JPH06177797A - Tdma通信機の送信制御回路 - Google Patents

Tdma通信機の送信制御回路

Info

Publication number
JPH06177797A
JPH06177797A JP4350648A JP35064892A JPH06177797A JP H06177797 A JPH06177797 A JP H06177797A JP 4350648 A JP4350648 A JP 4350648A JP 35064892 A JP35064892 A JP 35064892A JP H06177797 A JPH06177797 A JP H06177797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
frequency amplifier
drive voltage
resistor
amplifier circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4350648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2753433B2 (ja
Inventor
Takeshi Tanemura
武 種村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP4350648A priority Critical patent/JP2753433B2/ja
Priority to US08/158,664 priority patent/US5493705A/en
Priority to EP93119551A priority patent/EP0600515B1/en
Publication of JPH06177797A publication Critical patent/JPH06177797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2753433B2 publication Critical patent/JP2753433B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/72Gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0211Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers with control of the supply voltage or current
    • H03F1/0244Stepped control
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/62Two-way amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/44Transmit/receive switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/54Circuits using the same frequency for two directions of communication
    • H04B1/56Circuits using the same frequency for two directions of communication with provision for simultaneous communication in two directions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMA通信機で送信時に発生する不要波を
最小限に抑えることができるように、高周波増幅回路に
与える駆動電圧の立ち上がり特性および立ち下がり特性
を制御する。 【構成】 駆動電圧オン、オフ回路B1から立ち上がり
時定数および立ち下がり時定数が異なる第1及び第2の
駆動電圧S1、S2を出力し、第1の駆動電圧S1は前
段高周波増幅回路A1に与え、第2の駆動電圧S2は終
段高周波増幅回路A2に与える。前段高周波増幅回路A
1に与えた駆動電圧S1の立ち上がりに要する時間は、
終段高周波増幅回路A2に与えたオン、オフ切換信号S
2の立ち上がりに要する時間より長く、立ち下がりに要
する時間は、後段高周波増幅回路A2に与えた第2のオ
ン、オフ切換信号S2の立ち下がりに要する時間より短
かい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA(時分割多元
接続)方式の携帯電話機、コードレス電話機等の無線通
信機器の、送信波をオン、オフに切換える送信制御回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA通信方式は送受信信号とも同一
