JPH06171837A - シート反転装置のシート整合方法及びシート整合装置 - Google Patents

シート反転装置のシート整合方法及びシート整合装置

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JPH06171837A
JPH06171837A JP4323291A JP32329192A JPH06171837A JP H06171837 A JPH06171837 A JP H06171837A JP 4323291 A JP4323291 A JP 4323291A JP 32329192 A JP32329192 A JP 32329192A JP H06171837 A JPH06171837 A JP H06171837A
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sheet
aligning
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alignment
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Ikuo Osawa
郁雄 大沢
Masao Shimizu
正夫 清水
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Kyocera Corp
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Kyocera Corp
Nisca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート整合時における整合ガイド部材の動作
時間を短くすることにより、整合装置内でのシートの滞
留時間を短縮し、シート反転装置からプリンタ本体に再
給紙するまでの処理効率を上げる。 【構成】 整合装置411の整合ガイド部材427によ
ってシートSを整合したのちプリンタ本体側へ再給紙す
るシート反転装置において、上記整合ガイド部材427
は、シートSの搬入を妨げることのない複数の退避ポジ
ションP1を有し、シート整合時には上記複数の退避ポ
ジションP1の中からシートサイズに応じた一の退避ポ
ジションP1に退避したのち、この退避ポジジョンP1
からシートサイズに応じてシートSを挟持する整合ポジ
ジョンP2に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機や印刷機などの
画像形成装置、又はその他のシート取扱装置などに装備
されるシート反転装置のシート整合方法及び整合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機または印刷機などの画像形成装
置、又はその他のシート取扱装置にあっては、印字装置
本体で片面印字されたシートを搬送途中で反転し印字装
置本体に再給紙する所謂シート反転装置を備えたものが
ある。この種のシート反転装置は、一般的には印字装置
本体の下部に配設されており、印字装置本体から排出さ
れた片面印字のシートを本装置の一端より搬入し、反転
パスを通過反転後に一旦整合装置に給紙し、整合装置に
てシートを整合した後に再給紙パスに送り込み本装置の
他端から印字装置本体に再給紙するような構造からなる
ものである。即ち、図10に示したように、整合装置1
の入口付近にピックアップローラ2を備えた正逆回転の
給紙ローラ3が配設されており、整合装置1にシート4
を給紙する場合と、整合装置1から再給紙パス5にシー
ト4を送り出す場合とで、給紙ローラ3の回転方向を切
り替えることにより、シート4の反転給紙をスムーズに
行えるようにしている。また、整合装置1は、シートの
両側部を支持する一対の整合ガイド部材6と、この整合
ガイド部材6をスライド移動する駆動制御部7とで構成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記整合ガ
イド部材6は、図11乃至図13に示したように、シー
ト給紙時においてシート4の両端部より外側に位置して
シートの搬入を妨げない退避ポジションP1と、整合時
において退避ポジションP1からシート4の両側部を挟
持する位置まで内側に移動する整合ポジションP2とを
備える。そして、整合ガイド部材6は、退避ポジション
P1にてシート4の両側部を支持すると共に、シート4
が所定位置まで送り込まれると整合ポジションP2に移
動してシート4の両側部を挟持することで整合を完了す
る。
【0004】しかしながら、上記従来の整合方法にあっ
ては、印字装置本体から搬送されるシート4のサイズに
かかわらず整合ガイド部材6の退避ポジションP1を一
箇所に定め、整合時には常に同一の退避ポジションP1
に退避してシートの搬入を妨げないようにしていた。そ
れ故、退避ポジションP1の位置は、最大サイズのシー
