JPH05166062A - カップ式自動販売機の原料補給装置 - Google Patents

カップ式自動販売機の原料補給装置

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JPH05166062A
JPH05166062A JP4004242A JP424292A JPH05166062A JP H05166062 A JPH05166062 A JP H05166062A JP 4004242 A JP4004242 A JP 4004242A JP 424292 A JP424292 A JP 424292A JP H05166062 A JPH05166062 A JP H05166062A
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JP
Japan
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cup
vending machine
package
type vending
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Application number
JP4004242A
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English (en)
Inventor
Shuhei Tsuda
修平 津田
Masami Hashimoto
正美 橋本
Katsuhisa Umemoto
勝久 梅元
Mamoru Tanaka
守 田中
Kichiya Ikeda
吉弥 池田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】販売の都度調理製造した飲料をカップなどの容
器に入れて販売するカップ式自動販売機の、飲料の粉末
状若しくは粒状の各種原料をそれぞれ貯蔵する原料箱内
の原料が切れた際、開封後劣化が速い原料でも劣化した
原料で風味,味などの悪い不良飲料が販売されたり原料
が無駄になったり、また原料切れで飲料が販売不能にな
ったりせずかつ手間を掛けず原料箱内へ原料を補給す
る。 【構成】原料箱内原料の有無を検出する検出装置,格納
部に格納し補給用原料を密封した包を一個ずつ所定の位
置に搬送する搬送装置およびこの搬送装置で前記位置に
搬送した包を開封する開封装置を機体内に備える。また
搬送装置で一定間隔で輪状,直線状などに配列したり積
み重ねたりした複数の包を着脱自在に保持しながら前記
位置に搬送し、さらに原料の補給と連動して開閉し原料
箱の原料投入口を覆う自動開閉式の蓋,開封後空になっ
た空包を収納する空包収納容器などを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、販売の都度内部で調
理製造しカップなどの容器に入れて販売する飲料の粉末
状若しくは粒状の各種原料を貯蔵する原料箱内の原料が
切れた際、補給用原料が密封された包を開封してこの包
内の原料を原料箱内に補給するカップ式自動販売機の原
料補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】販売の都度内部で調理製造する飲料をカ
ップなどの容器に入れて販売するカップ式自動販売機で
は、粉末状若しくは粒状のコーヒ,ココア,クリーム,
砂糖などの各種原料をそれぞれ貯蔵する、上面に開口し
原料が投入される投入口が上端部に形成された原料箱
が、機体内に一般的に備えられている。この原料箱の底
部には、この原料箱内の原料を落下排出する排出口が通
常形成されている。この排出口から販売の都度重力を利
用して所定量落下排出して供給される原料若しくはこの
原料からこの原料の成分を抽出する、機体内に備えられ
た抽出装置で抽出された抽出液と、温,冷水などの飲料
水とが機体内に備えた撹拌装置内で概して撹拌混合し調
理製造された多種類の飲料がカップなどの容器に入れて
販売される。原料箱内の原料は販売の都度消費されて減
り遂には無くなるので、原料が切れる前に原料箱に原料
を常に補給する必要があるが、原料の消費量は、コー
ヒ,ココア,クリーム,砂糖などの原料の種類,季節,
カップ式自動販売機の設置場所などによって左右される
飲料の販売量により異なる。また、補給用の原料は、そ
の種類によっては、包内に密封されている間は長期保存
に耐えるが、一旦開封し原料箱内に投入貯蔵すると劣化
が早まるので、原料箱の原料収容量に無関係にそれぞれ
の原料の消費量と、開封後の劣化の速さとに合せて原料
を補給する必要がある。それで、販売量が多いカップ式
自動販売機の、消費量が多い飲料の原料は、原料箱内に
原料を一杯に補給しても短期間に消費されて原料切れに
なる。また、飲料の販売量が少ないカップ式自動販売機
の、消費量が少い飲料の、開封後の劣化が速い原料は、
仮に原料箱の原料収容量に余裕があっても、原料が劣化
しない間に消費される量以上の原料を一度に原料箱内に
補給できず、原料が劣化するまでの短期間に消費されて
原料切れになる。そのため、消費量の多少に拘らず、原
料箱に原料を補給しなければならない回数が多くなる
が、この種のカップ式自動販売機の原料箱補給装置の従
来例の一つを図10に示す。図10は従来のカップ式自
動販売機の、原料補給装置を含む内部構成を示し、
(A)はケースの前面開口を覆う扉を開いた状態の正面
図,(B)は(A)の原料箱の構成を示す部分縦断面要
部右側面拡大図で、(B)は図の左側が前面側である。
【0003】図10において、1は前面が開口するケー
スであり、このケース1の前面開口を覆う扉2がケース
1に回動自在に支持されており、このケース1と扉2と
でカップ式自動販売機の外周面を形成する機体3が構成
されている。ケース1内には、中央上寄りに、粉末状若
しくは粒状の、コーヒ,ココア,クリーム,砂糖などの
各種原料をそれぞれ貯蔵する複数の原料箱4が、ケース
1の背部を構成する背板5に後端を片持ち支持された、
側縦断面がほぼN字形状の棚6上に左右に並列載置され
ている。原料箱4には、その下端部にその内部に貯蔵す
る各種原料を販売の都度所定量排出する、前方に突出し
た筒状の吐出口7および、その上端部に原料を投入し易
くするためやや斜前上方に開口する投入口8がそれぞれ
形成されており、この投入口8は蓋9で覆われている。
また、原料箱4には、原料箱4の下端部後端面から奥行
側に、吐出口7内に前端部が嵌挿されたスクリューフィ
ーダ10の回転軸11後端が突出しており、この後端に
嵌着したカップリング12を介し、棚6の後端部に支持
した電動機13で回転駆動される駆動軸14前端に回転
軸11の後端が着脱自在に連結されている。吐出口7の
下には、この吐出口7から販売の都度所定量落下排出さ
れる原料をこの吐出口7の下の、原料若しくは、この原
料からこの原料の成分を図示しない抽出装置で抽出した
抽出液と、機体内に備えられた湯などとを撹拌し飲料を
調理製造する撹拌装置15内に導く漏斗状のシュータ1
6が設けられている。このシュータ16および撹拌装置
15はいずれも棚6の前端に支持されている。なお、ケ
ース1内左上には、容器17を販売の都度一個ずつ落下
排出し供給するカップ供給装置18が配設されており、
このカップ供給装置18の下には、このカップ供給装置
18から落下排出された容器17を下方に案内するカッ
プシュータ19および,このカップシュータ19で下方
に案内された容器17を載せるカップ受け台20がこの
カップ受け台20を下にしてそれぞれ配設されている。
このカップ受け台20は扉2に形成され前面に開口する
取出口21の内側に位置しており、カップ供給装置18
の後方上には、熱湯を貯わえる温水タンク22が配設さ
れている。この温水タンク22の右側面に温水バルブ2
3を介して熱湯を供給するホース24の一端が接続され
ており、このホース24の他端である吐出側端は撹拌装
置15に通じている。この撹拌装置15の底部に形成し
た飲料排出口25に一端が接続された飲料ホース26の
他端は、カップ受け台20上の容器17内に先端を向け
カップ受け台20の後壁上端部に固定された飲料ノズル
27に接続されている。
【0004】このような構成において、カップ式自動販
売機の販売動作は、扉2の前面に開口し硬貨が投入され