周波数を用い、送信時は被変調波を出力し、受信時は被
変調波を出力しない。すなわち被変調波を例えば約1ミ
リ秒毎にオン、オフに切換えることにより送信と受信を
交互に繰り返し行う通信方式である。その1つの手段と
して送信及び受信時共に被変調波を発生させておき、出
力増幅段の駆動電圧である+B電圧を約1ミリ秒毎にオ
ン、オフに切換える駆動電圧オン、オフ回路を備えた送
信制御回路が用いられている。
【0003】この様な従来の送信制御回路を図3に示
す。図3の送信制御回路は被変調波F1を増幅する高周
波増幅回路A1、A4からなる送信回路B4と、送信信
号と受信信号とを切換えるアンテナ回路A3と、オン、
オフ切換信号Sを出力する制御部Cと、オン、オフ切換
信号Sに基づいて高周波増幅回路A1、A4の駆動電圧
をオン、オフに切換える駆動電圧オン、オフ回路B2と
を備えている。
【0004】駆動電圧オン、オフ回路B2は、オン、オ
フ切換信号Sが入力される入力端3と、入力端3と接地
端間に接続された不要信号短絡用のコンデンサC2と、
一端が入力端3に接続された抵抗器R2と、ベース電極
が抵抗器R2の他端に接続され、エミッタ電極が保護用
の抵抗器R0を介して+B電源端BTに接続され、コレ
クタ電極が接地されたNPN型のトランジスタTR1
と、トランジスタTR1のエミッタ電極と出力端4とを
結ぶ抵抗器R1と、出力端4と接地端間に接続されたコ
ンデンサC1とを備えている。なお、抵抗器R1と、コ
ンデンサC1はローパスフィルタを形成している。
【0005】送信回路B4は、被変調波F1を入力する
入力端1と、入力した被変調波F1を増幅する前段高周
波増幅回路A1と、前段高周波増幅回路A1の出力を増
幅する後段高周波増幅回路A4と、後段高周波増幅回路
A4の出力を出力する出力端2とを備えている。そし
て、前記両高周波増幅回路A1、A4はその駆動電力を
駆動電圧オン、オフ回路B2から与えられている。
【0006】次に駆動電圧オン、オフ切換回路B2およ
び送信回路B4の動作を説明する。まず、制御部Cから
駆動電圧オン、オフ回路B2に対してオン、オフ切換信
号Sが出力される。オン、オフ切換信号Sは、約1ミリ
秒のハイレベルの状態と約1ミリ秒のローレベルの状態
が交互に並んだ矩形波形の信号である。
【0007】そこで駆動電圧オン、オフ回路B2におい
て、オン、オフ切換信号Sがハイレベルの時、トランジ
スタTR1は非導通状態になり、エミッタ電極には+B
電源端BTに加えられた電圧Vccに略等しい電圧が加
わる。一方オン、オフ切換信号Sがローレベルの時、ト
ランジスタTR1は導通状態になり、エミッタ電極は約
0ボルトになる。
【0008】これらエミッタの電圧は抵抗器R1を介し
て出力端4に出力され、送信回路B4の2つの高周波増
幅回路A1、A4に駆動電圧S3として加えられる。従
って、オン、オフ切換信号Sがハイレベルの時、すなわ
ち送信時には高周波増幅回路A1、A4は約Vccボル
トの駆動電圧S3を与えられて動作状態となり、被変調
波F1は増幅されて出力端2に出力される。一方、オ
ン、オフ切換信号Sがローレベルの時、すなわち受信時
には高周波増幅回路A1、A4は駆動電圧を与えられず
非動作状態となり、被変調波F1は増幅されず出力端2
には出力されない。
【0009】なお、駆動電圧オン、オフ回路B2におい
て、抵抗器R1とコンデンサC1で形成されたローパス
フィルタは、駆動電圧S3に含まれる高調波を適宜に減
衰させて、高周波増幅回路A1、A4に加えることによ
って、高調波が妨害信号となって他人の通信を妨害する
ことを防ぐために設けられたものである。
【0010】また、送信回路B4は前段高周波増幅回路
A1と後段高周波増幅回路A4とが共に線形増幅特性で
同じ構成の高周波増幅回路で構成されており、この様に
構成したことにより、送信回路B4において高調波が発
生しないようにかつ、高調波が妨害信号として通信を妨
害しないように考慮されている。
【0011】しかしながら二つの高周波増幅回路A1、
A4は、たとえ回路を同じに設計しても製造上のばらつ
きにより若干の相違が生じ、このことによって送信回路
B4において高調波が発生することがある。例えばオ
ン、オフ切換信号Sが切り換わって受信状態から送信状
態に変わり、駆動電圧が加えられて高周波増幅回路A
1、A4が立ち上がる時に、図4に示す様に高周波増幅
回路A4の立ち上がり特性が実線aの特性であるとき、
高周波増幅回路A1の立ち上がり特性が実線aよりも急
峻な破線bの特性であると、高周波増幅回路A4の立ち
上がり途中の時間T1において高調波が発生する。
【0012】これは先に立ち上がった高周波増幅回路A
1から出力された被変調波F1が、未だ完全には立ち上
がっていない高周波増幅回路A4によって非線形増幅作
用を受けることによって歪み、そのため高調波が発生す
るものである。
【0013】この様な高調波は送信状態から受信状態に
変わった場合にも発生する。すなわち図4に示すように
高周波増幅回路A4の立ち下がり特性が実線cの特性で