トを基準にして設定されることとなり、結果的に最小サ
イズのシートを整合する場合には退避ポジションP1か
ら整合ポジションP2に移動するまでの距離が長くな
り、その分シートを挟持して整合を完了するまでの時間
が掛かるといった問題があった。
【0005】さらに、図11乃至図13に示したよう
に、整合ガイド部材6は断面コ字状に形成されていてそ
の開口部8内でシート4の端部を支持する構造となって
いるが、整合ガイド部材6の上壁9は、整合装置1の出
入口に配設されたピックアップローラ2などの制約を受
けるために、下壁10に比べて内側へ大きく張り出させ
ることができない。それ故、退避ポジションP1におけ
る整合ガイド部材6の上壁9間の寸法より、シート幅寸
法が小さなシート4を整合しようとする場合、シート4
の先端がカールしていたりすると、カール部4aが整合
ガイド部材6の上壁9より上方に突出し、整合ガイド部
材6が整合ポジションP2に移動したときに上壁9でカ
ール部4aを押し付けてしまい、シートを確実に挟持で
きないと共に、場合によってはシート4を整合ガイド部
材6内に紙詰まりさせる原因にもなるといった問題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1の
目的は、シートの整合処理時間を短縮することにより、
整合装置内でのシートの滞留時間を短くし、シート反転
装置からプリンタ本体に再給紙するまでの処理効率を上
げる点にある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、整合装置に
おいて、シートの整合を確実に行うと共に、紙詰まりな
どのトラブルを防止する点にある。
【0008】即ち、本発明に係るシート反転装置のシー
ト整合方法は、印字装置本体で片面印字されたシートを
シート反転装置の一端より搬入し、反転パスを通過反転
後に整合装置の整合ガイド部材によってシートを整合
し、シート反転装置の他端から印字装置本体側へ再給紙
するシート反転装置において、上記整合ガイド部材は、
シート搬入を妨げることない複数の退避ポジションを有
し、シート整合時には上記複数の退避ポジションの中か
らシートサイズに応じた一の退避ポジションに退避した
のち、この退避ポジジョンからシートサイズに応じてシ
ートを挟持する整合ポジジョンに移動したことを特徴と
し、
【0009】また、本発明に係るシート反転装置のシー
ト整合装置は、シート搬入を妨げることない複数の退避
ポジションを有する断面略コ字形状の整合ガイド部材
と、シート整合時に前記整合ガイド部材を上記複数の退
避ポジションの中からシートサイズに応じた一の退避ポ
ジションに退避させたのち、この退避ポジジョンからシ
ートサイズに応じてシートを挟持する整合ポジジョンに
移動させる整合ガイド部材の駆動制御部とを備えること
を特徴とする。
【0010】
【作用】上述の手段によれば、シート整合時にはプリン
タ本体からのシートサイズ信号に基づいて、整合ガイド
部材がシートサイズに応じた退避ポジションに退避す
る。この状態でシートが所定位置まで搬入されると、整
合ガイド部材が上記退避ポジションより内側の整合ポジ
ションまで移動してシートを挟持し、シートを整合す
る。
【0011】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。図1及び図2は、画像形成装置としての
プリンタPを示したものである。このプリンタPは画像
を形成するためのプリンタ本体100、このプリンタ本
体100の下流側に配設された搬送ユニット200、プ
リンタ本体100の下部に組み込まれた本体装着給紙ユ
ニット300及びその下部に配設させたシート反転装置
400とで構成されている。尚、本体装着給紙ユニット
300は同ユニットを2段、3段と適宜に複数段積み重
ねることも、逆に未装着で直接プリンタ本体100とシ
ート反転装置400を重ねることも、更にシート反転装
置400の下部に図示せぬシート分配ユニットを自由に
組み合せることも可能である。本体装着給紙ユニット3
00及びシート反転装置400のサブ制御手段301,
401は、各コネクタを介してプリンタ本体100のメ
イン制御手段101に電気的に接続されており、このメ
イン制御手段101によって装着された各ユニットの構
成状態が認識され個々に適宜制御される。特に、複数段
積み重ね可能な本体装着給紙ユニット300のサブ制御
手段301には、プリンタ本体100に対し何段目であ
るかを認識し得る信号を出すように構成されているとと
もに、上部ユニットの引出しカセットが下部ユニットの
動作中に引き出されないように図示せぬロック手段がそ
れぞれ設けられている。また、上記本体装着給紙ユニッ
ト300及びシート反転装置400にはプリンタ本体1
00若しくは上部ユニットと装着し位置決めするための
位置決め手段302,402及び、装着順序の誤りを防
