JP2001219397A - 打抜き用刃型とそれを用いた打抜き加工方法 - Google Patents

打抜き用刃型とそれを用いた打抜き加工方法

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JP2001219397A
JP2001219397A JP2000031255A JP2000031255A JP2001219397A JP 2001219397 A JP2001219397 A JP 2001219397A JP 2000031255 A JP2000031255 A JP 2000031255A JP 2000031255 A JP2000031255 A JP 2000031255A JP 2001219397 A JP2001219397 A JP 2001219397A
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blade
punching
double
corner
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Takayuki Ito
孝之 伊藤
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HOKUSHIN SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃の角部領域におけるエッジラインの不連続
部をなくすことにより、優れた加工精度を有し、生産性
にも優れた打抜き用刃型を提供する。 【解決手段】 単数または複数の90度の角部からなる
角部領域C〜Eでは、両刃型ダイセット刃1の各端部に
おける突き合せ側の表面3に、エッジライン2と45度
の角度をなす切断面4がそれぞれ形成される。2つの4
5度の角部からなる角部領域Fでは、両刃型ダイセット
刃1の各端部における突き合せ側の表面3に、エッジラ
イン2と22.5度の角度をなす切断面4がそれぞれ形
成される。いずれの角部領域においても、角部を形成す
るように隣接する複数枚の両刃型ダイセット刃1のエッ
ジライン2がその角部の頂点で接続されるようにして、
隣接する両刃型ダイセット刃1の切断面4同士がそれぞ
れ突き合せられ、エッジライン不連続部はなくなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Pタイルや軟質樹
脂系の被加工材料を直接打抜くための打抜き用刃型に関
するものであり、特に、加工精度や耐用性を向上可能な
打抜き用刃型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Pタイルや軟質樹脂系の被加工材
料の打抜き加工においては、オス型、メス型を製作し、
これらの間に被加工材料を挟んで打抜いている。しかし
ながら、この方法においては、オス型とメス型を用いる
ことから、装置構成が大型・複雑化しやすい上、各種の
打抜き形状毎に、それに対応するオス型、メス型の両方
を製作しなければならず、このことが、打抜き加工のコ
ストを増大させる大きな要因となっている。
【0003】一方、紙材料の打抜き加工においては、従
来から、トムソン刃を用いた打抜き用刃型を用いて直接
材料を打抜く方法が存在している。この打抜き用刃型に
おいては、ベニヤ板上に、所定の打抜き形状を描くよう
に溝が切られ、この溝にトムソン刃が挿入されている。
この打抜き用刃型は、トムソン刃の配置に応じて各種の
打抜き形状のものを容易に製作できるため、打抜き加工
のコストを安価に抑えることができる、という利点を有
する。
【0004】そのため、Pタイルや軟質樹脂系の被加工
材料の打抜き加工においても、以上のようなトムソン刃
を用いた打抜き用刃型を用いることが考えられる。この
場合、長尺なトムソン刃を適宜折り曲げて刃型を構成す
ることも考えられるが、特に、正方形や三角形等の単純
な形状を多数打抜く場合等には、設計の自由度や製作効
率の面から、単純な形状のトムソン刃をユニット化して
適宜組み合わせることが望ましい。
【0005】具体的に、4個の同一寸法の正方形や、4
個の同一寸法の直角二等辺三角形を単純な形状のトムソ
ン刃を用いて効率よく打抜く場合には、例えば、図8の
(A)、(B)に示すような各パターンA,Bで、複数
の直線状のトムソン刃51をそれぞれ配置することが考
えられる。このうち、図8の(A)に示すパターンAに
おいて、複数の直線状のトムソン刃51は、一辺の長さ
が2Lの正方形とこの正方形内を分割する十字形の対角
線とを描くように配置されている。このパターンAによ
れば、2L×2L以上の寸法を有する被加工材料のう
ち、2L×2Lの正方形領域を有効に利用して、一辺の
長さがLである4個の正方形を打抜くことができる。
【0006】また、図8の(B)に示すパターンBにお
