JP2010160540A - シーケンスコントローラーシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プログラマブルコントローラーシステム1のI/Oモジュール21a〜21cには、外部装置5a〜5cが接続されている。コントロール部221は、外部装置5bからの信号に応じて、プログラム記憶部222に記憶された処理プログラムに基づき外部装置5a、5cへの信号を形成する。コントロール部221は、I/Oモジュール21a〜21cの機能が正常に作動しているか否かを判定し、正常に作動していないことを検出した場合には、サーチ部36がCADデータ中における、異常発生箇所に対応する部位を捜索する。モニター画面34は、サーチ部36により捜索された異常発生箇所に対応するCADデータ中の部位に基づき、異常発生箇所を外部装置5a〜5cおよびI/Oモジュール21a〜21cとの間の配線を含んだI/O図上に表示する。
【選択図】図1
Description
したがって、従来のように、異常をもたらした入力要素を知るために、ラダー回路図面集から関連するラダー回路を検索する必要がなく、作業者が問題を含んだラダー回路を探す時間を節約することができ、復旧作業を効率的に行うことができる。
また、表示されたラダー回路を見た作業者にとって、異常個所のイメージが浮かびにくく、復旧作業の効率化の支障となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異常が発生した場合に、効率的に復旧可能なシーケンスコントローラーシステムを提供することにある。
外部機器からの信号が入力される入力手段と、
外部処理装置への信号が出力される出力手段と、
処理プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
前記外部機器からの信号に応じて、前記処理プログラムに基づき前記外部処理装置への信号を形成する制御手段と、
を備えたシーケンスコントローラーシステムにおいて、
前記入力手段または前記出力手段の機能が正常に作動しているか否かを判定する機能判定手段と、
CAD装置により形成されたCADデータを記憶するCADデータ記憶手段と、
前記機能判定手段により、前記入力手段または前記出力手段の機能が正常に作動していないことを検出した場合に、前記CADデータ中における、異常発生箇所に対応する部位を捜索するサーチ手段と、
前記サーチ手段により捜索された異常発生箇所に対応する前記CADデータ中の部位に基づき、異常発生箇所を前記CADデータに基づいて図形的に表したハード図上に表示する表示手段と、
を備えていることである。
前記表示手段は、前記外部機器および前記外部処理装置を含んだ前記入力手段および前記出力手段の接続図面において、異常発生箇所を表示することである。
前記表示手段は、前記外部機器および前記外部処理装置を含んだ3次元データ図面において、異常発生箇所を表示することである。
前記3次元データ図面は、前記外部機器と前記入力手段とを接続する配線または前記外部処理装置と前記出力手段とを接続する配線を含み、
前記表示手段は、前記配線を異常発生箇所として表示可能とすることである。
前記機能判定手段は、
前記入力手段または前記出力手段に対し擬似信号を送信し、前記入力手段または前記出力手段が前記擬似信号に応じて正常に作動するか否かを判定することである。
また、復旧作業者が図形的に表したハード図を見ることにより、異常発生箇所をイメージしやすく、復旧作業の段取りを立てやすくなる。
また、3次元図面を表示手段の画面上で回転させることにより、異常発生個所を立体的に短時間で把握することができる。
図1乃至図5に基づき、本発明の実施形態1によるプログラマブルコントローラーシステム(本発明のシーケンスコントローラーシステムに該当する)について説明する。図1に示すように、本実施形態によるプログラマブルコントローラーシステム1は、プログラマブルコントローラー2およびプログラマブルコントローラー2と接続された端末機3を備えている。
また、後述するようにコントロール部221は、外部装置5a〜5cを含んだI/Oモジュール21a〜21cの機能が、正常に作動しているか否かをチェック判定している。
作成された処理プログラムは、機械語変換部においてマシン語に変換された後、制御部33からCPUモジュール22へと送られ、プログラム記憶部222に記憶される。CPUモジュール22は、記憶された処理プログラムを実行し、I/Oモジュール21a〜21cと接続された外部装置5a〜5cとの間の信号のやりとりを制御する。
図2は、これに限定されるものではないが、外部装置としての生産設備のドアスイッチSW1、SW2(本発明における外部機器に該当する)が接続されたI/Oモジュール21bの入力回路(I/Oモジュール21a、21cの出力回路であってもよい)の一部であるチェック回路7を示している。一対のドアスイッチSW1、SW2はともに常閉型のスイッチである。ドアスイッチSW1、SW2は二重化されており、一方が開状態の場合は他方も開状態であり、一方が閉状態の場合は他方も閉状態というふうに双方は常に連動して同様に作動する。
また、第1発光ダイオード711のカソード端子は、第2フォトトランジスタ722のコレクタ端子と接続されている。同様に、第3発光ダイオード731のカソード端子は、第4フォトトランジスタ742のコレクタ端子と接続されている。
