JPH06170338A - 揺動選別装置の穀粒分配装置 - Google Patents

揺動選別装置の穀粒分配装置

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JPH06170338A
JPH06170338A JP32307992A JP32307992A JPH06170338A JP H06170338 A JPH06170338 A JP H06170338A JP 32307992 A JP32307992 A JP 32307992A JP 32307992 A JP32307992 A JP 32307992A JP H06170338 A JPH06170338 A JP H06170338A
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JP
Japan
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rice
rocking
distribution
sorting
swing
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Pending
Application number
JP32307992A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Mori
森  英二
Kosaku Maeda
耕作 前田
Yuzumi Okada
柚実 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、多段の揺動選別板への穀粒の分配
を円滑にする。 【構成】縦方向及び横方向の2面ともに傾斜している揺
動選別板16,16,…を、横方向の斜め上下に往復動
を与えて混合粒を選別する多段の揺動選別装置であつ
て、揺動選別板16,16,…における供給側16aの
揺上側16cの端部あるいは揺下側16dの端部に略鉛
直方向に沿った供給口16e,16e,…群を夫れ夫れ
設け、揺動選別板16,16,…の供給側16a端部上
方には揺動選別板16の横方向に穀粒を搬送する分配樋
17を配置し、この分配樋17の終端側に各揺動選別板
16,16,…に対応する区分された分配流路36,3
6,…の構成されている分配ケ−ス18を接続した構成
である。[効果」分配ケ−ス18の分配流路36,3
6,…の傾斜角度を急にし、且つ、流路の幅を広くする
ことができて、揺動選別板16,16,…への穀粒の供
給を円滑化し、揺動選別装置の選別能率を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、揺動選別装置の穀粒
分配装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縦方向の一方の高い供給側から他方の低
い排出側に穀粒を流動させつつ、横方向の高い揺上側か
ら低い揺下側にも傾斜している揺動選別板を、横方向の
斜め上下に往復動し、混合粒を選別する多段の揺動選別
装置がある。そして、多段の揺動選別板における縦方向
の供給側の揺上側端部あるいは揺下側端部に、縦方向に
沿って供給口群を夫れ夫れ設けるにあたり、揺動選別板
の縦方向の供給側端部には、揺動選別板の板面から起立
した供給側・側壁が設けられていて、図4の仮想線で示
すように供給側・側壁を重ねて多段に構成し、揺動選別
板の揺下側・側壁あるいは揺上側・側壁における供給側
端部に供給口を設けると、これらの供給口群は、鉛直方
向に対して下方ほど供給側になる傾斜線上に配置される
ことになり、このような揺動選別板群の上方には揺動選
別板の横方向に穀粒を搬送する分配樋を配置し、この分
配樋の終端側に揺動選別板群の各供給口に対応区分され
た分配流路の構成されている分配ケ−スを接続した構成
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
にあつては、図4に示すように、揺動選別板群の揺下側
・側壁あるいは揺上側・側壁における供給側端部に供給
口を設けると、これらの供給口群は、鉛直方向に対して