止するための装着ミス防止手段303,403が設けら
れている。更に、プリンタ本体100の底部には本体収
納給紙ユニット500が一体に組み込まれている。
【0012】プリンタ本体100は、前記本体収納給紙
ユニット500又は本体装着給紙ユニット300などの
給紙ユニットから繰り出されたシートを印刷するための
画像形成ユニット102を備えている。この画像形成ユ
ニット102では、給紙ユニットからシートガイド10
3内に繰り出されたシートを搬送ローラ104によって
レジストローラ105に送り込み、レジストローラ10
5で一旦待機させたのち画像形成ドラム106によって
シート上に画像を転写する。そして、さらに一対の定着
ローラ107の間を通すことでシートに画像を定着さ
せ、その下流側に配設された排紙ローラ108を介して
搬送ユニット200に送り込む。なお、前記排紙ローラ
108の下流側近傍には切替可能なシート反転ガイド1
09が配設されており、このシート反転ガイド109を
切り換えることによって、搬送ユニット200とは別に
設けられたシート反転トレー110に裏表を逆にした状
態で排紙することもできる。
【0013】搬送ユニット200に送り込まれたシート
は、その先端部が排紙センサ201によって検出された
のち排紙中継ローラ202を介して排紙ローラ203側
に搬送され、表面を上にした状態で排紙トレー204上
に排紙される。また、搬送ユニット200は、前記排紙
経路以外に再給紙経路を備えている。この再給紙経路
は、上記排紙中継ローラ202と排紙ローラ203との
間に配置した切替可能な再給紙ガイド片205と、この
再給紙ガイド片205から続く再給紙ガイド206と、
この再給紙ガイド206の先端部でシートの先端通過を
検知する再給紙センサ207と、再給紙排出ローラ20
8とで構成されている。そして、前記再給紙ガイド片2
05を切り換えることによって再給紙経路の通路を開
き、再給紙ガイド206内にシートを送り込む。シート
の先端部が再給紙センサ207によって検知されたのち
後端部が定着ローラ107を抜けると排紙ローラ203
の回転が速くなってシート搬送スピードが上がるように
なっている。再給紙ガイド206内を通過したシート
は、本体装着給紙ユニット300の後部に設けられた下
方搬送ガイド部304内を通過したのち、シート反転装
置400内に送り込まれる。
【0014】なお、上述した本体装着給紙ユニット30
0と本体収納給紙ユニット500は、いずれもプリンタ
Pの前方側(図2においてプリンタ本体100の右側)
に引き出し可能な給紙カセット306,506を有して
いる。そして、このカセット306,506は、基本的
にはシートを載置するためのシートホッパ307,50
7と、シートホッパ307,507上に載置されたシー
トの前側両角部を係止する分離爪308,508と、シ
ートホッパ307,507の前側底部に配置され常時シ
ートホッパ307,507を上方へ付勢するスプリング
309,509と、このスプリング圧によって最上位の
シートに当接する給紙ローラ310,510と、分離爪
308,508の前側に形成されたシート給紙ガイド3
11,511とで基本的に構成されている。そして、シ
ート給紙時には給紙ローラ310,510が選択的にシ
ート上で回転し、その摩擦力によって最上位のシートを
給紙方向に繰り出し、分離爪308,508からシート
を一枚ずつ分離させてシート給紙ガイド311,511
によりプリンタ本体100の画像形成ユニット102内
に送り出す。
【0015】シ−ト反転装置400は、図2及び図3に
示したように、後端部にプリンタ本体100で片面印字
されたシートの搬入口405が形成された直方体状のケ
ーシング部406と、このケーシング部406に前面方
向へ引き出し可能に装填されるシート反転ユニット40
7とで構成される。ケーシング部406内には、前記搬
入口405から前方に延びるシートの搬送パス408が
形成され、またケーシング部406の後面蓋409は開
放可能になっていて、前記搬入口405付近での紙詰ま
りを除去することができる構成となっている。
【0016】一方、シート反転ユニット407は、上記
ケーシング部406の搬送パス408に接続される反転
パス410と、反転されたシートの幅方向を整合する整
合装置411と、整合されたシートを本ユニット407
の前端部に形成した排紙口412から再びプリンタ本体
100に送り出す再給紙パス413とを備える。
【0017】反転パス410は、ケーシング部406へ
の装填時に搬送パス408の先端部と結合する水平ガイ
ド414と、この水平ガイド414の他端側に回動可能
に軸着された上下一対の開閉ガイド415,416と、
この開閉ガイド415,416の他端部から下側に屈曲
して前記整合装置411に続くU字ガイド417とで構
成される。そして、これら水平ガイド414及び開閉ガ
イド415,416には、シートの搬送ローラ418,
419がそれぞれ配設されており、これら搬送ロ−ラ4
