JPH08127782A - 炉設備のスラグ排出状況監視装置 - Google Patents

炉設備のスラグ排出状況監視装置

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JPH08127782A
JPH08127782A JP26710394A JP26710394A JPH08127782A JP H08127782 A JPH08127782 A JP H08127782A JP 26710394 A JP26710394 A JP 26710394A JP 26710394 A JP26710394 A JP 26710394A JP H08127782 A JPH08127782 A JP H08127782A
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JP
Japan
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slag
furnace
hopper
strain gage
strain gauge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26710394A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Imamura
矗洋 今村
Hiroshi Hata
弘志 秦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石炭ガス化炉等の炉設備において、スラグの
排出性を阻害することなく的確にスラグ排出状況を監視
する。 【構成】 燃焼炉1内で発生した溶融スラグSを炉底の
スラグホール2から炉外のスラグホッパ3内の冷却水W
中に落下させて処理する炉設備において、一端をスラグ
ホッパ3の内壁に固定しスラグホッパ3の中心部方向へ
下向きに傾斜させて設けた複数の検出腕9と、各検出腕
9に取り付けられた歪ゲージ11と、同歪ゲージ11の
出力信号を検出する動歪計13と、同動歪計によって検
出した各歪ゲージの出力信号を加算する手段14を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事業用、産業用の石炭ガ
ス化設備等の炉設備のスラグ排出状況監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の石炭ガス化設備のスラグ排出状況
監視装置の例を、図4に示す。火炉下部管寄せ5に接続
された火炉壁管4で周壁を構成する燃焼炉1にはバーナ
6が設置されており、微粉炭及びチャーが燃料としてバ
ーナ6に投入される。これら燃料中の灰分が溶融スラグ
Sとして燃焼炉1の底部に溜り、スラグホール2より下
方のスラグホッパ3へ流れ落ちる。スラグホッパ3内に
は冷却水Wが漲られており、流れ落ちた溶融スラグSを
冷却・固化して下部より系外へ排出するシステムを構成
している。
【0003】このような石炭ガス化設備においては、溶
融スラグを確実にスラグホールから排出することが重要
であるが、従来は、スラグホール2の下方に設置したス
ラグホール監視テレビカメラ7よりモニターテレビ8に
画像を送り、モニターテレビ8を目視することによって
スラグ排出状況の監視を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術で
は、以下に述べる問題が発生する可能性がある。 (1)スラグホール下方はダーティな雰囲気であるため
に、テレビカメラの視界が悪くスラグ排出状況を充分に
把握することができない。 (2)テレビカメラではシール用又は冷却用に冷空気を
投入する必要があるが、スラグホール下方へ投入された
冷空気によりスラグホールが冷却され、かえって溶融ス
ラグを冷却・固化させて、スラグ排出性を阻害すること
になる。
【0005】本発明は,以上の問題点を解決することが
できる炉設備のスラグ排出状況監視装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の炉設備のスラグ
排出状況監視装置は、燃焼炉内で発生した溶融スラグを
炉底に設けたスラグホールから炉外のスラグホッパ内の
冷却水中に落下させて処理する炉設備において、一端を
前記スラグホッパ内壁に固定しスラグホッパの中心部方
向へ下向きに傾斜させて設けた複数の検出腕と、各検出
腕に取り付けられた歪ゲージと、同歪ゲージの出力信号
を検出する動歪計と、同動歪計によって検出した各歪ゲ
ージの出力信号を加算する加算手段とを有することを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、スラグホールから流れ出した溶融
スラグは、スラグホッパ内の冷却水中に落下して固化
し、複数の検出腕に衝突して同検出腕をたわませる。こ
れによって各検出腕に取り付けられた歪ゲージに出力信
号が発生し、これが動歪計で連続的に検出される。動歪
計で検出された各歪ゲージの出力信号は加算手段で加算
され、スラグホールからのスラグの排出状況が連続的に
監視される。しかも、従来のテレビカメラを用いた場合
のようにスラグホール下方へ冷却空気を投入することが
なく、スラグの排出性が阻害されることもない。
【0008】また、検出腕は、一端を内壁に固定しスラ
グホッパの中心部方向へ下向きに傾斜させて設けられて
おり、スラグが検出腕の上に堆積することがない。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。本実施例は、石炭ガス化炉のスラグ監視装
置に係るものであり、火炉下部管寄せ5に接続された火
