JPH06176262A - カップ式自動販売機 - Google Patents

カップ式自動販売機

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JPH06176262A
JPH06176262A JP33079692A JP33079692A JPH06176262A JP H06176262 A JPH06176262 A JP H06176262A JP 33079692 A JP33079692 A JP 33079692A JP 33079692 A JP33079692 A JP 33079692A JP H06176262 A JPH06176262 A JP H06176262A
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cup
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container
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Haruo Ota
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】機体内で調理製造しカップなどの容器に入れて
販売する各種飲料の粉末状若しくは粒状の原料を機体内
に補給する際、袋などの収納容器内に収納された補給用
原料を移し替えずに機体内に迅速かつ容易に補給し、か
つ粉末状の原料の機体内飛散を防いで機体内を清掃に手
間をかけず衛生的に保つ。 【構成】アルミニウムなどから形成した箔34および、
合成樹脂などから形成した薄板35を内外面にそれぞれ
重ねて貼った紙36を母材とする収納容器32と、下端
部が嵌合して収納容器32が嵌着される開口部40を上
端に、排出口39を下端部にそれぞれ形成し排出口39
を通して収納容器32内の原料を飲料販売の都度この飲
料一杯分ずつ収納容器32内から直に排出する、開口部
40に嵌着された収納容器32の底面形成部材42に収
納容器32内の原料が落下排出される排出孔43を形成
する刃物41を備えねじコンベヤ18を構成要素とする
排出装置38とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外周面を形成する機
体内で調理製造しカップなどの容器に入れて販売する飲
料の粉末状および若しくは粒状の各種原料が収納容器に
それぞれ入れ密封して機体外から補給されるカップ式自
動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】外周面を形成する機体内で、コーヒ,コ
コア,紅茶,レモン,砂糖,クリームなどの粉末状若し
くは粒状の各種原料から調理製造した飲料をカップなど
の容器に入れて販売するカップ式自動販売機は、各種飲
料の粉末状および若しくは粒状の原料がそれぞれ収納さ
れる、底付角筒状の複数の原料容器を一般的に備えてい
る。この原料容器内にそれぞれ収納された粉末状若しく
は粒状の原料は、飲料販売の都度この飲料一杯分ずつ原
料容器内から落下排出される。この原料容器内から飲料
一杯分排出された粉末状および若しくは粒状の原料は、
機体内に備えられた、飲料水である湯を沸し貯え供給す
る温水タンクなどから別途供給される湯などの飲料水と
一緒に、機体内に備えられた撹拌装置で撹拌調理されて
飲料となる。そして、この飲料は、カップなどの容器を
一個ずつ販売の都度供給する容器供給装置から所定の位
置に供給される容器内に注いで販売される。そのため、
原料容器内の粉末状および若しくは粒状の原料は徐々に
消費されるので、この原料を原料容器内へ適宜補給する
必要がある。この原料容器は、前面開口を覆う扉とで機
体を構成する、前面が開口するケース内に概ね左右に配
列して設置されており、その上端に、上面に開口する投
入口が形成されている。この投入口は、この投入口から
粉末状および粒状の原料を原料容器内に容易に落下投入
できるように、その開口面は概して前下がりに傾斜して