いて、複数の直線状のトムソン刃51は、複数の辺の長
さが2Lの正方形と、この正方形内を4つの直角二等辺
三角形に分割する2本の対角線とを描くように配置され
ている。このパターンBによれば、2L×2L以上の寸
法を有する被加工材料のうち、2L×2Lの正方形領域
を有効に利用して、長辺の長さが2Lである4個の直角
二等辺三角形を打抜くことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トムソ
ン刃を用いた打抜き用刃型を、図8の(A)、(B)に
示すような各パターンA,Bで構成した場合、加工精度
および耐用性に限界がある。以下には、この点について
図8の(C)〜(F)を参照して説明する。ここで、図
8の(C)〜(F)は、図8の(A)、(B)中の角部
領域C〜Fの拡大図である。
【0008】まず、図8の(C)〜(F)に示すよう
に、各パターンA、Bの角部領域C〜Fにおいては、ト
ムソン刃51のエッジライン52に不連続部を生じてし
まうため、十分な加工精度が得られないという問題を生
じる。すなわち、トムソン刃51におけるエッジライン
52と突き合せ側の表面53との間の寸法がTである場
合に、隣接するトムソン刃51の突き合せ部分のエッジ
ライン52間には、ほぼT以上の寸法のエッジライン不
連続部54が存在している。
【0009】特に、図8の(B)に示すパターンBの四
隅の角部領域Fにおいては、図8の(F)に示すよう
に、寸法Tを大きく超える、ほぼ(T+T/√2)の寸
法のエッジライン不連続部54が存在している。このよ
うなエッジライン不連続部54が存在する打抜き用刃型
によってPタイルや軟質樹脂系の被加工材料を打抜いて
も、その角部の形状は安定せず、十分な加工精度を得る
ことはできない。
【0010】これに対して、トムソン刃51の厚みを薄
くすることも考えられるが、トムソン刃51を薄くしす
ぎると、切断性能や機械的強度が低下してしまうため、
実際上困難である。さらに、前述したように、従来の打
抜き用刃型においては、ベニヤ板などの取付部材上に、
トムソン刃51を取り付けているため、トムソン刃51
の刃物強度や刃型本体強度にも限界があり、このことが
耐用性の向上の支障となっている。
【0011】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解消するために提案されたものであり、その目的
は、刃の角部領域におけるエッジラインの不連続部をな
くすことにより、優れた加工精度を有し、生産性にも優
れた打抜き用刃型を提供することである。本発明の別の
目的は、刃やそれを取り付ける取付部材を改良して切断
性能や機械的強度を向上し、優れた耐用性を有する打抜
き用刃型を提供することである。さらに、そのような優
れた打抜き用刃型を用いた実用的な打抜き加工方法を提
供することも目的の一つである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1〜6記載の打抜き用刃型は、取付部材上
に所定の形状を描くように複数の刃を配置してなる打抜
き用刃型において、刃の形状や材質および取付部材の材
質に特徴を有するものである。
【0013】請求項1記載の打抜き用刃型は、複数の刃
が、角部を形成するように隣接する2枚の刃を含み、こ
の2枚の刃が次のような特徴を有するものである。すな
わち、2枚の刃の各端部は、個々のエッジラインの隣接
側にエッジラインと鋭角をなす切断面を有する。そし
て、この2枚の刃のエッジラインが角部の頂点で接続さ
れるようにして、これらの刃の切断面同士が突き合せら
れる。
【0014】この打抜き用刃型によれば、角部を形成す
る2枚の刃のエッジラインを確実に接続することがで
き、角部領域のエッジラインに不連続部を生じることが
ない。そのため、この打抜き用刃型によってPタイルや
軟質樹脂系の被加工材料を打抜いた場合には、その角部
の形状は安定したものとなり、十分な加工精度を得るこ
とができる。
【0015】請求項2記載の打抜き用刃型は、請求項1
記載の打抜き用刃型において、複数の刃が、共通の頂点
を持つ複数の角部を形成するように隣接する3枚以上の
刃を含み、この3枚以上の刃が次のような特徴を有する
ものである。すなわち、3枚以上の刃のうち、その両側
にそれぞれ角部を形成している中央部の刃の端部は、そ
のエッジラインの両側にエッジラインとそれぞれ鋭角を
なす切断面を有する。そして、この3枚以上の刃のエッ
ジラインが共通の頂点で接続されるようにして、各角部
を形成するように隣接する各2枚の刃の切断面同士がそ
れぞれ突き合せられる。
【0016】この打抜き用刃型によれば、共通の頂点を
持つ複数の角部を形成する3枚以上の刃についても、そ
れらの刃のエッジラインを確実に接続することができ、
角部領域のエッジラインに不連続部を生じることがな
