JPH06174502A - 制御設備故障監視装置およびシステム - Google Patents

制御設備故障監視装置およびシステム

Info

Publication number
JPH06174502A
JPH06174502A JP4326627A JP32662792A JPH06174502A JP H06174502 A JPH06174502 A JP H06174502A JP 4326627 A JP4326627 A JP 4326627A JP 32662792 A JP32662792 A JP 32662792A JP H06174502 A JPH06174502 A JP H06174502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
unit
state
abnormality
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4326627A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kojima
透 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4326627A priority Critical patent/JPH06174502A/ja
Publication of JPH06174502A publication Critical patent/JPH06174502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 I/O基板の故障とそれに接続されている機
械動作部やセンサなどの故障とを区別できるようにし、
プラント設備に異常が発生した場合に、異常(故障)箇
所の特定が迅速にできるようにすることを目的とする。 【構成】 I/O異常判断部7が各I/O基板に異常が
ないかどうか常にチェックし、異常があると判断した場
合は、I/O情報収集部8が全てのI/O基板の信号入
出力状態を収集して記憶する。設備異常状態編集部10
ではこの情報も加味してプラント設備の異常動作を再現
し、故障抽出部12では、それと設備動作状態情報記憶
部11に記憶されている動作情報とを比較して故障箇所
を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラント設備等の故
障・異常監視を行う制御設備故障監視装置およびシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば、特開平1−205210
公報に示された従来の制御設備故障監視装置を示す構成
図である。同図において、1a〜1dはプラント設備の
機器(図示していない)に取り付けられ、油圧により機
械動作を行うアクチュエータなどの機械動作部、2a〜
2dは機械動作部1a〜1dそれぞれの動作状態を検出
するセンサ、3は動作指示を出すことにより機械動作部
1a〜1dを動作させ、センサ2a〜2dからの信号に
より機械動作部1a〜1dの動作を制御する制御部、4
は制御部3に対する操作指令を入力する入力部である。
【0003】また、5は制御部3からの情報により機械
動作部1a〜1dの動作制御状態が異常かどうかを判断
する設備異常判断部、6は異常発生時点の異常な動作に
関連した制御部3の機械動作部1a〜1dの制御状態,
センサ2a〜2dからの信号による機械動作部1a〜1
dの動作状態,入力部4よりの指示入力の状態を収集し
て記憶するための設備動作情報収集部、9は機械動作部
1a〜1dを制御動作させるための制御における制御定
数が記憶されている制御定数情報記憶部である。
【0004】一方、10aは制御定数情報記憶部9に記
憶されている制御定数などのデータと設備動作情報収集
部6に記憶されている情報とによりプラント設備の異常
動作を再現する設備異常状態編集部、11aは正常動作
時のプラント設備の動作状態が記憶してある正常動作状
態情報記憶部、12aは正常動作状態情報記憶部11a
に記憶されている正常動作情報と設備異常状態編集部1
0aで再現した異常動作とを照合し、どの動作が正常時
と異なっているかを検出し、これにより故障箇所を抽出
する故障部抽出部であるそして、13は設備異常状態編
集部10aで再現したプラント設備の異常動作と故障部
抽出部12aが抽出した故障部(異常部)を表示出力す
るためのCRT制御部、14はCRT制御部13よりの
出力を表示するCRTである。
【0005】一方、20は制御部3と機械動作部1a〜
1d,センサ2a〜2dなどとの信号(情報)の受け渡
しが行われる信号バス、21a〜21dは各機械動作部
1a〜1dと信号バス20との間に設けられるI/O基
板、22a〜22dは各センサ2a〜2dと信号バス2
0との間に設けられるI/O基板、23は入力部4と信
号バス20との間に設けられるI/O基板である。各機
械動作部1a〜1dに送られる制御部3からの制御指示
は、信号バス20を介してI/O基板21a〜21dが
受け取り、この後、それぞれの機械動作部1a〜1dに
受け渡す。また、センサ2a〜2dが得た情報は、それ
ぞれのI/O基板22a〜22dを介して信号バス20
に出力され、この信号バス20を通って制御部3に送ら