下方ほど供給側(図4で左側)になる傾斜線上に配置さ
れることになり、揺動選別板群の上方には揺動選別板の
横方向に穀粒を搬送する分配樋を配置し、この分配樋の
終端側に揺動選別板群の供給口に対応区分された分配流
路の構成されている分配ケ−スを接続して、揺動選別板
群に穀粒を供給する構成であると、分配ケ−スの分配流
路群の傾斜角度が緩くなると共に、流路の幅が狭くな
り、穀粒の供給量が制限されて、揺動選別板での選別能
率が向上しないという欠点があつた。そこで、この発明
は、揺動選別板群の多段載置及び供給口群の配置を特殊
に構成することにより、従来装置の欠点を解消し、分配
樋,分配ケ−スでの穀粒の流下供給を円滑化し、揺動選
別装置の選別能率を向上させようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、高い供給側16aから
低い排出側16bへの縦方向及び高い揺上側16cから
低い揺下側16dの横方向の2面ともに傾斜している揺
動選別板16,16,…を、横方向の斜め上下に往復動
を与えて混合粒を選別する多段の揺動選別装置であつ
て、揺動選別板16,16,…における供給側16aの
揺上側16cの端部あるいは揺下側16dの端部に略鉛
直方向に沿った供給口16e,16e,…群を夫れ夫れ
設け、揺動選別板16,16,…の供給側16a端部上
方には揺動選別板16,16,…の横方向に穀粒を搬送
する分配樋17を配置し、この分配樋17の終端側に各
揺動選別板16,16,…に対応する区分された分配流
路36,36,…の構成されている分配ケ−ス18を接
続したことを特徴とする揺動選別装置の穀粒分配装置の
構成としたものである。
【0005】
【作用】揺動選別板16,16,…の供給側16a端部
の上方に設けられている分配樋17で、揺動選別板1
6,16,…の横方向に穀粒が搬送されて、分配樋17
の終端側から分配ケ−ス18の分配流路36,36,…
を経て各揺動選別板16,16,…に供給される。この
際に、分配ケ−ス18の傾斜角度が急で且つ幅の広い分
配流路36,36,…を経て、各揺動選別板16,1
6,…の供給側16a端部に構成されている略鉛直方向
に沿った供給口16e,16e,…群から揺動選別板1
6,16,…に供給される。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1及び図4に示す実施例の構成につ
いて説明する。この籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部
A,籾摺部Aからの摺落米を風選する摺落米風選部B,
摺落米風選部Bでの風選後の混合米を籾・玄米に分離選
別する揺動選別型の混合米選別部C,穀粒を揚穀搬送す
る揚穀搬送部Dにより構成されている。そして、籾摺部
Aを機体の前上部に、また、摺落米風選部Bを機体の前
下部に配置すると共に、摺落米風選部Bの吸引排塵機1
を籾摺部Aの前方に配置し、籾摺部A及び摺落米風選部
Bの一横側部に揚穀搬送部Dの混合米揚穀機2を配置
し、機体後部には混合米選別部Cを配置し、機体混合米
選別部Cの後方には、揚穀搬送部Dの玄米揚穀機3を配
置する構成である。
【0007】籾摺部Aは、籾ホッパ4,籾摺ロール5,
5,拡散板の内装されている籾摺室6等で構成されてい
る。次に、摺落米風選部Bについて説明すると、上方の
籾摺室6から摺落米が流下して、摺落米風選箱体7にお
ける摺落米風選路8の後部の選別始端側に供給され、終
端側ほど高位に位置するように斜設された摺落米風選路
8で摺落米は風選される構成である。この摺落米風選路
8の始端側下方には、選別された籾・玄米の摺落米を受
ける摺落米受樋9が設けられおり、また、終端側下方に
は、粃米を受ける粃受樋10が設けられている。摺落米
風選路8を始端側から終端側へ流れた選別風は、吸引排
塵機1,排塵筒11を経て機外へ排出される構成であ
る。粃受樋10に落下選別された粃は、粃揚穀機12,
籾揚穀機27を経て籾ホッパ4に還元され、また、摺落
米受樋9に落下選別された摺落米は、摺落米ラセン13
で横一側方に搬送されて混合米揚穀機2の下部に流入
し、混合米揚穀機2で揚穀されて混合米ホッパ14に供
給される。
