JP3166730B2 - 交換機の自動試験装置および交換機の自動試験方法、並びに記録媒体 - Google Patents

交換機の自動試験装置および交換機の自動試験方法、並びに記録媒体

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JP3166730B2
JP3166730B2 JP29132398A JP29132398A JP3166730B2 JP 3166730 B2 JP3166730 B2 JP 3166730B2 JP 29132398 A JP29132398 A JP 29132398A JP 29132398 A JP29132398 A JP 29132398A JP 3166730 B2 JP3166730 B2 JP 3166730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機の自動試験
装置および交換機の自動試験方法、並びに記録媒体に関
し、特に、障害発生時に、自動的に障害情報を収集する
ようにした交換機の自動試験装置および交換機の自動試
験方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】交換機の自動試験装置は、効率的に試験
を行う為に利用されている。従来の自動試験装置では、
試験を行う為の試験シナリオを作成してそれを検証した
後、試験対象交換機に試験シナリオに従って制御コマン
ドを送信し、結果の合否を判定し、編集、記録するとい
うものがほとんどであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動試験装置には次のような問題点があっ
た。即ち、自動試験を実施している間に、何らかの障害
が発生した場合、その障害に対する適切な処置や、障害
解析の為に必要な情報収集は、自動試験終了後、試験作
業者が手動で行う必要があり、作業時間を必要とする。
その理由は、従来の自動試験装置においては、自動試験
の結果に対する処置として、合否の判定は行うが、障害
が発生した場合に、その障害に対する処置や、障害解析
のために必要な情報収集を行わせるためのコマンドを実
行させるようには構成されていないからである。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、自動試験を行っている最中に、障害が発生
した場合、その障害に対する適切な処置や障害解析のた
めに必要な情報収集を自動的に行うことができるように
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の交換機
の自動試験装置は、電子交換機の試験を試験シナリオに
従って実行する交換機の自動試験装置であって、電子交
換機は、2つの系に二重化され、二重化同期運転を行
い、試験シナリオを構成する制御コマンドを記憶する記
憶手段と、記憶手段に記憶されている試験シナリオを構
成する制御コマンドを順次読み出し、電子交換機に順次
供給し、試験シナリオを実行する実行手段と、電子交換
機が実行手段より供給された制御コマンドを実行した結
果として出力する実行結果を示す応答メッセージを受信
する受信手段と、応答メッセージに基づいて、電子交換
機の障害の有無を検出する検出手段とを備え、実行手段
は、検出手段により電子交換機の障害が検出されたと
き、試験シナリオの実行を一時中断し、電子交換機の障
害情報を収集するための情報収集コマンドを電子交換機
に供給し、障害情報を収集するための情報収集コマンド
を記憶するコマンド記憶手段と、電子交換機の障害情報
を記憶する障害情報記憶手段と、障害発生前の系構成を
記憶する系構成記憶手段と、障害情報が記録される障害
履歴記録手段とをさらに備え、実行手段は、コマンド記
憶手段から情報収集コマンドを読み出し、電子交換機に
供給し、受信手段は、電子交換機が情報収集コマンドを
実行した結果として出力する実行結果を示す応答メッセ
ージを受信し、障害情報記憶手段に記憶させ、実行手段
は、試験シナリオを構成する制御コマンドを実行した場
合において障害が発生し、系構成が切り替えられたと
き、発生した障害の情報収集に必要な制御コマンド群を
電子交換機に転送し、系構成を系構成記憶手段に記憶さ
れている障害発生前の系構成に戻すための制御コマンド
を電子交換機に供給し、再度、試験シナリオを構成する
残りの制御コマンドを実行させ、受信手段は、電子交換
機が障害情報収集コマンドを実行した結果として出力す
る実行結果を示す応答メッセージを受信し、応答メッセ
ージに基づいて、障害履歴を障害履歴記録手段に記録す
ことを特徴とする。請求項2に記載の交換機の自動試
験方法は、電子交換機の試験を試験シナリオに従って実
行する交換機の自動試験方法であって、電子交換機は、
2つの系に二重化され、二重化同期運転を行い、試験シ
ナリオを構成する制御コマンドを記憶する記憶ステップ
と、記憶ステップにおいて記憶された試験シナリオを構
成する制御コマンドを順次読み出し、電子交換機に順次
供給し、試験シナリオを実行する実行ステップと、電子
交換機が実行ステップにおいて供給された制御コマンド
を実行した結果として出力する実行結果を示す応答メッ
セージを受信する受信ステップと、応答メッセージに基
づいて、電子交換機の障害の有無を検出する検出ステッ
プとを備え、実行ステップにおいては、検出ステップに