おり、原料容器の左右方向の幅は70〜80mm位が普
通である。
【0003】一方、限られた設置空間に、販売飲料の種
類数はより多くかつ外形寸法はより小さいカップ式自動
販売機を設置したいという自動販売機業界の要請によ
り、機内には、複数の原料容器,温水タンク,撹拌装置
などの、各種飲料の製造に必要な機器が詰込まれてい
る。そのため、原料容器内への粉末状および粒状の原料
の補給作業は、補給用の粉末状の原料が密封し収納され
た、袋などの収納容器を開封してこの収納容器内の原料
を投入口から原料容器内に、ケースの前方に立って落下
投入し移し替える煩わしい作業となる。また、原料容器
内に補給される際などに粉末状の原料の一部が原料容器
外に飛散し易いので、この飛散した粉末状の原料で機体
内が汚染されて不衛生になりがちであるが、この種の従
来のカップ式自動販売機を図3および図4に示す。図3
はこの発明の対象となるカップ式自動販売機の構成を示
し、(A)がケースの前面開口を覆う扉を開放した状態
の正面図、(B)が(A)の右側縦断面図で、(B)は
図の左側が前面側であり、図4は従来のカップ式自動販
売機の要部右側縦断面図で、図の左側が前面側である。
【0004】図3および図4において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う扉2とで外周面を形成する機体
3が構成されている。この機体3内である、ケース1内
中央上寄り奥行側に、ケース1の背面を形成する背板4
に後端を片持ち支持された、側縦断面がほぼN字形状の
棚5が配設されている。この棚5上に、粉末状若しくは
粒状の原料であるコーヒ,ココア,クリーム,砂糖など
の、内部に収納された各種原料をそれぞれ貯蔵する、底
付角筒状の原料容器6が左右に並列されている。この原
料容器6には、下面から下方に突き出した前後一対の脚
7が形成されており、この脚7にそれぞれ形成され前後
に貫通する貫通孔8に、棚5上面に固定された、側縦断
面がZ字形の一対の支持体9の前端部を嵌め込んで棚5
上に原料容器6が載置されている。この原料容器6に
は、この原料容器6内に原料を落下投入し易いように開
口面がやや斜前上方に向き上面に開口する、蓋10で覆
われる投入口11が上端部に、また原料容器6内の原料
を飲料販売の都度この飲料一杯分排出する、前方に突き
出し前面に開口する筒状の排出口12が下端部前面側に
それぞれ形成されている。また原料容器6内下端部に
は、上面に開口する、前後方向の溝13が形成されてお
り、この溝13内には、排出口12内に前端部が嵌挿さ
れたねじ14が挿入されている。このねじ14は、原料
容器6の下端部後端面から奥行側にその後端部が突き出
しており、この後端部に嵌着した軸継手15を介し、棚
5の後端部に支持した電動機16で回転駆動される駆動
軸17前端にその後端が着脱自在に連結されている。こ
のねじ14,溝13,軸継手15,電動機16および駆
動軸17でねじコンベヤ18が構成されている。一方、
排出口12の下の、棚5の前端部には、漏斗状のシュー
タ19および、粉末状および若しくは粒状の原料と湯な
どの飲料水とを撹拌し飲料を撹拌調理する撹拌装置20
が、シュータ19を上にして支持されている。このシュ
ータ19内面に案内されて、飲料販売の都度この飲料一
杯分の、ねじコンベヤ18で排出口12から押し出され
て落下排出する粉末状および若しくは粒状の原料が撹拌
装置20内に導かれる。
【0005】なお、ケース1内左側上寄りには、容器2
1を販売の都度一個ずつ下端下面に開口する排出口22
から排出するカップ供給装置23が配設されている。ま
たケース1内の前面側下部中央には、前後両面に開口し
ケース1内外に連通する、扉2下部に形成された取出口
24の後面開口に前面開口を向かい合わせて、カップ供
給装置23から排出供給された容器21が載る、前面お
よび上面が開口する箱状の受け台25が配設されてい
る。この受け台25とカップ供給装置23との間には、
このカップ供給装置23から排出される容器21を下方
