JPH0617341B2 - アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 - Google Patents
アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤Info
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- JPH0617341B2 JPH0617341B2 JP12458185A JP12458185A JPH0617341B2 JP H0617341 B2 JPH0617341 B2 JP H0617341B2 JP 12458185 A JP12458185 A JP 12458185A JP 12458185 A JP12458185 A JP 12458185A JP H0617341 B2 JPH0617341 B2 JP H0617341B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I): (式中、R1は式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、pは3または4を表わす)で示される基または
式: (式中、qは1を表わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは窒素原子を表わす)で
示される基を表わす。R2、R3およびR4はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす。R5は式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基または式: (式中、R7は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、rは3、4または5を表わす)で示される基ま
たは式: (式中、Xは窒素原子を表わす)で示される基を表わ
す。mおよびnはそれぞれ0、1または2を表わす。た
だしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合
物またはその酸付加塩、およびそれを有効成分とする抗
真菌剤に関する。
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、pは3または4を表わす)で示される基または
式: (式中、qは1を表わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは窒素原子を表わす)で
示される基を表わす。R2、R3およびR4はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす。R5は式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基または式: (式中、R7は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、rは3、4または5を表わす)で示される基ま
たは式: (式中、Xは窒素原子を表わす)で示される基を表わ
す。mおよびnはそれぞれ0、1または2を表わす。た
だしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合
物またはその酸付加塩、およびそれを有効成分とする抗
真菌剤に関する。
一般式(I)においてR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基ま
たはニトロ基を表わす)で示される基であり、R2が水
素原子またはアルキル基であり、R3がアルキル基であ
り、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7はアルキル基またはシクロアルキル基を表
わす)で示される基であり、かつmおよびnが1である
ばあいの化合物については、特願昭59−118636号(特公
平2−32268号)においてすでに出願した。
たはニトロ基を表わす)で示される基であり、R2が水
素原子またはアルキル基であり、R3がアルキル基であ
り、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7はアルキル基またはシクロアルキル基を表
わす)で示される基であり、かつmおよびnが1である
ばあいの化合物については、特願昭59−118636号(特公
平2−32268号)においてすでに出願した。
式中、R6におけるハロゲン原子としては塩素、臭素、
フッ素またはヨウ素を意味する。
フッ素またはヨウ素を意味する。
一般式(I)で示されるアミン化合物の付加塩としては、
たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸
塩シュウ酸塩、酒石酸塩、ベンゼンスルホン酸塩および
メタンスルホン酸塩などの医薬品として許容される酸付
加塩があげられる。
たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸
塩シュウ酸塩、酒石酸塩、ベンゼンスルホン酸塩および
メタンスルホン酸塩などの医薬品として許容される酸付
加塩があげられる。
R1およびR5における結合の位置は任意の位置であ
り、R1およびR2における置換基、R6およびR7の
置換の位置は任意の位置とする。
り、R1およびR2における置換基、R6およびR7の
置換の位置は任意の位置とする。
本発明の化合物は、たとえば (a)一般式(II): (式中、R1およびR2は前記と同じ、Aは離脱基を示
す。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、か
つmが1であるばあいを除く。)で表わされる化合物と
一般式(III): (式中、R3、R4、R5およびnは前記と同じ。ただ
しR3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル
基であり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつnが1で
あるばあいを除く。)で表わされる化合物とを反応させ
るか、または (b)一般式(IV): (式中、R1、R2、R3およびmは前記と同じ。ただ
しR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、かつmが1であるばあいを除く。)で表わされる
化合物と一般式(V): (式中、R4、R5、Aおよびnは前記と同じ。ただし
R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつnが1で
あるばあいを除く。)で表わされる化合物とを反応させ
るか、または (c)一般式(VI): (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびmは前記
と同じでnは1または2を表わす。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされる化合物を還
元するか、または (d)一般式(VII): (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびnは前記
