JPH06174013A - 4サイクル5気筒エンジンのクランク軸 - Google Patents

4サイクル5気筒エンジンのクランク軸

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Publication number
JPH06174013A
JPH06174013A JP35059392A JP35059392A JPH06174013A JP H06174013 A JPH06174013 A JP H06174013A JP 35059392 A JP35059392 A JP 35059392A JP 35059392 A JP35059392 A JP 35059392A JP H06174013 A JPH06174013 A JP H06174013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
crankshaft
crankpin
crank
crank pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP35059392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Morimoto
洋介 森本
Kiyoshi Hataura
潔 畑浦
Manabu Miyazaki
学 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH06174013A publication Critical patent/JPH06174013A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/182Number of cylinders five

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】4サイクル5気筒エンジンのクランク軸におい
て、次のようにした。第1気筒の第1クランクピンP1
と第5気筒の第5クランクピンP5とを同方向に配置
し、これらからクランク角180゜位相のずれた反対側
に第3気筒の第3クランクピンP3を配置し、この第3
クランクピンP3からクランク角+60゜及び−60゜位
相のずれた位置に、第2気筒の第2クランクピンP2
第4気筒の第4クランクピンP4とをぞれぞれ配置し
た。 【効果】クランク軸1のクランクピン配置により、往復
一次のピッチングモーメントの発生を防止できるため、
クランク軸1の前端部と後端のフライホイル5にそれぞ
れウェイトを取り付ける必要がなくなり、その分だけエ
ンジンを低重量化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4サイクル5気筒エン
ジンのクランク軸に関し、詳しくは、クランクピン配置
により、往復一次の慣性力に基づくピッチングモーメン
トの発生を防止できるものに関する。
【0002】
【従来技術】4サイクル5気筒エンジンのクランク軸の
従来技術として図2に示すものがある。これは、等間隔
着火を行うため、クランク軸101のクランクピン配置
を次のようにしてある。すなわち、クランク軸回転方向
R廻りで、第1気筒の第1クランクピンP1、第4気筒
の第4クランクピンP4、第3気筒の第3クランクピン
3、第2気筒の第2クランクピンP2、第5気筒の第5
クランクピンP5を、この順序で、クランク角72゜毎に
配置してある。この場合、第1気筒、第2気筒、第4気
筒、第5気筒、第3気筒の順で着火を行うことにより、
クランク角144゜毎の等間隔着火が行われる。
【0003】尚、図中の符号102はクランク軸中心で
ある。また、符号150は曲げダンパで、これは、クラ
ンク軸前端側の振れを抑制してクランク軸前端側の第1
軸受部103の負担を低減させる機能を持つ。符号10
4は各クランクアームにそれぞれ取り付けたバランスウ
ェイトである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のクランク軸
101のクランクピン配置では、各気筒の往復運動部分
(ピストン、ピストンピン、コンロッド小端部)の往復
一次の慣性力F1〜F5(上下方向の成分)に基づく往復
一次のピッチングモーメント+M(図中、時計廻り方
向)並びに、往復二次の慣性力(図外)に基づく二次モ
ーメント(図外)が発生し、エンジンの振動が大きくな
る。
【0005】このため、クランク軸101の前端部分と
後端のフライホイル105にそれぞれウェイト151・
152を取り付け、これらの回転に基づいて発生する逆
向きのモーメント−M(図中、反時計廻り方向)によ
り、ピッチングモーメント+Mを相殺していた。図中の
符号L1〜L5はクランク軸101の中央部となる第3ク
ランクピンP3の中央部から各慣性力F1〜F5の作用点
までの距離を示し、L2=L4、L1=L5、L1:L2
2:1の関係にある。
【0006】尚、この従来技術の場合、二次モーメント
が残るが、これは一次のピッチングモーメント+Mより
も比較的小さいため、振動低減よりも低コスト化を重視
するエンジンではこれをそのまま許容し、低コスト化よ
りも振動低減を重視するエンジンでは、クランク軸10
1の脇に二次バランサ(図外)を取り付けることによ
り、これを相殺している。
【0007】このように、この従来技術のクランク軸1
01では、往復一次のピッチングモーメント+Mを相殺
するため、クランク軸101の先端部と後端のフライホ
イル105にそれぞれウェイト151・152を取り付
ける必要があり、その分だけエンジンが高重量化してい
た。
【0008】本発明の課題は、4サイクル5気筒エンジ
ンのクランク軸において、エンジンを高重量化させるこ
となく、往復一次のピッチングモーメントの発生を防止
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に例示す
るように、4サイクル5気筒エンジンのクランク軸にお
いて、第1気筒の第1クランクピンP1と第5気筒の第
5クランクピンP5とを同方向に配置し、これらからク
ランク角180゜位相のずれた反対側に第3気筒の第3
クランクピンP3を配置し、この第3クランクピンP3
らクランク角+60゜及び−60゜位相のずれた位置に、
第2気筒の第2クランクピンP2と第4気筒の第4クラ
ンクピンP4とをぞれぞれ配置したことを特徴とする。
【0010】
【作用】図1に示すように、本発明では、クランク軸1
のクランクピン配置により、各気筒の往復運動部分の往
復一次の慣性力F1〜F5(上下方向の成分)に基づくモ
