JPH06174482A - 車両用地図表示装置 - Google Patents
車両用地図表示装置Info
- Publication number
- JPH06174482A JPH06174482A JP32414292A JP32414292A JPH06174482A JP H06174482 A JPH06174482 A JP H06174482A JP 32414292 A JP32414292 A JP 32414292A JP 32414292 A JP32414292 A JP 32414292A JP H06174482 A JPH06174482 A JP H06174482A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- facility
- rank
- vehicle
- search
- priority
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異常状態が発生したときに、これに対処する
ための最も適した施設を選定し、地図画面上に表示する
車両用地図表示装置を提供する。 【構成】 検知部30により異常状態の発生を検知し、
この検知された異常状態の内容に対応する緊急度ランク
を設定する。また、検索時の施設の優先順位を示す優先
ランクを設定する。これらの緊急度ランクと優先ランク
より、対応する施設種別のコードを対応施設種別コード
設定部42により設定する。このコードと、施設記憶部
46に記憶された異常状態に対処するための施設のコー
ドとを比較し、検索を行う。このとき、対象施設がなか
った場合に緊急度ランクに応じて、検索範囲を拡げる
か、優先ランクを下げるかを変更部48にて決定し、新
たな施設種別コードを設定し、再度検索を行う。検索さ
れた施設の内最も現在位置に近い施設を選定し地図画面
上に表示する。
ための最も適した施設を選定し、地図画面上に表示する
車両用地図表示装置を提供する。 【構成】 検知部30により異常状態の発生を検知し、
この検知された異常状態の内容に対応する緊急度ランク
を設定する。また、検索時の施設の優先順位を示す優先
ランクを設定する。これらの緊急度ランクと優先ランク
より、対応する施設種別のコードを対応施設種別コード
設定部42により設定する。このコードと、施設記憶部
46に記憶された異常状態に対処するための施設のコー
ドとを比較し、検索を行う。このとき、対象施設がなか
った場合に緊急度ランクに応じて、検索範囲を拡げる
か、優先ランクを下げるかを変更部48にて決定し、新
たな施設種別コードを設定し、再度検索を行う。検索さ
れた施設の内最も現在位置に近い施設を選定し地図画面
上に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載され、自車
両周辺の地図とその地図上に自車両位置を表示すること
により運転者に情報を提供する車両用地図表示装置に関
する。
両周辺の地図とその地図上に自車両位置を表示すること
により運転者に情報を提供する車両用地図表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載され、搭載された車両(自車
両)の周囲の地図情報を表示し、自車両の位置を運転者
または同乗者に示す車両用地図表示装置が開発されてい
る。このような装置は目的地を設定することにより、経
路を自動探索し、この探索された経路にしたがって案内
表示を行い経路誘導をする経路誘導装置の一部として、
使用されることが多い。
両)の周囲の地図情報を表示し、自車両の位置を運転者
または同乗者に示す車両用地図表示装置が開発されてい
る。このような装置は目的地を設定することにより、経
路を自動探索し、この探索された経路にしたがって案内
表示を行い経路誘導をする経路誘導装置の一部として、
使用されることが多い。
【0003】特開昭61−45399号公報に示される
装置は、このような装置の例である。この装置において
は、特にガソリンなどの燃料の残量が所定値以下になっ
た場合これを検出し、自車両現在位置より所定距離の以
内のガソリンスタンドを地図上に表示し、運転者に情報
を提供する機能が備えられている。
装置は、このような装置の例である。この装置において
は、特にガソリンなどの燃料の残量が所定値以下になっ
た場合これを検出し、自車両現在位置より所定距離の以
内のガソリンスタンドを地図上に表示し、運転者に情報
を提供する機能が備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置においては、異常状態が発生したときにこの異常状態
に対応する処置が可能な施設が自車両の位置との関連に
おいて画面上に表示される。すなわち、燃料残量が減少
するという状態が発生したときに、これに対処できる設
備すなわちガソリンスタンドを表示し、運転者に給油で
きる施設の位置を示す。しかし、所定範囲内に施設が複
数あった場合にはこれら全てが表示され、運転者が自分
自身でどの施設に向かうかを決定しなければならない。
置においては、異常状態が発生したときにこの異常状態
に対応する処置が可能な施設が自車両の位置との関連に
おいて画面上に表示される。すなわち、燃料残量が減少
するという状態が発生したときに、これに対処できる設
備すなわちガソリンスタンドを表示し、運転者に給油で
きる施設の位置を示す。しかし、所定範囲内に施設が複
数あった場合にはこれら全てが表示され、運転者が自分
自身でどの施設に向かうかを決定しなければならない。
【0005】また、複数種類の異常状態について各々対
応する施設を選定しようとした場合、発生した異常状態
に最も適した施設が選択されるとは限らない。例えば、
ヘッドライトのランプ切れが発生した場合、自動車販売
店(ディーラー)、自動車部品販売店、日本自動車連盟
(JAF)支部などで修理が行えるが、最も好ましい施
設は、自社製品を取扱うディーラーである。しかし、デ
ィーラーが現在位置の近くにない場合は、その他の施設
でも近くにある施設で修理したほうがよい。従来の装置
においては、このような選択は何ら行われないので、発
生した異常状態に対応可能な施設がどれも表示されてし
まう。よって、前述の例でいえばディーラー、部品店、