と同じでmは1または2を表わす。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされる化合物を還
元することによってそれぞれえられる化合物を遊離塩基
または酸付加塩として回収することによって製造しう
る。
す。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、か
つmが1であるばあいを除く。)で表わされる化合物と
一般式(III): (式中、R3、R4、R5およびnは前記と同じ。ただ
しR3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル
基であり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつnが1で
あるばあいを除く。)で表わされる化合物とを反応させ
るか、または (b)一般式(IV): (式中、R1、R2、R3およびmは前記と同じ。ただ
しR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、かつmが1であるばあいを除く。)で表わされる
化合物と一般式(V): (式中、R4、R5、Aおよびnは前記と同じ。ただし
R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつnが1で
あるばあいを除く。)で表わされる化合物とを反応させ
るか、または (c)一般式(VI): (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびmは前記
と同じでnは1または2を表わす。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされる化合物を還
元するか、または (d)一般式(VII): (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびnは前記
と同じでmは1または2を表わす。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされる化合物を還
元することによってそれぞれえられる化合物を遊離塩基
または酸付加塩として回収することによって製造しう
る。
上記方法(a)および(b)、または(c)および(d)はそれぞれ
通常の方法で実施しうる。
通常の方法で実施しうる。
(a)および(b)のばあい: たとえば芳香族炭化水素(ベンゼンまたはトルエンな
ど)、エーテル類(ジエチルエーテルまたはジオキサン
など)またはカルボン酸アルキルアミド(ジメチルホル
ムアミドなど)などの反応溶媒中、室温と溶媒の沸点の
あいだの反応温度(好ましくは室温から60℃まで)で実
施しうる。離脱基Aとしてハロゲン原子(塩素または臭
素など)または炭素数1〜10を有する有機スルホニルオ
キシ基(トシルオキシまたはメシルオキシなど)などが
あげられる。反応は適すれば酸結合剤すなわちアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリ
ウムまたは水酸化カリウムなど)、または炭酸塩(炭酸
ナトリウムまたは炭酸カリウムなど)の存在下で実施す
ることが有利である。
ど)、エーテル類(ジエチルエーテルまたはジオキサン
など)またはカルボン酸アルキルアミド(ジメチルホル
ムアミドなど)などの反応溶媒中、室温と溶媒の沸点の
あいだの反応温度(好ましくは室温から60℃まで)で実
施しうる。離脱基Aとしてハロゲン原子(塩素または臭
素など)または炭素数1〜10を有する有機スルホニルオ
キシ基(トシルオキシまたはメシルオキシなど)などが
あげられる。反応は適すれば酸結合剤すなわちアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリ
ウムまたは水酸化カリウムなど)、または炭酸塩(炭酸
ナトリウムまたは炭酸カリウムなど)の存在下で実施す
ることが有利である。
(c)および(d)のばあい: たとえば還元剤として水素化リチウムアルミニウムを用
い、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ンまたはジオキサンなど)などの不活性溶媒中、室温ま
たは室温と溶媒の沸点のあいだの反応温度で実施しう
る。
い、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ンまたはジオキサンなど)などの不活性溶媒中、室温ま
たは室温と溶媒の沸点のあいだの反応温度で実施しう
る。
一般式(I)で表わされる本発明の化合物を遊離塩基から
酸付加温に変換したり、またその逆の反応は、それぞれ
通常の方法で実施しうる。一般式(I)で表わされる本発
明の化合物を製造するのに用いられる出発物質である式
(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)および(VII)で表わされ
る化合物は、ほとんどが公知化合物であるが新規化合物
についても通常の方法で容易に製造しうる。それらの製
造例をつぎに示す。
酸付加温に変換したり、またその逆の反応は、それぞれ
通常の方法で実施しうる。一般式(I)で表わされる本発
明の化合物を製造するのに用いられる出発物質である式
(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)および(VII)で表わされ
る化合物は、ほとんどが公知化合物であるが新規化合物
についても通常の方法で容易に製造しうる。それらの製
造例をつぎに示す。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、mおよびnは
前記と同じ。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。) 反応条件はかかる反応に通常採用されるものでよく、中
間体は適すれば単離することなくさらに反応させること
ができる。単離を行なうばあいであっても通常の方法で
これを実施することができる。
前記と同じ。ただしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。) 反応条件はかかる反応に通常採用されるものでよく、中
間体は適すれば単離することなくさらに反応させること
ができる。単離を行なうばあいであっても通常の方法で
これを実施することができる。
本発明の化合物は優れた抗真菌活性を示す。とくに毛瘡
白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)、趾間白癬菌
(Trichophyton interdigitale)、猩紅色白癬菌(Tri
chophyton rubrum、イヌ小胞子菌(Microsporum cani
s)、石膏状小胞子菌(Microsporum gypseum)、有毛
表皮菌(Epidermophyton floccosum)、クリプトコッ
カスス・ネオホルマンス(Cryptococuss neoforman
s)、スポロトリックス・シェンキー(Sporothrix sch
enckii)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillu
s fumigatus)、カンジダ・アルビカンス(Candida a
lbicans)などの真菌に対し、in vitro試験では0.025
〜100μg/mlの抗真菌活性を示す。
白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)、趾間白癬菌
(Trichophyton interdigitale)、猩紅色白癬菌(Tri
chophyton rubrum、イヌ小胞子菌(Microsporum cani
s)、石膏状小胞子菌(Microsporum gypseum)、有毛
表皮菌(Epidermophyton floccosum)、クリプトコッ
カスス・ネオホルマンス(Cryptococuss neoforman
s)、スポロトリックス・シェンキー(Sporothrix sch
enckii)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillu
s fumigatus)、カンジダ・アルビカンス(Candida a
lbicans)などの真菌に対し、in vitro試験では0.025
〜100μg/mlの抗真菌活性を示す。
また、モルモットを用いた皮膚真菌症モデルでのin vi
vo試験(酒井純雄:真菌と真菌症第1巻 252頁(昭35
年))においても、本発明の化合物が真菌に対して優れ
た活性を有することが判明した。
vo試験(酒井純雄:真菌と真菌症第1巻 252頁(昭35
年))においても、本発明の化合物が真菌に対して優れ
た活性を有することが判明した。
本発明の化合物は液剤、軟膏剤またはクリーム剤などの
剤形にて抗真菌剤として提供しうる。有効成分の濃度
は、対象となる真菌、疾病の程度、用いる化合物の種
類、剤形などによって異なるが、一般的には0.01〜5%
の濃度で抗真菌剤として提供しうる。
剤形にて抗真菌剤として提供しうる。有効成分の濃度
は、対象となる真菌、疾病の程度、用いる化合物の種
類、剤形などによって異なるが、一般的には0.01〜5%
の濃度で抗真菌剤として提供しうる。
以下、参考例、実施例および試験例に基づいて本発明を
さらに詳しく説明するが、もとより本発明はかかる実施
例のみに限定されるものではない。
さらに詳しく説明するが、もとより本発明はかかる実施
例のみに限定されるものではない。
なお、以下に示すNMRスペクトルは、特にことわりのな
い限り全てTMSを基準物質として用い、CDCl3中で測定
したときのδ値である。また実施例化合物の融点は塩酸
塩の融点を、NMRスペクトルは遊離塩基をそれぞれ示し
てある。
い限り全てTMSを基準物質として用い、CDCl3中で測定
したときのδ値である。また実施例化合物の融点は塩酸
塩の融点を、NMRスペクトルは遊離塩基をそれぞれ示し
てある。
参考例1 N−メチル−4−tert−ブチルベンジルアミンの製造 4−tert−ブチル安息香酸178gとチオニールクロライ
ド360gを混合し、50℃で5時間攪拌した。ついで減圧
下で過剰のチオニールクロライドを留去したのち、40%
メチルアミン水溶液300mlに滴下し、3時間攪拌した。
塩酸で酸性にすることによりN−メチル−4−tert−ブ
チル安息香酸アミド(融点99〜100℃)171gが析出し
た。
ド360gを混合し、50℃で5時間攪拌した。ついで減圧
下で過剰のチオニールクロライドを留去したのち、40%
メチルアミン水溶液300mlに滴下し、3時間攪拌した。
塩酸で酸性にすることによりN−メチル−4−tert−ブ
チル安息香酸アミド(融点99〜100℃)171gが析出し
た。
このアミド体76.5gを水素化リチウムアルミニウムと無
水ジエチルエーテル1lとよりなる混液に加え6時間環
流した。冷時、過剰の水素化リチウムアルミニウムを水
を滴下することにより分解し、エーテル層を分取した。
エーテルを留去したのち、減圧蒸留で無色液体N−メチ
ル−4−tert−ブチルベンジルアミン(沸点点93〜95℃
/6mmHg)をえた。
水ジエチルエーテル1lとよりなる混液に加え6時間環
流した。冷時、過剰の水素化リチウムアルミニウムを水
を滴下することにより分解し、エーテル層を分取した。
エーテルを留去したのち、減圧蒸留で無色液体N−メチ
ル−4−tert−ブチルベンジルアミン(沸点点93〜95℃
/6mmHg)をえた。
NMRスペクトル:7.26(s,4H)、3.68(s,2H)、2.4
2(S,3H)、1.29(S,9H) 塩酸塩の融点:208.5〜209.5℃ つぎの化合物も同様にして製造することができた。
2(S,3H)、1.29(S,9H) 塩酸塩の融点:208.5〜209.5℃ つぎの化合物も同様にして製造することができた。
N−エチル−4−tert−ブチルベンジルアミン(無色液
体) 沸 点:105〜107℃/3mmHg NMRスペクトル:7.28(s,4H)、3.75(s,2H)、2.6
7(g,J=3.5Hz、2H)、1.33(s,9H)、1.12(t,
J=7.5Hz,3H) N−プロピル−1−ナフチルメチルアミン(無色液体) 沸点:133〜134℃/1.5mmHg NMRスペクトル:8.2〜7.2(m,7H)、4.20(s,2
H)、2.69(t,J=7Hz,2H)、1.86〜1.15(m,2H)、
0.9(t,J=7Hz,3H) 参考例2 N−メチル−N−(1−ナフチルメチル)4−tert−ブ
チルフエニールアセトアミドの製造 4−tert−ブチルフェニール酢酸1.92gと塩化チオニー
ル3.6gを50℃で3時間攪拌させた。反応後、減圧下で
減圧チオニールを留去して酸クロライドをえた。
体) 沸 点:105〜107℃/3mmHg NMRスペクトル:7.28(s,4H)、3.75(s,2H)、2.6
7(g,J=3.5Hz、2H)、1.33(s,9H)、1.12(t,
J=7.5Hz,3H) N−プロピル−1−ナフチルメチルアミン(無色液体) 沸点:133〜134℃/1.5mmHg NMRスペクトル:8.2〜7.2(m,7H)、4.20(s,2
H)、2.69(t,J=7Hz,2H)、1.86〜1.15(m,2H)、
0.9(t,J=7Hz,3H) 参考例2 N−メチル−N−(1−ナフチルメチル)4−tert−ブ
チルフエニールアセトアミドの製造 4−tert−ブチルフェニール酢酸1.92gと塩化チオニー
ル3.6gを50℃で3時間攪拌させた。反応後、減圧下で
減圧チオニールを留去して酸クロライドをえた。
N−メチル−1−ナフチルメチルアミン1.71g、トリエ
チルアミン2mlおよび無水ベンゼン10mlの混液に先の酸
クロライドを無水ベンゼン10mlに溶した溶液を滴下し、
4時間攪拌させた。反応物を水に注ぎ、ベンゼンで抽出
し、3%塩酸、3%炭酸水素ナトリウム水溶液でそれぞ
れ洗い水洗後、硫酸ナトリウムで脱水した。ベンゼンを
留去して褐色粘稠物のアミド体をえた。
チルアミン2mlおよび無水ベンゼン10mlの混液に先の酸
クロライドを無水ベンゼン10mlに溶した溶液を滴下し、
4時間攪拌させた。反応物を水に注ぎ、ベンゼンで抽出
し、3%塩酸、3%炭酸水素ナトリウム水溶液でそれぞ
れ洗い水洗後、硫酸ナトリウムで脱水した。ベンゼンを
留去して褐色粘稠物のアミド体をえた。
つぎの化合物も同様にして製造することができた。
N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−1−
