JPH0617589B2 - 掘削機の制御装置 - Google Patents

掘削機の制御装置

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JPH0617589B2
JPH0617589B2 JP24899686A JP24899686A JPH0617589B2 JP H0617589 B2 JPH0617589 B2 JP H0617589B2 JP 24899686 A JP24899686 A JP 24899686A JP 24899686 A JP24899686 A JP 24899686A JP H0617589 B2 JPH0617589 B2 JP H0617589B2
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弥祐 小斉
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
    • E02F3/43Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations
    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like
    • E02F3/438Memorising movements for repetition, e.g. play-back capability

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、掘削機の制御装置に係り、とくにルーチンワ
ークとして掘削作業等を行う場合に好適な掘削機の制御
装置に関する。
〔従来の技術〕 一般に、ブルドーザ等を用いて作業を行う場合にあって
は、例えば同じ経路を走行して所定深さ(高さ)の掘削
等を繰返して行いたいとする状況がしばしば生じてい
る。
この内、同じ深さの掘削等を繰返して行う場合には、そ
の多くはオペレータの勘に頼ってコントロールレバーが
操作されている。また、特に正確な掘削を期する場合に
は、例えばレーザビームを用いるという手法が採られて
いる。この手法では、ブルドーザの所定距離隔てた前方
にレーザビーム発生器を水平に配設し、このレーザビー
ム発生器から出力されるレーザビームをブルドーザの排
土板の所定位置に装着されたレーザビーム検出器にて検
出し、この検出データに基づいてオペレータがコントロ
ールレバーを手動操作していた。
一方、同じ経路を繰返して走行させるというルーチンワ
ークに対しても、その殆んどが毎回手動操作によって行
われていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述した従来技術にあっては、その多く
が手動操作によっているため、試行錯誤的に掘削作業等
が行われ、正確な掘削が困難なばかりか、例えば同じ経
路を走行して所定高さの掘削等を繰返して行う場合に
は、とくに操作が煩わしくその能率が低下し、強いては
作業能率全体を著しく低下せしめるという状況にあっ
た。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる従来技術の有する状況に鑑みなされた
もので、所望の掘削位置及び掘削高さを予め設定し、そ
の掘削位置に到達すると予め設定した掘削高さとなるよ
うアームの角度を自動的に制御するとともに、学習走行
後には学習した走行路を自動走行させ、これによって操
作を簡単化させるとともに作業能率のより一層の向上を
図ることのできる掘削機の制御装置を提供することを、
その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明では、任意の基準面から走行開始前にお
けるブルドーザ等の車体の基準固定点までの車体高さを
設定するための初期高さ設定器と、この初期高さ設定器
で与えられた車体高さの走行時における変化を所定タイ
ミング毎に演算し該演算値に基づいて前記基準面から当
該ブルドーザ等による掘削点までの掘削高さを演算する
掘削高さ演算機構とを備え、所望の掘削位置及びその掘
削高さを予め設定するための掘削データ設定器と、当該
ブルドーザ等の走行位置を演算しつつ該演算値が前記掘
削位置の設定値近傍に達した場合には、前記掘削高さに
対応する設定データを出力せしめる掘削データ処理機構
とを備え、この掘削データ処理機構と前記掘削高さ演算
機構とから出力されるデータに基づいて前記掘削高さが
