JPH06174445A - 切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置 - Google Patents

切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置

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JPH06174445A
JPH06174445A JP4351293A JP35129392A JPH06174445A JP H06174445 A JPH06174445 A JP H06174445A JP 4351293 A JP4351293 A JP 4351293A JP 35129392 A JP35129392 A JP 35129392A JP H06174445 A JPH06174445 A JP H06174445A
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JP
Japan
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defect
semiconductor wafer
displacement sensor
change
peripheral edge
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JP4351293A
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Atsuo Ito
厚生 伊藤
Tomonari Masagaki
友成 正垣
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平坦な切り欠き部(オリエンテーションフラ
ット)を有する半導体ウェーハの周縁に存在する欠陥を
正確に検出可能な検出装置を提供する。 【構成】 半導体ウェーハ1の近傍に変位センサ2が配
設されている。変位センサ2は変位センサ2と半導体ウ
ェーハ1の周縁との距離を検出する。欠陥検出装置3の
変位センサ2はを入力装置31を介して変位センサ2の
読みを入力し、記憶装置34に記憶する。判別装置32
は記憶装置34に記憶されたデータから変曲点を検出し
て半導体ウェーハ1の円形の周縁部とオリエンテーショ
ンフラット12との境界部を検出し、さらに、該境界の
欠陥および上記周縁部の欠陥をそれぞれ記憶装置34に
記憶されたデータの変化から検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウェーハなどのよ
うに、一部に正常な切り欠きを有する円板の周縁に割
れ、欠落などの欠陥が存在するか否かを検出する切り欠
きを有する円板の欠陥検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの検査には種々の検査対
象があるが、これらの検査対象の1つとして半導体ウェ
ーハの周縁の発生した欠陥を検出する検査がある。従来
の半導体ウェーハの周縁の欠陥検査としては、検査対象
の半導体ウェーハの周縁に近接させて配置した変位セン
サと、アナログ方式の検査装置とを用いる。検査装置
は、変位センサの検出信号を入力し、検出信号を比較回
路を用いて不連続点を監視し、不連続点が検出されたと
き、半導体ウェーハに欠陥があるとして判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体ウェーハにはチ
ャンファと呼ぶ、半導体ウェーハの方向を示す偏平な切
り欠き部分が設けられている。半導体ウェーハのチャン
ファ部分と円形な周縁部分の境界は不連続であるから、
単に、変位センサの検出信号の連続性を監視するだけで
は、半導体ウェーハの周縁の欠陥を検出できない。その
ため、チャンファ部分を除いた分の欠陥検出を行う。
【0004】従来、チャンファ部分を検出するには、
(1)半導体ウェーハを変位センサに対して回転させる
場合に、回転初期位置をチャンファを基準にして正確に
位置決めして所定の角度範囲をチャンファ部分して検出
する、または、(2)変位センサの他にチャンファ部分
を検出する特別のセンサを設け検査装置においてそのセ
ンサからの信号を監視してチャンファ部分を検出する方
法などが試みられている。前者の検出方法によれば、常
に基準位置に位置決めした後でないと半導体ウェーハの
欠陥検査が行えないという煩雑さがある。後者の場合
は、チャンファ部分の検出に特別のセンサが必要になる
他、チャンファ部分の検出が面倒であるという問題があ
る。
【0005】また、いずれの場合においても、チャンフ
ァ部分を周縁の欠陥検査の対象外としているので、チャ
ンファ部分およびチャンファと円形な周縁部分との境界
部分の欠陥を検出できないという問題に遭遇している。
【0006】また従来の半導体ウェーハの欠陥を検出す
る装置は、半導体ウェーハの大きさが異なると、そのま
までは適用出来ず、たとえば、8インチ半導体ウェーハ
用検査装置、6インチ用検査装置などど、半導体ウェー
ハの大きさに応じて検査装置を設ける、または、欠陥検
出のための条件変更を行う必要があった。
【0007】以上、半導体ウェーハの周縁欠陥検査を例
示したが、上述した問題は半導体ウェーハに限らず、切
り欠き部分を有する円板の欠陥検出において、上記同様
に問題となっている。したがって、本発明は、正常な切
り欠き部分を有する円板の全周囲の周縁に存在する欠陥
を漏れなく、正確に、簡単な構成で検出可能を切り欠き
部分を有する円板の欠陥検出装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置
は、切り欠き部分を有する円板と相対的に回転し該円板
の周縁の形状を測定する形状測定手段と、該測定手段の
測定信号を入力し、該入力信号から前記円板の切り欠き
部分を検出し、該切り欠き部分を参照して前記円板の全
周縁の欠陥を検出する欠陥判別手段とを有する。
【0009】好適には、前記欠陥判別手段は、前記検出
した欠陥が予め定められた前記円板の位置において許容
可能な欠陥か,許容できない欠陥とを識別する。
【0010】
【作用】形状測定手段、たとえば、変位センサ、あるい
は、ビーム光源と協働する一次元撮像手段は、検査対象
となる円板の周縁の形状を測定する。欠陥判別手段は、
形状測定手段からの測定データを入力し、測定データの
変換から切り欠き部分を検出し、切り欠き部分と、円形
縁部分とを区分けして、これらの部分に存在する欠陥
を、測定データの変化から検出する。
【0011】欠陥判別手段は、検出した欠陥が実質的に
問題となる欠陥か否かを識別する。
【0012】
【実施例】本発明の切り欠き有する円板の欠陥検出にお
ける検査対象を半導体ウェーハとした場合に実施例につ
いて、図1を参照して述べる。偏平な切り欠きであるチ
ャンファ12と円形縁部分11とを有する半導体ウェー
ハ1は、図示しない回転機構に軸支され、所定回転数で
回転させられる。変位センサ2が半導体ウェーハ1の回
転周辺近傍に配設され、変位センサ2は半導体ウェーハ