い。そのため、この打抜き用刃型によってPタイルや軟
質樹脂系の被加工材料を打抜いた場合には、その角部の
形状は安定したものとなり、十分な加工精度を得ること
ができる。
【0017】請求項3記載の打抜き用刃型は、請求項1
または2記載の打抜き用刃型において、刃の切断面の角
度に特徴を有するものである。すなわち、角部を形成す
るように隣接する2枚の刃において、互いに突き合せら
れた各切断面がそれぞれのエッジラインとなす鋭角は、
その2枚の刃が形成する角部の半分の角度である。この
打抜き用刃型によれば、互いに突き合せられる切断面の
角度を揃えることにより、刃の形状を規格化することが
できるため、刃型の生産性を向上できる。
【0018】請求項4、5記載の打抜き用刃型は、取付
部材や刃の材質に特徴を有するものである。請求項4記
載の打抜き用刃型は、請求項1〜3のいずれか一つに記
載の打抜き用刃型において、取付部材が、ジュラルミン
(17S)から構成されたことを特徴とする。請求項5
記載の打抜き用刃型は、請求項1〜4のいずれか一つに
記載の打抜き用刃型において、複数の刃が、ダイス鋼
(SKD11、硬度60°±1°)から構成されたこと
を特徴とする。このような請求項4、5の打抜き用刃型
によれば、取付部材や刃の材質を適切に選択したことに
より、刃物強度や刃型本体強度を向上できるため、刃型
の耐用性を向上できる。
【0019】請求項6記載の打抜き用刃型は、請求項1
〜5のいずれか一つに記載の打抜き用刃型において、複
数の刃の刃先角度が、ほぼ20度であることを特徴とす
る。この打抜き用刃型によれば、刃先角度がシャープで
あるため、切断性能を向上できる。
【0020】一方、請求項7記載の打抜き加工方法は、
取付部材上に所定の形状を描くように複数の刃を配置し
てなる打抜き用刃型として、請求項1〜6に記載の打抜
き用刃型の中から選択された打抜き用刃型を用いて被加
工材料を打抜くための加工方法である。この方法は、被
加工材料を貫通した刃を受けるための受け板を配置し、
この受け板を、ポリプロピレン、ナイロン、およびポリ
テトラフルオロエチレン、の中から選択された材料から
構成することを特徴とする。この打抜き加工方法によれ
ば、適切な材料からなる受け板を使用することにより、
打抜き加工時に被加工材料に加わる衝撃を吸収して、被
加工材料の損傷を防止できると共に、被加工材料を貫通
した刃先に加わる衝撃を吸収して刃先の劣化を防止でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下には、本発明を適用した打抜
き用刃型の実施の形態について、図1〜図7を参照して
具体的に説明する。
【0022】(1)第1の実施の形態 (構成)まず、図1は、本発明に係る打抜き用刃型の基
本的なパターンとそれを構成する両刃型ダイセット刃1
の端部形状を示す図である。すなわち、図1の(A)、
(B)は、4個の同一寸法の正方形や、4個の同一寸法
の直角二等辺三角形を単純な形状の両刃型ダイセット刃
を用いて効率よく打抜く場合の各パターンA,Bをそれ
ぞれ示している。
【0023】このうち、図1の(A)に示すパターンA
においては、複数の直線状の両刃型ダイセット刃1が、
一辺の長さが2Lの正方形とこの正方形内を分割する十
字形の対角線とを描くように配置されている。このパタ
ーンAにおいては、全ての角部が両刃型ダイセット刃1
の端部によって構成されており、複数の両刃型ダイセッ
ト刃1の長さおよびそのエッジライン2の長さはいずれ
もLである。
【0024】また、図1の(B)に示すパターンBにお
いては、複数の直線状の両刃型ダイセット刃1が、複数
の辺の長さが2Lの正方形と、この正方形内を4つの直
角二等辺三角形に分割する2本の対角線とを描くように
配置されている。このパターンBにおいても、全ての角
部が両刃型ダイセット刃1の端部によって構成されてい
る。そして、2Lの正方形を描く両刃型ダイセット刃1
の長さおよびそのエッジライン2の長さはいずれも2L
であり、2本の対角線を描く両刃型ダイセット刃1の長
さおよびそのエッジライン2の長さはいずれも√2Lで
ある。
【0025】特に、本実施の形態においては、いずれの
パターンA,Bにおいても、角部C〜Fにおいては、両
刃型ダイセット刃1の端部が斜めにカットされて、切断
面4が形成されており、隣接する切断面4同士が突き合
せられている。以下には、この点について、図1の
(C)〜(F)を参照して説明する。ここで、図1の
(C)〜(F)は、図1の(A)、(B)中の角部領域
C〜Fの拡大図である。
【0026】まず、図1の(C)〜(E)に示すよう
に、いずれのパターンA,Bにおいても、単数または複
数の90度の角部からなる角部領域C〜Eでは、両刃型
ダイセット刃1の端部における突き合せ側の表面3が、
エッジライン2と45度の角度をなすようにそれぞれカ
ットされ、切断面4がそれぞれ形成されている。