おいて電子交換機の障害が検出されたとき、試験シナリ
オの実行が一時中断され、電子交換機の障害情報を収集
するための情報収集コマンドが電子交換機に供給され、
障害情報を収集するための情報収集コマンドを記憶する
コマンド記憶ステップと、電子交換機の障害情報を記憶
する障害情報記憶ステップと、障害発生前の系構成を記
憶する系構成記憶ステップと、障害情報が記録される障
害履歴記録ステップとをさらに備え、実行ステップにお
いては、コマンド記憶ステップにおいて記憶された情報
収集コマンドが読み出され、電子交換機に供給され、受
信ステップにおいては、電子交換機が情報収集コマンド
を実行した結果として出力する実行結果を示す応答メッ
セージが受信され、障害情報記憶ステップにおいて記憶
され、実行ステップにおいては、試験シナリオを構成す
る制御コマンドを実行した場合において障害が発生し、
系構成が切り替えられたとき、発生した障害の情報収集
に必要な制御コマンド群が電子交換機に転送され、系構
成を系構成記憶ステップにおいて記憶された障害発生前
の系構成に戻すための制御コマンドが電子交換機に供給
され、再度、試験シナリオを構成する残りの制御コマン
ドが実行され、受信ステップにおいては、電子交換機が
障害情報収集コマンドを実行した結果として出力する実
行結果を示す応答メッセージが受信され、応答メッセー
ジに基づいて、障害履歴が障害履歴記録ステップにおい
て記録されることを特徴とする。請求項3に記載の記録
媒体は、請求項2に記載の交換機の自動試験方法を実行
可能なプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明に係る交換機の自動試験装置および交換機の自動
試験方法、並びに記録媒体においては、電子交換機は、
2つの系に二重化され、二重化同期運転を行い、試験シ
ナリオを構成する制御コマンドを記憶し、試験シナリオ
を構成する制御コマンドを順次読み出し、電子交換機に
順次供給し、試験シナリオを実行し、電子交換機が制御
コマンドを実行した結果として出力する実行結果を示す
応答メッセージを受信し、受信した応答メッセージに基
づいて、電子交換機の障害の有無を検出する。そして、
電子交換機の障害が検出されたとき、試験シナリオの実
行が一時中断され、電子交換機の障害情報を収集するた
めの情報収集コマンドが電子交換機に供給され、記憶さ
れた情報収集コマンドが読み出され、電子交換機に供給
され、電子交換機が情報収集コマンドを実行した結果と
して出力する実行結果を示す応答メッセージが受信さ
れ、記憶され、試験シナリオを構成する制御コマンドを
実行した場合において障害が発生し、系構成が切り替え
られたとき、発生した障害の情報収集に必要な制御コマ
ンド群が電子交換機に転送され、系構成を記憶された障
害発生前の系構成に戻すための制御コマンドが電子交換
機に供給され、再度、試験シナリオを構成する残りの制
御コマンドが実行され、電子交換機が障害情報収集コマ
ンドを実行した結果として出力する実行結果を示す応答
メッセージが受信され、応答メッセージに基づいて、障
害履歴が記録される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の交換機の自動試
験装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図で
ある。本実施の形態は、PC(パーソナルコンピュー
タ)1をハードウエアとし、入力装置(例えば、キーボ
ード)2と出力装置(例えば、ディスプレイ装置)3を
除いたその他の各機能部を、PC1のソフトウエアで構
成するものである。
【0007】本実施の形態は、試験対象交換機(電子交
換機(電話交換機、パケット交換機))4の各種の保守
・運用の制御コマンドを連続的に記述した試験シナリオ
にもとづいて、順次、その制御コマンドを試験対象とな
る電子交換機4に自動的に入力する。そして、制御コマ
ンドに対するコマンド応答メッセージの内容を記録する
だけでなく、障害等の異常状態が発生した場合に、その
異常状態を分析するための制御コマンドを別途入力して
障害情報の収集動作をも行うようになされている。
【0008】通常、電子交換機4が運用状態にあると
き、保守・運用者は、電子交換機4が正常の運用状態に
あるか否かを確認するための診断や、障害等の異常状態
が発生した時は、その異常個所を特定するための診断
等、各種の制御コマンドを使用して電子交換機4の動作
を診断している。そして、このような制御コマンドは、
電子交換機4のマン・マシン・インタフェースの入力装
置2を使って入力され、その制御コマンドにしたがった
制御動作の結果を示すコマンド応答メッセージが出力装
置3に表示される。
【0009】上記実施の形態は、試験シナリオによる制
御コマンドに従った電子交換機4の動作において、正常
動作を示すものでない応答メッセージを受信した場合、
それを障害解析機能部51に送り、障害内容を分析し、
その障害に応じた情報収集のための制御コマンドを、試
験シナリオとは別に、割り込み動作を行うことにより電
子交換機4に送り込み、その応答メッセージを記録する
機能を備えている。
【0010】そのため、保守・運用者は、試験結果とし
て記録されたデータから、障害の有無と、障害が発生し
た場合にはその関連情報をも得ることができ、保守・運