1の周縁と変位センサ2との間隔に応じた信号を出力す
る。変位センサ2の検出信号は欠陥検出装置3に印加さ
れ、半導体ウェーハ1の周縁の欠陥を検査するのに使用
される。
【0013】欠陥検出装置3は、変位センサ2から検出
信号を入力する入力装置31、判別装置32、出力装置
33および記憶装置34を有する。好適には、判別装置
32はマイクロコンピータで実現され、入力装置31は
マイクロコンピータで駆動されるアナログ/ディジタル
変換器(A/DC)を有し、記憶装置34はDRAMで
あり、出力装置33はCRT表示装置およびプリンタで
構成されている。以下、欠陥検出装置3をマイクロコン
ピータで構成した場合について例示する。
【0014】図2は、半導体ウェーハ1と変位センサ2
との相対関係位置を図解する図である。図1において
は、変位センサ2は固定され、回転機構により回転させ
られる場合を図解するが、図解の関係で、図2において
は、半導体ウェーハ1を固定した状態として示し半導体
ウェーハ1の周囲に変位センサ2が回転すると仮定した
示した。なお、半導体ウェーハ1と変位センサ2とは相
対的に回転していればよく、図1に示した状態とは逆
に、半導体ウェーハ1が固定し、変位センサ2が半導体
ウェーハ1の周囲に回転機構(図示せず)によって回転
させられてもよい。
【0015】図3は、図2に示したそれぞれの回転位置
R1〜R6における変位センサ2の検出信号をプロット
した曲線を示す。正確に言えば、変位センサ2の検出信
号は、変位センサ2と半導体ウェーハ1との間隔に正比
例した値は示さないが、以下の記述においては、変位セ
ンサ2自体の飽和特性をも考慮して、円形縁部11とチ
ャンファ12との検出という観点から、変位センサ2か
らは間隔に応じて直線的に変化する信号が出力されるも
のとして述べる。半導体ウェーハ1の周縁に全く欠陥が
存在しない場合には、回転位置R3、R4、R5、R
6、R1に至る経路において、変位センサ2と半導体ウ
ェーハ1の周縁との間隔(距離)d1は一定であるか
ら、変位センサ2の検出信号は切りd1に応じた一定の
値L1を示す。円形縁部分11とチャンファ12との遷
移位置である位置121において、半導体ウェーハ1の
周縁と変位センサ2との平均間隔は距離d1より大きく
なり、変位センサ2の検出信号の値は上記値L1より幾
分低下する。変位センサ2の検出信号は、半導体ウェー
ハ1が回転し位置121からチャンファ12の中央部
分、たとえば、回転位置R12に移行するに従い、一層
低下する。ただし、位置121と回転位置R12との間
の半導体ウェーハ1の周縁と変位センサ2との平均距離
はほぼ直線的に大きくなるから、変位センサ2の検出信
号の値はほぼ直線的に低下していく。変位センサ2と半
導体ウェーハ1のチャンファ12部分とが平行な位置に
到達すると、変位センサ2の検出信号の値は、その時の
変位センサ2とチャンファ12との間隔(距離)d2に
依存した一定の値L2になる。遷移部分122の近傍に
おいては、遷移部分121と逆に、変位センサ2の検出
信号が値L2から値L1に向かって、ほぼ直線的に上昇
する。つまり、半導体ウェーハ1の周縁に欠陥がないと
き、変位センサ2の検出信号をプロットすると、図3に
示したように、チャンファ12は、第1の遷移位置12
1を第1の変曲点、回転位置R2近傍を第2の変曲点、
回転位置R3の近傍を第3の変曲点、第2の遷移位置1
22を第4の変曲点とする4つの変曲点の組合せとして
検出できる。
【0016】円形縁部分11上の回転位置R11に欠陥
が存在した場合、変位センサ2の検出信号はその欠陥の
深さと幅に応じて、図3に示したように、低下する。同
様に、チャンファ12における回転位置R12に欠陥が
存在した場合も、図3に示すように、その欠陥の大きさ
に応じて変位センサ2の検出信号が低下する。
【0017】図4は、第1の遷移位置121、第2の遷
移位置122のそれぞれの近傍に、欠陥131、132
が存在したとき、変位センサ2の検出信号の変化を示
す。第1の遷移位置121において、なだらかな切り欠
き(欠陥)131が存在した場合、その検出信号の変化
は急激ではないが、破線で示した欠陥の存在しない場合
の変化より緩慢な変化となる。第2の遷移位置122に
おける割れなどの欠陥132が存在したときは、変位セ
ンサ2の検出信号の変化は、円形縁部分11における欠
陥などと同に、急激な変化(落ち込み)をもたらす。
【0018】欠陥検出装置3は、上記分析結果に基づい
て、半導体ウェーハ1の周縁の欠陥の有無を検出する。
欠陥検出装置3における欠陥検出の第1例を、図5に示
すフローチャートを参照して述べる。この検出処理例
は、まず、入力装置31において、半導体ウェーハ1の
1周の周縁と変位センサ2との距離を示す変位センサ2
の検出信号を記憶装置34に記憶し、記憶装置34に記
憶されたデータを解析(分析)して、半導体ウェーハ1
の周縁の欠陥を検出する方法である。なお、半導体ウェ
ーハ1は変位センサ2に対して、図1に示す矢印方向R
に回転させられるものとする。
【0019】ステップ01(S01)(図5):1周デ
ータ入力 判別装置32は入力装置31を介して、変位センサ2の
検出信号を連続的に読み取り、読み取ったデータを一
旦、記憶装置34に記憶する。入力装置31はA/DC
を有しているから、変位センサ2の検出信号は、所定の
サンプリング周期で読み込まれる。サンプリング周期
は、半導体ウェーハ1の回転速度にも依存するが、微小
な欠陥を充分検出可能な短い時間間隔に設定されるもの
とする。
【0020】ステップ02:判別装置32は記憶装置3
4に記憶されたデータを順次、連続的に読み出し、前回
のサンプリング値と今回のサンプリング値との変化を検
出する。なお、この変化の有無判定には「有為さ」を適
用する。入力装置31内のA/DCにはスキャン誤差が
あり、変位センサ2自体にも検出誤差がある。前回のサ
ンプリング値と今回のサンプリング値をそのままディジ
タル的に比較すると、実質的に変位センサ2と半導体ウ
ェーハ1との周縁との距離に変化がなく欠陥が存在しな
い場合でも、上記誤差により変化があり半導体ウェーハ
1の周縁に欠陥が存在すると判定される可能性が高い。
そこで、たとえば、スキャン誤差と検出誤差とを加算し
所定の裕度を加算した値であって欠陥を検出するに充分
小さな値を有為さとして規定し、前回のサンプリング値
と今回のサンプリング値との相違が上記有為さ以内なら
ば、実質的に変化がないとして扱う。以下、変化の有無
にはこの有為さを適用するものとする。前回のサンプリ
ング値と今回のサンプリング値とに変化がないときは、
判別装置32は次のデータについて変化の有無判定を行
う。なお、記憶装置34に記憶されたデータの全てにつ
いて変化の有無判定が終了したら、判別装置32の判定
処理は終了する。
【0021】ステップ03:変化が検出されたら、その
変化をすぐに欠陥とは決定せずに、第1の遷移位置12
1に相当する仮の第1変曲点と決定する。なお、記憶装
置34には第1の遷移位置121の近傍の変位センサ2
の検出信号が記憶されているから、第1の遷移位置12
1の相当する位置を中心とする前後の複数のデータを検
索してその変化動向を分析すれば、第1の遷移位置12
