JPH0450619Y2 - - Google Patents

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JPH0450619Y2
JPH0450619Y2 JP16328586U JP16328586U JPH0450619Y2 JP H0450619 Y2 JPH0450619 Y2 JP H0450619Y2 JP 16328586 U JP16328586 U JP 16328586U JP 16328586 U JP16328586 U JP 16328586U JP H0450619 Y2 JPH0450619 Y2 JP H0450619Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばビデオテープレコーダ用の
テープカセツトに適用するのに最適なものであつ
て、特に、カセツト情報を検出するための検出孔
とその検出孔を開閉する蓋部材とを底面に設けて
あるテープカセツトに関するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、テープ及びリールが収納された上
下ハーフからなるカセツト筐体と、そのカセツト
筐体の前面開口を開閉する蓋体と、下ハーフの底
板上に設けられた取付軸に回動自在に取付けられ
た蓋ロツク部材と、カセツト情報を検出するため
に下ハーフの底面に設けられた検出孔と、その検
出孔を開閉する蓋部材とを有するテープカセツト
において、前記検出孔及び前記蓋部材を前記取付
軸と全く干渉させることなく、しかもその取付軸
と同一平面内に配置させることにより、前記下ハ
ーフの底面スペースの有効利用を図ることができ
るようにし、しかも、検出孔内に上下移動自在に
組込んだ蓋部材が検出孔の下方に不測に脱落する
ことがないようにすることにより、信頼性の向上
を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕 ビデオテープレコーダ用のテープカセツトに関
して、例えばこの考案の出願人の出願にかかる先
願例(実願昭60−16744号)に見られるように、
テープ種類、テープ厚、誤消去防止等の各種のカ
セツト情報を検出させるための検出孔とその検出
孔を開閉する蓋部材とをカセツト筐体の下ハーフ
の底面に設けたものがある。
この種テープカセツトは、検出すべきカセツト
情報に合わせて、予め蓋部材により検出孔を開又
は閉に設定しておき、このテープカセツトをビデ
オテープレコーダに装着した時に、そのビデオテ
ープレコーダの情報検出ピンによつて検出孔の開
閉状態を検出して、上記のカセツト情報を検出で
きるようにしたものである。
なおこの際、検出孔が閉状態の時には、蓋部材
によつて情報検出ピンを弾性に抗して押下げるよ
うにし、検出孔が開状態の時には、情報検出ピン
を押下げることなく、情報検出ピンを検出孔内に
挿入させるようにして、情報検出ピンの高さの差
(押下げるか又は押下げないか)によつて、カセ
ツト情報信号を検出させるようにしている。
従つて、検出孔は、情報検出ピンを挿入させ得
るだけの高さ(深さ)が必要であり、また、先願
例のように検出孔内で蓋部材を上下に移動する構
造のものでは、その蓋部材の上下移動ストローク
も必要である。このために、検出孔及び蓋部材を
下ハーフの底面に設ける場合には、その検出孔及
び蓋部材が、下ハーフ上に位置する各種の部材
(テープ、リール、テープガイド、各種取付軸等)
と全く干渉しない限られた位置にしか配置するこ
とができない。
なお、先願例では、検出孔及び蓋部材をリール
と干渉させないように、下ハーフの底面に設けら
れたほぼ台形状をなす底面開口の中央後部に存在
するリール間のほぼ三角形状のスペース内に配置
している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、近年、この種テープカセツトにおい
ては、テープ種類やテープ厚等の多様化と並行し
て、カセツト情報量の増大化が望まれており、下
ハーフの底面に検出孔及び蓋部材を多数設ける必
要がある。
しかしながら、前述したように、検出孔及び蓋
部材を、下ハーフ上に位置する各種の部材と全く
干渉させることなく、下ハーフの底面に多数設け
るのには、その配置スペースに自ずから限度があ
る。
この考案は、このような問題点を解決するため
に考案されたものであつて、テープ及びリールが
収納された上下ハーフからなるカセツト筐体と、
そのカセツト筐体の前面開口を開閉する蓋体と、