前記設定値に等しくなるよう掘削用のアームの角度を自
動的に制御せしめるアーム角度制御機構とを備えるとと
もに、セットモード及びリセットモードを有するモード
設定器と、このモード設定器が「セットモード」の場合
には当該ブルドーザ等の学習走行時における所定タイミ
ング毎の走行位置及び速度を記憶し、且つ、「リセット
モード」の場合には当該記憶情報に基づいて前記学習走
行を再現せしめるよう走行を制御する自動走行制御機構
とを備える等の構成とし、これによって前記目的を達成
しようとするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第9図に基づい
て説明する。本実施例はブルドーザについて実施した場
合を示す。
第1図において、12は初期高さ設定器を示し、14は
掘削高さ演算機構を示し、更に16は掘削高さ表示器を
示す。初期高さ設定器12は、ブルドーザ18(第2図
参照)の運転席の所定位置に設けられており、オペレー
タは初期高さ設定器12を介して走行開始前に任意の車
体高さH(初期値)を掘削高さ演算機構14に与える
ことができるようになっている。この車体高さHは、
本実施例では、或る任意の基準面Sとブルドーザ18
の車体の一部としてのキャタピラ18Aの重心(基準固
定点)Oとの間の走行開始前の高さとして設定される
(第7図参照)。ここで、基準面Sを地表面とすれ
ば、H=D(D:第7図参照)となり、固定値とす
ることができる。
また、前記掘削高さ演算機構14は、第1図の如く、第
1の演算器20を有しており、この第1の演算器20の
入力側に、傾斜角検出器22,キャタピラ回転数検出器
24,アーム角度検出器26が装備され構成されてい
る。この内、第1の演算器20は、機能的には、ブルド
ーザ18の走行距離を所定タイミング毎に演算する走行
距離演算部20Aと、当該ブルドーザ18による掘削面
(作業面)の高さを演算する主演算部20Bとにより構
成されている。
前記キャタピラ回転数検出器24は、キャタピラ18A
の回転数を検出しこれに対応した回転数信号T(n=
1,2,3,…;以下同じ)を前記走行距離演算部20
Aに出力する機能を有しており、キャタピラ18Aを駆
動する駆動系に装備されている。このため、走行距離演
算部20Aでは、入力する回転数信号Tに基づいて所
定タイミング毎の走行距離ΔLを演算しこれに対応す
る信号を前記主演算部20Bに出力する。
ここで、前記キャタピラ回転数検出器24と走行距離演
算部20Aとによって、走行距離検出手段28が構成さ
れている。
前記傾斜角度検出器22は、ブルドーザ18の所定位置
に装備されている。傾斜角検出器22は、第2図に示す
ように、キャタピラ18Aの重心Oを介して前部の中心
点Cと後部の中心点Cとを通る直線E〔車両の走行
(前後)方向〕が、重心Oを通る水平線Mとの間に成す
角度θを検出し、この検出値に対応する電気信号を所
定タイミング毎に主演算部20Bに出力する機能を有し
ている。ここで、C,C間の流さを2Bとする。ま
たOC(=OC)=Bとする。
前記アーム角度検出器26は、ブルドーザ18の排土板
18Cに至るアーム18B(第2図参照)の所定位置に
配設されている。アーム角度検出器26は、前記直線E
とアーム18Bの延設方向Qとが成す角度αを検出
し、これに対応する電気信号を主演算部20Bへ所定タ
イミング毎に出力する機能を有している。
ここで、本実施例では、上記延設方向Qの予め定めた掘
削に対応する点を掘削点Pとし、この掘削点Pを通る水
平面を掘削面Rとする。またPC間の長さをAとす
る。
更に、前記主演算部20Bは、機能的には第3図に示す
ように、入力する傾斜角信号θ,走行距離信号Δ
,アーム角度信号α,及び車体高さ初期値H
基づいて、前記基準面Sから掘削点Pまでの掘削高さ
を演算する第1ないし第4の演算手段20Bない
し20Bによって構成されている。
具体的には、第1の演算手段20Bは、傾斜角信号θ
と走行距離信号ΔLとに基づいてキャタピラ18A
の重心Oの高さ変化分ΔH及びその積分値Hを演算
するようになっている。第2の演算手段20Bは、第
1の演算手段20Bの演算結果及び車体高さ初期値H
に基づいてある基準面Sからの重心Oまでの車体高
さHの演算を担い、第3の演算手段20Bは、傾斜角
信号θ及びアーム角度信号αに基づいて、後述する
PC間の垂直成分H及びOC間の垂直成分H
(第8図参照)の演算を担うようになっている。更
に、第4の演算手段20Bは、第2,第3の演算手段