JAFのどの施設も表示され、運転者はこの中から適切
な施設を選択しなければならない。
応する施設を選定しようとした場合、発生した異常状態
に最も適した施設が選択されるとは限らない。例えば、
ヘッドライトのランプ切れが発生した場合、自動車販売
店(ディーラー)、自動車部品販売店、日本自動車連盟
(JAF)支部などで修理が行えるが、最も好ましい施
設は、自社製品を取扱うディーラーである。しかし、デ
ィーラーが現在位置の近くにない場合は、その他の施設
でも近くにある施設で修理したほうがよい。従来の装置
においては、このような選択は何ら行われないので、発
生した異常状態に対応可能な施設がどれも表示されてし
まう。よって、前述の例でいえばディーラー、部品店、
JAFのどの施設も表示され、運転者はこの中から適切
な施設を選択しなければならない。
【0006】以上のように複数種類、複数個の施設が表
示された場合に、運転者はこれらの中から最適の施設を
自分で選択しなければならず、負担が増加するという問
題があった。
示された場合に、運転者はこれらの中から最適の施設を
自分で選択しなければならず、負担が増加するという問
題があった。
【0007】本発明は前述の課題を解決するためになさ
れたものであり、異常状態に対処可能な施設のうち、緊
急の度合いや、施設の設備に基づく優先順位などに応じ
た最適の施設を運転者に示すことのできる車両用地図表
示装置を提供することを目的とする。
れたものであり、異常状態に対処可能な施設のうち、緊
急の度合いや、施設の設備に基づく優先順位などに応じ
た最適の施設を運転者に示すことのできる車両用地図表
示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる車両用地図表示装置は、異常状態
の発生を検知する検知手段と、検知された異常状態の内
容に対応する、緊急度ランクと検索時の優先順位を示す
優先ランクとから施設種別を示すコードを設定する対応
施設種別コード設定手段と、前記異常状態に対処するた
めの施設を前記対応施設種別コードと共に記憶する施設
記憶手段と、前記対応施設種別コード設定手段により設
定されたコードに適合した施設を所定の検索範囲内で前
記施設記憶手段に記憶された施設より選定する施設選定
手段と、前記施設選定手段により対応する施設が選定で
きなかったときに前記緊急度に応じて前記検索時の優先
順位と検索範囲のいずれか一方の変更を指示する変更手
段とを有している。
めに、本発明にかかる車両用地図表示装置は、異常状態
の発生を検知する検知手段と、検知された異常状態の内
容に対応する、緊急度ランクと検索時の優先順位を示す
優先ランクとから施設種別を示すコードを設定する対応
施設種別コード設定手段と、前記異常状態に対処するた
めの施設を前記対応施設種別コードと共に記憶する施設
記憶手段と、前記対応施設種別コード設定手段により設
定されたコードに適合した施設を所定の検索範囲内で前
記施設記憶手段に記憶された施設より選定する施設選定
手段と、前記施設選定手段により対応する施設が選定で
きなかったときに前記緊急度に応じて前記検索時の優先
順位と検索範囲のいずれか一方の変更を指示する変更手
段とを有している。
【0009】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、異常
状態が発生したときに、異常の内容に対処することので
きる施設のうち、最適な施設を表示する。すなわち、異
常状態の内容に基づく緊急度ランクと、施設の設備の内
容などに基づく優先度ランクに基づき最適施設を選定す
る。言い換えれば、異常内容の緊急度が高くすぐに処置
を行わなければならない場合には設備などが十分ではな
くても、応急処置など行える程度のなるべく近くの施設
を表示し、異常内容の緊急度がそれほど高くない場合に
は、多少遠くても十分な処置の行える施設を表示する。
状態が発生したときに、異常の内容に対処することので
きる施設のうち、最適な施設を表示する。すなわち、異
常状態の内容に基づく緊急度ランクと、施設の設備の内
容などに基づく優先度ランクに基づき最適施設を選定す
る。言い換えれば、異常内容の緊急度が高くすぐに処置
を行わなければならない場合には設備などが十分ではな
くても、応急処置など行える程度のなるべく近くの施設
を表示し、異常内容の緊急度がそれほど高くない場合に
は、多少遠くても十分な処置の行える施設を表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明にかかる好適な実施例を図面に
したがって説明する。本実施例は、現在位置から設定さ
れた目的地間での経路を探索し、この探索された経路に
沿って自車両を誘導する車両用経路誘導装置に、本発明
にかかる地図表示装置を組み込んだものである。
したがって説明する。本実施例は、現在位置から設定さ
れた目的地間での経路を探索し、この探索された経路に
沿って自車両を誘導する車両用経路誘導装置に、本発明
にかかる地図表示装置を組み込んだものである。
【0011】図1には本装置の構成を示すブロック図が
示されている。道路、地名、建造物名、河川名、などの
情報を記憶する地図情報記憶部10が設けられており、
必要に応じて記憶されている地図情報を読みだすことが
できるようになっている。また、現在の自車両の位置を
測定するための衛星航法システム(以下GPSと記す)
を利用したGPSレシーバ14と、地磁気に基づき自車
両の進行方位を検出する方位センサ16と、車輪の回転
数により走行距離を検出する距離センサ18が設けられ
ており、これらのセンサの検出結果に基づき現在位置測
定部12は自車両の現在位置を確定する。
示されている。道路、地名、建造物名、河川名、などの
情報を記憶する地図情報記憶部10が設けられており、
必要に応じて記憶されている地図情報を読みだすことが
できるようになっている。また、現在の自車両の位置を
測定するための衛星航法システム(以下GPSと記す)
を利用したGPSレシーバ14と、地磁気に基づき自車
両の進行方位を検出する方位センサ16と、車輪の回転
数により走行距離を検出する距離センサ18が設けられ
ており、これらのセンサの検出結果に基づき現在位置測
定部12は自車両の現在位置を確定する。
【0012】目的地までの経路誘導を行う場合には、目