下ハーフの底板上に設けられた取付軸に回動自在
に取付けられた蓋ロツク部材と、カセツト情報を
検出するために下ハーフの底面に設けられた検出
孔と、その検出孔を開閉する蓋部材とを有するテ
ープカセツトにおいて、前記検出孔及び蓋部材を
前記取付軸と全く干渉させることなく、しかもそ
の取付軸と同一平面内に配置させるようにし、し
かも、検出孔を閉状態と開状態とに切換えるべ
く、検出孔内で上下移動自在に構成した蓋部材
が、検出孔の下方に不測に脱落することがないよ
うにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のテープカセツトは、前記検出孔を前
記下ハーフの底面で前記取付板の下部に所定高さ
に設け、その下ハーフの側板に上端が開放されか
つ下端が閉塞された切欠きを設けて、その切欠き
を前記検出孔の側面に連通させ、前記上ハーフの
側板から下方に一体に延出させた突片を前記切欠
き内に上方から挿入させ、前記蓋部材を少なくと
も水平板と垂直板とによつて断面ほぼL形に構成
し、この蓋部材を前記検出孔内に上下に移動自在
に取付けて、水平板により検出孔の底面を開閉さ
せるように構成し、この蓋部材の垂直板の外側面
に一体に設けたストツパーを前記切欠き内に挿入
し、このストツパーをその切欠きの下端閉塞部と
前記上ハーフの突片の下端縁との間で上下に移動
自在に構成したものである。
〔作用〕
この考案のテープカセツトによれば、取付軸を
下ハーフの底板から所定高さだけ上方に浮かせて
取付けることによつて、その取付軸の下部に空間
を形成し、その下部空間を利用して検出孔及び蓋
部材を配置したので、その検出孔及び蓋部材を取
付軸と全く干渉させることなく、その取付軸と同
一平面内に配置させることができる。しかも、検
出孔を閉状態と開状態とに切換えるべく、検出孔
内で上下に移動される蓋部材が検出孔内での最下
位置に下降されると、その蓋部材に設けたストツ
パーが下ハーフに設けられた切欠きの下端閉塞部
に当接されて、蓋部材のそれ以上の下降を防止す
る。
〔実施例〕
以下に、この考案をビデオテープレコーダ用の
テープカセツト(ベータカセツト)に適用した一
実施例を図面によつて説明する。
まず、第5図及び第6図によつて、テープカセ
ツト全体を説明する。
このテープカセツトは、合成樹脂にて成形され
た上下ハーフ1,2からなるカセツト筐体3内
に、テープ(磁気テープ)4を左右一対のリール
5a,5bに巻装させて収納させている。
そして、カセツト筐体3の前面開口6を開閉す
る合成樹脂にて成形されたほぼコ字状をなす蓋体
7がその左右両端部7a,7bに一体に設けられ
た左右一対の支点軸8a,8bによつてカセツト
筐体3に第6図で矢印a,b方向に回動自在に取
付けられている。なお、下ハーフ2の底板2aの
前端側(第5図で下方側)にはほぼ台形状をなす
底面開口9が前面開口6と接続された状態に設け
られており、テープ4は下ハーフ2の底面2a上
に設けられた左右一対の出入り口テープガイド1
0a,10bによつて案内されて前面開口6に沿
わせて底面開口9上を横断する状態に掛け渡され
ている。
そして、カセツト筐体3内で、下ハーフ2の底
板2a上に垂直に設けられた取付軸12に蓋ロツ
ク部材13がその後端部13aによつて第5図で
矢印c,d方向に回動自在に取付けられている。
この蓋ロツク部材13はばね14aによつて矢印
c方向に回動付勢されていて、その前端部13b
に一体に設けたロツク爪15を下ハーフ2の一方
の側板2bを貫通させて蓋体7の一端部7aに設
けられたロツク孔16に係合させることによつ
て、蓋体7を第6図に実線で示す閉蓋位置でロツ
クするように構成されている。なお、テープカセ
ツトがビデオテープレコーダに装着されて、蓋ロ
ツク解除部材(図示せず)によつて蓋ロツク部材
13が第5図で実線のロツク位置から鎖線のロツ
ク解除位置までばね14aに抗して矢印d方向に
回動されると、ロツク爪15がロツク孔16から
矢印d方向に外れて、蓋体7のロツクが解除され
る。そして、蓋体7は第6図で実線の閉蓋位置か
ら鎖線の開蓋位置へ矢印a方向に回動して開蓋さ
れ得るようになる。
また、カセツト筐体3内で、下ハーフ2の底板
2a上に垂直に設けられた左右一対の取付軸17
a,17bに左右一対のリールロツク部材18
a,18bが第5図で各々矢印e,f方向に回動
自在に取付けられている。これら両リールロツク
部材18a,18bは両取付軸17a,17bに
取付けられた左右一対のばね14a,14bによ
つて矢印e方向に回動付勢されて、左右一対のリ
ール5a,5bの下リールフランジの外周に設け