ナフチルアセトアミド NMRスペクトル(CCl3中):8〜7(m,11H)、4.58、
4.47(s,s,2H)、4.14(s,2H)、2.97、2.86
(s,s,3H)、1.27(s,9H) N−(4−tert−ブチルベンジル)1−ナフトアミド 沸点:197〜198℃ N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−4−
キノリンカルボン酸アミド NMRスペクトル:8.90〜6.84(m,10H)、4.79、4.17
(s,s,2H、3.09、2.55(s,s,3H)、1.29、1.23
(s,s,9H) 実施例1 N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−3−
ベンゾチオフエンメチルアミンの製造 N−メチル−4−tert−ブチルベンジルアミン 0.89g、炭酸ナトリウム0.6gおよびジメチルホルムア
ミド20mlの混液に、3−クロロメチルベンゾチオフェン
0.91gを加え室温で攪拌させた。反応液を水に注ぎ、ベ
ンゼンで抽出、水洗いした。ベンゼン溶液に濃塩酸1ml
を加え、減圧下でベンゼンを留去後、エタノールより再
結晶した無色針状晶1.4g(融点:216〜217.5℃)をえ
た。
ナフチルアセトアミド NMRスペクトル(CCl3中):8〜7(m,11H)、4.58、
4.47(s,s,2H)、4.14(s,2H)、2.97、2.86
(s,s,3H)、1.27(s,9H) N−(4−tert−ブチルベンジル)1−ナフトアミド 沸点:197〜198℃ N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−4−
キノリンカルボン酸アミド NMRスペクトル:8.90〜6.84(m,10H)、4.79、4.17
(s,s,2H、3.09、2.55(s,s,3H)、1.29、1.23
(s,s,9H) 実施例1 N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−3−
ベンゾチオフエンメチルアミンの製造 N−メチル−4−tert−ブチルベンジルアミン 0.89g、炭酸ナトリウム0.6gおよびジメチルホルムア
ミド20mlの混液に、3−クロロメチルベンゾチオフェン
0.91gを加え室温で攪拌させた。反応液を水に注ぎ、ベ
ンゼンで抽出、水洗いした。ベンゼン溶液に濃塩酸1ml
を加え、減圧下でベンゼンを留去後、エタノールより再
結晶した無色針状晶1.4g(融点:216〜217.5℃)をえ
た。
NMRスペクトル:8〜7.2(m,9H)、3.74(s,2H)、
3.54(s,2H)、2.21(s,H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:147(基準ピーク)、148、176、232
(M+) 実施例2〜8 それぞれ実施例1と同様にして各種アミン化合物の塩酸
塩をえた。各化合物の融点をあわせて第1表に示す。
3.54(s,2H)、2.21(s,H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:147(基準ピーク)、148、176、232
(M+) 実施例2〜8 それぞれ実施例1と同様にして各種アミン化合物の塩酸
塩をえた。各化合物の融点をあわせて第1表に示す。
以下、各化合物のNMRスペクトルおよびMSスペクトル(m
/e)をあげる。
/e)をあげる。
実施例2でえられた化合物 NMRスペクトル:8〜7.2(m,9H)、3.76(s,2H)、
3.55(s,2H)、2.54(t,J=7.2Hz,2H)、1.28
(s,9H)、(t,J=7.2Hz,3H) MSスペクトル:147(基準ピーク)、148、190、322、
337(M+) 実施例3でえられた化合物 NMRスペクトル:7.9〜7.4(m,8H)、3.72(s,2
H)、2.52(s,3H)、2.20(s,2H)、1.29(s,9
H) MSスペクトル:161(基準ピーク)、162、176、190、
337(M+) 実施例4でえられた化合物 NMRスペクトル:7.83〜7.23(m,9H)、3.78(s,2
H)、3.53(s,2H)、2.17(s,3H)、1.32(s,9
H) MSスペクトル:147(基準ピーク)、148、176、190、
323(M+) 実施例5でえられた化合物 NMRスペクトル:7.64(m,8H)、3.73(s,2H)、3.5
7(s,2H)、2.15(s,3H)、1.31(s,9H) MSスペクトル:147、176(基準ピーク)、225、227、
254、256、401(M+)、403(M+) 実施例6でえられた化合物 NMRスペクトル:7.28〜7.12(m,7H)、3.47(s,4
H)、2.88(t,J=7Hz,4H)、2.17(s,3H)、2.02
(t,J=7Hz,2H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:131(基準ピーク)、132、147、160、
176、307(M+) 実施例7でえられた化合物 NMRスペクトル:7.27〜6.93(m,7H)、3.48、3.45
(s,s,4H)、2.95〜2.62(m,4H)、2.13(s,3
H)、1.88〜1.67(m,4H)、1.32(s,9H) MSスペクトル:129、144(基準ピーク)、145、147、
176、178、321(M+) 実施例8でえられた化合物 NMRスペクトル:7.27(s,4H)、7.03(s,3H)、3.4
8,3.45(s,s,4H)、2.9〜2.6(m,4H)、2.16
(s,3H)、1.88〜1.67(m,4H)、1.29(s,9H) MSスペクトル:139、140、141、174、176(基準ピー
ク)、321(M+) 実施例9 (N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−1
−アセナフテニルアミン塩酸塩の製造) N−メチル−4−tert−ブチルベンジルアミン1.71g、
炭酸ナトリウム2.12gおよびジメチルホルムアミド10ml
の混液に、1−ブロモアセナフテン3.89gを加え、室温
で19時間撹拌させた。反応液を水に注ぎ、ベンゼンだ抽
出し、水洗した。ベンゼンを除去後、残留物を少量のア
セトンで溶し、冷時、濃温酸2mlを加えた。減圧下でア
セトンおよび濃塩酸を除去し、アセトン−メタノール混
液より再結晶して白色板状晶の標題化合物2.8gをえ
た。
3.55(s,2H)、2.54(t,J=7.2Hz,2H)、1.28
(s,9H)、(t,J=7.2Hz,3H) MSスペクトル:147(基準ピーク)、148、190、322、
337(M+) 実施例3でえられた化合物 NMRスペクトル:7.9〜7.4(m,8H)、3.72(s,2
H)、2.52(s,3H)、2.20(s,2H)、1.29(s,9
H) MSスペクトル:161(基準ピーク)、162、176、190、
337(M+) 実施例4でえられた化合物 NMRスペクトル:7.83〜7.23(m,9H)、3.78(s,2
H)、3.53(s,2H)、2.17(s,3H)、1.32(s,9
H) MSスペクトル:147(基準ピーク)、148、176、190、
323(M+) 実施例5でえられた化合物 NMRスペクトル:7.64(m,8H)、3.73(s,2H)、3.5