の受け台25上に案内する、滑り台状のカップシュータ
26が配設されている。また、カップ供給装置23の後
方上には、湯を沸し貯わえる温水タンク27が配設され
ており、この温水タンク27右側面には、温水バルブ2
8を介して湯を供給する複数のホース29の一端が接続
されている。このホース29の他端である吐出側端は、
撹拌装置20内に通じており、この撹拌装置20の底部
に一端が接続された飲料ホース30の他端は、受け台2
5上の容器21内に先端を向け受け台25の上端部に固
定した飲料ノズル31に接続されている。
【0006】このように構成されたカップ式自動販売機
の販売動作は、図示しない投入口から金銭が投入され商
品を選択する、図示しない選択釦が押されると、販売制
御信号により、カップ供給装置23から排出された一個
の容器21がカップシュータ26に案内されて受け台2
5上に供給される。また同時に、所定時間回転する電動
機16が軸継手15および駆動軸17を介しねじ14を
回転駆動してねじコンベヤ18を駆動する。すると、原
料容器6内の飲料一杯分の、コーヒ,ココア,クリー
ム,砂糖などの粉末状の原料および若しくは粒状の原料
が、ねじコンベヤ18で排出口12から押し出されて落
下排出されシュータ19を通って撹拌装置20内に導か
れる。この撹拌装置20内に導かれた粉末状および若し
くは粒状の原料と、温水バルブ28が開きホース29を
通り温水タンク27から供給される湯とが撹拌装置20
内で撹拌調理され、原料が湯に溶解して飲料が製造され
る。この飲料は、飲料ホース30を通して撹拌装置20
から排出され、飲料ノズル31から受け台25上に待機
中の容器21内に注がれる。飲料の入ったこの容器21
は、取出口24を通してお客さんにより取り出される。
【0007】また、原料容器6内への粉末状および粒状
の原料の補給作業は、先ず、扉2を開いてケース1の前
方に立ち、投入口11を覆う蓋10を取り外す。次に、
補給用の、粉末状若しくは粒状の原料が密封し収納され
た、図示しない、袋などの収納容器を開封する。最後
に、この収納容器の開封した口からこの収納容器内の粉
末状若しくは粒状の原料を、投入口11を通し落下させ
て原料容器6内に投入し移し替えることにより行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のカップ自動販売機は、原料容器6内への粉末状お
よび粒状の原料の補給作業が、補給用の原料が密封され
た、図示しない、包などの収納容器の開封した口からこ
の収納容器内の原料を、扉2を開いたケース1の前方に
立って原料容器6内に落下投入して行われる。それで、
原料容器6内への原料の補給作業は、補給用の原料が密
封された、図示しない、包などの収納容器内の原料を、
この収納容器から原料容器6内にただ単に移し替えるだ
けの作業の割には手間のかかる煩わしい作業であるとい
う問題がある。また、図示しない、包などの収納容器内
から原料容器6内に投入口11から落下投入される粉末
状の原料の一部は、原料容器6内に入らず、原料容器6
の周辺の機体3内に飛散する。そのため、粉末状の原料
で汚染されるこの機体3内は不衛生になるとともに、飛
散した粉末状の原料で汚染された機体3内の清掃には手
間がかかるという問題がある。
【0009】したがって、この発明は、粉末状および粒
状の原料を手間をかけずに機体内に補給できるととも
に、原料容器の周辺に飛散する粉末状の原料で機体内が
汚染されて不衛生になったり、機体内の清掃に手間がか
かったりしないカップ式自動販売機を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、この発明によれば、外周面を形成する機体
内で粉末状および若しくは粒状の各種原料から調理製造
した飲料をカップなどの容器に入れて販売するカップ式
自動販売機であって、前記原料が、この原料が収納され
る収納容器にそれぞれ入れ密封して前記機体外から補給
されるカップ式自動販売機において、前記飲料販売の都
度この飲料に使用する、この飲料一杯分の前記原料が前