れる。
【0006】次に、この制御設備故障監視装置の動作に
ついて説明する。入力部4の入力指示とセンサ2a〜2
dからの情報により、制御部3が機械動作部1a〜1d
に対して定められた規則に則り制御動作を行っていると
き、設備異常判断部5においては制御動作の合理性を常
にチェックしている。例えば、所定の制御動作において
は、制御部3が機械動作部1a〜1dに動作指令を出
し、これにより機械動作部1a〜1dが正常に動作すれ
ば、一定時間の後にその正常な機械動作部1a〜1dの
動作に対応する情報をセンサ2a〜2dが検出し、これ
を制御部3が確認するはずである。ここで、このセンサ
2a〜2dからの信号を一定時間経っても制御部3が確
認できなかった場合、これは異常発生と判断することが
可能であり、設備異常判断部5はこのことによりプラン
ト設備の動作異常を判断する。
【0007】設備異常判断部5がプラント設備の動作が
異常と判断すると、設備動作情報収集部6は、この時点
における制御部3における機械動作部1a〜1dへ制御
出力、センサ2a〜2dからの情報、入力部4からの制
御指示状態を制御部3より全て取り込む。設備異常状態
編集部10aでは、制御定数情報記憶部9に格納されて
いる制御定数を用いて、このプラント情報集主記憶部6
が収集したデータよりこのプラント設備の異常動作状態
を仮想的に再現する。そして、故障部抽出部12aで
は、この再現された異常動作状態と、正常動作状態情報
記憶部11aに格納されている正常動作状態とを比較照
合して、センサ2a〜2dからの情報,制御部3の制御
状態,入力部4からの制御指示などの中でどれに異常が
あったのかを検出する。
【0008】この結果は、CRT制御部13に送られ、
設備異常状態編集部10aが再現した異常動作状態と共
にCRT14に表示される。以上示したように、異常が
発生した場合、機械動作部1a〜1dの制御状態やセン
サ2a〜2dからの情報など個々の動作状態について、
正常な動作状態との比較照合がなされ、異なるところを
検出するので、何処に異常(故障)が発生したのかが判
断できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来は、以上のように
構成されていたので、故障の原因が実際センサ2a〜2
dなどには全く関係の無い、I/O基板21aであった
り信号バス20であったりした場合は、CRT14に出
力される情報を確認しただけでは、それらのことの判断
がつかなかった。すなわち、I/O基板22aに故障が
あった場合、CRT14の情報により異常とされたセン
サ2aを修理もしくは交換しても、やはり異常発生とさ
れる。そして、この段階でこの異常状態がセンサ2aで
ないことが判明し、ここより初めて本当の原因調査が開
始できることになり、プラント設備の異常状態からの復
旧に非常に手間と時間がかかるという問題があった。
【0010】また、信号バス20に異常がある場合は、
全ての機械動作部1a〜1dとセンサ2a〜2dと,入
力部4からの入力状態とに異常があると判断され、本来
の異常箇所究明が非常に困難になり、復旧のために多く
の時間がかかり、大幅な稼働率の低下を引き起こすとい
う問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、I/O基板の故障とそれに接続
されている機械動作部やセンサなどの故障とを区別でき
るようにし、プラント設備に異常が発生した場合に異常
(故障)箇所の特定が迅速にできるようにすることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の制御設備故障
監視装置は、制御手段が動作部に対する制御状態と検出
手段が検出した動作部の動作状態とにより制御設備の動
作状態の異常を判断する第1の異常判断手段と、入出力
手段に所定の信号を出力しこの信号に対する応答の状態
により入出力手段の異常を判断する第2の異常判断手段
と、第1の異常判断手段が制御設備に異常が発生してい
ると判断した段階で、その時点における制御手段の動作
部に対する制御状態,検出手段が検出した動作部の動作
状態,入力手段からの制御指示の入力状態を制御手段よ
り収集する第1の状況収集手段と、第2の異常判断手段
が入出力手段に異常が発生していると判断した段階で、
その時点における入出力手段の信号の入出力状態を収集
する第2の状況収集手段と、制御手段が動作部を制御す
るときの制御定数などの情報が格納されている第1の情
報記憶手段と、制御設備の正常動作時の動作状態と入出
力手段に異常が発生しているときの制御設備の動作状態
とが記憶されている第2の情報記憶手段と、第1の状況
収集手段が収集した状態と第1の情報記憶手段に格納さ
れている情報とから異常と判断された時点における制御
手段の制御状態を再現し、この情報と第2の状況収集手
段が収集した情報とを編集することで制御設備の異常時
の動作状態を再現する異常状態編集手段と、異常状態編
集手段が再現した制御設備の異常時の動作状態と第2の
情報記憶手段に記憶されている制御設備の正常時の動作
状態とを比較し、異なる部分を故障部として抽出する故
障部抽出手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、この発明の制御設備故障監視装置