18,419はその間に掛け渡されたベルト(図示せ
ず)によって連動している。
【0018】上記反転パス410はU字形を成すことか
ら、その屈曲部の内側には必然的に空間部420が形成
される。本実施例ではこの内側空間部420を利用して
給紙手段421を配設してある。この給紙手段421
は、整合装置411の入口付近に配設された正逆回転可
能な給紙ロ−ラ422と、この給紙ローラ422にアー
ム部材423によって連結されたピックアップローラ4
24とで構成されている。また、給紙ローラ422の駆
動軸にはアーム部材423に対して圧接する圧縮ばね
(図示せず)が巻装されており、給紙ローラ422が回
転する時にはその圧縮ばねの圧接力によってアーム部材
423を給紙ローラ422の回転方向に回動させる。そ
して、このアーム部材423の上方向への回動規制は、
開閉ガイドの下蓋416に突設したストッパ425によ
って行われる。回動時にはこのストッパ425にアーム
部材423の先端部が当接することで回動を規制される
が、前記給紙ローラ422の駆動軸に装着したトルクリ
ミッタ(図示せず)によって、給紙ローラ422の回転
を可能にしている。
【0019】再給紙パス413は、整合ガイド部材42
7の前端部からシート反転ユニット407の前端部に形
成された排紙口412までの間に延びており、前記U字
ガイド417との分岐にはパスを切り換えるためのフラ
ッパ430が設けてある。
【0020】従って、この給紙手段421は、シートを
反転パス410から整合装置411に送り込む時には、
給紙ローラ422を正方向に回転駆動することでアーム
部材423が上方向に回動し、上述のストッパ425に
当たることでそれ以上の回動が規制される一方、シート
を整合装置411から再給紙する場合には給紙ローラ4
22を逆方向に回転駆動することで、アーム部材423
が反時計回り方向に回転し、ピンチローラ426との間
でシートを挟持して整合装置411内にあるシートを再
給紙パス413に送り出す。
【0021】図4は、本発明に係る整合装置411の斜
視図である。この整合装置411は、反転されたシート
Sの両側を支持する左右一対の整合ガイド部材427
と、この整合ガイド部材427を同距離ずつ左右逆方向
に移動させる駆動制御部428とで構成される。整合ガ
イド部材427は、それぞれが断面コ字状に形成されて
いると共に、下壁431には所定幅のマイラシート43
2が前後方向に沿って延設され、結果的には上壁433
よりも下壁431側の方が広幅となっている。また、一
対の整合ガイド部材427は互いに開口部434を内側
にして向かい合うように配設されると共に、入口端部4
35が拡開形状となっていてシートSの給紙を容易なら
しめている。左右一対の整合ガイド部材427は、シー
トSの両側端よりやや外側位置に退避してシートSの搬
送を妨げない退避ポジションP1と、シートSの略両側
端の位置まで移動してシートSの両側部を挟持する整合
ポジションP2とを有する他、リセット時に退避ポジシ
ョンP1の外側へ戻るホームポジションP0を有する。
この実施例にあってはシートサイズに応じたそれぞれの
退避ポジションP1と整合ポジションP2とを有してお
り、整合ポジションP2はその位置でシートSを挟持す
ることからシートSの左右幅と略同一幅位置に設定さ
れ、また退避ポジションP1は整合ポジションP2より
距離δだけ外側のシートSの搬入を妨げない位置に設定
される。整合ポジションP2を基準にした時に、前記距
離δはできるだけ小さい方が望ましいが、本実施例で
は、図5に示したように、整合ポジションP2と、シー
トSの端部xが整合ガイド部材427の上壁433の端
部から抜け出る時の整合ガイド部材427の位置P4と
の間に設定される距離Wの範囲内で選択することができ
る。なお、距離δはサイズのことなる全てのシートにつ
いて同一の値である必要はない。
【0022】一方、上記整合ガイド部材427の上部に
は、整合ガイド部材427の駆動制御部428が配置さ
れている。この駆動制御部428は、図4に示したよう
に、プリンタ本体100からのシートサイズ信号に応じ
てその回転量を制御するサーボモータ438と、このサ
ーボモータ438の回転数を所定の値に変換するギヤ群
439と、このギヤ群439の最終段のピニオン440
と噛合して回転運動を整合ガイド部材427の直線運動
に変えるための一対のラック441,442とを備え、
これらは矩形状に形成された枠体443の中に収納され
ている。
【0023】上記ラック441,442は、それぞれが
略L字形状に形成されており、上記ピニオン440に対
して点対称となるように配置されている。そして、その
長手方向にはガイド孔444,445が開設されている
他、内側面にはピニオン440と噛み合う歯部446,
447が設けられており、更にL字形の端部に整合ガイ
ド部材427を固定している。従って、サーボモータ4
