JPH06175746A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH06175746A
JPH06175746A JP4324515A JP32451592A JPH06175746A JP H06175746 A JPH06175746 A JP H06175746A JP 4324515 A JP4324515 A JP 4324515A JP 32451592 A JP32451592 A JP 32451592A JP H06175746 A JPH06175746 A JP H06175746A
Authority
JP
Japan
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battery
return
saving
restoration
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Pending
Application number
JP4324515A
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English (en)
Inventor
Kenichi Saito
賢一 斎藤
Yoshihiro Fujigami
義弘 藤上
Koichi Nakatani
公一 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の復帰情報退避先を有する情報処理装置
を提供することを目的とする。 【構成】 復帰情報退避処理要求手段100は、ユーザ
による電源スイッチ断101等により、復帰情報退避処
理手段200に起動をかける。復帰情報退避処理手段2
00は、復帰情報退避先設定手段201により、内蔵メ
モリ204へ退避するのか、補助記憶装置205に退避
するのかにより、セレクタ203を切り替える。また、
内蔵メモリ204、補助記憶装置205に複数の復帰情
報退避エリアを用意し、セレクタ203によって切り替
え、退避することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源投入時またはユー
ザによる状態復帰要求で、以前使用していた状態に復帰
する機能(以下、略してレジューム機能と記す)のため
の復帰情報を電源断時またはユーザによる退避処理要求
により、退避する機能を有するパーソナルコンピュータ
などの情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図2および図3を用いて2
例説明する。上記レジューム機能を実現するために、パ
ーソナルコンピュータなどの情報処理装置の多くで採用
されている、第1の従来技術に係る方法は、復帰情報
(主記憶、表示メモリなどの内容、I/Oステータスお
よびCPUステータス等のシステム状態の情報などであ
り、これを略して復帰情報と記す)のうち、I/Oステ
ータスおよびCPUステータス等のシステム状態の情報
を主記憶および本体内のメモリの空き領域に退避し、主
記憶や表示メモリなどの内容と共にバッテリーバックア
ップするものであった。そして、ユーザが選択できるの
は上記レジューム機能を使用するか否かの二者択一であ
った。
【0003】図2は従来、一般的に用いられているレジ
ューム機能の概要を示したものである。復帰情報退避要
求処理手段100は、電源スイッチ断時またはユーザに
よる退避処理要求コマンドにより復帰情報の退避開始を
復帰情報退避処理手段200に要求する。上記要求を受
け、復帰情報退避処理手段200はユーザにより、レジ
ュームON/OFFスイッチ201がどのように設定さ
れているかを調べ、ONの場合は切り替えスイッチ20
3を内部メモリ204側に切り替え、復帰情報202を
退避する。復帰情報退避後処理手段300は、上記復帰
情報退避処理終了時に電源を切る等の処理を行なう。
【0004】また、状態復帰要求処理手段400は、電
源スイッチ投入時またはユーザによる状態復帰要求コマ
ンドにより、前回あるいはそれ以前に退避処理を行なっ
た直前の状態に復帰することを状態復帰処理手段500
に要求する。状態復帰処理手段500は、上記要求を受
け内蔵メモリ204から復帰情報202を読みだし、C
PUのレジスタ等に値を設定するなどの復帰処理を行
う。状態復帰後処理手段600は、ユーザの入力待ち等
の後処理を行なう。
【0005】第2の従来技術としては、特開平2−69
812号公報に記載のように上記復帰情報のすべてを主
記憶や本体内蔵のメモリではなく、補助記憶装置に退避
するものがある。図3はその概要を示したものである。
復帰情報退避要求処理手段100、復帰情報退避後処理
手段300、状態復帰要求手段400、状態復帰後処理
手段600は上記従来例と同様な働きをする。本従来例