用作業を効率的に行うことができるという効果を奏す
る。
【0011】保守・運用者は、電子交換機4に行わせた
い制御動作(各種動作状態の確認や機能診断等)に対応
する制御コマンドを時系列に記録した試験シナリオを作
成し、入力装置2より未検証シナリオ記憶部43に記憶
させる。このとき、キーボード等からなる入力装置2を
使用して、試験シナリオを逐一入力してもよいが、予め
別ファイルとして作成し、フロッピイディスク等に記録
しておいた試験シナリオを、入力装置2からの読み込み
コマンドの投入により、PC1の図示せぬ制御部に読み
込ませ、未検証シナリオ記憶部43に記憶させるように
してもよい。
【0012】未検証シナリオ記憶部43に記憶された試
験シナリオは、試験シナリオ検証部31において、その
内容が検証される。即ち、試験シナリオを構成する各制
御コマンドのコマンドフォーマット、指定パラメータ、
時系列ロジック等に誤りがないかが検証される。その結
果、誤りが発見された場合は、出力装置3にエラー表示
をして試験シナリオの修正を保守・運用者に対して指示
する。検証の結果、試験シナリオが正常であれば、試験
シナリオは実行可能シナリオ記憶部42に供給され、記
憶される。
【0013】上記試験シナリオ検証部31における試験
シナリオの検証動作の例について、図2のフローチャー
トを参照して詳細に説明する。最初に、ステップS1に
おいて、試験シナリオ検証部31は、未検証シナリオ記
憶部43から未検証の試験シナリオを読み出す。次に、
ステップS2に進み、ステップS1において未検証シナ
リオ記憶部43から読み出した未検証の試験シナリオに
含まれる制御コマンドのコマンドフォーマットが正しい
か否かが判定される。
【0014】判定の結果、試験シナリオに含まれる制御
コマンドのコマンドフォーマットが正しくないと判定さ
れた場合、ステップS3に進み、所定のエラーメッセー
ジを出力装置3に供給し、ステップS4に進む。これに
より、出力装置3には、エラー表示がなされる。一方、
判定の結果、試験シナリオに含まれる制御コマンドのコ
マンドフォーマットがすべて正しいと判定された場合、
直ちにステップS4に進む。
【0015】ステップS4においては、試験シナリオに
含まれる制御コマンドの指定パラメータが正しいか否か
が判定される。判定の結果、試験シナリオに含まれる制
御コマンドの指定パラメータが正しくないと判定された
場合、ステップS5に進み、所定のエラーメッセージが
出力装置3に供給され、ステップS6に進む。これによ
り、出力装置3にエラー表示がなされる。一方、判定の
結果、試験シナリオに含まれる制御コマンドの指定パラ
メータがすべて正しいと判定された場合、直ちにステッ
プS6に進む。
【0016】ステップS6においては、試験シナリオに
含まれる制御コマンドの時系列ロジックが正しいか否か
が判定される。判定の結果、試験シナリオに含まれる制
御コマンドの時系列ロジックが正しくないと判定された
場合、ステップS7に進み、所定のエラーメッセージが
出力装置3に供給され、処理を終了する。これにより、
出力装置3にエラー表示がなされる。一方、判定の結
果、試験シナリオに含まれる制御コマンドの時系列ロジ
ックが正しいと判定された場合、ステップS8に進む。
【0017】ステップS8においては、上記試験シナリ
オを、実行可能シナリオ記憶部42に供給し、記憶させ
る。その後、処理を終了する。
【0018】このとき、保守・運用者は、別途、試験実
行開始時間を表す制御情報を、入力装置2を介して入力
指定する。入力された制御情報は、試験シナリオ実行機
能部11の試験シナリオ制御部13に転送される。これ
により、試験実行の待機状態となる。
【0019】次に、図3に示したフローチャートを参照
して、試験シナリオ実行機能部11の動作について説明
する。
【0020】試験シナリオ実行機能部11を構成する試
験シナリオ制御部13は、上述したようにして登録した
試験開始時間になると、自動試験を開始する。そして、
ステップS11において、実行可能シナリオ記憶部42
に記憶されている試験シナリオを構成する制御コマンド
を順次読み出して、コマンド送受信部12に転送する。
コマンド送受信部12は、試験シナリオ制御部13より
供給された制御コマンドを、試験対象として接続されて
いる電子交換機4のマン・マシン・インタフェースに従
った制御コマンド形式に変換し、電子交換機4に投入す
る。本実施の形態は、電子交換機4のマン・マシン・イ
ンタフェース部に接続されているものとする。
【0021】電子交換機4は、投入された制御コマンド
に従った動作を行い、コマンド応答メッセージを出力す
る。ステップS12において、電子交換機4より出力さ
れたコマンド応答メッセージが、コマンド送受信部12
によって受信され、PC1の装置内部信号に変換された
後、試験シナリオ制御部13と、後述する試験結果検証
部21に転送される。
【0022】試験シナリオ制御部13は、コマンド応答
メッセージを受信すると、ステップS13において、後
述する障害解析機能部51からの割り込み動作がないか
どうかを確認し、割り込み動作がない場合、ステップS
14に進み、試験シナリオに含まれるすべての制御コマ
ンドを電子交換機4に投入したか否かが判定される。ま
だ、試験シナリオに含まれるすべての制御コマンドを電
子交換機4に投入していないと判定された場合、ステッ
プS11に戻り、試験シナリオに従って、次の制御コマ