したがって、コントロール部221は、上述したチェック回路7においてドアスイッチSW1、SW2がともに閉状態であるときに、オペレーション端子C1、C2のいずれかに対し、擬似信号であるチェックパルスを印加して作動確認を行い、第1入力端子IN1と第2入力端子IN2との間における短絡の有無を判定する。
このとき、第1入力端子IN1と第2入力端子IN2との間に短絡が発生しているため、第1入力端子IN1の電圧も降下して、第3発光ダイオード731に電流が流れないため、第3フォトトランジスタ732が導通せず、第2信号処理系統BS2のモニター端子I2にもH信号が出力される(図4におけるTE〜TF)。
このとき、第1入力端子IN1と第2入力端子IN2との間に短絡が発生しているため、第1入力端子IN1の電圧も降下して、第1発光ダイオード711に電流が流れないため、第1フォトトランジスタ712が導通せず、第1信号処理系統BS1のモニター端子I1にもH信号が出力される(図4におけるTG〜TH)。
また、復旧作業者が図形的に表したハード図を見ることにより、異常発生箇所をイメージしやすく、復旧作業の段取りを立てやすくなる。
また、コントロール部221が、I/Oモジュール21a〜21cに対し擬似信号であるチェックパルスを送信し、チェックパルスに応じて、I/Oモジュール21a〜21cが正常に作動するか否かを判定することにより、コントロール部221が常時、異常の発生を監視することができる。
図6は、本発明の実施形態2によって、モニター画面34に表示されたハード図を示している。本実施形態においてモニター画面34には、外部装置5a〜5cおよび外部装置5a〜5cとI/Oモジュール21a〜21cとの間の配線を含んだ、プログラマブルコントローラー2の3次元データ図面が表示されている。モニター画面34に表示された図面を形成するCADデータは、CADデータメモリ35中において各構成要素の3次元位置データを含んでいる。図6においては、CADデータメモリ35中に記憶されたCADデータを用いて、プログラマブルコントローラー2の斜視外観図として表わされている。
復旧作業者は、端末機3を操作することにより、モニター画面34において図面上の図形を回転させて見ることができる。
また、復旧作業者が端末機3を操作して、3次元データ図面を回転させることにより、異常発生個所を立体的に把握することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明は、プログラマブルコントローラーシステムのみでなく、ユーザーによるプログラムの書き換えのできないシーケンスコントローラーシステムにも適用することができる。
また、本発明をプログラマブルコントローラー(PLC)に適用する場合、安全PLCのみでなく、広範囲のPLCにも使用可能である。
モニター画面34において、異常発生箇所を表示するハード図は、プログラマブルコントローラー2に接続されるリレー回路図面等であってもよい。
Claims (5)
- 外部機器からの信号が入力される入力手段と、
外部処理装置への信号が出力される出力手段と、
処理プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
前記外部機器からの信号に応じて、前記処理プログラムに基づき前記外部処理装置への信号を形成する制御手段と、
を備えたシーケンスコントローラーシステムにおいて、
前記入力手段または前記出力手段の機能が正常に作動しているか否かを判定する機能判定手段と、
CAD装置により形成されたCADデータを記憶するCADデータ記憶手段と、
前記機能判定手段により、前記入力手段または前記出力手段の機能が正常に作動していないことを検出した場合に、前記CADデータ中における、異常発生箇所に対応する部位を捜索するサーチ手段と、
前記サーチ手段により捜索された異常発生箇所に対応する前記CADデータ中の部位に基づき、異常発生箇所を前記CADデータに基づいて図形的に表したハード図上に表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とするシーケンスコントローラーシステム。 - 前記表示手段は、前記外部機器および前記外部処理装置を含んだ前記入力手段および前記出力手段の接続図面において、異常発生箇所を表示することを特徴とする請求項1記載のシーケンスコントローラーシステム。
- 前記表示手段は、前記外部機器および前記外部処理装置を含んだ3次元データ図面において、異常発生箇所を表示することを特徴とする請求項1記載のシーケンスコントローラーシステム。
- 前記3次元データ図面は、前記外部機器と前記入力手段とを接続する配線または前記外部処理装置と前記出力手段とを接続する配線を含み、
前記表示手段は、前記配線を異常発生箇所として表示可能であることを特徴とする請求項3記載のシーケンスコントローラーシステム。 - 前記機能判定手段は、
前記入力手段または前記出力手段に対し擬似信号を送信し、前記入力手段または前記出力手段が前記擬似信号に応じて正常に作動するか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のシーケンスコントローラーシステム。
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2009
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