では復帰情報退避手段200において、復帰情報202
をバッテリーバックアップ不要な補助記憶装置205に
退避している。また、状態復帰処理手段500において
復帰情報202をバッテリーバックアップ不要な補助記
憶装置205から読みだし、上記復帰情報202のう
ち、I/OステータスおよびCPUステータス等のシス
テム状態の情報を各レジスタに格納し、主記憶、表示メ
モリなどメモリのデータを各メモリに転送する。状態復
帰処理終了後、状態復帰後処理手段600はユーザの入
力待ち等の後処理を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1の従
来技術では本体内に復帰情報を退避・記憶してバッテリ
ーバックアップしている際に他人が使用する可能性もあ
り、多人数で1台の機器を使用するという点において考
慮がされていない。そのため、本人の知らない間に他人
に使用されたり、退避しておいた復帰情報を失ってしま
うという問題があった。
【0007】また、本体内に復帰情報を退避・記憶しバ
ッテリーバックアップしているため、長期間データを保
存するという点において考慮がされていなく、バッテリ
ー切れで退避しておいた復帰情報を失ってしまうという
問題があった。
【0008】また、第2の従来技術では補助記憶装置に
復帰情報を退避・記憶するため、バッテリーバックアッ
プの必要も無く、長期間データを保存するという点にお
いての考慮はされているが、多人数で1台の機器を使用
するという点において考慮がされていない。そのため、
前回またはそれ以前の復帰情報を読みだす際に他人が使
用する可能性もあり、個人の情報を保護できないという
問題点があった。また、第1の従来技術に比べ復帰情報
のデータ量が大きくなるため、復帰情報の転送時間が長
くなり終了時に時間がかかり使い勝手が悪くなる。さら
に、復帰情報をHDDやFDDなどの補助記憶装置に退
避するため、頻繁に復帰情報退避処理を行うとバッテリ
ーを余分に消費するといった問題点があった。
【0009】本発明では上記問題点を解決するために、
複数の復帰情報退避先を切り替えて使用することができ
る情報処理装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、使用を一時中断した時に、中断時の状態に復帰で
きる情報処理装置において、復帰時に必要な復帰情報の
退避処理要求を検知し、復帰情報の退避開始要求を出力
する復帰情報退避要求処理手段と、複数の、復帰情報を
退避する復帰情報退避先である復帰情報記憶手段と、複
数の復帰情報退避先のうち、どの復帰情報退避先に退避
させるかの指示を受付ける復帰情報退避先設定手段と、
上記退避開始要求を受けて、上記復帰情報を上記復帰情
報退避先設定手段が指示する上記復帰情報記憶手段に退
避させる復帰情報退避処理手段と、状態復帰要求を検知
し、復帰情報の復帰要求を出力する状態復帰要求処理手
段と、上記状態復帰要求を受けて、上記復帰情報退避先
設定手段が指示する上記復帰情報記憶手段から復帰情報
を読みだす状態復帰処理手段とを有することとしたもの
である。
【0011】
【作用】使用を一時中断した時に、中断時の状態に復帰
できる情報処理装置において、復帰情報退避要求処理手
段は、復帰時に必要な復帰情報の退避処理要求を検知
し、復帰情報の退避開始要求を出力する。復帰情報退避
先設定手段は、複数の復帰情報退避先のうち、どの復帰
情報退避先に退避させるかの指示を受付ける。復帰情報
退避処理手段は、上記退避開始要求を受けて、上記復帰
情報を上記復帰情報退避先設定手段が指示する上記復帰
情報記憶手段に退避させる。状態復帰要求処理手段は、
状態復帰要求を検知し、復帰情報の復帰要求を出力す
る。状態復帰処理手段は、上記状態復帰要求を受けて、
上記復帰情報退避先設定手段が指示する上記復帰情報記
憶手段から復帰情報を読みだす。
【0012】この結果、複数の復帰情報退避先を切り替
えて使用することができる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1を用いて説明する。
これは復帰情報退避先の設定を可能にした実施例の概略
図である。
【0014】図1において、復帰情報退避処理要求手段
100は、ユーザによる電源スイッチ断101、バッテ
リー切れにより復帰情報の退避開始要求102またはユ
ーザによる退避処理要求コマンドの発効103により、
復帰情報退避処理手段200に起動をかける。
【0015】復帰情報退避処理手段200は、復帰情報
退避先設定手段201により、内蔵メモリ204へ退避
するのか、補助記憶装置(HDD,FDD,メモリIC
カードなど)205に退避するのかにより、セレクタ2
03を切り替える。内蔵メモリ204に退避する場合、
復帰情報202のうちCPU、I/Oなどのレジスタの
情報は内蔵メモリ204に転送し、主記憶、表示メモリ
と一緒にバッテリーバックアップすることにより復帰情