ンドが実行可能シナリオ記憶部42から読み出され、コ
マンド送受信部12に転送される。コマンド送受信部1
2は、試験シナリオ制御部13より転送されてきた制御
コマンドを電子交換機4に投入する。
【0023】このようにして、試験シナリオ制御部13
は、試験シナリオに従って、制御コマンドを電子交換機
4に順次送出する。一方、ステップS14において、試
験シナリオに含まれるすべての制御コマンドが電子交換
機4に投入されたと判定された場合、処理を終了する。
【0024】また、ステップS13において、障害解析
機能部51からの割り込み動作があり、試験シナリオ制
御部13に対して割り込みがかけられた場合、ステップ
S15に進み、処理を終了し、試験シナリオの実行を中
断する。そして、障害情報を収集するためのコマンドを
電子交換機4に転送する。その後、ステップS14に進
む。
【0025】なお、ここでは、試験シナリオ制御部13
が、実行可能シナリオ記憶部42から試験シナリオを構
成する制御コマンドを順次読み出すようにする場合につ
いて説明したが、実行可能シナリオ記憶部42に記憶さ
れている試験シナリオを、試験開始時間になり、自動試
験が開始された時に、一度に読み出して、試験シナリオ
制御部13に記憶させるようにしてもよい。
【0026】次に、試験結果検証部21と試験結果記録
機能部61の動作について説明する。電子交換機4が出
力したコマンド応答メッセージは、送出した制御コマン
ドとともに、試験結果検証部21にも送られ、試験結果
検証部21により、そのコマンド応答メッセージの種別
が識別される。コマンド応答メッセージは、その種別に
より、正常終了したメッセージ、エラーが発生したメッ
セージ、及び障害に伴なう警報のメッセージがそれぞれ
識別できるように、メッセージ番号またはメッセージ種
別表示があらかじめ決められている。従って、試験結果
検証部21は、それらのメッセージ番号又はメッセージ
種別を識別することができ、これにより、正常終了した
か否かを判断することができる。
【0027】試験結果検証部21により、正常終了した
コマンド応答メッセージが受領された場合、そのコマン
ド応答メッセージは、試験結果編集部62に転送され、
投入した制御コマンドとそれに対するコマンド応答メッ
セージとして編集され、試験結果記録部64に正常終了
の試験ログとして記録される。
【0028】一方、コマンド応答メッセージが、エラー
や障害の警報メッセージとして識別された場合は、その
コマンド応答メッセージは、投入した制御コマンドとと
もに後述する障害解析機能部51に転送され、後述する
障害対応の制御動作が行われる。また、これらの制御コ
マンドとコマンド応答メッセージは、試験結果編集部6
2にも転送され、異常終了の試験ログ情報として編集さ
れた後、試験結果記録部64に記録される。
【0029】次に、障害解析機能部51の動作について
説明する。障害情報解析部52は、試験結果検証部21
が、異常終了した制御コマンドとそのコマンド応答メッ
セージを受信すると、その異常終了の内容を解析する。
上述したように、コマンド応答メッセージにはメッセー
ジ種別を表示する情報が付加されているので、それを分
析することにより、どの装置にどのような異常状態が発
生したのかを知ることができる。
【0030】障害情報記憶部53には、障害発生装置
(ここでは、電子交換機4)と障害内容に対応した情報
収集に必要な制御コマンドがあらかじめ記憶されてい
る。
【0031】従って、障害情報解析部52は、試験結果
検証部21から転送されてきた異常終了の制御コマンド
とコマンド応答メッセージを解析して、その詳細情報収
集に必要な制御コマンドを障害情報記憶部53から読み
出し、障害情報収集の動作を開始する。即ち、障害情報
解析部52は、試験シナリオ制御部13に制御動作を中
断させ、障害情報収集のための制御コマンドを電子交換
機4に送出させるために、割り込みコマンドを試験シナ
リオ制御部13に転送する。
【0032】この割り込みコマンドは、これまでに説明
した電子交換機4に対する制御コマンドではなく、PC
1内で使用される内部制御用のコマンドであり、試験シ
ナリオ制御部13が試験シナリオを実行する動作を一時
中断させ、障害情報収集のための制御コマンドを電子交
換機4に送出するように指示するためのコマンドであ
る。
【0033】また、障害情報解析部52は、情報収集の
ために、試験シナリオ制御部13に割り込みコマンドを
送出したことを試験結果編集部62に通知する。
【0034】割り込みコマンドを受信した試験シナリオ
制御部13は、試験シナリオに基づく制御コマンドの送
出動作を中断し、割り込みコマンドに示された情報収集
のための制御コマンドをコマンド送受信部12を介して
電子交換機4に送出する。
【0035】障害情報収集のための制御コマンドを受信
した電子交換機4は、その制御コマンドに基づいて制御
動作を行い、コマンド応答メッセージに収集情報を含め
て出力する。上記割り込みコマンドに、複数の情報収集
のための制御コマンドが指示されている場合には、試験
シナリオ制御部13は、所定の情報収集のための制御コ
マンドに対するコマンド応答メッセージを受信すると、
割り込みコマンドにより指示されている次の情報収集の
ための制御コマンドを送出する。
【0036】電子交換機4が出力したコマンド応答メッ
セージは、試験結果検証部21を介して試験結果編集部