的地を入力部19により後述する表示部の画面上で指示
したり、地名などにより入力し、現在位置測定部12に
より算出された現在位置から目的地に至る経路を演算部
20に含まれる経路算出部22により算出し、この算出
された経路を経路記憶部24に記憶する。
的地を入力部19により後述する表示部の画面上で指示
したり、地名などにより入力し、現在位置測定部12に
より算出された現在位置から目的地に至る経路を演算部
20に含まれる経路算出部22により算出し、この算出
された経路を経路記憶部24に記憶する。
【0013】目的地を入力し、経路を決定した後、実際
の経路誘導が行われる。前述の演算部20に含まれる経
路案内制御部26は自車両周辺の地図情報を地図情報記
憶部10より読み出し、現在の自車両位置・進行方向と
経路記憶部24に記憶された経路と共に重畳して表示部
28に表示する。
の経路誘導が行われる。前述の演算部20に含まれる経
路案内制御部26は自車両周辺の地図情報を地図情報記
憶部10より読み出し、現在の自車両位置・進行方向と
経路記憶部24に記憶された経路と共に重畳して表示部
28に表示する。
【0014】表示部28は運転席近傍のインストルメン
ツパネル内に設けられており、運転者はこの表示部28
を見ることにより自車両の位置を確認し、また今後の経
路についての情報を得る。
ツパネル内に設けられており、運転者はこの表示部28
を見ることにより自車両の位置を確認し、また今後の経
路についての情報を得る。
【0015】さらに、本装置においては異常状況の発生
に対応して、発生した異常に対処できる施設を表示する
機能が備えられている。検知部30は各種の異常状態を
検知する複数のセンサよりなる。このセンサは、例えば
エンジン潤滑油の油圧が所定値以下になったことを検出
するエンジン油圧センサ32や、ブレーキ系統の作動油
の油量が所定値以下になったことを検出するブレーキ油
量センサ34や、ヘッドライト、ブレーキライト、方向
指示灯などのランプ切れを検出するランプセンサ36
や、燃料残量が所定値以下になったことを検知する燃料
残量センサ38などが備えられている。さらに、運転者
などが異常状態の発生を指示するマニュアル入力部40
も備えられている。このマニュアル入力部40は、いく
つかの異常内容の中から運転者自信がその内容を選択す
る装置である。例えば同乗者の中で気分の悪くなった者
がでた場合に、運転者は病人の発生をこのマニュアル入
力部40より指示し、本装置はこれに対応した施設、す
なわち病院などを後述する施設選定部により選定する。
その他、このマニュアル入力部40により入力できる異
常内容は、けが人の発生などがあり、また、前記のエン
ジン油圧などの異常を運転者自身で入力できるようにも
なっている。
に対応して、発生した異常に対処できる施設を表示する
機能が備えられている。検知部30は各種の異常状態を
検知する複数のセンサよりなる。このセンサは、例えば
エンジン潤滑油の油圧が所定値以下になったことを検出
するエンジン油圧センサ32や、ブレーキ系統の作動油
の油量が所定値以下になったことを検出するブレーキ油
量センサ34や、ヘッドライト、ブレーキライト、方向
指示灯などのランプ切れを検出するランプセンサ36
や、燃料残量が所定値以下になったことを検知する燃料
残量センサ38などが備えられている。さらに、運転者
などが異常状態の発生を指示するマニュアル入力部40
も備えられている。このマニュアル入力部40は、いく
つかの異常内容の中から運転者自信がその内容を選択す
る装置である。例えば同乗者の中で気分の悪くなった者
がでた場合に、運転者は病人の発生をこのマニュアル入
力部40より指示し、本装置はこれに対応した施設、す
なわち病院などを後述する施設選定部により選定する。
その他、このマニュアル入力部40により入力できる異
常内容は、けが人の発生などがあり、また、前記のエン
ジン油圧などの異常を運転者自身で入力できるようにも
なっている。
【0016】この検知部30により異常状態が検知され
ると、演算部20に含まれる対応施設種別コード設定手
段42にて各異常状態の内容に基づく緊急度のランクを
設定する。例えば、ヘッドライトのランプが切れた場合
などは、全てのランプが切れない限り、運転することは
不可能ではないので、緊急度はそれほど高くないと設定
される。また、ブレーキに異常が発生した場合は以後の
走行に大きな影響を与える可能性があるので、緊急度が
非常に高いと判断される。さらに、発生した異常状態の
処置を行う施設の設備内容に基づき各施設の優先度が決
められており、この施設の優先順位も設定される。例え
ば、ヘッドライトのランプ切れに対しては、最も適切な
処置のできる施設はディーラーであると考えられるが、
JAFなどでも対応することはできる。本装置において
は前記優先ランクと施設までの距離とのどちらに重点を
置き、検索を行うかを緊急度のランクに応じて変更す
る。すなわち、緊急度の低い場合はなるべく設備の充実
した施設に誘導するようにし、緊急度の高い場合はなる
べく近くの施設の誘導するようにする。以上のような緊
急度ランクと優先ランクに適合した施設の種類を示すコ
ードが対応施設種別コード設定手段42により設定され
る。これは、例えばディーラー、JAF支部、救急病院
などの施設の種別をコード化したものである。この具体
的な例を図2に示す。図2(a)は、検索用コードの構
成を示している、第1桁は緊急度のランクを示す緊急ラ
ンクコードであり、例えば、“0”は以後の走行に重大
な影響を及ぼす可能性のある、基本的に走行中止を奨励
するランクであり、“1”は走行するに影響をしない
が、対応施設になるべく早く到着すべき場合を示すラン
クであり、“2”は施設の設備を重視し、多少遠くても
充実した設備を有する施設を選定すべき場合を示す。第
2桁は施設の設備の充実度を示す優先ランクコードであ
る。前述の例をあげれば、ランプ切れなどに対しては、
ディーラーはJAFよりも、その取り扱う車種に関して
は設備、部品、作業員の熟練度などで優れていると考え
られるので優先ランクが高く設定されている。本実施例
においてはランプ切れに対するディーラーのランクは
“1”、JAFのランクは“2”であり、さらに優先度
の低い施設がある場合にはランク“3”が設定される。
