JPH06171731A - ブラックボックス内におけるワーク数量把握装置 - Google Patents

ブラックボックス内におけるワーク数量把握装置

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JPH06171731A
JPH06171731A JP4328295A JP32829592A JPH06171731A JP H06171731 A JPH06171731 A JP H06171731A JP 4328295 A JP4328295 A JP 4328295A JP 32829592 A JP32829592 A JP 32829592A JP H06171731 A JPH06171731 A JP H06171731A
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JP
Japan
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black box
conveyor
cans
pulse
area
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4328295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Nakajima
常雄 中島
Hideo Hasegawa
秀雄 長谷川
Takashi Kato
隆 加藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP4328295A priority Critical patent/JPH06171731A/ja
Publication of JPH06171731A publication Critical patent/JPH06171731A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラックボックス内におけるワークの数量を
的確に把握できる装置を提供する。 【構成】 エンコーダ14は、プーリ12が一定角度回
転する毎にパルスを発信する。したがって、このパルス
どうしの間隔は、ブラックボックスにおける搬送コンベ
ア10の実際の位置に対応している。一方、検出センサ
30によって検出された缶1の数量は、予め設定されて
いる所定のパルス数がカウントされたときに、パーソナ
ルコンピュータ16の記憶領域A1〜A10に順次書込ま
れる。すると、各記憶領域A1〜A10に書込まれた缶1
の数量は、ブラックボックス内での実際の位置における
缶1の数量と対応することとなる。これにより、缶1に
的確な処理を施すことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラックボックス内に
おけるワーク数量及び分布の把握装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンベアによって搬送されて
いるワークの数量及び分布を正確に把握する手段として
は、例えば、複数のワーク検出センサをコンベアの搬送
方向に沿って間隔をおいて配置し、これらのセンサによ
って、コンベアの位置に応じたワークの数量を把握する
方法が知られている。
【0003】しかしながら、コンベアが、高温雰囲気な
どの特殊な条件の雰囲気を通過する場合には、この雰囲
気中にセンサを配置することができず、センサを配置で
きない範囲がブラックボックスとなってしまうことがあ
る。センサを配置できないブラックボックス内において
は、コンベアの位置に対応したワークの数量を得ること
ができず、ワークの取り扱いに支障を来すことがある。
【0004】この問題を解消するための従来のワーク数
量把握装置の一例を図2に基づいて説明する。この把握
装置は、搬送コンベア10によって搬送される有底円筒
状の缶(ワーク)1の数量を把握するものである。搬送
コンベア10は、無端環状のベルト11を複数のプーリ
12に掛け渡して構成されたもので、プーリ12を駆動
することによってベルト11を回転させることができる
ようになっている。搬送コンベア10は、その全長Lに
わたって、例えば高温雰囲気や高湿度雰囲気などのブラ
ックボックス中に配置されている。搬送コンベア10の
上流側には、搬送コンベア10まで缶1を搬送する他の
搬送コンベア20が配置されている。この搬送コンベア
20と搬送コンベア10との間には、その間を通過する
缶1の数量を検出する光電式の検出センサ30が配設さ
れている。検出センサ30が検出した缶1の数量は、コ
ンピュータに逐次入力される。コンピュータは、以下の
操作を行なってワーク数量を把握する。
【0005】すなわち、コンピュータ内に、n個の記憶
領域A1,A2,…,Anを用意しておく。この状態で、
搬送コンベア10を駆動して缶1を搬送する。すると、
検出センサ30は、通過する缶1を検出してその数を逐
次出力する。コンピュータは、一定時間t毎に、その間
において検出された缶1の数量を計算し、得られた数量
を最初の記憶領域A1に書込む。このとき、既に書込ま
れている記憶領域A2,…,Anにおけるデータは、全て
1つづつ後送りする。例えば、領域A2のデータを領域
3に送る。この操作を時間t毎に繰り返す。ちなみ
に、記憶領域の数nは、以下のように規定される。 n=T/t 但し、 t:一個の記憶領域に相当する時間(分) T:ブラックボックス内を缶1が通過するために要する
時間(分) ここで、Tは通常は定数であるから、必要な領域の数n
に応じて時間tを決定すればよい。例えば、T=10
分、t=1分とすれば、n=T/t=10となる。
【0006】この従来の把握装置においては、以下の
(1)〜(3)の利点がある。 (1)ブラックボックス内の全缶量は、領域A1〜An
書込まれた数量を累計することによって得ることができ
る。 (2)また、現在から一定時間(t0)内にブラックボ
ックスから出てくる缶量は、x=t0/tとして、n−
x個目からn個目までの記憶領域を累計することにより
得ることができる。 (3)さらに、一定区域に存在する缶量は、この一定区
間の先頭に位置すると想定される領域Ayから、最終に
位置すると想定される領域Azまでの領域を累計するこ
とにより得ることができる。
【0007】しかしながら、従来の把握装置において