7(s,2H)、2.15(s,3H)、1.31(s,9H) MSスペクトル:147、176(基準ピーク)、225、227、
254、256、401(M+)、403(M+) 実施例6でえられた化合物 NMRスペクトル:7.28〜7.12(m,7H)、3.47(s,4
H)、2.88(t,J=7Hz,4H)、2.17(s,3H)、2.02
(t,J=7Hz,2H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:131(基準ピーク)、132、147、160、
176、307(M+) 実施例7でえられた化合物 NMRスペクトル:7.27〜6.93(m,7H)、3.48、3.45
(s,s,4H)、2.95〜2.62(m,4H)、2.13(s,3
H)、1.88〜1.67(m,4H)、1.32(s,9H) MSスペクトル:129、144(基準ピーク)、145、147、
176、178、321(M+) 実施例8でえられた化合物 NMRスペクトル:7.27(s,4H)、7.03(s,3H)、3.4
8,3.45(s,s,4H)、2.9〜2.6(m,4H)、2.16
(s,3H)、1.88〜1.67(m,4H)、1.29(s,9H) MSスペクトル:139、140、141、174、176(基準ピー
ク)、321(M+) 実施例9 (N−(4−tert−ブチルベンジル)−N−メチル−1
−アセナフテニルアミン塩酸塩の製造) N−メチル−4−tert−ブチルベンジルアミン1.71g、
炭酸ナトリウム2.12gおよびジメチルホルムアミド10ml
の混液に、1−ブロモアセナフテン3.89gを加え、室温
で19時間撹拌させた。反応液を水に注ぎ、ベンゼンだ抽
出し、水洗した。ベンゼンを除去後、残留物を少量のア
セトンで溶し、冷時、濃温酸2mlを加えた。減圧下でア
セトンおよび濃塩酸を除去し、アセトン−メタノール混
液より再結晶して白色板状晶の標題化合物2.8gをえ
た。
融点:233〜234.5℃ NMRスペクトル:7.7〜7.29(m,10H)、5.05〜
4.86(m,1H、3.49(s,2H)、3.38〜3.26(m,2
H)、2.15(s,3H)、1.27(s,9H MSスペクトル:144、182(基準ピーク)、314、329
(M+) 実施例10 (N−(4−tert−ブチル−α−メチルベンジル)−N
−メチル−1−ナフチルメチルアミンの製造) N−メチル−1−ナフチルメチルアミン1.71g、炭酸ナ
トリウム1.17g、ジメチルホルムアミド10mlの混液に4
−tert−ブチル−α−メチルベンジルクロライド2.07g
を加え、70〜80℃で24時間撹拌させた。反応液を水に注
ぎ、ベンゼンで抽出し、水洗した。ベンゼン溶液に濃塩
酸2mlを加え、減圧下でベンゼンを留去後、アセトン−
メタノール溶液より再結晶して白色結晶2.5g(融点:2
27.5〜228.5℃)をえた。
4.86(m,1H、3.49(s,2H)、3.38〜3.26(m,2
H)、2.15(s,3H)、1.27(s,9H MSスペクトル:144、182(基準ピーク)、314、329
(M+) 実施例10 (N−(4−tert−ブチル−α−メチルベンジル)−N
−メチル−1−ナフチルメチルアミンの製造) N−メチル−1−ナフチルメチルアミン1.71g、炭酸ナ
トリウム1.17g、ジメチルホルムアミド10mlの混液に4
−tert−ブチル−α−メチルベンジルクロライド2.07g
を加え、70〜80℃で24時間撹拌させた。反応液を水に注
ぎ、ベンゼンで抽出し、水洗した。ベンゼン溶液に濃塩
酸2mlを加え、減圧下でベンゼンを留去後、アセトン−
メタノール溶液より再結晶して白色結晶2.5g(融点:2
27.5〜228.5℃)をえた。
NMRスペクトル:8.23〜7.32(m,11H)、3.92
(s,2H)、3.76(q,J=6.5Hz、1H)、2.11(s,3
H)、1.47(d,J=6.5Hz,3H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、150、316、331
(M+) 実施例11 (N−(5−インダンメチル)−N−メチル−1−ナフ
チルメチルアミン塩酸塩の製造) N−メチル−1−ナフチルメチルアミン1.03g、炭酸ナ
トリウム0.76gおよびジメチルホルムアミド10mlの混液
に、5−クロロメチルインダン0.76gを加え、50℃で17
時間攪拌させた。反応液を水に注ぎ、ベンゼンで抽出
し、水洗した。ベンゼンを除去後、残留の油状物を少量
のアセトンで溶し、冷時、濃塩酸1mlを加えた。減圧下
でアセトンおよび濃塩酸を除去し、アセトン−エタノー
ル混液より再結晶して白色板状晶の標題化合物1.14gを
えた。
(s,2H)、3.76(q,J=6.5Hz、1H)、2.11(s,3
H)、1.47(d,J=6.5Hz,3H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、150、316、331
(M+) 実施例11 (N−(5−インダンメチル)−N−メチル−1−ナフ
チルメチルアミン塩酸塩の製造) N−メチル−1−ナフチルメチルアミン1.03g、炭酸ナ
トリウム0.76gおよびジメチルホルムアミド10mlの混液
に、5−クロロメチルインダン0.76gを加え、50℃で17
時間攪拌させた。反応液を水に注ぎ、ベンゼンで抽出
し、水洗した。ベンゼンを除去後、残留の油状物を少量
のアセトンで溶し、冷時、濃塩酸1mlを加えた。減圧下
でアセトンおよび濃塩酸を除去し、アセトン−エタノー
ル混液より再結晶して白色板状晶の標題化合物1.14gを
えた。
融点:192〜194℃ NMRスペクトル:8.37〜7.02(m,10H)、3.85
(s,2H)、3.47(s,2H)、2.81(t,J=7Hz,4
H)、2.13(s,3H)、2.01(t,J=7Hz,2H) MSスペクトル:131、137(基準ピーク)、150、170、
301(M+) 実施例12〜21 それぞれ実施例10および11と同様にして各種アミン
化合物の塩酸塩をえた。各化合物の融点をあわせて第2
表に示す。
(s,2H)、3.47(s,2H)、2.81(t,J=7Hz,4
H)、2.13(s,3H)、2.01(t,J=7Hz,2H) MSスペクトル:131、137(基準ピーク)、150、170、
301(M+) 実施例12〜21 それぞれ実施例10および11と同様にして各種アミン
化合物の塩酸塩をえた。各化合物の融点をあわせて第2
表に示す。
実施例12でえられた化合物 NMRスペクトル:8.0〜6.8(m、10H)、3.73(s、2
H)、3.36(s、2H)、2.9〜2.5(m、4H)、2.07
(s、3H)、1.8〜1.5(m、4H) MSスペクトル:129、137、139(基準ピーク)、172、
315、(M+) 実施例13でえられた化合物 NMRスペクトル:8.26〜6.86(m、10H)、3.80
(s、2H)、3.42(s、2H)、2.8〜2.5(m、4H)、2.
11(s、3H)、1.9〜1.6(m、4H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、170、174、
315(M+) 実施例14でえられた化合物 NMRスペクトル:8.09〜6.94(m、10H)、3.91
(s、2H)、3.54(s、2H)、2.9〜2.5(m、4H)、2.