第3〜5桁は施設の種別コードを示している。そして、
図2(b)に示すように、各異常内容に応じて、緊急度
ランク、優先度ランク、さらに施設種別コードが対応付
けられている。そして、この5桁の検索コードにより最
適に施設の検索を行う。
ると、演算部20に含まれる対応施設種別コード設定手
段42にて各異常状態の内容に基づく緊急度のランクを
設定する。例えば、ヘッドライトのランプが切れた場合
などは、全てのランプが切れない限り、運転することは
不可能ではないので、緊急度はそれほど高くないと設定
される。また、ブレーキに異常が発生した場合は以後の
走行に大きな影響を与える可能性があるので、緊急度が
非常に高いと判断される。さらに、発生した異常状態の
処置を行う施設の設備内容に基づき各施設の優先度が決
められており、この施設の優先順位も設定される。例え
ば、ヘッドライトのランプ切れに対しては、最も適切な
処置のできる施設はディーラーであると考えられるが、
JAFなどでも対応することはできる。本装置において
は前記優先ランクと施設までの距離とのどちらに重点を
置き、検索を行うかを緊急度のランクに応じて変更す
る。すなわち、緊急度の低い場合はなるべく設備の充実
した施設に誘導するようにし、緊急度の高い場合はなる
べく近くの施設の誘導するようにする。以上のような緊
急度ランクと優先ランクに適合した施設の種類を示すコ
ードが対応施設種別コード設定手段42により設定され
る。これは、例えばディーラー、JAF支部、救急病院
などの施設の種別をコード化したものである。この具体
的な例を図2に示す。図2(a)は、検索用コードの構
成を示している、第1桁は緊急度のランクを示す緊急ラ
ンクコードであり、例えば、“0”は以後の走行に重大
な影響を及ぼす可能性のある、基本的に走行中止を奨励
するランクであり、“1”は走行するに影響をしない
が、対応施設になるべく早く到着すべき場合を示すラン
クであり、“2”は施設の設備を重視し、多少遠くても
充実した設備を有する施設を選定すべき場合を示す。第
2桁は施設の設備の充実度を示す優先ランクコードであ
る。前述の例をあげれば、ランプ切れなどに対しては、
ディーラーはJAFよりも、その取り扱う車種に関して
は設備、部品、作業員の熟練度などで優れていると考え
られるので優先ランクが高く設定されている。本実施例
においてはランプ切れに対するディーラーのランクは
“1”、JAFのランクは“2”であり、さらに優先度
の低い施設がある場合にはランク“3”が設定される。
第3〜5桁は施設の種別コードを示している。そして、
図2(b)に示すように、各異常内容に応じて、緊急度
ランク、優先度ランク、さらに施設種別コードが対応付
けられている。そして、この5桁の検索コードにより最
適に施設の検索を行う。
【0017】この対応施設種別コードに応じて、施設選
定部44においては地図情報記憶部10内の施設記憶部
46に記憶されている各施設の情報を基に、最適の施設
を選定する。また、これを表示部28に表示する。運転
者はこの表示を見ることにより情報を得て、適切な処置
を行うことのできる施設に向かうことができる。
定部44においては地図情報記憶部10内の施設記憶部
46に記憶されている各施設の情報を基に、最適の施設
を選定する。また、これを表示部28に表示する。運転
者はこの表示を見ることにより情報を得て、適切な処置
を行うことのできる施設に向かうことができる。
【0018】また、対応施設種別コードに一致する施設
が施設記憶部46に記憶されていない場合には、変更部
48にて緊急度ランクに応じて、優先ランクと検索範囲
のいずれか一方を変更する。たとえば、緊急度ランクの
高いときは、なるべく早く処置を行う必要があるので、
応急処置しかできない施設など(優先ランクの低い施
設)であってもよい。よって、まず優先ランクを低く変
更する。そして、前述したように、発生した異常状態に
対応する施設の種別コードを変更された優先ランクと前
記の緊急度ランクに基づき決定し、前回と同じ検索範囲
内で再度検索が行われる。優先ランクが最も低くなって
も施設が見つからなかった時には、今度は検索範囲を広
げて再び検索を行う。
が施設記憶部46に記憶されていない場合には、変更部
48にて緊急度ランクに応じて、優先ランクと検索範囲
のいずれか一方を変更する。たとえば、緊急度ランクの
高いときは、なるべく早く処置を行う必要があるので、
応急処置しかできない施設など(優先ランクの低い施
設)であってもよい。よって、まず優先ランクを低く変
更する。そして、前述したように、発生した異常状態に
対応する施設の種別コードを変更された優先ランクと前
記の緊急度ランクに基づき決定し、前回と同じ検索範囲
内で再度検索が行われる。優先ランクが最も低くなって
も施設が見つからなかった時には、今度は検索範囲を広
げて再び検索を行う。
【0019】緊急度のランクが低いときには、変更部に
よって前述と同様に優先ランクの変更が行われるが、優
先ランクが低い施設が見つかってもすぐにこれを表示し
ない。そして、優先ランクが最も低くなった後、変更部
は検索領域を変更しより広い範囲で再度検索が行われ
る。そして、広い範囲で検索した場合に優先ランクの高
い施設が見つかったらこれを表示する。また、広い範囲
で検索しても優先ランクの高い施設がみつからなかった
場合は、記憶されている優先ランクの低い施設の内最も
現在位置に近い施設を表示する。
よって前述と同様に優先ランクの変更が行われるが、優
先ランクが低い施設が見つかってもすぐにこれを表示し
ない。そして、優先ランクが最も低くなった後、変更部
は検索領域を変更しより広い範囲で再度検索が行われ
る。そして、広い範囲で検索した場合に優先ランクの高
い施設が見つかったらこれを表示する。また、広い範囲
で検索しても優先ランクの高い施設がみつからなかった
場合は、記憶されている優先ランクの低い施設の内最も
現在位置に近い施設を表示する。
【0020】以下、図3、図4、図5、図6に示すフロ
ーチャートにより異常状態に対応する施設選定方法につ
いての詳細な説明を行う。
ーチャートにより異常状態に対応する施設選定方法につ
いての詳細な説明を行う。
【0021】図3は異常が発生した時の検索用コード設
定にかかるフローチャートである。前述のような異常内