【0008】次に、揺動選別装置15で構成されている
混合米選別部Cについて説明する。多段の揺動選別板1
6,16,…は、高位の供給側16aから低位の排出側
16bである縦方向(図1の紙面に直交する方向)に穀
粒が流動する構成とし、また、縦方向に直交する選別方
向である横方向の一側の揺上側16cを高く揺下側16
dを低くして傾斜した構成として、横方向を機体の前後
方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で、揺動アーム
で横方向に斜上下の往復動をする構成である。混合米ホ
ッパ14内の混合米は、分配樋17,分配ケース18を
経て、揺動選別板16,16,…の縦方向の高い供給側
16aで、且つ、横方向の低い揺下側16dに構成され
ている供給口16e,16e,…から、揺動選別板1
6,16,…に供給される構成である。揺動選別板1
6,16,…の縦方向の排出側16bには、玄米仕切板
19及び籾仕切板20が設けられていて、揺動選別板1
6,16,…の横方向揺上側16cの玄米分布流域,横
方向中間部の混合米分布流域及び横方向揺下側16dの
籾分布流域に分布した穀粒が、夫れ夫れ玄米仕切板19
及び籾仕切板20で、玄米,混合米及び籾に仕切られる
構成である。このようにして仕切られた玄米は、玄米受
樋21に流下し、玄米流路22を経て、後方の玄米揚穀
機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚穀されて、機体
後部から機外に取り出されるものである。また、玄米仕
切板19と籾仕切板20とで仕切られた混合米は、混合
米受樋23,混合米流路24を経て混合米小米選別搬送
装置29(ラセン翼30,ラセン軸31,小米選別網受
樋33で構成されていて、モ−タ32で駆動される。)
に流入し、小米選別搬送装置29で小米・青米を選別除
去しながら摺落米受樋9へ搬送され、次いで、摺落米受
樋9の摺落米移送ラセン13で横搬送されて、混合米揚
穀機2の下部に流入して揚穀され、混合米ホッパ14,
分配樋17,分配ケース18を経て、揺動選別板16,
16,…に供給されて再選別されるものである。また、
籾仕切板20で仕切られた籾は、籾受樋25から籾流路
26を経て籾揚穀機27に流入し、籾揚穀機27で揚穀
されて、籾還元流路28を経由して籾摺部Aに還元さ
れ、再度の籾摺がされる構成である。
【0009】次に、図4に基づき、分配樋17,分配ケ
−ス18を経て揺動選別板16,16,…の供給口16
e,16e,…への穀粒供給部分について説明する。揺
動選別板16,16,…を多段に積み重ねるにあたり、
図4に示すように、隣接する上側の揺動選別板16に対
して、下側の揺動選別板16を縦方向排出側16dに少
しずらして、供給側16aの起立した側壁35,35を
ずらした構成とし、これに対応して揺動選別板16,1
6,…は同形状であるので、縦方向の排出側16c端部
は、下側の揺動選別板16ほど排出側16dにずらせた
状態で載置される構成である。このような揺動選別板1
6,16,…の縦方向の供給側16a端部における揺下
側16d端部には、供給口16e,16e,…を揺動選
別板16,16,…の供給側16a端部と同様にずらせ
た状態で夫れ夫れ設けている(なお、供給口16e,1
6e,…を供給側16aの揺上側16c端部に設けても
よい。)。この揺動選別板16,16,…の上下方向の
供給口16e,16e,…に、分配樋17から分配ケ−
ス18を経て穀粒を供給するにあたり、図4に示すよう
に、揺動選別板16,16,…の縦方向の供給側16a
の上方に分配樋17を配置し、分配樋17の終端側に移
送された穀粒は、各揺動選別板16,16,…に対応す
る区分された分配流路36,36,…に流入して、各揺
動選別板16,16,…に穀粒が供給される構成であ
る。このように構成されているので、図4の仮想線で示
すように揺動選別板16,16,…の供給側16aの略
直角に起立した側壁35,35…をそろえる状態でただ
単に上下に積み重ねた従来装置では、分配ケ−ス18の
分配流路36,36,…の傾斜度が緩く且つ幅が狭くな
り、穀粒が円滑に供給されないという問題点があつた