あるとき、高周波増幅回路A1の立ち下がり特性が実線
cよりもゆるやかな破線dの特性であると、立ち上がり
時と同様の作用によって高周波増幅回路A4の立ち下が
り途中の時間T2において高調波が発生する。
【0014】すなわち、前段及び後段の二つの高周波増
幅回路A1とA4の立ち上がり特性及び立ち下がり特性
に差があると、立ち上がり時及び立ち下がり時に高調波
を発生しやすく、その高調波が妨害信号となって通信を
妨害することがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】送信制御回路にあって
は、高周波増幅回路A1、A4が立ち上がる時または立
ち下がる時に送信回路B4において不要波が多く生じる
ために、送信時において非変調波の周波数帯域が広が
り、隣接チャンネル(隣接周波数)間で周波数の相互干
渉が生じてそれが妨害を招くという問題があった。
【0016】又、従来の回路構成においては、不要波発
生の原因となる高調波発生の軽減手段として2つの高周
波増幅回路A1、A4に線形増幅特性の高周波増幅回路
を採用する必要があることから消費電流が多く、バッテ
リで駆動させると回路動作持続時間が短く、小型携帯用
通信機等への搭載には適さないという問題があった。
【0017】そこで本発明は、不要波が発生することを
軽減することを目的とし、送受の切替わり時に前段及び
後段高周波増幅回路の立ち上がり、立ち下がり特性のば
らつきに起因する不要波の発生を最小限に抑えることが
できるTDMA通信機の送信制御回路を提供するもので
ある。
【0018】
【課題を解決する為の手段】この発明によるTDMA通
信機の送信制御回路は、被変調波を増幅する前段高周波
増幅回路と、前記前段高周波増幅回路の出力を増幅する
後段高周波増幅回路と、入力したオン、オフ切換信号に
基づいて第1及び第2の駆動電圧をオン及びオフに切換
制御し、前記第1の駆動電圧を前記前段高周波増幅回路
に、前記第2の駆動電圧を前記後段高周波増幅回路にそ
れぞれ出力する駆動電圧オン、オフ回路とを備え、前記
第1の駆動電圧は、立ち上がりに要する時間が前記第2
の駆動電圧の立ち上がりに要する時間よりも長く、かつ
立ち下がりに要する時間が前記第2の駆動電圧の立ち下
がりに要する時間よりも短かく設定されている。また、
請求項3に記載したTDMA通信機の送信制御回路はさ
らに前記後段高周波増幅回路が非線形増幅特性を持った
ものである。
【0019】
【作用】上記手段は次の様に作用する。駆動電圧オン、
オフ回路は、入力したオン、オフ切換信号に基づいて立
ち上がり時間および立ち下がり時間の異なる第1及び第
2の駆動電圧を生成し、これら第1及び第2の駆動電圧
により前段および後段高周波増幅回路を個別に駆動す
る。そして、前段高周波増幅回路は、後段高周波増幅回
路よりも遅れて立ち上がり、また後段高周波増幅回路よ
りも早く立ち下がるように駆動するので、前段及び後段
高周波増幅回路の立ち上がり、立ち下がり特性のばらつ
きに起因した高調波の発生が最小限に抑えられる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の一実施例を示すものである。まず概略構
成を説明すると、送信制御回路はオン、オフ切換信号S
を出力する制御部Cと、オン、オフ切換信号Sに基づい
て駆動電圧をオン、オフに切換える駆動電圧オン、オフ
回路B1と、被変調波F1を増幅する送信回路B3と、
アンテナ回路A3とを備えている。
【0021】駆動電圧オン、オフ回路B1は、入力端
3、トランジスタTR2〜TR7、抵抗器R0、R3〜
R14、コンデンサC9〜C11と2つの出力端6、7
とで構成されている。
【0022】さらに詳しく説明すると、入力端3と接地
端間には不要信号短絡用のコンデンサC9が接続され、
入力端3にはさらに2つの抵抗器R13、14の一端が
接続されている。トランジスタTR3はベース電極に抵
抗器R13の他端が接続されエミッタ電極が接地された
NPN型トランジスタであり、トランジスタTR2は同
様にベース電極に抵抗器R14の他端が接続されエミッ
タ電極が接地されたNPN型トランジスタである。トラ
ンジスタTR3のコレクタ電極は負荷抵抗器R11およ
び抵抗器R0を介して+B電源端BTに接続され、同様
にトランジスタTR2のコレクタ電極は抵抗器R12お
よび抵抗器R0を介して+B電源端BTに接続されてい
る。トランジスタTR3のコレクタ電極はさらに、抵抗
器R7を介してトランジスタTR4のベース電極に接続
されると共に、抵抗器R9を介してトランジスタTR6
のベース電極に接続されている。またトランジスタTR
2のコレクタ電極はさらに、抵抗器R8を介してトラン
ジスタTR5のベース電極に接続されると共に、抵抗器
R10を介してトランジスタTR7のベース電極に接続
されている。
【0023】トランジスタTR4はPNP型であって、
エミッタ電極が抵抗器R0を介して+B電源端BTに接
続され、コレクタ電極が抵抗器R3を介して第1の出力