容が各センサまたはマニュアル入力手段により検知され
る(S300)と、その異常内容に応じた緊急度ランク
を設定する(S301)。また、優先度(P)は1に設
定される(S302)。そして、この緊急度ランクと優
先ランクを含む、発生した異常状態の処置が可能な施設
の検索用コードを図2に基づき設定する(S303)。
例えば、ランプ切れが生じた場合、緊急度ランク2、優
先ランク1に対応する施設であるディーラーを示すXX
Xの施設種別コードが設定され、前記緊急度ランク、優
先ランクと共に5桁の検索用コードが設定される(図2
(a)参照)。そして、この検索用コードの緊急ランク
を示す第1桁に応じて、以降のフローが決定される(S
304)。
定にかかるフローチャートである。前述のような異常内
容が各センサまたはマニュアル入力手段により検知され
る(S300)と、その異常内容に応じた緊急度ランク
を設定する(S301)。また、優先度(P)は1に設
定される(S302)。そして、この緊急度ランクと優
先ランクを含む、発生した異常状態の処置が可能な施設
の検索用コードを図2に基づき設定する(S303)。
例えば、ランプ切れが生じた場合、緊急度ランク2、優
先ランク1に対応する施設であるディーラーを示すXX
Xの施設種別コードが設定され、前記緊急度ランク、優
先ランクと共に5桁の検索用コードが設定される(図2
(a)参照)。そして、この検索用コードの緊急ランク
を示す第1桁に応じて、以降のフローが決定される(S
304)。
【0022】緊急度ランクが0または1の場合は図4に
示すフローに従い検索が行われる。まず、表示装置28
の画面に表示される領域内で、かつ進行方向に存在する
施設を検索する(S400)。この検索は、前記検索用
コードの下3桁の施設種別コードを用いて行われ、この
コードと施設記憶部46に記憶されている施設コードと
を比較することにより行われる。対象となる施設コード
がある(S401)と、検索された施設の中で、自車両
の位置から最短の距離にある施設を選定する(S40
2)。そして、緊急度ランクが0の場合は対象施設への
通信が自動的に行われ(S404)、受信した施設にお
いては、この通信に基づき修理などを行うための作業員
を派遣するなどの処置を行う。また、ステップS403
にて緊急度が0でないと判断された場合は、選定された
施設までの経路探索が行われる(S405)。この経路
探索結果および、選定された施設の各種の情報を画面上
に表示し、乗員に報知する(S406)。また、場合に
よっては対象となる施設に自動通信を行ってもよい。こ
のような場合は、例えばけが人や病人が発生した場合に
事前に病院に連絡をして、病院側で処置の準備を予め行
っておく必要がある場合などである。
示すフローに従い検索が行われる。まず、表示装置28
の画面に表示される領域内で、かつ進行方向に存在する
施設を検索する(S400)。この検索は、前記検索用
コードの下3桁の施設種別コードを用いて行われ、この
コードと施設記憶部46に記憶されている施設コードと
を比較することにより行われる。対象となる施設コード
がある(S401)と、検索された施設の中で、自車両
の位置から最短の距離にある施設を選定する(S40
2)。そして、緊急度ランクが0の場合は対象施設への
通信が自動的に行われ(S404)、受信した施設にお
いては、この通信に基づき修理などを行うための作業員
を派遣するなどの処置を行う。また、ステップS403
にて緊急度が0でないと判断された場合は、選定された
施設までの経路探索が行われる(S405)。この経路
探索結果および、選定された施設の各種の情報を画面上
に表示し、乗員に報知する(S406)。また、場合に
よっては対象となる施設に自動通信を行ってもよい。こ
のような場合は、例えばけが人や病人が発生した場合に
事前に病院に連絡をして、病院側で処置の準備を予め行
っておく必要がある場合などである。
【0023】一方、ステップS401で対象の施設コー
ドが検索されなかった場合は、ステップS400の条件
より「進行方向」の条件を除き、画面表示領域内の全て
に対して検索を行う(S407)。ここで対象施設のコ
ードが検索された場合は(S408)、ステップS40
2に移行し、以後は前述のフローと同様の流れとなる。
ドが検索されなかった場合は、ステップS400の条件
より「進行方向」の条件を除き、画面表示領域内の全て
に対して検索を行う(S407)。ここで対象施設のコ
ードが検索された場合は(S408)、ステップS40
2に移行し、以後は前述のフローと同様の流れとなる。
【0024】対象の施設コードがなかった場合は(S4
08)、優先ランク(P)が最大値(本実施例の場合は
3)であるかが判断され(S409)、まだ最大値とな
っていない場合は、優先ランクを1増加させ(S41
0)、図3のステップS303へ移行する。そして、新
たな優先ランクに応じた施設種別コードが設定され、検
索用コードを設定する。また、ステップ409で優先ラ
ンクが最大となっていないと判断された場合は、検索領
域を四方へ所定距離(Lkm)だけ拡大し(S41
1)、図3のステップS302に移行し、検索を再び行
う。
08)、優先ランク(P)が最大値(本実施例の場合は
3)であるかが判断され(S409)、まだ最大値とな
っていない場合は、優先ランクを1増加させ(S41
0)、図3のステップS303へ移行する。そして、新
たな優先ランクに応じた施設種別コードが設定され、検
索用コードを設定する。また、ステップ409で優先ラ
ンクが最大となっていないと判断された場合は、検索領
域を四方へ所定距離(Lkm)だけ拡大し(S41
1)、図3のステップS302に移行し、検索を再び行
う。
【0025】図5および図6には緊急度ランクが2の場
合が示されている。まず、検索する範囲に関する設定が
行われる。ステップS500では検索方向に関するフラ
グFと検索範囲に関するフラグGとの少なくとも一方が
1であるかが判断される。このフラグFは検索方向を示
すものであり、F=0の場合は進行方向前方の施設を検
索する場合であり、F=1の場合は後方の施設を検索す
る場合である。初期はF=0であるから検索方向Dが前
方に設定される(S501)。また、フラグGは検索範
囲に関し、G=0の場合は表示範囲が検索範囲となって
いることを示し、G=1のときは検索範囲が表示範囲よ