が、この実施例では従来装置に対して、分配ケ−ス18
の分配流路36,36,…の傾斜度を急にし且つ幅を広
くとることができて、穀粒の供給を円滑にできる。
【0010】次に、図5及び図6に基づいて、混合米ホ
ッパ14と分配樋17との関係について説明する。混合
米揚穀機2の投出口部2aに張力の調節自在な左右のば
ね39,39で、混合米ホッパ14が吊り下げ支持され
ていて、混合米ホッパ14の流出口には、供給調節弁4
0が開閉自在に軸支されていて、調節モ−タ41が正転
あるいは逆転すると、伝動歯車42,42を介して供給
調節弁40が開閉調節される。調節モ−タ41の取付位
置について更に具体的に説明すると、混合米ホッパ14
の下部は、前・後傾斜板14a,14bで中間部に穀粒
が流動すると共に、右傾斜板14cは急傾斜とし、左傾
斜板14dは緩傾斜として、穀粒を混合米ホッパ14の
右側下部に案内する構成とし、この左傾斜板14dの下
方の空間部43に調節モ−タ41を配置することによ
り、混合米ホッパ14に穀粒が供給された状態で、重心
が平面から見て混合米ホッパ14における前後方向及び
左右方向の中間部に位置する状態とし、ばね39,39
に支持されている混合米ホッパ14の上下動の円滑化を
図っている。
【0011】次に、混合米ホッパ14から分配樋17へ
の穀粒の供給状態について説明する。混合米ホッパ14
の下部は、前・後傾斜板14a,14b及び左・右傾斜
板14c,14dの下部には、流下口44が構成されて
いて、この流下口44の左右方向の中心と、分配樋17
の移送方向に直交する左右方向の中心線とを一致させる
と共に、分配樋17の穀粒落下部分に凸状の均等分配装
置45を設けるにあたり、凸状の均等分配装置45の中
心を左右方向の緩傾斜の左傾斜板14dとは反対側に偏
位させた、穀粒の多量供給部46に対応配置した構成で
ある。このように構成されているので、図7に示すよう
に、均等分配装置45を設けていない従来装置では、混
合米ホッパ14内の穀粒が緩傾斜の右傾斜板14dに沿
って流下する関係で、分配樋17の中心から偏位した左
側に多く供給されて左右方向の供給の均等化が図られな
いという欠点があつたが、この実施例のものにあつて
は、混合米ホッパ14の多量供給部分46に対応して、
分配樋17の中心から左右方向に偏位した均等分配装置
45が設けられているので、多量に供給された穀粒が均
等分配部位装置45に落下して均分化され、ひいては揺
動選別板16,16,…への供給が均等化され、従来装
置の欠点を解消できる。
【0012】なお、この実施例に代えて、次のような構
成としてもよい。図8(1)に示すように、混合米ホッ
パ14の流下口44の左右方向の中心と、分配樋17の
移送方向に直交する左右方向の中心線とを一致させず
に、混合米ホッパ14の左右方向の中心線を緩傾斜の右
傾斜板14d側にずらせて、混合米ホッパ14の多量供
給部46と分配樋17の左右方向の中心線とを略一致さ
せた構成として均等化を図かったり、あるいは、図8
(2)に示すように、混合米ホッパ14の緩傾斜の右傾
斜板14d上を流下する穀粒に対して、流下速度を緩め
る速度制限装置47を設けたり、あるいは、混合米ホッ
パ14の緩傾斜の右傾斜板14d上を流下する穀粒の流
下方向を縦方向に変換する縦方向変更装置48を設ける
構成としても、同様の効果が期待できる。
【0013】次に、図9及び図10に基づいて、籾摺ロ
−ル5,5の取付装置について説明する。籾摺ロ−ル軸
49には、同一円周上に所定間隔をあけて係止用孔5
0,50,…のあるフランジ51が取り付けられてい
て、このフランジ51の中心部軸方向の横外側面には、
円形凸部52が構成されている。籾摺ロ−ル5は、円筒
部5aの外周部に固着したゴムロ−ル部5b,内周側に
取付用孔5eの形成されている取付板5cで構成されて
いて、この取付板5cの取付用孔5dとフランジ51側
の円形凸部52とが嵌合位置決めされて、籾摺ロール5
がフランジ51にセットできる構成である。このフラン
ジ51側の係止孔50,50,…及び取付板5cの固定
用孔5e,5e…には、固定用棒53が着脱自在に嵌合
できる構成で、この固定用棒53の外側部分にセット筒
54の孔部が着脱自在に嵌合できて、フランジ51とセ