る、図示しない投入口から硬貨を投入し商品を選択操作
する、図示しない選択釦が押されると、販売制御信号に
よりカップ供給装置18から排出された容器17一個が
カップシュータ19で案内されてカップ受け台20上へ
供給される。また同時に、電動機13で回転駆動される
駆動軸14を介して回転軸11が回転駆動されてスクリ
ーフィダー10が回転し、原料箱4の吐出口7から所定
量排出される原料がシュータ16を通って撹拌装置15
内に導かれる。この撹拌装置15内に導かれた原料と、
温水バルブ23が開きホース24を通り温水タンク22
から供給される熱湯とが撹拌装置15内で撹拌調理され
て飲料となる。この飲料は飲料排出口25から排出さ
れ、飲料ホース26を通り、飲料ノズル27からカップ
受け台20上の容器17内に注がれるという一連の動作
を行う。この容器17内に注がれた飲料は取出口21の
前面開口を通してお客さんにより取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原料箱4内
に原料を補給する、このような従来のカップ式自動販売
機の原料補給装置としては、原料補給装置と言えるもの
は原料箱4の上端部に形成された、原料を投入し易いよ
うにやや斜前上方に開口し蓋9で覆われる投入口8が設
けられているのみである。そのため、原料が切れた際の
原料箱4内への原料の補給は、原料補給担当者が必ずカ
ップ式自動販売機の設置場所まで行き、包に密封された
原料を、この包を開封して原料箱4内に投入口8から投
入補給しなければならず、補給が遅れれば飲料販売が不
能になって飲料の売上が減少するとともに、原料の補給
は手間がかかり、かつ包開封の際、原料が包から飛散し
て機体3内を汚すという問題がある。また、販売量が少
ないカップ式自動販売機に飲料の原料を補給する際に
は、ややもするとついうっかりして、販売量の多いカッ
プ式自動販売機の消費量の多い原料を補給する場合と同
様、消費量が少くかつ開封後の劣化の速い原料が原料箱
4内に、消費量に無関係に一杯補給されることがある。
すると、保存期限を過ぎて劣化した原料が原料箱4内に
残存して風味,味などの悪い不良飲料が販売されたり、
原料が劣化して無駄になったりするという問題もある。
【0006】この発明は、原料箱への原料の補給、特に
開封後劣化が速い原料の補給を、この原料の、開封後の
保存期限内に消費される消費量に合せて包を開封し手間
を掛けずに行うことができるカップ式自動販売機の原料
補給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、販売の都度機体内で調理製造し
た飲料をカップなどの容器に入れて販売するカップ式自
動販売機であって、前記飲料の粉末状若しくは粒状の各
種原料をそれぞれ貯蔵する原料箱を機体内に備え、この
原料箱内の前記原料が販売の都度所定量取り出されて前
記原料箱内の前記原料が切れた際に前記原料箱内に前記
原料を補給するカップ式自動販売機の原料補給装置にお
いて、前記原料箱内の前記原料の有無を検出する検出装
置と、この検出装置が前記原料箱内の前記原料が切れた
ことを検出した際、補給用の前記原料が密封された包を
格納する格納部に格納された前記包を一個ずつ所定の位
置に搬送する搬送装置と、この搬送装置で前記位置に搬
送された前記包を開封する開封装置とを具備するものと
する。
【0008】また、上記に加え、原料箱が、原料が投入
され上面に開口する投入口が上端部に形成された原料箱
であって、所定の位置が前記投入口の上方位置であるも
のとする。
【0009】また、上記に加え、搬送装置が、一定の間
隔で輪状若しくは直線状に一列に配列して格納部に格納
された複数の包を保持しながら前記配列方向に前記間隔
ずつ搬送する搬送装置であるものとする。
【0010】また、上記に加え、搬送装置が、複数の包
を縦に積み重ねて格納する格納部と、この格納部に格納
された前記包を最下位から順に一個ずつ所定の位置に押
し出す押出機構若しくは落下排出する排出機構とを構成
要素とする搬送装置であるものとする。
【0011】また、上記に加え、搬送装置が、補給用の
原料が密封された包の一端を挟むクリップ状の保持具若
しくは両端それぞれをそれぞれ挟む一対のクリップ状の
保持具を介して前記包を着脱自在に保持する搬送装置で
あるものとする。
【0012】また、上記に加え、開封装置の包開封と同
時に開きかつこの包内原料の原料箱内投入完了と同時に
閉じる、投入口を覆う自動開閉式の蓋を備えるものとす
る。
【0013】また、上記に加え、搬送装置および開封装
置が原料箱内に配設されるものとする。
【0014】また、上記に加え、開封装置が、搬送装置
で所定の位置に搬送された包を切断開封する切断刃と、
この切断刃若しくは包をこの包の切断開封方向に移動す
る移動装置とを備えた開封装置であるものとする。
【0015】また、上記に加え、搬送装置が移動装置を
兼ねるものとする。
【0016】また、上記に加え、切断刃が、駆動部で回
転駆動される円盤状の切断刃であるものとする。
【0017】また、上記に加え、駆動部が搬送装置の駆
動部を兼ねるものとする。
【0018】また、上記に加え、駆動部が、正逆転制御
される一台の直流電動機を動力源とする駆動部であるも
のとする。
【0019】また、上記に加え、包が、容器数杯分の飲
料の補給用原料が密封された包であるものとする。
【0020】また、上記に加え、開封装置で開封され中
の補給用原料が原料箱内に補給されて空になった包であ
る空包を収納する空包収納容器を備えるものとする。
【0021】また、上記に加え、空包収納容器内の空包
を圧縮する圧縮装置を備えるものとする。
【0022】また、上記に加え、検出装置が圧電気を利
用した圧電式の検出装置であるものとする。
【0023】
【作用】この発明は、販売の都度内部で調理製造しカッ
プなどの容器に入れて販売する飲料の粉末状若しくは粒
状の各種原料をそれぞれ貯蔵する、機体内に配設された
原料箱内の前記原料が切れたか否かの、前記原料箱内の
前記原料の有無を検出する検出装置と、前記原料箱内の
前記原料が切れた際に前記原料箱内に補給する補給用の
前記原料が密封された包を格納する格納部に格納された
前記包を一個ずつ所定の位置に搬送する搬送装置と、こ
の搬送装置で前記位置に搬送された前記包を開封する開
封装置とを具備したので、検出装置が原料箱内の原料が
無いことを検出した際には、搬送装置で所定の位置に搬
送された包を開封装置で開封することにより、所定の位
置が原料箱の上端部に形成され上面に開口する投入口の
上方位置若しくは原料箱内であれば、包内に密封された
原料を包から落下排出させ投入口を通し若しくは直接原
料箱内に投入できる。
【0024】また、上記に加え、原料箱が、原料が投入
され上面に開口する投入口が上端部に形成された原料箱
であって、所定の位置が前記投入口の上方位置であるも
のとしたので、検出装置が原料箱内の原料が無いことを
検出した際には、搬送装置で投入口の上方位置に搬送さ
れた包を開封装置で開封することにより、包内に密封さ
れた原料を包から落下排出させ投入口を通して原料箱内
に投入できる。
【0025】また、上記に加え、搬送装置が、一定の間
隔で輪状若しくは直線状に一列に配列して格納部に格納
された複数の包を保持しながら前記配列方向に前記間隔
ずつ搬送する搬送装置であるものとしたので、長期間保
存できる包内に密封された原料の、この密封された原料
の保存期間内に機体内で消費される量を、包を格納部に
格納することにより機体内に貯蔵でき、原料箱内の原料
切れの都度包を一つずつ所定の位置に順次搬送できる。
【0026】また、上記に加え、搬送装置が、複数の包
を縦に積み重ねて格納する格納部と、この格納部に格納
された前記包を最下位から順に一個ずつ所定の位置に押
し出す押出機構若しくは落下排出する排出機構とを構成
要素とする搬送装置であるものとしたので、長期間保存
できる包内に密封された原料の、この密封された原料の
保存期間内に機体内で消費される量を、格納部内に包を
格納することにより機体内に貯蔵でき、原料箱内の原料
切れの都度前記包を一つずつ所定の位置に順次搬送でき
る。
【0027】また、上記に加え、搬送装置が、補給用の
原料が密封された包の一端を挟むクリップ状の保持具若
しくは両端それぞれをそれぞれ挟む一対のクリップ状の
保持具を介して前記包を着脱自在に保持する搬送装置で
