JPH0617061A - スラグ排出状況監視装置 - Google Patents

スラグ排出状況監視装置

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JPH0617061A
JPH0617061A JP17688292A JP17688292A JPH0617061A JP H0617061 A JPH0617061 A JP H0617061A JP 17688292 A JP17688292 A JP 17688292A JP 17688292 A JP17688292 A JP 17688292A JP H0617061 A JPH0617061 A JP H0617061A
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slag
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矗洋 今村
Kazuhide Ota
和秀 太田
Yoshinori Kobayashi
由則 小林
Hiroshi Hata
弘志 秦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Choryo Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Choryo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 監視設備に悪影響を与えることなく、確実に
スラグ排出状況を監視する装置を得る。 【構成】 燃焼炉1内で発生した溶融スラグを炉底に設
けたスラグホール2から炉外の冷却水a中へ落下させ処
理する炉設備において、冷却水a中に設けられた水中マ
イクロホン8,同水中マイクロホンの信号を受け所定の
周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタ11とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事業用、産業用の石炭ガ
ス化設備に適用されるスラグ排出状況監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例を図5により説明する。石炭ガス
化炉の燃焼炉1の下部にはスラグホール2を持つ。スラ
グホール2の下方には冷却水aを満したスラグホッパ3
が設けられる。スラグホール2とホッパ3の上部間に
は、スラグホール2を囲む火炉壁管4が設けられてい
る。この火炉壁管4にはスラグホール2へ向けた監視用
のテレビカメラ7が取付けられ、その信号はモニタ8へ
送られる。
【0003】図中6はバーナ,5は火炉下部管寄せを示
す。
【0004】以上において、燃焼炉1には微粉炭及びチ
ャーが投入されて燃焼する。燃焼後の灰分が溶融スラグ
として燃焼炉1の底部に溜り、スラグホール2より下部
のスラグホッパ3へ流れ落ちる。スラグホッパ3内には
冷却水が漲られており、流れ落ちた溶融スラグは冷却後
固化して下部より系外へ排出される。
【0005】このようなガス化設備においては、溶融ス
ラグを確実にスラグホールから排出することが重要であ
る。
【0006】従って監視用のテレビカメラ7でスラグホ
ール2下部の溶融スラグの排出状況が撮影され、テレビ
モニタ8に送られ表示される。この像を見て、目視によ
る状況監視を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、以
下に述べるような問題点があった。 (1) スラグホール下方はダーティな雰囲気であるこ
とから、テレビカメラの視界が悪く、スラグ排出状況の
十分な把握ができない。 (2) テレビカメラではシール用あるいは冷却用に冷
空気を投入する必要がある。しかしこのような冷空気に
より、スラグホールが冷却され、かえって溶融スラグを
冷却固化させて、スラグ排出性を阻害することになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0009】すなわち、スラグ排出状況監視装置とし
て、 (1) 燃焼炉内で発生した溶融スラグを炉底に設けた
スラグホールから炉外の冷却水中へ落下させて処理する
炉設備において、上記冷却水中に設けられた水中マイク
ロホンと、同水中マイクロホンの信号を受け所定の周波
数帯域を通過させるバンドパス手段とを設ける。 (2) 請求項1のスラグ排出状況監視装置において、
スラグホール部に向けられた監視カメラと、同監視カメ
ラおよびバンドパス手段の信号を受け表示するモニタ表
示手段とを設ける。
【0010】
【作用】
(1) 上記本発明(1)において、水中マイクロホン
は水中に落下する溶融スラグの落下凝固音等の音を検出
してバンドパス手段へ送る。バンドパス手段は入力信号
から溶融スラグの落下凝固音を含む所定の帯域信号を通
過させる。
【0011】このようにして、各種のバックグランド雑
音を含む水中マイクロホンの信号から溶融スラグの水中
への落下凝固音のみが取り出される。従ってスラグホー
ルから正常に溶融スラグが排出されているかどうかが確
実に監視できる。 (2) 上記本発明(2)において、上記(1)と同様
にして溶融スラグの水中への落下凝固者の信号がバンド
パス手段で、検出出力される。そしてモニタ表示手段に
示表される。これと同時に、スラグホールからの溶融ス
ラグの落下状況が監視カメラで撮影され、その映像がモ
ニタ表示手段上に表示される。
【0012】このようにして、スラグホールから正常に
溶融スラグが排出されているかどうかが、二重系統の映
像によりより確実に監視できる。
【0013】
【実施例】
(1a) 請求項1の発明の第1実施例を図1,図2に
より説明する。なお、従来例で説明した部分は同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
【0014】ホッパ3の上部の水中a部に、ガイドパイ
プ13の先端部が挿入される。ガイドパイプ13の先端
部には水中マイクロホン8が設けられる。水中マイクロ
ホン8のリード線9はガイドパイプ13中を一部通って
引き出され増幅器10につながれる。増幅器10の出力
はバンドパスフィルタ11を経てオッシロスコープ12