炉壁管4で周壁を構成する燃焼炉1には微粉炭とチャー
が燃料として投入されるバーナ6が設けられている。2
は燃焼炉1の炉底に設けられたスラグホールで、前記燃
料中の灰分は溶融スラグSとして冷却水Wが漲られてい
る下方のスラグホッパ3へ流れ落ちるようになってい
る。
【0010】前記冷却水W内には、スラグホッパ3の内
壁にリング10を介して一端が固定された複数の検出腕
9が設けられている。前記リング10は、2段をなすよ
うにスラグホッパ3の内壁に高さ方向に間隔をおいて上
下2個取り付けられており、各リング10には、互いに
等間隔をおいてスラグホッパ3の中心方向へ向う8本の
検出腕9の一端が取り付けられ、検出腕9の他端はスラ
グホッパ3の中心より若干外方に位置している。一方の
リング10に取り付けられた8本の検出腕9は、図2
(b)に示すように、上方から見て他方のリング10に
取り付けられた8本の検出腕9とずれて位置している。
各検出腕9は、スラグホッパ3の内壁に取り付けられた
一端からスラグホッパ3の中心方向へ下向きに傾斜して
いる。また、検出腕9は、後記するように、スラグホッ
パ3内の冷却水W内に落下して固化したスラグが衝突す
る際にたわむことができるように構成され、例えば板厚
2mm、幅30mm程度の寸法を有する鋼板等で構成されて
いる。
【0011】前記各検出腕9の根元近くに防水処理が施
された歪ゲージ11が貼付されており、そのリード線1
2は燃焼炉1の炉外に設けられた動歪計13に接続さ
れ、同動歪計13は加算器14に接続されている。
【0012】以上のように構成された本実施例では、燃
焼炉1で発生した溶融スラグSは、スラグホール2より
スラグホッパ3に漲られた冷却水W内に落下して冷却・
固化されて冷却水W内を落下する。この落下する冷却・
固化されたスラグは検出腕9に衝突して検出腕9をたわ
ませ、検出腕9に曲げ振動が起こされる。これによって
各検出腕9の歪ゲージに抵抗変化が発生し、その出力信
号は動歪計13へ入力されて検出されると共に増幅さ
れ、図3に示すように動歪計13の信号は加算器14で
加算され、加算器14より出力される。従って、加算器
14においては、すべての検出腕9のたわみに基づく信
号を加算して得ることゝなり、加算器14の信号を監視
することによって、スラグホッパ3でのスラグの排出状
況を監視することができる。
【0013】複数の検出腕9は、前記のように上下に2
段をなして互いに等間隔をおいて8本ずつ設けられてお
り、かつ、上方の段をなす8本の検出腕9と下方の段を
なす8本の検出腕9が上方から見て互いにずれて位置し
ているので、スラグホッパ3内に落下してきたスラグを
洩れなく確率よく検出することができる。従って、本実
施例ではスラグホッパ3の全域に落下するスラグの状態
を的確に監視することができる。
【0014】また、各検出腕9は、スラグホッパ3の内
壁から中心部へ向って下向きに傾斜しているために、検
出腕9に衝突したスラグが検出腕9上に堆積することを
防止することができる。
【0015】前記実施例では、複数の検出腕9を上下2
段に配し各段には8本の検出腕9を設けているが、本発
明における検出腕の段数及び各段における検出腕の数は
これに限られるものではないことはいう迄もない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特許請
求の範囲記載の構成を具備しているのでスラグの排出性
を阻害することなくスラグの排出状況を的確に監視する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要図である。
【図2】図2(a)は同実施例の検出腕のスラグホッパ
への取り付け状態を示す説明図であり、図2(b)は図
2(a)のA−A矢視図である。
【図3】同実施例の動歪計と加算器の出力波形図であ
る。
【図4】従来の石炭ガス化設備のスラグ排出状況監視装
置の概要図である。
【符号の説明】
1 燃焼炉 2 スラグホール 3 スラグホッパ 4 火炉壁管 5 火炉下部管寄せ 6 バーナ 7 スラグホール監視テレビカメラ 8 モニターテレビ 9 検出器 10 リング 11 歪ゲージ 12 リード線 13 動歪計 14 加算器 S 溶融スラグ W 冷却水
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10J 3/72 H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼炉内で発生した溶融スラグを炉底に
    設けたスラグホールから炉外のスラグホッパ内の冷却水
    中に落下させて処理する炉設備において、一端を前記ス
    ラグホッパ内壁に固定しスラグホッパの中心部方向へ下
    向きに傾斜させて設けた複数の検出腕と、各検出腕に取
    り付けられた歪ゲージと、同歪ゲージの出力信号を検出
    する動歪計と、同動歪計によって検出した各歪ゲージの
    出力信号を加算する加算手段とを有することを特徴とす
    る炉設備のスラグ排出状況監視装置。
JP26710394A 1994-10-31 1994-10-31 炉設備のスラグ排出状況監視装置 Withdrawn JPH08127782A (ja)

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JPH08127782A true JPH08127782A (ja) 1996-05-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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