り広くなっていることを示している。さらに、検索領域
が表示領域に設定される(S502)。そして、以上の
領域内で対象施設の検索が行われる(S503)。対象
施設があり(S504)、検索された優先ランクがP=
1であると(S505)、検索された施設のうち現在位
置より最短の距離にある施設を選定する(S506)。
そして、選定された施設までの経路探索(S507)が
行われ、その経路探索の結果と選定施設の情報を運転者
などに提供する(S508)。また、場合によっては対
象施設に自動通信を行ってもよい。
合が示されている。まず、検索する範囲に関する設定が
行われる。ステップS500では検索方向に関するフラ
グFと検索範囲に関するフラグGとの少なくとも一方が
1であるかが判断される。このフラグFは検索方向を示
すものであり、F=0の場合は進行方向前方の施設を検
索する場合であり、F=1の場合は後方の施設を検索す
る場合である。初期はF=0であるから検索方向Dが前
方に設定される(S501)。また、フラグGは検索範
囲に関し、G=0の場合は表示範囲が検索範囲となって
いることを示し、G=1のときは検索範囲が表示範囲よ
り広くなっていることを示している。さらに、検索領域
が表示領域に設定される(S502)。そして、以上の
領域内で対象施設の検索が行われる(S503)。対象
施設があり(S504)、検索された優先ランクがP=
1であると(S505)、検索された施設のうち現在位
置より最短の距離にある施設を選定する(S506)。
そして、選定された施設までの経路探索(S507)が
行われ、その経路探索の結果と選定施設の情報を運転者
などに提供する(S508)。また、場合によっては対
象施設に自動通信を行ってもよい。
【0026】ステップS505にて優先ランクが1以外
であるとされた場合は、その検索結果を一旦記憶する
(S509)。そして、ステップS510に移行する。
このステップS510はステップS504で対象施設が
ないとされたときの移行先でもある。ここでは優先ラン
クが最大になっているかが判断される。最大となってい
ない場合は、優先ランクPに1を加え、新たな優先ラン
クを設定し、図3のステップ303へ移行して、施設種
別コードを変更して再び検索を行う。一方優先ランクが
最大になっていた場合には、検索領域を前方へKkm拡
大する(S512)。次に、この検索領域の拡大にとも
なって、到達できない距離までに検索領域が広がってい
ないかが判断される(S513)。このとき到達できる
最大の距離(走行限界)はガソリンの残量と平均走行燃
費と安全率を乗じた値に設定される。ただし、ガソリン
残量が十分にある場合には走行限界の距離は長くなりす
ぎるので、上限の値が設定されており、例えば30km
などとされている。そして走行限界に達していなければ
ステップS518へ移行して、優先ランクが再び1に設
定される。また、同時にフラグGが1に設定される。そ
して、検索領域をより広げた状態で、再び検索が行われ
る。一方、走行限界に達していた場合はP=2または3
の施設が記憶されているかが判断され(S514)、あ
ればPが2の施設の内の最短距離の施設を選定し、そこ
までの経路を探索し、これを表示する(S515)。ス
テップS514にて対象施設が記憶されていない場合
は、フラグFが1かが判断される(S516)。F=1
の場合には走行限界内には、対象となる施設が無いこと
が運転者に示される(S517)。また、F=0の場合
には検索方向が後方に設定され、F=1が設定される
(S519)。そして、図3のステップS302に移行
し、再び検索が開始される。
であるとされた場合は、その検索結果を一旦記憶する
(S509)。そして、ステップS510に移行する。
このステップS510はステップS504で対象施設が
ないとされたときの移行先でもある。ここでは優先ラン
クが最大になっているかが判断される。最大となってい
ない場合は、優先ランクPに1を加え、新たな優先ラン
クを設定し、図3のステップ303へ移行して、施設種
別コードを変更して再び検索を行う。一方優先ランクが
最大になっていた場合には、検索領域を前方へKkm拡
大する(S512)。次に、この検索領域の拡大にとも
なって、到達できない距離までに検索領域が広がってい
ないかが判断される(S513)。このとき到達できる
最大の距離(走行限界)はガソリンの残量と平均走行燃
費と安全率を乗じた値に設定される。ただし、ガソリン
残量が十分にある場合には走行限界の距離は長くなりす
ぎるので、上限の値が設定されており、例えば30km
などとされている。そして走行限界に達していなければ
ステップS518へ移行して、優先ランクが再び1に設
定される。また、同時にフラグGが1に設定される。そ
して、検索領域をより広げた状態で、再び検索が行われ
る。一方、走行限界に達していた場合はP=2または3
の施設が記憶されているかが判断され(S514)、あ
ればPが2の施設の内の最短距離の施設を選定し、そこ
までの経路を探索し、これを表示する(S515)。ス
テップS514にて対象施設が記憶されていない場合
は、フラグFが1かが判断される(S516)。F=1
の場合には走行限界内には、対象となる施設が無いこと
が運転者に示される(S517)。また、F=0の場合
には検索方向が後方に設定され、F=1が設定される
(S519)。そして、図3のステップS302に移行
し、再び検索が開始される。
【0027】このように、緊急度のランクが低い場合
(この場合ランク2)には、まず前方の施設を検索する
ことで目的地到達までの道程の中で、必要な施設に立ち
寄ることが可能となる。前方に対応する施設がない場合
に限って後方の施設を検索し、これによって、なるべく
後戻りとなる誘導が行われないようになっている。
(この場合ランク2)には、まず前方の施設を検索する
ことで目的地到達までの道程の中で、必要な施設に立ち
寄ることが可能となる。前方に対応する施設がない場合
に限って後方の施設を検索し、これによって、なるべく
後戻りとなる誘導が行われないようになっている。
【0028】最後にステップS520でFおよびGが初
期値、すなわち0に戻されて終了する。
期値、すなわち0に戻されて終了する。
【0029】以上のように本実施例においては、異常内