へ送られる。図中14はコンプレッションフィテングを
示す。
【0015】以上において、ガイドパイプ13には冷却
水が通され、水中マイクロホン8が所定温度に維持され
る。
【0016】水中マイクロホン8は水中aに落下する溶
融スラグ16の落下凝固音等の音を検出して増幅器10
へ送る。この信号は増幅器10で増幅され、バンドパス
フィルタ11へ送られる。バンドパスフィルタ11は入
力信号から溶融スラグの落下凝固音を含む所定の帯域信
号を通過させオッシロスコープ12へ送る。オッシロス
コープ12は入力信号波形を表示する。
【0017】この信号波形の一例を図2に示す。図の波
形より溶融スラグ落下時の信号bが、明確な大きい振幅
のピーク信号として検出されていることが分る。
【0018】このようにして、スラグホール2から正常
に溶融スラグ16が排出されているかどうかが確実に監
視できる。
【0019】またこの装置によれば、従来例のように、
冷却用空気でスラグホール部を冷却し、悪影響を与える
こともない。 (1b) 第2実施例を図3により説明する。なお上記
で説明した部分は説明を省略する。
【0020】バンドパスフィルタ11の出力は波形整形
回路23へ送られる。波形整形回路23の出力はタイマ
ー回路24,ランプ駆動回路25を順次経て表示ランプ
26へ送られる。また波形整形回路23の出力は計数回
路27を経て記録計28へ送られる。
【0021】以上において、波形整形回路23はバンド
パスフィルタ11の信号を受け、溶融スラグ落下に対応
する信号が所定の設定値(雑音より高い値)以上のとき
パルスを出力する。波形整形回路23から出力されたパ
ルス信号は、タイマー回路24と計数回路27へ入力さ
れる。
【0022】タイマー回路24ではパルス間の周期が測
定される。その周期が最大許容落下時間T以下であれ
ば、すなわち正常にスラグが落下していればグリーンラ
ンプ点灯信号を出力する。またその周期がTを超えれ
ば、すなわちスラグが詰り始めていればレッドランプ点
灯信号を出力する。ランプ駆動回路25はタイマー回路
24からの信号を受けて、信号に対応した表示ランプ6
aを点灯する。
【0023】一方、計数回路27では、一定時間毎の入
力パルスの数、すなわちスラグの落下回数を計数し、パ
ルス数に比例した直流電圧を記録計28へ出力する。記
録計の記録紙は一定速度で動いており、入力計数、すな
わちスラグ落下回数の時間推移が記録される。
【0024】このようにして、自動的に溶融スラグの落
下状態が表示され、排出状況が監視できる。 (2) 請求項2の発明の一実施例を図4,(a),
(b)により説明する。なお上記実施例で説明した部分
は、説明を省略する。
【0025】図4,(a)にて、スラグホール2の下方
の火炉壁管4にはスラグホール2部の監視用のテレビカ
メラ7が設けられる。テレビカメラ7とバンドパスフィ
ルタ11の出力はテレビ画面合成装置13を経てテレビ
モニタ31へ送られる。
【0026】以上において、テレビ画面合成装置13は
テレビカメラ7からの映像信号とバンドパスフィルタ1
1からの溶融スラグ水中落下凝固信号を受ける。そして
それらを合成し、テレビモニタ31へ送り、図4,
(b)に示すように下部に溶融スラグ水中落下凝固波形
dを表示する。また中央部に図示しないが、スラグホー
ル2下部の映像cを表示する。
【0027】このようにして、テレビモニタ31上に溶
融スラグの落下状況が撮影され、かつ水中落下凝固音波
形が、自動的に検知され映像表示される。したがってよ
り信頼性高く確実に、すなわち二重系統のモニタ信号で
スラグの落下状況が監視できる。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、スラグホールからの溶融スラグの排出状況を
正確に検出でき監視することができる。これは石炭ガス
化炉を安全に運転する上で、非常に重要なことである。
【0029】また請求項2の発明によれば、溶融スラグ
の水中落下凝固音波形が検出される。さらにスラグホー
ル下部からの落下状況が直接撮像される。これらがモニ
タ表示される。したがってより確実に溶融スラグの排出
状況が監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の第1実施例の構成系統図であ
る。
【図2】同発明の同実施例の作用説明図である。
【図3】同発明の第2実施例の構成系統図である。
【図4】請求項2の発明の構成系統図である。
【図5】従来例の発明の構成系統図である。
【符号の説明】
1 燃焼炉(コンバスター) 2 スラグホール 3 スラグホッパー 4 火炉壁管 5 火炉下部管寄せ 6 バーナ 7 スラグホール監視テレビカメラ 8 水中マイクロホン(ハイドロホン) 9 リード線 10 増幅器 11 バンドパスフィルタ 12 オッシロスコープ 13 ガスパイプ 14 コンプレッションフィテング 23 波形整形回路 24 タイマー回路 25 ランプ駆動回路 26 表示ランプ 27 計数回路 28 記録計 30 テレビ画面合成装置 31 テレビモニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 由則 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 秦 弘志 長崎市深堀町5丁目717番地1 長菱エン ジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼炉内で発生した溶融スラグを炉底に
    設けたスラグホールから炉外の冷却水中へ落下させて処
    理する炉設備において、上記冷却水中に設けられた水中
    マイクロホンと、同水中マイクロホンの信号を受け所定
    の周波数帯域を通過させるバンドパス手段とを備えてな
    ることを特徴とするスラグ排出状況監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のスラグ排出状況監視装置にお
    いて、スラグホール部に向けられた監視カメラと、同監
    視カメラおよびバンドパス手段の信号を受け表示するモ
    ニタ表示手段とを備えてなることを特徴とするスラグ排
    出状況監視装置。
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