端6に接続されている。またトランジスタTR5は、N
PN型であってコレクタ電極が抵抗器R4を介して第1
の出力端に接続され、エミッタ電極が接地されている。
第1の出力端6と接地端との間にはコンデンサC10が
接続されている。トランジスタTR6はPNP型であっ
て、エミッタ電極が抵抗器R0を介して+B電源端BT
に接続され、コレクタ電極が抵抗器R5を介して第2の
出力端7に接続されている。またトランジスタTR7
は、NPN型であってコレクタ電極が抵抗器R6を介し
て第2の出力端に接続され、エミッタ電極が接地されて
いる。第2の出力端7と接地端との間にはコンデンサC
11が接続されている。
【0024】送信回路B3は被変調波F1を入力する入
力端1と、入力した被変調波F1を増幅する前段高周波
増幅回路A1と、前段高周波増幅回路A1の出力を増幅
する後段高周波増幅回路A2と、後段高周波増幅回路A
2の出力を出力する出力端2とを備えている。そして、
高周波増幅回路A1、A2はその駆動電圧を駆動電圧オ
ン、オフ回路B1から与えられている。
【0025】次に駆動電圧オン、オフ回路B1の動作を
説明すると、入力端3には制御部Sから、約1ミリ秒の
ハイレベルの状態と約1ミリ秒のローレベルの状態が交
互に並んだ矩形波形のオン、オフ切換信号Sが入力され
る。入力端3に与えられたオン、オフ切換信号Sがハイ
レベルの時は、トランジスタTR3、TR2は導通状態
になり、コレクタ電極は約0ボルトになる。
【0026】一方オン、オフ切換信号Sがローレベルの
時は、トランジスタTR3、TR2は非導通状態にな
り、コレクタ電極には+B電源端BTからVccに近い
電圧が加わる。なお、トランジスタTR3、TR2は+
B電源端BTに加わるVcc電圧を受けるバファの役目
をし、非導通状態の時、二つのトランジスタのコレクタ
電圧は若干異なるように抵抗器R11とR12の値を異
ならせてある。
【0027】次にトランジスタTR4ないしTR7の動
作を説明するが、まずトランジスタTR4、TR6の動
作を説明する。オン、オフ切換信号Sがハイレベルの時
は、トランジスタTR3のコレクタ電圧は約0ボルトで
あり、この電圧が抵抗器R7によってトランジスタTR
4のベース電極に加わるので、トランジスタTR4は導
通状態になりコレクタ電極にはVccに近い電圧が現れ
る。同様にしてトランジスタTR6もコレクタ電極にV
ccに近い電圧が現れる。
【0028】一方オン、オフ切換信号Sがローレベルの
時は、トランジスタTR3のコレクタ電圧はVccに近
い電圧であり、この電圧が抵抗器R7によってトランジ
スタTR4のベース電極に加わるのでトランジスタTR
4は非導通状態になる。同様にしてトランジスタTR6
も非導通状態になる。
【0029】次にトランジスタTR5、TR7の働きを
説明すると、オン、オフ切換信号Sがハイレベルの時
は、トランジスタTR2のコレクタ電圧は約0ボルトで
あり、抵抗器R8によってトランジスタTR5のベース
電極にも約0ボルトの電圧が加わるので、トランジスタ
TR5は非導通状態になる。同様にしてトランジスタT
R7も非導通状態となる。
【0030】一方オン、オフ切換信号Sがローレベルの
時は、トランジスタTR2のコレクタ電圧はVccに近
い電圧であり、この電圧が抵抗器R8によってトランジ
スタTR5のベース電極に加わるのでトランジスタTR
5は導通状態になる。同様にしてトランジスタTR7も
導通状態になる。
【0031】すなわちオン、オフ切換信号Sがハイレベ
ルの時は、トランジスタTR4、TR6が導通状態にな
り、トランジスタTR5、TR7が非導通状態になり、
オン、オフ切換信号Sがローレベルの時は、トランジス
タTR4、TR6が非導通状態になり、トランジスタT
R5、TR7が導通状態になる。
【0032】ここでトランジスタTR4が導通状態にな
った場合はトランジスタTR5は非導通状態になり、抵
抗器R0、トランジスタTR4、抵抗器R3に電流が流
れコンデンサC10に充電される。その充電時定数は主
に抵抗器R3の抵抗値とコンデンサC10の容量値の積
で決まり、その時定数に応じた立ち上り時間を持った駆
動電圧S1が出力端6から出力される。一方トランジス
タTR4が非導通状態になった場合は、トランジスタT
R5は導通状態になり、コンデンサC10に蓄えられた
電荷は抵抗器R4、トランジスタTR5を経て放電され
る。その放電時定数は抵抗器R4の抵抗値とコンデンサ
C10の容量の積で決まる。トランジスタTR6、TR
7、抵抗器R5、R6、コンデンサC11も上記と同様
の動作をする。
【0033】従って、送信時にオン、オフ切換信号Sが
ハイレベルに切り換わると、高周波増幅回路A1は、駆
動電圧オン、オフ回路B1の出力端6から抵抗器R3と
コンデンサC10とで立ち上がり時定数を設定された約
Vccボルトの駆動電圧S1を与えられて動作状態とな
り、また、高周波増幅回路A2は出力端7から抵抗器R
5とコンデンサC11とで立ち上がり時定数を設定され
た約Vccボルトの駆動電圧S2を与えられて動作状態