【0027】このうち、パターンAの外形の4辺に形成
された4つの角部領域Dにおいては、隣接する各3枚の
両刃型ダイセット刃1によって同じ頂点Pを持つ90度
の角部が隣接して2つずつ形成されている。そして、各
角部領域Dを形成する各中央の両刃型ダイセット刃1の
端部は、そのエッジライン2の両側の表面が共に突き合
せ側の表面3となるため、両側に切断面4がそれぞれ形
成されている。
【0028】また、パターンA,Bの中心に形成された
角部領域Eにおいては、隣接する4枚の両刃型ダイセッ
ト刃1によって同じ頂点を持つ90度の角部が周方向に
4つ形成されている。そして、この角部領域Eを形成す
る4つの両刃型ダイセット刃1の端部は、そのエッジラ
イン2の両側の表面が共に突き合せ側の表面3となるた
め、両側に切断面4がそれぞれ形成されている。
【0029】これらの単数または複数の90度の角部か
らなる角部領域C〜Eにおいては、いずれも、角部を形
成するように隣接する複数枚の両刃型ダイセット刃1の
エッジライン2がその角部の頂点で接続されるようにし
て、隣接する両刃型ダイセット刃1の45度の切断面4
同士がそれぞれ突き合せられている。したがって、図8
に示す従来例において存在していたようなエッジライン
不連続部54はなくなっている。
【0030】また、図1の(B)に示すパターンBのう
ち、外形の4つの各頂点を含む四隅の角部領域Fにおい
ては、図1の(F)に示すように、隣接する各3枚の両
刃型ダイセット刃1によって同じ頂点を持つ45度の角
部が隣接して2つずつ形成されている。そして、各角部
領域Fにおいては、両刃型ダイセット刃1の各端部にお
ける突き合せ側の表面3が、エッジライン2と22.5
度の角度をなすようにそれぞれカットされ、切断面4が
それぞれ形成されている。
【0031】この45度の角部からなる角部領域Fにお
いては、角部を形成するように隣接する複数枚の両刃型
ダイセット刃1のエッジライン2がその角部の頂点で接
続されるようにして、隣接する両刃型ダイセット刃1の
22.5度の切断面4同士がそれぞれ突き合せられてい
る。したがって、図8に示す従来例において存在してい
たようなエッジライン不連続部54はなくなっている。
【0032】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態の作用・効果は次の通りである。まず、図
1の(A)に示すパターンAによれば、2L×2L以上
の寸法を有するPタイルや軟質樹脂系の被加工材料のう
ち、2L×2Lの正方形領域を有効に利用して、一辺の
長さがLである4個の正方形を打抜くことができる。ま
た、図1の(B)に示すパターンBによれば、2L×2
L以上の寸法を有する被加工材料のうち、2L×2Lの
正方形領域を有効に利用して、長辺の長さが2Lである
4個の直角二等辺三角形を打抜くことができる。
【0033】特に、本実施の形態によれば、角部の角度
に応じた適切な角度の切断面4を形成しており、隣接す
る複数枚の両刃型ダイセット刃1のエッジライン2がそ
の角部の頂点で接続されるようにして、切断面4同士が
それぞれ突き合せられているため、角部領域において従
来存在していたエッジライン不連続部54をなくすこと
ができる。すなわち、角部領域Cにおいては、単体の9
0度の角部を形成するように隣接する2枚の両刃型ダイ
セット刃1のエッジライン2を確実に接続することがで
き、角部にエッジライン不連続部54を生じることがな
い。また、角部領域D〜Fにおいては、共通の頂点を持
つ90度あるいは45度の角度を複数形成するように隣
接する3枚以上の両刃型ダイセット刃1のエッジライン
2をその共通の頂点で確実に接続することができ、角部
領域にエッジライン不連続部54を生じることがない。
このように、角部領域にエッジライン不連続部54が存
在しない打抜き用刃型によってPタイルや軟質樹脂系の
被加工材料を打抜くことにより、その角部の形状を安定
させることができ、十分な加工精度を得ることができ
る。
【0034】さらに、本実施の形態において、90度の
角部からなる角部領域C〜Eでは、両刃型ダイセット刃
1の端部に、エッジライン2と45度の角度をなす切断
面4をそれぞれ形成しており、45度の角部からなる角
部領域Fでは、両刃型ダイセット刃1の端部に、エッジ
ライン2と22.5度の角度をなす切断面4をそれぞれ
形成している。このように、各角部を形成するように隣
接する2枚の刃において、互いに突き合せられた各切断
面4がそれぞれのエッジライン2となす鋭角は、その2
枚の刃が形成する角部の半分の角度とされた打抜き用刃
型によれば、互いに突き合せられる切断面4の角度を揃
えることにより、刃の形状を規格化することができるた
め、刃型の生産性を向上できる。
【0035】(2)第2の実施の形態 (構成)図2は、本発明に係る打抜き用刃型のより応用