1に相当する第1の変曲点か否かを決定することができ
る。
【0022】ステップ04:仮第1変曲点が決定された
ら、判別装置32は記憶装置34に記憶されたデータ
が、一定範囲にわたって連続的に変化するデータである
か否かを判別する。つまり、第1の遷移位置121から
回転位置R2に向かって変位センサ2の検出信号はほぼ
直線的に変化するから、記憶装置34に記憶されたデー
タがその特性を示す否かを判別装置32が判断する。も
し、記憶装置34に記憶されたデータについて所定数ほ
ぼ直線的に変化していないときは、なんらかの欠陥とし
て判別装置32はステップ16に示す警報出力処理に移
行する。警報出力処理については後述する。
【0023】ステップ05、06:所定数のデータにつ
いてほぼ直線的な変化があり、その後大きな変化が検出
されたときは、判別装置32は、その位置を仮の第2変
曲点と決定する。
【0024】ステップ07:チャンファ12の中央部と
変位センサ2との間隔d2は一定であるから、正常なら
ば前回のサンプリング値と今回のサンプリング値には変
化がないはずである。もし、この位置において変化が検
出されたら、チャンファ12に欠陥があると判断し、判
別装置32は警報出力を行う。
【0025】ステップ08:前回のサンプリング値と今
回のサンプリング値に所定数だけ変化がない場合は、以
上の判断から正規のチャンファ12であると考えて判別
装置32は上記仮の第1および第2の変曲点を正式の第
1おび第2の変曲点とする。
【0026】ステップ09、10:その後、記憶装置3
4に記憶されたデータに大きな変化があれば、チャンフ
ァ12の平坦部から第2の遷移位置122に至る第3の
変曲点であると考え判別装置32は第3の変曲点と決定
する。
【0027】ステップ11:判別装置32は記憶装置3
4に記憶されたデータがほぼ直線的に変化するか否かを
判断する。なお、この判断において好適には、ほぼ直線
的に増加する変化か否かを判断する。すでに、第1変曲
点〜第3変曲点が検出されているから、この時点におい
てはほぼ直線的に増加する変化であるからである。もし
一定範囲について、ほぼ直線的に増加する変化が継続し
なければ、チャンファ12部分に欠陥か存在すると考え
判別装置32は警報出力を行う。
【0028】ステップ12、13:判別装置32は記憶
装置34に記憶されたデータに大きな変化がある場合、
第2の遷移位置122に相当する第4変曲点と決定す
る。このように順序だって第1〜第4変曲点が検出され
た場合、半導体ウェーハ1のチャンファ12が正確に検
出されたことになる。
【0029】ステップ14、15:このようにチャンフ
ァ12が検出されたら、判別装置32はチャンファ12
以外のまだ欠陥検査を行っていない円形縁部分11につ
いての変位センサ2の検出信号について変化の有無を判
断して、欠陥の有無を検出する。
【0030】ステップ16:判別装置32は、なんらか
の欠陥が存在すると判断した場合、警報出力を行う。警
報出力としては、基本的には、欠陥の幅と深さが判るデ
ータを、CRT表示器とプリンタまたはいずれか一方に
出力する。出力装置33はCRT表示器とプリンタまた
はいずれか一方を意味する。欠陥の幅と深さは、記憶装
置34に記憶されたデータをそのまま欠陥に相当する範
囲にわたってCRT表示装置、プリンタに出力すれば判
る。なお、半導体ウェーハに何らかの欠陥が発見された
らその半導体ウェーハを不合格品として扱う場合には、
CRT表示器などに欠陥の存在のみを出力する。
【0031】以上述べた処理により、円形縁部分11に
おける欠陥はもとより、チャンファ12の平坦部、第1
の遷移位置121、または、第2の遷移位置122にお
ける欠陥が検出できる。より具体的に述べる。図2に図
解した回転位置R12における欠陥、または、回転位置
R11における欠陥の検出は容易である。図4(A)に
図解した第1の遷移位置121における欠陥131は、
図5に示したステップ02、03において第1の部分1
31aが仮の第1変曲点として決定される。しかしなが
ら、第2の部分131bの変化率が正常なときの変化率
よりも小さいから、ステップ04において欠陥ありと判
断される。仮に第2の部分131bの変化率が正常のと
きの変化率に近いときには、そのデータ数が正常なとき
のデータ数だけないからやはり欠陥として検出される。
また、図4(A)に図解した第2の遷移位置122にお
ける欠陥132の検出は、一旦、部分132aが第4の
変曲点として決定されるが、その直後の位置の部分13
2bが正常パターンとは異なるから、欠陥として検出さ
れる。
【0032】このように本発明の第1実施例によれば、
半導体ウェーハ1のいずれかの部位の周縁に欠陥が存在
しても、正確にその欠陥を検出でき、出力装置33など
を介して出力できる。また、本発明の第1実施例におい
ては、チャンファ12を自動識別し、半導体ウェーハ1
の取りつけ状態に依存せず、欠陥を検出できる。また、
チャンファ12の検出に、変位センサ2以外に、特別の
センサを必要としない。欠陥検出装置3は基本的に相対
的なデータの検査に基づいて半導体ウェーハの欠陥検査
を行うから、欠陥検出装置3は半導体ウェーハの大きさ
に依存せず、たとえば、直径8インチ、10インチなど
の種々の大きさの半導体ウェーハの欠陥検査に適用でき
る。
【0033】図5に示したフローチャートの処理は、主
として、変位センサ2で検出した検出信号の連続性を重
点的に検査して欠陥を検出する例を述べたが、変位セン
サ2の検出値の大きさを参照して欠陥検出を行い、その
検出の信頼性を高めることもできる。たとえば、円形縁
部分11と変位センサ2との距離の正常性を監視する、
ステップ02、ステップ14などにおける監視に、変化
なしの連続性の監視に加えて、距離d1の大きさも比較
して、正常な距離にあることを検出する。同様に、ステ
ップ09において、チャンファ12と変位センサ2との
距離d2を参照して、この距離の範囲で変化がないとき
はチャンファ12に欠陥なしと判断する。さらに同様
に、第1変曲点、〜第4変曲点を決定する際、その時の
検出信号の値L1、L2を参照する。
【0034】なお、欠陥検出装置3の判別装置32は、
標準となる欠陥のない半導体ウェーハについて、変位セ
ンサ2の読みの正常パターンを基準パターンとして記憶
装置34に記憶しておき、上記判断に使用する。このよ
うな方法によれば、より実情に則した半導体ウェーハの
正確な欠陥検出が可能になる。上述したように、欠陥検
出装置3は基本的に相対的なデータの検査に基づいて半
導体ウェーハの欠陥検査を行うから、欠陥検出装置3は
半導体ウェーハの大きさに依存せず、種々の大きさの半
導体ウェーハの欠陥検査に適用できるが、より正確な欠
陥検査を行うには、その大きさで標準となる半導体ウェ
ーハについて正常パターンを記憶装置34に記憶してそ
のデータを用いた欠陥検査を行うことができる。
【0035】なお、欠陥の存在位置まで正確に、出力装
置33から出力する場合には、判別装置32は記憶装置
34に記憶されたデータを調べて、まず、チャンファ1
2の位置を検出し、次いで、欠陥が検出された記憶装置
34のデータ記憶アドレスをチャンファ12を基準とし
て算出してその記憶アドレスから回転位置Rを決定し出