あるものとしたので、原料が原料箱に投入補給されて空
になった包である空包と、原料が密封された新しい包と
を容易に交換して搬送装置に保持できる。
【0028】また、上記に加え、開封装置の包開封と同
時に開きかつこの包内原料の原料箱内投入完了と同時に
閉じる、投入口を覆う自動開閉式の蓋を備えたので、こ
の蓋で原料箱内の原料が機体内の空気にさらされて湿気
で固化したり劣化を速めたりすることを防止できる。
【0029】また、上記に加え、搬送装置および開封装
置が原料箱内に配設されるものとしたので、検出装置が
原料箱内の原料が無いことを検出した際には、搬送装置
で所定の位置に搬送された包を開封装置で開封して、包
内に密封された原料を包から落下排出させれば、包内の
原料を原料箱内に直に投入補給でき、機体内の空間の有
効活用が図れるとともに、通常高温高湿になりがちな、
機体内の空気に包が直接さらされて、包内の原料が変質
したり劣化を速めたりすることを防止できる。
【0030】また、上記に加え、開封装置が、搬送装置
で所定の位置に搬送された包を切断開封する切断刃と、
この切断刃若しくは包をこの包の切断開封方向に移動す
る移動装置とを備えた開封装置であるものとしたので、
移動装置が切断刃と包とをこの包の切断開封方向に相対
的に移動させることができ、包を切断刃で切断開封でき
る。
【0031】また、上記に加え、搬送装置が移動装置を
兼ねるものとしたので、搬送装置で搬送されて移動する
包の移動方向と開封装置の開封方向とが互に添うように
搬送装置と開封装置とを配置することにより、搬送装置
により搬送されて包が移動する過程で包を開封装置で開
封でき、原料補給装置を簡素かつ安価に構成できる。
【0032】また、上記に加え、切断刃が、駆動部で回
転駆動される円盤状の切断刃であるものとしたので、駆
動部で回転駆動される切断刃で包の一部を切断して包を
開封することができる。
【0033】また、上記に加え、円盤状の切断刃を回転
駆動する駆動部が搬送装置の駆動部を兼ねるものとした
ので、同一駆動部で切断刃および搬送装置を駆動でき、
原料補給装置を簡素かつ安価に構成できる。
【0034】また、上記に加え、駆動部が、正逆転制御
される一台の直流電動機を動力源とする駆動部であるも
のとしたので、直流電動機の回転運動をクラッチなどで
断続することにより、あるときは切断刃を、またあると
きは搬送装置を正逆転駆動でき、原料補給装置を簡素か
つ安価に構成できる。
【0035】また、上記に加え、包が、容器数杯分の飲
料の補給用原料が密封された包であるものとしたので、
常に開封直後の鮮度の高い原料を使用して飲料を調理製
造することができ、味,香の優れたおいしい飲料を何時
も販売できる。
【0036】また、上記に加え、開封装置で開封され中
の補給用原料が原料箱内に補給されて空になった包であ
る空包を収納する空包収納容器を備えるものとしたの
で、空包が機体内に散乱したり空包内に残存する原料が
周囲に飛散したりすることを防止でき、機体内を清潔に
保つことができる。
【0037】また、上記に加え、空包収納容器内の空包
を圧縮する圧縮装置を備えるものとしたので、圧縮装置
で圧縮して空包を小さくすることができ、同じ数量の空
包をより小さい内容積の空包収納容器に収容できるの
で、限られた機体内の空間を有効活用でき、かつ空包収
納容器から空包が溢れて機体内に散乱したり空包内に残
存する原料が周囲に飛散したりすることを防止できる。
【0038】また、上記に加え、検出装置が圧電気を利
用した圧電式の検出装置であるものとしたので、検出装
置に原料箱内の原料を荷重として作用させることによ
り、圧電気を誘起させることができ、この圧電気の電極
間の電位差は荷重として作用する、原料箱内の原料の量
で変化するので、原料箱内の原料の残量を正確に把握で
きる。
【0039】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図9に
基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施例のカ
ップ式自動販売機の、原料補給装置を含む内部構成を示
し、(A)はケースの前面開口を覆う扉を開いた状態の
正面図,(B)は(A)の原料箱および原料補給装置の
構成を示す部分縦断面要部右側面拡大図で、(B)は図
の左側が前面側である。また、図2はこの発明の第2の
実施例のカップ式自動販売機の原料補給装置の構成を示
す部分縦断面要部右側面図で、図の左側が前面側であ
り、図3はこの発明の第3の実施例のカップ式自動販売
機の原料補給装置の構成を示し、(A)は部分縦断面要
部右側面図,(B)は(A)の平面図で、いずれも図の
左側が前面側であり、図4はこの発明の第4の実施例の
カップ式自動販売機の原料補給装置の構成を示す部分縦
断面要部右側面図で、図の左側が前面側である。さら
に、図5はこの発明の第5の実施例のカップ式自動販売
機の原料補給装置の構成を示し、(A)が前方斜右上か
ら見た要部斜視図,(B)が(A)の原料補給装置を備
えたカップ式自動販売機の内部構成を示す、ケースの前
面開口を覆う扉を開いた状態の要部正面縮小図、図6は
この発明の第6の実施例のカップ式自動販売機の原料補
給装置の構成を示す、前方斜右上から見た要部斜視図、
図7はこの発明の第7の実施例のカップ式自動販売機の
原料補強装置の構成を示す、前方斜右上から見た要部斜
視図、図8は図6の要部右側面拡大図で、図の左側が前
面側であり、図9は図6および図7の原料補給装置を備
えたカップ式自動販売機の内部構成を示す、ケースの前
面開口を覆う扉を開いた状態の要部正面縮小図である。
図10と共通あるいは同一の部分は同一符号で示す。
【0040】図1ないし図9において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1の前面開口を覆う扉2
をケース1に回動自在に支持しており、このケース1と
扉2とでカップ式自動販売機の外周面を形成する機体3
を構成している。ケース1の背部を構成する背板5に後
端を片持ち支持した、ケース1内中央上寄りの、側縦断
面がほぼN字形状の棚6上に、粉末状若しくは粒状のコ
ーヒ,ココア,クリーム,砂糖などの各種原料の中の、
開封後の劣化の速い原料を貯蔵する、図1ないし図4で
は原料箱28Aと、また図5では原料箱28Bと、さら
に図6ないし図9では原料箱28Cと、開封後の劣化の
遅い原料をそれぞれ貯蔵する複数の原料箱4とを原料箱
28A,28B,28Cを右端にして左右に並列載置し
ている。この原料箱28A,28B,28Cの下端部後
端面に、内部の原料の有無を検出する、図7以外には超
音波振動子付の検出装置29を、また図7には圧電式の
検出装置29Aを取り付けている。原料箱4それぞれの
上端部には、この原料箱4内に原料を投入し易いようや
や斜前上方に開口し原料が投入され蓋9で覆われる投入
口8を、また原料箱28Aには、原料が投入され上面に
開口する、広口の投入口30Aを、さらに原料箱28B
には、やや斜前上方に開口する投入口30Bを、またさ
らに原料箱28Cには、前面に開口し左端をこの原料箱
28Cに回動自在に支持した蓋9Aで覆われる投入口3
0Cをそれぞれ形成している。中の原料が切れた際の原
料箱28A,28B,28C内への原料の補給を、この
原料箱28Cの場合は、投入口30Cから挿入して原料
箱28C内に貯蔵した、飲料一杯分あるいはそれ以上の
原料を密封した複数の包31Cから、また原料箱28
A,28Bの場合は、機体3内の、投入口30A,30
Bの上方位置に貯蔵した、飲料一杯分あるいはそれ以上
の原料を密封した複数の包31A,31Bから行うよう
にしており、原料箱28A,28B,28Cそれぞれに
原料をそれぞれ補給する原料補給装置それぞれの構成を
以下述べる。
【0041】先ず、この発明の第1の実施例の、原料箱
28A内に原料を補給する原料補給装置を示す図1にお
いて、一定の間隔で直線状に縦一列に配列した複数の包
31Aを、この包31Aの両端それぞれをそれぞれ挟ん
で保持する一対のクリップ状の保持具32を介して着脱
自在に保持しながら下方に搬送する搬送装置33Aを原
料箱28Aの上方に配設している。この搬送装置33A
には、軸長方向が左右に水平な上下一対の回転軸34A
それぞれに嵌着した上下一対のプーリ35Aに掛け渡し
互に同調しながらプーリ35Aの互に逆方向の回転に伴