62に送られ、試験結果編集部62により、このコマン
ド応答メッセージが、障害情報解析部52からあらかじ
め通知されていた障害情報収集のための制御コマンドに
応答するコマンド応答メッセージであることが識別さ
れ、障害ログとして編集された後、障害履歴記録部63
に記録される。
【0037】一方、試験シナリオ制御部13は、割り込
みコマンドで指示された制御コマンドの送出と、そのコ
マンド応答メッセージの受信を確認すると、中断してい
た試験シナリオに基づく試験を再開する。試験シナリオ
に規定されたすべての制御コマンドの送出と、それに基
づくコマンド応答メッセージの受信を確認すると、試験
動作を終了させる。
【0038】試験動作の終了により、図示しない制御部
により、試験結果記録部64と障害履歴記録部63とに
記録されている試験ログが出力装置3に出力され、表示
される。
【0039】次に、第2の実施の形態として、障害解析
機能部51に、ステータス記憶部54を新たに設けるよ
うにした場合について説明する。その他の構成は、図1
に示した第1の実施の形態の場合と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0040】電子交換機4は、電気通信の交換ノードと
してその提供するサービスの重要性から常に安定したサ
ービスを実現することが要求されている。そのため、多
くの構成装置が現用系装置と予備系装置とによる冗長構
成を備えている。即ち、現用系装置に異常が生じても、
それを予備系装置に切り替えることにより、通信サービ
スの提供を安定して継続することができるようになされ
ている。
【0041】このような構成において、試験シナリオに
よる制御コマンドを実行した結果として試験対象である
装置(この場合、電子交換機4)に異常が生じた場合、
系構成が切り替えられると、試験シナリオで予定してい
たそれ以降の試験シナリオが意味を持たないものとなっ
てしまう。
【0042】第2の実施の形態は、このような装置異常
に起因して、装置の系構成が切り替えられた場合におい
て、それ以降の試験シナリオの整合性を保つために、ス
テータス記憶部54を新たに設けるようにし、障害発生
前の装置の系構成を記憶しておくようにする。そして、
障害情報解析部52から試験シナリオ制御部13に対し
て、割り込みコマンドにより情報収集の動作を行わせる
のと同時に、その動作の終了後に、対象装置の系構成を
障害発生前の状態に戻すための制御コマンドを併せて指
示する。
【0043】詳細に説明すると、試験結果検証部21か
ら転送されてきた障害情報を含むコマンド応答メッセー
ジを受信した障害情報解析部52は、このコマンド応答
メッセージに、系構成変更に係わるメッセージ内容が存
在する場合、装置名と現用系又は予備系の変更前の系構
成をステータス記憶部54に記憶させる。そして、上述
したように、発生した障害の情報収集に必要な制御コマ
ンド群を障害情報記憶部53から読み出して、割り込み
コマンドとして試験シナリオ制御部13に転送する。
【0044】引き続き、情報収集の終了後に系構成を元
に戻すために必要な制御コマンドを、割り込みコマンド
として試験シナリオ制御部13に指示する。なお、この
場合、1つの割り込みコマンドに、情報収集を指示する
制御コマンド群と系構成を元に戻す制御コマンドをまと
めて転送するようにしてもよい。試験シナリオ制御部1
3において、割り込みコマンドで指示された制御コマン
ドを順次実行し、最後に系構成をもとに戻す制御コマン
ドを実行する。従って、たとえ、前の制御コマンドに基
づいて系構成が変わったとしても、再度、系構成を元に
戻す制御コマンドを実行し、その後、中断していた試験
シナリオを継続実行するようにすることができるので、
試験シナリオの整合性が保たれるようにすることができ
る。
【0045】次に、第1の実施の形態における試験シナ
リオの具体的な例について説明する。試験シナリオは、
実施したい試験に応じて、制御コマンドを時系列に並べ
たものである。
【0046】例えば、下記のような制御コマンドからな
る試験シナリオが入力装置2より入力されたものとす
る。
【0047】 (制御コマンド1)ous cp1 (制御コマンド2)dgt cp1 s fix s dtl (制御コマンド3)ins cp1 (制御コマンド4)ach pru00 (制御コマンド5)ous cp0 (制御コマンド6)dgt cp0 s fix s dtl (制御コマンド7)ins cp0
【0048】上記試験シナリオは、CP(交換機の中央
制御装置)の診断を実行させるための試験シナリオの例
を示している。
【0049】制御コマンド1の「ous cp1」は、
0系と1系とに二重化され、二重化同期運転をしている
CPの1系を運転状態からはずすための制御コマンドで
ある。この制御コマンドが実行されると、CPは0系の
みで運転し、1系は実際のオンライン呼処理を行わない
状態となる。即ち、運転状態から切り離される。
【0050】制御コマンド2の「dgt cp1」は、
直前の制御コマンド「ous cp1」によって運転状
態から切り離された1系のCPに対して診断をかけるた
めの制御コマンドであり、予め決められたCPの状態
(正常性)を確認するための各種の試験が実行される。
そして、その結果がOK/NG表示される。
【0051】制御コマンド3「ins cp1」は、運