となり被変調波F1を増幅して出力端2に出力する。
【0034】一方、受信時にオン、オフ切換信号Sがロ
ーレベルに切り換わると、高周波増幅回路A1は、駆動
電圧オン、オフ回路B1の出力端6から抵抗器R3とコ
ンデンサC10とで放電時定数を設定された約0ボルト
の駆動電圧S1を与えられて非動作状態となり、また、
高周波増幅回路A2は出力端7から抵抗器R5とコンデ
ンサC11とで放電時定数を設定された約0ボルトの駆
動電圧S2を与えられて非動作状態となり被変調波F1
を増幅しないので被変調波F1は出力端2に出力されな
い。
【0035】図2はこのオン、オフ切換信号Sおよび駆
動電圧オン、オフ回路B1の出力端6、7から出力され
る駆動電圧S1、S2のタイミングを示したものであ
る。図中Sはオン、オフ切換信号Sの波形でありS1お
よびS2は出力端6及び7から出力される第1及び第2
の駆動電圧S1、S2の波形を示す。
【0036】すなわち第1の駆動電圧S1は立ち上がり
に要する時間が、第2の駆動電圧S2の立ち上がりに要
する時間よりも適宜な一定時間T2だけ長く設定されて
おり、立ち下がりに要する時間が第2の駆動電圧S2の
立ち下がりに要する時間よりも適宜な一定時間T3だけ
短く設定されている。
【0037】これら駆動電圧S1、S2の立ち上がりお
よび立ち下がりに要する時間は前述のように抵抗器R3
ないしR6およびコンデンサC10、C11の値によっ
て設定される。例えば第1の駆動電圧S1の立ち上げに
要する時間を第2の駆動電圧S2の立ち上げに要する時
間よりも長く設定するには、コンデンサC10、C11
の容量値を等しくし、抵抗器R3の抵抗値を抵抗器R5
の抵抗値よりも大きく設定する。また第1の駆動電圧S
1の立ち下げに要する時間を第2の駆動電圧S2の立ち
下げに要する時間よりも短く設定するには、抵抗器R4
の抵抗値を抵抗器R6の抵抗値よりも小さく設定する。
【0038】このようにして前段高周波増幅回路A1
は、オン、オフ切換信号S1がローレベルからハイレベ
ルに切り換わった時、後段高周波増幅回路A2よりも立
ち上がりに要する時間が長く、オン、オフ切換信号S1
がハイレベルからローレベルに切り換わった時、後段高
周波増幅回路A2よりも立ち下がりに要する時間が短
い。このことにより受信状態から送信状態に切り換わっ
た時、後段高周波増幅回路A2が完全に動作状態になっ
てから前段高周波増幅回路A1が動作状態になる。ま
た、送信状態から受信状態に切り換わった時、後段高周
波増幅回路A2が停止状態になるよりも早く、前段高周
波増幅回路A1が停止状態になる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前段高周波増幅回路および後段高周波増幅回路を立ち上
がり特性および立ち下がり特性の異なる第1及び第2の
駆動電圧で各別に制御し、前段高周波増幅回路に加える
第1の駆動電圧の立ち上がりに要する時間を、後段高周
波増幅回路に加える第2の駆動電圧の立ち上がりに要す
る時間よりも長く設定し、且つ、第1の駆動電圧の立ち
下がりに要する時間を、第2の駆動電圧の立ち下がりに
要する時間よりも短かく設定したので、オン、オフ切換
信号の切り換わり時に両高周波増幅回路の立ち上がり、
立ち下がり特性のばらつきに起因した不要波発生を抑圧
できるという効果が得られる。
【0040】又、後段高周波増幅回路に、前段高周波増
幅回路とは立ち上がり特性が異なるAB級またはC級の
非線形増幅回路を用いることが可能になり、AB級また
はC級の増幅回路を用いることにより消費電力の極めて
少ない送信回路が実現でき、バツテリーでも長時間に亘
り動作させることができるので携帯用通信機等に搭載で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例であるTDMA通信機の送信制御
回路の構成を示す回路図である。
【図2】同実施例におけるオン、オフ切換信号と駆動電
圧の関係を示すタイミングチヤートである。
【図3】従来のTDMA通信機の送信制御回路の構成を
示す回路図である。
【図4】従来回路における両高周波増幅回路において立
ち上がり、立ち下がり特性の相違関係を示すタイミング
チヤートである。
【符号の説明】
A1 前段高周波増幅回路 A2 後段高周波増幅回路 B1 駆動電圧オン、オフ回路 B3 送信回路 C 制御部 C9〜C11 コンデンサ F1 被変調波 S オン、オフ切換信号 S1 第1の駆動電圧 S2 第2の駆動電圧 TR2〜TR7 トランジスタ R3〜R14 抵抗器 Vcc 電源電圧 3 オン、オフ切換信号入力端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被変調波を増幅する前段高周波増幅回路
    と、 前記前段高周波増幅回路の出力を増幅する後段高周波増
    幅回路と、 入力したオン、オフ切換信号に基づいて第1及び第2の
    駆動電圧をオン及びオフに切換制御し、前記第1の駆動
