JPH0617239Y2 - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JPH0617239Y2
JPH0617239Y2 JP1988171378U JP17137888U JPH0617239Y2 JP H0617239 Y2 JPH0617239 Y2 JP H0617239Y2 JP 1988171378 U JP1988171378 U JP 1988171378U JP 17137888 U JP17137888 U JP 17137888U JP H0617239 Y2 JPH0617239 Y2 JP H0617239Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cassette
plug
magnetic tape
insertion hole
cam
Prior art date
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Application number
JP1988171378U
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JPH01174784U (ja
Inventor
健吾 大石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気テープカセットに関し、特にビデオ用の磁
気テープカセットの改良に関するものである。
(従来技術) 従来、ビデオ用の磁気テープカセットには、種々の型式
のものが使用されており、特に近年においては、画質等
の面でより高い性能のものが望まれているなど、そのニ
ーズの多用化とともにカセットの種類が増える傾向にあ
る。
このような状況下において、一般にβカムカセットと称
されているビデオテープカセットと、βカムSPカセッ
トと称されているビデオテープカセットとの如く極めて
類似したビデオテープカセットが用いられている。この
2つのビデオテープカセットは、磁気テープの材質が異
なること、又、カセット底面に設けられたカセット種類
を識別するための検出孔、誤消去防止を行うための構造
が相異している。しかし、カセットケースとしては上記
した以外は全く同じ構造であり、又、カセットケースを
成形するための金型は比較的複雑であり高価なことか
ら、上記した僅かな違いだけで2種類の金型を用いるこ
とは、生産性及びコスト的にみて望ましくないために、
同じ金型を用いて生産されていた。
しかしながら同じ金型によって製造されたカセットには
誤消去防止構造の相違による弊害が生じていた。まずそ
の相違点を詳細に述べると、βカムカセットにおける誤
消去防止構造は、第4図に示すようにカセット底面11
の前方寄りで、かつ一方のカセットの側面12の近傍に
折り取り式のプラグ30が設けられている。そして、周
知のように、このプラグ30を付けたままにしておくこ
とで、繰り返しの再記録が自由にでき、プラグ30を折
り取ることで再記録が行えないような構造である。
なお、前記プラグ30を折り取った跡の部分は、カセッ
ト内部に連通しないように壁面に囲まれた凹部となる。
一方、βカムSPカセットにおける誤消去防止構造は、
前記βカムカセットのプラグ30が設けられた位置とは
カセット左右反対の所に設けられており、第5図に示す
如くカセット底面11に形成された挿入孔14に上下ス
ライド式(カセット厚み方向のスライド)の可動型プラ
グ40が装着されたものである。この可動型プラグ40
は、脚部5などが挿入孔14の内壁に弾性的に接してお
り、該脚部5の一部で構成した係止部3及び4が係止穴
16及び内壁端縁17に係合していることで、カセット
底面11と同一平面を構成するように保持されて再記録
自在に保たれており、又、切欠き15から露出したつま
み41を手指等により図中下方(矢印B方向)に操作す
ることにより、挿入孔14が凹部を構成するような位置
に係止部3が図示しない係合部分に係止保持されて、再
記録が行えないように構成されている。
尚、前記挿入孔14は前記可動型プラグ40の上下動を
許容できるように、カセット内部に連通した開孔構造と
なっている。
このように2つの誤消去防止構造をカセット左右方向に
別々に設けることのできる金型によりカセットケースを
製造した場合、該カセットケースをβカムSPカセット
として使用する場合には、第4図に示す折り取り式のプ
ラグ30を予め除去する一方、第5図に示すような前記
可動型プラグ40を前記挿入孔14に装着した構成とす
ることで何ら問題はない。しかし、βカムカセットの場
合には、折り取り式の前記プラグ30を残す一方、実際
には誤消去防止部材としての役割を果たさない第5図に
示した可動型プラグ40を防塵機能をもたせるべく装着
した状態で商品として出荷すると、誤消去防止をしよう
として使用者が本来操作すべき折り取り式のプラグ30