20B,20Bの演算結果に基づいて、掘削高さH
を演算し、この結果を前記掘削高さ表示器16に出力
するという構成になっている。
また、掘削高さ表示器16では、主演算部20Bでの最
終的な演算結果Hが数値で表示されるようになってい
る。この表示は、ブルドーザ18の走行に伴って逐一そ
の内容が更新され表示される。
また、本実施例は、第1図に示す如く、ブルドーザ18
の運転席に設けられた掘削データ設定器30と、この掘
削データ設定器30で予め設定されたデータを処理し制
御する掘削データ処理機構32とを備えている。この
内、掘削データ設定器30は、所望の掘削位置(X
)における所望の掘削高さHSETを設定できるよう
構成されており、これらのデータに対する信号を掘削デ
ータ処理機構32に出力する。
前記掘削データ処理機構32は、第2の演算器34を有
しており、この第2の演算器34の入力側に方位検出器
36,初期位置設定器38とが装備され構成されるとと
もに、前記走行距離検出手段28の出力信号ΔLも入
力するようになっている。そして、この内、方位検出器
36は本実施例ではジャイロにより構成されており、ブ
ルドーザ18の方位信号φを所定タイミング毎に出力
する。また、初期位置設定器38は、走行開始前の位置
(X,Y)を設定でき、これに対応する信号を出力
するようになっている。
前記第2の演算器34は、機能的には、第4図に示す如
く、位置演算手段34Aとデータ比較制御手段34Bと
により構成されている。この内、位置演算手段34A
は、後述するように、前記方位信号φ,走行距離信号
ΔL,及び処理位置信号(X,Y)とに基づいて
走行時におけるブルドーザ18の現在位置(X
)を演算し、これに対応する信号をデータ比較制御
手段34Bに出力するようになっている。また、データ
比較制御手段34Bは、位置信号(X,Y)と、掘
削データ設定器30から出力される位置信号(X,Y
)とを比較するとともに、(X,Y)が(X
)の所定近傍に達した場合にのみ、前記所望の掘削
高さHSETを出力するようになっている。
更に、本実施例では、第1図に示すように、前記掘削高
さ演算機構14及び掘削データ処理機構32とブルドー
ザ18のアーム18Bとの間に、アーム角度制御機構4
0が装備されている。このアーム角度制御機構40は、
前記掘削高さ演算機構14と掘削データ処理機構32と
の出力データH,HSETを入力信号とする指令アーム
角度演算器42を備えており、この演算器42の出力側
に加算器44,サーボアンプ46,モータ48,及び油
圧駆動手段50を縦続装備して構成されている。この
内、加算器44の一方の入力端には、前記アーム角度信
号αが印加されるようになっている。また、モータ4
8には図示しない切換手段によって切り換られ、手動操
作用の手動操作信号が入力するようになっている。更
に、油圧駆動手段50は、モータ48によって回転され
る油圧ポンプとこれに連結されたシリンダ等により構成
され、このシリンダが前記アーム18Bを間接的に上下
駆動せしめるようになっている。
また、前記指令アーム角度演算器42は、ここでは、 α=K∫(HSET−H)dt(K:定数)の式によ
って、指令アーム角度α〔Deg/Sec・M〕を演算
し、これを加算器44に出力する(但し、HSET=0の
とき、α=0とする)。加算器44では、αとα
とを加算し、この差信号をサーボアンプ46に出力す
る。サーボアンプ46は入力する信号を増幅しモータ4
8を回転駆動せしめる。このため、モータ48の回転に
付勢され、油圧駆動手段50が作動し、これによって角
度信号αとαが等しくなるようアーム18Bが制御
されるようになっている。即ち、H=HSETとなるよ
うアーム18Bの角度αが制御される。
更に、本実施例では、第1図に示すように、前記掘削高
さ演算機構14と掘削データ処理機構32とに、同じル
ートの走行を何度も繰り返して作業を行う場合を考慮し
て、自動走行制御機構52が併設されている。具体的に
は、自動走行制御機構52は、第3の演算器54と、ス
テアリングコントローラ56,及び速度コントローラ5
8とにより構成されている。また、自動走行制御機構5
2の入力側には、オペレータが切換可能な「セットモー
ド」と「リセットモード」を有し、これらに対応したカ
セット信号S又はリセット信号RSを出力するモード設
定器60が装備されている。
前記第3の演算器54は、機能的には、第5図に示すよ
うに位置演算手段54Aと、この位置演算手段54Aの
出力データを記憶するメモリ手段54Bと、このメモリ
