JPH06170855A - 紫外線硬化型樹脂膜の硬化装置 - Google Patents

紫外線硬化型樹脂膜の硬化装置

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JPH06170855A
JPH06170855A JP32584792A JP32584792A JPH06170855A JP H06170855 A JPH06170855 A JP H06170855A JP 32584792 A JP32584792 A JP 32584792A JP 32584792 A JP32584792 A JP 32584792A JP H06170855 A JPH06170855 A JP H06170855A
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登 笹
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Tatsuya Tomura
辰也 戸村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク状支持体に設けられる紫外線硬化型
樹脂膜の硬化を効率良く行い、紫外線照射による記録媒
体への被害を抑制しうる硬化装置を得る。 【構成】 ディスク状支持体に形成された紫外線硬化型
樹脂膜を硬化させる装置において、上部は前記支持体の
径より大きい径の開口部からなり、下部は前記支持体の
径より小さい径の底部からなる円錐柱状の容器であっ
て、容器内部の中央には前記支持体を載置し回転するた
めのターンテーブルが設けられ、容器側(斜)面には窒
素流入のための開口部を有し、該開口部上部はターンテ
ーブル上に支持体が載置されたとき支持体表面よりも上
側に存在し、該開口部下部は支持体表面よりも下側に存
在するように設けられ、前記容器上部開口部には前記容
器上部開口部の径と同じかそれより大きい径を有し、か
つ中心部に窒素流出のための開口部を有する容器上部密
閉用の石英板が設けられていることを特徴とする紫外線
硬化型樹脂膜の硬化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクなどの光情報
記録媒体の支持体上に形成される紫外線硬化型樹脂膜の
硬化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光情報記録媒体には記録層以外の構成層
として保護層、ハードコート層、下引層等が設けられ、
これらの層の材料として紫外線硬化型樹脂が用いられる
ことは良く知られたところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この紫外線硬化型樹脂
を用いて光情報記録媒体を製造する場合、最も問題とな
るのは、紫外線照射による温度上昇により記録媒体に悪
影響を与えることである。即ち、温度上昇により基板変
形を起こしたり、あるいは既に形成されている記録膜に
欠陥を引き起こしたり、又、紫外線硬化型樹脂層形成後
に記録膜を形成する場合には記録膜にムラを発生させる
等々である。
【0004】そのための紫外線硬化型樹脂をできるだけ
短時間に硬化させ光情報記録媒体の昇温を低く押える必
要がある。しかし、紫外線硬化型樹脂には硬化後の硬度
や表面抵抗、屈折率、透過率等の物性値や膜の形成がし
やすい等の利点があるものであっても硬化させずらい樹
脂が多数存在する。又、紫外線硬化は、硬化容器を用い
て行われるが、容器側面による紫外線の反射を利用する
ものはあったが、短時間に完全に硬化させ、しかも媒体
の温度上昇を低く抑えるという目的に対して不完全なも
のであった。例えば窒素パージするにしてもその窒素の
利用の仕方が効率良いものではなかった。本発明の目的
は紫外線硬化型樹脂の硬化を効率良く行ない、記録媒体
への紫外線照射による被害を抑制しうる硬化装置を得る
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディス
ク状支持体に形成された紫外線硬化型樹脂膜を硬化させ
る装置において、上部は前記支持体の径より大きい径の
開口部があり、下部は前記支持体の径より小さい底部か
らなる円錐柱状の容器であって、容器内部の中央には前
記支持体を載置し回転するためのターンテーブルが設け
られ、容器側(斜)面には窒素が流入するための開口部
を有し、該開口部上部はターンテーブル上に支持体が載
置されたとき支持体表面よりも上側に存在し、該開口部
下部は支持体表面よりも下側に存在するように配置さ
れ、前記容器上部開口部には前記容器上部開口部の径と
同じかそれより大きい径を有し、かつ中心部に窒素を流
出させるための開口部を有する容器上部密閉用の石英板
が設けられている紫外線硬化型樹脂膜の硬化装置が提供
される。
【0006】又、上記硬化装置においては、容器側面に
窒素の流入口のみ設け、窒素の流出口は容器上部の開口
部を密閉する石英板の中心部に設けたが、容器側面に窒
素の流入口及び流出口を設け、石英板には流出口を設け
ないもの、或いは石英板にも流出口を設けたものも提供
される。
【0007】
【作用】 開口部の径が支持体の径より大きく、かつ底部では支
持体の径より小さな径を有する円錐柱状の形状としてい
るため、円錐柱状の側面及び底部からの紫外線の反射が
起こり、支持体端部及び表面の紫外線硬化型樹脂膜の硬
化効率が向上する。 窒素流入口をその開口部上部が支持体表面よりも上側
に存在し、窒素流入口の開口部下部が支持体表面よりも
下側に存在するように配置し、窒素流出口を窒素流入口
と同様の形態で、あるいは硬化容器密閉用の石英板の中
心部に設けたので窒素が支持体の紫外線硬化型樹脂表面
をなめるように流れて、排出させることができ、紫外線
硬化型樹脂膜表面における酸素と樹脂中のラジカルとの
結合を抑制することが可能となり飛躍的に硬化効率が向