力装置33に出力する。
【0036】図6に欠陥検出装置3における欠陥検査の
他の処理例のフローチャートを示す。図5に図解したフ
ローチャートにおいては、半導体ウェーハ1を変位セン
サ2に対して1周させて半導体ウェーハ1の1周分のデ
ータを事前に記憶装置34に記憶させた例を述べたが、
サンプリング周期が短くなると、記憶装置34に記憶す
るデータ量が多くなり、記憶装置34のメモリサイズが
大きくなる。図6に図解したフローチャートに示す処理
は、記憶装置34の記憶容量を減少させる方法である。
【0037】ステップ21(図6):判別装置32は、
半導体ウェーハ1を変位センサ2に対して回転させる前
に初期状態の変位センサ2に対する半導体ウェーハ1の
周縁の距離とそのときのサンプリング時間を記憶装置3
4に記憶する。
【0038】ステップ22〜25:判別装置32は、変
位センサ2からの検出信号を所定のサンプリング周期で
入力装置31を介して入力し、前回のサンプリング値に
対して今回のサンプリング値が有為さを持って変化して
いるときのみそのサンプリング値、サンプリング時間を
記憶装置34に保存する。この処理を半導体ウェーハ1
の1周回転について行う。このサンプリング方法によれ
ば、変化がある時のみ記憶装置34にデータが記憶され
るから、記憶装置34の記憶容量は非常に低減できる。
【0039】ステップ26:記憶装置34にはサンプリ
ング時間とその時のデータが記憶されている。判別装置
32はサンプリング時間は初期時間を基準として相対時
間に変換する。判別装置32は記憶装置34に記憶され
た相対的な変化データを参照して、第1〜第4変曲点を
検出してチャンファ12の位置を同定する。
【0040】ステップ27:判別装置32はチャンファ
12を基準として、円形縁部分11の周縁、第1の遷移
位置121、チャンファ12の平坦部、第2の遷移位置
122における欠陥を検出する。この欠陥検出方法は図
5を図解した述べた方法と同様である。
【0041】ステップ28、29:判別装置32は欠陥
が検出されたとき、その位置と欠陥の状態、つまり、欠
陥の幅と深さを示すデータを出力装置33から警報出力
として出力する。
【0042】図7は半導体ウェーハ1に実際に半導体集
積回路が形成される部分15を図解する。半導体ウェー
ハ1に欠陥が検出されたとしても、半導体集積回路が形
成される部分15以外の周縁部分の欠陥は事実上、半導
体集積回路が形成される部分15の形成には支障がない
場合がある。したがって、半導体集積回路が形成される
部分15以外の部分に欠陥が存在した場合、実質的な欠
陥とは扱わないようにすることができる。そのように取
り扱うと、半導体ウェーハの歩留りが著しく向上する。
【0043】図8は、上述した対応を行う欠陥検出装置
3の部分処理を示すフローチャートである。記憶装置3
4には半導体集積回路が形成される部分15に応じた半
導体ウェーハ1の周縁回転位置の欠陥許容箇所とその許
容大きさを事前に記憶しておく。ステップ31、32 :判別装置32が上述したいずれか
の方法で欠陥を検出したとき、判別装置32は記憶装置
34に記憶された許容位置、許容大きさ以内であるか否
かを判断する。ステップ33 :許容範囲外のときはその半導体ウェーハ
1が不良である旨の警報を出力装置33から出力する。ステップ34 :欠陥が存在しても、許容可能な欠陥であ
れば、判別装置32は出力装置33からその旨、つま
り、「欠陥は存在するが、許容可能なものであることを
示すメッセージ」を出力する。
【0044】本発明の実施に際しては、上述した構成、
上述した方法に限らず、他にも種々の実施例をとること
ができる。半導体ウェーハ1の周縁の欠陥を検出するセ
ンサとしては、上述した変位センサ2に限らず、CCD
などの撮像装置を用いることができる。たとえば、半導
体ウェーハ1の一方の側からレーザーまたは発光ダイオ
ードなどからある広がりを持ったビーム光を半導体ウェ
ーハ1に周縁部に照射し、半導体ウェーハの他方の側か
ら半導体ウェーハ1の周縁を通過する光を一次元リニア
CCD撮像デバイスで撮像する。つまりビーム光光源と
リニアCCD撮像デバイスとを半導体ウェーハを挟んで
対向させて半導体ウェーハの周縁形状を測定する。この
場合も、一次元リニアCCD撮像手段は、図3に図解し
たと同様にCCD撮像デバイスで撮像した信号を欠陥検
出装置3に出力する。欠陥検出装置3における信号処理
は上述した方法と同様に行う。
【0045】欠陥検出装置3は図1に図解した構成に限
らず、上述したと同様の処理機能を有すれば、他の構成
をとることもできる。判別装置32としては、図5、図
6、図8に図解したような判断処理を行うから、マイク
ロコンピータまたはマイクロプロセッサで構成すること
が好適であるが、上述した処理はさほど複雑な処理では
ないから、マイクロコンピータまたはマイクロプロセッ
サに代えて、たとえば、上記処理機能を組み込んだAS
IC回路、あるいは、シーケンスコントローラ(順序制
御装置)を用いて実現することもできる。
【0046】以上、本発明の好適実施例として、平坦な
(偏平な)切り欠きを有する半導体ウェーハの欠陥検出
を例示したが、本発明は半導体ウェーハの欠陥検出に適
用できるだけでなく、半導体ウェーハと同様、偏平な部
分を有する円板の欠陥検出に好適に使用できる。また切
り欠きは平坦(偏平)である場合に限らず、さらに複雑
な切り欠きであってもよい。切り欠きの形状が複雑な場
合は、変曲点が増加するだけであり、その場合も上述し
たと同様の処理を行う。その切り欠きが円形であっても
よい。当然、本発明は切り欠きのない円板における欠陥
検出にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば簡単な構成で正確な切り
欠きを有する円板の欠陥検出を行うことができる。本発
明においては切り欠き位置の事前決定など特別の操作
(手続き)を必要としない。また本発明の切り欠き有す
る円板の欠陥検出装置は、検査対象の円板の大きさに依
存されず、種々の大きさの円板の欠陥検出に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切り欠きを有する円板の欠陥検出装置
の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】図1における半導体ウェーハと変位センサとの
位置関係を図解する図である。
【図3】図2に示した変位センサの読みをプロットした
グラフである。
【図4】半導体ウェーハの円形縁部分とチャンファとの
遷移部分に欠陥が存在するときの変位センサの読みをプ
ロットしたグラフである。
【図5】図1に示した欠陥検出装置の第1の処理方法を
示すフローチャートである。
【図6】図1に示した欠陥検出装置の第2の処理方法を
示すフローチャートである。
【図7】半導体ウェーハにおける半導体集積回路が形成
される部分を図解する図である。
【図8】図7に示した半導体ウェーハにおける実質的な