記収納容器内から直に取り出されるものとする。
【0011】また、上記に加え、収納容器が、内面がこ
の内面に重ねて貼り合わせられた、アルミニウムなどか
ら形成された箔で、また外面がこの外面に重ねて貼り合
わせられた、合成樹脂などから形成された薄板でそれぞ
れ覆われる紙から少なくとも一部が形成された収納容器
であるものとする。また、上記に加え、収納容器が、こ
の収納容器の下端部に形成されこの収納容器内外に連通
する排出口を通して前記収納容器内の粉末状若しくは粒
状の原料を飲料販売の都度この飲料一杯分ずつ前記収納
容器内から排出する排出機構を備えた収納容器であるも
のとする。
【0012】また、上記に加え、収納容器の下端部が嵌
合してこの収納容器が嵌着される、上面に開口する開口
部が上端に、また内外に連通する排出口が下端部にそれ
ぞれ形成されこの排出口を通して前記収納容器内の粉末
状若しくは粒状の原料を飲料販売の都度この飲料一杯分
ずつこの収納容器内から排出する、前記開口部に前記収
納容器が嵌着されると、この収納容器の底面を形成する
底面形成部材を突き破って切り開きこの底面形成部材に
前記収納容器内の前記原料が落下排出される排出孔を形
成する刃物を備えた排出装置が機体内に配設されるもの
とする。
【0013】また、上記に加え、排出機構または排出装
置がねじコンベヤを構成する構成要素の少なくとも一部
を備えた排出機構または排出装置であるものとする。
【0014】
【作用】この発明は、外周面を形成する機体内で粉末状
および若しくは粒状の各種原料から調理製造しカップな
どの容器に入れて販売する飲料販売の都度この飲料に使
用する、この飲料一杯分の、収納容器にそれぞれ入れ密
封して前記機体外から補給される前記原料が前記収納容
器内から直に取り出されるものとしたので、従来のよう
に、包などの収納容器内の原料を原料容器内に投入口か
ら落下投入して収納容器内から原料容器内にただ単に移
し替える、手間のかかる煩わしい作業を無くすことがで
きると同時に、従来のように、原料を原料容器内に投入
口から落下投入する際に粉末状の原料の一部が原料容器
の周辺の機体内に飛散し機体内が粉末状の原料で汚染さ
れて不衛生になることを防止できる。
【0015】また、上記に加え、収納容器が、内面がこ
の内面に重ねて貼り合わせられた、アルミニウムなどか
ら形成された箔で、また外面がこの外面に重ねて貼り合
わせられた、合成樹脂などから形成された薄板でそれぞ
れ覆われる紙から少なくとも一部が形成された収納容器
であるものとしたので、収納容器を軽くかつ丈夫で安価
に作ることができるとともに、収納容器内に湿気,熱な
どの侵入を防止してこの収納容器内に収納された粉末状
若しくは粒状の原料の早期劣化を防止できる。
【0016】また、上記に加え、収納容器が、この収納
容器の下端部に形成されこの収納容器内外に連通する排
出口を通して前記収納容器内の粉末状若しくは粒状の原
料を飲料販売の都度この飲料一杯分ずつ前記収納容器内
から排出する排出機構を備えた収納容器であるものとし
たので、収納容器を従来の原料容器の代りに使用できる
とともに、原料を補給するに当っては、この原料が密封
された収納容器を中の原料が切れた収納容器と取り替え
るだけで機体内に原料を補給できる。
【0017】また、上記に加え、収納容器の下端部が嵌
合してこの収納容器が嵌着される、上面に開口する開口
部が上端に、また内外に連通する排出口が下端部にそれ
ぞれ形成されこの排出口を通して前記収納容器内の粉末
状若しくは粒状の原料を飲料販売の都度この飲料一杯分
ずつこの収納容器内から排出する、前記開口部に前記収
納容器が嵌着されると、この収納容器の底面を形成する
底面形成部材を突き破って切り開きこの底面形成部材に
前記収納容器内の前記原料が落下排出される排出孔を形
成する刃物を備えた排出装置が機体内に配設されるもの
としたので、収納容器を簡素に構成できるとともに、原
料を補給するに当っては、収納容器の下端部を排出装置
の開口部に嵌合してこの排出装置に収納容器を嵌着する
だけで粉末状若しくは粒状の原料を機体内に補給するこ
とができる。
【0018】また、上記に加え、排出機構または排出装
置がねじコンベヤを構成する構成要素の少なくとも一部
を備えた排出機構または排出装置であるものとしたの
で、ねじコンベヤを駆動することにより、収納容器内の
粉末状若しくは粒状の原料を飲料販売の都度この飲料一
杯分ずつ収納容器内から排出口を通して排出できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例のカ
ップ式自動販売機の構成を示し、(A)が排出装置の上
端に形成した開口部に収納容器の下端部を嵌合させてこ
の収納容器を排出装置に嵌着した状態の要部右側縦断面
図、(B)が(A)の排出装置に嵌着する前の収納容器
の右側縦断面図、(C)が(B)の収納容器の部分縦断
面拡大図で、いずれも図の左側が前面側である。また、
図2はこの発明の異なる実施例のカップ式自動販売機の
構成を示し、(A)が要部右側縦断面図、(B)が
(A)の収納容器の部分縦断面拡大図で、いずれも図の
左側が前面側でありる。また、図3はこの発明の対象と
なるカップ式自動販売機の構成を示し、(A)がケース
の前面開口を覆う扉を開放した状態の正面図、(B)が
(A)の右側縦断面図で、(B)は図の左側が前面側で
ある。図4と共通あるいは同一部分は同一の符号で示
す。
【0020】図1ないし図3において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う扉2とで外周面を形成する機体
3を構成している。この機体3内である、ケース1内中
央上寄り奥行側に、このケース1の背面を形成する背板
4に後端を片持ち支持した棚5を配設している。この棚
5上には、粉末若しくは粒状の原料であるコーヒ,ココ
ア,クリーム,砂糖などの、内部に収納された各種原料
をそれぞれ貯蔵する複数の、図1では収納容器32を、
また図2では収納容器33をそれぞれ左右に並列してい
る。この収納容器32,33の内外面をそれぞれ覆う、
アルミニウムなどから形成した箔34および、合成樹脂
などから形成した薄板35を内外面にそれぞれ重ねて貼
り合わせた紙36を母材として収納容器32,33の主
要部分を形成している。
【0021】この収納容器32の下端部を、下面から下
方に突出形成した前後一対の脚37に形成した、前後に
貫通する貫通孔8に、棚5上面に固定した一対の支持体
9の前端部をそれぞれ嵌め込んで棚5上に着脱自在に載
置した排出装置38の上端に形成し上面に開口する開口
部40に嵌め込んで収納容器32を排出装置38に嵌着
している。この排出装置38の下端部前面側には、前方
に突き出し前面に開口する筒状の排出口39を形成して
おり、この排出口39を通して収納容器32内の粉末状
若しくは粒状の原料を飲料販売の都度この飲料一杯分ず
つこの収納容器32内から排出装置38が排出する。こ
の排出装置38内には、上面に開口する、前後方向の溝
13を下端部に形成しており、この溝13内には、排出
口39内に前端部を嵌挿したねじ14を挿入している。
このねじ14を、排出装置38の下端部後端面から奥行
側にその後端部を突き出させており、この後端部に嵌着
した軸継手15を介し、棚5の後端部に支持した電動機
16で回転駆動される駆動軸17前端にねじ14の後端
を着脱自在に連結している。このねじ14,溝13,軸
継手15,電動機16および駆動軸17でねじコンベヤ
18を構成している。また、排出装置38内には、中央
部に行くに従って高くなる上端が尖った、横断面がX字
状の刃物41を配設しており、収納容器32の底面を形
成する、底面形成部材42を、両面にアルミニウムなど
から被膜を形成した、軟質の合成樹脂の薄板から形成し
ている。これにより、排出装置38に収納容器32が嵌
着されると、この収納容器32の底面を形成し収納容器
32内の粉末状若しくは粒状の原料を密封していた底面
形成部材42が刃物41で突き破られ切り開きかれて、
底面形成部材42に、収納容器32内の原料が排出装置
38内に落下排出される排出孔43が形成される。
【0022】一方、収納容器33には、下面から下方に
前後一対の脚44を突出形成しており、この脚44に形
成し前後に貫通する貫通孔8に、棚5上面に固定した一
対の支持体9の前端部をそれぞれ嵌め込んで収納容器3
3を棚5上に着脱自在に載置ている。この収納容器33
の下端部前面側には、前方に突き出し前端が下方に折れ
曲る、下面開口が収納容器33を機体3内に装着する迄
は蓋45で密封される筒状の排出口46を形成してい
る。また収納容器33内には、上面に開口する、前後方
向の溝13を下端部に形成しており、この溝13内に
は、排出口46内に前端部を嵌挿したねじ14を挿入し
ている。このねじ14を、収納容器33の下端部後端面
から奥行側にその後端部を突き出させており、この後端
部に嵌着した軸継手15を介し、棚5の後端部に支持し
た電動機16で回転駆動される駆動軸17前端にねじ1
4の後端を着脱自在に連結している。このねじ14,溝
13,軸継手15,電動機16および駆動軸17でねじ
コンベヤ18を構成するとともに、排出口46を通して
収納容器33内の粉末状若しくは粒状の原料を飲料販売
の都度この飲料一杯分ずつ収納容器33内から排出す
る、収納容器33に備えた排出機構47をねじ14,溝
13および軸継手15で構成している。
【0023】一方、排出口39,46の下の、棚5の前
端部には、シュータ19および撹拌装置20を、シュー
タ19を上にして支持している。このシュータ19内面
に案内されて、飲料販売の都度にこの飲料一杯分の、ね
じコンベヤ18で排出口39,46から押し出されて落
下排出する粉末状若しくは粒状の原料が撹拌装置20内
に導かれる。
【0024】なお、ケース1内左側上寄りには、容器2
1を販売の都度一個ずつ下端下面に開口する排出口22
から排出するカップ供給装置23を配設しており、その
他の構成は前記した従来例と同一である。前述の構成に
おいて、この発明のカップ式自動販売機の販売動作およ
び、機体3内への粉末状若しくは粒状の原料の補給作業
につき以下説明する。
【0025】この発明のカップ式自動販売機の販売動作
は、図示しない投入口から金銭が投入され商品を選択す
る、図示しない選択釦が押されると、販売制御信号によ
りカップ供給装置23から排出された一個の容器21が
カップシュータ26に案内されて受け台25上に供給さ
れる。また同時に、所定時間回転する電動機16が軸継
手15および駆動軸17を介しねじ14を回転駆動して
ねじコンベヤ18を駆動する。すると、収納容器32,
33内の飲料一杯分の、コーヒ,ココア,クリーム,砂
糖などの粉末原料および若しくは粒状原料が、ねじコン
ベヤ18で排出口39,46から押し出されて落下排出
され、シュータ19を通って撹拌装置20内に導かれ
る。この撹拌装置20内に導かれた粉末状および若しく
は粒状の原料と、温水バルブ28が開きホース29を通
り温水タンク27から供給される湯とが撹拌装置20内
で撹拌調理され、原料が湯に溶解して飲料が製造され
る。この飲料は、飲料ホース30を通して撹拌装置20
から排出され、飲料ノズル31から受け台25上に待機
中の容器21内に注がれる。飲料の入ったこの容器21
は、取出口24を通してお客さんにより取り出される。
【0026】また、この発明のカップ式自動販売機の機
体3内への粉末状の原料の補給作業は、先ず、扉2を開
いてケース1の前方に立ち、中の原料が切れてなくなっ
た収納容器32,33を、収納容器32は、この収納容
器32の下端部を排出装置38の開口部40から、また
収納容器33は、支持体9の前端部を貫通孔8から抜い
て棚5上からそれぞれ取り外す。次に、原料が中に密封
された収納容器32,33を、収納容器32は、この収
納容器32の下端部を排出装置38の開口部40に嵌め
込んで排出装置38に嵌着し、また収納容器33は、支
持体9の前端部を貫通孔8に嵌め込んでそれぞれ棚5上
に載置する。最後に、収納容器33の排出口46の下面
開口を密封する蓋45を取り外すことにより終了する。
【0027】したがって、機体3内への原料の補給作業
は、補給用の原料を、この補給用の原料が密封された収
納容器32,33ごと機体3内に補給し、飲料販売の都
度この飲料に使用する、この飲料一杯分の原料を収納容
器32,33内から直に取り出すようにしている。その
ため、従来のような、収納容器32,33内の原料を移
し替える煩わしい手間のかかる作業がないので、機体3
内への原料の補給作業を迅速かつ容易に行うことができ
るとともに、機体3内への原料の補給作業の際に、収納
容器32,33内の原料がこの収納容器32,33の周
辺の機体3内に飛散することもない。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、外周面を形成する機
体内で粉末状および若しくは粒状の各種原料から調理製
造しカップなどの容器に入れて販売する飲料販売の都度
この飲料に使用する、この飲料一杯分の、収納容器にそ
れぞれ入れ密封して前記機体外から補給される前記原料
が前記収納容器内から直に取り出されるものとしたの
で、従来のように、収納容器内の原料をこの収納容器内
から原料容器内にただ単に移し替える、手間のかかる煩
わしい作業を無くすことができると同時に、従来のよう
に、機体内が粉末状の原料で汚染されて不衛生になるこ
とを防止できる。
【0029】また、上記に加え、収納容器が、内面がこ
の内面に重ねて貼り合わせられた、アルミニウムなどか
ら形成された箔で、また外面がこの外面に重ねて貼り合
わせられた、合成樹脂などから形成された薄板でそれぞ
れ覆われる紙から少なくとも一部が形成された収納容器
であるものとしたので、収納容器を軽くかつ丈夫で安価
に作ることができるとともに、この収納容器内に収納さ
れた粉末状若しくは粒状の原料の早期劣化を防止でき
る。
【0030】また、上記に加え、収納容器が、この収納
容器の下端部に形成されこの収納容器内外に連通する排
出口を通して前記収納容器内の粉末状若しくは粒状の原
料を飲料販売の都度この飲料一杯分ずつ前記収納容器内
から排出する排出機構を備えた収納容器であるものとし
たので、原料が密封された収納容器を中の原料が切れた
収納容器と取り替えるだけで機体内に原料を補給でき
る。
【0031】また、上記に加え、収納容器の下端部が嵌
合してこの収納容器が嵌着される、上面に開口する開口
部が上端に、また内外に連通する排出口が下端部にそれ
ぞれ形成されこの排出口を通して前記収納容器内の粉末
状若しくは粒状の原料を飲料販売の都度この飲料一杯分
ずつこの収納容器内から排出する、前記開口部に前記収
納容器が嵌着されると、この収納容器の底面を形成する
底面形成部材を突き破って切り開きこの底面形成部材に
前記収納容器内の前記原料が落下排出される排出孔を形
成する刃物を備えた排出装置が機体内に配設されるもの
としたので、収納容器を簡素に構成できるとともに、排
出装置に収納容器を嵌着するだけで粉末状若しくは粒状
の原料を機体内に補給することができる。
【0032】また、上記に加え、排出機構または排出装
置がねじコンベヤを構成する構成要素の少なくとも一部
を備えた排出機構または排出装置であるものとしたの
で、ねじコンベヤを駆動することにより、収納容器内の
粉末状若しくは粒状の原料を飲料販売の都度この飲料一
杯分ずつ収納容器内から排出口を通して排出できる。そ
の結果、粉末状および粒状の原料の機体内への補給作業
を、従来の煩わしい手間のかかる作業を排除して迅速か
つ容易に行うことができるとともに、機体内に飛散した
粉末状の原料で機体内が汚染されて不衛生になったり、
機体内の清掃に手間がかかったりせず、機体内を常に清
浄かつ衛生的に保つことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例のカップ式自動販売機
の構成を示し、(A)が排出装置の上端に形成した開口
部に収納容器の下端部を嵌合させてこの収納容器を排出
装置に嵌着した状態の要部右側縦断面図、(B)が
(A)の排出装置に嵌着する前の収納容器の右側縦断面
図、(C)が(B)の収納容器の部分縦断面拡大図
【図2】この発明の異なる実施例のカップ式自動販売機