報202の保存を行う。
【0016】ここで、補助記憶装置205に復帰情報2
02を転送し、保存する場合にはCPU、I/Oなどの
ステータスレジスタの情報以外にも主記憶、表示メモリ
等の揮発性メモリの内容を転送する。
【0017】また、内蔵メモリ204、補助記憶装置2
05に複数の復帰情報退避エリアを用意し、セレクタ2
03によって切り替え、退避することもできる。
【0018】この時、不要となった復帰情報202はそ
の復帰情報の退避エリアに新しい復帰情報202を上書
きすることにより消去でき、不要な復帰情報で内蔵メモ
リ204、補助記憶装置205を無駄に使うということ
を防止する。
【0019】また、退避エリアに空きがない場合には、
日付データにより最古のものから消去するなどの優先順
位を持たせることもできる。
【0020】ここで、セレクタ203は単に復帰情報2
02の退避エリアを切り替える退避先切り換え手段であ
って、ハード的に退避先を切り替えてもよいし、ソフト
的に、ファイル名などで復帰情報202を区別する方法
をとることもできる。この時、万一退避先を指定してい
なくても、システムが予めデフォルトとして退避先の情
報を保持することもできる。
【0021】退避後処理手段300は、上記復帰情報退
避処理手段200の実行終了後、電源の遮断等の後処理
を行う。状態復帰要求手段400は、電源スイッチ投入
時またはユーザによる状態復帰要求コマンドにより復帰
情報を読み込み、前回あるいはそれ以前に退避処理を行
なった直前の状態に復帰することを要求する。
【0022】状態復帰処理手段500は、上記要求を受
けバックアップしている復帰情報202を読みだし、C
PUのレジスタ等に値を設定する。上記状態復帰処理手
段500に設けた復帰情報読み出し先設定手段501
は、内蔵メモリ204から読みだすのか補助記憶装置2
05から読みだすのかにより、セレクタ203を切り替
える。
【0023】内蔵メモリ204から読みだす場合、復帰
情報202の内、CPU、I/Oなどのステータスレジ
スタの情報を内蔵メモリ204より読み出し、主記憶、
表示メモリはバッテリーバックアップしておいたデータ
を使う。
【0024】補助記憶装置205から読みだす場合、復
帰情報202のすべてを補助記憶装置205から読み出
し、主記憶、表示メモリ、CPU及びI/Oなどの各種
レジスタにデータを転送して状態復帰を行う。また、H
DD等の大容量の補助記憶装置205に複数の退避エリ
アを有し、複数の復帰情報202を退避している場合に
は、上記復帰情報読み出し先設定手段501によってど
の退避エリアから復帰情報202を読み出すかを選択
し、セレクタ203を切り替える。
【0025】この時、復帰情報読み出し先の情報は状態
復帰時に、手入力で行っても良い。また、復帰情報退避
時あるいはそれ以前の情報に設定しておいても良い。
【0026】状態復帰後処理手段600は、電源ON状
態601、RESET602等の処理を行いユーザの入
力待ち等の後処理を行なう。
【0027】本実施例によれば、復帰情報の退避先を切
り替えることが可能であり、内蔵メモリへの退避と、補
助記憶装置への退避とを切り替えて使用することによ
り、両者の長所を生かしたレジューム機能を実現でき
る。内蔵メモリへの退避は比較的短期間のレジュームに
有効であり、補助記憶装置への退避は、長期間のレジュ
ームに有効である。また、補助記憶装置への退避は、多
数の情報処理機器が存在している中でどの情報処理機器
を用いても前回、あるいはそれ以前の自分の作業の続き
ができるという効果がある。例えば、1〜2日程度また
は数時間のデータの退避には手軽に退避、復帰可能な内
蔵メモリに退避を行う。また、一人で多数の機器を使用
できる環境、例えば会社と自宅に同一の情報処理機器が
存在する場合、取り外し可能な補助記憶装置(FDD、
メモリICカードなど)に退避することにより、仕事の
続きを行うことができる。
【0028】本発明の他の実施例を図4を用いて説明す
る。これはレジューム中の内蔵メモリのバッテリーバッ
クアップを停止するモードを設けた実施例の概略図であ
る。図4において、上記復帰情報退避処理手段200の
内、復帰情報退避先設定手段201、セレクタ203、
内蔵メモリ204、補助記憶装置205は、前述の実施
例と同様の動作をする。これに上記復帰情報退避処理手
段200の一つとして新たにバッテリーバックアップ停
止手段212を設ける。
【0029】バッテリーバックアップ停止手段212
は、復帰情報202の退避先を補助記憶装置205に設
定した際に、電源断後、情報処理機器内のメインメモ
リ、表示メモリなどの内蔵メモリ204のバッテリーバ
ックアップ手段211を停止するため、スイッチ213
を遮断する。これにより、レジューム時に不要な電力の
消費を防止するため、本体内蔵のバッテリーの使用時間
を延ばすことができる。
【0030】本発明の他の実施例を図5を用いて説明す