って隣接する側が下方に動くベルト36Aを前後に並列
して一対設けている。この一対のベルト36Aそれぞれ
に、このベルト36Aの互に隣接する側に来た際、一対
ずつ互に前後に向かい合うように、ベルト36Aの長手
方向に沿って保持具32を等間隔に固定しており、この
間隔で一対のベルト36Aが複数の包31Aを一対の保
持具32を介して保持してこの包31Aを一対のベルト
36A間に格納している。このベルト36A間が包31
Aを格納する格納部37Aを形成しており、この格納部
37Aに格納された包31Aは、原料箱28A内の原料
が切れの際、ベルト36Aに保持されながら隣接する包
31A間の一間隔分下方に移動する。この移動の途中
で、この包31Aの中の、投入口30Aの上方の所定の
位置である最下位に移動する包31Aが、最下位に来た
ときには、その前端部が、ナイフエッジ状に上端を尖ら
せた切断刃38Aで切断されて開封されるように、最下
位に来た包31Aとその上の包31Aとの間の、前後一
対のベルト36A間前面側に切断刃38Aを配設してい
る。この切断刃38Aで前端部を切断開封されて最下位
に来た包31Aが、その前端部を投入口30Aから原料
箱28A内に丁度突っ込んで後端を後側の保持具32に
支持されてぶら下がるように原料箱28Aと搬送装置3
3Aとの位置関係を設定している。この搬送装置33A
を保持具32,回転軸34A,プーリ35A,ベルト3
6Aおよび図示しない駆動部で構成するとともに、包3
1Aをその切断開封方向に移動する移動装置39Aを兼
ねる搬送装置33Aと切断刃38Aとで開封装置40A
を構成している。なお、原料箱28Aに中の原料が投入
補給されて空になった包31Aである空包41Aはその
後端部を後側のベルト36Aに保持具32を介して保持
されながら搬送装置33Aの後側を順次上昇する。
【0042】次に、この発明の第2ないし第4の実施例
の、原料箱28A内に原料を補給する原料補給装置を示
す図2ないし図4において、一定の間隔で輪状に一列に
配列して複数の包31Aを、その一端をそれぞれ挟んで
保持するクリップ状の保持具32を介して着脱自在に保
持しながら搬送する、図2に示す第2の実施例では、搬
送装置33Bを、また図3に示す第3の実施例では、搬
送装置33Cを、図4に示す、第4の実施例では搬送装
置33Dをぞれぞれ原料箱28Aの上方に配設してい
る。搬送装置33Bには、軸長方向が左右に水平な上下
一対の回転軸34Bそれぞれに嵌着した上下一対の、歯
車状の歯形を外周に添って形成したプーリ35Bに掛け
渡しかつ上側の回転軸34Bに直結した電動機42で回
転駆動されるプーリ35Bの回転に伴って上下方向に動
く、前記歯形と噛み合う歯形を内側に形成したベルト3
6Bを設けている。また、搬送装置33Cおよび搬送装
置33Dには、電動機42で回転駆動される、軸長方向
が鉛直な回転軸34Cおよび、軸長方向が左右に水平な
回転軸34Dそれぞれの外周面の、円周方向に添ってこ
の円周を等分する位置に、先端を風車の羽根状に外周方
向に突き出して一端を固着した、複数の棒状の支持体4
3を設けている。この支持体43の先端それぞに、また
ベルト36B外周面にこのベルト36B外周面の長手方
向に沿って等間隔に保持具32を固定しており、隣接す
る保持具32の間隔でベルト36Bあるいは支持体43
が保持具32を介して複数の包31Aを保持して、この
包31Aをベルト36B外周部あるいは支持体43先端
部に格納している。このベルト36B外周部および支持
体43先端部が包31Aを格納する格納部37B,37
C,37Dをそれぞれ形成しており、この格納部37
B,37C,37Dに格納された包31Aは、原料箱2
8A内の原料が切れの際、電動機42で駆動される、ベ
ルト36Bあるいは支持体43に保持されながら上下に
移動あるいは水平面内若しくは垂直面内で回転軸34D
を軸として回転しながら、隣接する包31A間の一間隔
分移動する。この移動の途中で、この包31Aの中の、
投入口30Aの上方の所定の位置である、最下位若しく
は原料箱28Aの投入口30Aの真上に移動する包31
Aが、最下位若しくは投入口30Aの真上に来たとき
に、その外周部が切断刃38Aで切断されて開封される
ように、最下位に若しくは原料箱28Aの投入口30A
の真上に来た包31Aと、この包31Aの次に最下位に
若しくは原料箱28Aの投入口30Aの真上に来る包3
1Aとの間に切断刃38Aを配設している。また外周部
を切断開封されて最下位若しくは投入口30Aの真上に
来た包31Aの、切断刃38Aで切断開封された切り口
から落下し排出される、包31A内の原料が投入口30
Aを通して原料箱28A内に落下投入されるように、原
料箱28Aと搬送装置33B,33C,33Dとの位置
関係を設定している。この搬送装置33Bを保持具3
2,回転軸34B,プーリ35B,ベルト36Bおよび
駆動部である電動機42で、また搬送装置33Cを保持
具32,回転軸34C,支持体43および駆動部である
電動機42で、さらに搬送装置33Dを保持具32,回
転軸34D,支持体43および駆動部である電動機42
でぞれぞれ構成している。また、包31Aをこの包31
Aの切断開封方向に移動する移動装置39B,39C,
39Dを兼ねる搬送装置33B,33C,33Dと切断
刃38Aとで開封装置40B,40C,40Dを構成し
ている。なお、原料箱28A内に中の原料が投入補給さ
れて空になった包31Aである空包41Aはベルト36
B若しくは支持体43に保持具32を介して保持されな
がら搬送装置33B,33C,33Dの後側若しくは上
方あるいは前方に順次移動する。
【0043】次に、この発明の第5の実施例の、原料箱
28B内に原料を補給する原料補給装置を示す図5にお
いて、前端部を投入口30Bの開口面に添わせ前下がり
に折り曲げて傾斜させ側縦断面をヘの字形に板材から形
成した、前後に長い摺動台44の、上面が水平な中央部
上に、摺動台44上に縦に積み重ねた複数の包31Bを
格納する空間を内部に形成した、上下両面が開口する角
筒状の格納部37Eを固定している。この格納部37E
の後側には、図示しない駆動部で摺動台44上を摺動し
ながら前後方向に往復動する摺動子45を設けており、
この摺動子45で、格納部37E下端に形成し前後方向
に貫通する四角な貫通孔46を通して格納部37E内に
格納された包31Bを最下位から順に一個ずつ摺動台4
4上を摺動させて前方に押し出す押出機構47を設けて
おり、この押出機構47と格納部37Eとを構成要素と
する搬送装置33Eを原料箱28Bの上方に配設してい
る。この原料箱28B内の原料が切れの際、縦に積み重
ねて格納部37Eに格納した包31Bは、最下位から順
に一個ずつ摺動子45で貫通孔46を通し摺動台44上
を摺動しながら前方の、上面が前下がりに傾斜した、摺
動台44の、投入口30Bの上方の所定の位置である前
端部上に押し出される。この前端部上を前方に押し出さ
れる過程で、包31Bは、上面が水平面から傾斜面に変
る手前の、摺動台44の水平な上面にハの字形に左右に
配列固定しナイフエッジ状に後端を尖らせた一対の切断
刃38Bでその底部が切り開かれて開封される。開封さ
れた包31Bは、摺動台44前端部の傾斜面上を摺動降
下し、その前端が、摺動台44前端上面に下端を固定し
た、側断縦面がL字形の支柱48の上端に回動自在に支
持した図示しない駆動機構で回動駆動される、左右が逆
で横向きL字形の回動体49の右端に当接して停る。す
ると、切断開封された、包31Bの底部の切り口から、
この切り口に向い合わせ摺動台44に形成した、投入口
30B内に連通しかつ上下に貫通する連通孔50および
投入口30Bを通って包31B内の原料が落下排出し原
料箱28B内に投入補給される。この原料箱28B内に
原料全部が落下排出し空になった、回動体49右端に前
端が当接して今まで停っていた包31Bである空包41
Bが、図示しない駆動機構で回動駆動されて回動体49
の右端が持ち上がることにより、摺動台44前端部の傾
斜面上を再び摺動降下し始め、遂には摺動台44前端か
ら落下して原料箱28B前面に固定し上面が開口する空
包収納容器51内に収納されるように、この空包収納容
器51と原料箱28Bと搬送装置33Eとの位置関係を
設定している。この搬送装置33Eを格納部37E,摺
動台44,摺動子45,この摺動子45を前後方向に往