は、以下のような問題があった。仮に、搬送コンベア1
0が停止した場合には、停止時間においても前記一定時
間tが経過するので、各領域A1,A2,…,Anと、搬
送コンベア10の実際上の位置とが対応しなくなる。す
ると、実際には、前記(1)〜(3)の利点をいずれも
得られなくなってしまう。これを避けるためには、コン
ベア10の稼働、停止を検出してコンピュータで処理
し、停止時間中は時間tを進行させないようにする必要
がある。しかし、これでは、装置構成が複雑化するとい
う問題がある。
【0008】また、搬送コンベア10の搬送速度が変化
する場合にも、各領域A1,A2,…,Anと搬送コンベ
ア10の実際上の位置とが対応せず、前記した利点を得
られなくなる。この点を図3に基づいて詳しく説明す
る。仮に、ブラックボックスの全長Lの半分の位置まで
は、T=10分となる速度で搬送コンベア10を駆動
し、その後、T=20となる速度まで搬送コンベア10
を減速したとする。ここで、t=1分(一定)とする。
すると、全長Lを範囲L1とL2とに2等分したとして、
搬送方向前方側の範囲L1においては、分割数n=5と
なり、搬送方向後方側の範囲L2においては、分割数n
=10となる。これらを合計して得られる15個の分割
数に対応する記憶領域A1〜A15にそれぞれ缶数を書込
んで行くと、記憶領域と実際の搬送コンベア10におけ
る位置とが対応しなくなる。
【0009】したがって、この場合にも、前記(1)〜
(3)の利点は得られない。また、搬送速度が変化する
場合には、コンベア10の稼働、停止を検出するのみで
は足らず、搬送速度の変化を検出してコンピュータで処
理する必要があり、装置構成やプログラムが一層複雑化
するという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した事
情に鑑みてなされたもので、搬送コンベアの移動が停止
し、あるいは移動速度が変化した場合でも、搬送コンベ
アの位置に対応したワークの数量を正確に把握すること
ができる、ブラックボックス内におけるワーク数量把握
装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るワーク数
量把握装置は、ワークをブラックボックス内において搬
送する搬送コンベアと、ブラックボックスの上流側にお
いて、搬送コンベアによって搬送されるワークの数量を
検出する検出機構と、搬送コンベアにおける一定の移動
量毎にパルスを発信するパルス発信器と、ブラックボッ
クス内における始端から終端までにおいて発信されるパ
ルスの間隔の数に対応した領域を有し、この領域に、各
パルスの間隔において検出機構により検知されるワーク
数量を書込むとともに、後続のパルスの間隔に対応する
ワーク数量が入力された場合には、各領域のワーク数量
を1領域づつ後送りする演算手段とを備えた構成とされ
ている。
【0012】
【作用】パルス発信器から発信されるパルスどうしの間
隔は、ブラックボックスにおける搬送コンベアの実際の
移動距離に対応している。一方、搬送コンベアの一定の
移動距離に対応したパルスの間隔において検出されたワ
ークの数量は、演算手段の記憶領域に順次書込まれる。
したがって、各記憶領域に書込まれたワークの数量は、
ブラックボックス内での実際の位置におけるワークの数
量と対応していることになる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例に係るブラックボックス内
におけるワーク数量把握装置を図1に基づいて説明す
る。なお、本例の装置の説明においては、前記した従来
の装置と共通する構成については同一符号を付して詳細
についての説明を省略する。本例の装置では、搬送コン
ベア10を支持しているいずれかのプーリ12に、これ
の回転角度を検出する公知のロータリーエンコーダ(パ
ルス発信機)14が取り付けられており、プーリ12が
一定角度回転する毎にパルスをコンピュータ(演算手
段)16に出力するように構成されている。コンピュー
タ16には、ブラックボックスの全長Lを10等分した
長さだけ搬送コンベア10が移動したときに発信される
パルスの数が予め設定されている。コンピュータ16
は、エンコーダ14から受けた所定数のパルス間隔毎
に、検出センサ30により検知される缶1の数量をA1
〜Anまでの記憶領域に書込む。他の構成は、従来の装
置と同様なので詳細の説明を省略する。
【0014】本例の装置のエンコーダ14は、プーリ1
2が一定角度回転する毎にパルスをコンピュータ16に
出力するので、搬送コンベア10の停止や速度変化に関
係なく、缶1の移動量に対応して、所定の区間毎の缶量
を検出し、これを、10個の記憶領域A1〜A10に順次
書込むことができる。したがって、本例の装置によれ
ば、前記記憶領域A1〜A10を、ブラックボックスの長
さLを10等分した間隔に対応させることができる。
【0015】したがって、搬送コンベア10が停止した
り、速度が変化した場合でも、以下のような利点を発揮
できる。まず、ブラックボックス内の全缶量を把握する
には、A1〜A10までの各記憶領域を累計することによ
って得ることができる。
【0016】ついで、一定時間t0内にブラックボック
スから出てくる缶量は、この時間t内において外部に
搬出された領域(例えば、時間t内に領域A8〜A10
の缶が外部に搬出されたとすると、この領域A8
10)における缶の数を合計することによって簡単に得
ることができる。
【0017】さらに、本例の装置では、ブラックボック
スの全長Lと各記憶領域とが対応しているので、ブラッ
クボックスの全長Lにおける、ある一定の領域の缶1が
不良となった場合に、この領域の缶1のみを個別に自動
的に廃棄することが可能である。この作業は、ブラック
ボックスから搬出された缶1を次のラインへ移送する公
知の移送機構の動作を制御し、特定の領域における缶を
次のラインへ移送しないよう動作させることによって、
容易に行なうことができる。
【0018】また、本例の装置では、搬送コンベア10
の移送速度が変化しても、この速度変化を検出するため
のセンサや、このセンサからの信号を処理して実際の缶
の位置と各記憶領域とを対応させるプログラムを必要と
せずに、前記した各利点を得ることができる。したがっ
て、装置や制御系の構成が簡単であり、コストを押える
ことができるという利点もある。