る。これはローバッテリー検知、警告モード、復帰情報
自動退避モードを設けた実施例の概略図である。
【0031】図5において、上記復帰情報退避処理手段
200の復帰情報退避先設定手段201、セレクタ20
3、内蔵メモリ204、補助記憶装置205、内蔵メモ
リバッテリーバックアップ手段211、バッテリーバッ
クアップ停止手段212、スイッチ213は、前述の実
施例と同様の動作をする。
【0032】これに上記復帰情報退避処理手段200の
一つとして新たにローバッテリー検知手段221、ロー
バッテリー警告手段222、ローバッテリー自動退避手
段223を設ける。
【0033】ローバッテリー検知手段221は、情報処
理装置本体のバッテリーの残容量の低下を検知し、ロー
バッテリー警告手段222においてバッテリー切れの予
告を行う。また、退避処理終了後でレジューム中にバッ
テリーの残容量の低下を検知した場合でも、バッテリー
切れの警告をする。
【0034】ローバッテリー自動退避手段223は、上
記ローバッテリー検知手段221とローバッテリー警告
手段222によりバッテリー切れの警告を行ったにもか
かわらずユーザがバッテリーの交換、充電などの対処を
しなかった場合には、復帰情報退避要求処理手段100
が内蔵メモリ204に退避した復帰情報202を、補助
記憶装置205または本体またはメモリICカ−ドなど
の不揮発性記憶装置に転送し復帰情報202が喪失する
ことを防止する。
【0035】本発明の他の実施例を図6を用いて説明す
る。これは、本体内に複数のバッテリーを有する(メイ
ンバッテリー、サブバッテリーを含む)情報処理装置
に、バッテリーパックチェックモードを設けた実施例の
概略図である。
【0036】図6において、復帰情報退避要求処理手段
100と上記復帰情報退避処理手段200の内、復帰情
報退避先設定手段201、セレクタ203、内蔵メモリ
204、補助記憶装置205、内蔵メモリバッテリーバ
ックアップ手段211、バッテリーバックアップ停止手
段212、スイッチ213、ローバッテリー検知手段2
21、ローバッテリー警告手段222、ローバッテリー
自動退避手段223は、前述の実施例と同様の動作をす
る。
【0037】バッテリー着脱状態監視手段233は、一
つのバッテリー(バッテリー1 231、またはバッテ
リー2 232)を外したことを検知し(例えばバッテ
リーの交換等の作業を行うとき)、ローバッテリー検知
手段221を起動する。また、復帰情報退避処理後に一
つのバッテリーを外した場合でも、上記ローバッテリー
自動退避手段223を起動し、内蔵メモリ204に退避
した上記復帰情報を補助記憶装置205または不揮発性
記憶装置に転送するので、復帰情報202の喪失を防止
する。
【0038】本発明の他の実施例を図7を用いて説明す
る。これは、パスワード付きレジュームモードを実現す
るための状態復帰処理手段500を示したものである。
上記状態復帰処理手段500に情報保護手段510を設
ける。
【0039】パスワード付きレジュームモードを選択し
ない場合は、状態復帰処理時に復帰情報読み出し先設定
手段201により、複数の復帰情報退避先(内蔵メモリ
204、補助記憶装置205)から復帰情報の読み出す
記憶装置を選択し、セレクタ203を切り替えて、復帰
情報202を読み出す。
【0040】復帰情報読み出し先の設定は、復帰情報の
退避時でもレジュームモード設定時でも状態復帰時でも
よい。
【0041】パスワード付きレジュームモードを選択し
た場合には、復帰情報202にパスワードの情報512
が付加され退避される。この時、上記パスワードの入力
は復帰情報退避時でもパスワード付きレジュームモード
の選択時でもよい。
【0042】状態復帰処理中に情報保護手段510は、
復帰情報202に付加されたパスワード512を読み出
し、ユーザにパスワード入力要求513を行なう。ユー
ザのパスワード入力513が終わると比較手段(確認手
段)511において、入力されたパスワードと復帰情報
内のパスワードの比較を行ない正しければ状態復帰処理
を行なう。
【0043】本実施例により、複数の人数で機器を使用
しているときでも、個人の復帰情報を保護することが可
能となる。
【0044】本発明の他の実施例を図8を用いて説明す
る。これは、上記各モードをどのように組み合わせて使
用するかを、メニューあるいはコマンド入力等の形でレ
ジュームモード選択手段において受付、メニュー選択処
理(選択処理手段)700において設定する。モード記
憶手段701は、上記メニュー選択処理で選ばれた退避
処理のモードを記憶する。
【0045】これによりユーザが毎回、環境設定を行う
といった作業を減少させられる効果がある。
【0046】本発明の他の実施例を図9を用いて説明す
る。図9は本発明を用いた情報処理装置の外観図であ
る。
【0047】図中の1000はディスプレイである。1