復駆動する、図示しない駆動機構,押出機構47,支柱
48,回動体49で構成するとともに、包31Bをその
切断開封方向に移動する移動装置39Eを兼ねる搬送装
置33Eと切断刃38Bとで開封装置40Eを構成して
いる。
【0044】次に、この発明の第6の実施例の、原料箱
28C内に原料を補給する原料補給装置を示す図6,図
8および図9において、原料箱28C内の原料が切れた
際の原料箱28C内への原料の補給を、原料箱28Cに
形成した、左端をこの原料箱28Cに回動自在に支持し
た蓋9Aで覆われ前面に開口する投入口30Cから挿入
して原料箱28C内に貯蔵した、原料を密封した複数の
包31Cから行うようにしている。そのめた、一定の間
隔で直線状に縦一列に配列した複数の包31Cを、この
包31Cを載せて保持する、棚板状の保持棚52を介し
て着脱自在に保持しながら下方に搬送する搬送装置33
Fを原料箱28C内奥行側に配設している。この搬送装
置33Fには、軸長方向が左右に水平な上下一対の回転
軸34E両端部それぞれに、上側の回転軸34Eには直
接嵌着しかつ下側の回転軸34Eには図示しないクラッ
チを介して嵌着した上下二対のプーリ35Cそれぞれに
掛け渡した、下側の回転軸34Eに連結した、正逆転制
御される直流電動機53一台を動力源とする駆動部54
で回転駆動されるプーリ35Cの回転に伴い前面側が下
方に動くベルト36Eを左右に並列して一対設けてい
る。この左右一対のベルト36Eの前面側に来たときは
上面が水平に、かつベルト36Eの後面側に来たときは
先端が下がって後ろ下がりに保持棚52がベルト36E
に支持されるように、この左右一対のベルト36Eに、
保持棚52の、ベルト36E側左右両端をそれぞれ回動
自在に支持して、保持棚52をベルト36Eの長手方向
に沿い等間隔に支持している。この間隔で左右一対のベ
ルト36Eが複数の包31Cを保持棚52を介し保持し
て包31Cをベルト36Eの前面側に格納している。こ
のベルト36Eの前面側が包31Cを格納する格納部3
7Fを形成しており、この格納部37Fに格納された包
31Cは、原料箱28C内の原料が切れの際、直流電動
機53が正転起動し図示しないクラッチが入りプーリ3
5Cが回転してベルト36Eに保持されながら互に隣接
する包31C間の一間隔分下方に移動する。このとき、
一番下の包31Cが、原料箱28C内の所定の位置であ
る最下位に移動すると、これをマイクロスイッチ55A
が検出し、図示しないクラッチが切れてプーリ35Cが
停止するとともに、最下位に移動した包31Cは、軸長
方向が左右に水平な前後一対の回転軸34Fにそれぞれ
嵌着した一対のプーリ35Fに掛け渡したベルト36F
上に載る。このベルト36F上に載った包31Cは、後
側の回転軸34Fに直結した電動機42Aが起動して回
転駆動されるプーリ35Fの回転に伴い移動するベルト
36F上面に固定した、側縦断面がL字形の当接片56
でその後面を押されながら前方に搬送される。この前方
に搬送される過程で、下側の回転軸34E右端に図示し
ないクラッチを介して嵌着したプーリ35Gと、このプ
ーリ35Gの前方の、下側の回転軸34Eに後端を、右
側から見て時計方向に付勢しかつ規制片57で回動範囲
を規制して回動自在に支持した平板状の回動体49Aの
前端に回転自在に支持した、回転軸34Eに平行な回転
軸34Gに嵌着したプーリ35Gとに掛け渡したベルト
36G,回転軸34Eおよびプーリ35Gを介して直流
電動機53が逆転する駆動部54で図示しないクラッチ
が入り回転駆動される、前側の回転軸34G左端に嵌着
し外周に鋸刃を形成した円盤状の切断刃38Cにより、
包31Cはその底部が切断されて開封される。切断開封
され底部の切り口から中の原料が原料箱28C内底に落
下排出して空になった包31Cである空包41Cはベル
ト36G前端から落下し、当接片56の前進端位置をマ
イクロスイッチ55Bが検出すると、当接片56が後退
端位置である待機位置に戻ったことをマイクロスイッチ
55Cが検出するまでベルト36Gを移動駆動後、電動
機42Aは停止する一方、切断刃38Cは直流電動機5
3が停止するとともに図示しないクラッチの接続が切れ
て停止する。ベルト36G前端から落下した空包41C
が、原料箱28C前面下部に固定し上面が開口する空包
収納容器51内に、この空包収納容器51後縁に前端を
固定した、上面が前方に向かって下り坂の傾斜面を形成
する摺動台44A上を摺動下降して空包収納容器51内
に収納されるように、ベルト36G,切断刃38C,空
包収納容器51および搬送装置33F相互の位置関係を
設定している。この搬送装置33Fを保持棚52,回転
軸34E,プーリ35C,ベルト36Eおよび,正逆転
制御される一台の直流電動機53を動力源とする駆動部
54で構成するとともに、包31Cをこの包31Cの切
断開封方向に移動する、回転軸34F,プーリ35F,
ベルト36F,電動機42A,当接片56などで構成し
た移動装置39Fと、駆動部54で回転駆動される切断
刃38Cとで、原料箱28C内に配設した開封装置40
Fを構成している。
【0045】最後に、この発明の第7の実施例の、原料
箱28C内に原料を補給する原料補給装置を示す図7に
おいて、原料箱28C内の原料が切れた際の原料箱28
C内への原料の補給を、原料箱28Cに形成した、左端
をこの原料箱28Cに回動自在に支持した蓋9Aで覆わ
れ前面に開口する投入口30Cから挿入して原料箱28
C内に貯蔵した、原料を密封した複数の包31Cから行
うようにしている。そのめた、縦に積み重ねた複数の包
31Cを格納する空間を内部に形成し上下両面,前面お
よび右側面下部が開口しかつ左側壁下端部を内方に直角
に折り曲げた、横断面がコの字形角筒状の格納部37G
内に収納された包31Cを最下位から順に一個ずつ排出
して自重落下させて下方に搬送する搬送装置33Gを原
料箱28C内奥行側に配設している。この搬送装置33
Gには、軸長方向が前後に水平な回動軸58を介して原
料箱28Cに上下の中程を回動自在に支持し格納部37
Gの右側面下部開口を覆う、前面縦断面がS字形の回動
板59を設けている。この回動板59の後端に下端を固
着した回動腕60の上端を、格納部37Gの後端面に固
定した電磁石61の可動鉄心62に、軸長方向が前後に
水平な回動軸63を介して回動自在に連結するととも
に、コイルばね64で前方から見て時計方向に付勢して
原料箱28C内奥行側壁面に固着したストッパ65に押
し付けている。このストッパ65,回動軸58,回動板
59,回動腕60,電磁石61,回動軸63およびコイ
ルばね64で格納部37G内に格納された包31Cを最
下位から順に一個ずつ所定の位置に落下排出する排出機
構66を構成している。この排出機構66は、電磁石6
1が通常励磁されていないので、前方から見て時計方向
に付勢される回動板59の、鈎状の下端部が最下位の包
31Cを支持して、縦に積み重ねて格納部39G内に収
納された複数の包31Cを格納部39G内に保持する。
しかし、検出装置29Aが原料箱28A,28B,28
C内の原料が切れたことを検出すると、電磁石61が励
磁されて可動鉄心62をコイルばね64の付勢力に抗し
て吸引する。すると、前方から見て反時計方向に回動す
る回動板59の上端が格納部37G内の、最下位から一
つ上の包31Cを納部37Gの左内側面に押し付けて格
納部37G内に保持して、格納部37G内の、最下位か
ら一つ上の包31Cから上の包31Cを格納部37G内
に保持すると同時に、前記最下位の包31Cが回動板5
9の下端部から外れて落下する。この回動板59の下端
部から外れて落下する前記最下位の包31Cは、軸長方
向が左右に水平な前後一対の回転軸34Fにそれぞれ嵌
着した一対のプーリ35Fに掛け渡したベルト36F上
に載る。すると、電磁石61が消磁するので、コイルば
ね64の付勢力で前方から見て時計方向に回動して回動
腕60がストッパ65に当接し、これに伴い回動板59
が時計方向に回動する。すると、今まで回動板59の上
端で格納部37Gの左内側面に押し付けられていた前記
最下位から一つ上の包31Cが解放されるので、この包
31Cから上の包31Cは、一旦落下するが、前記最下
位から一つ上の包31Cが回動板59の、鈎状の下端部
で受け止められて支持されるので、格納部37G内に保
持される。一方、原料箱28C前面下部には、上面が開