転状態から切り離されていた1系のCPを運転状態に戻
すための制御コマンドである。
【0052】制御コマンド4「ach pru00」
は、アクト状態を変更するための制御コマンドであり、
二重化運転している0系と1系のアクト状態を変更す
る。即ち、0系がアクト状態であったものを、1系をア
クト状態にする。
【0053】制御コマンド5の「ous cp0」は、
CPの0系を運転状態から切り離すための制御コマンド
である。
【0054】制御コマンド6の「dgt cp0 s
fix s dtl」は、前の制御コマンド「ous
cp0」で、運転状態から切り離された0系のCPに対
して診断をかけるための制御コマンドである。
【0055】制御コマンド7の「ins cp0」は、
運転状態から切り離されていた0系のCPを運転状態に
戻すための制御コマンドである。
【0056】例えば、電子交換機4が、上記制御コマン
ド「ins cp0」を実施した結果、正常に終了した
場合、コマンド応答メッセージとして「ins en
d」(正常終了メッセージ)が電子交換機4より出力さ
れる。制御コマンドが正しく実施されなかった場合、コ
マンド応答メッセージとして「ins p1−spec
ified equipment is not in
stalled」(エラーメッセージ)が電子交換機4
より出力される。また、制御コマンドを実施しようとし
た装置に障害があった場合、コマンド応答メッセージと
して「ins p1−specified equip
ment is faulty」(障害メッセージ)が
出力される。
【0057】より具体的には、コマンド応答メッセージ
にはコマンド応答メッセージ番号が付加されており、そ
の番号体系等により、メッセージ種別を識別することが
できる。
【0058】コマンド応答メッセージとしてエラーメッ
セージ又は障害メッセージを受け取った場合、さらに情
報を収集するために、障害情報記憶部53に記憶されて
いる下記のような情報収集コマンドを読み出し、割り込
み処理により試験シナリオ制御部13に供給し、電子交
換機4に実行させるようにすることができる。
【0059】例えば、CPに対する制御コマンド「in
s」に対するコマンド応答メッセージが正常でなかった
場合、試験対象となる装置と障害内容に応じて障害情報
記憶部53に記憶されている、後で保守者が解析するた
めに必要な情報を収集するためのコマンド類が実行され
る。
【0060】以下に、情報収集コマンドの例について説
明する。
【0061】 (情報収集コマンド1)SPTR (情報収集コマンド2)dsp all (情報収集コマンド3)dsp cp (情報収集コマンド4)dgt cp
【0062】情報収集コマンド1の「SPTR」は、オ
ンラインコマンドではないが、障害発生時のメモリ内容
をダンプ出力するために必要なコマンドである。
【0063】情報収集コマンド2の「dsp all」
は、電子交換機4を構成している装置すべての動作状態
を表示させるためのコマンドである。
【0064】情報収集コマンド3の「dsp cp」
は、CPの動作状態を表示させるためのコマンドであ
る。
【0065】情報収集コマンド4の「dgt cp」
は、両方の系のCPを診断するためのコマンドである。
【0066】これらの情報収集コマンドによって得られ
た障害情報は、上述したようにして、障害履歴記録部6
3に供給され、記録される。
【0067】次に、第2の実施の形態の試験シナリオの
具体的な例について説明する。 例えば、下記のような
制御コマンドからなる試験シナリオが、入力装置2より
入力されたものとする。
【0068】 (制御コマンド1)ins cp0 (制御コマンド2)ach pru00
【0069】制御コマンド1の「ins cp0」は、
運転状態から切り離されていたcp0を運転状態に戻す
ためのコマンドであり、制御コマンド2の「ach p
ru00」は、二重化運転している0系と1系のアクト
状態を変更するためのコマンドである。
【0070】例えば、制御コマンド1の「ins cp
0」に対して、コマンド応答メッセージ(ins p1
−specified equipment is f
aulty)が出力されると、その時点で、CPには障
害が発生した疑いがある。しかしながら、通常の場合、
このまま次に進んでしまう。その結果、制御コマンド2
の「ach pru00」に対して、コマンド応答メッ
セージ(ach state of p1−speci
fied equipment is notsuit
able)が出力される。
【0071】これは、両系が運転状態にないCPに対し
て、系を変えようとしたためにエラーとなったからであ
る。
【0072】そこで、まず、CPに障害の疑いがある時
点で、ステータスの異常と判断する。これは、本来はC
P0系が運転状態にあるはずなのに、制御コマンド1の
「ins cp0」が失敗したために、現状は運転状態
ではないからである。
【0073】さらに、障害の疑いがあるため、CPの障
害情報を収集する。情報収集が終了すると、引き続き、
ステータスを戻すためのコマンドを投入する。上記例の
場合、「ins cp0」となる。このコマンド投入の
結果、やはり、同様にステータス異常となる場合は、試
験を中断し、状態を保持する。一方、コマンド投入によ
り、状態が復旧した(コマンドが正常に終了した)場
合、中断していた試験シナリオを続行する。これは、一