001は情報処理装置本体である。1002はEEPR
OMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いた
メモリICカ−ドAである。1003もEEPROMや
フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いたメモリ
ICカ−ドBである。1004はFDDである。100
5もFDDである。1006はキ−ボ−ドである。10
07はメモリICカ−ドの接続口である。
【0048】使用者以外の人が情報処理装置1001を
使用したい場合には、使用者はメモリICカ−ドA10
02に今までの作業状態(復帰情報)を格納する。そし
て、別の使用者はメモリICカ−ドB1003を情報処
理装置1001のメモリICカ−ド接続口1007に挿
入する。再び、前の使用者が情報処理装置1001を使
用したいときには、現在の使用者はメモリICカ−ドB
1003に今までの作業状態(復帰情報)を格納する。
そして、前の使用者がメモリICカ−ドA1002から
バックアップしていた作業状態(復帰情報)を、情報処
理装置1001に復帰する。
【0049】このようにして、1台の情報処理装置10
01を複数の使用者で使用する場合でも、レジュ−ムが
可能である。
【0050】以上のような実施例によれば、以下の効果
がある。
【0051】復帰情報退避先の設定ができるので、内蔵
メモリへの退避と補助記憶装置への退避とを切り替えて
使用することができる。そのため、比較的短期間のレジ
ュームには内蔵メモリへの退避、長期間のレジュームに
は補助記憶装置への退避とを、切り替えて使用できる。
【0052】またHDD等の外部記憶装置を頻繁に使う
必要が無くなるのでバッテリーの長寿命化が可能にな
る。
【0053】また、脱着式の補助記憶装置への退避によ
り、多数の同一の情報処理機器が存在している中でどの
情報処理機器を用いても前回、あるいはそれ以前の自分
の作業の続きができるという効果がある。
【0054】すなわち、ICカードにより、復帰情報の
やり取りができる機器の間では、補助記憶装置を利用す
ることにより、例えば別々の場所に設置された機器の間
で作業の継続を可能にし、ユーザの使い勝手が向上す
る。
【0055】また、通信により、復帰情報のやり取りが
できる機器の間では、通信装置を利用することにより、
例えば別々の場所に設置された機器の間で作業の継続を
可能にし、ユーザの使い勝手が向上する。
【0056】また、補助記憶装置に復帰情報を退避する
ときに、内蔵メモリのバッテリーバックアップを停止す
るため、レジューム時に不要な電力の消費を防止し本体
内蔵のバッテリーの使用時間を延ばす効果がある。
【0057】ローバッテリー検知、警告モード、復帰情
報自動退避モードを設けた事により、情報処理装置本体
のバッテリーの残容量の低下を検知し、バッテリー切れ
の予告を行い、退避処理終了後でも、レジューム中にバ
ッテリーの残容量の低下を検知した場合でもバッテリー
切れの警告をし、バッテリー切れの警告を行ったにもか
かわらずユーザが何の対処もしなかった場合には内蔵メ
モリに退避した復帰情報を補助記憶装置または本体に内
蔵している不揮発性記憶装置に転送するようにし、復帰
情報の消失を防止する効果がある。
【0058】情報処理装置にバッテリーパックチェック
モードを設けた事により、バッテリー着脱状態を監視で
きる。そのため、復帰情報退避後にバッテリーパックを
外した場合でも、内蔵メモリに退避した復帰情報を補助
記憶装置または不揮発性記憶装置に転送できるので、復
帰情報の喪失を防止できる効果がある。
【0059】パスワード付きレジュームモードを設けた
ことにより、復帰情報を退避した本人以外には復帰でき
ないよう情報の保護ができるという効果がある。
【0060】メニューあるいはコマンド入力等で上記復
帰情報退避処理手段の選択を可能にしたことにより、ユ
ーザ自身で使い易い環境に設定できるという効果があ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、複数の復帰情報退避先
を切り替えて使用することができる情報処理装置を提供
できる。
【0062】こうすると、ユーザの利用方法に合わせ
て、例えば、レジューム期間の長短に合わせてすぐ使用
を再開するときと翌日利用するときとで別の復帰情報退
避先が選択できる。
【0063】すなわち、すぐに再開する予定のときは、
復帰情報の転送がすぐにできるRAMを用いた復帰方法
を採用し、しばらく使わないときは転送時間が長くかか
ってもその間に他人が利用できる外部記憶装置を用いた
復帰方法を採用するというように使用者の好みにあわせ
て複数の復帰方法が選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】復帰情報の退避先を切り替えることを可能とし
た実施例のブロック図。