欠陥を検出する部分処理方法を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1・・半導体ウェーハ 11・・円形縁部分 12・・チャンファ 121・・第1の遷移位置 122・・第2の遷移位置 131・・第1の欠陥 132・・第2の欠陥 15・・半導体集積回路が形成される部分 2・・変位センサ 3・・欠陥検出装置 31・・入力装置 32・・判別装置 33・・出力装置 34・・記憶装置
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 切り欠き部分を有する円板の欠陥検出
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウェーハなどのよ
うに、一部にオリエンテーションフラットと呼ばれる
常な切り欠きを有する円板の周縁に割れ、欠落などの欠
陥が存在するか否かを検出する切り欠きを有する円板の
欠陥検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの検査には種々の検査対
象があるが、これらの検査対象の1つとして半導体ウェ
ーハの周縁の発生した欠陥を検出する検査がある。従来
の半導体ウェーハの周縁の欠陥検査としては、検査対象
の半導体ウェーハの周縁に近接させて配置した変位セン
サと、アナログ方式の検査装置とを用いる。検査装置
は、変位センサの検出信号を入力し、検出信号を比較回
路を用いて不連続点を監視し、不連続点が検出されたと
き、半導体ウェーハに欠陥があるとして判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体ウェーハには
リエンテーションフラットと呼ぶ、半導体ウェーハの方
向を示す偏平な切り欠き部分が設けられている。半導体
ウェーハのオリエンテーションフラット部分と円形な周
縁部分の境界は不連続であるから、単に、変位センサの
検出信号の連続性を監視するだけでは、半導体ウェーハ
の周縁の欠陥を検出できない。そのため、オリエンテー
ションフラット部分を除いた分の欠陥検出を行う。
【0004】従来、オリエンテーションフラット部分を
検出するには、(1)半導体ウェーハを変位センサに対
して回転させる場合に、回転初期位置をオリエンテーシ
ョンフラットを基準にして正確に位置決めして所定の角
度範囲をオリエンテーションフラット部分として検出す
る、または、(2)変位センサの他にオリエンテーショ
ンフラット部分を検出する特別のセンサを設け検査装置
においてそのセンサからの信号を監視してオリエンテー
ションフラット部分を検出する方法などが試みられてい
る。前者の検出方法によれば、常に基準位置に位置決め
した後でないと半導体ウェーハの欠陥検査が行えないと
いう煩雑さがある。後者の場合は、オリエンテーション
フラット部分の検出に特別のセンサが必要になる他、
リエンテーションフラット部分の検出が面倒であるとい
う問題がある。
【0005】また、上記いずれの場合においても、オリ
エンテーションフラット部分を周縁の欠陥検査の対象外
としているので、オリエンテーションフラット円形な
円板の周縁部分との境界部分の欠陥を検出できないとい
う問題に遭遇している。
【0006】また従来の半導体ウェーハの欠陥を検出す
る装置は、半導体ウェーハの大きさが異なると、そのま
までは適用出来ず、たとえば、8インチ半導体ウェーハ
用検査装置、6インチ用検査装置などど、半導体ウェー
ハの大きさに応じて検査装置を設けるか、または、欠陥
検出のための条件変更を行う必要があった。
【0007】以上、半導体ウェーハの周縁欠陥検査を例
示したが、上述した問題は半導体ウェーハに限らず、
リエンテーションフラットなどのような切り欠き部分を
有する円板の欠陥検出において、上記同様に問題となっ
ている。したがって、本発明は、正常な切り欠き部分を
有する円板の全周囲の周縁に存在する欠陥を漏れなく、
正確に、簡単な構成で検出可能な欠陥検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置
は、切り欠き部分を有する円板と相対的に回転し該円板
の周縁の形状を測定する形状測定手段と、該測定手段の
測定信号を入力し、該入力信号から前記円板の切り欠き
部分と円形な円板の周縁部との境界部を検出する判別手
段とを有する。
【0009】また、前記判別手段は、前記測定手段の測
定信号に基づいて、前記円板の円形の周縁部の欠陥、お
よび、該周縁部と切り欠き部分との境界の欠陥を検出す
る。好適には、前記判別手段は、前記検出した欠陥が予
め定められた前記円板の位置において許容可能な欠陥
か、許容できない欠陥とを識別する。
【0010】
【作用】形状測定手段、たとえば、変位センサ、あるい
は、ビーム光源と協働する一次元撮像手段は、検査対象
となる円板の周縁の形状を測定する。判別手段は、形状
測定手段からの測定データを入力し、測定データの変換
から切り欠き部分を検出し、切り欠き部分と、円形縁部
分とを区分けして、これらの境界を検出する。
【0011】さらに判別手段は、測定データの変化か
ら、円板の周縁部の欠陥、および、周縁部と切り欠き部
との境界の欠陥を検出する。好適には、判別手段は、検
出した欠陥が実質的に問題となる欠陥か否かを識別す
る。
【0012】
【実施例】本発明の切り欠き有する円板の欠陥検出にお
ける検査対象をオリエンテーションフラットを有する
導体ウェーハとした場合に実施例について、図1を参照
して述べる。偏平な切り欠きであるオリエンテーション
フラット12と円形縁部分11とを有する半導体ウェー
ハ1は、図示しない回転機構に軸支され、所定回転数で
回転させられる。変位センサ2が半導体ウェーハ1の回
転周辺近傍に配設され、変位センサ2は半導体ウェーハ
1の周縁と変位センサ2との間隔に応じた信号を出力す
る。変位センサ2の検出信号は欠陥検出装置3に印加さ
れ、半導体ウェーハ1の周縁の欠陥を検査するのに使用
される。
【0013】欠陥検出装置3は、変位センサ2から検出
信号を入力する入力装置31、判別装置32、出力装置
33および記憶装置34を有する。好適には、判別装置
32はマイクロコンピータで実現され、入力装置31は
マイクロコンピータで駆動されるアナログ/ディジタル
変換器(A/DC)を有し、記憶装置34はDRAMで
あり、出力装置33はCRT表示装置およびプリンタで
構成されている。以下、欠陥検出装置3をマイクロコン
ピータで構成した場合について例示する。
【0014】図2は、半導体ウェーハ1と変位センサ2
との相対関係位置を図解する図である。図1において
は、変位センサ2は固定され、回転機構により半導体ウ
ェーハ1が回転させられる場合を図解するが、図解の関
係で、図2においては、半導体ウェーハ1を固定した状
態として示し半導体ウェーハ1の周囲に変位センサ2が
回転すると仮定した場合を示した。なお、半導体ウェー
ハ1と変位センサ2とは相対的に回転していればよく、
図1に示した状態とは逆に、半導体ウェーハ1が固定
し、変位センサ2が半導体ウェーハ1の周囲に回転機構
(図示せず)によって回転させられてもよい。
【0015】図3は、図2に示したそれぞれの回転位置
R1〜R6における変位センサ2の検出信号をプロット
したグラフである。正確に言えば、変位センサ2の検出
信号は、変位センサ2と半導体ウェーハ1との間隔に正
