JPH06270093A - 食パンスライサ用ブレード案内フィンガー - Google Patents

食パンスライサ用ブレード案内フィンガー

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JPH06270093A
JPH06270093A JP10343393A JP10343393A JPH06270093A JP H06270093 A JPH06270093 A JP H06270093A JP 10343393 A JP10343393 A JP 10343393A JP 10343393 A JP10343393 A JP 10343393A JP H06270093 A JPH06270093 A JP H06270093A
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bread
finger
engaging
guide
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Tomosaburo Suzuki
友三郎 鈴木
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Taisei Kikai Co Ltd
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Taisei Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、食パンスライサにおけるエンドレス
ブレードを案内するフィンガーにおいて食パン屑が堆積
しないフィンガーを提供することを目的とする。 【構成】食パンスライサのエンドレスブレードと係合し
て案内するフィンガー1は3枚の細長い板状の係合片3
から構成されている。3枚の係合片3は互いに面が平行
であるが、真中の係合片は両端の係合片から面をずらさ
れ、そのずらされた係合片の間にブレードを通して案内
する。ブレードを案内する係合片3は、その側縁を45
°の角度で削ぎ落として尖縁3′としていてパン屑を堆
積させる部分がないのでパン屑が堆積することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
′本発明は、エンドレスブレードを使って食パンを所
望の厚みにスライスする食パンスライサにおいて、エン
ドレスブレードと係合してそれを案内するためのフィン
ガーに関する。
【0002】
【従来の技術】食パンは焼き上げたのち1斤当たり4
枚,6枚,8枚などの所定厚さにスライスして包装し商
品とする。この操作を自動的に行う食パンスライサー
は、図4に示すように間隔を保って平行に配設されたド
ラムD1,D2のまわりにたすき掛けに掛け渡した複数
本のエンドレスブレードBを走行させ、それに食パンP
を矢印のように横方向に移送させ、このブレードBの刃
で食パンを所定枚数にスライスする。
【0003】このようにエンドレスブレードBを使って
食パンを所定枚数にスライスするには、エンドレスブレ
ードBを所定間隔に調整する必要があると共に、走行す
るブレードBを一旦定めた間隔に平行に保持する必要が
ある。エンドレスブレードBを所定間隔に保持するのに
は、図5に示すようにホルダーHに支持された複数本の
係合片3をもつフィンガーFが用いられ、それらの係合
片3の間にエンドレスブレードBを通過させるようにし
ている。このフィンガーホルダーHの位置は、エンドレ
スブレードBが食パンを4枚切り、6枚切りなどとする
上で必要な間隔をとって保持するよう適宜の手段で調整
される。
【0004】従来の食パンスライサで使われているフィ
ンガーは、図5のV−V線に沿う断面を示す図6にみる
ように断面長方形の係合片3で構成されていた。このよ
うな係合片3に対し、エンドレスブレードBは図6の矢
印方向に移行するが、食パンをスライスしてパン屑や食
パンに含まれた干ぶどうなどのドライフルーツ、ナッツ
等の屑が付着したブレードBがこのフィンガーFの係合
片3の間を通過するときに、それらの滓が係合片3によ
って掻き取られる。掻き取られたそれらの滓は、係合片
3の平らな側縁上に図6にE1,E2,E3で示すよう
に堆積してブレードの通過抵抗を増す不具合を生じてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来のものにみられた欠点を除き、パン屑など滓の堆積を
起こさないエンドレスブレード案内フィンガーを提供す
ることを課題としている。本発明はまた、簡単な構成に
よって滓の堆積を起こさず、エンドレスブレードの走行
を安定して案内し、食パンスライサを円滑に作動させう
るブレード案内フィンガーを提供することを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、食パンスライ
サ用ブレード案内フィンガーにおける前記課題を解決す
るため、ブレード案内フィンガーを形成する係合片の側
縁を削ぎ落として尖縁を形成した構成を採用する。
【0007】
【作用】本発明による食パンスライサ用ブレード案内フ
ィンガーでは、その係合片の側縁を削ぎ落として尖縁を
形成しているので、係合片の側縁には、係合片の間を通
過するブレードから掻き取られた滓が堆積する部分がな
い。従って、ブレード案内フィンガーの係合片は堆積し
た滓によって障害を受けることなく、ブレードを常に安
定した状態で案内することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による食パンスライサ用ブレー
ド案内フィンガーを図1〜図3に示した一実施例に基づ
いて説明する。これらの図には、図5に示したフィンガ
ーホルダーHに保持されるフィンガーFのみが示されて
いる。本実施例によるフィンガーFは3本の係合片3を
有し、それら各係合片3は互いに面が平行であるが、真
中の係合片は両端の係合片から面をずらされ、そのずら
された係合片の間に前記したブレードを通して案内す
る。
【0009】各係合片3は図3の(a)に示すように、
係合片3の長さ方向に直角な断面において側縁3′が4
5°に削ぎ落とされている。この図3の(a)に示すも
のでは係合片3の両側縁3′が削ぎ落とされ、ブレード
をどちらの方向に通過させてもよいように構成している
が、図3の(b)に示すように一方の側縁3′のみを削
ぎ落とし、ブレードを一方向のみに案内するようにして
もよい。
【0010】図1〜図3に示したブレード案内フィンガ
ーは、その係合片3の側縁を削ぎ落として尖縁を形成し
ているので、これらの係合片3と係合するブレードから
滓が掻き取られても、係合片3の側縁にはそれらの滓が
堆積する個所がないので、従来みられたような滓の堆積
が生じない。従って、これらのブレード案内フィンガー
は常に安定状態でブレードを案内することができる。
【0011】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その形
状、構造に種々の変更を加えてよいことは言うまでもな
い。例えば、上記実施例では、フィンガーの係合片の側
縁を45°の角度で削ぎ落としているが、この角度は4
5°に限られるものではなく、ブレードの速度、刃の形
状などに応じて適宜の角度を選択してよい。
【0012】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明に
よる食パンスライサ用ブレード案内フィンガーでは、そ
の係合片の側縁を削ぎ落として尖縁を形成しているの
で、ブレードから掻き取った滓が係合片の側縁に堆積す
ることがなく、係合片は堆積した滓に障わされることな
く、ブレードを常に安定して案内することができる。従
って、本発明によれば食パンスライサを円滑に作動させ
うるブレード案内フィンガーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による食パンスライサ用ブレ
ード案内フィンガーの平面図,
【図2】図1に示す案内フィンガーの側面図,
【図3】図1のC−C線に沿う断面図で、(b)はその
変形例を示す断面図,
【図4】食パンスライサの構成を示す斜視図,
【図5】ブレード案内フィンガーの構成を示す斜視図,
【図6】図5のV−V線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
3 係合片 F フィンガー 3′ 削ぎ落とした側縁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食パンをスライスするための複数本のエン
    ドレスブレードと係合し同ブレードを案内して位置決め
    する複数本の係合片を有するフィンガーにおいて、前記
    係合片の側縁を削ぎ落として尖縁を形成したことを特徴
    とする食パンスライサ用ブレード案内フィンガー。
JP10343393A 1993-03-23 1993-03-23 食パンスライサ用ブレード案内フィンガー Expired - Fee Related JP3196050B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273692A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Daisey Machinery Co Ltd 食パンスライサ用ブレード案内フィンガー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273692A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Daisey Machinery Co Ltd 食パンスライサ用ブレード案内フィンガー
JP4714358B2 (ja) * 2001-03-15 2011-06-29 株式会社大生機械 食パンスライサ用ブレード案内フィンガー

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