容の緊急を要する程度によって、距離を優先するか、施
設の設備を優先するか、進行方向にある施設を優先する
かを変更して、個々の異常内容に適した検索が行われ
る。また、最適の施設までの経路検索が行われるので、
この経路にしたがって誘導がなされるので、確実に施設
に到達することができる。
容の緊急を要する程度によって、距離を優先するか、施
設の設備を優先するか、進行方向にある施設を優先する
かを変更して、個々の異常内容に適した検索が行われ
る。また、最適の施設までの経路検索が行われるので、
この経路にしたがって誘導がなされるので、確実に施設
に到達することができる。
【0030】以上説明した本実施例では、優先ランクを
1回ごとに書き替えて、それに対応する施設を順次検索
する構成をとったが、施設情報を記憶する際に優先ラン
クも同時に記憶し、検索の時は検索領域内の全てのラン
クの施設を抽出し、その後優先ランクに応じて選定を行
う構成としてもよい。
1回ごとに書き替えて、それに対応する施設を順次検索
する構成をとったが、施設情報を記憶する際に優先ラン
クも同時に記憶し、検索の時は検索領域内の全てのラン
クの施設を抽出し、その後優先ランクに応じて選定を行
う構成としてもよい。
【0031】また本実施例においては、検索された施設
のうちの一つが最適な施設として表示されるが、検索さ
れた施設は一応全て表示し、最適施設はその他とは違う
記号または色により識別するよう表示することも好適で
ある。
のうちの一つが最適な施設として表示されるが、検索さ
れた施設は一応全て表示し、最適施設はその他とは違う
記号または色により識別するよう表示することも好適で
ある。
【0032】さらに本実施例においては、最適施設を選
定する際に検索された施設のうち現在位置からの距離が
最短のものを選定するようにしたが、所要時間が最短に
なるように構成することも好適である。例えば、施設到
達までの経路に右折が多い場合はこの経路を選ばない、
常時混雑する道路は避ける、などである。
定する際に検索された施設のうち現在位置からの距離が
最短のものを選定するようにしたが、所要時間が最短に
なるように構成することも好適である。例えば、施設到
達までの経路に右折が多い場合はこの経路を選ばない、
常時混雑する道路は避ける、などである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
異常状態が発生したときに、これに対処できる施設のう
ちで最適なものを選定することができる。すなわち、発
生した異常状態が緊急を要するものである場合には、十
分な処置が行えなくとも応急処置が可能ならばより近く
の施設を選定することができる。また、これとは反対に
発生した異常状況にさほどの緊急性がない場合には、設
備が充実していて十分な処理を行える施設を選定するこ
とができる。この選定された施設を表示することにより
運転者は迷わずにこの施設に向かうことができる。つま
り、検索範囲の全ての対象施設を表示した場合の、運転
者による最良施設の選択時の迷いを防止できる。
異常状態が発生したときに、これに対処できる施設のう
ちで最適なものを選定することができる。すなわち、発
生した異常状態が緊急を要するものである場合には、十
分な処置が行えなくとも応急処置が可能ならばより近く
の施設を選定することができる。また、これとは反対に
発生した異常状況にさほどの緊急性がない場合には、設
備が充実していて十分な処理を行える施設を選定するこ
とができる。この選定された施設を表示することにより
運転者は迷わずにこの施設に向かうことができる。つま
り、検索範囲の全ての対象施設を表示した場合の、運転
者による最良施設の選択時の迷いを防止できる。
【0034】以上のように本発明は、冷静な判断が求め
られる異常状況が発生した時に、運転者の判断をより適
確なものとするための補助機能を有する地図表示装置を
提供することができる。
られる異常状況が発生した時に、運転者の判断をより適
確なものとするための補助機能を有する地図表示装置を
提供することができる。
【図1】本発明にかかる好適な実施例の構成ブロック図
である。
である。
【図2】本実施例の装置の最適施設の検索・選定時に利
用される検索用コードについての説明図である。
用される検索用コードについての説明図である。
【図3】本実施例の最適施設の検索・選定の流れを説明
するフローチャートであり、特に検索用コードの設定に
関するフローチャートである。
するフローチャートであり、特に検索用コードの設定に
関するフローチャートである。
【図4】本実施例の最適施設の検索・選定の流れを説明
するフローチャートであり、特に緊急度ランクが0また
は1の場合のフローチャートである。
するフローチャートであり、特に緊急度ランクが0また
は1の場合のフローチャートである。
【図5】本実施例の最適施設の検索・選定の流れを説明
するフローチャートであり、特に緊急度ランクが2の場
合のフローチャートである。
するフローチャートであり、特に緊急度ランクが2の場
合のフローチャートである。
【図6】本実施例の最適施設の検索・選定の流れを説明
するフローチャートであり、特に緊急度ランクが2の場
合のフローチャートである。
するフローチャートであり、特に緊急度ランクが2の場
合のフローチャートである。
【符号の説明】 10 地図情報記憶部 30 検知部 42 対応施設種別コード発生手段 44 施設選定部 46 施設記憶部 48 変更部
Claims (1)
- 【請求項1】 自車両の位置を検出し、自車両周辺の地
図を表示し、この地図上に前記検出された自車両の位置
を合わせて表示し、運転者に地図情報を提供する車両用
地図表示装置であって、 異常状態の発生を検知する検知手段と、 検知された異常状態に対処するための施設を検索する際
に異常内容に対応する、緊急度ランクと検索時の施設の
優先順位を示す優先ランクとから、施設種別を示すコー
ドを設定する対応施設種別コード設定手段と、 前記異常状態に対処するための施設を前記対応施設種別
コードと共に記憶する施設記憶手段と、 前記対応施設種別コード設定手段により設定されたコー
ドに適合した施設を、前記自車両の現在位置を基準とす
る所定の検索範囲内で前記施設記憶手段に記憶された施
設より選定する施設選定手段と、 前記施設選定手段により対応する施設が選定できなかっ