比例した値は示さないが、以下の記述においては、変位
センサ2の出力は円形な半導体ウェーハ1の周縁部とオ
リエンテーションフラット12部分との境界部付近を通
過した後のオリエンテーションフラット12では変位セ
ンサ2と周縁部との間隔が大きくなることにより変位セ
ンサ2の出力が飽和した一定値の信号が出力されるもの
として述べる。半導体ウェーハ1の周縁に全く欠陥が存
在しない場合には、回転位置R3、R4、R5、R6、
R1に至る経路において、変位センサ2と半導体ウェー
ハ1の周縁との間隔(距離)d1は一定であるから、変
位センサ2の検出信号は距離d1に応じた一定の値L1
を示す。円形縁部分11とオリエンテーションフラット
12との遷移位置である位置121において、半導体ウ
ェーハ1の周縁と変位センサ2との平均間隔は距離d1
より大きくなり、変位センサ2の検出信号の値は上記値
L1より幾分低下する。変位センサ2の検出信号は、半
導体ウェーハ1が回転し位置121からオリエンテーシ
ョンフラット12の中央部分、たとえば、回転位置R2
に移行するに従い、一層低下する。ただし、位置121
と回転位置R2との間の半導体ウェーハ1の周縁と変位
センサ2との平均距離はほぼ直線的に大きくなるから、
変位センサ2の検出信号の値はほぼ直線的に低下してい
く。変位センサ2と半導体ウェーハ1のオリエンテーシ
ョンフラット12部分との間隔(距離)d2が変位セン
サ2の検出飽和距離以上となり、変位センサ2の検出信
号の値は変位センサ2の飽和出力値に依存した一定の値
L2になる。遷移部分122の近傍においては、遷移部
分121と逆に、変位センサ2の検出信号が値L2から
値L1に向かって、ほぼ直線的に上昇する。つまり、半
導体ウェーハ1の周縁に欠陥がないとき、変位センサ2
の検出信号をプロットすると、図3に示したように、
リエンテーションフラット12は、第1の遷移位置12
1を第1の変曲点、回転位置R2近傍を第2の変曲点、
回転位置R3の近傍を第3の変曲点、第2の遷移位置1
22を第4の変曲点とする4つの変曲点の組合せとして
検出できる。
【0016】円形縁部分11上の回転位置R11に欠陥
が存在した場合、変位センサ2の検出信号はその欠陥の
深さと幅に応じて、図3に示したように、低下する。
【0017】図4は、第1の遷移位置121、第2の遷
移位置122のそれぞれの近傍に、欠陥131、132
が存在したとき、変位センサ2の検出信号の変化を示
す。第1の遷移位置121において、なだらかな切り欠
き(欠陥)131が存在した場合、その検出信号の変化
は急激ではないが、破線で示した欠陥の存在しない場合
の変化より緩慢な変化となる。第2の遷移位置122に
おける割れなどの欠陥132が存在したときは、変位セ
ンサ2の検出信号の変化は、円形縁部分11における欠
陥などと同に、急激な変化(落ち込み)をもたらす。
【0018】欠陥検出装置3は、上記分析結果に基づい
て、半導体ウェーハ1の周縁の欠陥の有無を検出する。
欠陥検出装置3における欠陥検出の第1例を、図5に示
すフローチャートを参照して述べる。この検出処理例
は、まず、入力装置31において、半導体ウェーハ1の
1周の周縁と変位センサ2との距離を示す変位センサ2
の検出信号を記憶装置34に記憶し、記憶装置34に記
憶されたデータを解析(分析)して、半導体ウェーハ1
の周縁の欠陥を検出する方法である。なお、半導体ウェ
ーハ1は変位センサ2に対して、図1に示す矢印方向R
に回転させられるものとする。
【0019】ステップ01(S01)(図5):1周デ
ータ入力 判別装置32は入力装置31を介して、変位センサ2の
検出信号を連続的に読み取り、読み取ったデータを一
旦、記憶装置34に記憶する。入力装置31はA/DC
を有しているから、変位センサ2の検出信号は、所定の
サンプリング周期で読み込まれる。サンプリング周期
は、半導体ウェーハ1の回転速度にも依存するが、微小
な欠陥を充分検出可能な短い時間間隔に設定されるもの
とする。
【0020】ステップ02:判別装置32は記憶装置3
4に記憶されたデータを順次、連続的に読み出し、前回
のサンプリング値と今回のサンプリング値との変化を検
出する。なお、この変化の有無判定には「有為さ」を適
用する。入力装置31内のA/DCにはスキャン誤差が
あり、変位センサ2自体にも検出誤差がある。前回のサ
ンプリング値と今回のサンプリング値をそのままディジ
タル的に比較すると、実質的に変位センサ2と半導体ウ
ェーハ1との周縁との距離に変化がなく欠陥が存在しな
い場合でも、上記誤差により変化があり半導体ウェーハ
1の周縁に欠陥が存在すると判定される可能性が高い。
そこで、たとえば、スキャン誤差と検出誤差とを加算し
所定の裕度を加算した値であって欠陥を検出するに充分
小さな値を有為さとして規定し、前回のサンプリング値
と今回のサンプリング値との相違が上記有為さ以内なら
ば、実質的に変化がないとして扱う。以下、変化の有無
にはこの有為さを適用するものとする。前回のサンプリ
ング値と今回のサンプリング値とに変化がないときは、
判別装置32は次のデータについて変化の有無判定を行
う。なお、記憶装置34に記憶されたデータの全てにつ
いて変化の有無判定が終了したら、判別装置32の判定
処理は終了する。
【0021】ステップ03:変化が検出されたら、その
変化をすぐに欠陥とは決定せずに、第1の遷移位置12
1に相当する仮の第1変曲点と決定する。なお、記憶装
置34には第1の遷移位置121の近傍の変位センサ2
の検出信号が記憶されているから、第1の遷移位置12
1の相当する位置を中心とする前後の複数のデータを検
索してその変化動向を分析すれば、第1の遷移位置12
1に相当する第1の変曲点か否かを決定することができ
る。
【0022】ステップ04:仮第1変曲点が決定され
たら、判別装置32は記憶装置34に記憶されたデータ
が、一定範囲にわたって連続的に変化するデータである
か否かを判別する。つまり、第1の遷移位置121から
回転位置R2に向かって変位センサ2の検出信号はほぼ
直線的に変化するから、記憶装置34に記憶されたデー
タがその特性を示す否かを判別装置32が判断する。も
し、記憶装置34に記憶されたデータについて所定数ほ
ぼ直線的に変化していないときは、なんらかの欠陥とし
て判別装置32はステップ16に示す警報出力処理に移
行する。警報出力処理については後述する。
【0023】ステップ05、06:所定数のデータにつ
いてほぼ直線的な変化があり、その後大きな変化が検出
されたときは、判別装置32は、その位置を仮の第2変
曲点と決定する。
【0024】ステップ07オリエンテーションフラッ
ト12の中央部付近において、変位センサ2の検出信号
は飽和した値L2として一定であるから、正常ならば前
回のサンプリング値と今回のサンプリング値には変化が
ないはずである。もし、この位置において変化が検出さ
れたら、オリエンテーションフラット12に欠陥がある
と判断し、判別装置32は警報出力を行う。
【0025】ステップ08:前回のサンプリング値と今
回のサンプリング値に所定数だけ変化がない場合は、以
上の判断から正規のオリエンテーションフラット12で
あると考えて判別装置32は上記仮の第1および第2の
変曲点を正式の第1おび第2の変曲点とする。