を取るのではなく、操作できる状態で装着されている可
動型プラグ40を操作してしまい、使用者の所望する誤
消去防止機能を果たすことができないという不都合が生
じていた。
このように、前記βカムカセットにおいては誤消去防止
弁としては全く機能のない前記可動型プラグ40を、そ
の機能があるものと思って操作する、上記誤操作を回避
すべく可動型プラグ40を装着しない場合には、挿入孔
14がカセット内部と連通しているために、ゴミや微粒
子等の塵埃がカセット内部に侵入する問題があった。
(考案の目的) 本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、防塵
性が高くかつ誤操作等のない操作性にすぐれた磁気テー
プカセットを提供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案のかかる目的は、磁気テープが巻回された一対の
テープリールを回転自在に収納し、カセットケース底面
のカセット左右方向の一方側に折り取り式のプラグを設
け、他方側に設けた誤消去防止用プラグの挿入孔に可動
型プラグを挿着して成る磁気テープカセットにおいて、
前記誤消去防止用プラグの挿入孔に固定型平坦化プラグ
も挿着可能にして成ることを特徴とする磁気テープカセ
ットにより達成される。
以下、図面に例示する本考案の実施態様について詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施態様における要部分解斜視図で
ある。
第1図に示す磁気テープカセット10はβカムカセット
として使用される場合のもので、カセット前方側は開動
自在なリット13を備えており、又カセット底面11に
は、側面12に切欠き15を有するようになされた挿入
孔14が設けられている。前記挿入孔14は、βカムS
Pカセットとして使用されたときに、第5図で示す前記
可動型プラグ40が装着される部分であるが、本実施態
様においては、前記挿入孔14には固定型平坦化プラグ
1が装着されている。一方、図示しないが、前記挿入孔
14とはカセット左右方向の反対側に、βカムカセット
として本来の誤消去防止機能を有する第4図に示すプラ
グ30と全く同じ構造の誤消去防止用のプラグが設けら
れている。
前記固定型平坦化プラグ1は、従来の可動型のものと同
様に、挿入孔14の内壁に弾性的に当接する脚部5、係
止部3及び4を備えているが、さらに嵌合凸部2が設け
られている。前記固定型平坦化プラグ1は前記挿入孔1
4に第1図矢印C方向に沿って押し込まれることによ
り、前記係止部3が係止穴16に、前記係止部4が内壁
端縁17に引っかかるように係合し、前記挿入孔14か
ら外れないように保持される。又、前記嵌合凸部2は前
記切欠き15に嵌合してカセットの側面12と同一平面
を構成するようになされている。従って、一旦装着され
た前記固定型平坦化プラグ1は全く操作することができ
ず、前記挿入孔14を完全に塞ぐことができる。
したがって、例えば使用者が前記固定型平坦化プラグ1
を誤消去防止弁と誤認して操作しようとしても、操作す
ることができないことで、カセット左右反対側に設けら
れている折り取り式のプラグ(第4図のプラグ30と同
じ構造)の存在を認識させ、正しい誤消去防止操作を行
うことができる。
また、前記固定型平坦化プラグ1の嵌合凸部2は単に厚
肉にした構成であってもよいが、成形時の変形を避ける
ために第2図に示すように他の部分と同じ肉厚とした方
が望ましい。
前記固定型平坦化プラグ1の材質はポリオキシメチレン
により構成することができるが、これに限らず他のプラ
スチック樹脂で構成してもよく、又、その色は特に限定
するものではないが、カセットケースと同色であること
が望ましい。
一方、第1図に示すカセットケースを成形したのと同じ
金型から造ったカセットケースを、βカムSPカセット
として使用する場合は、前記固定型平坦化プラグ1の代
りに第5図に示す可動型プラグ40を前記挿入孔14に
装着し、他方の折り取り式のプラグを折り取ることで簡
単に変更することができる。
又、本実施態様の前記固定型平坦化プラグ1を製造した
成形金型は、前記嵌合凸部2の所に第5図で示すつまみ
41を構成できるような移動自在の入れ子を設けるよう
にするだけで、βカムSPカセット用の可動型プラグ4
0も製造することが容易である。
本考案は上記実施態様に限るものではなく、種々変更で
きるものであり、例えば第3図に示すように構成するこ
ともできる。第3図に示したものは、固定型平坦化プラ
グ20が長足式とも云うことのできる構造となってい
る。すなわち、第1図に示したように嵌合凸部2と切欠
き15との嵌合により固定するものではなく、脚部5の
先端がカセットケースの反対側内面に接する程度に長く
構成することにより、前記固定型平坦化プラグ20の上
下動操作ができないようになされている。
また、本考案は上記した実施態様に限らず、接着剤を用