    電圧を前記前段高周波増幅回路に、前記第2の駆動電圧
    を前記後段高周波増幅回路にそれぞれ出力する駆動電圧
    オン、オフ回路とを備え、 前記第1の駆動電圧は、立ち上がりに要する時間が前記
    第2の駆動電圧の立ち上がりに要する時間よりも長く、
    かつ立ち下がりに要する時間が前記第2の駆動電圧の立
    ち下がりに要する時間よりも短かく設定されていること
    を特徴とするTDMA通信機の送信制御回路。
  2. 【請求項2】 前記駆動電圧オン、オフ回路は、ベース
    電極に前記オン、オフ切換信号が加えられエミッタ電極
    に電源電圧が加えられコレクタ電極が第1の抵抗および
    第1のコンデンサを直列に介して接地されたNPN型の
    第1のトランジスタと、 ベース電極に前記オン、オフ切換信号が加えられコレク
    タ電極が第2の抵抗を介して前記第1の抵抗と前記第2
    のコンデンサの接続点に接続されエミッタ電極が接地さ
    れたPNP型の第2のトランジスタを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載のTDMA通信機の送信制御
    回路。
  3. 【請求項3】前記後段高周波増幅回路が非線形増幅特性
    を持ったものであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のTDMA通信機の送信制御回路。
JP4350648A 1992-12-04 1992-12-04 Tdma通信機の送信制御回路 Expired - Fee Related JP2753433B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4350648A JP2753433B2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 Tdma通信機の送信制御回路
US08/158,664 US5493705A (en) 1992-12-04 1993-11-29 Transmission control circuit for use in TDMA communication devices
EP93119551A EP0600515B1 (en) 1992-12-04 1993-12-03 Transmission control circuit for use in TDMA communication device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4350648A JP2753433B2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 Tdma通信機の送信制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06177797A true JPH06177797A (ja) 1994-06-24
JP2753433B2 JP2753433B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=18411912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4350648A Expired - Fee Related JP2753433B2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 Tdma通信機の送信制御回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5493705A (ja)
EP (1) EP0600515B1 (ja)
JP (1) JP2753433B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104051A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 携帯端末

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9214886U1 (de) * 1992-11-02 1994-03-03 Siemens Ag Anordnung zur Steuerung einer Sende-/Empfangseinrichtung, insbesondere von Basisstationen und Mobilteilen eines Schnurlostelefonsystems
JP2694810B2 (ja) * 1994-12-21 1997-12-24 日本電気株式会社 演算増幅器
NL1006924C2 (nl) * 1997-09-03 1999-03-04 Hollandse Signaalapparaten Bv Radarzender.