的な形態を示す図であり、(A)は刃型全体を示す平面
図、(B)は(A)のX矢視断面図、(C)は(A)の
Y矢視断面図である。この図2に示すように、本実施の
形態に係る刃型は、6個の同一寸法La×Lb(La>
Lb)の細長い長方形を打抜くために、寸法La×6L
bの長方形外形を有するパターンを形成している。この
刃型は、長短(La,Lb)の端部両刃型ダイセット刃
11,12と長さLaの中央両刃型ダイセット刃13を
端部ブロック14および中央ブロック15に固定し、そ
の周囲に長短の枠部材16,17を固定することによ
り、構成されている。以下には、各部の詳細について説
明する。
【0036】図2の(A)に示すパターンにおいては、
2枚の長い(長さLaの)端部両刃型ダイセット刃11
と、12枚の短い(長さLbの)端部両刃型ダイセット
刃12、および5枚の長い(長さLaの)中央両刃型ダ
イセット刃13が、La×6Lbの長方形外形とこの長
方形内を並列に6分割する5本の直線とを描くように配
置されている。このパターンにおいても、前述した第1
の実施の形態と同様に、全ての角部が両刃型ダイセット
刃11〜13の端部によって構成されている。
【0037】また、図3は、短い(長さLbの)の端部
両刃型ダイセット刃12の形状を示す図であり、(A)
は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。同
様に、図4は、長い(長さLaの)端部両刃型ダイセッ
ト刃11と中央両刃型ダイセット刃13の形状を示す図
であり、(A)は端部両刃型ダイセット刃11の形状を
示す平面図、(B)は中央両刃型ダイセット刃13の形
状を示す平面図、(C)は両刃型ダイセット刃11,1
3の正面図、(D)は両刃型ダイセット刃11,13の
側面図である。
【0038】これらの図3、図4に示すように、両刃型
ダイセット刃11〜13の刃先角度は、いずれも20度
に加工されており、この刃先角度における刃物強度を確
保するために、両刃型ダイセット刃11〜13は、ダイ
ス鋼(SKD11、硬度60°±1°)から形成されて
いる。そして、両刃型ダイセット刃11〜13の両端部
には、エッジライン2と45度の角度をなす切断面4が
それぞれ形成されている。この場合、パターン内を分割
する中央両刃型ダイセット刃13は、エッジライン2の
両側に切断面4がそれぞれ形成されているが、パターン
の外形を構成する端部両刃型ダイセット刃11,12の
両端部には、パターンの内側となる片側のみに切断面4
が形成されている。なお、図3、図4において、11a
〜13aは、ネジ孔である。
【0039】図2に示すように、両刃型ダイセット刃1
1〜13によって形成されたパターン内の空間を埋める
ようにして、同じ外形寸法を有する2個の端部ブロック
14および4個の中央ブロック15が並列に配置されて
いる。これらの6個のブロック14,15は、ジュラル
ミン(17S)から形成されており、その間に配置され
る5枚の中央両刃型ダイセット刃13と共に、その長軸
方向の5箇所において、長ネジ18やナット類19によ
って一体的にネジ固定されるようになっている。
【0040】このネジ固定を行うために、端部ブロック
14には、5個の矩形孔14aが等間隔で設けられてお
り、中央ブロック15における矩形孔14aに対応する
位置には、5個の円形孔15aが等間隔で設けられてい
る。また、端部ブロック14と中央ブロック15には、
一方の端部ブロック14の矩形孔14aから他方の端部
ブロック14の矩形孔14aまでを、中央ブロック15
の円形孔15aを介して連通するように、ネジ孔14
b,15bがそれぞれ設けられている。この場合、中央
ブロック15のネジ孔15bは、円形孔15aを利用し
て、幅方向両側から容易に開けることができる。
【0041】そして、ブロック14,15と中央両刃型
ダイセット刃13の実際のネジ固定作業は、以上のよう
な矩形孔14aやネジ孔14b,15bを用いて、図5
に示すように行われる。ここで、図5は、図2の(A)
中に示すブロック14,15と中央両刃型ダイセット刃
13のネジ固定部分の一部Zを示す拡大断面図である。
【0042】ネジ固定作業に当たっては、まず、長ネジ
18を、交互に配置されたブロック14,15のネジ孔
14a,15aと中央両刃型ダイセット刃13のネジ孔
13aに順次挿入する。この挿入を完了した時点で、端
部ブロック14の矩形孔14a内で長ネジ18の両端部
にナット類19、すなわち、ナット19a、ワッシャ1
9b、スプリングワッシャ19c等をそれぞれ締め付け
固定する。そして、このように、ブロック14,15と
中央両刃型ダイセット刃13を長ネジ18で固定した後
に、ブロック14,15の周囲に長短の端部両刃型ダイ
セット刃11,12および長短の枠部材16,17をそ
れぞれネジ固定することにより、刃型の本体部が形成さ
れる。