51(q、J=7Hz、2H)、1.9〜1.6(m、4H)、1.05
(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137、138(基準ピーク)、184、186、
329(M+) 実施例15でえられた化合物 NMRスペクトル:8.38〜7.01(m、10H)、3.99
(s、2H)、3.56(s、2H)、2.9〜2.38(m、6H)、
1.9〜1.6(m、4H)、1.07(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、184、188、
314、188、314、329(M+) 実施例16でえられた化合物 NMRスペクトル:8.12(m、10H)、3.94(s、2
H)、3.56(s、2H)、3〜2.33(m、6H)、1.9〜1.28
(m、6H)、0.77(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、198、200、
314、343 実施例17でえられた化合物 NMRスペクトル:8.35〜7.03(m、10H)、3.98
(s、2H)、3.57(s、2H)、2.9〜2.34(m、6H)、
1.9〜1.3(m、6H)、0.78(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、314、343
(M+) 実施例18でえられた化合物 NMRスペクトル:8.1〜6.9(m、10H)、3.92(s、2
H)、3.55(s、2H)、2.9〜3.33(m、6H)、1.9〜1.0
(m、8H)、0.76(t、J=6Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、212、214、
314、357(M+) 実施例19でえられた化合物 NMRスペクトル:8.35〜7.04(m、10H)、3.95
(s、2H)、3.54(s、2H)、2.9〜2.37(m、6H)、
1.9〜1.0(m、8H)、0.79(t、J=6Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、314、357、
(M+) 実施例20でえられた化合物 NMRスペクトル:8.44〜7.2(m、13H)、4.02(s、
2H)、3.91(s、2H)、2.28(s、3H) MSスペクトル:138(基準ピーク)、170、312
(M+) 実施例21で得られた化合物 NMRスペクトル:8.4〜6.7(m、9H)、3.95(s、2
H)、3.76(s、2H)、2.25(s、3H)1.33)(s、9H) MSスペクトル:137、141(基準ピーク)、144、182、
190、323(M+) 実施例22 (N−[2−(4−tert−ブチルフエニル)エチル〕−
N−メチル−1−ナフチルメチルアミンの製造) 水素化リチウムアルミニウム0.76gと無水エーテル10ml
との混液に、N−メチル−N−(1−ナフチルメチル)
4−tert−ブチルフェニール酢酸アミド2.6gの無水エ
ーテル10ml溶液を滴下して5時間還流させた。反応後、
水を滴下して過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解
し、エーテルで抽出した。エーテル溶液に濃塩酸2mlを
加え、減圧下で溶媒を留去後、アセトン−メタノール溶
液より再結晶して白色板状晶1.20g(融点:223〜225
℃)をえた。
H)、3.36(s、2H)、2.9〜2.5(m、4H)、2.07
(s、3H)、1.8〜1.5(m、4H) MSスペクトル:129、137、139(基準ピーク)、172、
315、(M+) 実施例13でえられた化合物 NMRスペクトル:8.26〜6.86(m、10H)、3.80
(s、2H)、3.42(s、2H)、2.8〜2.5(m、4H)、2.
11(s、3H)、1.9〜1.6(m、4H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、170、174、
315(M+) 実施例14でえられた化合物 NMRスペクトル:8.09〜6.94(m、10H)、3.91
(s、2H)、3.54(s、2H)、2.9〜2.5(m、4H)、2.
51(q、J=7Hz、2H)、1.9〜1.6(m、4H)、1.05
(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137、138(基準ピーク)、184、186、
329(M+) 実施例15でえられた化合物 NMRスペクトル:8.38〜7.01(m、10H)、3.99
(s、2H)、3.56(s、2H)、2.9〜2.38(m、6H)、
1.9〜1.6(m、4H)、1.07(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、184、188、
314、188、314、329(M+) 実施例16でえられた化合物 NMRスペクトル:8.12(m、10H)、3.94(s、2
H)、3.56(s、2H)、3〜2.33(m、6H)、1.9〜1.28
(m、6H)、0.77(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、198、200、
314、343 実施例17でえられた化合物 NMRスペクトル:8.35〜7.03(m、10H)、3.98
(s、2H)、3.57(s、2H)、2.9〜2.34(m、6H)、
1.9〜1.3(m、6H)、0.78(t、J=7Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、314、343
(M+) 実施例18でえられた化合物 NMRスペクトル:8.1〜6.9(m、10H)、3.92(s、2
H)、3.55(s、2H)、2.9〜3.33(m、6H)、1.9〜1.0
(m、8H)、0.76(t、J=6Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、212、214、
314、357(M+) 実施例19でえられた化合物 NMRスペクトル:8.35〜7.04(m、10H)、3.95
(s、2H)、3.54(s、2H)、2.9〜2.37(m、6H)、
1.9〜1.0(m、8H)、0.79(t、J=6Hz、3H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、139、314、357、
(M+) 実施例20でえられた化合物 NMRスペクトル:8.44〜7.2(m、13H)、4.02(s、
2H)、3.91(s、2H)、2.28(s、3H) MSスペクトル:138(基準ピーク)、170、312
(M+) 実施例21で得られた化合物 NMRスペクトル:8.4〜6.7(m、9H)、3.95(s、2
H)、3.76(s、2H)、2.25(s、3H)1.33)(s、9H) MSスペクトル:137、141(基準ピーク)、144、182、
190、323(M+) 実施例22 (N−[2−(4−tert−ブチルフエニル)エチル〕−
N−メチル−1−ナフチルメチルアミンの製造) 水素化リチウムアルミニウム0.76gと無水エーテル10ml
との混液に、N−メチル−N−(1−ナフチルメチル)
4−tert−ブチルフェニール酢酸アミド2.6gの無水エ
ーテル10ml溶液を滴下して5時間還流させた。反応後、
水を滴下して過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解
し、エーテルで抽出した。エーテル溶液に濃塩酸2mlを
加え、減圧下で溶媒を留去後、アセトン−メタノール溶
液より再結晶して白色板状晶1.20g(融点:223〜225
℃)をえた。
NMRスペクトル:8.26〜7.11(m、11H)、3.89
(s、2H)、2.78(s、4H)、2.26(s、3H)、1.27
(s、9H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、184、331
(M+) 実施例23 (N−(4tert−ブチルベンジル)−N−メチル−2−
(1−ナフチル)−エチルアミンの製造) 水素化リチウムアルミニウム0.76gと無水エーテルと混
液にN−(4−tet−ブチルベンジル)−N−メチル
(1−ナフチル)酢酸アミド2.8gの無水エーテル10ml
溶液を滴下して加え4時間還流させた。反応後、水を滴
下して過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解し、エ
ーテルで抽出した。エーテル溶液に濃塩酸2mlを加え、
減圧下で溶媒を留去後、アセトンより再結晶して白色プ
リズム晶2.12g(融点:217〜218.5℃)をえた。
(s、2H)、2.78(s、4H)、2.26(s、3H)、1.27
(s、9H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、184、331