は、故障部抽出手段が故障部を抽出した時刻を、時刻情
報として与える時計を有することを特徴とする。一方、
この発明の制御設備故障監視システムは、時計部を有す
る制御設備故障監視装置を複数有し、それぞれが共通信
号伝達手段により接続され、複数の制御設備故障監視装
置の中の1つが有する時計部が、他の時計部の標準時刻
を与える標準時計であることを特徴とする。
【0014】また、この発明の制御設備故障監視システ
ムは、制御設備監視装置を複数有し、制御設備監視装置
それぞれが接続する共通信号伝達手段および専用信号伝
達手段と、専用信号伝達手段に接続され、故障部抽出手
段が故障を抽出した時刻を時刻情報として与える時計部
とを有することを特徴とする制御設備故障監視システ
ム。
【0015】
【作用】入出力手段の故障が、それが接続されている動
作部や検出部とは独立して検出される。また、故障発生
時刻が管理される。
【0016】
【実施例】
実施例1 以下、この発明の1実施例を図について説明する。図1
はこの発明の1実施例である制御設備故障監視装置の構
成を示す構成図である。同図において、7は各I/O基
板が異常動作をしているかどうかを判断するI/O異常
判断部、8はI/O基板のどれかに異常が発生した時点
で各I/O基板の入出力の状態を収集記憶するI/O情
報収集部、10は設備動作情報収集部6が収集した情報
と制御定数情報記憶部9に記憶されているデータとによ
りプラント設備の動作状態を再現し、この情報とI/O
情報収集部8よりの情報とを整理・編集して各I/O基
板の状態を含んだプラント設備の動作状態を再現する設
備異常状態編集部である。
【0017】また、11はプラント設備の正常時の動作
状態情報と、各I/O基板と信号バスとに異常が発生し
たときのプラント設備の動作状態情報とが記憶されてい
る設備動作状態情報記憶部、12は設備動作状態情報記
憶部11よりの情報と設備異常状態編集部10よりの情
報とを照合し、異常(故障)が発生している箇所を抽出
する故障部抽出部、15は故障部抽出部12に接続し時
刻を情報として提供する時計部であり、他は図4と同様
である。
【0018】次に、この実施例1の制御設備故障監視装
置の動作について説明する。プラント設備に異常が発生
した場合、設備異常判断部5は、従来と同様に、制御部
3の制御状態を監視し、異常な状態が発生しているかど
うか判断する。一方、I/O異常判断部7においては、
制御部3の制御とは別に、各I/O基板に確認信号を送
り、これらに対する返信があるかどうかにより、I/O
基板に異常が発生しているかどうかを判断する。この判
断動作は、制御部3が行っている制御動作の合間に行
う。
【0019】異常検出部5およびI/O異常判断部7は
異常があると判断すると、それぞれ設備動作情報収集部
6,I/O情報収集部8にプラント設備に異常が発生し
たことを知らせる。これにより、設備動作情報収集部6
は、センサ2a〜2dからの情報、入力部4からの操作
指示及び機械動作部1a〜1dへの制御出力の状態を制
御部3から全て取り込み記憶する。また、I/O情報収
集部8では、このときのプラント設備の制御動作状態に
おける各I/O基板の信号入出力の状態を全て取り込み
記憶する。
【0020】そして、設備異常状態編集部10では、制
御定数情報記憶部9に格納されている制御定数を用い
て、この設備動作情報収集部6に記憶されている情報よ
りプラント設備の異常状態の動作を再現する。加えて、
I/O情報収集部8に記憶されているデータにより、こ
の再現された異常動作に各I/O基板の信号入出力状態
を加え、制御などの信号の入出力状態が加味されたプラ
ント設備の異常動作状態を再現する。ここで、どのI/
O基板にも異常はなく、例えば、センサ2bに異常があ
る場合は、I/O異常判断部7は異常があるとは判断し
ないが、設備異常判断部5がこの異常を検知して異常が
あると判断する。そして、これにより設備動作情報集主
部6は動作し、設備異常状態編集部10も動作する。こ
のときは、I/O情報収集部8には何も情報がないこと
になり、設備異常状態編集部10は、従来と同様の動作
をする。
【0021】ところで、設備動作状態情報記憶部11で
は、センサ2a〜2d,入力部4,機械動作部1a〜1
dなどの正常動作時のそれに対応するセンサのON、O
FF状態,操作入力の状態,制御出力など、プラント設
備の正常時における動作状態情報が格納されている。ま
た、これにつけ加えてI/O基板21a〜21d,22
a〜22d,23の各バッファをはじめとした、各I/
O基板故障時の異常状態、及び信号バス20異常時のプ
ラント設備の動作状態が全て格納されている。
【0022】故障部抽出部12では、このデータと設備
異常状態編集部10よりのプラント設備の異常動作再現
情報とを全て比較照合する。そして、この比較照合によ
り具体的にどこに不具合があるかを抽出する。またこの
とき、異常抽出したときの時刻情報を時計部15より入
手し、異常箇所の異常発生時刻とする。この結果は、C
RT制御部13に送られ、設備異常状態編集部10より
のデータと共にCRT14に表示される。
【0023】以上説明したように、この制御設備故障監
視装置では、I/O基板の異常(故障)を専用にチェッ
クできるようにしたので、I/O基板など信号の通り道