ット筒54とで籾摺ロ−ル5の取付板5cを圧着支持す
る状態となり、籾摺ロ−ル5が籾摺ロ−ル軸49にセッ
トされる構成である。
【0014】セット筒54の孔部に対して直交する方向
で、且つ、籾摺ロ−ル5の放射方向に沿った支持孔56
に、セット爪55が長手方向に移動自在に嵌合装着され
ると共に、スプリング57でセット爪55は内周側に押
圧されている。58は、スプリング57の脱落防止用の
支持体で、この支持体58には作動ア−ム59がピン6
0で軸支されていて、その作動ア−ム59の内端側は、
セット爪55の溝部6に係合していて、作動ア−ム59
をピン60を中心として往復回動すると、セット爪55
が長手方向に往復動して、セット爪55の先端部が固定
用棒53の溝部53aに係合したり離脱したりする構成
である。この作動ア−ム59の先端部にウエイト62を
一体的に構成し、籾摺ロ−ル5の回転状態では、ウエイ
ト62及びスプリング57の作用で、セット爪55の先
端が固定用棒53の溝部53aに押圧係止されて、籾摺
ロ−ル5の軸方向への移動が阻止され固定される構成で
ある。このような固定装置が3組で籾摺ロール5を固定
する構成である。
【0015】籾摺ロ−ル5を籾摺ロ−ル軸49に取り付
ける場合には、籾摺ロ−ル軸49側のフランジ51の円
形凸部52に、籾摺ロ−ル5側の取付板5cの取付用孔
5dを合致させ、次いで、固定用棒53と取付板5cの
固定用孔5e,5e,…とを合致させて、作動ア−ム5
9を内周側に移動して、セット爪55をセット筒54内
に引っ込め、セット筒54の孔部を固定用棒53に挿入
し、籾摺ロ−ル5を内側へ押し込み、作動ア−ム59か
ら手を離す。すると、スプリング57によりセット爪5
5が内周側に移動し、セット爪55の先端部が固定用棒
53の溝部53aに係止され、籾摺ロ−ル5が特別の工
具を使用しないでセットできる。この状態で籾摺ロ−ル
5が回転すると、スプリング57の押圧力及び作動ア−
ム59のウエイト62の遠心力で、セット爪55が強力
に溝部53aに押圧され、籾摺ロ−ル5の軸方向への移
動が阻止され、強固に固定される。
【0016】次に、図1乃至図4に示す実施例の作用に
ついて説明する。籾摺選別機で籾摺選別作業をする場合
には、機体の回転各部を駆動し、籾ホッパ4に籾を供給
し、籾摺部Aの籾供給調節弁(図示省略)を開ける。す
ると、籾が籾摺ロール5,5に供給され、互いに反対方
向に回転している籾摺ロール5,5で籾摺され、拡散板
で拡散された摺落米は下方の摺落米風選路8に供給さ
れ、摺落米風選路8を流れている選別風により選別さ
れ、軽い籾殻は摺落米風選路8の終端側に流れて、吸引
排塵機1及び排塵筒11を経て機外に排出され、また、
比較的軽い粃は粃受樋10に落下選別され、また、重い
籾・玄米の混合米は摺落米受樋9に落下選別される。つ
いで、摺落米受樋9に落下選別された摺落米は、摺落米
ラセン13で一横側方に搬送され、混合米揚穀機2の下
部に流入・揚穀されて、混合米ホッパ14に供給され、
次いで、分配樋17及び分配ケース18を経由して、揺
動選別板16,16,…に供給される。
【0017】このようにして、揺動選別板16,16,
…に供給された混合米は、揺動アームの横方向斜上下の
往復揺動により、粒形の大小,比重の大小あるいは摩擦
抵抗の差異等により選別されて、横方向の揺上側である
玄米分布流域に偏流分布した玄米は、玄米仕切板19で
仕切られて取り出されて、玄米受樋21,玄米流路22
を経て玄米揚穀機3の下部に流入し、玄米揚穀機3で揚
穀されて機外に取り出される。また、揺動選別板16,
16,…の横方向中間部である混合米分布流域に偏流分
布した混合米は、玄米仕切板19と籾仕切板20とで仕
切られて取り出され、次いで混合米は混合米受樋23,
混合米流路24を経て混合米小米選別搬送装置29に流
入し、混合米小米選別搬送装置29で小米・青米が除去
された後に摺落米受樋9を経て混合米揚穀機2の下部に
流入して揚穀され、更に、混合米ホッパ14,分配樋1
7,分配ケース18を経て、揺動選別板16,16,…
に供給されて再選別される。また、揺動選別板16,1
6,…の横方向揺下側の籾分布流域に偏流分布した籾
は、籾仕切板20で仕切られて取り出され、籾受樋2
