JPH06171593A - 推進器及びその製造方法 - Google Patents

推進器及びその製造方法

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JPH06171593A
JPH06171593A JP17782492A JP17782492A JPH06171593A JP H06171593 A JPH06171593 A JP H06171593A JP 17782492 A JP17782492 A JP 17782492A JP 17782492 A JP17782492 A JP 17782492A JP H06171593 A JPH06171593 A JP H06171593A
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JP
Japan
Prior art keywords
blades
central axis
thin plate
blade
propeller
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Application number
JP17782492A
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English (en)
Inventor
Miyoji Ishizaki
巳代治 石崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各羽根が同一の曲線を正確に描く推進器及び
その製造方法を提供すること。 【構成】 中心軸3を中心として少し位置を変えて重合
した所望の羽根の枚数に応じた羽根板4を持つ薄板1の
各角部5を削って構成したものであり、又、所望の羽根
の数に応じた羽根板4を持つ薄板1を複数枚重合し、そ
の各々の薄板1を中心軸3を中心として回転して少し位
置を代えて接着し、その各薄板1の露出した角部5を削
って羽根を構成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶のスクリュウ、軽
飛行機のプロペラなどに利用出来る推進器及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶のスクリュウ、軽飛行機のプロペラ
などの推進器の製造は、特殊な工作機械と技術を要し、
それらの設備がない場合には手作業により、竹片、木片
を削って作っている。また金属の円板に中心に向って切
れ目を入れ、各羽根を折曲して構成しているものもあ
る。
【0003】しかしながら、従来の技術においては、特
殊な設備、特殊な技術を要し、簡単に推進器を製造する
ことは困難であった。特に、各々の羽根の曲線を均一に
することは、設備を持たない場合には不可能に近い作業
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、各羽根が同一の曲線を正確に描く推進器及
びその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、中心軸を中心として少し位置を変えて重合し
た所望の羽根の枚数に応じた羽根板を持つ薄板の各角部
を削って構成したものであり、又、所望の羽根の数に応
じた羽根板を持つ薄板を複数枚重合し、その各々の薄板
を中心軸を中心として回転して少し位置を代えて接着
し、その各薄板の露出した角部を削って羽根を構成する
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】各羽根は殆ど同一の曲線を描いており、きわめ
て効率の良く各種用途、例えば船舶のスクリュウ、軽飛
行機のプロペラなどに用いることが出来るものである。
【0007】
【実施例】図1から図3により2枚の羽根を持つ軽飛行
機などに用いるプロペラの製造方法を説明する。1は細
長く、細幅の薄板であり3枚存し、2枚の羽根2を構成
するため中心軸3を中心として左右に2つの羽根板4を
有するものである。この3枚の薄板1は削り易い木片を
好適とするが特に材料には限定がなく、その長さ、幅、
厚みも目的とするプロペラに応じた大きさで足りる。
【0008】上記薄板1は図2,図3に示すように中心
軸3を中心として回転し、各羽根板4が角部5が露出す
るようずらせ、その位置を代えるようにして適宜接着剤
により、その位置を固定する。次に、図3に想像線で示
すように羽根板4の角部5をやすり等により削り取り、
図4に示すプロペラが完成するものである。
【0009】図5から図7に示すものは、4枚の羽根2
を持つスクリュウプロペラを示すものであり、中心軸3
において交叉する4枚の羽根板4が存する。この4枚の
羽根板4は木材から構成する場合は2枚の薄板1を直角
に交叉させて中央部に設けた互いの切欠部を重合して構
成しても、一方の薄板1に直交する方向に他の薄板1を
接着しても良く、また、4枚の羽根板4が構成されるよ
う板を切断したものでもよい。
【0010】さらに、薄板1の材料が合成樹脂板等の場
合は、初めから4方向に延びる羽根板4が構成されるよ
う薄板1を成形して用いることも出来る。
【0011】薄板1は4枚重合し、この4枚の薄板1を
中心軸3を中心として回転して羽根板4の角部5が露出
するようにずらせて接着し(図5)、その角部5を図6
に想像線で示すように削り取ることにより4枚の羽根2
を持つ推進器が図7に示すように構成されるものであ
る。
【0012】この場合、羽根2の大きさ、およびスクリ
ュウプロペラの角度は、薄板1の幅および厚みにより自
由に得られるもので、薄板1の幅を大とし、薄くすれば
角度が緩く、大きな羽根2を持つものが出来、薄板の幅
を小とし、厚くすれば角度の急な羽根を持つ推進器が得
られるものである。
【0013】なお、図8に示すものは、羽根2が3枚あ
る3枚プロペラスクリュウに関するもので、この場合
は、薄板1は5枚であり、中心軸3より3方向に延びる
羽根板4を持ち、同様に中心軸3を中心として各薄板1
を回転して羽根板4を角部5が露出するようずらして接
着し、その角部5を削り取ることにより構成するもので
ある。
【0014】このようにして羽根2の数は中心軸からの
羽根板4の数により選択出来るものであり、また重合す
る薄板の枚数も任意であり、例えば船舶、軽飛行機など
各種用途に応じて構造を変えることが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、複数枚の薄板と、中心軸とを
具備し、当該各薄板をずらして接着し、その角部を削り
取るという簡単な作業により従来困難であった均一の構
造の羽根を得ることが出来、羽根の角度も薄板の幅、厚
みにより自由に選択出来、推進器の製造方法として優れ
たものであり、またその推進器は推進効率の高いもので
あり、各種用途に用いることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】2枚の羽根を持つ推進器を製造するに際し薄板
を重合した状態の斜視図。
【図2】図1において各薄板を中心軸を中心に両端部を
ずらせた状態の斜視図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図2において完成した推進器の斜視図。
【図5】4枚の羽根を持つ推進器を製造するに際し各薄
板の両端部をずらせて重合した状態の平面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図5において完成した推進器の正面図。
【図8】3枚の羽根を持つ推進器を製造するに際し各薄
板の両端部をずらせて重合した状態の正面図。
【符号の説明】
1 薄板 2 羽根 3 中心軸 4 羽根板 5 角部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸を中心として、少し位置を変えて
    重合した所望の羽根2の枚数に応じた羽根板4を持つ薄
    板1の各角部5を削って構成した推進器。
  2. 【請求項2】 薄板1が3枚であり、羽根板4が中心軸
    3を中心として左右方向に2つあり、中心軸を中心とし
    て薄板1を回転し、露出した角部5を削り取って成る2
    枚羽根の推進器。
  3. 【請求項3】 羽根板4が3枚又は4枚ある薄板1を複
    数枚重合した請求項1に記載の推進器。
  4. 【請求項4】 所望の羽根2の数に応じた羽根板4を持
    つ薄板1を複数枚重合し、その各々の薄板1を中心軸3
    を中心として回転し、少し位置を変えて接着し、その各
    薄板1の露出した角部5を削って羽根2を構成する推進
    器の製造方法。
JP17782492A 1992-06-12 1992-06-12 推進器及びその製造方法 Pending JPH06171593A (ja)

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JPH06171593A true JPH06171593A (ja) 1994-06-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020048365A (ko) * 2002-05-29 2002-06-22 윤충열 선박용 수평 날개 프로펠러
WO2008105704A3 (en) * 2007-02-26 2011-01-20 Sten Andersson A mathematical minimal surface propeller
CN110481759A (zh) * 2019-09-18 2019-11-22 大连理工大学 一种跨介质航行器的桨叶变构型

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WO2008105704A3 (en) * 2007-02-26 2011-01-20 Sten Andersson A mathematical minimal surface propeller
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