手段の記憶情報に基づいて前記ステアリングコントロー
ラ56にステアリング制御信号を出力し且つ前記速度コ
ントローラ58に速度制御信号を適宜出力する走行制御
手段54Cとにより構成されている。そして、前述のセ
ット,リセット信号S,RSは前記各手段54A,54
B,54Cに各々作用し、その動作切換が行われるよう
になっている。
前記位置演算手段54Aは、「セットモード」,即ち学
習走行時にあっては、前記方位信号φ,初期位置信号
(X,Y),及び走行距離信号ΔLを入力し、こ
れらのデータに基づき前記掘削データ処理機構32の位
置演算手段34Aと同様に、ブルドーザ18の走行位置
(X,Y)及びこの位置情報から速度を演算する。
そして、この演算値をメモリ手段54Bに入力し格納す
る。反対に、「リセットモード」時にあっては、走行制
御手段54Cが作動し、前記メモリ手段54Bの記憶情
報に基づいて学習走行時の走行を再現するようにステア
リング制御信号及び速度制御信号を出力する。この場
合、ステアリング制御信号は、第6図に示すように、学
習走行時に記憶した(X,Y)及び(X,Y
点と、現在位置(X,Y)との三点及びブルドーザ18
の方位信号φにより算出されるようになっている。即
ち、ブルドーザ18の方位が、φ−θになるようス
テアリング制御信号が形成される。
このため、上述のようにして形成された制御信号によっ
て作動するステアリングコントローラ56,速度コント
ローラ58は、ブルドーザ18のステアリング62,ア
クセル64を各々制御する。従って、「セットモード」
時に学習した走行が、「リセットモード」時には自動走
行として再現されることになる。ここで、ステアリング
62,アクセル64は、必要に応じて手動にても操作で
きる構成になっている。
ところで、前述した第1,第2,第3の演算器20,3
4,54及び指令アーム角度演算器42は、ハードウエ
アとしては、各々CPU(中央処理装置)及び各種のメ
モリ等を有して成るマイクロ・コンピュータによって構
成されている。このため、前述した各種の演算,制御等
は、予め格納されるプログラムの内容に基づいて行われ
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、掘削高さHを測定する場合につき第7,8図に
基づいて説明する。
いま、ブルドーザ18が第7図中のに示す初期状態に
おいて、車体高さ初期値Hが与えられた後、矢印Xの
方向に走行しながら掘削作業を行うとする。この場合、
第1の演算器20は所定の微小タイミングΔt毎に前述
した各検出器22,24,26から検出データを取り込
む。そして、Δtが(n−1)回繰り返された(n−
1)・Δt後のブルドーザ18の位置が第7図中のに
示す状態(以下、「(n−1)回目の状態」という)と
なり、その次のn・Δt後の位置が同図中のに示す状
態(以下、「n回目の状態」という)となったとする。
この(n−1)回目の状態とn回目の状態との間の走行
距離ΔLはキャタピラ回転数Tから走行距離検出手
段28において演算され、その結果は第1の演算手段2
0Bに出力される。また、(n−1)回目の状態にお
ける傾斜角度はθn-1であるから、(n−1)回目から
n回目の状態へ移行する間の重心O点の高さ変化分ΔH
は、一般式として、 ΔH=ΔLsinθn-1 ……(1) で示される。この高さ変化分を1回目からn回目までを
積分とすると、 H=ΔH+ΔH+…+ΔH ……(2) となり、これらのΔH及びHは第1の演算手段20
によって演算される。また、ある基準面Sからn
回目の状態の重心Oまでの高さHは、 H=H+H ……(3) となり、これが第2の演算手段20Bによって演算さ
れる。
更に、n回目の状態におけるキャタピラ18Aとアーム
18Bの位置関係は、第8図に示されている。この第8
図において、 H=Asin(α−θ) ……(4) H=sinθ ……(5) の関係があり、これらが第3の演算手段20Bによっ
て演算される。従って、いま演算しようとしている掘削
高さHは、 H=H+H−H となり、第(2)ないし(5)式を使って、 H=H+Hn-1+ΔH+Bsinθ −Asin(α−θ) ……(6) 但し、Hn-1=ΔH+ΔH+…+ΔHn-1 とする。この第(6)式によれば、Hの値は既知であ
り、他の値は検出データを基に算出されることから、H
の値が第4の演算手段20Bによって直ちに求めら
れ、この値が掘削高さ表示器16において表示される。
次に、掘削データ処理機構32及び自動走行制御機構5