【0026】ステップ09、10:その後、記憶装置3
4に記憶されたデータに大きな変化があれば、オリエン
テーションフラット12の平坦部から第2の遷移位置1
22に至る第3の変曲点であると考え判別装置32は第
3の変曲点と決定する。
【0027】ステップ11:判別装置32は記憶装置3
4に記憶されたデータがほぼ直線的に変化するか否かを
判断する。なお、この判断において好適には、ほぼ直線
的に増加する変化か否かを判断する。すでに、第1変曲
点〜第3変曲点が検出されているから、この時点におい
てはほぼ直線的に増加する変化であるからである。もし
一定範囲について、ほぼ直線的に増加する変化が継続し
なければ、オリエンテーションフラット12部分に欠陥
存在すると考え判別装置32は警報出力を行う。
【0028】ステップ12、13:判別装置32は記憶
装置34に記憶されたデータに大きな変化がある場合、
第2の遷移位置122に相当する第4変曲点と決定す
る。このように順序だって第1〜第4変曲点が検出され
た場合、半導体ウェーハ1のオリエンテーションフラッ
12が正確に検出されたことになる。
【0029】ステップ14、15:このようにオリエン
テーションフラット12が検出されたら、判別装置32
オリエンテーションフラット12以外のまだ欠陥検査
を行っていない円形縁部分11についての変位センサ2
の検出信号について変化の有無を判断して、欠陥の有無
を検出する。
【0030】ステップ16:判別装置32は、なんらか
の欠陥が存在すると判断した場合、警報出力を行う。警
報出力としては、基本的には、欠陥の幅と深さが判るデ
ータを、CRT表示器とプリンタまたはいずれか一方に
出力する。出力装置33はCRT表示器とプリンタまた
はいずれか一方を意味する。欠陥の幅と深さは、記憶装
置34に記憶されたデータをそのまま欠陥に相当する範
囲にわたってCRT表示装置、プリンタに出力すれば判
る。なお、半導体ウェーハに何らかの欠陥が発見された
らその半導体ウェーハを不合格品として扱う場合には、
CRT表示器などに欠陥の存在のみを出力する。
【0031】以上述べた処理により、円形縁部分11に
おける欠陥はもとより、第1の遷移位置121、また
は、第2の遷移位置122における欠陥が検出できる。
これについてより具体的に述べる。図2に図解した回
位置R11における欠陥の検出は容易である。図4
(A)に図解した第1の遷移位置121における欠陥1
31は、図5に示したステップ02、03において第1
の部分131aが仮の第1変曲点として決定される。し
かしながら、第2の部分131bの変化率が正常なとき
の変化率よりも小さいから、ステップ04において欠陥
ありと判断される。仮に第2の部分131bの変化率が
正常のときの変化率に近いときには、そのデータ数が正
常なときのデータ数だけないからやはり欠陥として検出
される。また、図4(A)に図解した第2の遷移位置1
22における欠陥132の検出は、一旦、部分132a
が第4の変曲点として決定されるが、その直後の位置の
部分132bが正常パターンとは異なるから、欠陥とし
て検出される。
【0032】このように本発明の第1実施例によれば、
半導体ウェーハ1の欠陥を正確に検出でき、出力装置3
3などを介して出力できる。また、本発明の第1実施例
においては、オリエンテーションフラット12を自動識
別し、半導体ウェーハ1の取りつけ状態に依存せず、欠
陥を検出できる。また、オリエンテーションフラット
2の検出に、変位センサ2以外に、特別のセンサを必要
としない。欠陥検出装置3は基本的に相対的なデータの
検査に基づいて半導体ウェーハの欠陥検査を行うから、
欠陥検出装置3は半導体ウェーハの大きさに依存せず、
たとえば、直径8インチ、10インチなどの種々の大き
さの半導体ウェーハの欠陥検査に適用できる。
【0033】図5に示したフローチャートの処理は、主
として、変位センサ2で検出した検出信号の連続性を重
点的に検査して欠陥を検出する例を述べたが、変位セン
サ2の検出値の大きさを参照して欠陥検出を行い、その
検出の信頼性を高めることもできる。たとえば、円形縁
部分11と変位センサ2との距離の正常性を監視する、
ステップ02、ステップ14などにおける監視に、変化
なしの連続性の監視に加えて、距離d1の大きさも比較
して、正常な距離にあることを検出する。
【0034】なお、欠陥検出装置3の判別装置32は、
標準となる欠陥のない半導体ウェーハについて、変位セ
ンサ2の読みの正常パターンを基準パターンとして記憶
装置34に記憶しておき、上記判断に使用する。このよ
うな方法によれば、より実情に則した半導体ウェーハの
正確な欠陥検出が可能になる。上述したように、欠陥検
出装置3は基本的に相対的なデータの検査に基づいて半
導体ウェーハの欠陥検査を行うから、欠陥検出装置3は
半導体ウェーハの大きさに依存せず、種々の大きさの半
導体ウェーハの欠陥検査に適用できるが、より正確な欠
陥検査を行うには、その大きさで標準となる半導体ウェ
ーハについて正常パターンを記憶装置34に記憶してそ
のデータを用いた欠陥検査を行うことができる。
【0035】なお、欠陥の存在位置まで正確に、出力装
置33から出力する場合には、判別装置32は記憶装置
34に記憶されたデータを調べて、まず、オリエンテー
ションフラット12の位置を検出し、次いで、欠陥が検
出された記憶装置34のデータ記憶アドレスをオリエン
テーションフラット12を基準として算出してその記憶
アドレスから回転位置Rを決定し出力装置33に出力す
る。
【0036】図6に欠陥検出装置3における欠陥検査の
他の処理例のフローチャートを示す。図5に図解したフ
ローチャートにおいては、半導体ウェーハ1を変位セン
サ2に対して1周させて半導体ウェーハ1の1周分のデ
ータを事前に記憶装置34に記憶させた例を述べたが、
サンプリング周期が短くなると、記憶装置34に記憶す
るデータ量が多くなり、記憶装置34のメモリサイズが
大きくなる。図6に図解したフローチャートに示す処理
は、記憶装置34の記憶容量を減少させる方法である。
【0037】ステップ21(図6):判別装置32は、
半導体ウェーハ1を変位センサ2に対して回転させる前
に初期状態の変位センサ2に対する半導体ウェーハ1の
周縁の距離とそのときのサンプリング時間を記憶装置3
4に記憶する。
【0038】ステップ22〜25:判別装置32は、変
位センサ2からの検出信号を所定のサンプリング周期で
入力装置31を介して入力し、前回のサンプリング値に
対して今回のサンプリング値が有為さを持って変化して
いるときのみそのサンプリング値、サンプリング時間を
記憶装置34に保存する。この処理を半導体ウェーハ1
の1周回転について行う。このサンプリング方法によれ
ば、変化がある時のみ記憶装置34にデータが記憶され
るから、記憶装置34の記憶容量は非常に低減できる。
【0039】ステップ26:記憶装置34にはサンプリ
ング時間とその時のデータが記憶されている。判別装置
32はサンプリング時間は初期時間を基準として相対時
間に変換する。判別装置32は記憶装置34に記憶され
た相対的な変化データを参照して、第1〜第4変曲点を
検出してオリエンテーションフラット12の位置を同定