5,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部Aに揚穀還
元されて、再度籾摺される。
【0018】
【発明の効果】この発明は、上述のように構成されてい
るので、このように構成されているので、従来装置に比
較して、分配ケ−ス18の分配流路36,36,…の傾
斜角度を急にし、且つ、流路の幅を広くすることができ
て、揺動選別板16,16,…への穀粒の供給を円滑化
し、揺動選別装置の選別能率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断側面図
【図2】正面図
【図3】平面図
【図4】側断面図及び平面図
【図5】正面図及び側面図
【図6】切断正面図及び斜視図
【図7】従来装置を示す切断正面図
【図8】切断正面図
【図9】切断側面図及び正面図
【図10】正面図及び斜視図
【符号の説明】
A 籾摺部 B 摺落米風選部 C 混合米選別部 D 揚穀搬送部 1 吸引排塵機 2 混合米揚穀機 3 玄米揚穀機 4 籾ホッパ 5 籾摺ロール 6 籾摺室 7 摺落米風選箱体 8 摺落米風選路 9 摺落米受樋 10 粃受樋 11 排塵筒 12 粃揚穀機 13 摺落米ラセン 14 混合米ホッパ 15 揺動選別装置 16 揺動選別板 16a 供給側 16b 排出側 16c 揺上側 16d 揺下側 16e 供給口 17 分配樋 18 分配ケース 19 玄米仕切板 20 籾仕切板 21 玄米受樋 22 玄米流路 23 混合米受樋 24 混合米流路 25 籾受樋 26 籾流路 27 籾揚穀機 28 籾還元流路 29 混合米小米選別搬送装置 30 ラセン翼 31 ラセン軸 32 モ−タ 33 小米選別網受樋 35 側壁 36 分配流路 39 ばね 40 供給調節弁 41 調節モ−タ 42 伝動歯車 43 空間部 44 流下口 45 均等分配装置 46 多量供給部 47 速度制限装置 48 縦方向変更装置 49 籾摺ロール軸 50 係止孔 51 フランジ 52 円形凸部 53 固定用棒 54 セット筒 55 セット爪 56 支持孔 57 スプリング 58 支持体 59 作動アーム 60 ピン 61 溝部 62 ウエイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い供給側16aから低い排出側16b
    への縦方向及び高い揺上側16cから低い揺下側16d
    の横方向の2面ともに傾斜している揺動選別板16,1
    6,…を、横方向の斜め上下に往復動を与えて混合粒を
    選別する多段の揺動選別装置であつて、揺動選別板1
    6,16,…における供給側16aの揺上側16cの端
    部あるいは揺下側16dの端部に略鉛直方向に沿った供
    給口16e,16e,…群を夫れ夫れ設け、揺動選別板
    16,16,…の供給側16a端部上方には揺動選別板
    16,16,…の横方向に穀粒を搬送する分配樋17を
    配置し、この分配樋17の終端側に各揺動選別板16,
    16,…に対応する区分された分配流路36,36,…
    の構成されている分配ケ−ス18を接続したことを特徴
    とする揺動選別装置の穀粒分配装置。
JP32307992A 1992-12-02 1992-12-02 揺動選別装置の穀粒分配装置 Pending JPH06170338A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103002995A (zh) * 2010-05-20 2013-03-27 奥普提络公司 用于泥浆振动筛的进料通道

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103002995A (zh) * 2010-05-20 2013-03-27 奥普提络公司 用于泥浆振动筛的进料通道
CN103002995B (zh) * 2010-05-20 2015-07-29 奥普提络公司 用于泥浆振动筛的进料通道

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