度障害が発生した場所でも、状態が復旧する場合がある
からである。そして、そのような場合に、極力試験を続
行させることができる。
【0074】このように、上記2つの制御コマンドによ
り、0系でのCPを診断し、その後で、上記CPを運転
状態に組み込み(insコマンド)、その上で、系構成
(アクト/スタンバイ)を変更(achコマンド)して
いる。このとき、insコマンドが正常に実行されなか
ったにもかかわらず、achコマンドが実行されると、
エラーとなる。そこで、障害情報を収集した後、再度i
nsコマンドで組み込みを試み、正常に終了した場合、
試験シナリオを続行し、次の系構成の変更を行う。
【0075】このようにして、自動試験中に障害が発生
した場合でも、障害後の試験シナリオが無駄にならない
ようにすることができる。
【0076】以上説明したように、上記各実施の形態に
おいては、自動試験中に発生した障害に関する詳細な障
害情報と、その障害を解析する為の情報を自動的に収集
するため、自動試験中において、何らかの障害が発生し
た場合でも、自動試験が終了した後の試験者の作業時間
を大幅に短縮することができる。
【0077】なお、上記実施の形態においては、本発明
をパーソナルコンピュータで実現する場合について説明
したが、ワークステーションによって実現することも可
能である。
【0078】また、上記実施の形態においては、本発明
をPCで実現する場合について説明したが、すでに、電
子交換機4の保守・運用端末がパーソナルコンピュータ
やワークステーションで実現されている場合には、上記
実施の形態の機能を、その端末に移殖して、電子交換機
4の保守・運用端末としての機能を備えると同時に、試
験装置としての機能をも備えた構成とするようにするこ
とができる。この場合、別の試験装置を新たに設ける必
要がなくなり、コストを削減することができる。
【0079】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る交換機の自動
試験装置および交換機の自動試験方法、並びに記録媒体
によれば、電子交換機は、2つの系に二重化され、二重
化同期運転を行い、試験シナリオを構成する制御コマン
ドを記憶し、試験シナリオを構成する制御コマンドを順
次読み出し、電子交換機に順次供給し、試験シナリオを
実行し、電子交換機が制御コマンドを実行した結果とし
て出力する実行結果を示す応答メッセージを受信し、受
信した応答メッセージに基づいて、電子交換機の障害の
有無を検出する。そして、電子交換機の障害が検出され
たとき、試験シナリオの実行が一時中断され、電子交換
機の障害情報を収集するための情報収集コマンドが電子
交換機に供給され、記憶された情報収集コマンドが読み
出され、電子交換機に供給され、電子交換機が情報収集
コマンドを実行した結果として出力する実行結果を示す
応答メッセージが受信され、記憶され、試験シナリオを
構成する制御コマンドを実行した場合において障害が発
生し、系構成が切り替えられたとき、発生した障害の情
報収集に必要な制御コマンド群が電子交換機に転送さ
れ、系構成を記憶された障害発生前の系構成に戻すため
の制御コマンドが電子交換機に供給され、再度、試験シ
ナリオを構成する残りの制御コマンドが実行され、電子
交換機が障害情報収集コマンドを実行した結果として出
力する実行結果を示す応答メッセージが受信され、応答
メッセージに基づいて、障害履歴が記録されるようにし
たので、自動試験を行っている最中に、障害が発生した
場合、その障害に対する適切な処置や障害解析のために
必要な情報収集を自動的に行うようにすることができ
る。これにより、保守管理の効率をあげることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交換機の自動試験装置の一実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【図2】試験シナリオ検証部31の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】試験シナリオ実行機能部11の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】障害解析機能部51の他の実施の形態の構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(PC) 2 入力装置 3 出力装置 4 電子交換機 11 試験シナリオ実行機能部 12 コマンド送受信部 13 試験シナリオ制御部 21 試験結果検証部 31 試験シナリオ検証部 41 試験シナリオ記憶機能部 42 実行可能シナリオ記憶部 43 未検証シナリオ記憶部 51 障害解析機能部 52 障害情報解析部 53 障害情報記憶部 54 ステータス記憶部 61 試験結果記録機能部 62 試験結果編集部 63 障害履歴記録部 64 試験結果記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/26 H04M 3/00 H04M 3/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子交換機の試験を試験シナリオに従っ
    て実行する交換機の自動試験装置であって、前記電子交換機は、2つの系に二重化され、二重化同期