ーメントが、相互に相殺され、往復一次のピッチングモ
ーメントが発生しない。尚、図中の符号L1〜L5はクラ
ンク軸1の中央部となる第3クランクピンP3の中央部
から各慣性力F1〜F5の作用点までの距離を示し、L2
=L4、L1=L5、L1:L2=2:1の関係にある。
尚、本発明の場合も、従来技術と同様、二次モーメント
は残る。
【0011】このように、本発明では、クランク軸1の
クランクピン配置により、往復一次のピッチングモーメ
ントの発生を防止できるため、クランク軸1の前端部と
後端のフライホイル5にそれぞれウェイトを取り付ける
必要がなくなり、その分だけエンジンを低重量化でき
る。
【0012】
【発明の効果】クランク軸のクランクピン配置により、
往復一次のピッチングモーメントの発生を防止できるた
め、クランク軸の先端部と後端のフライホイルにそれぞ
れウェイトを取り付ける必要がなくなり、その分だけエ
ンジンを低重量化できる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る4サイクル5気筒エンジン
のクランク軸を説明する模式図で、図1(A)はクラン
ク軸の正面図、図1(B)はクランク軸の側面図であ
る。
【0014】クランク軸1の構成は次の通りである。こ
のクランク軸1は、4サイクル直列5気筒エンジンのも
ので、図1(A)に示すように、第1気筒の第1クラン
クピンP1と第5気筒の第5クランクピンP5とを同方向
に配置し、これらからクランク角180゜位相のずれた
反対側に第3気筒の第3クランクピンP3を配置し、こ
の第3クランクピンP3からクランク角+60゜及び−6
0゜位相のずれた位置に、第2気筒の第2クランクピン
2と第4気筒の第4クランクピンP4とをそれぞれ配置
してある。尚、図中の符号2はクランク軸中心、F1
5は各気筒の往復運動部分の往復一次の慣性力(上下
方向成分)、符号L1〜L5はクランク軸1の中央部とな
る第3クランクピンP3の中央部から各慣性力F1〜F5
の作用点までの距離を示し、L2=L4、L1=L5
1:L2=2:1の関係にある。このクランク軸1のク
ランクピン配置により、各気筒の往復運動部分の往復一
次の慣性力F1〜F5に基づくモーメントが、相互に相殺
され、往復一次のピッチングモーメントが発生しない。
【0015】クランク軸1は6本のジャーナル部6を備
え、これらをクランクケースに設けた6個の軸受部にそ
れぞれ軸受けさせてある。また、第1クランクピンP1
前側のクランクアーム7、第3クランクピンP3前後の
クランクアーム8・9、第5クランクピンP5後側のク
ランクアーム10には、それぞれ等重量のバランスウェ
イト4を付設し、これにより、前から2番目の軸受部1
1と、前から5番目の軸受部12の負担を低減させてあ
る。また、クランク軸1の後端にはフライホイル5を取
り付けてある。
【0016】尚、このクランク軸1のクランクピン配置
では、着火は不等間隔着火となる。例えば、第1気筒、
第3気筒、第5気筒、第2気筒、第4気筒の順で着火を
行うと、第1気筒はクランク角0゜、第3気筒はクラン
ク角180゜、第5気筒はクランク角360゜、第2気筒
はクランク角480゜、第4気筒はクランク角600゜で
着火が行われることになる。この場合、着火間隔はクラ
ンク角で、180゜、180゜、120゜、120゜とな
る。
【0017】ちなみに、不等間隔着火になると、爆発音
が不等間隔で発生するため、不快感があるのではないか
という意見もあるが、従来より、不等間隔着火の2気筒
エンジン等も多数存在し、事実上、これらについて、不
等間隔の爆発音が問題視とされたことは殆どないため、
実害はないものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る4サイクル5気筒エンジ
ンのクランク軸を説明する模式図で、図1(A)はクラ
ンク軸の正面図、図1(B)はクランク軸の側面図であ
る。
【図2】従来技術に係る4サイクル5気筒エンジンのク
ランク軸を説明する模式図で、図2(A)はクランク軸
の正面図、図2(B)はクランク軸の側面図である。
【符号の説明】
1…クランク軸、P1…第1クランクピン、P2…第2ク
ランクピン、P3…第3クランクピン、P4…第4クラン
クピン、P5…第5クランクピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1気筒の第1クランクピン(P1)と
    第5気筒の第5クランクピン(P5)とを同方向に配置
    し、これらからクランク角180゜位相のずれた反対側
    に第3気筒の第3クランクピン(P3)を配置し、この
    第3クランクピン(P3)からクランク角+60゜及び−
    60゜位相のずれた位置に、第2気筒の第2クランクピ
    ン(P2)と第4気筒の第4クランクピン(P4)とをそ
    れぞれ配置した、ことを特徴とする4サイクル5気筒エ
    ンジンのクランク軸。
JP35059392A 1992-12-04 1992-12-04 4サイクル5気筒エンジンのクランク軸 Pending JPH06174013A (ja)

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JP35059392A JPH06174013A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 4サイクル5気筒エンジンのクランク軸

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JP35059392A JPH06174013A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 4サイクル5気筒エンジンのクランク軸

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JPH06174013A true JPH06174013A (ja) 1994-06-21

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ID=18411538

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JP35059392A Pending JPH06174013A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 4サイクル5気筒エンジンのクランク軸

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