(M+) 実施例23 (N−(4tert−ブチルベンジル)−N−メチル−2−
(1−ナフチル)−エチルアミンの製造) 水素化リチウムアルミニウム0.76gと無水エーテルと混
液にN−(4−tet−ブチルベンジル)−N−メチル
(1−ナフチル)酢酸アミド2.8gの無水エーテル10ml
溶液を滴下して加え4時間還流させた。反応後、水を滴
下して過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解し、エ
ーテルで抽出した。エーテル溶液に濃塩酸2mlを加え、
減圧下で溶媒を留去後、アセトンより再結晶して白色プ
リズム晶2.12g(融点:217〜218.5℃)をえた。
NMRスペクトル:8.0〜7.26(m、11H)、3.55(s、
2H)、3.41〜2.58(m、4H)、2.36(s、3H)、1.30
(s、9H) MSスペクトル:141(基準ピーク)、190、316、331
(M+) 実施例24〜25 それぞれ実施例23と同様にしてアミン化合物の塩酸塩
をえた。各化合物の融点をあわせて第3表に示す。
2H)、3.41〜2.58(m、4H)、2.36(s、3H)、1.30
(s、9H) MSスペクトル:141(基準ピーク)、190、316、331
(M+) 実施例24〜25 それぞれ実施例23と同様にしてアミン化合物の塩酸塩
をえた。各化合物の融点をあわせて第3表に示す。
以下、各化合物のNMRおよびMSスペクトルのデータをあ
げる。
げる。
実施例24でえられた化合物 NMRスペクトル:8.13〜7.28(m、9H)、4.19(s、
2H)、3.83(s、2H)、1.74(ブロードs、1H)、1.29
(s、9H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、138、141、147、
151、303(M+) 実施例25でえられた化合物 NMRスペクトル:8.82〜7.26(m、10H)、3.85
(s、2H)、3.54(s、2H)、2.17(s、3H)、1.27
(s、9H) MSスペクトル:141(基準ピーク)、171、176、190、
318(M+) 製剤例1 500mlのエタノールに50gのマクロゴール400と実施例1
で製造したN−(4−tertブチルベンジル)−N−メチ
ル−3−ベンゾチオフェンメチルアミン塩酸塩10gを加
えて溶解し、ついで精製水400gを少量ずつ加えて溶解
し、さらにエタノールを加えて全量を1000mlとした。
2H)、3.83(s、2H)、1.74(ブロードs、1H)、1.29
(s、9H) MSスペクトル:137(基準ピーク)、138、141、147、
151、303(M+) 実施例25でえられた化合物 NMRスペクトル:8.82〜7.26(m、10H)、3.85
(s、2H)、3.54(s、2H)、2.17(s、3H)、1.27
(s、9H) MSスペクトル:141(基準ピーク)、171、176、190、
318(M+) 製剤例1 500mlのエタノールに50gのマクロゴール400と実施例1
で製造したN−(4−tertブチルベンジル)−N−メチ
ル−3−ベンゾチオフェンメチルアミン塩酸塩10gを加
えて溶解し、ついで精製水400gを少量ずつ加えて溶解
し、さらにエタノールを加えて全量を1000mlとした。
製剤例2(軟膏剤) 白色ワセリン 400g、セタノール180g、セスキオレイ
ン酸ソルビタン50g、ラウロマクロゴール5gおよびパ
ラオキシ安息香酸プロピル1gよりなる混合物を水浴上
で80℃に保ちながら、実施例1で製造したN−(4−te
rtブチルベンジル)−N−メチル−3−ベンゾチオフェ
ンメチルアミン塩酸塩10gを加えて溶解した。さらにパ
ラオキシ安息香酸メチル1gに精製水353gを加え、80
℃に加温して溶解した液を徐々に加えたのち充分攪拌し
た。加温を止め、冷却しながら固まるまでさらに充分攪
拌した。
ン酸ソルビタン50g、ラウロマクロゴール5gおよびパ
ラオキシ安息香酸プロピル1gよりなる混合物を水浴上
で80℃に保ちながら、実施例1で製造したN−(4−te
rtブチルベンジル)−N−メチル−3−ベンゾチオフェ
ンメチルアミン塩酸塩10gを加えて溶解した。さらにパ
ラオキシ安息香酸メチル1gに精製水353gを加え、80
℃に加温して溶解した液を徐々に加えたのち充分攪拌し
た。加温を止め、冷却しながら固まるまでさらに充分攪
拌した。
製剤例3(クリーム剤) 白色ワセリン15g、流動パラフィン200g、ステアリル
アルコール50g、モノステアリン酸グリセリン40g、プ
ロピレングリコール145gおよびパラオキシ安息香酸プ
ロピル1gよりなる混合物を水浴上で80℃に保ちながら
溶解し、実施例1で製造したN−(4−tertブチルベン
ジル)−N−メチル−3−ベンゾチオフェンメチルアミ
ン塩酸塩10gを加えて溶解した。さらに40gのステアリ
ン酸ポリオキシ40および1gのパラオキシ安息香酸メチ
ル1gに精製水498gを加え、80℃に加温して溶解した
液を加えたのち充分攪拌した。攪拌後、冷却水を用いて
冷却しながら固まるでさらに充分攪拌した。
アルコール50g、モノステアリン酸グリセリン40g、プ
ロピレングリコール145gおよびパラオキシ安息香酸プ
ロピル1gよりなる混合物を水浴上で80℃に保ちながら
溶解し、実施例1で製造したN−(4−tertブチルベン
ジル)−N−メチル−3−ベンゾチオフェンメチルアミ
ン塩酸塩10gを加えて溶解した。さらに40gのステアリ
ン酸ポリオキシ40および1gのパラオキシ安息香酸メチ
ル1gに精製水498gを加え、80℃に加温して溶解した
液を加えたのち充分攪拌した。攪拌後、冷却水を用いて
冷却しながら固まるでさらに充分攪拌した。
試験例1(試験管内抗真菌試験) サブロー寒天培地を用い、毛瘡白癬菌および猩紅色白癬
菌に対する抗菌力を試験した。
菌に対する抗菌力を試験した。
第4表に示す各被検化合物をエタノール1mlで溶解した
のち、蒸溜水を加え1000μg/mlの濃度に調整し、以下
2倍段階希釈系列を作製し、その1mlをシャーレに取
り、サブロー寒天培地9mlを添加して混和し、平板培地
をそれぞれ作製した。
のち、蒸溜水を加え1000μg/mlの濃度に調整し、以下
2倍段階希釈系列を作製し、その1mlをシャーレに取
り、サブロー寒天培地9mlを添加して混和し、平板培地
をそれぞれ作製した。
2×106胞子/mlに調整した各試験菌をミクロプランタ
ーMIP−2(佐久間製作所製)で0.005mlずつ接種し、27
℃で7目間培養したのち結果を最小発育阻止濃度(MI
C、μg/ml)で表わした。えられた結果を第4表に示
す。
ーMIP−2(佐久間製作所製)で0.005mlずつ接種し、27
℃で7目間培養したのち結果を最小発育阻止濃度(MI
C、μg/ml)で表わした。えられた結果を第4表に示
す。
試験の結果、第4表に示した被検化合物のすべてが抗真
菌活性を有することが判明した。
菌活性を有することが判明した。
試験例2((抗白癬治療試験) Hartley系モルモット雄(体重600〜700g)の背部4ケ
所をそれぞれ4cm2ずつ抜毛し、軽くサンドペーパーで
擦過したのち、予め別のモルモットから逆培養した2代
目の毛瘡白癬菌を1感染面あたり1×105胞子を感染さ
せた。感染48時間後から、エタノールで溶解した被検化
合物0.2mlを1日1回計10回塗布した。最終治療の2
日後にモルモットを屠殺し、各感染面よりそれぞれ10個
の組織片をシクロヘキシミドおよびカナマイシン含有サ
ブロー平板に置き、27℃で7日間培養しのたのち白癬菌
の有無を判定し抑制率をつぎのように百分率で表した。
所をそれぞれ4cm2ずつ抜毛し、軽くサンドペーパーで
擦過したのち、予め別のモルモットから逆培養した2代
目の毛瘡白癬菌を1感染面あたり1×105胞子を感染さ
せた。感染48時間後から、エタノールで溶解した被検化
合物0.2mlを1日1回計10回塗布した。最終治療の2
日後にモルモットを屠殺し、各感染面よりそれぞれ10個
の組織片をシクロヘキシミドおよびカナマイシン含有サ
ブロー平板に置き、27℃で7日間培養しのたのち白癬菌
の有無を判定し抑制率をつぎのように百分率で表した。
えられた結果を第5表に示す。
試験例3(副作用試験) 被検化合物の副作用を検討するため、Hartley系モルモ
ット雄(体重600〜700g)の背部2ケ所をそれぞれ4cm
2ずつ抜毛し、翌日抜毛部位をサンドペーパーで擦過し
たのち、被検化合物として実施例1および4の化合物を
それぞれエタノールで0.5〜2.0%濃度に溶解した
溶液を抜毛部位のうちの1つに、エタノールのみを他の
抜毛部位にそれぞれ1日1回0.2mlずつ10日間塗布し
た。
ット雄(体重600〜700g)の背部2ケ所をそれぞれ4cm
2ずつ抜毛し、翌日抜毛部位をサンドペーパーで擦過し
たのち、被検化合物として実施例1および4の化合物を
それぞれエタノールで0.5〜2.0%濃度に溶解した
溶液を抜毛部位のうちの1つに、エタノールのみを他の
抜毛部位にそれぞれ1日1回0.2mlずつ10日間塗布し
た。
その結果、被検化合物によると考えられる紅斑、丘疹な