【0019】なお、本例においては、缶1を搬送する搬
送コンベア10に本発明の装置を適用した例を示した
が、これに限るものではなく、例えば、写真の現像ライ
ンに用いることも可能である。
【0020】また、本例の装置では、パルス発信器とし
て、プーリ12にエンコーダ14を取り付ける構成とし
たが、これに限るものではなく、搬送コンベアの一定の
搬送距離に対応してパルスを発信できるものであればよ
い。
【0021】さらに、本例の装置では、検出センサ30
を、搬送コンベア20の終端上方に配置したが、この場
所に限るものではなく、要は、ブラックボックスの上流
側であればよい。例えば、搬送コンベア10の中間部分
がブラックボックスとなっている場合であれば、搬送コ
ンベア10の始端の上方であってもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係るブラックボックス内にお
けるワーク数量把握装置は、ワークをブラックボックス
内において搬送する搬送コンベアと、ブラックボックス
の上流側において、搬送コンベアによって搬送されるワ
ークの数量を検出する検出機構と、搬送コンベアにおけ
る一定の移動量毎にパルスを発信するパルス発信器と、
ブラックボックス内における始端から終端までにおいて
発信されるパルスの間隔の数に対応した領域を有し、こ
の領域に、各パルスの間隔において検出機構により検知
されるワーク数量を書込むとともに、後続のパルスの間
隔に対応するワーク数量が入力された場合には、各領域
のワーク数量を1領域づつ後送りする演算手段とを備え
た構成とされているので、搬送コンベアの移動が停止
し、あるいは移動速度が変化した場合でも、各記憶領域
を搬送コンベアの位置に正確に対応させることができ、
ワークに対する的確な処理を行なうことができる。しか
も、装置構成や制御系を簡略にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る、ブラックボックス内
におけるワーク数量把握装置の概略構成図である。
【図2】従来のワーク数量把握装置の概略構成図であ
る。
【図3】従来のワーク数量把握装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 缶(ワーク) 10 搬送コンベア 14 エンコーダ(パルス発信器) 16 コンピュータ(演算手段) 30 検出センサ(検出機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをブラックボックス内において搬
    送する搬送コンベアと、前記ブラックボックスの上流側
    において、前記搬送コンベアによって搬送されるワーク
    の数量を検出する検出機構と、前記搬送コンベアにおけ
    る一定の移動量毎にパルスを発信するパルス発信器と、
    前記ブラックボックス内における始端から終端までにお
    いて発信される前記パルスの間隔の数に対応した領域を
    有し、この領域に、前記各パルスの間隔において前記検
    出機構により検知されるワーク数量を書込むとともに、
    後続のパルスの間隔に対応するワーク数量が入力された
    場合には、各領域のワーク数量を1領域づつ後送りする
    演算手段とを備えたことを特徴とするブラックボックス
    内におけるワーク数量把握装置。
JP4328295A 1992-12-08 1992-12-08 ブラックボックス内におけるワーク数量把握装置 Withdrawn JPH06171731A (ja)

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JP4328295A JPH06171731A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ブラックボックス内におけるワーク数量把握装置

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JP4328295A JPH06171731A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ブラックボックス内におけるワーク数量把握装置

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JPH06171731A true JPH06171731A (ja) 1994-06-21

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JP4328295A Withdrawn JPH06171731A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 ブラックボックス内におけるワーク数量把握装置

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JP (1) JPH06171731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088741A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Shibuya Kogyo Co Ltd 容器搬送装置
CN103787050A (zh) * 2012-11-01 2014-05-14 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 料盒传出装置、等离子体设备和料盒传出控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088741A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Shibuya Kogyo Co Ltd 容器搬送装置
CN103787050A (zh) * 2012-11-01 2014-05-14 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 料盒传出装置、等离子体设备和料盒传出控制方法

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Effective date: 20000307