口する、中の原料が原料箱28C内底に排出されて空に
なった包31Cである空包41Cを収納する空包収納容
器51を固定している。この空包収納容器51の前端上
部前側には、側断面が7の字形の回動体67を、空包収
納容器51の前端上部に回動自在に支持した回動軸68
に回動体67の上端を固着して空包収納容器51に回動
自在に支持している。この回動体67の上端を固着した
回動軸68の右端を、空包収納容器51の右側面に固定
した電磁石69の、この電磁石69が励磁されると回動
する、図示しない可動鉄心に連結しており、回動体6
7,回動軸68および電磁石69で空包収納容器51内
の空包41Cを圧縮する圧縮装置70を構成している。
その他の、原料箱28Cの下端部後端面に取り付けた圧
電式の検出装置29A以外の構成は、前述した、この発
明の第6の実施例と同一である。
【0046】なお、図1ないし図9に示す、この発明の
実施例の原料箱4,28A,28B,28Cの前面側下
端部には、内部に貯蔵する各種原料を販売の都度所定量
排出する、前方に突出した筒状の吐出口7をそれぞれ形
成している。この吐出口7内に前端部を嵌挿したスクリ
ューフィーダ10の回転軸11の後端をこの原料箱4の
下端部後端面から奥行側に突出しており、回転軸11の
後端に嵌着したカップリング12を介し、棚6の後端部
に支持した電動機13で回転駆動される駆動軸14前端
に回転軸11の後端を着脱自在に連結している。また吐
出口7の下には、この吐出口7から販売の都度所定量落
下排出される原料をこの吐出口7の下の、原料と湯など
とを撹拌し飲料を調理製造する撹拌装置15内に導く漏
斗状のシュータ16を設けており、このシュータ16お
よび撹拌装置15はいずれも棚6の前端に支持してい
る。その他の構成は前記した従来例と同一である。
【0047】前述の構成において、この発明のカップ式
自動販売機の原料補給装置を備えたカップ式自動販売機
は、カップ式自動販売機としての販売動作は前記した従
来例と同一であるが、原料補給装置は、中の原料が販売
の都度消費されて検出装置29,29Aが原料箱28
A,28B,28C内の原料が切れたことを検出した際
には、搬送装置33A,33B,33C,33D,33
E,33F,33Gが起動し、格納部37A,37B,
37C,37D,37E,37F,37Gに保持具32
若しくは保持棚52を介し上下に等間隔に配列して、若
しくは縦に積み重ねて着脱自在に保持した包31A,3
1B,31Cがそれぞれ前記間隔分移動し、この包31
A,31B,31Cの中の一つが所定の位置に移動す
る。すると、この移動の途中若しくは移動後に、包31
A,31B,31Cをその切断開封方向に移動する、搬
送装置33A,33B,33C,33D,33Eが兼ね
る移動装置39A,39B,39C,39D,39Eお
よび、移動装置39Fで切断開封方向に移動する包31
A,31B,31Cが、その前端部若しくは底部を切断
刃38A,38B,38Cで切断して開封され、包31
Aがその前端部を投入口30Aから原料箱28A内に丁
度突っ込んでその後端を後側の保持具32に支持されて
ぶら下がったり、包31B,31Cが、所定の位置であ
る、投入口30A,30B,30Cの、上方位置若しく
は内部に保持具32,保持棚52,摺動台44,移動装
置39Fなどに支持されたりした状態で、包31A,3
1B,31C内に密封されていた原料がその自重で原料
箱28A,28B,28C内に落下排出してこの原料箱
28A,28B,28C内に自動的に補給される。その
ため、包31A,31B,31C内に密封して長期間保
存できる原料の、この原料の保存期間内に機体3内で消
費される量を、開封後原料が劣化する迄の期間内に機体
3内で消費される原料の分量に多くとも分けて複数の包
31A,31B,31C内に原料を密封し、機体3内に
貯蔵して置くことにより、原料が切れた都度原料を原料
箱28A,28B,28C内に一包31A,31B,3
1C分ずつ補給できる。また、原料が原料箱28A,2
8B,28Cに投入補給されて空になった空包41A,
41B,41Cは、空包41Aがその後端をベルト36
A若しくは支持体43に保持具32を介して保持されな
がら搬送装置33Aの後側若しくは上方あるいは前方に
順次移動し、また空包41B,41Cが空包収納容器5
1内に収納されるが、包31A,31B,31C内に密
閉された原料が全て原料箱28A,28B,28C内に
補給されて無くなった際は、空になった包31A,31
B,31Cである空包41A,41B,41Cの代り
に、原料が密封された新しい包31A,31B,31C
を容易に格納部37A,37B,37C,37D,37
E,37F内に格納できる。したがって、カップ式自動
販売機の設置場所まで原料補給担当者が行って行う原料
補給の時期は、機体3内の包31A,31B,31C内
に密封された原料が原料箱28A,28B,28C内に
補給されて無くなったときでよく、従来のように開封後
の原料の保存期間に合せる必要はない。それで、密封さ
れた原料の保存期間若しくは、原料箱4内に貯蔵され
る、開封後の劣化の遅い原料の開封後の保存期間に合せ
て、原料箱4内への原料の補給と同時に原料箱28A,
28B,28C内に原料を補給することになる。そのた
め、原料補給担当者がカップ式自動販売機設置場所まで
行って行う、原料の補給回数は従来より大幅に削減され
るとともに、開封後の劣化の速い原料が保存期限を過ぎ
て劣化し、原料箱4内に残存して風味,味などの悪い不
良飲料が販売されたり、原料が劣化して無駄になった
り、原料箱4内の原料が切れて販売不能になったりする
ことがなくなる。
【0048】なお、図7に示す、この発明の第7の実施
例では、回動体67,回動軸68および電磁石69で構
成した空包収納容器51内の空包41Cを圧縮する圧縮
装置70を備えており、原料が原料箱28Cに投入補給
され空になった空包41Cが空包収納容器51内に収納
される。すると、電磁石69が励磁されて回動する回動
体67が空包収納容器51内に入り込み、空包収納容器
51内の空包41Cが空包収納容器51内前面に押し付
けられて圧縮される。これにより、同じ数量の空包41
をより小さい内容積の空包収納容器51内に収容できる
ので、限られた機体3内の空間を有効活用できるととも
に、空包収納容器51から空包41Cが溢れて機体3内
に散乱したり空包41C内に残存する原料が周囲に飛散
したりすることを防止できる。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、販売の都度内部で調
理製造しカップなどの容器に入れて販売する飲料の粉末
状若しくは粒状の各種原料をそれぞれ貯蔵する、機体内
に配設された原料箱内の前記原料が切れたか否かの、前
記原料箱内の前記原料の有無を検出する検出装置と、前
記原料箱内の前記原料が切れた際に前記原料箱内に補給
する補給用の前記原料が密封された包を格納する格納部
に格納された前記包を一個ずつ所定の位置に搬送する搬
送装置と、この搬送装置で前記位置に搬送された前記包
を開封する開封装置とを具備したので、検出装置が原料
箱内の原料が無いことを検出した際、包内に密封された
原料を包から落下排出させ投入口を通し若しくは直接原
料箱内に投入できる。
【0050】また、上記に加え、原料箱が、原料が投入
され上面に開口する投入口が上端部に形成された原料箱
であって、所定の位置が前記投入口の上方位置であるも
のとしたので、検出装置が原料箱内の原料が無いことを
検出した際、包内に密封された原料を包から落下排出さ
せ投入口を通して原料箱内に投入できる。
【0051】また、上記に加え、搬送装置が、一定の間
隔で輪状若しくは直線状に一列に配列して格納部に格納
された複数の包を保持しながら前記配列方向に前記間隔
ずつ搬送する搬送装置であるものとしたので、長期間保
存できる包内に密封された原料の、この密封された原料
の保存期間内に機体内で消費される量をこの機体内に貯
蔵でき、原料箱内の原料切れの都度包を一つずつ所定の
位置に順次搬送できる。
【0052】また、上記に加え、搬送装置が、複数の包
を縦に積み重ねて格納する格納部と、この格納部に格納
された前記包を最下位から順に一個ずつ所定の位置に押
し出す押出機構若しくは落下排出する排出機構とを構成
要素とする搬送装置であるものとしたので、長期間保存
できる包内に密封された原料の、この密封された原料の