たときに前記緊急度に応じて前記検索時の施設の優先順
位と検索範囲のいずれか一方の変更を指示する変更手段
と、 を有し、前記変更指示手段により変更された条件に基づ
き再び検索を行い、選定された施設の位置を地図上に表
示することを特徴とする車両用地図表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32414292A JPH06174482A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 車両用地図表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32414292A JPH06174482A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 車両用地図表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06174482A true JPH06174482A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18162604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32414292A Pending JPH06174482A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 車両用地図表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06174482A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115500A (ja) * | 1994-08-23 | 1996-05-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 覚醒度低下運転防止装置および異常走行防止装置 |
JPH08249403A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-27 | Toshiba Corp | 救急医療機関検索システム |
JPH109006A (ja) * | 1996-06-24 | 1998-01-13 | Nissan Motor Co Ltd | 車両制御装置 |
JPH1047988A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-02-20 | Fujitsu Ten Ltd | 車載用ナビゲーション装置 |
JPH1089982A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-10 | Mazda Motor Corp | ナビゲーション装置 |
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JPH10222529A (ja) * | 1997-02-10 | 1998-08-21 | Toyota Motor Corp | 車両用情報検索装置 |
JP2002323341A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Aisin Aw Co Ltd | ナビゲーション装置及びプログラム |
JP2002334168A (ja) * | 2001-05-08 | 2002-11-22 | Mazda Motor Corp | 車両の遠隔故障診断用サーバ、車両の遠隔故障診断方法、遠隔故障診断用プログラム、及び、車載の遠隔故障診断装置 |
JP2003022330A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Hitachi Ltd | 車両の故障診断システムおよび車両故障の情報管理装置 |
JP2003505708A (ja) * | 1999-07-24 | 2003-02-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自動車に対するナビゲーション方法およびナビゲーションシステム |
JP2003157494A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-05-30 | Bridgestone Corp | 移動体向けサービス仲介システム |
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US7409221B2 (en) | 1998-12-23 | 2008-08-05 | American Calcar, Inc. | Technique for communicating information concerning a product or service provider to a vehicle |
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JP2009077261A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 通信装置 |
JP2011089839A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Toyota Motor Corp | 車両の情報通信装置 |
US9002549B2 (en) | 1997-01-28 | 2015-04-07 | Talking Quick Tips, Inc. | Multimedia information and control system for automobiles |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP32414292A patent/JPH06174482A/ja active Pending
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