の異常なのか、プラント設備の制御している個々の動作
部分の異常なのかが判別できる。従って、例えば、ある
センサのI/O基板が、不完全な差込み方のため接触不
良を起こしたとき、従来ではこのととをすぐに見つける
ことができず、センサを修理交換してから、本当の異常
(故障)原因を究明するという無駄なことをしなければ
ならなかった。しかし、この制御設備故障監視装置で
は、そのI/O基板に異常があることがすぐに判明する
ので、I/O基板の接触不良状態を発見することは簡単
であり、プラント設備の迅速な復旧が可能となる。
【0024】実施例2 ところで、プラント設備がより大規模になり、制御対象
の機械動作部がより多くなると、これらの制御を複数に
分けて行う方が良い場合が多い。例えば、制御を分散し
て行うことにより、一部の故障のために全てが停止して
しまうなどの状態を回避できる。このように、制御を分
散して行う場合、上記実施例で説明した制御設備故障管
理装置を、制御を分散した数だけ用意すれば可能とな
る。この場合、図1に示すCRT制御部13とCRT1
4とは共通部分となる。
【0025】図2は、この実施例2に示す複数の制御設
備故障監視装置を配置する制御設備故障監視システムの
構成を示す構成図である。同図において、31a〜31
dは制御設備故障監視装置、32a〜32bはそれぞれ
制御設備故障監視装置31a〜31dが故障監視を行う
プラント設備、33a〜33dはそれぞれプラント設備
32a〜32dを制御する制御部、34は制御設備故障
監視装置31a〜31dを接続する共通バス、35a〜
35dはそれぞれ制御設備故障監視装置31a〜31d
の時計部である。
【0026】また、36は制御設備故障監視装置31a
〜31dの検出結果を表示出力するためのCRT制御
部、37はデータ表示用CRT制御部36よりの出力に
よって検出結果を表示するCRT、38はCRT制御部
36と共通バス34とを接続するI/O基板である。こ
こで、時計部35aは標準時刻を与えるものである。な
お、制御設備故障監視装置31a〜31dは、それぞ
れ、図1の符号5〜12,15に示す部分を同様に有す
る。
【0027】次に、以上のような構成で、異常が検出さ
れた場合の時刻管理について説明する。ここでは、制御
設備故障監視装置31cで異常が検出された場合につい
て説明する。まず、制御設備故障監視装置31cで異常
が検出されたとき、時計部35cはこのときの時刻を時
刻情報として提供するが、この時計部35cが提供する
時刻情報を時刻=t1 とする。制御設備故障監視装置3
1cではこの時刻=t1 を得ると、制御設備故障監視装
置31aにある標準時計である時計部35aにアクセス
し、このときの時刻=ttpy を得る。そして同時に時計
部35cより時刻=t2 を得る。そして、標準時間に合
わせた時刻terr を以下の式1により得る。
【0028】 terr=ttpy−(t2−t1) ・・・(1)
【0029】以上のようにすることにより、各制御設備
故障監視装置31a〜31dにおいて複数箇所で異常が
検出され、標準時計である時計部35aに標準時刻情報
を得るためにアクセスが重なった場合でも、標準時計で
ある時計部35aの標準時間に合わせた時刻情報を得る
ことができる。従って、どの異常が一番初めに発生した
のかという、異常状態の1次要因の限定が可能となる。
なお、各制御設備故障監視装置31a〜31dの動作
は、実施例1と同様である。
【0030】実施例3 上記実施例では、複数の制御設備故障監視装置それぞれ
に時計回路を設けるようにしたが、時刻情報を得るため
に共通バスとは異なる専用のバスを設け、これに時計部
を接続するようにしても、正確な時刻情報を得ることが
できる。図3は、この実施例3に示す複数の制御設備故
障監視装置を配置する場合の制御設備故障監視システム
の構成を示す構成図である。同図おいて、41は時計
部、42は時計部41と各制御設備故障監視装置43a
〜34dを接続するための専用バスであり、他は図2と
同様である。
【0031】以上のように構成することにより、各制御
設備故障監視装置43a〜43dは専用バス42を通し
て、自由に時計部41から時刻情報を得ることが可能と
なる。時刻情報の読み取りのためのアクセス時間は数ク
ロックで終了し、少なくても1番初めに異常を検出した
制御設備監視装置が最初に時計部41にアクセスするた
め、場合によっては、2番目以降の異常検出時刻が数ク
ロック分待たされることはあるが、1番初めに異常を検
出した制御設備監視装置の時計部41へのアクセスは待
たされることがない。
【0032】なお、上記実施例ではプラント設備の制御
という大規模なシステムを対象として説明しているが、
この発明は制御対象の規模の大小にかかわらず広範囲の
適用が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、機械
動作部やセンサなどのI/O基板に対しても異常状態の
検出を行うようにしたので、プラント設備の制御中にお
ける不具合箇所が敏速かつ確実に検出できるようにな
り、よって設備の復旧が敏速にでき設備の稼働率向上に
大幅に貢献できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例である制御設備故障監視装