KR100616507B1 (ko) * 1998-07-07 2007-04-25 삼성전기주식회사 시분할 통신방식의 송수신 제어회로
US6380804B1 (en) * 2000-06-08 2002-04-30 Mitsubishi Electric & Electronics U.S.A. Method and apparatus for switching stages of a multistage amplifier quickly between operational modes
US20030067642A1 (en) * 2001-10-09 2003-04-10 Lars-Gote Svenson Ringing and inter-symbol interference reduction in optical communications

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4544924A (en) * 1982-12-22 1985-10-01 Rca Corporation On-off arrangement in a microprocessor controlled remote transmitter for a consumer instrument
JPS62160830A (ja) * 1986-01-10 1987-07-16 Nec Corp 選択呼出信号受信機
US4731814A (en) * 1986-02-21 1988-03-15 AT&T Information Systems Inc. American Telephone & Telegraph Company Computer-controlled cordless telephone
JPH02261226A (ja) * 1989-03-31 1990-10-24 Mitsubishi Electric Corp 移動電話機
CA2044672C (en) * 1990-06-16 1994-10-04 Hidehiko Norimatsu Burst control circuit for use in tdma communications system
CA2072582C (en) * 1990-12-20 1996-04-09 Thomas J. Walczak Power control circuitry for a tdma radio frequency transmitter
US5276917A (en) * 1991-10-22 1994-01-04 Nokia Mobile Phones Ltd. Transmitter switch-on in a dual-mode mobile phone

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104051A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 携帯端末
JP4641919B2 (ja) * 2005-09-30 2011-03-02 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末

Also Published As

Publication number Publication date
US5493705A (en) 1996-02-20
EP0600515A3 (en) 1995-02-08
JP2753433B2 (ja) 1998-05-20
EP0600515A2 (en) 1994-06-08
EP0600515B1 (en) 2001-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6359514B1 (en) Switchable path power amplifier with combining network
EP2091145B1 (en) Pop noise suppression apparatus and audio output system utilizing the same
US20030132801A1 (en) Switchable power amplifier
GB1401457A (en) Muting circuits
US6078214A (en) High efficiency class DB power amplifier
KR960700575A (ko) 통신장치
JP2753433B2 (ja) Tdma通信機の送信制御回路
EP0299665A2 (en) Power amplifier circuit with a stand-by state
US5760641A (en) Controllable filter arrangement
JPH0863947A (ja) アンテナ信号供給回路
JP2002223136A (ja) パルス制御増幅型信号伝送器
CN1035351C (zh) 高频放大器
JPH05175767A (ja) 電流制御回路
US5994964A (en) Gain-control-type transistor power amplifier
US3622900A (en) Squelchable direct coupled transistor audio amplifier constructed in integrated circuit
US6014060A (en) Voltage supply circuit for amplifier
CN218352499U (zh) 无线通信前端电路装置
US4691128A (en) Circuit for coupling a signal processing device to a transmission line
US3452288A (en) Dc and high frequency transistor amplifier circuit
JP2560960B2 (ja) 受信ブースタ
JP2606803Y2 (ja) Am/fm受信装置
JPH05291842A (ja) 電力回路
JP2842483B2 (ja) 高周波パルス電力増幅器
KR820001568Y1 (ko) 뮤팅 회로
JPS5821450B2 (ja) ジユシンキ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees