JP2002034458A - コーヒー豆ブレンド装置 - Google Patents

コーヒー豆ブレンド装置

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JP2002034458A
JP2002034458A JP2000222214A JP2000222214A JP2002034458A JP 2002034458 A JP2002034458 A JP 2002034458A JP 2000222214 A JP2000222214 A JP 2000222214A JP 2000222214 A JP2000222214 A JP 2000222214A JP 2002034458 A JP2002034458 A JP 2002034458A
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Japan
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coffee beans
coffee
section
stirring
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JP2000222214A
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English (en)
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Koji Toriyama
浩司 鳥山
Yuzuru Sugimoto
譲 杉本
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UCC Ueshima Coffee Co Ltd
Nexta Corp
Original Assignee
UCC Ueshima Coffee Co Ltd
Nexta Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗側の負担の軽減を行うと共に、購入者の
購入意欲の低下を解消することができるコーヒー豆ブレ
ンド装置を提供する点にある。 【解決手段】 異なる種類のコーヒー豆のそれぞれを密
閉された空間内に貯留する複数の貯留部6と、各貯留部
6からのコーヒー豆の所定量を繰り出す貯留部6と同数
の繰り出し部7と、繰り出し部7から繰り出されるコー
ヒー豆を一箇所に案内するための案内部8と、案内部8
にて案内された複数種類のコーヒー豆を受け止めて撹拌
してから排出するための撹拌部9と、撹拌部9にて撹拌
されたコーヒー豆を貯留する保形性を有する密閉容器1
0とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選定した複数種類
のコーヒー豆を撹拌してブレンドした所定量のコーヒー
豆を密閉容器に貯留することができるコーヒー豆ブレン
ド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コーヒー豆の種類の増加に伴い、
好みが多様化し、風味(酸味や苦み等)の好みに応じて
異なる種類のコーヒー豆をブレンドしたものが好まれて
いる。そして、従来では、店舗に多種類のコーヒー豆を
それぞれ貯留した多数のケースを備えさせ、それらの中
から特定の複数種類のコーヒー豆を取り出してから、特
別に設けた撹拌装置に取り出したコーヒー豆を入れて撹
拌した後、所定の袋等に詰めて購入者に渡すようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、多
種類のコーヒー豆をそれぞれ貯留した多数のケースが設
けられた店舗毎に撹拌装置を設置するための設置スペー
スの問題やその撹拌装置に対するコストの問題があり、
店舗側の負担が大きくなるものであった。又、特定の複
数種類のコーヒー豆を取り出すための取出時間とその取
り出したコーヒー豆を撹拌装置にて撹拌するための撹拌
時間を要するものになり、購入者は購入意欲を低下させ
てしまうものであった。
【0004】本発明が前述の状況に鑑み、解決しようと
するところは、店舗側の負担の軽減を行うと共に、購入
者の購入意欲の低下を解消することができるコーヒー豆
ブレンド装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコーヒー豆ブレ
ンド装置は、前述の課題解決のために、異なる種類のコ
ーヒー豆のそれぞれを密閉された空間内に貯留し、か
つ、下方に排出用開口部を備えた複数の貯留部と、各貯
留部からのコーヒー豆の所定量を該貯留部の排出用開口
部にのみ連通する受取部を備え、かつ、該受取部にて受
け取った所定量のコーヒー豆を繰り出すに伴って該排出
用開口部を遮断すると共に該受取部を排出口に連通する
前記貯留部と同数の繰り出し部と、前記繰り出し部から
繰り出されるコーヒー豆を一箇所に案内するための案内
部と、前記案内部にて案内された複数種類のコーヒー豆
を受け止めて撹拌してから排出するための撹拌部と、前
記撹拌部にて撹拌されたコーヒー豆を貯留する保形性を
有する密閉容器とを備えたことを特徴としている。複数
のコーヒー豆をブレンドする場合には、選定した複数の
特定の貯留部から所定量のコーヒー豆を繰り出し部を介
して案内部へ繰り出す。前記案内部に繰り出されたコー
ヒー豆は、一箇所に案内されて撹拌部に供給される。前
記撹拌部にて撹拌されたコーヒー豆を密閉容器に貯留し
て、1回目のコーヒー豆のブレンド工程を終了するので
ある。この1回のブレンドを行う工程で密閉容器を満杯
にすることが作業効率において有利であるが、複数回に
分けて密閉容器を満杯にしてもよい。又、同一配合のブ
レンド作業を所定回数行った後、異なる配合のブレンド
作業を行っても良いし、毎回異なる配合のブレンド作業
を行うようにしてもよい。前記貯留部に貯留されている
コーヒー豆は、排出用開口部にのみ連通された受取部に
渡って貯留されているが、繰り出し動作を行わない限
り、貯留部と受取部とが閉塞された1つの空間を形成す
ることができる。又、コーヒー豆を貯留する容器とし
て、保形性を有する密閉容器を用いることによって、こ
の密閉容器に貯留されたコーヒー豆の香気(アロマ)が
外部に流動し難い利点がある。又、運搬時や保管時等に
おいて、密閉容器を手に持ったときの押圧力や積み重ね
たときの重みにより密閉容器が変形することがないと共
に、それらにより粒状物同士が擦れ合うことがない。
【0006】前記密閉容器に形成された投入及び排出用
の単一の開口部を蓋体により気密状態で封止し、前記蓋
体にガス抜き手段を備えさせることによって、コーヒー
豆から発生する炭酸ガスを密閉容器の外部に排出して密
閉容器内の圧力と密閉容器外の圧力とをほぼ同一に維持
させることができる。因みに、コーヒー豆は、焙煎とい
う加熱処理を行うことによって、種々の物性・化学変化
をもたらす。前記焙煎直後のコーヒー豆は、加熱反応に
より大量の炭酸ガスを発生する。この炭酸ガスの発生量
は、煎り豆の場合、例えば1kg当たり約6Lにも達
し、緩やかな曲線状態で約10〜14日間発生し続け、
これら大量の炭酸ガスの発生により密閉容器の変形や破
損などを回避するために、前記ガス抜き手段を備えさせ
ている。
【0007】前記繰り出し部から繰り出されるコーヒー
豆が少なくとも前記案内部と前記撹拌部とで閉塞される
空間内を移動して排出される構成とすることによって、
案内部に案内されて撹拌されるまでの時間は、コーヒー
豆が装置外の外気と触れ合うことを回避することができ
る。
【0008】前記受取部が前方に移動することにより該
受取部内のコーヒー豆を前記排出口を通して排出するも
ので構成することによって、受取部の左右方向の寸法が
大きくなることを抑えることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、コーヒー豆ブレ
ンド装置を示している。このコーヒー豆ブレンド装置の
上方に複数(図では2枚)の棚板1A及びこの棚板1A
の前方を閉塞する複数(図では4枚)の開閉扉1Bを備
えた第1ストック部2を備えさせ、上下方向中間の余剰
空間に仕切板3Aにより区画形成された多数の収納空間
及びこれら収納空間の前方を閉塞する複数(図では3
枚)の開閉扉3Bを備えた第2ストック部4を備えさせ
ると共に、下方にディスプレイ台5を備えさせて、キャ
ビネット(家具)を構成しているが、コーヒー豆ブレン
ド装置のみで構成してもよい。このコーヒー豆ブレンド
装置は、店舗に設置して使用する他、邪魔になる場合に
は、倉庫や他の空きスペース等に設置してもよい。図に
示すLは、後述の繰り出し部7の横側に配設されたライ
トであり、又、Rは、後述の貯留部6を背面側から照明
するための上下一対のライトであり、それらライトL,
Rは、無くてもよい。
【0010】前記コーヒー豆ブレンド装置は、図1〜図
3に示すように、異なる種類のコーヒー豆のそれぞれを
密閉された空間内に貯留し、かつ、下方に排出用開口部
6Aを備えた複数(図では12個)の貯留部6と、各貯
留部6からのコーヒー豆の所定量を該貯留部6の排出用
開口部6Aにのみ連通する受取部7Aを備え、かつ、該
受取部7Aにて受け取った所定量のコーヒー豆を繰り出
すに伴って該排出用開口部6Aを遮断すると共に該受取
部7Aを排出口7Bに連通する前記貯留部6と同数の繰
り出し部7と、前記繰り出し部7から繰り出されるコー
ヒー豆を一箇所に案内するための案内部8と、前記案内
部8にて案内された複数種類のコーヒー豆を受け止めて
撹拌してから排出するための撹拌部9と、前記撹拌部9
にて撹拌されたコーヒー豆を貯留する保形性を有する密
閉容器10とから構成している。前記貯留部6内に貯留
されたコーヒー豆から発生する炭酸ガス等により内部圧
力が外気圧力よりも高くなることを回避するために、貯
留部6にガス抜き用の隙間を形成する等、ガス抜き手段
を設けて実施してもよい。
【0011】前記貯留部6は、図3にも示すように、断
面形状が四角形に形成され、前側ほど下方に位置する傾
斜姿勢の上面にコーヒー豆供給用のスライド開閉式の蓋
体6Bを備えると共に、樹脂又はガラス等の材料でなる
透明なケースからなっている。そして、前記ケース6内
部にそれの下端前側に形成された前記排出用開口部6A
へケース後方側に貯留されているコーヒー豆を移動案内
するための傾斜案内板6Cを取り付けている。
【0012】前記繰り出し部7は、図3に示すように、
前記ケース6に貯留されたコーヒー豆を前記受取部7A
に受け入れるための開口部11Aが形成された上板11
と、前記開口部11Aとは上下方向で異なる下方位置、
つまり前方側に寄った位置に前記排出口7Bを備えた下
板12と、これら上下の2枚の板11,12の外周縁を
覆う四角形状の側板13とからなるケーシング内に、前
記受取部7Aを、該開口部11Aに位置して所定量のコ
ーヒー豆を受け取る後方側の受取位置(図3の実線で示
す位置)と前記排出口7Bに位置して該受け取った所定
量のコーヒー豆を払い出す前方側の払出位置(図3の破
線で一部示している位置)とに渡って前後移動自在に設
けるとともに、前記受取部7Aが前記受取位置から前記
払出位置に移動するに伴って前記開口部11Aを閉塞
し、かつ、該払出位置から該受取位置に移動するに伴っ
て該開口部11Aを開放するように構成している。前記
受取部7Aは、前記ケース6からのコーヒー豆を受け止
める空間を形成するために前側に配置した内部密閉型の
前側体15と下方開放型の後側体16とこれらを一体的
に前後動させるための左右一対の連結部材17,17
(図では一方のみ示している)とから構成している。前
記連結部材17,17の一端が前記前側体15に固定さ
れ、前記一方の連結部材17の他端側に前後方向の長孔
17Aが形成されると共に、その長孔17Aに貫通突出
する螺軸(図示せず)の先端に長孔17Aよりも大きな
球体18を螺合することにより、前側体15と後側体1
6を一体化することができると共に、螺軸を長孔17A
の任意の位置に変更することによって、コーヒー豆の受
け取り量を変更することができるようにしている。前記
受取部7Aの移動は、ケーシングの前方に貫通突設した
操作レバー14を前後方向に人為的に移動操作すること
により行われるのであるが、回転操作可能な回転レバー
を人為的に回転操作する他、構造面及びコスト面におい
て不利になるが、電動モータ等の電動力を用いて受取部
7Aを移動させるようにしてもよい。前記受取部7Aを
構成する各部の形状は、図に示されるもの以外であって
もよい。又、前記受取部7Aを形成するための各部材の
材質は、金属や木あるいはプラスチック等、どのような
ものでもよい。図3に示す19は、前記ケーシングに対
して受取部7Aの前後移動をスムーズに行わせるために
該ケーシングに形成した複数個の空気孔である。
【0013】前記繰り出し部7にてコーヒー豆を繰り出
さない待機状態(図3の実線で示す状態)では、前記ケ
ース6の内部空間6Kと受取部7Aの内部空間7Kとが
排出用開口部6A及び上板11の開口部11Aを通して
連通状態にあると共に、前記受取部7Aの内部空間7K
と前記後側体16の内部空間16Kとが該後側体16の
前側壁に形成の隙間16Sを通して連通状態にあり、し
かも、それら3つの内部空間6K,7K,16Kは閉塞
された状態を維持できるように構成されている。
【0014】前記案内部8は、図1及び図4に示すよう
に、前記排出口7Bの前後寸法と同じ(少し大きくても
よい)前後寸法を有し、かつ、左右方向に併設されてい
る全ケース(12個のケース)6に渡る左右寸法を有す
る開口8Aを備え、前記排出口7Bから排出されるコー
ヒー豆を左右方向ほぼ中央の一箇所に形成した排出口8
Dに移動案内するために中央側ほど下方に位置する左右
一対の底壁8B,8Cを備えさせた筒状ケースに構成し
ている。前記案内部8は、合成樹脂の他、ステンレス等
の金属や木等、どのような材料で作製してもよい。前記
底壁8B,8Cのコーヒー豆案内面を特に滑り易いよう
に加工してもよい。
【0015】前記撹拌部9は、前記排出口8Dに連通す
る開口20Aが形成された蓋板20と、コーヒー豆を収
容するための空間を形成し、かつ、下方中心部に移動さ
せるためのすり鉢形状の底部を備えたケース部21と、
このケース部21の下方中心部に設けられた開閉蓋22
を介して排出されるコーヒー豆を下方に案内するための
円筒状部23とからなるケーシングと、前記ケース部2
1内に設けられた撹拌羽根24とから構成している。前
記撹拌羽根24は、上方に位置する水平棒体24Aとこ
の水平棒体24Aに適当間隔をおいて垂下させた複数の
縦棒体24Bとからなり、この撹拌羽根24を図示して
いない電動モータにより縦(上下)軸芯周りで回転させ
ることにより、撹拌部9内に収容されたコーヒー豆を撹
拌することができるようにしている。前記撹拌羽根24
を手動力で回転操作するようにしてもよい。又、前記開
閉蓋22は、図に示す操作レバー25を操作することに
よって開閉操作することができるように構成している
が、電動モータ等のアクチュエータを用いて開閉操作で
きるようにしてもよい。
【0016】前記密閉容器10は、図5(a),(b)
に示すように、コーヒー豆を貯留するためのほぼ球状の
貯留空間10Aを形成し、かつ、下端にコーヒー豆を投
入又は排出するための開口部10Bを形成するために円
筒部10Cを下方に延出してなる容器本体10Dを保形
性を有する透明な各種樹脂又はガラス等で構成し、この
容器本体10D内に開口部10Bを通してコーヒー豆を
投入した後、ポリエチレン製のキャップ10Eを前記円
筒部10Cに取り付けて、開口部10Bを気密状態で封
止することができるようにしている。前記密閉容器10
を透明な各種樹脂やガラス等の材料で構成することによ
って、コーヒー豆の量を直ちに知ることができるが、保
形性を有するものであれば金属やセラミック等の不透明
な材料で構成してもよい。この場合、コーヒー豆の残量
を検出するセンサ等を設けて実施してもよい。又、硬質
性を有する樹脂や硬質ガラスで構成する方が破損の点に
おいてよい。又、キャップ10Eにおいても樹脂の他、
どのような材料で構成してもよい。前記キャップ10E
の内面に、前記円筒部10Cに形成の雄ねじ部10Fに
螺合する雌ねじ部10Gを形成してあり、キャップ10
Eを円筒部10Cにねじ込むことにより装着することが
できるようにしている。前記キャップ10Eの雌ねじ部
10Gにシール材を塗布等により備えさせておけば、両
者の密閉度合いを更に高めることができる。前記容器本
体10Dをほぼ球状に形成する他、角型形状や三角形状
等の多角形状等、どのような形状に構成してもよい。
【0017】前記キャップ10Eは、図5(b)に示す
ように、前記容器本体10Dの開口部10Bと対向位置
する板部10Hに該開口部10Bと連通する貫通孔10
aを備え、この貫通孔10aを閉じるポリエチレン等の
プラスチック製の円形のフィルム10Iを熱溶着又は接
着剤等により前記板部10Hの裏面側に固定している。
そして、前記フィルム10Iの中心に貫通孔10Jを形
成し、この貫通孔10Jを閉じるためのガス抜きバルブ
26を熱溶着又は接着剤等によりフィルム10Iの外面
側に固定して、容器本体10D内に貯留したコーヒー豆
から発生する炭酸ガス等により内部圧力が外気圧力より
も高くなることにより、ガス抜きバルブ26が開放して
炭酸ガス等を外部に排出して、容器本体10D内の圧力
と外気圧力とがほぼ同一になるようにしている。前記容
器本体10D内のガスを抜くためのガス抜き手段の一例
としてガス抜きバルブ26を示したが、他のガス抜き手
段を用いて実施してもよい。前記のようにキャップ10
Eを介して容器本体10Dの開口部10Bを閉じるよう
に構成することによって、フィルム10Iに他物が接当
することをある程度キャップ10Eにて回避することが
できる利点や、キャップ10Eを付け替えるだけで密閉
容器10を構成することができる利点があるが、円筒部
10Cに円形のフィルム10Iを直接取り付けることに
よって、キャップ10Eを省略してもよい。このように
コーヒー豆が充填されてキャップ10Eにて密閉された
密閉容器10は、例えば開口部10Bを下方にした状態
で繰り出し装置等に装着してコーヒー豆を所定量繰り出
して使用したり、あるいは店舗に在庫として置いてお
く、あるいは一旦倉庫等に保管しておいてもよい。前記
密閉容器10は、コーヒー豆が充填されて前記キャップ
10Eにて密閉された後は、図6に示すように、キャッ
プ10Eが下方を向いた姿勢で台枠30に支持された繰
り出し体31に装着され、繰り出し体31の操作レバー
32を操作することにより、密閉容器10内のコーヒー
豆を繰り出すように構成してもよいが、他の構成により
繰り出すように構成してもよい。
【0018】図4に示すように、例えば前記ディスプレ
イ台5上のうちの前記円筒状部23の真下箇所に、前方
に移動可能なスライド板27を設けると共に、そのスラ
イド板27の上面のうちの、前端にスライド板27を引
き出し操作するための門型の取手28を設け、かつ、後
方寄りに前記開口部10Bを上向きにした密閉容器10
を確実に載置支持できるようにするための棒状の支持枠
体29を設けてあり、スライド板27を前方に引き出す
ことにより密閉容器10を容易に取り出すことができる
ように構成してもよいが、図1及び図2に示すように、
前記支持枠体29がディスプレイ台5に固定された固定
型のものであってもよい。
【0019】前記円筒状部23の真下に配置した密閉容
器10にブレンドしたコーヒー豆を充填する一連の動作
について説明すれば、まずブレンドしたい複数のコーヒ
ー豆の繰り出し部7の操作レバー14を前方に移動させ
ることにより、案内部8を介して撹拌部9に複数種類の
コーヒー豆を供給する。この後、スイッチを押すことに
より電動モータ(図示せず)を駆動して撹拌羽根24を
回転させて所定時間撹拌してから、開閉蓋22を開放操
作することにより密閉容器10にブレンドされたコーヒ
ー豆を充填するのである。充填終了後は、スライド板2
7を前方に引き出して密閉容器10にキャップ10Eを
取り付けて密閉し、次の密閉容器10をセットするので
ある。
【0020】
【発明の効果】請求項1によれば、異なる種類のコーヒ
ー豆のそれぞれを貯留する複数の貯留部からのコーヒー
豆の所定量を繰り出して撹拌部にて撹拌することにより
ブレンドされたコーヒー豆を密閉容器に充填するコーヒ
ー豆ブレンド装置を設けることによって、必要最小限の
組み合わせ数の密閉容器を用意しておくだけで、購入者
からの好みに応じたブレンドされたコーヒー豆を直ちに
取り出すことができるだけでなく、前記コーヒー豆ブレ
ンド装置を店舗以外の空きスペースや倉庫等に置いても
差し支えないことから、店舗側の負担の軽減を行うこと
ができると共に、購入者の購入意欲の低下を解消するこ
とができ、使用面及び販売促進面において有益なコーヒ
ー豆ブレンド装置を提供することができる。尚、多数の
店舗を有するチェーン店等においては、特定の店舗又は
特定の場所に前記コーヒー豆ブレンド装置を設置し、そ
の装置でブレンドされたコーヒー豆が充填された密閉容
器を各店舗に搬送するようにすれば、コーヒー豆ブレン
ド装置の共有化によるコストの低減を図ることができ、
更に店舗側の負担を軽減することができる。又、貯留部
に貯留されているコーヒー豆は、排出用開口部にのみ連
通された受取部に渡って貯留されているが、繰り出し動
作を行わない限り、貯留部と受取部とが閉塞された1つ
の空間を形成することができ、風味が早期に低下する等
の品質劣化を抑制することができる。又、コーヒー豆を
貯留する容器として、保形性を有する密閉容器を用いる
ことによって、この密閉容器に貯留されたコーヒー豆の
香気(アロマ)が外部に流動し難い利点があり、充填さ
れた後においても前記風味の低下等の品質劣化を抑制す
ることができる。又、運搬時や保管時等において、密閉
容器を手に持ったときの押圧力や積み重ねたときの重み
により密閉容器が変形することがないと共に、それらに
より粒状物同士が擦れ合うことがなく、ビニール袋等の
保形性の内場合に比べて、より一層品質劣化の抑制を行
うことができる。
【0021】請求項2によれば、密閉容器に形成された
投入及び排出用の単一の開口部を蓋体により気密状態で
封止し、前記蓋体にガス抜き手段を備えさせることによ
って、コーヒー豆から発生する炭酸ガスを密閉容器の外
部に排出して密閉容器内の圧力と密閉容器外の圧力とを
ほぼ同一に維持させることができるから、密閉容器の破
損を回避することができる。
【0022】請求項3によれば、繰り出し部から繰り出
されるコーヒー豆が少なくとも案内部と撹拌部とで閉塞
される空間内を移動して排出される構成とすることがで
きるから、案内部に案内されて撹拌されるまでの時間
は、コーヒー豆が装置外の外気と触れ合うことを回避す
ることができ、品質劣化の抑制を更に図ることができ
る。
【0023】請求項4によれば、受取部が前方に移動す