    運転を行い、 前記試験シナリオを構成する制御コマンドを記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記試験シナリオを構成
    する前記制御コマンドを順次読み出し、前記電子交換機
    に順次供給し、前記試験シナリオを実行する実行手段
    と、 前記電子交換機が前記実行手段より供給された前記制御
    コマンドを実行した結果として出力する実行結果を示す
    応答メッセージを受信する受信手段と、 前記応答メッセージに基づいて、前記電子交換機の障害
    の有無を検出する検出手段とを備え、 前記実行手段は、前記検出手段により前記電子交換機の
    障害が検出されたとき、前記試験シナリオの実行を一時
    中断し、前記電子交換機の障害情報を収集するための情
    報収集コマンドを前記電子交換機に供給し、 前記障害情報を収集するための前記情報収集コマンドを
    記憶するコマンド記憶手段と、 前記電子交換機の障害情報を記憶する障害情報記憶手段
    と、 障害発生前の系構成を記憶する系構成記憶手段と、 障害情報が記録される障害履歴記録手段と をさらに備
    え、 前記実行手段は、前記コマンド記憶手段から前記情報収
    集コマンドを読み出し、前記電子交換機に供給し、 前記受信手段は、前記電子交換機が前記情報収集コマン
    ドを実行した結果として出力する実行結果を示す応答メ
    ッセージを受信し、前記障害情報記憶手段に記憶させ、 前記実行手段は、前記試験シナリオを構成する制御コマ
    ンドを実行した場合において障害が発生し、系構成が切
    り替えられたとき、発生した障害の情報収集に 必要な制
    御コマンド群を前記電子交換機に転送し、前記系構成を
    前記系構成記憶手段に記憶されている障害発生前の系構
    成に戻すための制御コマンドを前記電子交換機に供給
    し、再度、前記試験シナリオを構成する残りの制御コマ
    ンドを実行させ、 前記受信手段は、前記電子交換機が前記障害情報収集コ
    マンドを実行した結果として出力する実行結果を示す応
    答メッセージを受信し、 前記応答メッセージに基づいて、障害履歴を前記障害履
    歴記録手段に記録する ことを特徴とする交換機の自動試
    験装置。
  2. 【請求項2】 電子交換機の試験を試験シナリオに従っ
    て実行する交換機の自動試験方法であって、前記電子交換機は、2つの系に二重化され、二重化同期
    運転を行い、 前記試験シナリオを構成する制御コマンドを記憶する記
    憶ステップと、 前記記憶ステップにおいて記憶された前記試験シナリオ
    を構成する前記制御コマンドを順次読み出し、前記電子
    交換機に順次供給し、前記試験シナリオを実行する実行
    ステップと、 前記電子交換機が前記実行ステップにおいて供給された
    前記制御コマンドを実行した結果として出力する実行結
    果を示す応答メッセージを受信する受信ステップと、 前記応答メッセージに基づいて、前記電子交換機の障害
    の有無を検出する検出ステップとを備え、 前記実行ステップにおいては、前記検出ステップにおい
    て前記電子交換機の障害が検出されたとき、前記試験シ
    ナリオの実行が一時中断され、前記電子交換機の障害情
    報を収集するための情報収集コマンドが前記電子交換機
    に供給され、前記障害情報を収集するための前記情報収集コマンドを
    記憶するコマンド記憶ステップと、 前記電子交換機の障害情報を記憶する障害情報記憶ステ
    ップと、 障害発生前の系構成を記憶する系構成記憶ステップと、 障害情報が記録される障害履歴記録ステップと をさらに
    備え、 前記実行ステップにおいては、前記コマンド記憶ステッ
    プにおいて記憶された前記情報収集コマンドが読み出さ
    れ、前記電子交換機に供給され、 前記受信ステップにおいては、前記電子交換機が前記情
    報収集コマンドを実行した結果として出力する実行結果
    を示す応答メッセージが受信され、前記障害情報記憶ス
    テップにおいて記憶され、 前記実行ステップにおいては、前記試験シナリオを構成
    する制御コマンドを実行した場合において障害が発生
    し、系構成が切り替えられたとき、発生した障害の情報
    収集に必要な制御コマンド群が前記電子交換機に転送さ
    れ、前記系構成を前記系構成記憶ステップにおいて記憶
    された障害発生前の系構成に戻すための制御コマンドが
    前記電子交換機に供給され、再度、前記試験シナリオを
    構成する残りの制御コマンドが実行され、 前記受信ステップにおいては、前記電子交換機が前記障
    害情報収集コマンドを実行した結果として出力する実行
    結果を示す応答メッセージが受信され、 前記応答メッセージに基づいて、障害履歴が前記障害履
    歴記録ステップにおいて記録される ことを特徴とする交
    換機の自動試験方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の交換機の自動試験方法
    を実行可能なプログラムが記録されている記録媒体。
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