【0043】さらに、図2に示すように、長い枠部材1
6の外面には、刃型運搬用の取っ手20が固定されてお
り、短い枠部材17の外面には、刃型をプレス機械に取
り付けるための取付金具21が固定されている。これら
の部材20,21の枠部材16,17への固定も、ネジ
固定で行われる。
【0044】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態にお
ける作用・効果に加えて、さらに、次のような作用・効
果が得られる。まず、取付部材であるブロック14,1
5を、ジュラルミン(17S)から構成すると共に、両
刃型ダイセット刃11〜13を、ダイス鋼(SKD1
1、硬度60°±1°)から構成していることにより、
従来に比べて、刃物強度や刃型本体強度を向上できるた
め、刃型の耐用性を向上できる。
【0045】また、このように、両刃型ダイセット刃1
1〜13の材質を適切に選択して刃物強度を向上できる
ことから、両刃型ダイセット刃11〜13の刃物強度を
確保しながら刃先角度をより狭くすることが可能となっ
ている。この場合、本実施の形態における両刃型ダイセ
ット刃11〜13の刃先角度は、20度であり、刃先角
度が30度程度であった従来品に比べて格段にシャープ
であるため、切断性能を向上できる。
【0046】(3)第3の実施の形態 (構成)図6は、本発明に係る打抜き用刃型の応用的な
別の形態を示す図であり、(A)は刃型全体を示す平面
図、(B)は(A)のX矢視断面図、(C)は(A)の
Y矢視断面図である。なお、本実施の形態は、前述した
第2の実施の形態を変形した形態に相当するため、以下
には、第2の実施の形態と異なる部分について説明し、
同一部分については説明を省略する。
【0047】この図6に示すように、本実施の形態に係
る刃型は、第2の実施の形態よりもかなり幅広の3個の
同一寸法Lc×Ld(Lc>Ld,Ld>>Lb)の長
方形を打抜くために、寸法Lc×3Ldの長方形外形を
有するパターンを形成している。この刃型は、長短(L
c,Ld)の端部両刃型ダイセット刃31,32と長さ
Lcの中央両刃型ダイセット刃33を端部ブロック34
および中央ブロック35に固定し、その周囲に長短の枠
部材36,37を固定することにより、構成されてい
る。以下には、各部の詳細について説明する。
【0048】図6の(A)に示すパターンにおいては、
2枚の長い(長さLcの)端部両刃型ダイセット刃31
と、6枚の短い(長さLdの)端部両刃型ダイセット刃
32、および2枚の長い(長さLaの)中央両刃型ダイ
セット刃33が、Lc×3Ldの長方形外形とこの長方
形内を並列に3分割する2本の直線とを描くように配置
されている。このパターンにおいても、前述した第1、
第2の実施の形態と同様に、全ての角部が両刃型ダイセ
ット刃31〜33の端部によって構成されている。な
お、図示していないが、これらの両刃型ダイセット刃3
1〜33の形状は、第2の実施の形態における対応する
各両刃型ダイセット刃11〜13と全く同様であり、単
に長さやネジ孔の数が異なるだけである。また、材質に
ついても、これらの両刃型ダイセット刃31〜33は、
第2の実施の形態と同様に、ダイス鋼(SKD11、硬
度60°±1°)から形成されている。
【0049】また、図6に示すように、両刃型ダイセッ
ト刃31〜33によって形成されたパターン内の空間を
埋めるようにして、同じ外形寸法を有する2個の端部ブ
ロック34および1個の中央ブロック35が並列に配置
されている。これらのブロック14,15は、第2の実
施の形態と同様に、いずれもジュラルミン(17S)か
ら形成されている。この場合、各ブロック34,35の
短軸方向の寸法Ldは、第2の実施の形態における細長
いブロック14,15の幅寸法Lbよりも格段に大きい
ので、ブロック34,35の短軸方向全体に亘ってネジ
孔を貫通させるにはかなりの手間を要する。そのため、
これら3個のブロック34,35は、長ネジで一括的に
固定されるのではなく、隣接する各2個のブロック3
4,35同士が、その間に配置される各1枚の中央両刃
型ダイセット刃33と共に、長ネジ38やナット類39
によって個別にネジ固定されるようになっている。
【0050】このネジ固定を行うために、隣接する各2
個のブロック34,35の隣接面近傍には、対応関係を
有する各3個の矩形孔34a,35aが等間隔で設けら
れており、対応する矩形孔34a,35a間を連通する
ネジ孔34b,35bがそれぞれ設けられている。この
場合、ネジ孔34b,35bは、隣接面から矩形孔34
a,35aまでと短いため、容易に開けることができ
る。
【0051】そして、ブロック34,35と中央両刃型
ダイセット刃33の実際のネジ固定作業に当たっては、
一方の端部ブロック34と中央ブロック35に、その間
の中央両刃型ダイセット刃33を介して長ネジ38を挿
入し、矩形孔34a,35a内で長ネジ38の両端部に