上する。
【0008】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0009】〔実施例1〕図1は本発明による円錐柱状
の容器1からなる紫外線硬化型装置の断面を示すもので
ある。図において、容器内部の中央にはディスク状支持
体6を載置し回転させるための脚付きのターンテーブル
2が設けられ、容器の側面には窒素流入口4が設けられ
ている。窒素流入口4の上部は図のようにターンテーブ
ル2上に載置されたディスク状支持体6の表面より上側
にあり、流入口下部は支持体表面より下側に存在するよ
うに設けられている。容器上部は開口部であるが、図の
ようにターンテーブル2上にディスク状支持体(基体)
等が載置された後、この開口部12は石英板3が被せられ
る。石英板3は開口部の径と同じかそれより少し大きい
径を有し、中央部には窒素流出口5が設けられている。
流入口4から流入した窒素はこの流出口5から排出され
る。
【0010】又、窒素を紫外線硬化型樹脂表面をなめる
ように流すために石英板3と支持体6との距離が10mm以
下となるように設けることが好ましい。更に同様の作用
を行なわせるため窒素流出口の径は窒素流入口の径と同
じかそれよりも大きくすることが好ましく、容器側面の
窒素流入口または流出口の径は支持体の厚さの2倍以上
の径とすることが更に好ましい。又、窒素気流と空気と
の置換を迅速かつ円滑に行うため窒素流入口や窒素流出
口は複数箇所設けることが望ましい。
【0011】次に上記図1の装置を用いて試験した結果
を示す。三菱レイヨン社製UR−4502(紫外線硬化型樹
脂)をスピンコート塗布法により130mmφのPC基板上
に膜厚約3μmの膜を形成した。この膜に対して図1に
示す硬化容器を用いて紫外線強度約40mw/cm2、窒素流入
量約10 l/minという条件下で基板表面の紫外線硬化型樹
脂が硬化するのに必要な紫外線照射時間をタック試験に
より調べたところ約11秒であった。又、この時の基板の
温度上昇は12℃であった。尚、紫外線照射は容器に対し
て垂直上方から照射した。
【0012】〔比較例〕硬化容器として窒素流入口の位
置を基板の下方に配置(窒素流入口の開口部上部が基板
下面より下側に存在)させたこと以外は実施例1と同様
にして硬化時間を調べたところ26秒であった。又、この
時の基板の温度上昇は31℃であった。
【0013】〔実施例2〕図2は本発明の別の紫外線硬
化装置の例を示す断面図である。図1のものとは異な
り、容器側面に窒素流入口4のみでなく窒素流出口5も
設け、石英板3には窒素流出口を設けなかった。図2の
装置を用いて実施例1と同様の試験を行ったところ、実
施例1とぼぼ同様の結果が得られた。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の紫外線硬化型樹脂
膜の硬化装置によれば硬化時間を大幅に短縮することが
できるとともに紫外線照射による基板その他記録層等を
設けた記録媒体の温度上昇を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬化装置の実施例の断面を示す概略
図。
【図2】本発明の別の硬化装置の例の断面を示す概略
図。
【図3】図1の硬化装置の平面を示す概略図。
【符号の説明】
1 容器 2 ターンテーブル 3 石英板 4 窒素流入口 5 窒素流出口 6 光ディスク状支持体(基体)又は光情報記録媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の支持体に形成された紫外線
    硬化型樹脂膜を硬化させる装置において、上部は前記支
    持体の径より大きい径の開口部からなり、下部は前記支
    持体の径より小さい径の底部からなる円錐柱状の容器で
    あって、容器内部の中央には前記支持体を載置し回転す
    るためのターンテーブルが設けられ、容器側(斜)面に
    は窒素流入のための開口部を有し、該開口部上部はター
    ンテーブル上に支持体が載置されたとき支持体表面より
    も上側に存在し、該開口部下部は支持体表面よりも下側
    に存在するように設けられ、前記容器上部開口部には前
    記容器上部開口部の径と同じかそれより大きい径を有
    し、かつ中心部に窒素流出のための開口部を有する容器
    上部密閉用の石英板が設けられていることを特徴とする
    紫外線硬化型樹脂膜の硬化装置。
  2. 【請求項2】 ディスク状の支持体に形成された紫外線
    硬化型樹脂膜を硬化させる装置において、上部は前記支
    持体の径より大きい径の開口部からなり、下部は前記支
    持体の径より小さい径の底部からなる円錐柱状の容器で
    あって、容器内部の中央には前記支持体を載置し回転す
    るためのターンテーブルが設けられ、容器側(斜)面に
    は窒素流出入のための開口部を有し、該窒素流入口及び
    窒素流出口の開口部上部はターンテーブル上に支持体が
    載置されたとき支持体表面よりも上側に存在し、該窒素
    流入口及び窒素流出口の開口部下部は支持体表面よりも
    下側に存在するように配置され、前記容器上部開口部に
    は前記容器上部開口部の径と同じかそれより大きい径を
    有する容器上部密閉用の石英板が設けられていることを
    特徴とする紫外線硬化型樹脂膜の硬化装置。
  3. 【請求項3】 前記石英板の中心部に窒素流出のための
    開口部が設けられていることを特徴とする請求項2記載
    の紫外線硬化型樹脂膜の硬化装置。
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Cited By (4)

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