する。
【0040】ステップ27:判別装置32はオリエンテ
ーションフラット12を基準として、円形縁部分11の
周縁、第1の遷移位置121、オリエンテーションフラ
ット12の平坦部、第2の遷移位置122における欠陥
を検出する。この欠陥検出方法は図5を図解した述べた
方法と同様である。
【0041】ステップ28、29:判別装置32は欠陥
が検出されたとき、その位置と欠陥の状態、つまり、欠
陥の幅と深さを示すデータを出力装置33から警報出力
として出力する。
【0042】図7は半導体ウェーハ1に実際に半導体集
積回路が形成される部分15を図解する。半導体ウェー
ハ1に欠陥が検出されたとしても、半導体集積回路が形
成される部分15以外の周縁部分の欠陥は事実上、半導
体集積回路が形成される部分15の形成には支障がない
場合がある。したがって、半導体集積回路が形成される
部分15以外の部分に欠陥が存在した場合、実質的な欠
陥とは扱わないようにすることができる。そのように取
り扱うと、半導体ウェーハの歩留りが著しく向上する。
【0043】図8は、上述した対応を行う欠陥検出装置
3の部分処理を示すフローチャートである。記憶装置3
4には半導体集積回路が形成される部分15に応じた半
導体ウェーハ1の周縁回転位置の欠陥許容箇所とその許
容大きさを事前に記憶しておく。ステップ31、32 :判別装置32が上述したいずれか
の方法で欠陥を検出したとき、判別装置32は記憶装置
34に記憶された許容位置、許容大きさ以内であるか否
かを判断する。ステップ33 :許容範囲外のときはその半導体ウェーハ
1が不良である旨の警報を出力装置33から出力する。ステップ34 :欠陥が存在しても、許容可能な欠陥であ
れば、判別装置32は出力装置33からその旨、つま
り、「欠陥は存在するが、許容可能なものであることを
示すメッセージ」を出力する。
【0044】本発明の実施に際しては、上述した構成、
上述した方法に限らず、他にも種々の実施例をとること
ができる。半導体ウェーハ1の周縁の欠陥を検出するセ
ンサとしては、上述した変位センサ2に限らず、CCD
などの撮像装置を用いることができる。たとえば、半導
体ウェーハ1の一方の側からレーザーまたは発光ダイオ
ードなどからある広がりを持ったビーム光を半導体ウェ
ーハ1に周縁部に照射し、半導体ウェーハの他方の側か
ら半導体ウェーハ1の周縁を通過する光を一次元リニア
CCD撮像デバイスで撮像する。つまりビーム光光源と
リニアCCD撮像デバイスとを半導体ウェーハを挟んで
対向させて半導体ウェーハの周縁形状を測定する。この
場合も、一次元リニアCCD撮像手段は、図3に図解し
たと同様にCCD撮像デバイスで撮像した信号を欠陥検
出装置3に出力する。欠陥検出装置3における信号処理
は上述した方法と同様に行う。
【0045】欠陥検出装置3は図1に図解した構成に限
らず、上述したと同様の処理機能を有すれば、他の構成
をとることもできる。判別装置32としては、図5、図
6、図8に図解したような判断処理を行うから、マイク
ロコンピータまたはマイクロプロセッサで構成すること
が好適であるが、上述した処理はさほど複雑な処理では
ないから、マイクロコンピータまたはマイクロプロセッ
サに代えて、たとえば、上記処理機能を組み込んだAS
IC回路、あるいは、シーケンスコントローラ(順序制
御装置)を用いて実現することもできる。
【0046】以上、本発明の好適実施例として、平坦な
(偏平な)切り欠きを有する半導体ウェーハの欠陥検出
を例示したが、本発明は半導体ウェーハの欠陥検出に適
用できるだけでなく、半導体ウェーハと同様、偏平な部
分を有する円板の欠陥検出に好適に使用できる。また切
り欠きは平坦(偏平)である場合に限らず、さらに複雑
な切り欠きであってもよい。切り欠きの形状が複雑な場
合は、変曲点が増加するだけであり、その場合も上述し
たと同様の処理を行う。その切り欠きが円形であっても
よい。当然、本発明は切り欠きのない円板における欠陥
検出にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば簡単な構成で正確な切り
欠きを有する円板の欠陥検出を行うことができる。本発
明においては切り欠き位置の事前決定など特別の操作
(手続き)を必要としない。また本発明の切り欠き有す
る円板の欠陥検出装置は、検査対象の円板の大きさに依
存されず、種々の大きさの円板の欠陥検出に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切り欠きを有する円板の欠陥検出装置
の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】図1における半導体ウェーハと変位センサとの
位置関係を図解する図である。
【図3】図2に示した変位センサの読みをプロットした
グラフである。
【図4】半導体ウェーハの円形縁部分とオリエンテーシ
ョンフラットとの遷移部分に欠陥が存在するときの変位
センサの読みをプロットしたグラフである。
【図5】図1に示した欠陥検出装置の第1の処理方法を
示すフローチャートである。
【図6】図1に示した欠陥検出装置の第2の処理方法を
示すフローチャートである。
【図7】半導体ウェーハにおける半導体集積回路が形成
される部分を図解する図である。
【図8】図7に示した半導体ウェーハにおける実質的な
欠陥を検出する部分処理方法を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1・・半導体ウェーハ 11・・円形縁部分 12・・オリエンテーションフラット 121・・第1の遷移位置 122・・第2の遷移位置 131・・第1の欠陥 132・・第2の欠陥 15・・半導体集積回路が形成される部分 2・・変位センサ 3・・欠陥検出装置 31・・入力装置 32・・判別装置 33・・出力装置 34・・記憶装置
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切り欠き部分を有する円板と相対的に回転
    し該円板の周縁の形状を測定する形状測定手段と、 該測定手段の測定信号を入力し、該入力信号から前記円
    板の切り欠き部分を検出し、該切り欠き部分を参照して
    前記円板の全周縁の欠陥を検出する欠陥判別手段とを有
    する切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置。
  2. 【請求項2】前記欠陥判別手段は、前記検出した欠陥が
    予め定められた許容欠陥であるか否かを識別する、請求
    項1記載の切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置。
JP4351293A 1992-12-07 1992-12-07 切り欠き部分を有する円板の欠陥検出装置 Withdrawn JPH06174445A (ja)

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Cited By (3)

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