られた歯部19a,19bに係合されて、これら
両リール5a,5bのテープ繰出し方向である第
5図で矢印g方向の回転を止める(ロツク)よう
に構成されている。なお、テープカセツトがビデ
オテープレコーダに装着されて、蓋体7が第6図
で矢印a方向に回動して開蓋されると、両支点軸
8a,8bの先端下部に一体に設けられているロ
ツク解除ピン20a,20bによつて両リールロ
ツク部材18a,18bが第5図で実線のロツク
位置から鎖線のロツク解除位置まで両ばね14
a,14bに抗して矢印f方向に回動されて、両
リール5a,5bのロツクが解除される。
ところで、下ハーフ2の底板2a上における左
右一対のリール5a,5bの周囲のスペースとし
ては、左右一対の前端部コーナスペース22a,
22bと、左右一対の後端部コーナスペース23
a,23bと、底面開口7の中央後部の前端部リ
ール間スペース24と、その後方の後端部リール
間スペース25とがあるだけである。そして、下
ハーフ2の底板2a上には、4つのコーナスペー
ス22a,22b,23a,23bに上下ハーフ
1,2をねじ止めするための4つの止ねじ26を
挿通する4つのねじ止め用ボス27が一体に設け
られており、後端部リール間スペース24に上下
ハーフ1,2を嵌合するための嵌合用ボス28が
一体に設けられている。なお、両前端部コーナス
ペース22a,22bに、両出入り口テープガイ
ド10a,10b、取付軸12、蓋ロツク部材1
3、両取付軸17a,17b、両リールロツク部
材18a,18b及び左右一対の中間テープガイ
ド29a,29b等が設けられている。
そして、両後端部コーナスペース23a,23
bの両ねじ止め用ボス27間を横切るように、下
ハーフ2の底面2dに横溝30が設けられている
関係で、下ハーフ2の底面2dで、両後端部コー
ナスペース23a,23b及び後端部リール間ス
ペース25の下部位置には、カセツト情報を検出
するための検出孔及び蓋部材を設けることができ
ない。
そこで、通常は、蓋ロツク部材13が設けられ
ていない一方の前端部コーナスペース22bの下
ハーフ2の側板2cに近接された位置で、下ハー
フ2の底面2dに誤消去防止等のカセツト情報を
検出するための検出孔32と、その検出孔32を
開閉する折り取り用の蓋部材33とを設け、ま
た、先願例のように、残りの前端部リール間スペ
ース24を利用して、下ハーフ2の底面2dに、
他のカセツト情報を検出するための複数の検出孔
34a,34b,34cと、これらを開閉する折
り取り用等の複数の蓋部材35a,35b,35
cとを設けている。
しかして、この考案は、テープ種類等の多様化
に合わせた、もう1つの誤消去防止等のカセツト
情報を検出するための検出孔及び蓋部材を、前記
検出孔32及び蓋部材33とほぼ対称位置となる
ように、他方の前端部コーナスペース22aで、
蓋ロツク部材13の取付軸12の下部位置に設け
ようとするものである。
そこで、第1A図〜第4図によつて、蓋ロツク
部材13の取付軸12の下部位置に設ける検出孔
及び蓋部材の詳細を説明する。
まず、下ハーフ2の底板2aから所定高さH1
だけ立上げられた取付板36が立上り部37を介
してその底板2aに一体に設けられており、その
取付板36の上部に取付軸12が垂直状に一体に
設けられている。そして、蓋ロツク部材13の後
端部13aの下部に上記高さH1とほぼ同等の高
さH2の切欠き38を設けて、その後端部13a
を挿通孔39によつて取付軸12の外周に挿通し
て、この蓋ロツク部材13を取付軸12に第4図
で矢印c,d方向に回動自在に取付けている。な
お、取付軸12の上端の外周には上ハーフ1の天
板1a下に一体に設けられた軸固定用ボス40が
挿入されている。
つぎに、取付板36の下部の高さH3の空間を
利用して、下ハーフ2の底面2dに矩形状の検出
孔41が設けられている、また、下ハーフ2の側
板2bに上端が開放されかつ下端が閉塞された上
下2段の切欠き48,49が設けられている。そ
して、下段の切欠き49が検出孔41の側面に連
通されている。なお、上段の切欠き48の横幅
W1は検出孔41の横幅W2とほぼ等しく構成され
ており、下段の切欠き49の横幅W3は検出孔4
1の横幅W2より小さく構成されている。また、
上段の切欠き48の下端に形成されている一対の
水平な段部48aは取付板36の下面36aより
所定高さH4だけ下がつた位置に設定されている。
そして、上ハーフ1の側板1bから下方に一体に
延出された突片50が上段の切欠き48内に上方
から挿入されて、その下端縁50aが段部48a