【図2】復帰情報を情報処理機器内蔵メモリに退避する
従来例のブロック図。
【図3】復帰情報を補助記憶装置に退避する従来例のブ
ロック図。
【図4】レジューム中に情報処理機器内蔵メモリのバッ
テリーバックアップを停止するモードを設けた実施例の
ブロック図。
【図5】ローバッテリー状態を検知し、警告するモード
を設け、ローバッテリー時には、自動的に復帰情報を補
助記憶装置に退避する実施例のブロック図。
【図6】本体内に複数のバッテリーを有する情報処理装
置に、バッテリーパックチェックモードを設けた実施例
のブロック図。
【図7】パスワード付きレジュームモードを可能とした
実施例のブロック図。
【図8】各モードを切り替えるためのモード設定の説明
図。
【図9】本発明を用いた情報処理装置の外観図。
【符号の説明】
100…復帰情報退避要求処理手段、101…電源スイ
ッチオフ、102…ローバッテリー検知信号発生、10
3…復帰情報退避要求コマンド発効(ユーザ)、200
…復帰情報退避処理手段、201…復帰情報退避先設定
手段、202…復帰情報、203…切り替えスイッチ、
204…内蔵メモリ、205…補助記憶装置、211…
内蔵メモリバッテリーバックアップ手段、212…バッ
テリーバックアップ停止手段、213…バッテリーバッ
クアップスイッチ、221…ローバッテリー検知手段、
222…ローバッテリー警告手段、223…ローバッテ
リー自動退避手段、231…バッテリー1、232…バ
ッテリー2、233…バッテリー着脱状態監視手段、3
00…復帰情報退避後処理手段、301…電源オフ、3
02…リセット、400…状態復帰要求処理手段、40
1…電源スイッチオン、403…状態復帰要求コマンド
発生(ユーザ)、500…情状対復帰処理手段、511
…情報保護手段、512…比較手段、513…復帰情報
のパスワード、514…パスワード入力、600…状態
復帰後処理手段、601…電源オン、602…リセッ
ト、700…メニュー選択処理、701…モード記憶手
段、1000…ディスプレイ、1001…情報処理機器
本体、1002…EEPROMやフラッシュメモリなど
の不揮発性メモリを用いたメモリカ−ド、1003…E
EPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを
用いたメモリカ−ド、1004…FDD、1005…F
DD、1006…キ−ボ−ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/26 12/00 531 M 8526−5B 12/16 340 Q 7629−5B (72)発明者 中谷 公一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用を一時中断した時に、中断時の状態に
    復帰できる情報処理装置であって、 復帰時に必要な復帰情報の退避処理要求を検知し、復帰
    情報の退避開始要求を出力する復帰情報退避要求処理手
    段と、 複数の、復帰情報を退避する復帰情報退避先である復帰
    情報記憶手段と、 複数の復帰情報退避先のうち、どの復帰情報退避先に退
    避させるかの指示を受付ける復帰情報退避先設定手段
    と、 上記退避開始要求を受けて、上記復帰情報を上記復帰情
    報退避先設定手段が指示する上記復帰情報記憶手段に退
    避させる復帰情報退避処理手段と、 状態復帰要求を検知し、復帰情報の復帰要求を出力する
    状態復帰要求処理手段と、 上記状態復帰要求を受けて、上記復帰情報退避先設定手
    段が指示する上記復帰情報記憶手段から復帰情報を読み
    だす状態復帰処理手段とを有することを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、 上記復帰情報記憶手段は、着脱可能な記憶媒体を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の情報処理装置にお
    いて、 他の機器との通信手段を有し、 上記復帰情報退避先として、上記他の機器を含むことを
    特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の情報処理装置
    において、 バッテリーでバックアップされる回路と、 上記復帰情報退避先である補助記憶装置と、 上記回路をバッテリーでバックアップすることを停止す
    るバッテリーバックアップ停止手段とを有し、 上記補助記憶装置が退避先として設定されたときは、退
    避処理が終了後、上記バッテリーバックアップ停止手段
    により、バッテリーでバックアップすることを停止する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2または3記載の情報処理装置
    において、 上記復帰情報退避先である、バッテリーでバックアップ