38の正逆回転駆動がギヤ群439及びラック441,
442を介して整合ガイド部材427に伝達されること
になり、整合ガイド部材427は互いに同距離だけ外側
または内側に移動する。なお、各ガイド孔444,44
5には枠体443の底面448から突出するガイドピン
449,450が挿入されていて、ラック441,44
2のスライドガイドとなる。
【0024】次に、上記構成からなる整合装置411の
シート整合方法を図6乃至図9に基づいて説明する。先
ず、プリンタ本体100で片面印字されたシートは、シ
ート反転装置400の後端の搬入口405から本装置内
に搬入され、搬送パス408および反転パス410を通
って反転された状態で整合装置411に達する。このと
き、駆動制御部428ではプリンタ本体100からのシ
ートサイズ信号に基づいてサーボモータ438の回転方
向と回転数とが制御され、整合ガイド部材427がホー
ムポジションP0からシートサイズに応じて選択された
一の退避ポジションP1に移動する。この退避ポジショ
ンP1は、図9に示したように、該シートSの整合ポジ
ションP2より距離δだけ外側の位置である。そして、
この状態でシートSは搬送を妨げられることなく整合ガ
イド部材427内に送り込まれる。この場合、シートS
は両側部が整合ガイド部材427の開口部434内に挿
入された状態で送り込まれるから、図7乃至図9に示し
たように、仮にシートSの先端に上向きのカール癖Sa
が付いていたとしても上壁433の内面に当接支持され
ることになる。シートSが所定位置まで給紙されると滞
留センサ451によってシートSの先端部が検出され
る。次いで、シートサイズに応じた待ち時間がカウント
され、サーボモータ438が再び正回転して両方の整合
ガイド部材427を距離δだけ内側に移動させて整合ポ
ジションP2に設定する。そして、シートSの両側部を
整合ガイド部材427の縦壁452に当てて挟持し、シ
ートSをセンタ基準での再給紙位置に整合する。整合が
完了すると、図3に示したように、給紙ローラ422と
ピックアップローラ424とが逆方向に回転して、整合
ガイド部材427にあるシートを再給紙パス413に送
り出す一方、所定位置まで送り出されて排紙センサ45
3がシートの後端部を検出すると、サーボモータ438
がリセット信号によって逆方向に回転制御され、整合ガ
イド部材427をホームポジションP0に戻す。サーボ
モータ438は次のシートサイズ信号に基づいて再び制
御され、複数の退避ポジションの中から整合ガイド部材
427をシートサイズに応じた一の退避ポジションP1
に移動して、上記の動作を繰り返す。
【0025】従って、このようなシート整合方法では、
整合ガイド部材427を退避ポジションP1から整合ポ
ジションP2に移動させるのに、シートサイズの大小に
かかわらず常に距離δだけ移動させればよい。従って、
従来のシート整合方法と比べた場合、特に小サイズシー
トSの整合において退避ポジションP1から整合ポジシ
ョンP2までの移動距離が少なくて済み、必然的に整合
ガイド部材427が退避ポジションP1から整合ポジシ
ョンP2に移動するのに必要な時間も短縮されることか
ら、結果的に反転シートの整合に要する処理時間を短縮
することができる。
【0026】また、上述の整合方法では、退避ポジショ
ンP1においてシートSを給紙する場合に、シートSの
両側部の位置より整合ガイド部材427の上壁433の
方が内側に位置するために、仮にシートSの先端部にカ
ール癖Saが付いていたとしてもシートSの両側部はコ
字状断面の開口部434内で支持されるために、整合ガ
イド部材427を整合ポジションP2まで移動させたと
きに、整合ガイド部材427でシートSが押し付けられ
るといったことがなく、確実に挟持されると共にシート
Sが整合ガイド部材427内で紙詰まりを起こすといっ
たトラブルも回避される。
【0027】なお、上記実施例では、シート反転装置4
00の反転パス410にシートを一枚ずつ送り込み、整
合装置411でシートを反転・整合したのち直ちにプリ
ンタ本体100に給紙する場合について説明したが、整
合装置411で複数枚のシートを次々に送り込み、これ
らを一緒に整合したのち順次プリンタ本体100に給紙
するタイプのシート反転装置にも適用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
ト反転装置のシート整合方法によれば、シート整合時に
は複数の退避ポジションの中からシートサイズに応じて
そのシートの整合ポジションに最も近い距離にある一の
退避ポジションに退避してシートの搬入を妨げないよう
にしたから、退避ポジションから整合ポジションまでの
移動距離が少なくて済み、その分整合時間を短縮するこ
とができることから、シート反転装置内での処理効率が
上がる。
【0029】また、本発明に係るシート整合装置によれ
ば、整合ガイド部材を断面略コ字状に形成し、シートサ
イズに応じた退避ポジションにおいてシートの両端部を