2における位置演算手段34A及び54Aの演算動作に
ついて説明する。
(n−1)回目の状態とn回目の状態との位置関係は、
第9図に示すようになっているとする。この第9図にお
いて、(n−1)回目とn回目との状態間のX,Y成分
の各々の変化分は、 ΔX=ΔL′・sinφ ……(7) ΔY=ΔL′・cosφ ……(8) となる。ここで、 ΔL′=ΔLcosθn-1 である(第7図参照)。従って、求めようとするブルド
ーザ18の位置(X,Y)は、 X=X+ΔX+ΔX+…+ΔX……(9) Y=Y+ΔY+ΔY+…+ΔY……(10) となり、位置演算手段34A,54Aは第(9)(10)式に
基づいて所定タイミング毎に演算を行いその結果を出力
する。
次に、全体の作用を説明する。
まず、オペレータは、モード設定器60を「セットモー
ド」とする。これによって学習走行をさせることができ
る。また、オペレータは、掘削作業開始前(走行前)に
初期高さ設定器12から任意の車体高さHを指定する
とともに、掘削データ設定器30から所望の掘削位置
(X,Y)及びその掘削高さHSETを、また初期位
置設定器38から初期位置(X,Y)を指令する。
そして、走行を開始すると、掘削データ処理機構32で
は前述の如くブルドーザ18の現在走行位置(X,Y
)が演算される。
この(X,Y)が(X,Y)の所定近傍に到達
しない間は、掘削データ処理機構32からHSETは出力
されない。この間、前述の如く、掘削高さ演算機構14
によって掘削高さHがオペレータの操作したアーム角
度αに基づいて演算され、掘削高さ表示器16で表示
される。しかし、アーム角度制御機構40に対しては、
の入力のみであってHSETの入力がないため、指令
アーム角度演算器42は指令アーム角度α=0とす
る。このため、アーム18Bの角度は一定のまま、目的
地(X,Y)へ向かうこととなる。
そして、現在走行位置(X,Y)が目的地(X
)の所定近傍域に達すると、前述のように掘削デー
タ処理機構32からHSETが出力される。このため、ア
ーム角度制御機構40によって、H=HSETとなるよ
うにアーム角度αが前述の如く制御される。この結
果、目的地(X,Y)において所望の掘削高さH
SETが自動的にセットされる。また、その時の掘削高さ
(=HSET)が掘削高さ表示器16で表示され、こ
れを目視で確認できる。
このように、事前に掘削データを設定しておくことによ
って、オペレータが走行位置を別手段で測定し確認しな
がら目的地へ到達し、掘削高さをセットするときの煩し
さが省かれ、操作が著しく簡単化されることとなる。
なお、上述の場合において、掘削データを予め設定しな
い場合には、単に掘削高さHのみが表示されることと
なる。
一方、上述の学習走行においては、オペレータが手動で
運転した場合の行路及びその速度が逐一、自動走行制御
機構52の位置演算手段54Aによって前述の如く演算
され、メモリ手段54Bに記憶される。
次に、モード設定器60を「リセットモード」にして、
走行開始すると、この場合には自動走行となる。つま
り、自動走行制御機構52のメモリ手段54Bに記憶さ
れているデータに基づいて走行制御手段54Cが作動
し、前述した如くステアリングコントローラ56,速度
コントローラ58に信号を送り、学習走行時の走行を再
現することとなる。この場合、掘削データ設定器30の
設定内容をクリアにしていなければ、自動走行によって
目的地(X,Y)に到達した後、所望の掘削高さH
SETに対するアーム角度設定が自動的に行われることと
なる。また、実際の掘削高さHも逐一表示されてい
る。このように制御が行われるため、例えば同じ行路を
辿ってルーチンワークを何度も繰り返すような場合、上
述の自動走行を実施させることによって著しい操作能率
向上となる。勿論、自動走行を必要としない場合には、
常に「リセットモード」にしておけばよい。
以上のように、本実施例では、まず手動掘削の場合には
所定タイミング毎に掘削高さが測定され表示されるた
め、オペレータはその表示値を目視することによって掘
削高さを確認でき、より正確な掘削を行うことができ
る。また、本実施例では、掘削データを予約設定するこ
とができるのみならず、学習走行後には自動走行をもさ
せることができることから、一層の操作性の改善及び作
業能率の向上を図ることができる。更に、手動掘削及び
自動掘削を適宜組み合わせて作業を行うこともできる。
また、装置全体をブルドーザと一体に装備できることか
ら、従来例のレーザビームを使う場合のように車体外に