    される記憶装置と、 上記バッテリーの残容量が予め定められた値以下になっ
    たことを検知するローバッテリー検知手段と、 復帰情報をバッテリーでバックアップされる記憶装置に
    退避した後に、上記ローバッテリー検知手段によりバッ
    テリーの残容量が低下したことを検知した場合にはバッ
    テリー切れの警告を行うローバッテリー警告手段とを有
    することを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の情報処理装置において、 上記復帰情報退避先である、バッテリーでバックアップ
    される記憶装置と、 上記復帰情報退避先である、バッテリーでバックアップ
    されない記憶装置と、 上記バッテリーの残容量が予め定められた値以下になっ
    たことを検知するローバッテリー検知手段と、 上記ローバッテリー検知手段によりバッテリーの残容量
    低下を検知した時には、バッテリーでバックアップされ
    る記憶装置に退避した上記復帰情報をバッテリーでバッ
    クアップされない記憶装置に転送するローバッテリー自
    動退避手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2または3記載の情報処理装置
    において、 複数のバッテリーと、 上記復帰情報退避先である、バッテリーでバックアップ
    される記憶装置と、 上記復帰情報退避先である、バッテリーでバックアップ
    されない記憶装置と、 一つのバッテリーを外したことを検知するバッテリー着
    脱状態監視手段と、 上記バッテリー着脱状態監視手段により一つのバッテリ
    ーを外したことを検知した時に、バッテリーでバックア
    ップされる記憶装置に退避した上記復帰情報をバッテリ
    ーでバックアップされない記憶装置に転送するローバッ
    テリー自動退避手段とを有することを特徴とする情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】複数のバッテリーを有し、上記バッテリー
    で駆動される情報処理装置であって、 一つのバッテリーを外したことを検知するバッテリー着
    脱状態監視手段と、 一つのバッテリーを外したことを検知し、バッテリーが
    取付けられた時に必要な復帰情報の退避開始要求を出力
    する復帰情報退避要求処理手段と、 復帰情報を退避する復帰情報退避先である復帰情報記憶
    手段と、 上記退避開始要求を受けて、上記復帰情報を上記復帰情
    報記憶手段に退避させる復帰情報退避処理手段と、 状態復帰要求を検知し、復帰情報の復帰要求を出力する
    状態復帰要求処理手段と、 上記状態復帰要求を受けて、上記復帰情報記憶手段から
    復帰情報を読みだす状態復帰処理手段とを有することを
    特徴とした情報処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1から8までのいずれかに記載の情
    報処理装置において、 パスワードを受付けるパスワード入力手段と、 受付けたパスワードを確認する確認手段と、 状態復帰要求を受けた時に、上記確認手段によりパスワ
    ードが確認された場合のみ、上記復帰情報を復帰させる
    情報保護手段とを有することを特徴とする情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1、4、5、6、8および9記載
    の上記復帰情報の退避処理のうちの少なくとも2つを有
    する情報処理装置であって、 上記復帰情報の退避処理を選択する指示を受付けるレジ
    ュームモード選択手段と、 選択された退避処理を動作させる選択処理手段とを有す
    ることを特徴とした情報処理装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の情報処理装置におい
    て、 選択された退避処理を記憶する手段を有することを特徴
    とする情報処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5978922A (en) * 1996-02-29 1999-11-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Computer system having resume function
JP2020154741A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社リコー 電子機器、データ退避制御方法、およびデータ退避制御プログラム

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