信した音声信号から必要な情報
    を認識する音声信号認識部と、 転送すべきファクシミリデータと、音声信号主の転送要
    求の正当性の有無の判断に使用する識別番号若しくは該
    識別番号及びそれに相応する転送先番号を記憶する記憶
    部と、 前記音声信号認識部で認識した音声信号中の識別番号と
    前記記憶部に記憶されている識別番号を比較することに
    より、音声信号主の転送要求の正当性の有無を判断する
    転送先正当性確認部と、 前記転送先正当性確認部からの正当性が有る旨の判断通
    知があったときのみ前記音声信号認識部が認識した識別
    番号に相応する転送先番号宛に、前記記憶部で記憶して
    いるファクシミリデータを転送する転送部とを有してい
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 外部からの音声信号を受信する音声信号
    入力部と、 前記音声信号入力部で受信した音声信号から必要な情報
    を認識する音声信号認識部と、 転送すべきファクシミリデータと、音声信号主の転送要
    求の正当性の有無の判断に使用する音声若しくは該音声
    及びそれに相応する転送先番号を記憶する記憶部と、 前記音声信号認識部で認識された音声そのものと前記記
    憶部に記憶されている音声信号との声紋を比較すること
    により、音声信号主の転送要求の正当性の有無を判断す
    る転送者正当性確認部と、 前記転送者正当性確認部からの正当性が有る旨の判断通
    知があったときのみ前記音声信号認識部が認識した転送
    要求者の音声に相応する転送先番号宛に、前記記憶部で
    記憶しているファクシミリデータを転送する転送部とを
    有していることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 外部からの音声信号を受信する音声信号
    入力部と、 前記音声信号入力部で受信した音声信号から必要な情報
    を認識する音声信号認識部と、 ファクシミリ送信すべきデータとその管理情報と音声信
    号主の送信要求の正当性の有無の判断に使用する識別番
    号若しくは音声の少なくとも一方又は該識別番号若しく
    は音声の少なくとも一方とそれに対応する送信先番号を
    記憶する記憶部と、 前記音声信号認識部で認識した音声信号中の識別番号と
    前記記憶部に記憶されている識別番号又は前記音声信号
    認識部で抽出された音声の声紋と前記記憶部に記憶され
    ている音声の声紋の少なくとも一方を比較することによ
    り音声信号主の送信要求の正当性の有無を判断する送信
    先正当性確認部と、 前記送信先正当性確認部からの正当性がある旨の判断通
    知があったときのみ前記音声信号認識部で抽出したファ
    クシミリ送信すべきデータの管理情報に相応するデータ
    を記憶部から取り出す送信データ取り出し部と、 同じく前記送信先正当性確認部からの正当性がある旨の
    判断通知があったときのみ前記送信データ取り出し部が
    取り出したデータを前記音声信号認識部で認識した送信
    要求者に相応する番号宛に送信する送信部とを有してい
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
JP4331911A 1992-12-11 1992-12-11 ファクシミリ装置 Pending JPH06178074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08331299A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Nec Corp ファクシミリ着信自動通知方式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08331299A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Nec Corp ファクシミリ着信自動通知方式

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