支持するようにしたから、シートにカール癖などが付い
ていたとしてもシートを整合ガイド部材の開口部内で支
持することができ、整合ガイド部材を整合ポジションに
移動させたときにシートを確実に挟持することができる
と共に、紙詰まりなどのトラブルを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る整合装置を備えたプリンタの概略
斜視図である。
【図2】本発明に係る整合装置を備えたプリンタの概略
断面図である。
【図3】シート反転ユニットを引き出した時の概略断面
図である。
【図4】本発明に係る整合装置の斜視図である。
【図5】退避ポジションと整合ポジションとの間の距離
δの取り得る範囲を示す説明図である。
【図6】駆動制御部の作動を示すフローチャート図であ
る。
【図7】本発明に係る整合ガイド部材の退避ポジション
を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る整合ガイド部材の整合ポジション
を示す斜視図である。
【図9】整合ガイド部材の退避ポジションと整合ポジシ
ョンとの位置関係を示す断面図である。
【図10】整合装置の位置関係を示す断面図である。
【図11】従来における整合ガイド部材の退避ポジショ
ンを示す斜視図である。
【図12】従来における整合ガイド部材の整合ポジショ
ンを示す斜視図である。
【図13】整合ガイド部材の退避ポジションと整合ポジ
ションとの位置関係を示す断面図である。
【符号の説明】
100 プリンタ本体(印字装置本体) 400 シート反転装置 411 整合装置 427 整合ガイド部材 428 駆動制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字装置本体で片面印字されたシートを
    シート反転装置の一端より搬入し、反転パスを通過反転
    後に整合装置の整合ガイド部材によってシートを整合
    し、シート反転装置の他端から印字装置本体側へ再給紙
    するシート反転装置において、 上記整合ガイド部材は、シート搬入を妨げることない複
    数の退避ポジションを有し、シート整合時には上記複数
    の退避ポジションの中からシートサイズに応じた一の退
    避ポジションに退避したのち、この退避ポジジョンから
    シートサイズに応じてシートを挟持する整合ポジジョン
    に移動したことを特徴とするシート反転装置のシート整
    合方法。
  2. 【請求項2】 印字装置本体で片面印字されたシートを
    シート反転装置の一端より搬入し、反転パスを通過反転
    後に整合装置の整合ガイド部材によってシートを整合
    し、シート反転装置の他端から印字装置本体側へ再給紙
    するシート反転装置において、 上記整合装置は、シート搬入を妨げることない複数の退
    避ポジションを有する断面略コ字形状の整合ガイド部材
    と、シート整合時に前記整合ガイド部材を上記複数の退
    避ポジションの中からシートサイズに応じた一の退避ポ
    ジションに退避させたのち、この退避ポジジョンからシ
    ートサイズに応じてシートを挟持する整合ポジジョンに
    移動させる整合ガイド部材の駆動制御部とを備えること
    を特徴とするシート反転装置のシート整合装置。
JP4323291A 1992-12-02 1992-12-02 シート反転装置のシート整合方法及びシート整合装置 Pending JPH06171837A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055815A (ja) * 2006-10-13 2007-03-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7475874B2 (en) 2003-03-17 2009-01-13 Fuji Xerox Co., Ltd Sheet processing apparatus and sheet bundle alignment method

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US7726639B2 (en) 2003-03-17 2010-06-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Sheet processing apparatus and sheet bundle alignment method
JP2007055815A (ja) * 2006-10-13 2007-03-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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