いて可動型プラグを固定式にすることも可能であるが、
接着剤を用いた場合は、確実性が乏しく、その確実性を
高めるために接着剤の量を多くするなどすると、プラグ
位置がテープ走行路に極めて接近していることから接着
剤がテープに付着したり、テープ走行に支障を来たす危
険があり好ましくない。そこで、接着剤の接着力のみに
頼るような構成ではなく例えば第1図及び第3図に示し
た係止部3と係止穴16とを接着するように適量の接着
剤を用いた併用構成が望ましい。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案による磁気テープカセット
は、βカムSPカセットとβカムカセットの両方に使用
することのできるカセットケースを共通の金型により製
造することができ、しかもβカムSPカセットとして用
いられるときは、折り取り式のプラグを折り取るととも
に、可動型プラグを装着するので、可動型プラグだけの
操作しかできずプラグ誤操作の問題は発生せず、又、β
カムカセットとして用いられるときは、折り取り式のプ
ラグをそのままにする一方、上下動しない固定式プラグ
をプラグ挿入孔に装着した構成であるので、誤消去防止
のためのプラグ操作において、従来のように可動型プラ
グを操作してしまうような誤りが生じることがなく、さ
らに単に可動型プラグを取り外して用いたカセットに比
べ防塵性の点では極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施態様の要部分解斜視図、第2図
は第1図におけるA−A断面図、第3図は本考案の態様
における要部分解斜視図、第4図及び第5図はそれぞれ
従来のビデオカセットの部分斜視図である。 1,20……固定式プラグ、2……嵌合凸部、3,4…
…係止部、5……脚部、10……磁気テープカセット、
11……カセット底面、12……カセットの側面、13
……リッド、14……挿入孔、15……切欠き、16…
…係止穴、17……内壁端縁、30……折り取り式のプ
ラグ、40……可動型プラグ、41……つまみ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープが巻回された一対のテープリー
    ルを回転自在に収納し、カセットケース底面のカセット
    左右方向の一方側に折り取り式のプラグを設け、他方側
    に設けた誤消去防止用プラグの挿入孔に可動型プラグを
    挿着して成る磁気テープカセットにおいて、 前記誤消去防止用プラグの挿入孔に固定型平坦化プラグ
    も挿着可能にして成ることを特徴とする磁気テープカセ
    ット。
JP1988171378U 1988-01-14 1988-12-29 磁気テープカセット Expired - Lifetime JPH0617239Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988171378U JPH0617239Y2 (ja) 1988-01-14 1988-12-29 磁気テープカセット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-2662 1988-01-14
JP266288 1988-01-14
JP1988171378U JPH0617239Y2 (ja) 1988-01-14 1988-12-29 磁気テープカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01174784U JPH01174784U (ja) 1989-12-12
JPH0617239Y2 true JPH0617239Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31717021

Family Applications (1)

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JP1988171378U Expired - Lifetime JPH0617239Y2 (ja) 1988-01-14 1988-12-29 磁気テープカセット

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142883U (ja) * 1984-02-29 1985-09-21 ティアック株式会社 テ−プカセツト
JPH0450619Y2 (ja) * 1986-10-24 1992-11-30

Also Published As

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JPH01174784U (ja) 1989-12-12

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