どの副作用は認められなかった。
どの副作用は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/38 ADZ 31/47 ADZ C07C 211/27 9280−4H 211/57 9280−4H C07D 215/12 333/20 333/58 (72)発明者 山本 俊之 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内 (72)発明者 佐々木 和也 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内 (72)発明者 有可 正 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内 (72)発明者 横尾 守 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内 (72)発明者 橋本 理恵子 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内 (72)発明者 雨宮 功治 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内 (72)発明者 越川 栄 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社東京研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(I): (式中、R1は式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、pは3または4を表わす)で示される基または
式: (式中、qは1を表わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは窒素原子を表わす)で
示される基を表わす。R2、R3およびR4はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす。R5は式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基または式: (式中、R7は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、rは3、4または5を表わす)で示される基ま
たは式: (式中、Xは窒素原子を表わす)で示される基を表わ
す。mおよびnはそれぞれ0、1または2を表わす。た
だしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合
物またはその酸付加塩。 - 【請求項2】一般式(I): (式中、R1は式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、pは3または4を表わす)で示される基または
式: (式中、qは1を表わす)で示される基または式: (式中、R6は前記と同じ、Xは窒素原子を表わす)で
示される基を表わす。R2、R3およびR4はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす。R5は式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基または式: (式中、R7は前記と同じ、Xは硫黄原子を表わす)で
示される基または式: (式中、rは3、4または5を表わす)で示される基ま
たは式: (式中、Xは窒素原子を表わす)で示される基を表わ
す。mおよびnはそれぞれ0、1または2を表わす。た
だしR1が式: (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0の直鎖または分枝鎖状アルキル基またはニトロ基を表
わす)で示される基であり、R2が水素原子または炭素
数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基であり、R
3が炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状アルキル基で
あり、R4が水素原子であり、R5が式: (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖状ア
ルキル基を表わす)で示される基であり、かつmおよび
nが1であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合
物またはその酸付加塩を有効成分として含有する抗真菌
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12458185A JPH0617341B2 (ja) | 1985-06-08 | 1985-06-08 | アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12458185A JPH0617341B2 (ja) | 1985-06-08 | 1985-06-08 | アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4312183A Division JPH0768186B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61282348A JPS61282348A (ja) | 1986-12-12 |
JPH0617341B2 true JPH0617341B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=14889009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12458185A Expired - Lifetime JPH0617341B2 (ja) | 1985-06-08 | 1985-06-08 | アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617341B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
HU211997B (en) * | 1986-01-29 | 1996-01-29 | Sandoz Ag | Process to prepare n-methyl-n-(1-naphtyl-methyl)-4-(2-phenyl-propyl)-benzylamine and pharmaceutical compns. contg. it |
DE3702039A1 (de) * | 1986-01-29 | 1987-07-30 | Sandoz Ag | Neue aminderivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
US5300642A (en) * | 1986-04-10 | 1994-04-05 | The Du Pont Merck Pharmaceutical Company | α, α-disubstituted aromatics and heteroaromatics as cognition enhancers |
US5173489A (en) * | 1986-04-10 | 1992-12-22 | The Dupont Merck Pharmaceutical Co. | α,α-disubstituted aromatics and heteroaromatics as cognition enhancers |
JPS63230610A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-27 | Kaken Pharmaceut Co Ltd | 農園芸用殺菌剤 |
US5434264A (en) * | 1988-08-23 | 1995-07-18 | The Du Pont Merck Pharmaceutical Company | α,α-disubstituted aromatics and heteroaromatics as cognition enhancers |
JPH0768186B2 (ja) * | 1992-11-20 | 1995-07-26 | 科研製薬株式会社 | アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 |
-
1985
- 1985-06-08 JP JP12458185A patent/JPH0617341B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61282348A (ja) | 1986-12-12 |
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