保存期間内に機体内で消費される量を機体内に貯蔵で
き、原料箱内の原料切れの都度前記包を一つずつ所定の
位置に順次搬送できる。
【0053】また、上記に加え、搬送装置が、補給用の
原料が密封された包の一端を挟むクリップ状の保持具若
しくは両端それぞれをそれぞれ挟む一対のクリップ状の
保持具を介して前記包を着脱自在に保持する搬送装置で
あるものとしたので、原料が原料箱に投入補給されて空
になった包である空包と、原料が密封された新しい包と
を容易に交換して搬送装置に保持できる。
【0054】また、上記に加え、開封装置の包開封と同
時に開きかつこの包内原料の原料箱内投入完了と同時に
閉じる、投入口を覆う自動開閉式の蓋を備えたので、こ
の蓋で原料箱内の原料が機体内の空気にさらされて湿気
で固化したり劣化を速めたりすることを防止できる。
【0055】また、上記に加え、搬送装置および開封装
置が原料箱内に配設されるものとしたので、検出装置が
原料箱内の原料が無いことを検出した際、包内の原料を
原料箱内に直に投入補給でき、限られた機体内の空間の
有効活用が図れるとともに、通常高温高湿になりがち
な、機体内の空気に包が直接さらされて、包内の原料が
変質したり劣化を速めたりすることを防止できる。
【0056】また、上記に加え、開封装置が、搬送装置
で所定の位置に搬送された包を切断開封する切断刃と、
この切断刃若しくは包をこの包の切断開封方向に移動す
る移動装置とを備えた開封装置であるものとしたので、
移動装置が切断刃と包とをこの包の切断開封方向に相対
的に移動させることができ、包を切断刃で切断開封でき
る。
【0057】また、上記に加え、搬送装置が移動装置を
兼ねるものとしたので、搬送装置により搬送されて包が
移動する過程で包を開封装置で開封でき、原料補給装置
を簡素かつ安価に構成できる。
【0058】また、上記に加え、切断刃が、駆動部で回
転駆動される円盤状の切断刃であるものとしたので、駆
動部で回転駆動される切断刃で包の一部を切断して包を
開封することができる。
【0059】また、上記に加え、円盤状の切断刃を回転
駆動する駆動部が搬送装置の駆動部を兼ねるものとした
ので、同一駆動部で切断刃および搬送装置を駆動でき、
原料補給装置を簡素かつ安価に構成できる。
【0060】また、上記に加え、駆動部が、正逆転制御
される一台の直流電動機を動力源とする駆動部であるも
のとしたので、あるときは切断刃を、またあるときは搬
送装置を正逆転駆動でき、原料補給装置を簡素かつ安価
に構成できる。
【0061】また、上記に加え、包が、容器数杯分の飲
料の補給用原料が密封された包であるものとしたので、
味,香の優れたおいしい飲料を何時も販売できる。
【0062】また、上記に加え、開封装置で開封され中
の補給用原料が原料箱内に補給されて空になった包であ
る空包を収納する空包収納容器を備えるものとしたの
で、空包が機体内に散乱したり空包内に残存する原料が
周囲に飛散したりすることを防止でき、機体内を清潔に
保つことができる。
【0063】また、上記に加え、空包収納容器内の空包
を圧縮する圧縮装置を備えるものとしたので、同じ数量
の空包をより小さい内容積の空包収納容器内に収容でき
るので、限られた機体内の空間を有効活用でき、かつ空
包収納容器から空包が溢れて機体内に散乱したり空包内
に残存する原料が周囲に飛散したりすることを防止でき
る。
【0064】また、上記に加え、検出装置が圧電気を利
用した圧電式の検出装置であるものとしたので、原料箱
内の原料の残量を正確に把握できる。
【0065】その結果、カップ式自動販売機設置場所ま
で行って原料補給担当者が行っていた、機体内を汚しが
ちな手間がかかっる、原料の補給作業の回数を、原料箱
への原料、特に開封後劣化が速い原料の補給を手間を掛
けずにかつ空包を空包収納容器に効率的に収納して機体
内を汚さずに原料箱内に自動的に投入補給して、従来よ
り大幅に削減でるとともに、保存期限を過ぎて劣化した
原料が原料箱内に残存して風味,味などの悪い不良飲料
が販売されたり、原料が劣化して無駄になったり、原料
箱内の原料切れにより飲料の販売が不能になったりする
ことがなくなって飲料販売量の増大を図ることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のカップ式自動販売機
の原料補給装置を含むカップ式自動販売機の内部構成を
示し、(A)はケースの前面開口を覆う扉を開いた状態
の正面図,(B)は(A)の原料箱および原料補給装置
の構成を示す部分縦断面要部右側面拡大図
【図2】この発明の第2の実施例のカップ式自動販売機
の原料補給装置の構成を示す部分縦断面要部右側面図
【図3】この発明の第3の実施例のカップ式自動販売機
の原料補給装置の構成を示し、(A)は部分縦断面要部
右側面図,(B)は(A)の平面図
【図4】この発明の第4の実施例のカップ式自動販売機
の原料補給装置の構成を示す部分縦断面要部右側面図
【図5】この発明の第5の実施例のカップ式自動販売機
の原料補給装置の構成を示し、(A)が前方斜右上から
見た要部斜視図,(B)が(A)の原料補給装置を備え
たカップ式自動販売機の内部構成を示す、ケースの前面
開口を覆う扉を開いた状態の要部正面縮小図
【図6】この発明の第6の実施例のカップ式自動販売機
の原料補給装置の構成を示す、前方斜右上から見た要部
斜視図
【図7】この発明の第7の実施例のカップ式自動販売機
の原料補強装置の構成を示す、前方斜右上から見た要部
斜視図、
【図8】図6の要部右側面拡大図
【図9】図6および図7の原料補給装置を備えたカップ
式自動販売機の内部構成を示す、ケースの前面開口を覆
う扉を開いた状態の要部正面縮小図
【図10】従来のカップ式自動販売機の、原料補給装置
を含む内部構成を示し、(A)はケースの前面開口を覆
う扉を開いた状態の正面図,(B)は(A)の原料箱の
構成を示す部分縦断面要部右側面拡大図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 機体 4 原料箱 5 背板 6 棚 7 吐出口 8 投入口 9 蓋 9A 蓋 10 スクリューフィーダ 11 回転軸 12 カップリング 13 電動機 14 駆動軸 15 撹拌装置 16 シュータ 17 容器 18 カップ供給装置 19 カップシュータ 20 カップ受け台 21 取出口 22 温水タンク 23 温水バルブ 24 ホース 25 飲料排出口 26 飲料ホース 27 飲料ノズル 28A 原料箱 28B 原料箱 28C 原料箱 29 検出装置 29A 検出装置 30A 投入口 30B 投入口 30C 投入口 31A 包 31B 包 31C 包 32 保持具 33A 搬送装置 33B 搬送装置 33C 搬送装置 33D 搬送装置 33E 搬送装置 33F 搬送装置 33G 搬送装置 34A 回転軸 34B 回転軸 34C 回転軸 34D 回転軸 34E 回転軸 34F 回転軸 34G 回転軸 35A プーリ 35B プーリ 35C プーリ 35F プーリ 35G プーリ 36A ベルト 36B ベルト 36E ベルト 36F ベルト 36G ベルト 37A 格納部 37B 格納部 37C 格納部 37D 格納部 37E 格納部 37F 格納部 37G 格納部 38A 切断刃 38B 切断刃 38C 切断刃 39A 移動装置 39B 移動装置 39C 移動装置 39D 移動装置 39E 移動装置 39F 移動装置 40A 開封装置 40B 開封装置 40C 開封装置 40D 開封装置 40E 開封装置 40F 開封装置 41A 空包 41B 空包 41C 空包 42 電動機 42A 電動機 43 支持体 44 摺動台 44A 摺動台 45 摺動子 46 貫通孔 47 押出機構 48 支柱 49 回動体 49A 回動体 50 連通孔 51 空包収納容器 52 保持棚 53 直流電動機 54 駆動部 55A マイクロスイッチ 55B マイクロスイッチ 55C マイクロスイッチ 56 当接片 57 規制片 58 回動軸 59 回動板 60 回動腕 61 電磁石 62 可動鉄心 63 回動軸 64 コイルばね 65 ストッパ 66 排出機構 67 回動体 68 回動軸 69 電磁石 70 圧縮装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 守 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 池田 吉弥 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売の都度機体内で調理製造した飲料をカ