上に当接されて、その下端縁50aによつて下段
の切欠き49の上端開口が閉塞されている。な
お、その切欠き49の下端は上記下端縁50aに
対向された下端閉塞部49aに構成されている。
つぎに、上記検出孔41の底面2dと下段の切
欠き49を同時に開閉する蓋部材42がこの検出
孔41内に設けられている。この蓋部材42は検
出孔41の底面2d側を開閉する水平板42a
と、切欠き49を内側において開閉する垂直板4
2bと、一対の弾性を有する係止爪43a,43
bとを合成樹脂にて一体成形したものであり、断
面がほぼL形に構成されており、この蓋部材42
は検出孔41内で上下に移動自在に構成されてい
る。なお、取付板36の周囲に設けられたほぼL
形の切欠き44に蓋部材42の垂直板42b及び
両係止爪43a,43bが下方から上方に挿通さ
れていて、一方の係止爪43aは上ハーフ1の側
板1b及び突片50の内面に設けられた上下一対
の位置決め用凹部45a,45bに選択的に弾性
係合されるように構成されている。そして、この
蓋部材42の垂直板42bの外側面の下端近傍位
置に一体に設けられた水平な突起からなるストツ
パー51が切欠き49内に挿入されて、上ハーフ
1の突片50の下端縁50aと下ハーフ2の切欠
き49の下端閉塞部49aとの間で上下に移動自
在に構成されている。
なお、蓋部材42を検出孔41内に組込む際に
は、上ハーフ1を下ハーフ2上に組立てる前に、
第2A図に鎖線で示す如く、取付板36の下面と
上段の切欠き48の下端の段部48aとの間の高
さH4の隙間から、蓋部材42の水平板42aを
矢印A方向に水平に挿入して、垂直板42bを下
ハーフ2の側板2bの内側に入り込ませる。この
後、第2A図に実線で示す如く、蓋部材42を矢
印B方向に垂直に下降させて、ストツパー51を
下段の切欠き49内に挿入し、かつそのストツパ
ー51を切欠き49の下端閉塞部49a上に当接
させる。後は、上ハーフ1を下ハーフ2上に嵌合
させて、従来公知の如く上下ハーフ1,2をビス
止めにより組立てれば、上ハーフ1の突片50が
下ハーフ2の上段の切欠き48内に挿入されて、
蓋部材42は検出孔41内に上下に移動自在に組
込まれてしまう。
以上の如く構成された、検出孔41及び蓋部材
42によれば、まず、第2A図及び第3A図に示
す如く、蓋部材42を下降位置へ下降させると、
検出孔41の底面2dと切欠き48とが水平板4
2aと垂直板42bとによつて同時に閉蓋され
る。なおこの時には、一方の係止爪43aが下部
の凹部45bに弾性的に係合され、他方の係止爪
43b及びストツパー51が立上り部37の上端
37a及び切欠き49の下端閉塞部49aに当接
されて、蓋部材42が下降位置に位置決めされ
る、また、蓋部材42を下降位置へ下降させるに
は、ストツパー51に指の爪等を引つ掛けて下降
させる。
そして、このように、検出孔41を蓋部材42
によつて閉蓋した状態で、テープカセツトをビデ
オテープレコーダに装着すると、ビデオテープレ
コーダの情報検出ピン46が蓋部材42の水平板
42aによつて弾性に抗して押下げられて、検出
孔41が閉状態であることが検出される。
つぎに、第2B図及び第3B図に示す如く、蓋
部材42を上昇位置へ上昇させると、検出孔41
の底面2d及び切欠き49が同時に開蓋される。
なおこの時には、一方の係止爪43aが下部の凹
部45bから外れた後、上部の凹部45aに再び
弾性的に係合されると共に、ストツパー51が突
片50の下端縁50aに当接されて、蓋部材42
が上昇位置に位置決めされる。また、蓋部材42
を上昇位置へ上昇させるには、水平板42aを下
方から突き上げれば良い。
そして、このように、検出孔41を蓋部材42
によつて開蓋した状態で、テープカセツトをビデ
オテープレコーダに装着すると、前記情報検出ピ
ン46が何等押下げられずに、検出孔41内に挿
入されて、検出孔41が開状態であることが検出
される。
この際、蓋部材42の垂直板42bが検出孔4
1の側面である切欠き49も開閉するので、情報
検出ピン46を切欠き49側から検出孔41内に
水平に挿入させる方式によつても、検出孔41の
開閉状態を検出することができる。なお、第2A
図〜第3B図に示された47はカセツト筐体3の
左右両側面2eに沿つて設けられた水平ガイド溝
である。
ところで、検出孔41内の上昇位置にある蓋部
材42を下方に強く押下げるようなことがあつて
も、蓋部材41が最下位置へ下降された時に、第
2A図及び第3A図に示す如く、ストツパー51
が切欠き49の下端閉塞部49a上に当接され