ナット類39をそれぞれ締め付け固定する。他方の端部
ブロック34と中央ブロック35とについても、同様の
作業を行う。
【0052】なお、このように、ブロック34,35と
中央両刃型ダイセット刃33をネジ固定した後に、ブロ
ック34,35の周囲に長短の端部両刃型ダイセット刃
31,32および長短の枠部材36,37をそれぞれネ
ジ固定することにより、刃型の本体部が形成される点
や、長短の枠部材36,37の外面に、取っ手20や取
付金具21がネジ固定される点は、第2の実施の形態と
同様である。
【0053】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態によれば、前述した第2の実施の形態と同
様の作用・効果が得られる。
【0054】(4)第4の実施の形態 図7は、本発明に係る打抜き加工方法の形態を示す模式
図である。この図7に示すように、本発明に係る打抜き
用刃型41は、第2、第3の実施の形態と同様に、ダイ
ス鋼(SKD11、硬度60°±1°)から形成された
刃先角度20度の両刃型ダイセット刃42を、ジュラル
ミン(17S)から形成された取付部材43上に所定の
パターンを描くように配置して構成されている。本実施
の形態においては、Pタイルや軟質樹脂系などの被加工
材料44を貫通した刃を受けるための受け板45が、ポ
リプロピレン、ナイロン、およびポリテトラフルオロエ
チレン、の中から選択された材料から構成される。
【0055】本実施の形態の打抜き加工方法によれば、
適切な材料からなる受け板45を使用することにより、
打抜き加工時に被加工材料44に加わる衝撃を吸収し
て、被加工材料の損傷を防止できると共に、被加工材料
44を貫通した両刃型ダイセット刃42の刃先に加わる
衝撃を吸収して刃先の劣化を防止できる。
【0056】(5)他の実施の形態 なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではな
く、他にも本発明の範囲内で多種多様な変形例が実施可
能である。例えば、両刃型ダイセット刃を、ダイス鋼
(SKD11、硬度60°±1°)以外の材料から形成
することや、ブロック等からなる取付部材を、ジュラル
ミン(17S)以外の材料から形成することも可能であ
る。しかしながら、一般的には、強度面や耐久性、取り
扱い性などから、これらの材料の使用が望ましい。
【0057】また、前記実施の形態においては、両刃型
ダイセット刃の刃先角度を20度としたが、厳密に20
度である必要はなく、近似値でも同様の効果が得られる
ものである。なお、両刃型ダイセット刃の刃先角度は、
ほぼ20度に限定されるものではなく、さらに15度、
10度とよりシャープにすることにより、切断性能をさ
らに向上できる。しかしながら、このように、15度、
10度と極めてシャープにした場合には、被加工材料に
対して十分な刃物強度を確保できるように、両刃型ダイ
セット刃の材料を適切に選択する必要がある。この観点
から、刃物強度を確保する観点から、必要な場合には、
逆に25度、30度と刃先角度を大きくすることも可能
である。
【0058】一方、前述したように、本発明の刃型は、
Pタイルや軟質樹脂系の被加工材料の打抜きに適してい
るが、対象となる具体的な軟質樹脂系材料としては、例
えば、軟質塩化ビニル、ポリプロピレン(P.P)、ナ
イロン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポ
リエチレン等が挙げられる。また、ゴム系材料について
は、例えば、シリコンゴム、ウレタンゴム等の打抜き加
工に適している。特に、両刃型ダイセット刃にダイス鋼
(SKD11、硬度60°±1°)を使用して刃物強度
を向上した場合には、異物混入割合の高いPタイルの打
抜き加工に最適であると考えられる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両刃型ダイセット刃の端部形状を改良したことにより、
角部領域におけるエッジラインの不連続部をなくすこと
ができるため、優れた加工精度を有し、生産性にも優れ
た打抜き用刃型を提供することができる。加えて、両刃
型ダイセット刃の形状や材質および取付部材の材質を改
良したことにより、切断性能や機械的強度を向上し、優
れた耐用性を有する打抜き用刃型を提供することができ
る。さらに、そのような優れた打抜き用刃型を用いた実
用的な打抜き加工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態に係る打抜
き用刃型を示す図であり、(A)と(B)は、刃型の基
本的な2つのパターンをそれぞれ示す平面図、(C)〜
(F)は、図1の(A)、(B)中の角部領域C〜Fの
拡大図である。
【図2】本発明を適用した第2の実施の形態に係る打抜