    ップなどの容器に入れて販売するカップ式自動販売機で
    あって、前記飲料の粉末状若しくは粒状の各種原料をそ
    れぞれ貯蔵する原料箱を前記機体内に備え、この原料箱
    内の前記原料が販売の都度所定量取り出されて前記原料
    箱内の前記原料が切れた際に前記原料箱内に前記原料を
    補給するカップ式自動販売機の原料補給装置において、
    前記原料箱内の前記原料の有無を検出する検出装置と、
    この検出装置が前記原料箱内の前記原料が切れたことを
    検出した際、補給用の前記原料が密封された包を格納す
    る格納部に格納された前記包を一個ずつ所定の位置に搬
    送する搬送装置と、この搬送装置で前記位置に搬送され
    た前記包を開封する開封装置とを具備したことを特徴と
    するカップ式自動販売機の原料補給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップ式自動販売機の原料
    補給装置において、原料箱が、原料が投入され上面に開
    口する投入口が上端部に形成された原料箱であって、所
    定の位置が前記投入口の上方位置であるカップ式自動販
    売機の原料補給装置。
  3. 【請求項3】請求項1および請求項2記載のカップ式自
    動販売機の原料補給装置において、搬送装置が、一定の
    間隔で輪状若しくは直線状に一列に配列して格納部に格
    納された複数の包を保持しながら前記配列方向に前記間
    隔ずつ搬送する搬送装置であるカップ式自動販売機の原
    料補給装置。
  4. 【請求項4】請求項1および請求項2記載のカップ式自
    動販売機の原料補給装置において、搬送装置が、複数の
    包を縦に積み重ねて格納する格納部と、この格納部に格
    納された前記包を最下位から順に一個ずつ所定の位置に
    押し出す押出機構若しくは落下排出する排出機構とを構
    成要素とする搬送装置であるカップ式自動販売機の原料
    補給装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3記載のカップ式自
    動販売機の原料補給装置において、搬送装置が、補給用
    の原料が密封された包の一端を挟むクリップ状の保持具
    若しくは両端それぞれをそれぞれ挟む一対のクリップ状
    の保持具を介して前記包を着脱自在に保持する搬送装置
    であるカップ式自動販売機の原料補給装置。
  6. 【請求項6】請求項2ないし請求項5記載のカップ式自
    動販売機の原料補給装置において、開封装置の包開封と
    同時に開きかつこの包内原料の原料箱内投入完了と同時
    に閉じる、投入口を覆う自動開閉式の蓋を備えたカップ
    式自動販売機の原料補給装置。
  7. 【請求項7】請求項1および請求項3ないし5記載のカ
    ップ式自動販売機の原料補給装置において、搬送装置お
    よび開封装置が原料箱内に配設されたカップ式自動販売
    機の原料補給装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7記載のカップ式自
    動販売機の原料補給装置において、開封装置が、搬送装
    置で所定の位置に搬送された包を切断開封する切断刃
    と、この切断刃若しくは包をこの包の切断開封方向に移
    動する移動装置とを備えた開封装置であるカップ式自動
    販売機の原料補給装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のカップ式自動販売機の原料
    補給装置において、搬送装置が移動装置を兼ねるカップ
    式自動販売機の原料補給装置。
  10. 【請求項10】請求項8および請求項9記載のカップ式
    自動販売機の原料補給装置において、切断刃が、駆動部
    で回転駆動される円盤状の切断刃であるカップ式自動販
    売機の原料補給装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のカップ式自動販売機の
    原料補給装置において、駆動部が搬送装置の駆動部を兼
    ねるカップ式自動販売機の原料補給装置。
  12. 【請求項12】請求項10および請求項11記載のカッ
    プ式自動販売機の原料補給装置において、駆動部が、正
    逆転制御される一台の直流電動機を動力源とする駆動部
    であるカップ式自動販売機の原料補給装置。
  13. 【請求項13】請求項1ないし請求項12記載のカップ
    式自動販売機の原料補給装置において、包が、容器数杯
    分の飲料の補給用原料が密封された包であるカップ式自
    動販売機の原料補給装置。
  14. 【請求項14】請求項1ないし請求項13記載のカップ
    式自動販売機の原料補給装置において、開封装置で開封
    され中の補給用原料が原料箱内に補給されて空になった
    包である空包を収納する空包収納容器を備えたカップ式
    自動販売機の原料補給装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載のカップ式自動販売機の
    原料補給装置において、空包収納容器内の空包を圧縮す
    る圧縮装置を備えたカップ式自動販売機の原料補給装
    置。
  16. 【請求項16】請求項1ないし請求項15記載のカップ
    式自動販売機の原料補給装置において、検出装置が圧電
    気を利用した圧電式の検出装置であるカップ式自動販売
    機の原料補給装置。
JP4004242A 1991-06-13 1992-01-14 カップ式自動販売機の原料補給装置 Pending JPH05166062A (ja)

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KR92002892A KR0121865B1 (en) 1991-06-13 1992-02-25 Material supply apparatus for cup-type automatic vending machine

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JP14150091 1991-06-13
JP3-265129 1991-10-15
JP26512991 1991-10-15
JP3-141500 1991-10-15

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108335417A (zh) * 2017-12-29 2018-07-27 张飞龙 一种具有食品加工装置的自动售卖机
CN108460916A (zh) * 2017-12-29 2018-08-28 张飞龙 一种具有包装开启装置的自动售卖机
CN116715240A (zh) * 2023-08-14 2023-09-08 江苏优华达环保材料科技有限公司 一种农产品废料回收生产活性炭的设备及制备方法

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CN108460916B (zh) * 2017-12-29 2024-05-28 张飞龙 一种具有包装开启装置的自动售卖机
CN108335417B (zh) * 2017-12-29 2024-05-28 张飞龙 一种具有食品加工装置的自动售卖机
CN116715240A (zh) * 2023-08-14 2023-09-08 江苏优华达环保材料科技有限公司 一种农产品废料回收生产活性炭的设备及制备方法
CN116715240B (zh) * 2023-08-14 2024-05-31 江苏优华达环保材料科技有限公司 一种农产品废料回收生产活性炭的设备及制备方法

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