測定用機器等を配設するという煩しさが解消されるとと
もに、使用距離範囲を長く設定でき、全体として作業能
率が著しく向上することとなる。更に、適当な走行距離
毎に車体高さ初期値Hの設定を繰り返して行うことに
より、ブルドーザを操作したまま連続的に使用すること
ができる。
なお、上述した実施例において、掘削データ設定器30
に対するデータ設定の手法として、複数の位置(X
)におけるHSET(m)(m=1,2,3,…)を
指定してもよいし、また所定の区域に分割して指定して
もよい。更に、走行位置(X,Y)の関数として、
例えば HSET=K・(X−X) (ただしX≧X) HSET=K (ただしX<X) によって指定してもよく(ここで、K,K,X
定数)、この場合には、第10図のような傾斜面を有す
る掘削高さを指定できる。
また、方位信号φはステアリング62から直接とる構
成としてもよい。
更に、本発明は必ずしもブルドーザに限定されることな
く、ブルドーザと同等の機能を備えた掘削機装置であれ
ば、例えばパワーショベル等の如く、手前に引き上げる
動作のアームを備えたものに対しても同様に実施可能な
ものである。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成され機能するため、これによ
ると、所望の掘削位置及びその掘削高さを予め設定する
ことができ、その掘削位置に到達すると設定した掘削高
さになるようブルドーザのアーム角度が自動的に制御さ
れることから、操作が容易となり、また、同じ経路を何
回も繰り返して掘削等を行わせる場合には、学習走行を
させ、これ以降は学習走行時の走行を再現するよう自動
走行させることができ、これらによって操作が著しく簡
単化され、操作能率及び作業能率を大幅に向上させるこ
とができという従来にない優れた掘削機の制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
ブルドーザの各部の位置関係を示す説明図、第3図は第
1図中の主演算部を示す機能ブロック図、第4図は第1
図中の第2の演算器を示す機能ブロック図、第5図は第
1図中の第3の演算器を示す機能ブロック図、第6図は
自動走行時の演算処理の一例を示す説明図、第7図は走
行時におけるキャタピラの重心の高さ変化を示す説明
図、第8図は掘削高さHの高さ関係を示す説明図、第
9図は第2及び第3の演算器による位置演算処理の一例
を示す説明図、第10図は掘削データの与え方のその他
の例を示す説明図である。 12……初期高さ設定器、14……掘削高さ演算機構、
16……掘削高さ表示器、18……ブルドーザ、18A
……車体の一部としてのキャタピラ、18B……アー
ム、30……掘削データ設定器、32……掘削データ処
理機構、40……アーム角度制御機構、52……自動走
行制御機構、60……モード設定器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の基準面から走行開始前におけるブル
    ドーザ等の車体の基準固定点までの車体高さを設定する
    ための初期高さ設定器と、この初期高さ設定器で与えら
    れた車体高さの走行時における変化を所定タイミング毎
    に演算し該演算値に基づいて前記基準面から当該ブルド
    ーザ等による掘削点までの掘削高さを演算する掘削高さ
    演算機構とを備え、 所望の掘削位置及びその掘削高さを予め設定するための
    掘削データ設定器と、当該ブルドーザ等の走行位置を演
    算しつつ該演算値が前記掘削位置の設定値近傍に達した
    場合には、前記掘削高さに対応する設定データを出力せ
    しめる掘削データ処理機構とを備え、 この掘削データ処理機構と前記掘削高さ演算機構とから
    出力されるデータに基づいて前記掘削高さが前記設定値
    に等しくなるよう掘削用のアームの角度を自動的に制御
    せしめるアーム角度制御機構とを備えるとともに、 セットモード及びリセットモードを有するモード設定器
    と、このモード設定器が「セットモード」の場合には当
    該ブルドーザ等の学習走行時における所定タイミング毎
    の走行位置及び速度を記憶し、且つ、「リセットモー
    ド」の場合には当該記憶情報に基づいて前記学習走行を
    再現せしめるよう走行を制御する自動走行制御機構とを
    備えたことを特徴とする掘削機の制御装置。
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