て、蓋部材42のそれ以上の下降を防止するの
で、蓋部材42が検出孔41の下方に不測に段落
することが全くない。従つて、上下ハーフ1,2
を組立てた後は、蓋部材42はカセツト筐体3内
から外部に脱落されることが全くないものであ
る。
以上、この考案の実施例に付き述べたが、この
考案は実施例に限定されることなく、この考案の
技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能で
ある。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案のテープカセツト
は、検出孔及び蓋部材を下ハーフ上に設けられる
蓋ロツク部材の取付軸と全く干渉させることな
く、しかもその取付軸と同一平面的に配置させる
ことができるようにしたので、下ハーフの底面ス
ペースを有効に利用することができて、カセツト
情報量の増大を図れる。
それでいて、検出孔を閉状態と開状態とに切換
えるべく、検出孔内で上下に移動される蓋部材が
検出孔内での最下位置に下降されると、その蓋部
材に設けたストツパーが下ハーフに設けられた切
欠きの下端閉塞部に当接されて、蓋部材のそれ以
上の下降を防止するようにしたので、蓋部材に下
方への強い押下げ力が加えられても、蓋部材が検
出孔の下方に不測に脱落することが全くなく、信
頼性が著しく向上する。
なお、実施例で示したように、下ハーフの側板
に上下2段の切欠きを設け、上ハーフの側板から
下方に一体に延出した突片で上段の切欠きを閉塞
するように構成した場合には、蓋部材を上段の切
欠きを利用して検出孔内に横側方から挿入させる
ようにして、その蓋部材の検出孔内への組込みを
極めて簡単に行える。そして、その後に上下ハー
フを組立てると、その蓋部材は検出孔の下方へは
脱落不能になる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案のテープカセツトの一実施例を
示したものであつて、第1A図は要部の分解斜視
図、第1B図は要部の組立斜視図、第2A図及び
第2B図は第4図−矢視での要部の断面図、
第3A図及び第3B図は第4図−矢視での要
部の断面図、第4図は要部の平面図、第5図は上
ハーフを除いた全体の平面図、第6図は全体の側
面図である。 なお図面に用いた符号において、1……上ハー
フ、1b……側板、2……下ハーフ、2b……側
板、3……カセツト筐体、4……テープ、5a,
5b……リール、6……前面開口、7……蓋体、
12……取付軸、13……蓋ロツク部材、36…
…取付板、41……検出孔、42……蓋部材、4
2a……水平板、42b……垂直板、46……情
報検出ピン、49……切欠き、49a……下端閉
塞部、50……突片、50a……下端縁、51…
…ストツパーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープ及びリールが収納された上下ハーフから
    なるカセツト筐体と、そのカセツト筐体の前面開
    口を開閉する蓋体と、下ハーフの底板上に設けら
    れた取付軸に回動自在に取付けられた蓋ロツク部
    材と、カセツト情報を検出するために下ハーフの
    底面に設けられた検出孔と、その検出孔を開閉す
    る蓋部材とを有するテープカセツトにおいて、 前記下ハーフの底板から所定高さに立上げられ
    た取付板を設けて、その取付板の上部に前記取付
    軸を設け、 前記検出孔を前記下ハーフの底面で前記取付板
    の下部に所定高さに設け、その下ハーフの側板に
    上端が開放されかつ下端が閉塞された切欠きを設
    けて、その切欠きを前記検出孔の側面に連通さ
    せ、前記上ハーフの側板から下方に一体に延出さ
    せた突片を前記切欠き内に上方から挿入させ、 前記蓋部材を少なくとも水平板と垂直板とによ
    つて断面ほぼL形に構成し、この蓋部材を前記検
    出孔内に上下に移動自在に取付けて、水平板によ
    り検出孔の底面を開閉させるように構成し、この
    蓋部材の垂直板の外側面に一体に設けたストツパ
    ーを前記切欠き内に挿入し、このストツパーをそ
    の切欠きを下端閉塞部と前記上ハーフの突片の下
    端縁との間で上下に移動自在に構成したことを特
    徴とするテープカセツト。
JP16328586U 1986-09-11 1986-10-24 Expired JPH0450619Y2 (ja)

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