き用刃型を示す図であり、(A)は刃型全体を示す平面
図、(B)は(A)のX矢視断面図、(C)は(A)の
Y矢視断面図である。
【図3】図2に示す短い端部両刃型ダイセット刃の形状
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図である。
【図4】図2に示す長い端部両刃型ダイセット刃と中央
両刃型ダイセット刃の形状を示す図であり、(A)は端
部両刃型ダイセット刃の形状を示す平面図、(B)は中
央両刃型ダイセット刃の形状を示す平面図、(C)は
(A)と(B)の正面図、(D)は(A)と(B)の側
面図である。
【図5】図2の(A)中に示すブロックと中央両刃型ダ
イセット刃のネジ固定部分の一部Zを示す拡大断面図で
ある。
【図6】本発明を適用した第3の実施の形態に係る打抜
き用刃型を示す図であり、(A)は刃型全体を示す平面
図、(B)は(A)のX矢視断面図、(C)は(A)の
Y矢視断面図である。
【図7】本発明を適用した第4の実施の形態に係る打抜
き加工方法を示す模式図である。
【図8】従来の打抜き用刃型を示す図であり、(A)と
(B)は、刃型の基本的な2つのパターンをそれぞれ示
す平面図、(C)〜(F)は、図1の(A)、(B)中
の角部領域C〜Fの拡大図である。
【符号の説明】
1…両刃型ダイセット刃 2…エッジライン 3…突き合せ側の表面 4…切断面 11,31…長い端部両刃型ダイセット刃 12,32…短い端部両刃型ダイセット刃 13,33…中央両刃型ダイセット刃 14,34…端部ブロック 15,35…中央ブロック 16,17,36,37…枠 18,38…長ネジ 19,39…ナット類 20…取っ手 21…取付金具 41…刃型 42…両刃型ダイセット刃 43…取付部材 44…被加工材料 45…受け板 51…トムソン刃 52…エッジライン 53…突き合せ側の表面 54…エッジライン不連続部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部材上に所定の形状を描くように複
    数の刃を配置してなる打抜き用刃型において、 前記複数の刃は、角部を形成するように隣接する2枚の
    刃を含み、 前記2枚の刃の各端部は、個々のエッジラインの隣接側
    にエッジラインと鋭角をなす切断面を有し、 前記2枚の刃のエッジラインが前記角部の頂点で接続さ
    れるようにして、これらの刃の切断面同士が突き合せら
    れたことを特徴とする打抜き用刃型。
  2. 【請求項2】 前記複数の刃は、共通の頂点を持つ複数
    の角部を形成するように隣接する3枚以上の刃を含み、 前記3枚以上の刃のうち、その両側にそれぞれ角部を形
    成している中央部の刃の端部は、そのエッジラインの両
    側にエッジラインとそれぞれ鋭角をなす切断面を有し、 前記3枚以上の刃のエッジラインが前記共通の頂点で接
    続されるようにして、各角部を形成するように隣接する
    各2枚の刃の切断面同士がそれぞれ突き合せられたこと
    を特徴とする請求項1記載の打抜き用刃型。
  3. 【請求項3】 前記角部を形成するように隣接する2枚
    の刃において、互いに突き合せられた各切断面がそれぞ
    れのエッジラインとなす前記鋭角は、その2枚の刃が形
    成する角部の半分の角度であることを特徴とする請求項
    1または2記載の打抜き用刃型。
  4. 【請求項4】 前記取付部材は、ジュラルミン(17
    S)から構成されたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の打抜き用刃型。
  5. 【請求項5】 前記複数の刃は、ダイス鋼(SKD1
    1、硬度60°±1°)から構成されたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載の打抜き用刃型。
  6. 【請求項6】 前記複数の刃の刃先角度は、ほぼ20度
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の打抜き用刃型。
  7. 【請求項7】 取付部材上に所定の形状を描くように複
    数の刃を配置してなる打抜き用刃型として、請求項1〜
    6に記載の打抜き用刃型の中から選択された打抜き用刃
    型を用いて被加工材料を打抜くための加工方法におい
    て、 前記被加工材料を貫通した刃を受けるための受け板を配
    置し、この受け板を、ポリプロピレン、ナイロン、およ
    びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、の中から
    選択された材料から構成することを特徴とする打抜き加
    工方法。
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