の構成を示し、(A)が要部右側縦断面図、(B)が
(A)の収納容器の部分縦断面拡大図
【図3】この発明の対象となるカップ式自動販売機の構
成を示し、(A)がケースの前面開口を覆う扉を開放し
た状態の正面図、(B)が(A)の右側縦断面図
【図4】従来のカップ式自動販売機の要部右側縦断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 機体 4 背板 5 棚 6 原料容器 7 脚 8 貫通孔 9 支持体 10 蓋 11 投入口 12 排出口 13 溝 14 ねじ 15 軸継手 16 電動機 17 駆動軸 18 ねじコンベヤ 19 シュータ 20 撹拌装置 21 容器 22 排出口 23 カップ供給装置 24 取出口 25 受け台 26 カップシュータ 27 温水タンク 28 温水バルブ 29 ホース 30 飲料ホース 31 飲料ノズル 32 収納容器 33 収納容器 34 箔 35 薄板 36 紙 37 脚 38 排出装置 39 排出口 40 開口部 41 刃物 42 底面形成部材 43 排出孔 44 脚 45 蓋 46 排出口 47 排出機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面を形成する機体内で粉末状および若
    しくは粒状の各種原料から調理製造した飲料をカップな
    どの容器に入れて販売するカップ式自動販売機であっ
    て、前記原料が、この原料が収納される収納容器にそれ
    ぞれ入れ密封して前記機体外から補給されるカップ式自
    動販売機において、前記飲料販売の都度この飲料に使用
    する、この飲料一杯分の前記原料が前記収納容器内から
    直に取り出されることを特徴とするカップ式自動販売
    機。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップ式自動販売機におい
    て、収納容器が、内面がこの内面に重ねて貼り合わせら
    れた、アルミニウムなどから形成された箔で、また外面
    がこの外面に重ねて貼り合わせられた、合成樹脂などか
    ら形成された薄板でそれぞれ覆われる紙から少なくとも
    一部が形成された収納容器であるカップ式自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のカップ式自
    動販売機において、収納容器が、この収納容器の下端部
    に形成されこの収納容器内外に連通する排出口を通して
    前記収納容器内の粉末状若しくは粒状の原料を飲料販売
    の都度この飲料一杯分ずつ前記収納容器内から排出する
    排出機構を備えた収納容器であるカップ式自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2記載のカップ式自
    動販売機において、収納容器の下端部が嵌合してこの収
    納容器が嵌着される、上面に開口する開口部が上端に、
    また内外に連通する排出口が下端部にそれぞれ形成され
    この排出口を通して前記収納容器内の粉末状若しくは粒
    状の原料を飲料販売の都度この飲料一杯分ずつこの収納
    容器内から排出する、前記開口部に前記収納容器が嵌着
    されると、この収納容器の底面を形成する底面形成部材
    を突き破って切り開きこの底面形成部材に前記収納容器
    内の前記原料が落下排出される排出孔を形成する刃物を
    備えた排出装置が機体内に配設されたカップ式自動販売
    機。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4記載のカップ式自
    動販売機において、排出機構または排出装置がねじコン
    ベヤを構成する構成要素の少なくとも一部を備えた排出
    機構または排出装置であるカップ式自動販売機。
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