ることにより受取部内のコーヒー豆を前記排出口を通し
て排出するもので構成することによって、受取部の左右
方向の寸法が大きくなることを抑えることが可能にな
り、特に店舗スペースが少ない場合において設置スペー
スを工夫して有効に設置することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーヒー豆ブレンド装置の正面図である。
【図2】コーヒー豆ブレンド装置の縦断側面図である。
【図3】貯留部と繰り出し部の具体的構成を示す要部の
縦断側面図である。
【図4】撹拌部と密閉容器の別の載置支持構造を示す縦
断側面図である。
【図5】密閉容器を示し、(a)は容器本体にキャップ
をねじ込む直前の状態を示し、(b)は、キャップの縦
断面図を示している。
【図6】密閉容器の1つの使用例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A 棚板 1B 開閉扉 2 第1ストック部 3A 仕切板 3B 開閉扉 4 第2ストック部 5 ディスプレイ台 6 貯留部(ケース) 6A 排出用開口部 6B 蓋体 6C 傾斜案内板 7 繰り出し部 7A 受取部 7B 排出口 6K,7K 内部空間 8 案内部 8A 開口 8B,8C 底壁 8D 排出口 9 撹拌部 10 密閉容器 10A 貯留空間 10B 開口部 10C 円筒部 10D 容器本体 10E キャップ 10F,10G ねじ部 10H 板部 10I フィルム 10J,10a 貫通孔 11 上板 11A 開口部 12 下板 13 側板 14 操作レバー 15 前側体 16 後側体 17 連結部材 18 球体 19 空気孔 20 蓋体 20A 開口 21 ケース部 22 開閉蓋 23 円筒状部 24 撹拌羽根 24A 水平棒体 24B 縦棒体 25 操作レバー 26 ガス抜きバルブ 27 スライド板 28 取手 29支持枠体 30 台枠 31 繰り出し体 32 操作レバー M コーヒー豆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 譲 東京都港区浜松町1−18−16 ユーシーシ ー上島珈琲株式会社内 Fターム(参考) 4B027 FB21 FC01 FE01 FQ03 FR11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる種類のコーヒー豆のそれぞれを密
    閉された空間内に貯留し、かつ、下方に排出用開口部を
    備えた複数の貯留部と、各貯留部からのコーヒー豆の所
    定量を該貯留部の排出用開口部にのみ連通する受取部を
    備え、かつ、該受取部にて受け取った所定量のコーヒー
    豆を繰り出すに伴って該排出用開口部を遮断すると共に
    該受取部を排出口に連通する前記貯留部と同数の繰り出
    し部と、前記繰り出し部から繰り出されるコーヒー豆を
    一箇所に案内するための案内部と、前記案内部にて案内
    された複数種類のコーヒー豆を受け止めて撹拌してから
    排出するための撹拌部と、前記撹拌部にて撹拌されたコ
    ーヒー豆を貯留する保形性を有する密閉容器とを備えた
    ことを特徴とするコーヒー豆ブレンド装置。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器に形成された投入及び排出
    用の単一の開口部を蓋体により気密状態で封止し、前記
    蓋体にガス抜き手段を備えさせてなる請求項1記載のコ
    ーヒー豆ブレンド装置。
  3. 【請求項3】 前記繰り出し部から繰り出されるコーヒ
    ー豆が少なくとも前記案内部と前記撹拌部とで閉塞され
    る空間内を移動して排出されるものでなる請求項1記載
    のコーヒー豆ブレンド装置。
  4. 【請求項4】 前記受取部が前方に移動することにより
    該受取部内のコーヒー豆を前記排出口を通して排出する
    ものでなる請求項1記載のコーヒー豆ブレンド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101392777B1 (ko) 2012-07-23 2014-05-08 임기정 생두를 커피로 자동 생산하여 소비자에게 전달하는 커피메이트시스템의 생두공급유닛
JP2021007362A (ja) * 2019-07-02 2021-01-28 ナイル株式会社 珈琲豆ブレンド装置

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