置の構成を示す構成図である。
【図2】この発明の他の実施例である複数の制御設備故
障監視装置を配置する制御設備故障監視システムの構成
を示す構成図である。
【図3】この発明の他の実施例である複数の制御設備故
障監視装置を配置する制御設備故障監視システムの構成
を示す構成図である。
【図4】従来の制御設備故障監視装置の構成を示す構成
図である。
【符号の説明】
1a〜1d 機械動作部 2a〜2d センサ 3 制御部 4 入力部 5 設備異常判断部 6 設備動作情報収集部 7 I/O異常判断部 8 I/O情報収集部 9 制御定数情報記憶部 10 設備異常状態編集部 11 設備動作状態情報記憶部 12 故障抽出部 13 CRT制御部 13 CRT 15 時計部 20 信号バス 21a〜21d,22a〜22d,23 I/O基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示を入力することにより制御動作をす
    る制御手段と、信号伝達手段,入出力手段を介して前記
    制御手段と接続し前記制御手段の制御により動作する動
    作部と、信号伝達手段,入出力手段を介して前記制御手
    段と接続し前記動作部の動作状態を検出する検出手段
    と、信号伝達手段,入出力手段を介して前記制御手段と
    接続し前記制御手段に指示などを入力する入力手段とを
    有する制御設備において、 前記制御手段の前記動作部に対する制御状態と前記検出
    手段が検出した前記動作部の動作状態とにより前記制御
    設備の動作状態の異常を判断する第1の異常判断手段
    と、 前記入出力手段に所定の信号を出力しこの信号に対する
    応答の状態により前記入出力手段の異常を判断する第2
    の異常判断手段と、 前記第1の異常判断手段が前記制御設備に異常が発生し
    ていると判断した段階で、その時点における前記制御手
    段の動作部に対する制御状態,前記検出手段が検出した
    動作部の動作状態,前記入力手段からの制御指示の入力
    状態を前記制御手段より収集する第1の状況収集手段
    と、 前記第2の異常判断手段が前記入出力手段に異常が発生
    していると判断した段階で、その時点における前記入出
    力手段の信号の入出力状態を収集する第2の状況収集手
    段と、 前記制御手段が前記動作部を制御するときの制御定数な
    どの情報が格納されている第1の情報記憶手段と、 前記制御設備の正常動作時の動作状態が記憶され、少な
    くとも前記入出力手段に異常が発生しているときの前記
    制御設備の想定できる動作状態が記憶されている第2の
    情報記憶手段と、 前記第1の状況収集手段が収集した状態と前記第1の情
    報記憶手段に格納されている情報とから異常と判断され
    た時点における前記制御手段の制御状態を再現し、この
    情報と前記第2の状況収集手段が収集した情報とを編集
    することで前記制御設備の異常時の動作状態を再現する
    異常状態編集手段と、 前記異常状態編集手段が再現した前記制御設備の異常時
    の動作状態と前記第2の情報記憶手段に記憶されている
    前記制御設備の動作状態とを比較し、異なる部分を故障
    部として抽出する故障部抽出手段とを有することを特徴
    とする制御設備故障監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御設備故障監視装置に
    おいて、 前記故障部抽出手段が故障部を抽出した時刻を、時刻情
    報として与える時計を有することを特徴とする制御設備
    故障監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の制御設備故障監視装置を
    複数有し、 それぞれが共通信号伝達手段により接続され、 1つの時計部が標準時刻を与えることを特徴とする制御
    設備故障監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制御設備監視装置を複数
    有し、 前記制御設備監視装置それぞれに接続する共通信号伝達
    手段と、 前記制御設備監視装置それぞれに接続する専用信号伝達
    手段と、 前記専用信号伝達手段に接続され前記故障部抽出手段が
    故障部を抽出した時刻を時刻情報として与える時計とを
    有することを特徴とする制御設備故障監視システム。
JP4326627A 1992-12-07 1992-12-07 制御設備故障監視装置およびシステム Pending JPH06174502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4326627A JPH06174502A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 制御設備故障監視装置およびシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4326627A JPH06174502A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 制御設備故障監視装置およびシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06174502A true JPH06174502A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18189912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4326627A Pending JPH06174502A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 制御設備故障監視装置およびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06174502A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010160540A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Jtekt Corp シーケンスコントローラーシステム
KR101409486B1 (ko) * 2012-12-05 2014-06-18 한국기계연구원 가상 센서를 갖는 상태 감시 시스템 및 상태 감시 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952306A (ja) * 1982-09-18 1984-03-26 Honda Motor Co Ltd 電子制御装置の異常判別方法
JPH01199213A (ja) * 1988-02-03 1989-08-10 Daifuku Co Ltd シーケンサーの出力系故障診断方法
JPH01205210A (ja) * 1988-02-10 1989-08-17 Mitsubishi Electric Corp 制御設備故障監視装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952306A (ja) * 1982-09-18 1984-03-26 Honda Motor Co Ltd 電子制御装置の異常判別方法
JPH01199213A (ja) * 1988-02-03 1989-08-10 Daifuku Co Ltd シーケンサーの出力系故障診断方法
JPH01205210A (ja) * 1988-02-10 1989-08-17 Mitsubishi Electric Corp 制御設備故障監視装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010160540A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Jtekt Corp シーケンスコントローラーシステム
KR101409486B1 (ko) * 2012-12-05 2014-06-18 한국기계연구원 가상 센서를 갖는 상태 감시 시스템 및 상태 감시 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6314350B1 (en) Methods and apparatus for generating maintenance messages
US7444186B2 (en) Programmable controller system
JPH06174502A (ja) 制御設備故障監視装置およびシステム
JP2007257581A (ja) 故障解析装置
JPH05260049A (ja) ネットワークシステムにおける故障管理方法
JP2000358029A (ja) 自動障害診断ネットワークシステム及びネットワークの自動障害診断方法
JPH11345003A (ja) プラント制御システム
JP2637774B2 (ja) オペレーションエキスパートシステム
KR102059575B1 (ko) 무기 체계의 bit 운용 장치 및 그 방법
JP2007115119A (ja) 監視制御装置の保守支援システム
JPH08249212A (ja) 多重化されたコンピュータシステムにおける障害監視方法
JP3346424B2 (ja) 動作監視機能付き端末装置
JP3166730B2 (ja) 交換機の自動試験装置および交換機の自動試験方法、並びに記録媒体
JPH01205210A (ja) 制御設備故障監視装置
KR20150115898A (ko) 시스템에서의 이벤트들을 분석하기 위한 방법 및 디바이스
JPH04102906A (ja) 制御設備故障監視装置
JPS5812011A (ja) 入力出力チエツク方式
JP3133704B2 (ja) 装置の組み込み方式
JP3275619B2 (ja) 列車のモニタ装置
JP2021111212A (ja) プラント監視システムおよびプラント監視方法
JPH05139392A (ja) アビオニツクス機器診断装置
JP2002269643A (ja) 店舗pos端末装置の保守システム
JPH07140206A (ja) パッケージ故障評定方式
JPH09329648A (ja) テスト仕様検証装置
JPH0730651A (ja) 診断方式